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何度目かの再開・ここがスタートライン

 新しい年を迎えたので、昨年の反省をしつつ今年の目標を色々と考えていました。ピアノに関する目標を考えていたのですが…昨年はあまりピアノに触れることすら出来なかったので、反省のしようがなかった。では一昨年はどうだ?と思ったら、路頭に迷っていた。…ここ数年の私のピアノを取り巻く状況は最悪だったようだ。

 ということで、反省のしようもないのなら、また一からスタートするしかない。今年は、またスタートラインに立ち、新たなスタートをきろうと思う。腕の故障で失った時間、積み重ねてきた練習を取り戻すよりも、もう一度、これが何度目かわからないがまっさらな気持ちと頭で、鍵盤と楽譜に向かいたい。

 今年に入ってから練習してみて、左手が全然動かないことに愕然としたので、まずは右もだが「特に左手を動くようにする」。今、練習前にハノンをやると、左が本当にきつい。特に薬指・小指に無駄な力が入って動かなくなる。これをどうにかしないと。今の状態だと、ブルクミュラー25「アラベスク」は絶対に弾けないと思う…。

 それから、「楽譜から多くのことを読めるようにする」。じっくりと読譜をできるようになりたい。これまで、楽譜が苦手と言ってきたが、そろそろ克服したい。楽譜が読めない以上、演奏できない。演奏を続けられない。ただ読むのではなく、例えば文章を読むように、文のつながり、句読点、語彙や漢字などの違いで何を表現したいのか、書き手は何を言いたいのか…このようなことを楽譜から読み取っていきたい。自分で演奏するためにCDを聴くのはあくまで参考程度に出来るように。

 あと、その楽譜から読み取ったことを実際に演奏する上で、「ひとつひとつの音に色・情感をつける」。楽曲全体や、楽曲の流れ・部分に色や情感をつけることは考えても、ひとつひとつの音につけることはこれまでしてこなかったと思う。同じ音でも、楽譜を読むことで違った意味に取れるかもしれない。そうなると、違った音としての表現が求められる。ひとつひとつの音に、それぞれの色・情感をつけることは、ひとつひとつの音を大事にして、それらの音からひとつの楽曲が出来ているんだ、無駄な音などひとつもない、という考えに繋がるのかな。


 これらを踏まえて、取り組む楽曲

・クーラウ:ソナチネ4番 ハ長調 op.55-1
ソナチネ5番 ト長調 op.55-2
・シベリウス:「5つの小品(樹の組曲)」op.75 より第5曲「樅の木」
・シューマン:未定だが1曲

 ソナチネアルバムは4番と5番。5番までは進みたいなぁ。現在4番1楽章を練習していますが、トリルのような左手伴奏に苦戦。しかも和音だ。今の左手の状況だと辛い…。
 シベリウス「樅の木」は何度目の宣言だろう。今年こそ、今年こそ取り組みたい。昨年のブランクを経て久々に楽譜に向き合い、冒頭のアルペジオの嵐と第1主題を練習しているのですが、不思議なことに楽譜をサクサクと読める。ブランクがあっても、頭に残っているということか。不思議なものです。

 あと、6月7日までシューマン生誕200年記念年を延長したので、その間にシューマン作品に何かひとつ取り組みたい。候補はあるのですが、検討中。シューマンの楽譜って何でこんなに難しい・ややこしいんだ!!(褒め言葉ですw)シューマン作品の楽譜を読み込むことは、読譜のいい訓練課題になるかもしれない…。

 もし出来るなら、J.S.バッハ他バロック作品にも取り組んでみたいのですが、余裕があれば。

 今年は、私にとって何度目かのピアノ再開となります。でも、「取り戻す」のではなく、これまでとは違う方向性(=演奏での可能性)を見出しても構わない。新しいスタートラインから、また始めます。

 まだ「音を出しているだけ」の程度ですが、久々にピアノ・楽譜に向かっていると、頭が冴えてきます。楽しいです。私にとって、ピアノは欠かせないものなんだなと感じています。
by halca-kaukana057 | 2011-01-05 22:34 | 奏でること・うたうこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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