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自分の”型”の外へ出よう

 先日、職場で後輩が新しい趣味を見つけたいと話していた。「なにか、面白いことはないですか?」と。私と上司で色々と提案してみる。後輩は答えを見つけられなかったようだが、その時感じたことがある。

 「何か面白いことはないかなぁ?」「面白いことがしたいなぁ」と、私もよく思う。例えば、図書館や本屋であてもなく本棚を眺めてみたり、思いつくキーワードでネット検索してみたり。音楽でも、好き・苦手・知らない関係なしにとにかくラジオで聴いて、気になった作品をCDでじっくり聴いてみたり。とにかく、少しでも興味を持ったら読んでみる・やってみる。そんな姿勢でいたいなといつも思っている。

 でも、後輩と話している間、それまで知らなかった”面白いこと”も、結局は自分の思考、趣味嗜好の”型”…考え方や価値観、クセのようなものの中にとどまっているのではないかと思った。読書にしても、これまで読んだことのない作家の本を読んだとしても、それはそれまでの自分の”好きなもの”の傾向に何かしら当てはまるかもしれない。第一、読書そのものが、私の”好きなもの”であり、その”型”の中に収まっている。例えば、アウトドアスポーツなら今まで全く手を出したことがない。そんな全く手を出したことのない分野に挑戦するのは、勇気も要るし、まったくの初歩者なので新しいことを一から始めることになる。全く手を出したことのない分野に興味を持つことは、何か大きなきっかけがないと持てないとも感じる。実際、例に挙げてはみたが、アウトドアスポーツを実際に何かやってみようとは思わない。無理に「興味を持て」と言う(自分自身に対して)のは、無理がある。

 自分の”型”の外にある分野に興味を持って、実際にやってみるのは難しい。興味を持つことさえ難しいと言えるだろう。でも、ちょっとしたきっかけで興味を持ったなら、勇気を出して手を出してみたい。全くの初歩から始めることには、きっとこれまで経験したことのない何かがあるはずだから。そして、それが、自分を更に成長させてくれる、視野が広げてくれると思う。

 時々、自分の中に何か新しい要素を入れたいと思う。自分の心を風通しをよくしたい、と。自分が何に興味を持っているかに敏感になりたいと思う。
by halca-kaukana057 | 2010-10-14 21:30 | 日常/考えたこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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