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選ぶこと、自分で決めるということ

 ふと思ったことを。

 これまで私は、「選ぶ」ということをネガティヴに捉えていた。色々なことに興味がある。見たいもの、ききたいこと、読みたいもの、会いたい人、話し合ってみたいこと、やりたいこと、行ってみたいところ…たくさんある。

 でも、全部は出来ないな、と感じるようになった。体力・気力・時間・経済的なこと。そして、何に重きを置くか。

 生きてゆくうえで、様々なことを選択する。今日の献立、読みたい本、休日の過ごし方のような日常のことから、これからの人生を決める重大なものもある。小さいもの、大きいもの。軽いもの、重大なこと。毎日何かを選んでいる。これまで意識してこなかったけど、私は選んでいた。全部、なんてなかった。

 「選ぶ」のが怖かったのだ。何かひとつを選べば、他のものは選ばない、ひとつに絞られる。その先の未来に何があるか、何が起こるか。もし辛いこと、苦しいこと、困ったことなどあまり歓迎できないことが起こった時、「あの時あれを選ばなかったら…」と後悔するのが怖いのだ。選択肢を広げておけば、その後悔する可能性は減る。私は昔から、後悔するのが嫌だった。チャンスを逃すのが嫌だった。チャンスはあったのに、出来たのに…そんな後悔はしたくない。だから、このように思うようになったのかもしれない。

 「選ぶ」ことを厳しい、難しいと思う。でも、決めるのは自分。全部は選べない。棚上げしたり、全て選択しないという方法も取れる。でも、選ぶ時はいつかやって来る。その時は、心の準備が出来ている時なのだろう。

 選ぶこと、つまり、自分が決めた答えを恐れずにいたいと思う。選んだ結果、あまり歓迎できないことが起こったとしても、そこでまた選んで決めればいい。自分で選択肢をつくる、増やすことだって出来る。「選ぶ」ことを、受け身のようにも感じていたけど、自ら作ることも出来るんだ。

 何かひとつを選んだとしても、他をばっさり切り捨て、もう二度と出てくることはない…ということもない。以前書いたように、「引き出し」のように考えることも出来る。

 選ぶことを恐れず、自分で決めたことは大事にしたい。そうふと思いました。

・以前の記事:心の中にあるものという”引き出し”から(2011.12.15)
by halca-kaukana057 | 2013-01-28 21:29 | 日常/考えたこと

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by 遼 (はるか)
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