牧場の少女カトリ 9

 「牧場の少女カトリ」感想続き。今日は第9巻。どうなるクウセラの旦那様。




【第34話:ヘルシンキ行き】
 戦地で重傷を負ってヘルシンキの病院に収容された旦那様の所へ向かうため、ロッタはヘルシンキに行くために準備をする。カトリも結婚式の最中だがビリヤミに事情を説明し、馬車を出してくれるように頼む。しかし、今から駅へ行っても汽車はもうないそうで、明日にならないと出発できないのだそうだ。奥様は仕方なく一晩待つことにする。クラウスは家に置いていく予定だったが、クラウスも行くときかないので、カトリも連れてクラウスの面倒を見てもらうことにした。翌朝早く、ロッタ・クラウス・カトリはペッカの馬車で駅へ向かう。
 サロの駅から汽車に乗り、ヘルシンキに着いた3人は病院を目指す。初めての都会にカトリもクラウスも驚いてばかり。病院に着いてロッタは夫がいる病室に入るのだが…。

<第34話感想>
・だからまたサウナの手桶で酒を飲んでいる人が…。恐るべしスオミの男。
・結婚式どころではなくなってしまった奥様。ビリヤミ&アリーナも早めに式をお開きにします。
・父のことを知らずに、アベルと踊る(アベルを無理やり躍らせる)クラウス。
・馬車で駅に向かう途中、カトリは自分がタンペレ生まれであることを言う。カトリも都会生まれだったことに落胆するペッカ。とても寂しそう。
・その駅へ向かう道、湖を横切るまっすぐな道。なんと美しい。
・ヘルシンキ到着。あのヘルシンキ中央駅です。このヘルシンキ中央駅は、エリエル・サーリネンの設計で1910年から1914年の間に建設されたもの。この回は1916年秋。建設されて間もないヘルシンキ中央駅です。
・都会に驚くカトリとクラウス。全てが物珍しくて興味津々。
・病室で待っていたのは、既に亡くなられた旦那様。泣きながらクラウスを抱きしめる奥様。なんてこった…。



【第35話:父と娘】
 奥様が病院に到着する前に、クウセラ大尉は亡くなられた。遺体はヘルシンキの軍人墓地に埋葬された。墓の前で哀しむ奥様の一方で、クラウスは父が死んだことを理解できない。教会の中で待っていたカトリとクラウスと共に帰ろうとした時、ロッタは倒れてしまう。
 ホテルで休むロッタを心配して、カトリは医師を呼んでくる。しばらく休養をとった方が良いとロッタも判断したが、もって来たお金がなくなってきた。屋敷のお金をあるだけ持ってきてしまったので、トゥルクの銀行にしかロッタのお金は無い。そこで、父の友人がヘルシンキで会社を経営しているので、そこへ行ってお金を貸して欲しいと頼みにカトリに手紙を託す。
 カトリはロッタの父の友人が経営する会社に行くのだが…。

<第35話感想>
・カルロ死す。
・父の痛々しい姿を見せたくないと、ロッタはクラウスに父と対面させなかった。確かに、小さな子どもには厳しすぎる。
・父の死を理解できないクラウス。切ない。カトリも幼い頃に父を亡くしたから、きっとクラウスの気持ちが分かるのだろう。
・医師を呼んで欲しいとホテルのカウンター係さんに頼むカトリ。カウンター係さんもすぐカトリの名前を覚えてしまう。ラッキーガールここでも発動。
・お医者様は「クーシ先生」。クーシ=kuusi=フィンランド語で「樅の木」の意。
・港にある父の友人の会社へ向かうカトリ。トラムに乗ってる。この時代にもトラムはあったのか。
・そのトラムを降りたのが元老院広場前。今と同じだ!
・父と娘の再会。邪魔しないようにカトリはクラウスとカウンターへ。カウンター係さんとすっかり仲良し。初めて見る電灯にびっくり。
・サロの駅へ戻ってきた。出迎えるアベルにキス!
・帰りの馬車の途中、雪が降ってきた。また冬がやってきました。糸つむぎも始まりました。
・カトリのヘルシンキ話が好評。グニンラおばあさん2世。



【第36話:奥様の決意】
 冬がやってきた。ペッカがそりを作ってくれ、クラウスは早くそり遊びをしたいとウズウズする。一方カトリは奥様と刺繍をしていたが、奥様は今後のことを話そうとする。しかし、そり遊びに行こうとクラウスがやってきたため、話は中断。カトリはクラウスと共に外へ出る。
 カトリはペッカ、クラウスとそりで遊ぶが、どこか元気がない。さっきの奥様の話が気になって仕方ないのだ。算数の勉強をしていても、奥様のことが気になって集中できない。
 翌日、奥様はカトリに今後のことを話す。この屋敷をビリヤミ夫妻に貸し、奥様はトゥルクに戻るのだそうだ。奥様はカトリもトゥルクに連れて行き、そこで学校にも通わせると言う。学校に行けると喜ぶカトリ。ビリヤミ夫妻も屋敷を借りることに承諾する。そのことをカトリはペッカに話すが、ペッカにとってはカトリと別れることを意味し、正直喜ぶことが出来なかった…。

<第36話感想>
・楽しいそりすべり。転んだカトリはドッキリを仕掛けます。
・仲の良い新婚さん。微笑ましい。
・算数の勉強をするカトリを理解できないヘンリッカとペッカ。カトリはペッカに穴の開いた樽に水を入れる算数の問題を出すが、ペッカは樽を直す方が賢いやり方だろと反論。確かに、ペッカのやり方のほうが説得力がある。
・アベル柄の刺繍、可愛い。
・学校に行けると聞いて、うわの空のカトリ。もうダメだ(笑)
・カトリと別れることを知って落ち込むペッカ。カトリをそりに乗せ、延々とひき続ける。
・カトリがペッカにこう言う。
私はもう会えないと思った人に、何度か会ったことがある。もう二度と会いたくない人にも会ったことがあるけど。
それに対してペッカ
「生きていれば、また会えるってことか」

・でも、ペッカが辛すぎます。



【第37話:迷子のアベル】
 フィンランドに春が来て、奥様とクラウスがトゥルクへ発つ日が来た。カトリは一度おじいさんの家に帰ってからトゥルクへ向かう。屋敷ではビリヤミが主人になって、新しい生活が始まる。
 カトリはトゥルクへアベルを連れて行くかどうかで迷っていた。トゥルクのような都会では、アベルは幸せに暮らせないのではないかと考える。そこで、カトリがトゥルクにいる間はペッカがアベルの面倒を見ることにした。カトリはアベルを屋敷において、ペッカの馬車でおじいさんの家に出発しようとするが、アベルはどこまでもついて来てしまう…。

<第37話感想>
・だからフィンランドの冬のシーンが短すぎると今回も感じるのですが。
・別れはつらいが、ビリヤミは旦那様、アリーナは奥様になるのが嬉しい。
・カトリと別れるのは辛いが、汽車を使えばそんなに遠くないと判断。元気を取り戻す。文明は人をつなぎ、心もつなぐのです。
・ペッカ「屋敷の主人が変わった」。新しい日々の始まりです。
・ビリヤミ、「旦那様」と呼ばれて喜ぶ。そうだろうそうだろう。
・アリーナも「奥様」と呼ばれて夢心地。屋敷の主人になるのは、雇い人にとって最高の夢なんだね。
・カトリのためにお弁当を作るヘンリッカ。具がいっぱいの、とても美味しそうなサンドイッチ。ヘンリッカさんは料理がうまい。
・そのサンドイッチの味見に夢中になるアリーナとヘンリッカ。人の弁当食って…!ビリヤミも呆れ顔。
・帰途途中、ライッコラ屋敷に寄る。赤ちゃん誕生。
・テームさんはもう出てこないのですかそうですか。
・ウッラさんの幸せとは、お屋敷の奥様として生きること。カトリは幸せが何なのか分からなくなる。確かに、幸せって何だろう?
・アベル、カトリを追って迷子。どこへ行くアベル。
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by halca-kaukana057 | 2007-01-16 21:46 | フィンランド・Suomi/北欧


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