牧場の少女カトリ 2・3巻それぞれの感想まとめ

 「牧場の少女カトリ」DVDを少しずつ観ています。なかなか面白い。何と言ってもアニメでフィンランドの人々の暮らしや文化を楽しむことが出来るのだから。原作も読んでみようかと思ったが、どこを探しても見当たらないのでアニメのみを観てゆくことにします。アニメのいいところは「フィンランディア」他シベリウスの音楽を堪能できるところ。最高だわ。

 以下、各巻のあらすじと感想まとめ。

<2巻 6話「主人」~9話「愛情」>
 ライッコラ屋敷で働くことになったカトリ。ライッコラ屋敷には主人のテーム、テームの妻のウッラ、テームの叔父エスコと雇い人のアンネリたちが暮らしていた。ウッラは数年前に娘を亡くして以来心を病んでしまっていた。サウナ小屋でパンケーキを焼くのが楽しみであるウッラを見てカトリは驚き、気の毒に思う。
 カトリの家畜番としての仕事は順調に始まった。しかし、危険な崖のある北の牧場でウッラに頼まれたおつかいに行っている間、牛たちが崖の下に行ってしまう。隣の屋敷の家畜番であるペッカと共に牛たちを救出する。牛たちから目を離したことでテームは厳しくカトリを叱ったが、おつかいの真相を知って驚く。
 その後、カトリは風邪を引いてしまう。具合が悪いのを我慢して仕事をするが集中できない。そこへマルティと彼のいとこのヘレナがやってくる。カトリの様子を見て心配するマルティ。そしてマルティは明日はカトリを休ませ、代わりに自分が家畜番をすると言い出す。テームはマルティの申し出を受け、カトリを休ませる。具合の悪いカトリと死んだ娘の姿を重ねたウッラは、カトリのためにパンケーキを焼く。

○牛たちの名前をすぐに覚え、さらに牛を歩かせる距離をいとも簡単に計算してしまったカトリ。学校に行っていないのにすごすぎる。
○ウッラの病気に対して、当時はどうしようもなかったのだろうなぁ。
○ウッラに頼まれた「フィンかぶら」って何だ?
 調べてみると、別名「スウェーデンかぶ」「ルタバガ」というかぶ。フィンランド語では「lanttu」。こういうものらしい。シチューや煮込み料理に向いているらしい。
○牛たちが崖の下に行ってしまい、救出する時の音楽が「フィンランディア」の闘争のテーマ。カッコイイったらありゃしない。
○カトリ達が雨の中を必死に牛たちを救出している時、ウッラ「やっぱり雨が降ったわね」…奥様、何を企んで?
○マルティ、本当にいい奴だ。


<3巻 10話「約束」~13話「素敵な贈物」>
 カトリの代わりに家畜番を務めるマルティ。しかし、ヘレナは気に食わない。家畜番をしていることをマルティの両親に言うと脅す。しかしマルティはカトリが良くなるまで家畜番を続けるつもりだった。翌日、マルティは寝坊、大急ぎでボートをこぎライッコラ屋敷に向かう。カトリたちが心配する中やっと到着。一方ウッラは気分がよくバターを作り始める。
 マルティが家畜番をしている間、雨が降ってきた。雷が鳴り、牛たちはパニックになって森の奥へ逃げ込んでしまう。と、そこへペッカがやってくる。喧嘩を始めた2人。おびえた牛たちはまた森の奥へ逃げてしまう。喧嘩をやめて牛を追いかけるが、雨が止んだ牧場に今度はマルティの父親がやってきた。ヘレナから家畜番をしていると聞いて確かめに来たのだ。マルティのような身分の高い家の者が家畜番をするなんてもってのほか。父はマルティを叱るが、マルティはカトリのために家畜番をやりたいのだと主張。ペッカもマルティの仕事ぶりを評価し、父親も家畜番をすることを承諾した。
 カトリの風邪はすっかり良くなり、仕事に復帰した。カトリのために魚を釣ってきたマルティと再び喧嘩になるペッカ。しかし、喧嘩をするなら2人とは友達ではないとカトリは言い切る。そのカトリの言葉に動揺した2人は仲直りをする。その日、カトリの母から手紙が届いた。手紙は1年も前にドイツから出されたものだった。カトリに会いたいという内容の手紙に涙を流す。
 家畜番の仕事に余裕も出てきたので本を読みたいとカトリは思う。しかし、カトリが持っている本は聖書のみ。そこで、マルティに本を貸して欲しいと頼む。、マルティはヘレナの部屋からこっそり「カレヴァラ」を持っていった。その頃、牧場ではカトリはサウナに使う白樺の小枝を束ねた「ヴィヒタ」を作っていた。そこへ学生のアッキがやってくる。アッキはヴィヒタを持ったカトリを見て「カレヴァラ」の一節を言う。アッキの話を聞いて「カレヴァラ」を読みたいと思うカトリ。そこへマルティが「カレヴァラ」の本を持ってきた。喜んで夢中で読むカトリ。しかし、ヘレナがその本を取り返しに来た。ヘレナはカトリに本を絶対に貸そうとしない。それをみたアッキは自分の「カレヴァラ」をカトリにプレゼントする。


○夏至が近づくフィンランド。美しい。
○サウナに限界まで入って、湖に飛び込むマルティ。やはりフィンランド人。
○必死にボートをこぐマルティ。やはりスオミの男。
○友達のために身分など関係なく家畜番をするマルティもカッコイイが、ついさっきまで喧嘩をしていたのにマルティのことを誉めるペッカもカッコイイ。二人とも男だ。
○だが、カトリの事となるととたんに仲が悪くなる二人…。カトリが二人の想いに気付くのはいつ?
○アッキが言ったカレヴァラ(カレワラ)の一節がたまらん。
「乙女よ 余人のためではなく我がために珠の連なる首飾りを巻き 十字架を胸にかけよ
乙女よ 我がためにその美しき髪を編み 柔らかきリボンを結べ」

 ワイナモイネンがアイノに出会った時に言った言葉なんだそうだ。あれ?「十字架」って、カレワラの世界ではまだキリスト教はフィンランドには無かったはずでは?(最後、キリスト教がフィンランドにやってきて、ワイナモイネンはフィンランドを去る) はて…?
○アッキさん素敵。

 「カトリ」でも出てくるカレワラ。完全訳を読みたいです。あと、YouTubeでオープニング映像を見つけたのでどうぞ
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by halca-kaukana057 | 2006-06-18 21:21 | フィンランド・Suomi/北欧


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