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ちょっと気楽にJ.S.バッハ作品を

 腕の完治まであと少し。動きも大分楽になってきました。以前までは鍵盤を押すと痛みを感じた3つの音の和音も、楽に出せるようになってきました。異常が出るまで・手術する前の状態に戻るのはまだ先になりそうですが、このまま治って、ピアノもまた楽しめたらいいなと思っています。

 さて、以前書いたグルリット「小さなロマンス」、轟千尋「おつきさまのはなし」をのんびりと弾いていますが、もう1曲増やしてみました。J.S.バッハ「メヌエット」ト長調BWV822-7(「組曲 ト短調」より).全音の「バッハ ピアノ小品集」という楽譜に入っていました。さらに、エッシェンバッハのブルグミュラー25CDにも収録されていて、気になっていた作品です。演奏時間1分程度のとても可愛らしい作品です。

バッハ ピアノ小品集 解説付

全音楽譜出版社





 楽譜もシンプルですが、右手のメロディーと左手の伴奏が呼応している。さらに、スラー、ノンスラー、スタッカートなどのバロック作品特有のタッチも弾き分けないと、平坦な演奏になってしまう。簡単そうに見えて、弾いてみるとスラーなどであれ?と思うところが多々。さらに、久々にバロック作品(ピアノそのものも)を弾いたため、右と左の指の動きがギクシャク。右を動かそうとすると左が動かない。まさにピアノを始めたばかりの頃に戻ってしまったみたい。…これは厳しい。

 以前のようにとことん練習して、自分の演奏を客観的に聴いて…というのは、今はお休みすることにします。ロジカルなバッハ作品も、誰かに演奏されることを想定して書かれた作品。一般家庭にピアノが普及するのはもう少し後の時代だけれども、バッハの時代も貴族たちがミニコンサートを開いたりして音楽を楽しんでいた。勿論、フーガや対位法のことも理解して演奏する必要があるのだろうけど、今は置いておいて、音楽そのものを、演奏そのものを楽しんでみようと思う。しかも、あえてバッハ作品で。どうなるだろう?

 このト長調のメヌエットの前には、ト短調のメヌエット822-5,822-6があるのですが、この2曲は左右の旋律が入れ替わっている不思議な曲。面白いな。さらに、この「バッハ ピアノ小品集」には「6つの小さなプレリュード」も収録。もう少しバロックの感覚がつかめたら、こっちも奏でてみたい作品があるのでやってみようかな。

 ロマン派…主にグルリットからも新しい曲を選びたいのですが、まずはバッハから。

・過去関連記事:月が語る物語とは? 十五夜・満月と「おつきさまのはなし」
by halca-kaukana057 | 2010-10-08 23:14 | 奏でること・うたうこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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