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没後50年のシベリウス

 本日9月20日は麻生太郎氏の誕生日…でもあるそうなんですが(ニュースで見た)、シベリウスの命日でございます。今年2007年はシベリウス没後50年。そう、今日がその没後50年の日です。今日の午後のNHK-FMでもシベリウス特集をやっていましたね。ヴァンスカ&ラハティ響で4番なんていい選曲じゃないですか、NHK様。舘野泉さんの「即興曲op.5」全曲、楽譜を見ながらこういう曲なんだ~と聴いておりました。1~4曲目は初めて聴いた。練習中の6曲目がやはり一番とっつきやすいと私は感じました。


 そんな今日聴いたシベリウス。ラジオでも「弦楽四重奏曲ニ短調『親しい声』」をやっていたので、例の「The Essential Sibelius」の12枚目を引っ張り出してきた。テンペラ四重奏団の演奏。

 「親しい声」も好きなんですが、それ以上にイ短調の弦楽四重奏曲が好きなんです。この箱を聴く前にも一度他の録音で聴いていたのですが、そのときからのお気に入り。イ短調は初期の作品で、「親しい声」はかの4番が作曲された頃の作品。この2つを比べると、イ短調は若々しさがあるなぁと感じます。今練習中の「即興曲op.5-6」も初期の作品ですが、それに通じるような。特に第3楽章の明るい(でもどこか陰が見える)メロディーでは余計にそう感じます。ヴァイオリンなんてとっても伸びやかで、楽しくなっちゃいます(やっぱりヴァイオリンが自分の楽器だったせい?)。

 
 更に「モデラートとアレグロ・アパッショナート 嬰ハ短調 JS131」。これもオススメ。身を切るような激しさと切なさがいい。途中に現れる穏やかな転調部分も。いつもは交響曲・管弦楽曲を中心に聴いてしまうのですが、室内楽でもシベリウスにはいい作品があるよ、と今日はアピールしておきます。(男声合唱もいいんだけど、今日は時間がないので割愛…。もしお持ちでしたら10枚目をどうぞ)
by halca-kaukana057 | 2007-09-20 22:47 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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