2012年 05月 21日
日食過ぎて、日が暮れたら…
金環日食・部分日食の一日も終わろうとしています。お祭り騒ぎのような一日でした。
テレビのニュースで、街角や学校で人々が太陽メガネを手に一斉に日食を見上げている様を観て、こんなにも大勢の人が観ていたのか!と驚くと同時に、こんなに大勢でなくてもいいから普段からもっと宙を見上げてみようよ、観てほしい、一緒に観たい…と思いました。また、たまたま隣り合った何人かの人が、日食メガネを貸し借りして観察している様も。いい光景だなと感じました。私が外で日食を観ていた時、ご近所さんも観てないかな、通学途中の子どもたちはいないかなとちょっとワクワクしていたのですが…誰もいなかった…。家族とは観ていたのですが、もっと多くの人と一緒に観たかったな、とも思いました。昨年の皆既月食の時も、ご近所さんの反応は皆無…寂しいなぁ…。
朝は欠けた太陽はいつもと同じように、西の空へ沈んでゆきます。日没後、そんな空を眺めていました。
宵の明星、金星。数ヶ月前は月や木星、プレアデス星団(すばる)などと共演し、とても明るかった金星も、今日はぽつんと、以前よりも暗めに輝いていました。この金星が、6月6日に太陽の前を通過します。
東の空には土星とスピカが。望遠鏡で土星を観る。土星とスピカは見分けがつきにくいのですが、今日はどちらが土星が大体わかりました。
中央の明るい2つの星の、どちらが土星でしょう?
答えは左上の星。右下のスピカよりも若干明るめ、そして黄色いのがポイント。スピカは白い色。
金環日食の輪も魅力的ですが、土星の輪も魅力的です。私の望遠鏡では小さめですが、はっきりと見えました。小さくてかわいくもある(実際はとても大きい惑星です)。数十分見惚れていました。
上の画像で、右端の4つの星が台形を形作っている。これが「からす座」です。星座物語では、ずる賢いけどドジなところもあり、憎めない。好きな星座のひとつです。スピカを目印にすると探しやすい。4つの星が帆の形に見えるので、日本では「帆かけ星」、イギリスでは「スパイカ(スピカ)のスパンカー(spanker:帆)」とも呼ばれています。
晴れていたら、土星とスピカ、そしてからす座。探して観てね。
普段の星空も、魅力がいっぱいだよ。
先日出た本なのですが、夜空を見あげるのが楽しくなる本が。
星にまつわる芸術文化・歴史・伝承・民俗の事典。この著者の出雲さんは、沢山の文献から、星の文化にまつわる話を徹底的に収集。そしてこの本になりました。すごい本です。ちょっと高めですが、一冊あると星を観るのがますます楽しくなる本です。ほしい、お金ためて買う。
テレビのニュースで、街角や学校で人々が太陽メガネを手に一斉に日食を見上げている様を観て、こんなにも大勢の人が観ていたのか!と驚くと同時に、こんなに大勢でなくてもいいから普段からもっと宙を見上げてみようよ、観てほしい、一緒に観たい…と思いました。また、たまたま隣り合った何人かの人が、日食メガネを貸し借りして観察している様も。いい光景だなと感じました。私が外で日食を観ていた時、ご近所さんも観てないかな、通学途中の子どもたちはいないかなとちょっとワクワクしていたのですが…誰もいなかった…。家族とは観ていたのですが、もっと多くの人と一緒に観たかったな、とも思いました。昨年の皆既月食の時も、ご近所さんの反応は皆無…寂しいなぁ…。
朝は欠けた太陽はいつもと同じように、西の空へ沈んでゆきます。日没後、そんな空を眺めていました。
宵の明星、金星。数ヶ月前は月や木星、プレアデス星団(すばる)などと共演し、とても明るかった金星も、今日はぽつんと、以前よりも暗めに輝いていました。この金星が、6月6日に太陽の前を通過します。
東の空には土星とスピカが。望遠鏡で土星を観る。土星とスピカは見分けがつきにくいのですが、今日はどちらが土星が大体わかりました。
中央の明るい2つの星の、どちらが土星でしょう?
答えは左上の星。右下のスピカよりも若干明るめ、そして黄色いのがポイント。スピカは白い色。
金環日食の輪も魅力的ですが、土星の輪も魅力的です。私の望遠鏡では小さめですが、はっきりと見えました。小さくてかわいくもある(実際はとても大きい惑星です)。数十分見惚れていました。
上の画像で、右端の4つの星が台形を形作っている。これが「からす座」です。星座物語では、ずる賢いけどドジなところもあり、憎めない。好きな星座のひとつです。スピカを目印にすると探しやすい。4つの星が帆の形に見えるので、日本では「帆かけ星」、イギリスでは「スパイカ(スピカ)のスパンカー(spanker:帆)」とも呼ばれています。
晴れていたら、土星とスピカ、そしてからす座。探して観てね。
普段の星空も、魅力がいっぱいだよ。
先日出た本なのですが、夜空を見あげるのが楽しくなる本が。
星にまつわる芸術文化・歴史・伝承・民俗の事典。この著者の出雲さんは、沢山の文献から、星の文化にまつわる話を徹底的に収集。そしてこの本になりました。すごい本です。ちょっと高めですが、一冊あると星を観るのがますます楽しくなる本です。ほしい、お金ためて買う。
by halca-kaukana057
| 2012-05-21 22:01
| 宇宙・天文