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一緒に音楽を楽しもう Proms(プロムス)2016 ラスト・ナイト・コンサート

 イギリス・ロンドンで7月から9月の2ヶ月にわたって開催される世界最大の音楽祭「BBC Proms(プロムス)」.その最終日の夜のコンサートは、「Last Night of the Proms」と呼ばれ、その年のプロムスの打ち上げ、最後に大騒ぎする類を見ないコンサートです。鳴り物(笛やホーン)、風船、国旗などの持込可。演奏や演奏の合間に国旗を振り回し、風船を飛ばす…クラシックコンサートですよ?さらに、4つの野外会場があり、どう見ても野外フェス。イギリス国内は勿論、海外でもテレビ・ラジオで生中継、BBCのネットラジオで世界中で聴くことが出来ます。一体何万人の人が観ているんだろう…?
 日本では生中継は無く(昔はやってたそうです…)、遅れて大体12月にNHKでテレビ放送されます。しかし、昨年は放送されず…悲しかったです。

 でも!今年は放送されました!おかえりプロムス!!今年最後のプロムスの記事を書くことが出来る…!

 プログラムは以前の記事に書いたのですが、表記に違いがあったり、細かいところも追記して、以下のプログラム、出演者でした。
Proms(プロムス)2016 私選リスト その5 [9月]

Prom 75: Last Night of the Proms

・トム・ハロルド:Raze(世界初演)
・バターワース:青柳の堤
・ボロディン:歌劇「イーゴリ公」第2幕より:だったん人の踊り
・ロッシーニ:歌劇シンデレラ」より:誓って、彼女を見つけ出そう(Si, ritrovarla io giuro)
・ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より:人知れぬ涙(Una furtiva lagrima)
・オッフェンバック:歌劇「美しきエレーヌ」(La belle Hélène)より:イダ山の上で(Au mont Ida)
・ブリテン:マチネ・ミュジカル op.24
 (行進曲/ノクターン/ワルツ/パントマイム/常動曲)
・ジョナサン・ダウ:Our revels now are ended(宴はもう終わりだ)

・マイケル・トーキー:槍投げ(Javelin)
・ヴォーン=ウィリアムズ:音楽へのセレナード
・ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」より:ああ、友よ!(Ah! mes amis)
・アン・ダドリー(編曲):カリブの祭り(アンコール)
 (ムーチョ・コラソン/シナモン色の肌/グアンタナモの娘/今どきの薬草売り)

・ヘンリー・ウッド:イギリスの海の歌による幻想曲
 (小粋なアレトゥーザ/トム・ボウリング/ホーン・パイプ/夜もすがら/スカイ・ボート・ソング/ダニー・ボーイ(ロンドンデリーの歌)/ホーム・スウィート・ホーム/見よ、勇者は帰る)
・トマス・アーン:ルール・ブリタニア!
・エルガー:威風堂々第1番 ニ長調 「希望と栄光の国(Land of Hope and Glory)」
・パリー(エルガー:編曲):エルサレム
・ブリテン編曲:イギリス国歌

 フアン・ディエゴ・フローレス Juan Diego Flórez(テノール)
 ダンカン・ロック Duncan Rock(バリトン)

 フランチェスカ・チェジーナ Francesca Chiejina、イヴ・ダニエル Eve Daniell、ローレン・フェイガン Lauren Fagan、アリソン・ローズ Alison Rose(ソプラノ)
 クレア・バーネット=ジョーンズ Claire Barnett-Jones、マルタ・フォンタナルス=シモンズ Marta Fontanals-Simmons、アナ・ハーヴェイ Anna Harvey、ケイティ・スティーヴンソン Katie Stevenson(メゾソプラノ)
 トライスタン・リル・グリフィス Trystan Llŷr Griffiths、オリヴァー・ジョンストン Oliver Johnston、 ジョシュア・オーウェン・ミルズ Joshua Owen Mills、ジェームズ・ウェイ James Way(テノール)
 ブラギ・ヨンソン Bragi Jónsson、ベンジャミン・ルイス Benjamin Lewis、ジェームズ・ニュービー James Newby、ブラッドリー・トラヴィス Bradley Travis(バス、バス・バリトン)

 BBCシンガーズ、BBCシンフォニーコーラス
 BBCプロムスユースアンサンブル
 サカリ・オラモ Sakari Oramo:指揮、BBC交響楽団

 ネットラジオの生中継、オンデマンドを聴きましたが、ラストナイトはやっぱり映像を観てこそだと実感しました。音だけではわからないものがたくさんあり過ぎる!今年は放送されてよかった…!!

 今年のポイントかなと思われるものをいくつか挙げてみます。まず、南米。リオデジャネイロ・オリンピック/パラリンピックで、今年のプロムスは南米の指揮者、演奏家、オーケストラ、作品をよく取り上げていました。このラストナイトのスターソリストは、ペルー出身のテノール:フローレス。オペラアリアと4曲アンコール、「ルール・ブリタニア」、更に会場のロイヤル・アルバート・ホールの隣のハイド・パーク会場でもギターと歌を披露し大活躍。案内役のアナウンサーさんが「こき使っています」と言っていたのに、確かに、と思ってしまいましたw甘く優しい歌声で、魅了されました。アンコールのラテンメドレー「カリブの祭り」はラテンの情熱的な恋を歌った曲ばかり。ノリノリです。ヴィジュアル面でも魅了されますよこれはw
 フローレスさんの十八番、ドニゼッティ「連隊の娘」より「ああ、友よ!」見事なハイC(三点ド)の連発(9回も!!)には驚きました。声のハリも迫力、強弱もうまい。フローレスさんがリハーサルの際のインタビューで仰っていた男声合唱との掛け合いも楽しい。声楽をやっているものとして、聴く・観るべきところがたくさんありました。
 そのフローレスさんが「ルール・ブリタニア!」を歌います。衣装に驚きました。インカ帝国の王様。カッコイイ!仕草も歌も威厳ある。素晴らしい「ルール・ブリタニア」でした。
Thomas Arne: Rule, Britannia! - BBC Proms

 2つ目のポイントは、シェイクスピア。今年は没後400年。プロムスもシェイクスピア作品を元にした楽曲を数多く取り上げました。ラストナイトもシェイクスピアです。ジョナザン・ダウの「宴はもう終わりだ」は「テンペスト」から。ダンカン・ロックさんの渋いバリトンが、儚い世界を歌い上げます。歌詞には出てきませんが、音楽も儚いものだな…と感じました。ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」は「ヴェニスの商人」から。音楽の美しさを讃える箇所を、16人の若手声楽家たちがそれぞれソロを受け持ち、歌います。以前も書いたのですが、本当に美しい作品です。

 3つ目のポイントは、若手音楽家。1曲目、トム・ハロルド「Raze」を演奏したBBCプロムス・ユース・アンサンブルは10代の音楽家の卵たちがBBC響の楽団員さんたちと一緒に演奏。10代でラストナイトの大舞台で演奏できるなんて凄い!また何年後かにこのロイヤル・アルバート・ホールの舞台に戻ってこいよ!と応援したくなります。作曲したトム・ハロルドさんも25歳。これから、またプロムスで新曲を世界初演するんだろうな…。Razeは「打ちのめす」という意味で、観客にガツンと響け!という思いを込めて作曲したのだそう。ガツンときました。とてもかっこいい作品です。ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」を歌った16人の声楽家たちも若手。また歌声を聴きたい方ばかりです。指揮のサカリ・オラモさんの指揮者スピーチで、これからもプロムスは世界中の様々な音楽を紹介し続けますと仰ってましたが、その時は彼らのような若手音楽家たちが活躍するんだろうなと思いました。

 4つ目のポイントは、「イギリスの海の歌による幻想曲」。ラストナイトの定番曲なのに、2012年以降演奏されていませんでした。今年は完全復活!嬉しいです。トロンボーン、ユーフォニアム、チューバの低音域が活躍する「小粋なアレトゥーザ」。チェロのソロが観客の涙を誘う(観客のみなさんはハンカチで涙をぬぐう仕草をするのがお約束。そのハンカチはBBCがちゃんと用意していましたw)「トム・ボウリング」。コミカルで、指揮者vs.オケvs.観客の屈伸と手拍子とホーンのガチ対決の「ホーン・パイプ」。速さが足りない!ともう一度演奏するのもお約束です。BBC響の皆さんを応援したくなります。一方のオラモさんは踊って指揮してる箇所もあるしwその後はしっとりと、ウェールズ民謡「夜もすがら」、スコットランド民謡「スカイ・ボート・ソング」「ダニー・ボーイ(ロンドンデリーの歌)」。この3曲はウェールズ、スコットランド、北アイルランドの野外会場での演奏を生中継していました(ラジオではロイヤル・アルバート・ホールでのBBC響の演奏)。この3曲も涙が…。タイトルの通り哀愁が漂うオーボエが聴きどころの「ホーム・スウィート・ホーム」。表彰式でよく聴く「見よ、勇者は帰る」。最後は観客大合唱の「ルール・ブリタニア!」観客も一緒になって、演奏に参加できるのもラストナイトの魅力。巨大なホールで大観衆のコンサートなのに、どこかアットホームな感じ。気取らず聴けて楽しめる。この後に続く「ルール・ブリタニア」、「威風堂々(希望と栄光の国 Land of Hope and Glory)」、今年誕生100年の「エルサレム」、イギリス国歌「God save the Queen」そして締めの「Auld Lang Syne」(「昔なじみ」、「蛍の光」は日本独特の歌詞になってしまっているのでちょっと違う)も、プロムスの最後に大騒ぎして打ち上げ、また来年会いましょう!というものなんだと思います。歌詞がイギリス万歳な内容ですが(しかも今年はEU離脱も持ち上がり、EUの旗も振られていました)、根底にあるのは、観客も黙ってないで演奏に参加できる楽しさなんだろうと私は思います。

 その他の曲、今年没後100年のバターワース「青柳の堤」はとても美しいし、ボロディン「だったん人の踊り」は大迫力の合唱にしびれました。演奏後、オラモさんが「パーフェクト!」と言ったとか。ブリテン「マチネ・ミュジカル」も優雅でコミカルで楽しい。どのプログラムも楽しかった。録画を何度も観ては、ああ、今年のプロムスも楽しかったな、これでようやく終われる、来年に繋がると思っています。
 NHKさん、来年も放送よろしくお願いします!


 残り、細かい気になったところを箇条書き。

・ラストナイトの歴史や、今年誕生100年の「エルサレム」の歴史を解説していたのはよかったです。わかりやすかった。
・第1部でフローレスさんが曲の合間に足元に置いていたペットボトルで水分補給。「気にしないで」と言っていたフローレスさん、やっぱり素敵です。
・第1部では普通のタイをしているBBC響の楽団員さん、第2部ではユニオンジャックカラーのタイに変えたりもしていました。粋です。
・第2部、いつもの通り指揮台はカラーテープや国旗、風船でデコレーション。最初の曲「槍投げ」で、譜面台にあった緑色のカラーテープを首に巻いて指揮を始めたオラモさんwしかし、テープの色がシャツについてしまいました…。クリーニング大丈夫だったかなぁ…
・切手になり、結婚式は生中継…フローレスさんはペルーの英雄ですね。
・ドニゼッティ「ああ、友よ!」で、指揮台についていた風船を殴りながら歌うフローレスさんwどういう演出だw最後は風船を割って勝利!!途中風船が指揮台の内側へ。さりげなくオラモさんが元に戻してました。ナイス。
・フローレスさんがくまのパディントンのぬいぐるみをどう受け取ったのか、映像でようやく確認できました。パディントンもペルー出身だったのか。このラストナイトで初めて知りました。
・第2部のフローレスさんのアンコール中、フルートの2人(BBC響の第2フルートは日本人、向井知香さん。日本人演奏者もがんばってるのですから、NHKさん放送お願いしますよ!)が何かを指差して笑っていた。何があったんだろう?気になる。
・オーボエさんが、頬をふくらませ一生懸命演奏しているのが印象に残りました。MVP楽団員です。
・でも、どのパートにも魅せ場があって、BBC響の楽団員さん全員を応援していました。BBC響いいですね。
・オラモさん、今年の指揮者スピーチもいいこと言ってました。音楽は調和、時間や場、人を繋ぐ。そしてプロムスの意義、世界中の音楽を紹介し続ける。まさに音楽の祭典です。
・でも真面目なだけじゃないオラモさん。お茶目なところもあちらこちらで。「ルール・ブリタニア」のインカ王フローレス様が登場の際には、指揮台の上で跪きひれ伏してましたw「イギリスの海の歌~」の演奏前では、飛んでいる風船を指揮棒でつつこうとするwバーミンガム市響、フィンランド放送響初期時代は眼鏡のせいか、とても真面目そうに見えたのに…。
・指揮者スピーチの演奏者紹介で、BBC響のコールの後「Love you!」と、更に観客に向かって「もっと拍手!もっと拍手して!!」とジェスチャーするオラモさん。全プログラム終了後に、オケの皆を穏やかな笑顔で讃えねぎらっていたのも印象的でした。BBC響といいコンビです。
・BBCの他の放送でも気になっているのですが、サカリ・オラモさんのファーストネーム Sakari サカリと発音せずに英語読みのZachary ザカリーと発音してません?(聖書由来の男性名Zechariah ゼカリアが英語だとZachary、フィンランド語だとSakari)日本人から見ると、普通に見たままローマ字読みすればいいのに…と思ってしまうのですが…。
・BBC響は、イギリス国歌をチェロ以外起立して演奏します。
・「エルサレム」、イギリス国歌、「Auld Lang Syne」の流れがじわじわ来ます。「Auld Lang Syne」はオケの演奏は無く、指揮者も舞台袖で見守る形だったのが、去年・マリン・オールソップさんから指揮ありでオケも演奏するようになりました。

 来年のプロムスは、2017年7月14日スタートです!公式ガイド買って、また来年も楽しみます!

【追記】
 夏のBBCでの放送・オンデマンド、NHKでの放送を聴き逃した、見逃した…という方へ。年末年始はプロムスの公演のいくつかが再放送されますが、ラストナイトもありますよ!オンデマンドで聴けますよ!
BBC radio3 : BBC Proms 2016 : Prom 75: Last Night of the Proms
 ラジオ放送のMCや、指揮者スピーチの一部が端折られていますが、全曲聴けます。オンデマンドは1月30日ごろまで。

 ちなみに、この再放送はグリニッジ標準時 12月31日夜9時から始まりました。終わるのは日付、年が明ける午前0時。つまり、「ルール・ブリタニア」や「Land of Hope and Glory」で大騒ぎして年越ししてたんですよイギリスは。そして今年も残り少ないところで締めは、「Auld Lang Syne」.「蛍の光」でその年の締めって…紅白ですかwイギリスでも年越しの時間に「Auld Lang Syne」を歌っていたのかもしれませんw

◇BBC公式、3分で振り返るラストナイト:Last Night of the Proms 2016 in 3 minutes!

◇BBC公式、ラストナイトのバックステージ写真集:BBC radio3 : Proms : Backstage at the Last Night of the Proms 2016

◇ガーディアン紙による舞台裏写真集the guardian : Last Night of the Proms - behind the scenes

【過去のプロムス記事】
・7月編:Proms(プロムス)2016 私選リスト その1 [7月]
・8月前半編:Proms(プロムス)2016 私選リスト その2 [8月前半]
・8月後半その1:Proms(プロムス)2016 私選リスト その3 [8月後半のその1]
・8月後半その2:Proms(プロムス)2016 私選リスト その4 [8月後半 その2]

・2014年ラストナイト:こんなクラシックコンサート観たことない! 「Proms(プロムス)」ラストナイトコンサート2014

・ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」について:美しい月と音楽と
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by halca-kaukana057 | 2016-12-17 16:43 | 音楽

ラハティ シベリウス音楽祭2016 まとめ

 もう3ヶ月も前…9月8日~11日までフィンランドのラハティで開催された、シベリウス音楽祭。今年で17回目です。昨年はシベリウス生誕150年で普段よりも規模も大きく盛り上がりました。今年は通常の音楽祭の形式に戻って、オーケストラはラハティ交響楽団。あと室内楽の演奏会もあります。昨年はフィンランド国営放送(YLE)で放送がありましたが、今年はなし。でも、ラハティ響の演奏会の動画を配信しているサイトで公開しています。その一部の演奏会映像の公開期限が迫ってきた…ので、覚え書きで記事にします。
(動画が全部揃うまで時間がかかった&10月は忙しかった、というのが言い訳です…汗)

 今年の注目ポイントは、ラハティ響の音楽監督が交代したこと。オッコ・カムさんの後を、ディーマ・スロボデニュークさんが引き継ぎました。スロボデニュークさんはロシア人ですが、シベリウス音楽院指揮科・ヨルマ・パヌラ門下生で、フィンランド放送響他フィンランドのオーケストラとは縁の深い方。フィンランド語も堪能とのこと。新しい音楽監督のお披露目演奏会・シーズンオープニングにもなった今年のシベリウス音楽祭。聴けるうちにどうぞ。

【1日目】
タピオラ op.112(11月18日まで)
ポヒョラの娘 op.49(11月19日まで)
交響曲第1番 ホ短調 op.39(11月21日まで)
鶴のいる情景 op.44-2[アンコール](12月16日まで)
美しい組曲 (Suite Mignonne) op.98a[アンコール](12月17日まで)

 今年も「タピオラ」から始まりました。続いて「ポヒョラの娘」、カレワラ作品続きです。アンコールの「美しい組曲」は弦楽とフルートがまさに美しい作品です。

【2日目】
森の精(The Dryad) op.45-1(11月22日まで)
テンペスト 第2組曲 op.109-2(11月22日まで)
交響曲第4番 イ短調 op.63(11月25日まで)
伯爵夫人の肖像 JS88[アンコール](12月20日まで)
ベルシャザール王の饗宴 第2曲:孤独 op.51-2[アンコール](12月26日まで)

 今年はシェイクスピア没後400年。夏のBBCプロムスでもシェイクスピアに関連した作品がいくつも取り上げられましたが、シベリウス音楽祭でもシベリウスのシェイクスピア作品「テンペスト」を取り上げています。今年のアンコールでも「伯爵夫人の肖像」出てきました。

【3日目】
ペレアスとメリザンド op.46(12月3日まで)
パンとエコー op.53(12月5日まで)
交響曲第3番 ハ長調 op.52(12月9日まで)
フィンランディア op.26[アンコール](12月12日まで)

 珍しい作品「パンとエコー」が登場。舞踏的間奏曲、優美なワルツ、溌剌としてドラマティックな舞曲。最後は恒例の「フィンランディア」で締め。

 ちなみに来年は、シベリウス没後60年&フィンランド独立100年。来年もゲストを呼びます。フィンランドの若手指揮者・サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮エーテボリ交響楽団。2017年秋からロウヴァリさんはエーテボリ響の首席指揮者に就任するので、就任したばかりの演奏会になります。

・過去関連記事 去年のシベリウス音楽祭:Proms2015 シベリウスプログラム&シベリウス音楽祭 まとめ
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by halca-kaukana057 | 2016-11-07 22:46 | 音楽

[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その7 ベルグルンド&ヘルシンキフィル盤

 昨年からゆっくりと進めてきた、シベリウス「クレルヴォ交響曲」op.7 聴き比べ企画。今回で一旦最終回です。このシリーズの最初に、「クレルヴォ」の世界初の録音となったパーヴォ・ベルグルンド:指揮 ボーンマス交響楽団で始めたのですが、最後もベルグルンドで締めたいと思います。今度は地元フィンランドのヘルシンキフィルとの演奏です。

パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
エーヴァ=リーサ・サーリネン(メゾソプラノ)、ヨルマ・ヒュンニネン(バリトン)
ソヴィエト・ロシア国立アカデミー・エストニア男声合唱団
ヘルシンキ大学男声合唱団


 ボーンマス響との録音が1970年。このヘルシンキ・フィルとは1985年の録音です。以前取り上げたネーメ・ヤルヴィ&エーテボリ響と同じ年です。第3楽章、クレルヴォの妹役のサーリネンさんはメゾソプラノ。バリトンのヒュンニネンさんは他の録音でも大活躍。フィンランドの名バリトンであり、名クレルヴォ・バリトンです。

 初録音から15年。速度はそんなに変わりありません。しかし、1楽章は引きしまった感じがしますし、強音から弱音までの幅が広くなった。冒頭はゆっくりめに始まるのはボーンマス響もヘルシンキ・フィルも変わりないのですが、弦が澄んでいる。静寂を大事にするところは長く取って次の音をより印象的に。特に第2楽章後半で弱音からじわじわと強音へ上げてくるところは息をのみます。
 第4楽章はこれまでヒロイックな金管に注目していましたが、管楽器の高音も弦楽器のうねりも印象に残ります。それから、4分40秒あたり、金管の2音の連打からの、うまく言葉に出来ないのですが…この部分がロックな音をしているなと感じました。ウンタモを滅ぼそうと出征し、怒りで感情が制御できないような。
 男声合唱はヘルシンキ大学男声合唱団と、当時はまだソヴィエトだったエストニアの男声合唱団と2つの合唱団が参加。力強い合唱。クレルヴォとクレルヴォの妹の歌も悲痛。クレルヴォの妹は今回メゾソプラノですが、ソプラノのような澄んだ高音も出せていて、悲痛だけど美しいと感じました。クレルヴォの嘆きは重々しく。この重々しさから第4楽章、そして第5楽章へ進むのに、物語を感じます。スケールの大きな演奏です。

 このCD(国内版)、2枚組で、第1~3楽章が1枚目、第4・5楽章が2枚目と分かれています。わざわざCDを入れかえる必要があるのが面倒です…。でも、2枚目にはカンタータ「故郷(祖国)」op.92、「火の起源」op.32と男声合唱とオーケストラのための作品が入っています。どちらも大好きな作品。これが入っているのが嬉しいです。「火の起源」は「クレルヴォ」と同じく「カレワラ」に基づく作品。「故郷(祖国)」は、その名の通り、フィンランドの美しい自然や「カレワラ」を讃える歌。美しいです。

 ということで、今回で「クレルヴォ」聴き比べは一旦終わり。新しい演奏を聴いたら、また書くと思います。

 なかなか演奏機会も少ない「クレルヴォ」ですが、来年、日本で演奏されます。生で聴けるチャンスです!
東京都交響楽団:2017年ラインナップ発表
東京都交響楽団:第842回 定期演奏会Aシリーズ
2017年11月8日(水) 19:00開演

指揮:ハンヌ・リントゥ
ソプラノ:ニーナ・ケイテル
バリトン:トゥオマス・プルシオ
男声合唱:フィンランド ・ポリテク男声合唱団

シベリウス:クレルヴォ交響曲 op.7

 昨年フィンランド放送交響楽団と来日したリントゥが、都響で「クレルヴォ」をやります!!シベリウス没後60年&フィンランド独立100年の2017年、ぴったりのプログラムです。
 日本のプロオケが「クレルヴォ」を演奏するのは何年ぶり、何十年ぶりなんだろう…?(昨年新田ユリ:指揮で演奏したアイノラ交響楽団はアマオケ)。男声合唱はプロムスでも歌ったポリテク合唱団。まだまだ先ですが、いいなぁこれ。
 ちなみに、リントゥはフィンランド放送響では「クレルヴォ」を指揮してない…おそらく、2017年秋から始まる2017-18年シーズンの始めでフィンランド放送響で演奏して、それを都響に持ってくるかと思います。まだ予定が出てないので予想です。シベリウス生誕150年の昨年も多かったですが、来年はまた「クレルヴォ」の演奏が増えるんだろうなぁ。嬉しいです。
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by halca-kaukana057 | 2016-10-18 22:13 | 音楽

[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その6 パヌラ盤

 今日はシベリウスの命日。59回目です。来年は没後60年(&フィンランド独立100年).この頃、プロムスの溜まっているオンデマンドばかり聴いて、シベリウスをあまり聴いていませんでした。今年のプロムス、シベリウスは1公演1曲しかなかった…(去年たくさんやったでしょうが)。来年は没後60年だからまた増えるといいな。

 まだ続いている「クレルヴォ」交響曲を聴こうシリーズ。まだあるんです。店頭で見つけて、指揮者の名前にこれは聴いてみたい!と思い買ったCDです。

ヨルマ・パヌラ:指揮、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
ヨハンナ・ルサネン(ソプラノ)、エサ・ルーットゥネン(バリトン)
ラウル・イスタヴァ男声合唱団


 指揮は、今世界各地で活躍しているフィンランド指揮者たちを育てた、元シベリウス音楽院指揮科教授のヨルマ・パヌラ。パヌラ先生が指揮をしている録音をあまり聴いたことがなかったので、これは聴きたいと思いました。男声合唱は前回のネーメ・ヤルヴィ&エーテボリ響と同じくラウル・イスタヴァ男声合唱団。1996年の録音です。

 シベリウスの番号つきの交響曲と、「クレルヴォ交響曲」の違いは、はっきりとした基づくものがあるかどうか。番号つきの交響曲は、それぞれの作曲の際のエピソードやシベリウス自身の言葉も残されていて、聴く手がかりにはなりますが、自由に想像します。
 一方の「クレルヴォ交響曲」は、「カレワラ」の「クレルヴォ」の章に基づいている。悲劇の英雄クレルヴォを描いている。第3・5楽章では「カレワラ」から引用した声楽独唱と男声合唱が入る。明確に、クレルヴォのこの章とわかる。
 でも、これまで様々な「クレルヴォ交響曲」を聴いてきて、悲劇の英雄クレルヴォも一様ではないなと感じた。きっと幼い頃から「カレワラ」に親しんできたフィンランドの人たちの抱くクレルヴォと、日本語訳の「カレワラ」を読んで私が抱くクレルヴォのイメージは異なる。また、「カレワラ」は叙事詩。語り口調や表現は普通の物語とは違う。1,2,4楽章は副題から、クレルヴォの章のこの部分とわかるけど、その章全部を描いているのか、ある一部分だけど描いているのか(すみません勉強不足なだけです)、わかりにくいところもある。それぞれの演奏を聴いて、それぞれのクレルヴォ像に触れられるのが興味深い。

 パヌラ先生の「クレルヴォ」は、繊細なところもはっきりと聴こえる。強いけれども、憎しみや苦しみで心に暗い影のひだを沢山を持っているようなクレルヴォ。第1楽章はゆっくりめに始まるけれども、第3楽章の始めのほうでは速めで、独唱部分になるとゆっくりになり、よく語り歌う。ソプラノのルサネンさんの透明な声がきれい。ルーットゥネンさんのバリトンは、オケとのバランスがあまりよくなくて残念ですが、悲痛な叫び。第3・5楽章の男声合唱も、北欧らしい澄んだ、やわらかい、繊細さを持っている。先ほども書いたように、豪快で「爆演」なネーメ・ヤルヴィ&エーテボリ響のと同じ合唱団。録音された年は10年ほど違いますが、これ同じ合唱団?と思ってしまう。第5楽章、最後は、オーケストラはジャン!ジャーン!と強い音で劇的に終わるのですが、パヌラ盤はソフト。あれ?と思ってしまう。消え入るようなクレルヴォの死。これはこれで印象深い。

 「クレルヴォ交響曲」がますます興味深くなる演奏です。
 ちなみに、演奏のトゥルク・フィルの現在の首席指揮者はレイフ・セーゲルスタム。シベリウスの管弦楽曲を次々と録音していて、こちらも興味深いです。

 「クレルヴォ」シリーズ、あと1回で区切りをつけようと思います。


【これまでの記事】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。(動画はもう観られなくなりました)
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
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by halca-kaukana057 | 2016-09-20 22:13 | 音楽

美しい月と音楽と

 昨日は中秋の名月(十五夜)。今日は十六夜。明日は満月。昨日も今日も、きれいな月が見えています。月にまつわる音楽は様々ありますが、今年は準備不足で探せなかった…と思ったら、つい最近聴いた曲にありました。BBCプロムス・ラストナイト(Last Night of the Proms)でやってました。
Proms(プロムス)2016 私選リスト その5 [9月]

 イギリスの作曲家・ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」。プロムス私選リストの記事で、この曲について少し触れましたが、おさらいと追記でもう一度。プロムスを半世紀以上指揮し続けたヘンリー・ウッド(ステージ中央にウッドの銅像があります)のデビュー50周年のお祝いに作曲。シェイクスピアの「ヴェニスの商人」から歌詞を取っています。16人の声楽家による合唱と、それぞれ受け持つソロパートがあります。その後、混声合唱版にも編曲されたそうです。

 この歌詞となったシェイクスピア「ヴェニスの商人」。第5幕第1場から抜粋引用されています。この第5幕第1場では、ヴェニスの商人・アントニーオを敵対視する金貸し屋のシャイロックの娘・ジェシカと、その恋人ロレンゾーが月を見ながら、音楽を聴き、音楽について語り合います。

◇歌詞と日本語訳はこちら:梅丘歌曲会館「詩と音楽」:レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナーデ」詩: シェイクスピア(William Shakespeare)

Serenade to Music, Ralph Vaughan Williams


◇最新版!先日のラストナイトでの演奏:Vaughan Williams - Serenade to Music - Last Night of the Proms 2016

 16人の歌手たちの歌声も美しいのですが、オーケストラも、ヴァイオリンソロも美しい。歌詞もあいまって、音楽への愛おしさや、音楽と自然との調和、音楽を聴いている人々の心の平穏などを感じます。月が輝く美しい夜をすーっとイメージさせてくれます。なんていい曲なんだ!
 この初演の1938年、ラフマニノフも演奏会に登場し、自身のピアノ協奏曲第2番を演奏。その後の「音楽へのセレナード」の美しさに涙したという話。
 歌詞は抜粋してあるので、「ヴェニスの商人」での全文もどうぞ。より楽しめます。
◇英語での全文:The Merchant of Venice: Act 5, Scene 1
 日本語訳は出版されているものでどうぞ。

 調べてみると、月にまつわるクラシック音楽は結構多い。来年までまた準備しておきます(今年の十三夜という手もあるぞ)
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by halca-kaukana057 | 2016-09-16 22:38 | 音楽

Proms(プロムス)2016 私選リスト その5 [9月]

 ロンドンの夏ももう終盤、クライマックスです。BBC Proms、9月の私選リストです。9月は大御所が続々登場、そしてラストナイトです。


Prom 63(9/1): Bach – Mass in B minor
・J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
 キャサリン・ワトソン(ソプラノ)、ティム・ミード(カウンターテナー)、レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)、アンドレ・モルシュ(バリトン)
 ウィリアム・クリスティ:指揮、レザール・フロリサン
/バッハの大曲を。演奏しているレザール・フロチサンは、マルカントワーヌ・シャルパンティエの作曲した劇音楽「レザール・フロリサン(花咲ける芸術)」から取った古楽アンサンブル。プロムスはバロック・古楽から現代まで幅広いのが魅力です。

Prom 64(9/2): Berlin Philharmonic and Sir Simon Rattle – Boulez and Mahler
・ブーレーズ:エクラ(Éclat)
・マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 ホ短調
 サー・サイモン・ラトル:指揮、ベルリン・フィル
/毎年恒例、ラトルがベルリンフィルを連れてきました!来年秋から、ラトルはロンドン交響楽団の首席指揮者に。もしかしたら、プロムスでのベルリンフィルとの共演は今年が最後かもしれません(来年ももしかしたらあるかも)
 今年亡くなった作曲家・ブーレーズの作品と、マーラーの7番を休憩なしで演奏します。今年のプロムスでは多かったマーラー作品、トリは7番。私、まだ7番には親しめていません。以前聴いた時は、途中で飽きて止めたことが…。ラトル&ベルリンフィルのは通して聴けるかな?魅力を見つけられるかな?
 →この記事を書きながら聴きました。今回は通して聴けました!どこが、と具体的に言えないのが悔しいのですが、楽しみました、楽しいです。

Prom 66(9/3): Berlin Philharmonic and Sir Simon Rattle – Julian Anderson, Dvořák and Brahms
・ジュリアン・アンダーソン:Incantesimi(イギリス初演)
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第1集 op.46
・ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
 サー・サイモン・ラトル:指揮、ベルリン・フィル
/ラトル&ベルリンフィル2日目。イギリスの現代作曲家ジュリアン・アンダーソンの作品は、ラトルとベルリンフィルのために作曲した作品。続いてドヴォルザークの8曲のスラヴ舞曲、メインはブラームスの2番。

Prom 67(9/4): Simón Bolívar Symphony Orchestra and Gustavo Dudamel
・ポール・ドゥゼンヌ:Hipnosis mariposa(イギリス初演)
・ヴイラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第2番
・ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲/ラ・ヴァルス
 グスターボ・ドゥダメル:指揮、シモン・ボリバル交響楽団
/リオデジャネイロオリンピックで南米の作曲家、オーケストラにスポットを当てている今年のプロムス。南米のオーケストラと言えば、ドゥダメルが指揮するシモン・ボリバル交響楽団でしょう!北欧での公演後、ロンドン・プロムスにも登場です。南米の作曲家ドゥゼンヌの作品に、ブラジル風バッハと南米作品も演奏します。アンコールは勿論、あの曲ですよね…?(楽しみ。あるなら映像を観たい…)

Prom 69(9/5): Staatskapelle Berlin and Daniel Barenboim – Mozart and Bruckner
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ長調 K491
・ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
 ダニエル・バレンボイム:ピアノ・指揮、シュターツカペレ・ベルリン
/Prom43でも指揮したバレンボイムが、今度はシュターツカペレ・ベルリンと再登場です。モーツァルトのピアノ協奏曲と、ブルックナーの交響曲。今年2月の来日演奏会、ブルックナーチクルスと同じ構成です(曲の組み合わせは異なります)2月の演奏会を聴きに行った人も、聴けなかった人も、プロムスでもどうぞ。ブルックナーの交響曲もProm60でも9番を取り上げたので、多めなのかなぁ今年。

Prom 70(9/6): Staatskapelle Berlin and Daniel Barenboim – Mozart and Bruckner
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番 ニ長調「戴冠式」 K537
・ブルックナー:交響曲第6番 イ長調
 ダニエル・バレンボイム:ピアノ・指揮、シュターツカペレ・ベルリン
/バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンのモーツァルトとブルックナー2日目。6番は初めて聴くかも。聴いてみよう。
 ところで、ブルックナーといえば、ノヴァーク版とかハース版とか、改訂稿が複数存在しますが、プロムスのHPにもガイドブックにも書いてありません。2月の来日公演と同じなのかな?
(同じなら、Prom69の4番はノヴァーク版第2稿(1878/80)、Prom70の6番はノヴァーク版
東芝グランドコンサート 公式サイトより)

Prom 71(9/7): Staatskapelle Dresden, Christian Thielemann and Daniil Trifonov – Mozart and Bruckner
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ短調 K467
・ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調「ワーグナー」
 ダニール・トリフォノフ(ピアノ)
 クリスティアン・ティーレマン:指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
/モーツァルト&ブルックナーのプログラムを、何故かティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンが引き継ぎます。モーツァルトのピアノはトリフォノフ!しかも21番。モーツァルトの方が楽しみですが、ブルックナーもこの際なので聴きますよ。これも何版なのかわかりません。

Prom 73: Handel – Coronation Anthems
・ヘンデル:ジョージ2世の戴冠式アンセム 第1曲:司祭ザドク HMV258/第4曲:わが心は麗しい言葉にあふれ HMV261
・ムファット:調和の捧げもの 弦楽と通奏低音のためのソナタ第5番 ト長調
・ヘンデル:ジョージ2世の戴冠式アンセム 第2曲:汝の御手は強くあれ HMV259
・J.S.バッハ(レオポルド・ストコフスキー:編曲):管弦楽組曲 第3番 BWV1068 より第2曲「エール(アリア)」
・パーセル(レオポルド・ストコフスキー:編曲):歌劇「ダイドーとイニーアス」Z.626 第3幕:ダイドーのラメント「私が地に伏す時」
・ヘンデル:ジョージ2世の戴冠式アンセム 第3曲:主よ、王はあなたの力に喜びたり HMV260
 リチャード・エガー:指揮、エンシェント室内管弦楽団
/エンシェント室内管が登場です。バロックの名曲が次々と。ヘンデルの「ジョージ2世の戴冠式アンセム」は分けて全曲演奏します。ロンドンで聴くとまさに本場、という感じがしますね。お馴染みの「G線上のアリア」も。

Prom 75(9/10): Last Night of the Proms
・トム・ハロルド:Raze(世界初演)
・バターワース:青柳の堤
・ボロディン:歌劇「イーゴリ公」第2幕より:だったん人の踊り
・ロッシーニ:歌劇「チェネントラ」より:もう一度見つけだすと誓う(Si, ritrovarla io giuro)
・ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より:人知れぬ涙(Una furtiva lagrima)
・オッフェンバック:歌劇「美しきエレーヌ」(La belle Hélène)より:イダ山の上で(Au mont Ida)
・ブリテン:音楽のマチネー op.24
・ジョナサン・ダウ:Our revels now are ended(宴は終わった)

・マイケル・トーキー:ジャベリン(Javelin)←※追加の模様
・ヴォーン=ウィリアムズ:音楽へのセレナード
・ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」より"ああ、友よ!なんと楽しい日!(Ah! mes amis)
・エルガー:威風堂々第1番 ニ長調 「希望と栄光の国(Land of Hope and Glory)」
・ヘンリー・ウッド:イギリスの海の歌による幻想曲
・トマス・アーン:ルール・ブリタニア
・パリー(エルガー:編曲):イェルサレム
・ブリテン編曲:イギリス国歌
 ファン・ディエゴ・フローレス(テノール)
 フランチェスカ・チェジーナ、イヴ・ダニエル、ローレン・ファガン、アリソン・ローズ(ソプラノ)
 クレール・バーネット=ジョーンズ、マルタ・フォンタナルス=シモンズ、アンナ・ハーヴェイ、ケイティ・スティーヴンソン(メゾソプラノ)
 トライスタン・リリュル・グリフィス、オリバー・ジョンストン、 ジョシュア・オーウェン・ミルズ、ジェイムズ・ウェイ(テノール)
 ブラギ・ジョンソン、ベンジャミン・ルイス、ジェイムズ・ニュービィ、ブラッドリー・トラヴィス(バス)
 BBCシンガーズ、BBCシンフォニーコーラス
 BBCプロムスユースアンサンブル
 サカリ・オラモ:指揮、BBC交響楽団
/ラストナイトです。2ヶ月って長いと思ってるとあっという間です。今年のソリストはペルー出身のテノール・ファン・ディエゴ・フローレスさん。オペラアリアがたくさん、フローレスさんの歌声を堪能できます!
 1曲目のトム・ハロルド(91年生まれ!の若手現代作曲家)の世界初演作を演奏するのは、このプロムスのために結成されたユースアンサンブル。若い作曲家と演奏家たちの演奏が楽しみです。
 ジョナサン・ダウ「Our revels now are ended」は、シェイクスピア「テンペスト」の台詞の一部。この部分の合唱曲とのこと。ラストナイトもシェイクスピアです!
 ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」では、16名の声楽家たちが共演。この「音楽へのセレナード」プロムスを半世紀以上指揮し続けたヘンリー・ウッド(ステージ中央にウッドの銅像があります)のデビュー50周年のお祝いに作曲。シェイクスピアの「ヴェニスの商人」から歌詞を取っています。まさに今年のプロムスにぴったりな作品。ヴォーン=ウィリアムズとウッドは16人の歌手を選び、彼らを想定して作曲。というわけで、こんな大人数になってしまったわけです。
 最後はお約束の「Land of Hope and Glory」、「ルール・ブリタニア」「イェルサレム」、イギリス国歌と定番曲で締めます。今年は、定番曲なのに最近演奏されていなかった「イギリスの海の歌による幻想曲」が復活の模様。是非とも今年はフルで聴きたいです。
 ファーストナイトのところで、BBC交響楽団の首席指揮者がファーストナイト・ラストナイト両方指揮するのは何年ぶりだったっけ…?と書きましたが、先代ビエロフラーヴェクさんが最後に両方指揮したのは2010年。現首席指揮者のオラモさんが両方指揮するのは初です。オラモさんは2度目のラストナイトの指揮ですが、前回初登場の2014年は様々な楽しいネタを披露してくれましたw今年も期待w指揮者スピーチにも注目です。
 イギリスは今年EU離脱という大きな問題が持ち上がりましたが、ラストナイトは盛大にお祭り騒ぎで終わって、2ヶ月の音楽の祭典を締めてほしいものです。
 ちなみに、昨年2015年のラストナイトを、毎年放送しているNHKは放送しませんでした…。とても悲しかった。ラストナイトはやっぱり映像で観たい!!今年は放送してください、NHKさん!(リクエスト送りましょう、送ります)
(10月、CSスカパーのクラシカ・ジャパンで、今年の2公演と、昨年2015年のラストナイトを放送するそうです。CSか…)

【追記】
 2016年のラストナイト、12月12日、NHKで放送されました!!感想記事はこちら:一緒に音楽を楽しもう Proms(プロムス)2016 ラスト・ナイト・コンサート

【過去記事】
・7月編:Proms(プロムス)2016 私選リスト その1 [7月]

・8月前半編:Proms(プロムス)2016 私選リスト その2 [8月前半]

・8月後半その1:Proms(プロムス)2016 私選リスト その3 [8月後半のその1]
・8月後半その2:Proms(プロムス)2016 私選リスト その4 [8月後半 その2]

 まだ聴けていないものも結構あります…大丈夫か?たくさんあり過ぎる!でもそこが楽しいプロムス!
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by halca-kaukana057 | 2016-09-04 17:25 | 音楽

Proms(プロムス)2016 私選リスト その4 [8月後半 その2]

 昨日の続きのプロムス私選リストの続きです。8月後半、聴きたい演奏会が多い…!
・8月後半その1:Proms(プロムス)2016 私選リスト その3 [8月後半のその1]

Prom 51(8/24): São Paulo Symphony Orchestra and Marin Alsop
・マルロス・ノーブレ:Kabbalah(イギリス初演)
・グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
・ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第4番 序曲
・ラフマニノフ:交響的舞曲 op.45
 ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
 マリン・オールソップ:指揮、サンパウロ交響楽団
/リオデジャネイロオリンピックにちなんで、南米のオーケストラの登場です。指揮は昨年のラストナイトコンサートの指揮のアメリカ人指揮者オールソップ。1曲目のノーブレはブラジル出身、ピアノのモンテーロはベネズエラ出身。南米のクラシック音楽と言えば、ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」。
 グリーグのピアノ協奏曲のアンコールは、ラストナイトに欠かせないあの曲、エルガー:威風堂々第1番(Land of Hope and Glory)のラグタイム風演奏。バッハっぽくも聴こえました。素敵な演奏です。

Prom 53(8/25): Royal Liverpool Philharmonic Orchestra – Emily Howard, Shostakovich and Rachmaninov
・エミリー・ハワード:Torus (Concerto for Orchestra) (世界初演)
・ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 op.107
・ラフマニノフ:交響曲第3番 イ短調 op.44
 アレクセイ・スタドレル(Vc)
 ヴァシリー・ペトレンコ:指揮、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
/この演奏会、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番をノルウェーのチェリスト・トゥルルス・モルクがソロを演奏するとあったのですが、モルクさん、病気のためキャンセル。なんと。スタドレルさんが代役です。モルクさん、大事でないとよいのですが…。メインはラフマニノフの交響曲第3番。ラフマニノフの交響曲は、実はあまり馴染みがない…この機会に聴きます。時代や国・地域、様々な作品を聴けるのはプロムスのよいところだと思っています。

Prom 54(8/26): Collegium Vocale Gent and the Budapest Festival Orchestra
・モーツァルト:アリア「この麗しき御手と瞳のために」K.612
・モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
・モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 (ジェスマイヤー補完)
 ニール・ディヴィス→※変更:ハンノ・ミューラー=ブラッハマン(バス)
 アコシュ・アーチュ(Cl)
 ルーシー・クロウ(ソプラノ)
 バルバラ・コジェリ(メゾソプラノ)
 ジェレミー・オヴェンデン(テノール)
 コレギウム・ヴォカーレ・ゲント合唱団、イヴァン・フィッシャー:指揮、ブダペスト祝祭管弦楽団
/ブダペスト祝祭管で、オール・モーツァルト・プログラムです。バスはディヴィスさんからブラッハマンさんに変更になりました。

Prom 55(8/27): City of Birmingham Symphony Orchestra and Mirga Gražinytė-Tyla
・モーツァルト:歌劇「魔笛」 K.620 序曲
・ハンス・エブラハムセン:Let me tell you
・チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 op.36
 バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)
 ミルガ・グラジニーテ=ティラ:指揮、バーミンガム市交響楽団
/私の注目公演のひとつです。ネルソンスの後任が決まっていなかったバーミンガム市響の新音楽監督が決まりました!リトアニア出身のミルガ・グラジニーテ=ティラさん。決まった時はようやく決まったか!と喜んだもいいが、お名前が読めない…とあちらこちらから声が…。無名で若手だけど実力のある指揮者を迎え、その後は出世するパターンのバーミンガム市響の音楽監督。バーミンガムで就任記念コンサートの後、プロムスに登場です。ミルガさんとバーミンガム市響の今後、楽しみにしています!

Prom 57(8/28): Thomas Larcher, Wagner and Richard Strauss
・トーマス・ラルヒャー:交響曲第2番(イギリス初演)
・ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
・R.シュトラウス:アルプス交響曲 op.64
 エリザベート・クルマン(メゾソプラノ)
 セミヨン・ビシュコフ:指揮、BBC交響楽団
/ワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲集、好きな作品です。ワーグナーの作品というと大規模な楽劇で、なかなか全曲を聴いたことがないのですが(抜粋なら聴きやすいのに)、このヴェーゼンドンク歌曲集は入りやすいです。メインも壮大な、リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲。ロイヤルアルバートホールの舞台は広いので、サンダーマシンやウィンドマシンを置いても余裕がありそうです。

Proms Chamber Music 7(8/29): Armida Quartet
・シューベルト:弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」 ハ短調D.703
・サリー・ビーミッシュ:Merula perpetua(世界初演)
・モーツァルト: 弦楽五重奏曲第3番ハ長調 K. 515
 リーズ・ベルトー(Va)、アルミーダ四重奏団
/室内楽プロムスです。室内楽でも世界初演があります。オーケストラだけじゃないのがいいですね。モーツァルトの弦楽五重奏曲第3番はとても好きな曲。ヴィオラがいいんです、ヴィオラが。

Prom 59(8/29): Leipzig Gewandhaus Orchestra – Beethoven
・ベートーヴェン:レオノーレ 序曲 第2番 op.72a
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」
・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92
 アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
 ヘルベルト・ブロムシュテット:指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
/アンドラーシュ・シフとブロムシュテットの登場です!!オケもゲヴァントハウス管!オール・ベートーヴェンで来ました。王道中の王道というプログラムです。

Prom 60(8/30): Gustav Mahler Jugendorchester
・J.S.バッハ:カンタータ 第82番 「われは満ちたれり」BWV82
・ブルックナー:交響曲第9番
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バスバリトン)
 フィリップ・ジョルダン:指揮、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
/バッハとブルックナー、荘厳な響きを連想させるプログラムです。しかもブルックナーは9番。バッハのカンタータを歌う予定のゲルハーヘルさんですが、9月から病気で長期休養に入ることがアナウンスされています。この公演はどうなるのか。まだ何もお知らせはありません。心配です。
【追記】
 ゲルハーヘルさんは変更なく歌ったそうです。よかった。お身体、無理されてないとよいのですが…。

 以上です。9月はビッグネームが続き、そして10日はラストナイトです。

【過去記事】
・7月編:Proms(プロムス)2016 私選リスト その1 [7月]
・8月前半編:Proms(プロムス)2016 私選リスト その2 [8月前半]
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by halca-kaukana057 | 2016-08-26 22:45 | 音楽

Proms(プロムス)2016 私選リスト その3 [8月後半のその1]

 2ヶ月にわたるプロムスも折り返し。という私は追いつけてません…。どんどん溜まる。聴きたいものを厳選しようとしても、なかなか難しいのが困ったものです。こちらはこれから涼しくなるはずなので、音楽をゆっくり聴く時間も増えるはず…。2ヶ月も毎日演奏会を開いていられるのは、夏のロンドンが涼しいからだろうか…?

 8月後半のプロムス公演私選紹介の前に、面白い試みを。プロムスの公演の一部を、3Dサウンドで収録し公開しています。
Proms in Binaural Sound
 いつまで公開しているかわからないのでお早めに!最初は少なかったのですがその後増えたと思ったら、また減ってしまいました。エルガーのチェロ協奏曲がなくなってしまったのが残念…。
 聴いてみて、通常の録音とは何か違うな、とは感じました。音の距離感や透明感、弾力のようなものを感じました。ロイヤルアルバートホール内ではこんな風に聴こえるのかな、と…。拍手の音も違うと感じました。ヘッドホンで聴いてみてください。

 では、8月後半の私選リストです。8月後半は多いぞ…選ぶのに困りました。なので、2つに分けます。8h月後半その1です。

Prom 40(8/15): Britten Sinfonia and Thomas Adès
・ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 op.93
・フランシスコ・コール:Four Iberian Miniatures(ロンドン初演)
・トーマス・アデス:Lieux retrouvés(管弦楽版、イギリス初演)
・プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ短調 op.25「古典交響曲」
 オーガスティン・ハデリッヒ(Vn)
 スティーヴン・イッサーリス(Vc)
 トーマス・アデス:指揮、ブリテン・シンフォニエッタ
/チェロのイッサーリスが登場です。演奏するのは、指揮のトーマス・アデスの作品。チェロ協奏曲になっているそうです。最初にはベートーヴェン8番、最後にはプロコフィエフの古典交響曲。

Prom 41(8/16): The Hallé – Mahler’s Das Lied von der Erde
・ベルリオーズ:序曲「リア王」op.4
・コリン・マシューズ:Berceuse for Dresden(ロンドン初演)
・マーラー:大地の歌
 レオナード・エルシェンブロイヒ(Vc)
 アリス・クート(メゾソプラノ)、グレゴリー・クンデ(テノール)
 サー・マーク・エルダー:指揮、ハレ管弦楽団
/今年のプロムスはシェイクスピア没後400年特集。ベルリオーズからは「リア王」こうしてまとめて聴いていると、もっとシェイクスピアを読まねばならんな…と思います。チェロ協奏曲は「冥王星」でお馴染みコリン・マシューズの作品。メインはマーラー「大地の歌」。マーラー後期作品はまだ親しめている作品が少ないのですが、その少ない親しんでいる作品が「大地の歌」。メゾソプラノ(コントラルト)が活躍する作品、じっくり聴きたいです。

Prom 42(8/16): The Sixteen sing Bach and Pärt
・J.S.バッハ:モテット 来たれ、イエス、来たれ BWV229
・アルヴォ・ペルト:今こそ主よ、僕を去らせたまわん(Nunc dimittis)
・J.S.バッハ:モテット 主に向かって新しき歌をうたえ BWV 225
・ペルト:トリオディオン Triodion
・J.S.バッハ:モテット イエス、わが喜び BWV 227
 ハリー・クリストファーズ:指揮、ザ・シックスティーン
/アカペラ合唱の回です。イギリスの合唱団The Sixteenが歌うのはバッハとエストニアの現代作曲家・アルヴォ・ペルト。ペルトは宗教合唱曲も多く作曲しています。

Prom 45(8/19): Janáček: The Makropulos Affair
・ヤナーチェク:歌劇「マクロプロス事件」
 カリタ・マッティラ(ソプラノ)
 アレス・ブリッシェン(テノール)、グスタフ・ベラチェク(バスバリトン)、ヤン・ヴァチク(テノール)、エヴァ・ステルポヴァ(ソプラノ)、スヴァトプラク・セム(バリトン)、アレス・ヴォラチェク(テノール)、ヤン・イェツェク(テノール)、イルジ・クレツカー(バリトン)、イヴォナ・スクヴァロヴァ(コントラルト)、ヤナ・フロコヴァ・ワリンゲローヴァ(コントラルト)
 BBCシンガーズ(男声合唱)、イルジ・ビエロフラーヴェク:指揮、BBC交響楽団
 イルジ・クレツカー(舞台技術)
/ヤナーチェクのオペラをコンサート形式で。チェコ語での上演です。主演はフィンランドのソプラノ・カリタ・マッティラ。他のキャストはチェコ人歌手、指揮もチェコ出身でBBC響前首席指揮者のビエロフラーヴェク。このペラそのものはどんな物語か全く知らないのですが、ビエロフラーヴェクさんは昨年チェコ・フィルとの来日公演の録画を観ていいなと思ったし、マッティラさんの歌は好きなので、聴いてみようと思います。

Prom 46(8/20): Mahler’s Rückert-Lieder and Mozart’s Mass in C minor
・ジェラール・グリゼイ:Dérives(イギリス初演)
・マーラー:リュッケルト歌曲集
・モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K427
 ターニャ・アリアーヌ・バウムガルトナー(メゾソプラノ)
 ルイーゼ・アルダー、キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、ベンジャミン・ハレット(テノール)、マシュー・ローズ(バス)
 BBCシンフォニーコーラス、イラン・ヴォルコフ:指揮、BBCスコティッシュ交響楽団
/お目当てはマーラーの「リュッケルト歌曲集」。マーラー続きますね。モーツァルトのミサ曲と一緒に、声楽をたっぷり楽しめる公演です。

Prom 47(8/21): Ulster Orchestra and Rafael Payare
・ピアーズ・ヘラウェル:Wild Flow(世界初演)
・ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ短調 Hob VIIb:1
・チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64
 ナレク・アフナジャリャン(Vc)
 ラファエル・パヤーレ:指揮、アルスター管弦楽団
/指揮のパヤーレはベネズエラ出身。今年のプロムスは、リオデジャネイロオリンピックもあって、南米の音楽家・オーケストラも続々登場します。このプログラムも幅が広い。

Prom 48(8/21): Matthias Pintscher and Mendelssohn
・マティアス・ピンチャー:Reflections on Narcissus
・メンデルスゾーン:真夏の夜の夢
 アリサ・ワイラースタイン(Vc)
 キャサリン・ブロデリック(ソプラノ)、クララ・モーリッツ(メゾソプラノ)
 マーク・ベントン、アレックス・ハッセル、Simon Manyonda、シニード・マシューズ、サム・スワン、ミッチェル・テリー(俳優)
 フィンチリー児童合唱団、マティアス・ピンチャー:指揮、BBCスコティッシュ交響楽団
/前半のピンチャー自作自演はチェロ協奏曲。アリサ・ワイラースタインの登場です。後半はシェイクスピアと言えばやっぱりこの作品、メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」!全曲演奏版です。俳優さんたちは語りを担当します。この機会に全曲演奏を聴こう。

Proms Chamber Music 6(8/22): Louis Lortie
・ロッシーニ(リスト:編):音楽の夜会 ヴェネツィアの競艇、踊り
・プーランク:ナポリ FP 40
・フォーレ:舟歌 第5番嬰へ短調op.66、第7番ニ短調op.90
・リスト:ヴェネツィアとナポリ S162
 ルイ・ロイティ(ピアノ)
/プロムス室内楽。ピアノ回です。イタリアのヴェネツィアとナポリをイメージした作品が並んでいます。

Prom 50(8/23): Tchaikovsky, Rachmaninov and Prokofiev
・チャイコフスキー:幻想序曲「ハムレット」op.67
・ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 op.43
・プロコフィエフ:交響曲第3番 ハ短調op.44
 スティーヴン・ハフ(ピアノ)
 アレクサンドル・ヴェデルニコフ:指揮、BBC交響楽団
/チャイコフスキーのシェイクスピア作品、今度は「ハムレット」です。この演奏会のお目当てはスティーヴン・ハフのピアノのラフマニノフ「パガニーニの~」。ハフさんのピアノはとても好きです。そして、ラフマニノフのこの作品も大好きな曲。ラフマニノフのピアノ協奏曲の中で一番好きかもしれない。2番や3番も好きですが。今年のプロムスはプロコフィエフも多いですね。というより、ロシア作曲家作品が多い?

 8月後半その2に続きます!

【過去記事】
・7月編Proms(プロムス)2016 私選リスト その1 [7月]
Proms(プロムス)2016 私選リスト その2 [8月前半]
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by halca-kaukana057 | 2016-08-25 23:11 | 音楽

Proms(プロムス)2016 私選リスト その2 [8月前半]

 暑い日が続いていますね。あと、リオデジャネイロオリンピックも盛り上がっていますね。4年前のオリンピック開催地・ロンドンではProms(プロムス)、絶賛開催中です(2012年のロンドンはオリンピックにプロムスに大変だっただろうに)。ロンドンは気温は25度程度。涼しい…過ごしやすそう。そんな中で毎日音楽三昧…いいなぁ。

 では、8月前半の私が選んだプロムス・コンサートラインナップです。
・7月編Proms(プロムス)2016 私選リスト その1 [7月]

Prom 23(8/1): Jörg Widmann, Schumann, Sibelius and Nielsen
・ヨルグ・ヴィットマン:Armonica(イギリス初演)
・シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
・シベリウス:テンペスト op.109 序曲
・ニールセン:交響曲第5番 op.50
クリスタ・シェーンフェルディンガー(グラス・ハーモニカ)、テオドロ・アンゼロッティ(アコーディオン)
トーマス・ツェートマイアー(Vn)
ヨン・ストゥールゴールズ:指揮、BBCフィルハーモニック
 /注目公演のひとつ。シューマン、シベリウス、ニールセン(ニルセン)と好きな作曲家ばかり。でも、この3人の作品はこの公演だけなんです…。今年のプロムスはチェロを主役にしているのに、シューマンのチェロ協奏曲が何故にない!?シベリウスとニルセンもこれだけか!去年は生誕150年でたくさんやりましたね…(遠い目)
 1曲目のヴィットマンの作品も、グラスハーモニカが入る面白い作品。
 指揮は、昨年N響に客演したのを聴きに行った、フィンランドの指揮者・ストゥールゴールズ(ストルゴーズ、ストゥールゴーズ:他、表記がたくさんある…)。元々ヴァイオリニストで、スウェーデン放送響のコンマスをしていましたが、ソリスト経験も多く、セーゲルスタム指揮タンペレフィルでこのシューマンのヴァイオリン協奏曲を演奏、録音しています。フィンランド出身ということで後半はシベリウス&ニルセンの北欧プログラム。シベリウスでも、「テンペスト」でシェイクスピア作品です。せっかくなら組曲全部聴きたかった…。ニルセン5番は既に病み付きです。

Prom 25(8/3): Dvořák’s Cello Concerto and Bartók’s Duke Bluebeard’s Castle
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
・バルトーク:青ひげ公の城 op.11
アルバン・ゲルハルト(Vc)
イルディコー・コムローシ(コントラルト)、ジョン・レリエ(バスバリトン)
シャルル・デュトワ:指揮、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
 /今年のプロムスはチェロ特集。チェロ協奏曲といえば、ドヴォルザークの協奏曲が有名ですね。後半はバルトークの「青ひげ公の城」。今までちゃんと聴いたことがなかったので、是非聴いてみようと思います。指揮はデュトワ。

Prom 27(8/5): Helen Grime, Tchaikovsky and Stravinsky
・ヘレン・グライム:Two Eardley Pictures 1: Catterline in Winter(世界初演)
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
・ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ(1947年版)
ペッカ・クーシスト(Vn)
トーマス・ダウスゴー:指揮、BBCスコティッシュ交響楽団
 /チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、好きな曲です。ソロを演奏するのは、フィンランドのヴァイオリニスト、ペッカ・クーシスト。プロムス初登場です。アンコールでは、フィンランドのカレリア地方の民謡をヴァイオリンを弾き、歌います。曲名がわからない。クーシストさん、よくしゃべり、聴衆に一緒に歌おうと一緒に歌っちゃってます。ノリがいいですw
【追記】
 クーシストさんのアンコールのフィンランド民謡がわかりました。「Minun kultani kaunis on」(英訳:My Darling is Beautiful)です。聴いたことあるなと思ったら、タピオラ合唱団のCDに入ってました。
How to ace an encore in 8 easy steps Violinist Pekka Kuusisto's masterclass in how to delight a Proms audience.
 ここで歌い方?wとアンコールの映像が観られます。
 ストラヴィンスキーのペトルーシュカも好きな曲です。

Prom 29(8/6): National Youth Orchestra of Great Britain
・イリス・テル・シフォルスト:Gravitational Waves(ロンドン初演)
・R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき
・ホルスト:惑星 op.32
・コリン・マシューズ:冥王星
バーミンガム市交響楽団ユース合唱団(女声合唱)
エドワード・ガードナー:指揮、イギリス国立青少年管弦楽団
 /イギリスのユースオーケストラの演奏会です。「ツァラトゥストラ~」に「惑星」しかも「冥王星」付きという壮大なスケールの作品が並んでいます。まさに宇宙。
 プロムスでホルストの「惑星」は、毎年どこかのオケが演奏しています。今年は探査機「ニューホライズンズ」の活躍もあってか、「冥王星」付き。冥王星は惑星から外れてしまいましたが、「ニューホライズンズ」が送ってきた鮮明な冥王星の画像を思い浮かべながら聴くのは楽しそうです。どんどん演奏されればいいと思うよ。

Prom 32: Esa-Pekka Salonen conducts Schoenberg, Dutilleux and Mahler
・シェーンベルク:ワルシャワの生き残り op.46
・デュティユー:時間の影
・マーラー:交響曲第1番 ニ長調
ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(ナレーター)、フィルハーモニア・ヴォイス(男声)
エサ=ペッカ・サロネン:指揮、フィルハーモニア管弦楽団
 /サロネン指揮フィルハーモニア管の登場です!サロネンらしい、現代曲多めのプログラム。シェーンベルクの「ワルシャワの生き残り」(凄いタイトルだな)は初めて聴きます。ナレーションと男声が入る…どんな曲だろう。
 この公演から3公演には、今年生誕100年のデュティユー作品が入ります。まずは「時間の影」これも聴いたことがない。
 最後はマーラー1番。サロネンのマーラー、楽しみです。

Prom 33(8/9): Mark Simpson, Dutilleux and Elgar
・マーク・シンプソン:Israfel(ロンドン初演)
・デュティユー:チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」
・エルガー:交響曲第1番 変イ長調 op.55
ヨハネス・モーザー(Vc)
ファンホ・メナ:指揮、BBCフィルハーモニック
 /デュティユー2日目は、ディティユー作品の中で一番有名じゃないかと思うチェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」。これ大好きです。後半はエルガーの1番。エルガーの交響曲は1番、2番ともに好きです。どちらかというと1番が好きかな。第1楽章の最初から、じわじわとこみ上げてくるものがあります。

Prom 34(8/10): Dutilleux, HK Gruber and Beethoven
・デュティユー:音色、空間、運動または「星月夜」(Timbres, espace, mouvement)
・ハインツ・カール(HK)・グルーバー:Busking(ロンドン初演)
・ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67
ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)、マッツ・ベリストレム(バンジョー)、クラウディア・ブデル(アコーディオン)
サカリ・オラモ:指揮、BBC交響楽団
 /デュティユー3日目は、タイトルが不思議な作品。これは聴くのが楽しみ。メインはベートーヴェン5番。マイナーな曲よりも、超有名曲ほど難しいと感じています。皆が知っているからこそ、どんな演奏・解釈になるのか注目(うるさすぎるほどに)する。どんな演奏になるのかな。

Prom 35(8/11): Bartók, Malcolm Hayes and Dvořák
・バルトーク:舞踏組曲
・マルコム・ヘイズ:ヴァイオリン協奏曲(世界初演)
・ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 op.70
タイ・マレイ(Vn)
トーマス・セナゴー:指揮、BBCナショナル・ウェールズ交響楽団
 /バルトークの「舞踏組曲」、ドヴォルザークの7番に惹かれました。間のヴァイオリン協奏曲の新曲のMalcolm Hayesは調べても情報が出てこず…謎です。

Prom 37(8/12): BBC National Orchestra of Wales and Thomas Søndergård
・ウォルトン:管弦楽のためのパルティータ
・ヒュー・ワトキンズ:チェロ協奏曲(世界初演)
・ウェーベルン:パッサカリア op.1
・ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
 /再びセナゴー指揮BBCウェールズ。Søndergårdを読めるようになるまで大分時間がかかりました…。
ウォルトンにウェーベルンにブラームス、さらに世界初演作品とバラエティ豊かなプログラムですね。

Prom 39(8/14): Haydn, Charlotte Bray and Mahler
・ハイドン:交響曲第34番 ニ短調 Hob I:34
・シャルロット・ブレイ:Falling in the Fire(世界初演)
・マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
ガイ・ジョンストン(Vc)
サカリ・オラモ:指揮、BBC交響楽団
 /こちらも再びオラモ指揮BBC響。プロムスの間、BBC響は本当に忙しいですね…。このコンビ、残すはラストナイトです。
 古典から現代まで幅広いプログラム。今年のプロムスのチェロ特集に、世界初演作品も入れてくる…現代作品がこうやって演奏されるのはいいですね。
 今年は(他の年も?)マーラーが多めです。今度は5番。

 以上、8月前半のプロムスセレクションでした。また追記します。
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by halca-kaukana057 | 2016-08-09 23:43 | 音楽

[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤

 忘れてませんよこのシリーズ。シベリウス「クレルヴォ交響曲」聴き比べシリーズ。ゆっくりゆっくりですが進めます。来月、シベリウスの命日の9月20日には一区切りできればいいなぁ(その後は2017年になれば今度は没後60年)

 先月、Eテレ「クラシック音楽館」で、ネーメ・ヤルヴィ指揮N響の演奏会が放送されていました。以前このシリーズで、ご長男のパーヴォ・ヤルヴィ指揮ロイヤル・ストックホルム・フィル盤を取り上げましたが、ネーメパパも「クレルヴォ交響曲」を録音しています。今回はネーメパパ(ムーミンパパみたいな…w)の演奏です。

 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
 カリタ・マッティラ(ソプラノ)、ヨルマ・ヒュンニネン(バリトン)
 ラウル・イスタヴァ男声合唱団


 1985年の録音。古めの分類に入ってきました。
 まず、この演奏のいいところは、シベリウス:交響曲全集の中に入っていること。ネーメさんは、エーテボリ響と2回シベリウス交響曲全集を出していますが、これは1回目のBISからのもの。交響曲全集の中に「クレルヴォ」も入ってるのは嬉しいなと。最近のシベ全は、純粋に交響曲だけで、「フィンランディア」も「タピオラ」も「悲しきワルツ」も「トゥオネラの白鳥」も入ってないのが多い…別に管弦楽曲集を出していればいいのだが、交響曲だけでちょっと寂しいなと思います。せめて「フィンランディア」と、最後の大き目の規模の管弦楽曲(第8交響曲と呼ばれることもある)「タピオラ」は入れてほしいです。ちなみにこの全集には、「クレルヴォ」の他に管弦楽曲は入ってません。後にグラモフォンから管弦楽曲集を出しています。

 演奏は、一言で言うと「爆演」です。この演奏を聴いてから、他の演奏を聴くと大人しく聴こえてしまいます。テンポも速い、1・2楽章は特に速いです。全体で67分。前回取り上げたヴァンスカ&ラハティ響の演奏は遅めでしたが、対照的。

 荒っぽいところはあります。でも、その荒っぽさが、クレルヴォの荒々しい面…第1楽章の序章:クレルヴォの悲劇の始まり、第2楽章「クレルヴォの青春」恵まれず苦渋を味わい続けた少年~青年時代の乱暴な面や胸に秘めた敵討ちが表現されているように聴こえます。第4楽章「クレルヴォの出征」も速め、荒々しさが出ています。
 第3楽章、冒頭の男声合唱は速めで、ピッチも高めです。あれ?と思います。でも、クレルヴォの妹のソロ、続くクレルヴォのソロはたっぷり重々しく。第5楽章も、ゆっくりめでところどころ弱音に落としたり、死に向かうクレルヴォの悲痛さを歌う男声合唱を、じわじわと聴かせてくれます。ただ「爆演」「豪快」なだけでなく、テンポを落すところは落として、迫力は維持したままじっくり聴かせるネーメさん、うまいなぁと思います。オケも気迫があっていいなと思います。


 ちなみに、現在のエーテボリ響ですが、首席指揮者が不在でした。が、2017-18年シーズンからの新首席指揮者が決まりました。フィンランドの若手・サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ(Santtu-Matias Rouvali)さん。今年で31歳。トゥルク・フィルハーモニーの首席指揮者でもあります(来年5月、来日決定してます)。以前、YLEでトゥルクフィルとのシベリウス4番を聴いたが、とてもよかった。エーテボリ響というと、このシベリウス全集だけでなく、他にもネーメさんとの録音がとても多いです。ロウヴァリさんとのこれからも楽しみです。落ち着いたら「クレルヴォ」演奏、録音してほしいなぁ。
 ネーメパパもどこかでまた「クレルヴォ」演奏しないかなぁ。

【これまでの記事】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。(動画はもう観られなくなりました)
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団

シベリウス誕生日記念、管弦楽曲特集
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ響のシベリウス管弦楽曲集(グラモフォン)
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by halca-kaukana057 | 2016-08-03 22:26 | 音楽


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