宮川彬良&アンサンブル・ベガ @岩手矢巾 覚え書き・前編(第1部)

 NHK教育(Eテレ)「クインテット」でその存在を知り、生でその音楽を聴きたい…と思ってきた”宮川彬良&アンサンブル・ベガ”(略称:アンベガ)。念願のアンベガのコンサートに、行ってきました!初アンベガです。宮川彬良さんのコンサートは昨年の大阪市音楽団東京公演以来2度目。今年はアンベガです!

 コンサートのことを書こうと思うのですが、例のごとく長文、てんこ盛りになること必至。なので、先に公演地のことや、コンサートのプログラムに沿って内容や思ったことを、覚え書きとして記事にします。アンベガ恒例のネタバレな内容は詳しく書きません(実際にコンサートに行ってのお楽しみということで)。全体の感想は次の記事で。

おふぃすベガ:11月30日(土)岩手・田園ホール(矢巾)
田園ホール 矢巾町文化会館
 この田園ホール、以前NHKのニュースで観たことがありました。農家の方がオーケストラを結成して演奏する「田園フィルハーモニーオーケストラ」が取り上げられていました。ああ、あのオケのホールがここなのか、と。

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 チケット買っちゃったよ…(行くのがちょっと信じられない)

 さて当日。まずは盛岡駅にて。
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 南部鉄器の大鉄瓶。でかい。

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 岩手と言えば、今年は「あまちゃん」。こんなパネルが。お土産屋さんにも「あまちゃん」便乗(?公認ではあると思う)グッズが並んでいました。

 盛岡駅から東北本線に乗って、矢幅駅へ向かいます。
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 駅の改札を出たら、彬良さんのポスターがお出迎え。

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 駅には、こんな鍵盤型の看板が。音楽ホールがある音楽の町を押し出しています。いいぞいいな。

 駅から歩いて田園ホールに向かいます。冷たい雨が降ってました…予報では雨は降らないはずだったのに…。歩けば暖かくなるだろうと歩く歩く歩く。
♪歩く歩く歩く~ 町を森を山を~
ここは初めて歩く道~歌って歩こう
 「クインテット」より「歩く歩く歩く」(作詞:下山啓、作曲:宮川彬良)

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 ホールに向かう道には、こんな街灯が並んでいました。これに沿って歩けばホールに着くのか。親切だ!

 駅から歩いて約15分~20分。
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 着きました~。
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 田園ホールのエントランス。しっかりと公演看板が。小ぢんまりとしたホールですが、とてもきれいなホールです。アンベガのサイズにちょうどいい。
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 こんな詩がありました。
 席に着きます。前過ぎず後ろ過ぎず、ステージ全体をはっきりと見ることの出来るいい席でした。いい席取れてよかった。田園ホールの職員の方、ありがとうございます!


 さて、いよいよ開演です。
【アンサンブル・ベガ メンバー】
・第1ヴァイオリン:辻井 淳
・第2ヴァイオリン:藤村 正芳(客演:通常メンバーの日比浩一さんは所属オケ・名古屋フィルの公演の為お休みです)
・ヴィオラ:馬渕 昌子
・チェロ:近藤 浩志
・コントラバス:新 眞二(アンベガのリーダーであり、発起人がこの新さん)
・クラリネット:鈴木 豊人
・ファゴット:星野 則雄
・ホルン:池田 重一
・音楽監督・作編曲・ピアノ・司会:宮川 彬良

・構成・脚本:響 敏也(彬良さんとはこれまで大阪フィルポップスや、児童合唱曲の作詞、そして9月に初演、その後ラジオミュージカルになったオペラ「あしたの瞳」の脚本でコンビを組んできました。ラジオミュージカルに関しては、過去記事で大いに語ってます…)

 ホール内も、ステージも暗いまま、メンバーがステージへ。辻井さんがピアノでチューニング。後から彬良さんもステージへ。揃ったところで、まだ暗いまま、演奏が始まります。

○第1部
【すみれの花咲く部屋】
 アンベガのテーマ曲。宝塚生まれ、宝塚がホームなので、宝塚歌劇団の「すみれの花咲く頃」のメロディーを使っています。クラリネットから始まり、他のパートも入ってきて、ピアノで一気に曲も舞台も明るくなる。
…目の前に、アンベガがいる…!!目の前で、演奏してる…!!!
 当たり前ではあるのですが…、一瞬パニックになりかけました。この音だ、この演奏だ、このアンサンブルだ。これを聴きたかった、目の前で聴きたかったんだ私は。そのためにここに来たんだ…演奏中、感激しっぱなしでした。
 コンサートの始まりにふさわしい華やかな曲。生だと、弦(特にチェロとコンバス)のピッツカートもはっきりと、立体感をもって聴こえてくる。それから、ここはヴィオラがメインだったんだ、ファゴットがここでこう入るんだ、と視覚的な情報もある。CD・DVDで聴いていたものが、更にはっきりと、鮮やかになりました。

 演奏後、彬良さんの挨拶。アンベガでも彬良さんのトークが炸裂しますw岩手初公演!(北東北初公演でもあります!アンベガ北限があがりました!)
 画家は、絵を描き、描いたら完成。一方音楽家、作曲家は、作曲する。譜面を書く。曲は出来てもそこで完成…じゃない。演奏されて、音楽になる。その音楽をやってきた音楽家たちが、ニヤニヤしながら音楽をしている。それを見て、聴いていって欲しい。
 メンバー紹介後、次の曲へ。

【ハンガリー舞曲第5番】
 お馴染みのこの曲。ピアノは無し。演奏しているメンバーの後ろで、彬良さんが何やら怪しい動きを…w演奏後、中間部のゆっくりとした部分で自転車の空気を入れているような感じになる、と。そこで、彬良さんの動き(踊りw)に合わせてもう一度。緩急のメリハリがはっきりと、強弱もはっきり。しかも演奏しているメンバーの前に出てきて踊るw踊りが可笑しくて、演奏をまともに聴けないwww
 今回、客演の第2ヴァイオリン藤村さんが、笑いをこらえているのが必死そうな表情をしていましたwいつものベガメンバーは、笑いつつも慣れてしまっている感じ。あんな踊りを目の前でやられて、まともに演奏できるのかw演奏できるベガメンバー凄いw藤村さんがんばれ…と笑いつつ心の中で応援せずにはいられませんでした。藤村さんがんばれ。
 ちなみに、藤村さんは東京フィル第2ヴァイオリン首席。「題名のない音楽会」のブルグミュラー回、ルロイ・アンダソン回で彬良さんと共演されてました。録画を観直して、「第2ヴァイオリンを映せ!第2ヴァイオリンを!!」と思ったのは初めてです。

【バッハのメヌエット(ラヴァーズ・コンチェルト)】
 気を取り直して、次もお馴染みの曲。今度は彬良さんもピアノを演奏します。この曲の彬良さんアレンジが大好きです。「クインテット」版もアンベガ版も。アンベガ版は池田さんのホルンが伸びやか。おおらかな気持ちになれる。彬良さんのピアノも、テレビで聴くとおりの美音です。たまらない…。
 彬良さん曰く、パフォーマンスをしなくても、楽曲のよさは演奏そのものでも伝わる。

【プリンク・プランク・プランク】
 ここからはルロイ・アンダソンの2曲。まずは弦楽器はピッツカートだけで演奏するこの曲。弦楽器隊は弓を床や楽譜立てに置いてます。ピッツカートでも、響く弦。管楽器3人が柔らかさを加えます。
 ここで、また彬良さんはピアノを弾かず、怪しい動きを…w彬良さんにかかれば、楽器じゃないものも楽器になる。チェロ近藤さんと、コントラバス新さんとの掛け合いが楽しいパフォーマンスです。この低音2人がカッコイイ!
【ワルツィング・キャット】
 「躍る子猫」と日本語訳される曲。猫の鳴き声の弦(特に馬渕さんのヴィオラ)ポルタメント、鈴木さんのクラリネットのやわらかさ。ワルツのリズムが楽しい。と、思っていると…ラストにまたしてもw

【アンベガ名物”音符の国ツアー”必ず良い大人になるための音楽入門!】
「パーセルの主題によるフーガ」
 アンベガと言えば、この「音符の国ツアー」。音楽を楽しくやさしく紐解きます。音楽とはどのように出来るのか、アンサンブルとは何か。彬良さんの語りにのせて、アンベガメンバーが”演じます”。アンベガメンバーは芸人集団なのか…と思ってしまうのですがw、演奏になると真剣です。クールそうな1stヴァイオリン辻井さんのキャラ設定がw似合っている、まさしくそんな感じ。2ndヴァイオリン藤村さんも、客演だろうとアンベガファミリー、ばっちり決めてます。ハマってるwヴィオラ馬渕さんの扱いがwチェロ近藤さんとクラリネット鈴木さんの”設定”が凄くハマっている。ファゴット星野さんは、控えめそう…だけどしっかりちゃっかりw大きなコントラバスを持って小走りで登場する新さん。コントラバス持って歩くだけでも大変なのに、小走りなんて凄い。そして最後、ホルン池田さんが…例のアレとはこれかー!!w
(すみません、ネタバレしませんので、是非ともコンサートでこの楽しさを味わってください)
 最後に、全曲通して。アンサンブルって、凄いな。本当に楽しい。アンベガというこのアンサンブルも楽しい。
 私はピアノで、いつもソロなので、アンサンブルっていいなと思わずにはいられません。

【抱きしめたい with Mozart】
 第1部最後は、ビートルズの「抱きしめたい」。でも、そのままで終わりません。いわゆる「混ぜるな危険」いや、「混ぜるな自然」。原曲なんだっけ…原曲どこ行った!?w

 最初、「すみれの花~」で生アンベガに感激して涙出そうになったのに、その後は、笑って涙出そうになりましたwもうどうしようこのアンサンブル…でも、演奏は真剣、それぞれのパートの絡みが絶妙で立体的。アンベガの音楽にすっかり魅了されてました。
 休憩を挟んで第2部へ。

 長くなりそうなので、覚え書きも第2部と分けます。…自分でもどこまで詳しく書こうか、書きながら悩んでます。別に割愛してもいいんじゃないか…いやいやこれを外してアンベガは語れない…葛藤しつつ書いてます…。
 ということで、続く!→ 後編
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by halca-kaukana057 | 2013-12-02 21:15 | 音楽


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