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苦境の中の一年

 まず、本日の母との会話を。いつものように「クインテット」を観ていた私。母も隣にやってきて観ていたのだが、母の何気ない一言から全ては始まった。

母:「このピアノの人(アキラさん)、女の人みたいだね。髪長くて」
私:「うーん。でもきれいだよ」
母:「でもさ、顔はあまりよくないよ。いい男じゃないよ」
私:「そうでもないよ」
母:「いや、これだったら金八先生の方がかっこいいよ
私:「え゛え゛ぇ!武田鉄也!? アキラさんのほうがかっこいいって!!」
母:「いや、武田鉄也のほうがかっこいいね」
私:「……。」

母:「ところでこの人形、何の動物なの?」
私:「えっ?」
母:「口とんがってるし、変な顔だし、キツネ?」
私:「人間だよ…」
母:「人間には見えない
私:「……………。」

 確かに、放送開始当初の頃は私も「なにこの可愛くないキャラクタ、ハッチポッチ返せ!」と思ったものだが、観続けているうちに可愛くなってきた。見慣れないとこの番組の良さはわからないのか?それにしても武田鉄也とアキラさんを比べるなぁ!


*****


 というくだらない話は置いておいて、ここからがメインエーベンツ。今日は私の誕生日なのです。昨日は、歳はとりたくないと思っていた。実際今日になってみて少し落ち着いたが、いつものような“嬉しさ”は無い。それよりも、重み、身の引き締まる感じを覚える。社会人として自立しているはずが、この状態だ。いや、年齢は関係ないのかもしれない。スタートが少し出遅れ、まわり道をしたただけで。

 この1年はは私にとって、ひどい年だったとしか言いようがない。しかし、悪いことばかりじゃなかった。全体的には暗いけれども、かすかに光は見える。前は見えなかった光が見えてきた。この苦境の中で見つけた、一生大切にしていきたいものが幾つもある。この暗闇に入らなければ見つけることは出来なかったであろうものが。

 物事簡単にうまくいくほうがおかしい。障害が無い方が不自然だ。そう考えてしまうのは、ひねくれてしまったせいかも知れない。でも、障害だらけでも生きていける。いつかきっと光は見えてくる。時々そんなの嘘だと思うこともあるけれども、それが本当の答えじゃない。苦境の中でも光はある。こっちが本当の答えだ。

 この一年は忘れられない年になったと思う。これからの1年は何が起こるか、不安の中に心地よいドキドキ感がある。苦境はまだしばらく続くと思う。でも大丈夫と言いたい。これまでも何とかやってこれたのだから。
by halca-kaukana057 | 2005-12-25 20:19 | 日常/考えたこと

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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