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きぼうが動き出す

 昨夜、スペースシャトル・ディスカバリー号は国際宇宙ステーションでの作業を終えて、ISSとお別れ。帰途に着きました。「きぼう」入室のあとについて簡単にまとめたりメモしたりします。

◇室内保管室からの荷物運び
 3月のSTS-123・1J/Aミッションで取り付けられた室内保管室から、室内実験室に取り付ける実験ラックなどを運び込みます。
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 無重力なので物の重さはありませんが、勢い余ってぶつけると大変なので慎重に。
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 入室の翌日、「マツイ55」のTシャツを着て作業中のギャレットさん。ダメだ、オモシロすぎるw
実験ラックを付けた後は、何も無かった状態よりはやはり狭くなってしまった。でも、会見で10人入ってもあまり狭く感じないのは、それなりの広さがあるからかな?

◇船内保管室を実験室に取り付け
 ISSの「ハーモニー」に仮置きしていた船内保管室を、当初の取り付け場所である船内実験室の上に取り付け。作業中寝てて見れなかった…。詳しくは飛行7日目ハイライトで。

◇船内実験室のロボットアーム完全展開
 船内実験室には、後に取り付けられる船外プラットフォームにある実験装置を持ち運ぶためのロボットアームが付いています。それの動作確認をします。かなり大きく動いていました。しかも青い地球を背景に。白いアームが映えます。その画像をキャプチャしようと思ったのですが、NASA TVのページ不調でキャプチャできず。何でこんな時に…。画像・動画はJAXAデイリーレポート飛行10日目か、飛行10日目ハイライトでご覧ください。
 ちなみに、以前この「きぼう」のロボットアームのシュミレーターを体験しました。
宇宙バカ、ISSのロボットアームに挑む
 正確には「ISS」のではなく「きぼう」のですね。ISSには他にもロボットアームがあるから。あのシュミレーターの本物を、星出さんがISSで、「きぼう」で操作していた…と考えるといい経験をしたなと思う。


◇ISSとお別れ
 飛行11日目にお別れ会。しかし、シャトルがISSと分離したのは翌日の12日目。お別れはしてハッチは閉めたけど、一晩ISSにくっついている。こういうことって珍しいのかな。
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お別れ会の後の、誰もいなくなった「ハーモニー」。「きぼう」のれんは付けたままです。このままずっと付けっぱなしにして欲しいな。

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シャトルのハッチから見えた、離れてゆくISS。右側には船内保管室が付いてる「きぼう」が。

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 ISS上部から。隣のヨーロッパの実験棟「コロンバス」と比べると、いかに「きぼう」が大きいかわかります。しかも、船外プラットフォームが付けばさらに大きくなります。この後シャトルはISSのまわりをぐるりと回って軌道修正。

 ディスカバリーは日本時間15日0:15帰還予定。今度はゆっくり観られそうです。

 ちなみに、先ほどNASA TVに映った「きぼう」の様子
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がらんとしてます。

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ディスカバリークルーは自由時間のため、今日のNASA TVは地球の映像が多め。これだけでも飽きません。

 ということで、今日も画像多めでした。
by halca-kaukana057 | 2008-06-12 22:36 | 宇宙・天文

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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