2008年 05月 20日
現代アートはオモシロイ! 十和田市現代美術館に行ってきた
4月26日にオープンしたばっかりの、十和田市現代美術館(青森県十和田市)に行ってきました。現代アートと言うと、よくわからない変なものを想像してしまうのですが…。まずは行って見てみよう。
十和田の街の商店街には、こんな小学生が描いたと思われる絵の旗が沢山飾ってありました。絵柄はすべて異なります。
美術館の外観。
美術館の目印になるのが、この大きな壁画とカラフルなお花の馬のオブジェ。どちらも展示作品のひとつなんです。多くのお客さんがこの2つの作品をバックに記念撮影されていました。
中は白く、部屋のような展示室が廊下で繋がっています。ひとつの部屋に、展示作品はひとつ。その部屋にはドアや遮光カーテンなどの仕切りもあるので、入ってみないと何があるのかわからない。しかもその展示作品はどれも個性的でユニーク。部屋に入る時は、びっくり箱を開けるような気持ちになりました。
常設展示作品は、オブジェあり、映像作品あり、実際に触ってみることの出来る作品もあり。大型の作品も多く、「どうやって作ったんだろう?」と思ってしまうものも多かったです。さらに、展示作品はそのひとつひとつの部屋だけではなく、屋外、さらには床や壁、屋上にも。それを探すのも面白い。特に面白いと感じたのが、栗林隆「ザンプランド」。椅子に上って、天井裏にある作品も見ます。椅子には一人ずつしか上れないので、待っている人は「何があるの?」と興味津々。そして、その天井裏には…私は思わず「何これ!?」と言ってしまった。作品の「見せ方(魅せ方)」というのもあるのだなぁ、と感じました。それから、フェデリコ・エレーロによる階段の壁画。とてもカラフルで、見ていて楽しくなる。階段を上る辛さも忘れてしまいそう。この壁画は、実際にエレーロさんが十和田に来て、3週間かけて描いていったのだそう。階段を上り下りしながら観るのもいいですが、私が見つけたポイントは階段の一番下。手すりの部分から、吹き抜けになっている上を見上げると、また違った見方が出来ますよ。
現在7月6日までは、オノ・ヨーコさんによる開館記念展「オノ・ヨーコ 入口」も開催中。世界平和を意識した作品が多いです。作品を観るだけではなく、観ている側も作品に参加できるものもあります。
これまで現代アート=わけのわからないものと思ってきましたが、人をワクワクさせ、驚かせ、楽しませることの出来る、何でもありの芸術作品と感じました。ものや人、生命や世界の一部分を切り取って、印象強く見せる(魅せる)ことが出来る。とてもオモシロイと感じました。
館内のあちらこちらに点在しているらしい山極満博「あっちとこっちとそっち」を全部見つけることが出来なかったのが悔しいので、また行って今度こそは全部見つけようと思います。こんな常設展示なら何度観ても楽しいだろう。もちろん、これからの美術館の活動にも注目です。青森にはこの十和田市現代美術館のほかに、もうひとつ青森市の「青森県立美術館」も斬新でユニークな展示をしています(これまで何度か行ったのに、感想書くの忘れてた)。シャガールの「アレコ」背景画3枚の大きさと、色彩には圧倒されます。そういえば、ここも壁が白かったなぁ。最近の美術館は白が流行色なんだろうか。あわせてオススメの美術館です(さらに青森県立美術館の隣は三内丸山遺跡。ここも面白い)。
十和田の街には、こんな川が流れていました。
十和田の街の商店街には、こんな小学生が描いたと思われる絵の旗が沢山飾ってありました。絵柄はすべて異なります。
美術館の外観。
美術館の目印になるのが、この大きな壁画とカラフルなお花の馬のオブジェ。どちらも展示作品のひとつなんです。多くのお客さんがこの2つの作品をバックに記念撮影されていました。
中は白く、部屋のような展示室が廊下で繋がっています。ひとつの部屋に、展示作品はひとつ。その部屋にはドアや遮光カーテンなどの仕切りもあるので、入ってみないと何があるのかわからない。しかもその展示作品はどれも個性的でユニーク。部屋に入る時は、びっくり箱を開けるような気持ちになりました。
常設展示作品は、オブジェあり、映像作品あり、実際に触ってみることの出来る作品もあり。大型の作品も多く、「どうやって作ったんだろう?」と思ってしまうものも多かったです。さらに、展示作品はそのひとつひとつの部屋だけではなく、屋外、さらには床や壁、屋上にも。それを探すのも面白い。特に面白いと感じたのが、栗林隆「ザンプランド」。椅子に上って、天井裏にある作品も見ます。椅子には一人ずつしか上れないので、待っている人は「何があるの?」と興味津々。そして、その天井裏には…私は思わず「何これ!?」と言ってしまった。作品の「見せ方(魅せ方)」というのもあるのだなぁ、と感じました。それから、フェデリコ・エレーロによる階段の壁画。とてもカラフルで、見ていて楽しくなる。階段を上る辛さも忘れてしまいそう。この壁画は、実際にエレーロさんが十和田に来て、3週間かけて描いていったのだそう。階段を上り下りしながら観るのもいいですが、私が見つけたポイントは階段の一番下。手すりの部分から、吹き抜けになっている上を見上げると、また違った見方が出来ますよ。
現在7月6日までは、オノ・ヨーコさんによる開館記念展「オノ・ヨーコ 入口」も開催中。世界平和を意識した作品が多いです。作品を観るだけではなく、観ている側も作品に参加できるものもあります。
これまで現代アート=わけのわからないものと思ってきましたが、人をワクワクさせ、驚かせ、楽しませることの出来る、何でもありの芸術作品と感じました。ものや人、生命や世界の一部分を切り取って、印象強く見せる(魅せる)ことが出来る。とてもオモシロイと感じました。
館内のあちらこちらに点在しているらしい山極満博「あっちとこっちとそっち」を全部見つけることが出来なかったのが悔しいので、また行って今度こそは全部見つけようと思います。こんな常設展示なら何度観ても楽しいだろう。もちろん、これからの美術館の活動にも注目です。青森にはこの十和田市現代美術館のほかに、もうひとつ青森市の「青森県立美術館」も斬新でユニークな展示をしています(これまで何度か行ったのに、感想書くの忘れてた)。シャガールの「アレコ」背景画3枚の大きさと、色彩には圧倒されます。そういえば、ここも壁が白かったなぁ。最近の美術館は白が流行色なんだろうか。あわせてオススメの美術館です(さらに青森県立美術館の隣は三内丸山遺跡。ここも面白い)。
十和田の街には、こんな川が流れていました。
by halca-kaukana057
| 2008-05-20 21:38
| 旅・お出かけ