2011年 12月 07日
2011.12.10皆既月食・準備編 今度こそ赤銅色の月を観たい!
今週10日土曜の夜から、日付が変わって11日日曜の深夜にかけて、皆既月食があります。はい、この日を楽しみにしてきました。前回の皆既月食は、昨年12月21日(今年の6月にもありましたが、私の地域では観られませんでした)。しかし、空一面雲に覆われ、皆既が終わった後の部分月食しか観られませんでした…。
あれから約1年。再び、皆既月食を観るチャンスがやってきました。しかも今回は、満月が欠け始め、皆既になり、再び満月に戻る過程を全て、日本全国で観測出来るという最高の条件。皆既食の始まりが23:05と夜遅いので、小さいお子さんには厳しいです。でも、土曜日から日曜日にかけてなので、この日だけは夜更かししてもいいかな?
月食は、太陽-地球-月が一直線に並び、太陽の光が地球に遮られ、その地球の影が月に映り、月が暗くなります。今回は、地球の影に月がすっぽりと隠れてしまうので、皆既月食。太陽の光は地球で全部遮られてしまうわけではなく、地球の大気がレンズのような役割をして、太陽光は屈折して進み、月に届きます。この光の中の赤い光だけが月を照らすので、皆既月食の月は「赤銅色」、赤黒く観えます(ようやく自分でもちゃんと理解して説明できるようになりました)。ただ、地球の大気の中のチリの多さなどで、その色は微妙に変化します。皆既月食ごとに、色は異なります。大規模な火山の噴火があった後は、より暗めに観えます。さて、今回の皆既月食の月は、どんな「赤銅色」でしょう?自分の眼で、確かめましょう!
月食の観察は、肉眼でOK.皆既中、月は南の空高く昇っています。月はおうし座にあり、オリオン座やおおいぬ座のシリウス、ふたご座など煌びやかな冬の星座たちと皆既月食の共演が観られます。素晴らしい!双眼鏡や天体望遠鏡があれば、勿論OK。じっくり観測してみましょう。カメラで撮影もOK.普通のコンパクトデジカメでも、三脚で固定して夜景モードで撮影するといいと思います。しかし、深夜なので安全には十分注意してください!!あと、寒さ対策も忘れずに。寒いです。
国立天文台がキャンペーンサイトを開設していますが、そこで観察用記録用紙をダウンロードできます。食のはじまりから皆既、終わりまで、これを使うとわかりやすく記録できます。これは便利。あと、月食を観たら報告するページもあるので、是非報告を。携帯からも報告できます。
◇国立天文台:12月10日夜、皆既月食を観察しよう
↑皆既月食の基礎知識、観察方法もあります。
◇アストロアーツ:【特集】2011年12月10日 皆既月食
↑アストロアーツさんもがんばります。
さて、今度こそ、赤銅色の月を観たい、観察したいです!月食の過程の全てを観察できるのも魅力です。楽しみです。
しかし、私の地域は、曇り雪の予報。この季節はいつもこうなるんだ…。吹雪の晴れ間から、赤銅色の月が見えたらいいなぁ…!
【追記】
上記の国立天文台、アストロアーツだけでなく、JAXA宇宙教育センターも皆既月食特設サイトを作っていました。観察のポイントを解説したテキスト教材や、小学生向けの月食スケッチ用紙もダウンロードできます。勿論、大人が使ってもOK.絵で記録は楽しそうです。画像を撮影して、投稿も募っています。画像を撮影できたら、是非投稿してみてください!
◇JAXA宇宙教育センター:2011年12月10日 「みんなで皆既月食を観察しよう」キャンペーン
◇JAXA 宇宙情報センター:こども宇宙ニュース 12月10日は皆既月食 「赤い月」を見よう
↑皆既月食の仕組みを解説しています。
【去年の皆既月食記事】
・12.21皆既月食 赤銅色の満月を観よう 準備編
・12.21皆既月食を観よう ~そんな天気で大丈夫か?
↑当日編。空は雲に覆われ、でも木星は見えていた。しかし、皆既中の月は見えず。皆既中の月は想像以上に暗い。雲で、そう実感しました。
あれから約1年。再び、皆既月食を観るチャンスがやってきました。しかも今回は、満月が欠け始め、皆既になり、再び満月に戻る過程を全て、日本全国で観測出来るという最高の条件。皆既食の始まりが23:05と夜遅いので、小さいお子さんには厳しいです。でも、土曜日から日曜日にかけてなので、この日だけは夜更かししてもいいかな?
月食は、太陽-地球-月が一直線に並び、太陽の光が地球に遮られ、その地球の影が月に映り、月が暗くなります。今回は、地球の影に月がすっぽりと隠れてしまうので、皆既月食。太陽の光は地球で全部遮られてしまうわけではなく、地球の大気がレンズのような役割をして、太陽光は屈折して進み、月に届きます。この光の中の赤い光だけが月を照らすので、皆既月食の月は「赤銅色」、赤黒く観えます(ようやく自分でもちゃんと理解して説明できるようになりました)。ただ、地球の大気の中のチリの多さなどで、その色は微妙に変化します。皆既月食ごとに、色は異なります。大規模な火山の噴火があった後は、より暗めに観えます。さて、今回の皆既月食の月は、どんな「赤銅色」でしょう?自分の眼で、確かめましょう!
月食の観察は、肉眼でOK.皆既中、月は南の空高く昇っています。月はおうし座にあり、オリオン座やおおいぬ座のシリウス、ふたご座など煌びやかな冬の星座たちと皆既月食の共演が観られます。素晴らしい!双眼鏡や天体望遠鏡があれば、勿論OK。じっくり観測してみましょう。カメラで撮影もOK.普通のコンパクトデジカメでも、三脚で固定して夜景モードで撮影するといいと思います。しかし、深夜なので安全には十分注意してください!!あと、寒さ対策も忘れずに。寒いです。
国立天文台がキャンペーンサイトを開設していますが、そこで観察用記録用紙をダウンロードできます。食のはじまりから皆既、終わりまで、これを使うとわかりやすく記録できます。これは便利。あと、月食を観たら報告するページもあるので、是非報告を。携帯からも報告できます。
◇国立天文台:12月10日夜、皆既月食を観察しよう
↑皆既月食の基礎知識、観察方法もあります。
◇アストロアーツ:【特集】2011年12月10日 皆既月食
↑アストロアーツさんもがんばります。
さて、今度こそ、赤銅色の月を観たい、観察したいです!月食の過程の全てを観察できるのも魅力です。楽しみです。
しかし、私の地域は、曇り雪の予報。この季節はいつもこうなるんだ…。吹雪の晴れ間から、赤銅色の月が見えたらいいなぁ…!
【追記】
上記の国立天文台、アストロアーツだけでなく、JAXA宇宙教育センターも皆既月食特設サイトを作っていました。観察のポイントを解説したテキスト教材や、小学生向けの月食スケッチ用紙もダウンロードできます。勿論、大人が使ってもOK.絵で記録は楽しそうです。画像を撮影して、投稿も募っています。画像を撮影できたら、是非投稿してみてください!
◇JAXA宇宙教育センター:2011年12月10日 「みんなで皆既月食を観察しよう」キャンペーン
◇JAXA 宇宙情報センター:こども宇宙ニュース 12月10日は皆既月食 「赤い月」を見よう
↑皆既月食の仕組みを解説しています。
【去年の皆既月食記事】
・12.21皆既月食 赤銅色の満月を観よう 準備編
・12.21皆既月食を観よう ~そんな天気で大丈夫か?
↑当日編。空は雲に覆われ、でも木星は見えていた。しかし、皆既中の月は見えず。皆既中の月は想像以上に暗い。雲で、そう実感しました。
by halca-kaukana057
| 2011-12-07 21:22
| 宇宙・天文