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[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう サロネン&ロスフィル

 今日、12月8日はシベリウスのお誕生日。今年で152年目です。150年から2年経ったんだな。去年は何を書いたっけと過去記事を見てみたら、書いてなかった。去年は忙しくて聴いて記事を書けなかった。聴いてはいた。今年は聴いている。そして書こう。お誕生日おめでとうございます!! Hyvää syntymäpäivää !!

 「クレルヴォ(クッレルヴォ)」を聴こうシリーズを続けます。今日はCD。
エサ=ペッカ・サロネン:指揮、ロスアンジェルス・フィルハーモニック
マリアンネ・ローホルム(Marianne Rörholm)(ソプラノ)、ヨルマ・ヒュンニネン(バリトン)
ヘルシンキ大学合唱団

 1992年の録音です。ジャケットのサロネンが若いです。来年還暦の今も若々しいです。

 テンポは全体的に速め。重厚にクッレルヴォの物語を語るというよりも、次々とクッレルヴォを襲うかのような過酷な運命を鋭く突き刺すように提示していきます。でも、ここぞというところで溜める。ここぞというところで弱音にする。その力加減が絶妙だなと思いました。クッレルヴォの運命を重々しく語ることも出来るし、サスペンスドラマのようにショッキングに語ることもできる。

 第3楽章、ヘルシンキ大学合唱団による男声合唱はソフトな印象です。第5楽章も。合唱は「カレワラ」のクッレルヴォの章を歌詞にして歌っていますが、少し離れた位置からナレーションのような合唱なのかなと思いました。盛り上がる部分は熱っぽく歌っています。朗読するような合唱もあるし、オペラのように役者として演じているような合唱もある。ヒュンニネンによる「クッレルヴォの嘆き」の部分は重々しい。バスかと思うぐらいの低さ、重さです。クッレルヴォが犯してしまった罪を劇的に歌っています。

 ロスアンジェルス・フィル(ロサンゼルス、ロサンジェルス、LA…有名だけれども表記に悩む地名です)の演奏も巧み。これまで、このシリーズではフィンランドと北欧のオーケストラばかり取り上げていたことに気がつきました。アメリカのオーケストラは初めて。サロネンといい関係だったんだなと思えます。ティンパニの響きが印象的です。
 サロネンのシベリウスの録音は少ない(実演は多いです)ので、この録音が残っていてよかったなと思いました。

 ちなみに、シベリウスの誕生日の12月8日は、フィンランドでは「フィンランド音楽の日」とされています。フィンランドYLEのクラシック専門ラジオ YLE Klassinen では一日中フィンランド作曲家の作品を放送しています。初めて聴く曲も多いので楽しいです。何か音楽を聴きたいけど何を聴くか決まっていない方は、是非どうぞ。
YLE Klassinen ←リンクに飛ぶと、再生が始まります。


【これまでのの「クレルヴォ」特集まとめ】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その6 パヌラ盤
 ヨルマ・パヌラ:指揮、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その7 ベルグルンド&ヘルシンキフィル盤
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう スロボデニューク&ラハティ響
 ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団 (2017年 シベリウス音楽祭より)
[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう ロウヴァリ&エーテボリ響
 サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ:指揮、エーテボリ交響楽団 (2017年の演奏会より)

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by halca-kaukana057 | 2017-12-08 22:14 | 音楽

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう ロウヴァリ&エーテボリ響

 フィンランドの独立記念日が明後日に迫っています。シベリウス:クレルヴォ交響曲(クッレルヴォ)を聴こうシリーズ。今日も演奏会のオンデマンド配信のものです。
サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ:指揮、エーテボリ交響楽団
ヨハンナ・ルサネン=カルタノ(ソプラノ)、ヴィッレ・ルサネン(バリトン)
オルフェイ・ドレンガル
GSOplay:Sibelius’ sibling drama
◇上の動画が重い場合は:SIBELIUS Kullervo - Rouvali

 この秋から、エーテボリ響の新首席指揮者に就任したロウヴァリさん。5月にはタンペレ・フィルと来日してましたね。聴きに行きたかった…。以前のシリーズでエーテボリ響は、ネーメ・ヤルヴィ指揮のCDを取り上げましたが、あれは1985年の録音。あれから30年以上。若い指揮者とどう演奏するのか楽しみです。声楽ソロは、前回のラハティ響と同じルサネンきょうだい。

 動画を再生して視聴していたのですが、最初から驚きます。いきなりテンポを遅くする。えっ、ここで?とびっくりする。他のところでも、えっ、こうするの?と驚く箇所があちこちに出てくる。でも、ずっと聴いていると、説得力がある。「クレルヴォ」の物語ってこうだったんだ、と思う。いつの間にかロウヴァリさんの「クレルヴォ」の世界に入っている。すごい。完全にやられました。
 ロウヴァリさんの指揮はご存知の通り個性的。華奢で小柄な身体をいっぱいに使って、踊るような、大きな動きをする。こちらも最初はびっくりするのですが、オーケストラ側からのアングルで見てみると、わかりやすい指示だなと思う。しなやかに、力強く、ゆるやかに、決然と…多彩。自由自在。本当に面白い。

 声楽ソロは前回スロボデニューク&ラハティ響と同じルサネンきょうだいなのですが、歌い方が全然違う。まず、登場の演出に驚きました。まさに、クレルヴォと妹が森の中で出会うような。歌も力強い。クレルヴォが森で出会った女性(この時はまだ妹と知らない。妹も兄とは知らない)を誘うところで、最初は妹が思いっきり罵倒するのですが、力強い口調で早口で罵る。その後も2人の掛け合いや、告白、嘆きなどは力強く、ただ歌うだけじゃない、セミステージ方式のオペラを観ているかのよう。
 男声合唱のオルフェイ・ドレンガルのうまさにも驚きました。揃ったハーモニー。層が厚い。さすがです。これもまた、オペラのように感じます。

 一度だけで無く、2度3度聴くとハマってきます。まだコンビを組んだばかりなのに、こんな面白い演奏をするなんて、これからのロウヴァリ&エーテボリ響が楽しみになります。エーテボリ響とも来日しないかなぁ。


【これまでのの「クレルヴォ」特集まとめ】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その6 パヌラ盤
 ヨルマ・パヌラ:指揮、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その7 ベルグルンド&ヘルシンキフィル盤
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう スロボデニューク&ラハティ響
 ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団(2017年 シベリウス音楽祭より)
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by halca-kaukana057 | 2017-12-04 22:40 | 音楽

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう スロボデニューク&ラハティ響

 今年はフィンランド独立100年。夏のBBCプロムスの記事でも何度も書きました。独立記念日は12月6日。もうすぐじゃないか!独立100年記念企画を何かやろう…と考えていました。音楽面なら、シベリウスだけじゃなくて、フィンランドの音楽全般について書きたい、と思っていたのですが、勉強不足な部分が多く、記事にならない(そこまで完成された記事にしないといけないのか、とも思いますが)。色々と考えて、シベリウス生誕150年の時にやった、「クレルヴォ交響曲」op.7の演奏色々について、さらに取り上げることにしました。あれ以来、クレルヴォ(クッレルヴォ)はさらに聴きました。前回はCDとして出ているものをメインに書きましたが、今回はコンサートのオンデマンド配信になっているものも取り上げたいと思います。フィンランド独立100年記念で、「クレルヴォ(クッレルヴォ)」を取り上げるオーケストラも増えています。いいことだ。

 最初に取り上げるのはこちら。
ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団
ヨハンナ・ルサネン=カルタノ(ソプラノ)、ヴィッレ・ルサネン(バリトン)
YL男声合唱団

◇演奏会動画:classic Live:Lahti Symphony Orchestra Sibelius:Kullervo
 今年のラハティ シベリウス音楽祭での演奏です。ラハティ響は、前回の特集でヴァンスカとの録音を取り上げましたが、今回は現在の音楽監督 ディーマ・スロボデニュークによる指揮です。声楽ソロは、「クレルヴォ」ではお馴染みのルサネンきょうだい。男声合唱はYL男声合唱団。シベリウスホールは本当にきれいなホールですね。行ってみたい。

 「クレルヴォ」はシベリウスの初期、若い頃の作品、さらに「クレルヴォ」の物語からも、荒々しいイメージがあります。この演奏を聴いていると、「カレワラ」の世界の、黎明期のスオミの原野をイメージします。荒々しいというよりは、素朴で、素朴と言ってもほっこりしたイメージではなく、荒涼としていて素に近い。弦はざらざらという感じではなく、でも絹のような滑らかさというわけでもない。ウールの毛糸と麻と綿が混じったような手触り(難しい…)。金管はクレルヴォのむき出しの強い感情を代弁するかのように時々吼える。男声合唱は力強く、クレルヴォの世界観を語る。力強いけれども、弱音をとても大事にしている。最初は霧の中から音楽が聴こえてくるような感じ。随所で弱音を効かせている。今もラハティ響の魅力は弱音ですね。最後、「ジャーン ジャン!!」と勢いよくならず、残響を長く響かせるように終わるのも、この演奏に合っているなと感じました。

 声楽ソロのルサネンきょうだいも、さすがの落ち着き。ヨハンナさんの澄んだソプラノ。ヴィッレさんの、「クレルヴォの嘆き」の部分、時々内面を打ち明けるように歌う(語っているようにも聴こえる)のが印象的です。


【前回の「クレルヴォ」特集まとめ】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その6 パヌラ盤
 ヨルマ・パヌラ:指揮、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その7 ベルグルンド&ヘルシンキフィル盤
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

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by halca-kaukana057 | 2017-12-03 14:59 | 音楽

ラハティ シベリウス音楽祭2017 演奏会動画まとめ

 毎年恒例のフィンランド ラハティ シベリウス音楽祭(Lahti International Sibelius Festival 2017)。ラハティのシベリウスホールにて、8月30日から9月3日まで開催されました。今年は、フィンランド独立100年記念ということで、ラハティ交響楽団(ディーマ・スロボデニューク:指揮)だけでなく、ゲストオーケストラに、サントゥ=マティアス・ロウヴァリ:指揮、エーテボリ交響楽団も招待されました。
 ラハティ響の演奏会動画を公開しているサイトで、ようやく全公演揃ったので、まとめます。動画へのリンクを貼っておきます。


【1日目】
 ・男声合唱集
 ・6つの歌 op.18 (6 laulua)
  失われた声 (Sortunut ääni)
  ようこそ 月よ (Terve kuu)
  船の旅 (Venematka)
  島では燃えている (Saarella palaa)
  森の男の歌 (Metsämiehen laulu)
  私の心の歌 (Sydämeni laulu)

 ・恋するもの (Rakastava) JS160a
 ・異郷にあるわが兄弟たち (Veljeni vierailla mailla) JS217
  / パシ・ヒョッキ:指揮、YL男声合唱団

 ・クッレルヴォ (Kullervo) op.7
  / ヨハンナ・ルサネン=カルタノ(ソプラノ)、ヴィッレ・ルサネン(バリトン)、YL男声合唱団
   ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団
 1日目は、まず、オーケストラはなく、YL男声合唱団によるアカペラの男声合唱から。シベリウスの合唱曲の中でも有名な「6つの歌」、前半4曲はカンテレンタルの歌です。「恋する者(ラカスタヴァ)」は管弦楽曲でも有名ですが、合唱曲も大好きです。「異郷にあるわが兄弟たち」(1904年作曲)は「追放者の歌」とも呼ばれているそうです。離れていた祖国に戻って来た男が、まだ異郷の地に残っている仲間(兄弟)のことを思って歌う歌。異郷の地とはロシアのことでしょうか。フィンランドが独立する前、ロシアに支配されていた厳しい時代を歌っています。
 そのあとで、「クレルヴォ」。1日目から「クレルヴォ」です。「カレワラ」の悲劇の英雄・クッレルヴォの物語を題材にしたこの曲。カンテレンタルに基づく「6つの歌」と一緒に聴くと、フィンランドのルーツに触れるような気がします。歌男声合唱は引き続きYL男声合唱団。独唱は「クレルヴォ」ではお馴染みのルサネンきょうだい。


【2日目】
 ・大洋の女神(波の娘) (The Oceanides)op.73

 ・歌曲集
  ・Jubal op. 35-1
  ・トンボ (En slända) op.17-5
  ・秋の夕べ (Höstkväll) op.38-1

 ・ルオンノタール (Luonnotar) op.70

 ・レンミンカイネン組曲 (Lemminkäinen) (四つの伝説) op.22
  / アヌ・コムシ(ソプラノ)、ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ響
 2日目は、まず「大洋の女神」。その次に、ソプラノソロの歌曲の管弦楽伴奏と、「ルオンノタール」。歌うのは、2015年のシベリウス音楽祭でも「ルオンノタール」のソロを歌っていたアヌ・コムシさん。歌曲の「Jubal」の和訳がわからないのですが、歌詞の和訳を見るとこれは固有名詞なのかな?歌曲3曲はスウェーデン語の歌詞。「ルオンノタール」は「カレワラ」からの歌詞です。
 「大洋の女神」と「ルオンノタール」は、曲調も題材も全く異なりますが、女神をテーマにしているので混同してしまいそうになるかも。
 後半は「レンミンカイネン組曲」。一般的には、第1曲:レンミンカイネンと島の乙女たち、第2曲:トゥオネラの白鳥、第3曲:トゥオネラのレンミンカイネン、第4曲:レンミンカイネンの帰郷、となるのですが、今回は第2曲と第3曲が入れ替わっています。この順番での演奏も時々あります。


【3日目】
 ・木の精 (The Wood-Nymph / Skogsrået /Metsänhaltijatar)op.15 , エン・サガ op.9
 ・交響曲第5番 変ホ長調 op.82
  /サントゥ=マティアス・ロウヴァリ:指揮、エーテボリ交響楽団
 この秋から、エーテボリ交響楽団は、フィンランド出身のロウヴァリさんを首席指揮者に迎えました。ロウヴァリさんは、今年タンペレ・フィルと来日もしましたね。3日目はこの船出したばかりのコンビの演奏です。
 「木の精」と「エン・サガ」は、なんと続けて演奏されます。どういうこと?ぜひ聴いてみてください。びっくりです。驚きです。ロウヴァリさんは指揮が独特ですが、客席側ではなく、オーケストラ側から見ると、ここはこういう指示なんだなと納得できてしまうので、こちらも驚きです。


【4日目】
 ・報道の日 祝賀演奏会のための音楽 JS137
  1.前奏曲、2.ヴァイナモイネンの歌、3.フィン人の洗礼、4.トゥルク城のヨハン公、5.30年戦争、6.大いなる敵意、7.フィンランドは目覚める
 ・交響曲第2番 ニ長調 op.43
  /ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団
 音楽祭を締めくくる4日目。後に「歴史的情景」第1組曲と、「フィンランディア」の原型になる、「報道の日 祝賀演奏会のための音楽」が演奏されました。まさに、フィンランド独立100年のシベリウス音楽祭で演奏されてほしい曲です。最後は2番。アンコールでは「フィンランディア」が恒例なのですが、「フィンランドは目覚める」を演奏したためか、今年のアンコールではなかったそうです。

 今年も盛りだくさんのシベリウス音楽祭です。まだ動画を全部視聴出来てないので、これから楽しみます。

・昨年のシベリウス音楽祭:ラハティ シベリウス音楽祭2016 まとめ
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by halca-kaukana057 | 2017-11-09 23:03 | 音楽

BBC Proms(プロムス)2017 私選リストその4 [9月]

 2ヶ月にも及ぶ大音楽祭、BBCプロムスももう終盤。9月です。早いなぁ。

【今年の私が選んだプロムリスト 過去記事】
・7月:BBC Proms(プロムス)2017 私選リストその1 [7月]
・8月 前半:BBC Proms(プロムス)2017 私選リストその2 [8月 前半]
・8月 後半:BBC Proms(プロムス)2017 私選リストその3 [8月 後半]

 今回も、各プロムのリンクはプロムス公式サイトを貼りますが、実際聴く時はBBC radio3のサイトの方が便利だと感じます。前回も書きましたが、昨年まであったプロムス公式と、radio3の放送回のリンクが今年はなくなってしまいました…。radio3の放送一覧のページを以下に貼っておきます。
BBC Radio3 : BBC Proms : Available now

 今年は高音質録音が昨年よりも増えています。radio3の各放送回にリンクがありますが、一覧もありますのでこちらもどうぞ。イヤホン、ヘッドホン(普通のヘッドホンで構いません)で、臨場感のある演奏をお楽しみください。
BBC : BBC Proms in Binaural Sound
◇詳しいことはこちら:BBC Taster : BBC Proms in Binaural Sound
 このページの「Inside Story」に高音質で配信予定のプロムの記述があります。

 では、9月の公演を見ていきましょう。

◇9/1 Prom 64: Royal Concertgebouw Orchestra and Daniele Gatti
・ヴォルフガング・リーム:In-Schrift
・ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
/ ダニエレ・ガッティ:指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 9月は大御所の公演がずらりと並びます。まずはガッティ&コンセルトヘボウ。リームはドイツの現代作曲家。メインはブルックナーの9番。ブルックナーはなかなかお近づきになれてない作曲家ですが、9番の迫ってくるような音、メロディーは印象的だと感じています。

◇9/2 Prom 66: Haydn and Mahler
・ハイドン:交響曲第82番 ハ長調 Hob.I:82 「熊」
・マーラー:交響曲第4番 ト長調
/ チェン・レイス(ソプラノ)、ダニエレ・ガッティ:指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 ガッティ&コンセルトヘボウの2日目。ブルックナーの次はマーラーです。9月は大曲も多いです。その前にハイドンの交響曲第82番。「熊」と愛称がついていますが、第4楽章冒頭の前打音を伴う低音が熊使いの音楽を思わせるから…だそうです。熊使いの音楽ってどういう音楽だろう?マーラー4番は、マーラーの交響曲の中でも好きな作品です。シャンシャンシャンシャン…と迫ってくるような鈴の音と、第4楽章の天国での生活を歌うソプラノソロが印象的です。

◇9/3 Prom 67: Freiburg Baroque Orchestra and Pablo Heras-Casado
・メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟 op.26
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
交響曲第5番 ニ長調 op.107 「宗教改革」
/ イザベル・ファウスト(Vn)、パブロ・エラス=カサド:指揮、フライブルク・バロック管弦楽団
 オール・メンデルスゾーン・プログラムです。メインの交響曲第5番は、今年のプロムスのテーマのひとつである「宗教改革」ずばりそのもの。ルターの宗教改革から300年を記念して、メンデルスゾーンが作曲した交響曲を、宗教改革から500年の今年、演奏します。お馴染みヴァイオリン協奏曲のソロはイザベル・ファウストさん。

◇9/3 Prom 68: Prokofiev, Tchaikovsky and Shostakovich
・プロコフィエフ:「十月革命」20周年記念カンタータ op.74
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調
・ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47
/ デニス・マツーエフ(P)、マリインスキー歌劇場合唱団、ワレリー・ゲルギエフ:指揮、マリインスキー歌劇場管弦楽団
 9月3日はもうひとつ公演があります。しかも、ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管。勿論、オール・ロシア・プログラムです。ヘビーだ。今年のプロムスは、ロシア革命から100年ということで、ロシア革命にちなんだ作品やロシア作曲家作品が多いですが、プロコフィエフのカンタータにショスタコ5番と「革命」な作品を持ってきました。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第3番は、1楽章だけの未完の協奏曲。
 マツーエフさんのアンコールは、ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲、ピアノと管弦楽版と、リャードフ:音楽の玉手箱 Op.2。パガニーニの主題による~はラフマニノフもピアノ協奏曲を書いていて、色んな作曲家に取り上げられる主題ですね。アンコールですが、オーケストラも演奏、8分もの作品…聴いていて最初、プログラム追加したのかと思ってしまいました。

◇9/4 Proms at ... Cadogan Hall, PCM 8
・シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
/ エリアス弦楽四重奏団、アリス・ニアリー(Vc)
 Proms Chamber Music(PCM)の8回目。シューベルトの弦楽五重奏曲です。大曲が続いているので室内楽で一息…と言いたいところですが、シューベルトの弦楽五重奏曲も大曲です(汗 シューベルトの遺作、死の2ヶ月前の作品。弦楽五重奏は作曲家で形が異なりますが、シューベルトは第2チェロを足しました。

◇9/5 Prom 70: Missy Mazzoli, Bartók and Dvořák
・ミッシー・マゾリ:Sinfonia (for Orbiting Spheres)(オーケストラ編曲版 ヨーロッパ初演)
・バルトーク:ピアノ協奏曲第2番 Sz.95 BB101
・ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 op.88
/ ジェレミー・デンク(P)、カリーナ・カネラキス:指揮、BBC交響楽団
 アメリカの女性指揮者、カリーナ・カネラキスさんがプロムス初登場、BBC響を指揮します。お写真、きれいな方ですね。1曲目のマゾリもアメリカの女性作曲家。ピアノソロのデンクさんもアメリカ人。バルトークはアメリカに亡命しましたし、ドヴォルザークはアメリカに暮らしていたことがある…アメリカにまつわるプロムです。
 BBC響はこれで通常のプロムへの出演は終わり。残すはラストナイトです。

◇9/6 Prom 71: Stravinsky, Britten, Prokofiev and Shostakovich
・ストラヴィンスキー:葬送の歌
ヴォルガの舟歌
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 op.19
・ブリテン:ロシアの葬送
・ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ト短調 op.103 「1905年」
/ アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)、ウラディミール・ユロフスキ:指揮、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団
 この秋に来日するユロフスキ&ロンドンフィルによるロシア(と、ロシアにまつわる)プログラムです。失われていたと思われていた、ストラヴィンスキー「葬送の歌」のスコアが2015年に発見され、その後、世界各地で演奏されてきました。プロムスでも取り上げます。イギリスでは、サロネン&フィルハーモニア管が初演しているので、今回は初演ではありません(日本初演も今年、サロネン&フィルハーモニア管の来日公演にて)。ショスタコーヴィチの11番は悲痛な作品ですが大好きです。

◇9/7 Prom 72: Vienna Philharmonic – Mahler’s Sixth Symphony
・マーラー:交響曲第6番 イ短調 「悲劇的」
/ ダニエル・ハーディング:指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 プロムス、今年はウィーンフィルの年です(ベルリンフィルと交互にやってくる)。ハーディングさんが指揮するのは、マーラーの6番。これまた大曲、痛切な作品です。マーラーの6番と言えばハンマー。どんな風に鳴らしてくるのか、楽しみです。

◇9/7 Prom 73: Sir András Schiff performs Bach’s The Well-Tempered Clavier
・J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(Erster Teil, BWV 846〜869)
/ アンドラーシュ・シフ(P)
 7日はもうひとつ公演が。シフさんのバッハ平均律第1巻。オーケストラでも、ロイヤル・アルバート・ホールは大きいと感じるのですが、ピアノソロだと奥の席では聴こえるんだろうか…なんて思ってしまいます(協奏曲のソロ楽器、声楽ソロだって同じだ)。ですが、シフさんのピアノ、バッハ、楽しみです。

◇9/8 Prom 74: Vienna Philharmonic – Brahms, Mozart and Beethoven
・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(聖アントニウスのコラールによる変奏曲) op.56a
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449
・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92
/ エマニュエル・アックス(P)、マイケル・ティルソン・トーマス:指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ウィーンフィル2日目。ドイツものです。ブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」は、プロムス公式HPだと「Variations on the St Anthony Chorale」と書かれていて、何の曲だ?と最初思ってしまいました。この呼び名もあるんですね。なるほど。予習も大事です、プロムス。指揮はMTT こと、マイケル・ティルソン・トーマスさん。エマニュエル・アックスさんのピアノも楽しみです。
 さぁ、通常のプロムはここまで。残るはあとひとつ。

◇9/9 Prom 75: Last Night of the Proms 2017
・ロッタ・ヴェンナコスキ:Flounce (世界初演)
・コダーイ:ブダ城のテ・デウム(ブダヴァリ・テ・デウム)
・サー・マルコム・サージェント:強い嵐の日の印象(Impression on a Windy Day) op.9
・シベリウス:フィンランディア (合唱つき) op.26
・ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と「愛の死」

・ジョン・アダムズ:Lola Montez Does the Spider Dance (ロンドン初演)
・ガーシュウィン:The Lorelei
・クルト・ヴァイル:Happy End: Surabaya Johnny
          Lady in the Dark: The Saga of Jenny

・ヘンリー・ウッド(編曲):イギリスの海の歌による幻想曲
・トマス・アーン(サージェント:編曲):ルール・ブリタニア
・エルガー:威風堂々第1番 ニ長調 「希望と栄光の国(Land of Hope and Glory)」
・パリー(エルガー:編曲):イェルサレム
・アーサー・ブリス 編曲:イギリス国歌
/ ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)、ルーシー・クロウ(ソプラノ)、クリスティン・ライス(メゾソプラノ)、ベン・ジョンソン(テノール)、ジョン・レライア(バス)
BBCシンガーズ、BBCシンフォニーコーラス
サカリ・オラモ:指揮、BBC交響楽団
 ラストナイトです。大音楽祭を締めくくる、お祭り騒ぎです。1曲目はフィンランドの女性作曲家、ヴェンナコスキさんの新曲。今年はフィンランド独立100年もテーマにしてきたプロムス、ラストナイトにフィンランドの作曲家の作品が2曲(指揮者もフィンランド人)。シベリウスのお馴染み「フィンランディア」は「フィンランディア賛歌」の合唱つきです。ロイヤル・アルバート・ホールにあのフィンランド語の合唱が響き渡る…想像しただけでもワクワクします。Prom13で、サー・マルコム・サージェント没後50年を特集しましたが、ラストナイトでは作曲作品が登場。この曲を指揮して、サージェント卿は大成功したのだそう。コダーイも没後50年。生誕70年で特集してきたジョン・アダムズの作品もあります。ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」の「愛の死」を歌うのは、スウェーデン出身のソプラノ、シュテンメさん。
 今年もちゃんと「イギリスの海の歌による幻想曲」はやります。いつもと違うのは、イギリス国歌(God save the Queen)がブリテン編曲ではなく、ブリス編曲です。今年はどんなラストナイトになるか、アンコール曲は何か…プロムスが終わってしまうのは寂しいけれど、楽しみです。
 第2部で、ジョン・アダムズの後に、ガーシュウィンとクルト・ヴァイルの歌が3曲追加されました。シュテンメさんが歌います。
 「イギリスの海の歌による幻想曲」は、ホーンパイプの後、去年と構成が変わっていました。ルール・ブリタニアを歌うのはもちろんシュテンメさん。指揮者はフィンランド、ソプラノ独唱はスウェーデン、北欧なルール・ブリタニアです。
 詳しいことはNHKでテレビ放送されてから…映像で観ないとわからないことがたくさんある。日本語訳も欲しい。NHKさん、今年も放送してください!!リクエスト送ります、送りましょう。

 以上、9月はほとんど全部注目公演です。ひとつだけ書いてませんが、聴きます。

 前回8月後半編でも書きましたが、9月11日からの1週間、NHKFMでプロムスから5公演の放送があります。
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by halca-kaukana057 | 2017-09-02 17:07 | 音楽

BBC Proms(プロムス)2017 私選リストその3 [8月 後半]

 8月も毎日絶賛開催中のBBC Proms(プロムス)。8月前半の演奏会(プロム)の私選リストです。
・7月:BBC Proms(プロムス)2017 私選リストその1 [7月]
・8月 前半:BBC Proms(プロムス)2017 私選リストその2 [8月 前半]

 今回も、各プロムのリンクはプロムス公式サイトを貼りますが、実際聴く時はBBC radio3のサイトの方が便利だと感じます。前回も書きましたが、昨年まであったプロムス公式と、radio3の放送回のリンクが今年はなくなってしまいました…。radio3の放送一覧のページを以下に貼っておきます。
BBC Radio3 : BBC Proms : Available now

 今年は高音質録音が昨年よりも増えています。radio3の各放送回にリンクがありますが、一覧もありますのでこちらもどうぞ。イヤホン、ヘッドホン(普通のヘッドホンで構いません)で、臨場感のある演奏をお楽しみください。
BBC : BBC Proms in Binaural Sound
◇詳しいことはこちら:BBC Taster : BBC Proms in Binaural Sound
 このページの「Inside Story」に高音質で配信予定のプロムの記述があります。

 では、8月後半の公演を見ていきましょう。

◇8/16 Prom 42: Les Siècles and François-Xavier Roth
 ・サン=サーンス:黄色い王女(La princesse jaune)序曲
 ・レオ・ドリーブ(Léo Delibes):ラクメ(Lakmé)のバレエ音楽
 ・サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 op.103「エジプト風」
 ・フランク:ジン(鬼神)(Les Djinns)
 ・ラロ:ナムーナ(Namouna) 第1組曲、第2組曲
 ・サン=サーンス:サムソンとデリラ より バッカナール
 /セドリック・ティベルギアン(P)、フランソワ=グザヴィエ・ロト:指揮、レ・シエクル(Les Siecles)
 フランストリオによる、フランスプログラムです。サン=サーンスが多めです。ピアノ協奏曲以外はバレエ音楽です。聴いたことがあるのは、サン=サーンスのピアノ協奏曲のみ…。他はどんな音楽なんだろう。
 ピアノのティベルギアンさんは秋に来日予定のだそうですね。
【追記】1曲目の「黄色い王女」とは、日本人のことらしいです。

◇8/17 Prom 43: Saint-Saëns – ‘Organ’ Symphony
 ・ファリャ:恋は魔術師
 ・ラロ:スペイン交響曲(ヴァイオリン協奏曲 第2番) op.21
 ・サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 op.78 「オルガン付き」
 /ステファニー・ドゥストラック(Stephanie d' Oustrac)(メゾソプラノ)、ジョシュア・ベル(Vn)、キャメロン・カーペンター(オルガン)、シャルル・デュトワ:指揮、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
 今度は前半がスペインもの、後半はまたサン=サーンス。ラロのスペイン交響曲、名前に惑わされて、そう言えばヴァイオリン協奏曲だった…といつも思い出します(紛らわしい)。指揮はデュトワさん。サン=サーンスのオルガン交響曲は、いつか生で聴いてみたい曲です。オルガンを聴きたい。

◇8/18 Prom 45: Mahler – ‘Resurrection’ Symphony
 ・マーラー:交響曲第2番 ハ短調 「復活」
 /エリザベス・ワッツ(ソプラノ)、エリザベート・クールマン(メゾソプラノ)、The Bach Choir、BBCシンフォニーコーラス、サカリ・オラモ:指揮、BBC交響楽団
今年はファーストナイトを振らなかったBBC響首席指揮者のオラモさんが今年のプロムス初登場です。マーラー2番、印象的な歌詞の独唱と合唱が楽しみです。頻繁には聴かない(長くて敬遠する(汗)徐々にマーラーにお近づきになってきているので、さらに親しみたいです。
 オラモさんとBBC響、来年3月の来日が決定しました。
【追記】この演奏を、5月に亡くなられたBBC響前首席指揮者、イルジー・ビエロフラーヴェクさんに捧げるとのこと。演奏前に、オラモさんの追悼スピーチがあります。Prom54のフルシャさんのチェコプログラムとともに、ビエロフラーヴェクさんの思い出があちこちで…(涙

◇8/20 Prom 49: Bach’s St John Passion
 ・J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245
 /ニコラス・マルロイ(エヴァンゲリスト)、マシュー・ブルック(イエス)、ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)、ティム・ミード(カウンターテナー)、アンドリュー・トーティス(テノール)、コンスタンティン・ヴォルフ(バス)、ジョン・バット(ハープシコード、指揮)、ダンディン・コンソート(Dunedin Consort)
 「Proms Reformation Day」の3つ目の公演です。今年は、ルターにはじまる宗教改革から500年。ルターは信仰を身近にしようと、ドイツ語の賛美歌をつくります。バッハのカンタータや受難曲、ミサ曲もその流れにあるもの…西欧音楽とキリスト教の歴史、カトリックかプロテスタントかは切っても切れない話。ちゃんと理解できていないこともありますが、少しでも理解して、聴く…ただ癒される、敬虔な気持ちになる、だけでは足りないのかな…とルターとバッハについて調べながら考えました。普段声楽曲、宗教曲を聴く時は、歌詞を見ない、見てもどこを歌っているのかわからないので見ても仕方ないと思っているのですが、聴く前に大体どんな歌詞なのかは頭に入れておこうと思います。

◇8/21 Prom 50: Beethoven, Stravinsky and Gerald Barry
 ・ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番 op.72b
 ・ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ調(ニ長調)
 ・ジェラルド・バリー:Canada (世界初演)
 ・ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67
 / リーラ・ジョゼフォヴィッツ(Vn)、アラン・クレイトン(テノール)、ミルガ・グラジニーテ=ティーラ:指揮、バーミンガム市交響楽団
 昨年新首席指揮者にグラジニーテ=ティーラさんを迎えたバーミンガム市響の登場です。ストラヴィンスキーと世界初演作品をベートーヴェンで挟んでいます。
 昨年のミルガさんとバーミンガム市響のプロムが、BSプレミアムで放送されていて観たのですが、小柄な身体いっぱい使って表情豊かに指揮するミルガさんがかっこいい、可愛い。バーミンガム市響の楽団員さんともいい感じでした。アンコールの後、ミルガさんが「バーミンガムで会いましょう!」と挨拶するのも粋でした。すっかりファンになりました。今年の公演も楽しみです。

◇8/22 Prom 51: Sibelius, Saint-Saens and Elgar–Payne
 ・シベリウス:組曲「歴史的情景」 第1番 op.25
 ・サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 op.22
 ・エルガー(ペイン:補筆):交響曲第3番 ハ短調 op.88
 / ハヴィエル・ペリアネス(P)、サカリ・オラモ:指揮、BBC交響楽団
 1曲目のシベリウスは、元は「『報道の日』祝典のための音楽」。この中から3曲が「歴史的情景」第1番、終曲「フィンランドは目覚める」が「フィンランディア」になりました。何度も書いていますが、今年はフィンランド独立100年。フィンランドのはじまりを知り、聴く作品です。サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番は、先日N響の演奏会で演奏され、「クラシック音楽館」で放送されたのを観ました。なかなか難しい曲です。ピアノのペリアネスさんは、グリーグの協奏曲で、オラモ&BBC響と共演したCDが出ていますね。メインはエルガーの3番。1,2番はバレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンが演奏しましたが、3番もあります。未完のままでしたが、BBCがペインに補筆を以来。1997年に完成し、演奏されるようになりました。3番はなかなか聴かないので、楽しみです。

◇8/23 Prom 52: Beyond the Score®: Dvořák’s New World Symphony
 ・ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95 「新世界より」
 / サー・マーク・エルダー:指揮、ハレ管弦楽団
 ドヴォルザークの9番1曲のみですが、面白い演奏会です。 コンサート前半は、プロジェクションや俳優のダンス、曲の歴史などのプレゼンテーションがあり、後半は全曲演奏します。こういう演奏会はラジオで聴くだけだと楽しみが半減するなぁ。ダンスを観たい。

◇8/25 Prom 54: La Scala Philharmonic and Riccardo Chailly
 ・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
 ・レスピーギ:ローマの噴水 , ローマの松
 / レオニダス・カヴァコス(Vn)、リッカルド・シャイー:指揮、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団
 シャイー&スカラ座フィルの登場です!カヴァコスさんのヴァイオリンのブラームス。カヴァコスさんというと、ヴァンスカ&ラハティ響とのシベリウスを真っ先に思い浮かべるのですが、もうかなり前ですね。後半はレスピーギでイタリアプログラム。「噴水」も「松」も好きです。

◇8/26 Prom 56: The Bohemian Reformation
 ・フス派の賛美歌「汝ら、神の戦士よ」
 ・スメタナ:連作交響詩「我が祖国」より 第5曲:ターボル、第6曲:ブラニーク
 ・マルティヌー:野外のミサ H.279
 ・ドヴォルザーク:序曲「フス教徒」 B.132 op.67
 ・ヤナーチェク:ブロウチェク氏の旅 より フスの歌
 ・スーク:交響詩「プラハ」 op.26
  / スヴァトプラク・セム(バリトン)、BBCシンガーズ(男声合唱)、ヤクブ・フルシャ:指揮、BBC交響楽団
 プロテスタントの先駆けとなった、チェコのフス教徒。そのフス教徒と彼らの闘い、改革に関する作品が並びます。最初にチェコの作曲家たちが影響を受けたフス派の賛美歌「汝ら、神の戦士よ」が歌われます。この「汝ら、神の戦士よ」は、「我が祖国」の「ターボル」「ブラニーク」、ドヴォルザーク「フス教徒」にも出てきます。このプロムに出てくる音楽が、チェコの歴史であり、チェコの人々の中に流れているのだなと感じます。指揮はチェコ出身のフルシャ。先日、来日してましたね。BBC響が演奏しますが、今年春に亡くなられた、前代首席指揮者のビエロフラーヴェクさんと、様々なチェコプログラムを取り上げてきました。フルシャさんはビエロフラーヴェクさんのお弟子さんでもあり…ビエロフラーヴェクさんのことを考えてしまいます。
 このプロムで、もう一度、チェコのフス教徒たちの歴史を学びなおそうと思います。

◇8/29 Prom 60: Stravinsky, Rachmaninov and Shostakovich
 ・ストラヴィンスキー:火の鳥 組曲(1911年版)
 ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番 ト短調 op.40
 ・ショスタコーヴィチ:交響曲 第12番 ニ短調 「1917年」 op.112
 / レイフ・オヴェ・アンスネス(P)、ヴァシリー・ペトレンコ:指揮、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
 この回と次の回、2日連続で、北欧のオーケストラの登場です。まずは、オスロ・フィル。再び、ロシアもの、ロシア革命に関するプログラムのプロムです。ラフマニノフの番号つきのピアノ協奏曲は全曲演奏することにようやく気がつきました。4番は、同じくノルウェーのアンスネスさん。4番が合うと感じます。メインはショスタコーヴィチ12番。10月革命を扱った作品です。

◇8/30 Prom 61: Renée Fleming sings Strauss
 ・アンドレア・タッローディ:Liguria (イギリス初演)
 ・バーバー:ノックスヴィル 1915年の夏 op.24
 ・R.シュトラウス:「ダフネ」 より 「ch komme – ich komme」
 ・ニールセン:交響曲第2番 ロ短調 「四つの気質」 op.16 FS.29
 / ルネ・フレミング(ソプラノ)、サカリ・オラモ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
 北欧のオーケストラ2日目は、スウェーデン。オラモさんはこの日はBBC響ではなくロイヤル・ストックホルム・フィル。かつて、ラストナイトにも登場したソプラノ、フレミングさんと登場です。このトリオでCD出してましたね。タッローディはスウェーデンの作曲家。バーバーとR.シュトラウスはフレミングさんの十八番です。メインはニールセン(ニルセン)の2番。第1楽章の溌剌としたメロディーを聴くとワクワクしてきます。表情に富んでいて、好きな作品です。

◇8/31 Prom 63: Taneyev, Rachmaninov and Tchaikovsky
 ・タネーエフ:歌劇「オレステイア」 op.6 序曲
 ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調 op.1
 ・チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 (バイロンの劇詩による4つの音画の交響曲「マンフレッド」ロ短調) op.58
  / キリル・ゲルシュタイン(P)、セミヨン・ビシュコフ:指揮、BBC交響楽団
 ラフマニノフのピアノ協奏曲がこれで4番まで揃いました。それまでにも作品は書いていましたが、ピアノ協奏曲第1番は作品番号1なんですね。タネーエフは聴いたことがない。ビシュコフさんのチャイコフスキー、今回はマンフレッド交響曲…あまり聴きなれてないので聴きます。

 以上、8月後半でした。そろそろ最初の公演のオンデマンド期限が切れ始めています。聞き逃しがないかチェックと、演奏されたばかりの回を聴くのと、両方は大変です。9月は大曲も控えているのに…。
NHKFMで、ラストナイトが終わった後、9月11日から5日間、プロムスの公演をセレクションで放送予定です。
9月に続きます。

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by halca-kaukana057 | 2017-08-18 23:48 | 音楽

BBC Proms(プロムス)2017 私選リストその2 [8月 前半]

 毎日絶賛開催中のBBC Proms(プロムス)。8月前半の演奏会(プロム)の私選リストです。
・7月:BBC Proms(プロムス)2017 私選リストその1 [7月]

 今回も、各プロムのリンクはプロムス公式サイトを貼りますが、実際聴く時はBBC radio3のサイトの方が便利だと感じます。前回も書きましたが、昨年まであったプロムス公式と、radio3の放送回のリンクが今年はなくなってしまいました…。radio3の放送一覧のページを以下に貼っておきます。
BBC Radio3 : BBC Proms : Available now

 今年は高音質録音が昨年よりも増えています。radio3の各放送回にリンクがありますが、一覧もありますのでこちらもどうぞ。イヤホン、ヘッドホン(普通のヘッドホンで構いません)で、臨場感のある演奏をお楽しみください。
BBC : BBC Proms in Binaural Sound
◇詳しいことはこちら:BBC Taster : BBC Proms in Binaural Sound
 このページの「Inside Story」に高音質で配信予定のプロムの記述があります。

 では、8月前半(8月15日まで)の公演を見ていきましょう。

◇8/2 Prom 24: Esa-Pekka Salonen conducts John Adams
 ・J.S.バッハ(ストラヴィンスキー:編曲):「高き天よりわれは来れり」によるカノン風変奏曲 BWV 769
 ・ラヴェル:シェエラザード
 ・ジョン・アダムズ:繊細で感傷的な音楽 (Naive and Sentimental Music)
 /マリアンヌ・クレバッサ(メゾ・ソプラノ)、フィルハーモニア・ヴォイシズ、エサ=ペッカ・サロネン:指揮、フィルハーモニア管弦楽団
 今年5月に来日した、サロネン&フィルハーモニア管の登場です。オール・ベートーヴェン・プログラムの演奏会をEテレ「クラシック音楽館」で観ましたが、ナチュラルトランペットで古典的?と思いきや現代的と、このコンビの巧さの堪能した演奏会でした。が、大喝采だったという、マーラー6番の演奏会を観たかったなぁ…。
 話をプロムスに戻して、1曲目はストラヴィンスキー編曲のバッハ。合唱が入ります。2曲目はラヴェルの歌曲の「シェエラザード」。そういえば、前回7月編には書かなかったのですが、Prom18でも、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」が演奏されました(ガフィガン指揮、BBC響)。両方聴いてみよう。
 メインは今年生誕70年で、今年のプロムスのメインテーマになっている、ジョン・アダムズの作品。ファーストナイトの演奏をまだ聴いてない…。調べたら、この曲はサロネンがLAフィルと録音しています(ナクソス・ミュージック・ライブラリーにあります)。今後も出てくるし、聴いてみよう。

◇8/2 Prom 25: Sir John Eliot Gardiner and the Monteverdi Choir
 ・シュッツ: 「ダヴィデの詩篇歌集」より 今ぞわが魂よ、主をたたえよ SWV 41
                         われらにではなく主よ、御名にのみ栄光あれ SWV 43
恵み深き主に向って感謝せよ SWV 45
 ・J.S.バッハ:カンタータ第79番「主なる神は太陽なり、盾なり」BWV79
         カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV80
 / モンテヴェルディ合唱団、サー・ジョン・エリオット・ガーディナー:指揮、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
 Prom24が終わった後、もうひとつプロム、Late Night Promです。ガーディナーの指揮で、シュッツとバッハのカンタータを。夜に静かに聴きたいプロムですね。

◇8/3 Prom 26: Mozart and Brahms
 ・エリッキ=スヴェン・トゥール:Flamma(イギリス初演)
 ・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
 ・ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
 / ヴィルデ・フラング(Vn)、ローレンス・パワー(Va)、パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ドイツ・カンマーフィル
 プロムスにパーヴォさんとドイツ・カンマーフィルが登場です!1曲目はパーヴォさんの故郷・エストニアの作曲家、トゥールの作品。後のモーツァルトとブラームスはどちらも好きな作品。ブラームスの2番は、夏にのんびり聴きたいですね。

◇8/7 Prom 30: Walton ? Belshazzar’s Feast
 ・ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 op.21
 ・R.シュトラウス:交響的幻想曲「影のない女」
 ・プロコフィエフ:彼らは7人 op.30
 ・ウォルトン:ベルシャザールの饗宴
 / ディヴィット・バット・フィリップ(テノール)、ジェームズ・ラザフォード(バリトン)、イギリス国立少年合唱団(National Youth Choir of Great Britain)、キリル・カラビッツ:指揮、ボーンマス交響楽団
 リヒャルト・シュトラウスの「影のない女」はもともとはオペラ。それを、作曲者自身がオーケストラ曲にしました。プロコフィエフの「彼らは7人」は1917年のロシア革命に関係するカンタータ。ウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」は2015年のファーストナイトでも演奏されました。その時に聴いて気に入ったので、今年も聴きます。

◇8/9 Prom 32: Britten, Brian Elias, Purcell and Elgar
 ・ブリテン:英雄のバラード op.14
 ・ブライアン・イライアス:チェロ協奏曲 (世界初演)
 ・パーセル(エルガー:編曲):主よ、わが敵の何と多きことか
 ・エルガー:エニグマ変奏曲 op.36
 / トビー・スペンス(テノール)、ニコラス・パーフェクト(バス)、ナタリー・クレイン(Vc)、BBCウェールズ合唱団、ライアン・ウィッグルスワース:指揮、BBCウェールズ交響楽団
 イギリスプログラムです。ブリテン「英雄のバラード」は合唱曲。メインはエルガーのエニグマ。Prom4のアンコールで「ニムロッド」が演奏されましたが、今度は全曲どうぞ。

◇8/10 Prom 33: Sibelius, Grieg, Schumann and Hindemith
 ・グリーグ:ペール・ギュント(抜粋)
       序曲、花嫁の略奪、朝、ソルヴェイグの歌(ソプラノ歌唱付き)、山の魔王の娘の踊り
・シベリウス:ルオンノタール op.70、カレリア組曲 op.11
・シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
 ・ヒンデミット:画家マティス
 / リーゼ・ダヴィドセン(ソプラノ)、アルバン・ゲルハルト(Vc)、ヨーン・ストルゴーズ:指揮、BBCフィルハーモニック
 フィンランド人指揮者・ストルゴーズとBBCフィルです。前半はシベリウス&グリーグの北欧作品。「ルオンノタール」を歌うダヴィドセンさんはノルウェーの方。シューマンのチェロ協奏曲…昨年も、ストルゴーズさんはシューマンのヴァイオリン協奏曲をプログラムに入れていました。シューマン好き?
【追記】
 ダヴィドセンさんは、「ペール・ギュント」の「ソルヴェイグの歌」も歌ってました。

◇8/12 Prom 36: Schubert and Mahler
 ・シューベルト:交響曲第8番(第7番) ロ短調 D759 「未完成」
 ・マーラー:交響曲第10番 嬰ヘ長調 クック版
 / トマス・ダウスゴー:指揮、BBCスコティッシュ交響楽団
 BBCスコティッシュは既に登場していますが、今度は首席指揮者のダウスゴーとの登場です。シューベルトとマーラーの未完成の交響曲を。

◇8/13 Prom 37: Rachmaninov ? Piano Concerto No. 3
 ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
          交響曲第2番 ホ短調 op.27
 / アレクサンダー・ガヴリリュク(P)、ラトビア放送合唱団、トマス・ダウスゴー:指揮、BBCスコティッシュ交響楽団
 ダウスゴー&BBCスコティッシュの2日目。ラフマニノフ・プログラムです。

◇8/13 Prom 38: Rachmaninov ? All-Night Vigil (Vespers)
 ・ラフマニノフ:徹夜祷 op.37
 / シグヴァルズ・クリャーヴァ:指揮、ラトビア放送合唱団
 Prom37でラフマニノフ・プログラムでしたが、その後もラフマニノフの宗教合唱曲を。Prom37に登場したラトビア放送合唱団が引き続き出演です。ラフマニノフの「徹夜祷」は以前聴いたことがあって、きれいだなと思ったので、今回も楽しみにしています。

◇8/14 Proms at ... Cadogan Hall, PCM 5: Shostakovich
 ・ショスタコーヴィチ:革命詩人による10の詩曲 op.88(抜粋)
              24の前奏曲とフーガ op.87 第1番~第8番
 / アレクサンドル・メルニコフ(P)、シグヴァルズ・クリャーヴァ:指揮、ラトビア放送合唱団
 プロムスの室内楽シリーズ5回目。ラトビア放送合唱団、3回目の登場です。ショスタコーヴィチの合唱曲は聴いたことがないので気になります。ピアノ曲「24の前奏曲とフーガ」はCDを持っています。合唱を聴いた後に聴くとどう聞こえるんだろう?

◇8/14 Prom 39: Debussy, Ravel and Mark-Anthony Turnage
 ・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ホ長調
 ・ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
 ・マーク=アンソニー・タネジ:HIBIKI (ヨーロッパ初演)
 / イノン・バーナタン(P)、サリー・マシューズ(ソプラノ)、藤村実穂子(メゾソプラノ)、フィンチュリー・チルドレンズ・ミュージック・グループ、ニュー・ロンドン・少年合唱団、大野和士:指揮、BBC交響楽団
 東京都交響楽団などで活躍している大野和士さんがBBC響を指揮します!メゾソプラノの藤村実穂子さんも。フランスものに、タネジの「HIBIKI」はサントリーホール30周年の委託作品だそう。

Prom 40: Brahms, Berg, Larcher and Schumann
 ・ブラームス:悲劇的序曲 op.81
 ・アルバン・ベルク:ヴァイオリン協奏曲 「ある天使の思い出に」
 ・トーマス・ラルヒャー:Nocturne – Insomnia (イギリス初演)
 ・シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 op.97 「ライン」
 / クリスティアン・テツラフ(Vn)、ロビン・ティッチアッティ:指揮、スコットランド室内管弦楽団
 テツラフが登場です。と言っても、ベルクのヴァイオリン協奏曲…聴いたことがない。最初がブラームス、最後がシューマンと繋がりがありますね。シューマンの交響曲は、今年のプロムス2曲目です。

 以上です。これ以外も聴きます。8月後半に続きます。
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by halca-kaukana057 | 2017-07-31 22:32 | 音楽

BBC Proms(プロムス)2017 私選リストその1 [7月]

夏です。暑いですね。7月も中旬…いよいよ毎年恒例のあれが始まります。BBC Proms(プロムス)。世界最大級の音楽祭。今年はグリニッジ標準時 7月14日~9月9日まで。ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールを中心に、2ヶ月間毎日コンサート。いいなぁロンドン…。

 今年は早めに入手できました。プロムス公式ガイドブック。今年もボリュームあります。
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 ということで、今年も私が選んだ注目公演、気になる公演、聴きたい公演をまとめます。長いお祭りの始まりです!
 公演は、全てBBC radio3で放送。放送後30日間はオンデマンド配信されるので、夜中に起きてリアルタイムで聴けなくても大丈夫。スマートフォンからは、「BBC iPlayer Radio」のアプリがとても便利です。各アプリストアで検索、ダウンロードしてみてね。

 あと、今年はプロムスの公式サイトもリニューアル。私としては、見難いと感じています。以前は1週間の公演をざっと見渡して、個々のページに進めたのに、今年はひとつひとつ飛ばなきゃいけない。面倒…。

 さらに、Proms公式の個々の公演のページには、BBC Radio3の放送回のページへのリンクがあったのですが、今年からなくなりました。不便。以下に、Radio3の一覧ページをリンクしておきます。
BBC Radio3 : BBC Proms : Available now
 Radio3の個々のページで、「in binaural sound」での配信がある公演(プロム)があります。昨年は試験的に導入した高音質での配信が、今年は本格的に導入になりました。是非、お手持ちのイヤホン、ヘッドホンで聴いてみてください。普通のヘッドホンでも音の違いを感じられますよ。
◇高音質版をまとめているページがありました:BBC : BBC Proms in Binaural Sound
◇詳しいことはこちら:BBC Taster : BBC Proms in Binaural Sound
 このページの「Inside Story」に高音質で配信予定のプロムの記述があります。ラストナイトもあります!

 では、各公演(プロム)を見ていきましょう。

◇7/14 Prom 1: First Night of the Proms
 ・Tom Coult:St John’s Dance(世界初演)
 ・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
 ・ジョン・アダムズ:Harmonium
 /イゴール・レヴィット(ピアノ)、BBC Proms ユース合唱団、BBCシンフォニーコーラス、エドワード・ガードナー:指揮、BBC交響楽団
 まずはファーストナイト。今年の指揮はガードナーさんです。曲目は、いつもと様子が違う気がする…。1曲目は世界初演。今年のPromsも世界初演が多数あります。メインは今年生誕70年のジョン・アダムズの作品。今年のPromsでは、ジョン・アダムズ作品を多数取り上げます。イギリスでは人気があるというのですが、私は一度も聴いたことがない…。この際だから聴いてみるか。でも、いつもよりもインパクトがないファーストナイトだなぁと…。
 イゴール・レヴィットさんのピアノは、以前BBCのオンデマンドで聴いたことがあります。ベートーヴェン3番は大好きな作品なので楽しみです。
*追記:レヴィットさんのアンコールはリスト編曲のベートーヴェン「第九」の「歓喜の歌」。「歓喜の歌」はヨーロッパではEUの歌です。

◇7/15 Prom 2: Daniel Barenboim conducts Sibelius and Elgar
 ・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47
 ・エルガー:交響曲第1番 変イ長調 op.55
 /リサ・バティアシュヴィリ(Vn)、ダニエル・バレンボイム:指揮、シュターツカペレ・ベルリン
 2日目からバレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンが登場。CDも出したコンビ、バティアシュヴィリさんとシベコン。今年はフィンランド独立100年もあってか、シベリウス多めです。メインはエルガーの1番。あとで書きますが、Prom4では2番もやります。エルガーの交響曲も好きなので楽しみな公演です。
*追記:バティアシュヴィリさんのアンコールはなし。オーケストラのアンコールは、シベリウス:悲しきワルツ…このコンビで「悲しきワルツ」は珍しい。そして、エルガー:威風堂々第1番…あの…それ、ラストナイトで演奏する曲じゃ…勿論合唱はありませんが、まだプロムスは始まったばかり。ラストナイトはいくら何でも気が早いぞ!w

◇7/16 Prom 3: Bernard Haitink conducts Mozart and Schumann
 ・モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調 K504 「プラハ」
          ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K216
 ・シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61
 /イザベル・ファウスト(Vn)、ベルナルト・ハイティンク:指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団
 最初から随分飛ばしてませんか今年は…。3日目でハイティンクさんが登場。プロムスには半世紀以上も出演しています。ヨーロッパ室内管(COE)とモーツァルトとシューマン。これまた好きな曲ばかり、好きなプログラム。

◇7/16 Prom 4: Daniel Barenboim and Staatskapelle Berlin
 ・ハリソン・バートウィッスル:Deep Time(イギリス初演)
 ・エルガー:交響曲第2番 変ホ長調 op.63
 /ダニエル・バレンボイム:指揮、シュターツカペレ・ベルリン
 再びバレンボイムとシュターツカペレ・ベルリン。先述したエルガー2番です。8月になりますが、エルガーは3番もあります!(8月の公演は別記事で書きます)
*追記:アンコールは、エルガー:エニグマ変奏曲 より「ニムロッド」 その後、バレンボイムさんが長々とスピーチを。スピーチ後に演奏したのは、再び威風堂々第1番。だからラストナイトはまだですって!!w

◇7/17 Proms at … Cadogan Hall,
PCM 1: I Fagiolini and Robert Hollingworth

 ・モンテヴェルディ:
 つれないアマリッリ(Cruda Amarilli)
 星に対して彼は打ち明けた(Sfogava con le stelle)
 遠く離れて(Longe da te, cor mio)
 歌劇「オルフェオ」より Possente spirto
 黄金の髪(Chiome d'oro)
 ああフィリ、お前に口づけしたいけど(Vorrei baciarti, o Filli)
 ・ロデリック・ウィリアムズ:La ci darem la mano(世界初演)
 ・モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り より
  第4曲:主を讃えよ,しもべたちよ(Laudate pueri Dominum)
  「天は永遠の道を通って…私の美しい調べに合わせて」(Volgendo il ciel per l'immortal sentiero… Movete al mio bel suon)
 /ロバート・ホリングワース:指揮、イ・ファジョリーニ
 プロムスの室内楽公演・Proms Chamber Music(PCM)の1回目は、今年生誕450年のモンテヴェルディ特集です。その間に、ロデリック・ウィリアムズ…バリトン歌手で、2014年のプロムス ラストナイトでは「ルール・ブリタニア!」のソロを歌ったあのウィリアムズさんは作曲もしています。その作品を世界初演です。
 イ・ファジョリーニは声楽アンサンブル。合唱も楽しみです。

◇7/17 Prom 5: Sibelius, Rachmaninov and Shostakovich
 ・シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 op.105
 ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
 ・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 op.93
 /ベフゾド・アブドゥライモフ(ピアノ)、トーマス・セナゴー:指揮、BBCウェールズ交響楽団
 今年はフィンランド独立100年ですが、イコール、ロシア革命100年でもあります。ロシア革命でゴタゴタしている間に、フィンランドは独立しちゃったんです。ということで、今年のプロムスはフィンランドのシベリウスも多めですが、ロシアもの、ショスタコーヴィチも多めです。1曲目にシベリウス7番、それは楽しみだ。ショスタコ10番も。
 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のソロは、ベフゾド・アブドゥライモフさん。ウズベキスタン出身の若手ピアニストです。初めて聞きます。プロムスの醍醐味は、今まで聴いたことのない音楽家にも出会えるところ。この回は楽しみだなぁ。


◇7/18 Prom 6: Nicola Benedetti plays Shostakovich’s Violin Concerto No. 1
 ・ショスタコーヴィチ:十月革命 op.131
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77
 ・シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 op.47
 /ニコラ・ベネデッティ(Vn)、トーマス・セナゴー:指揮、BBCウェールズ交響楽団
 セナゴーさんとBBCウェールズの2日目。引き続きショスタコーヴィチとシベリウスです。「十月革命」はまさに1917年のロシア革命(2回目)のこと。ヴァイオリンソロのベネデッティさんはスコットランドのご出身。初めて聴きます。

◇7/22 Proms at ... Stage@TheDock, Hull
 ・テレマン:組曲「ハンブルクの潮の満ち干」 ハ長調 TWV55:C3 (水上の音楽) より、序曲
 ・ディーリアス:川面の夏の夜
 ・ヘンデル:水上の音楽 第3組曲 ト長調 HWV 50
 ・メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」 op.27
 ・ラモー:歌劇「ナイス」序曲
 ・グレース・ウィリアムズ:海のスケッチ より
                 第1曲:High Wind
                 第5曲:Calm Sea in Summer
 ・ヘンデル:水上の音楽 第2組曲 ニ長調 HWV 349
 /ニコラス・マクギーガン:指揮、ロイヤル・ノーザン・シンフォニア
 ロイヤル・アルバート・ホールでの演奏会でもない、PCMでもないプロムです。水や海に関係する作品を集めて演奏します。バロックから近現代まで、海に関係する曲はたくさんあります。今回、知らない曲もあります。興味を持ったのでリストに入れておきます。

◇7/24 Prom 13: Malcolm Sargent's 500th Prom
 ・ヘンリー・ウッド:編:イギリス国歌
 ・ベルリオーズ:ローマの謝肉祭 序曲
 ・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
 ・エルガー:コケイン序曲 op.40
 ・ウォルトン:ファサード 第1組曲
         ファサード 第2組曲 より 第5曲 Popular Song
 ・ホルスト:どこまでも馬鹿な男
 ・ディーリアス:春初めてのカッコウの声を聴いて
 ・ブリテン:青少年のための管弦楽入門
 /ベアトリーチェ・ラナ(ピアノ)、サー・アンドリュー・ディヴィス:指揮、BBC交響楽団
 プロムスを長年指揮し続けたサー・マルコム・サージェントは今年で没後50年。それを記念して、サージェント卿がプロムスの500回目の指揮のプロム、1966年のファーストナイトを再現します。とても興味深いプログラム。現在は、ラストナイトでブリテン編曲のイギリス国歌を演奏していますが、以前はファーストナイトでも演奏していたんですね。イギリスもの中心の楽しみなプロムです。
 ピアノソロは、先日N響にも登場したベアトリーチェ・ラナさん。とても素敵なベートーヴェンでした。シューマンも楽しみです。
 ◇1966年のファーストナイト:Prom 01 - First Night of the Proms 1966 - Malcolm Sargent's 500th Promenade Concert

◇7/25 Prom 14: Holst – The Planets
 ・ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲田9番 ホ短調
 ・ホルスト:惑星
 /バーミンガム市交響楽団ユース合唱団(女声合唱)、ジョン・ウィルソン:指揮、BBCスコティッシュ交響楽団
 毎年演奏されるホルストの「惑星」。今年はBBCスコティッシュ交響楽団が演奏します。ヴォーン=ウィリアムズの最後の交響曲9番も。聴いたことがないのでこれは楽しみ。

◇7/29 Prom 19: Relaxed Prom
 /グラント・ルウェリン:指揮、BBCウェールズ交響楽団
 このプロムは、小さな子どもも大人も、自閉症や発達障害を抱える人たち、視覚や聴覚に問題を持つ人たちも楽しめるプロム。歌っても踊ってもOK。いいなこういうの。
 曲目は、リムスキー・コルサコフやロッシーニ、ヨハン・シュトラウス二世、イギリスの人気テレビ番組「ドクター・フー」のテーマなど。
 こういうコンサートは、音だけで聴くよりも映像を観たり、実際にコンサートに行ってみるともっと楽しめるんだろうなぁ。

◇7/29 Prom 20: Stephen Hough plays Brahms
 ・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
 ・デイビット・ソウワー:グレイテスト・ハピネス・プリンシパル(The Greatest Happiness Principle)
 ・ハイドン:交響曲第99番 変ホ長調 Hob.I:99
 /スティーヴン・ハフ(ピアノ)、マーク・ウィッグルスワース:指揮、BBCフィルハーモニック
 お気に入りのピアニスト、スティーヴン・ハフさんの登場です。今年はブラームスの1番協奏曲。

◇7/31 Proms at ... Cadogan Hall,
PCM 3: From the Kalevala to Kaustinen: Finnish Folk and Baroque Music

 /アヌ・コムシ(ソプラノ)、クレータ=マリア・ケンタラ(ヴァイオリン)、アンドリュー・ローレンス・キング(ハープ、カンテレ、プサルタリー)、エーロ・パルヴィアイネン(テオルボ、ギター)、ミッラ・ヴィルヤマー(ハルモニウム)
 プロムスの室内楽公演・Proms Chamber Music(PCM)の3回目は、フィンランド。フィンランドの民謡と、バロック音楽をお届けします。フィンランド民謡は合唱曲でいくつか知っていますが、フィンランドのバロック音楽…あまり聴いたことがない。楽器も、フィンランドの民族楽器・カンテレの他に、木箱に24本のピアノ線を張ったプサルタリー、リュートの仲間のテオルボと知らない楽器も。どんな音がするんだろう?
 ソプラノのアヌ・コムシさんは、2015年のラハティ・シベリウス音楽祭で、セーゲルスタム指揮ヘルシンキ・フィルの「ルオンノタール」でソプラノソロを歌っていたのを覚えています。きれいな声でした。ハルモニウムのヴィルヤマーさんは、調べたところ、アニメ映画「劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス」のサントラ演奏にも参加されていました。興味深いプログラムです。

 以上、7月分でした。ここに書かなかった公演でも、きっと聴きます。書ききれない!プロムスは日本時間15日未明、開幕です!

こちらの記事も参考にどうぞ。
英国ニュースダイジェスト:プロムス2017 - ロンドンの音楽祭 - BBC Proms 2017
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by halca-kaukana057 | 2017-07-14 23:08 | 音楽

一緒に音楽を楽しもう Proms(プロムス)2016 ラスト・ナイト・コンサート

 イギリス・ロンドンで7月から9月の2ヶ月にわたって開催される世界最大の音楽祭「BBC Proms(プロムス)」.その最終日の夜のコンサートは、「Last Night of the Proms」と呼ばれ、その年のプロムスの打ち上げ、最後に大騒ぎする類を見ないコンサートです。鳴り物(笛やホーン)、風船、国旗などの持込可。演奏や演奏の合間に国旗を振り回し、風船を飛ばす…クラシックコンサートですよ?さらに、4つの野外会場があり、どう見ても野外フェス。イギリス国内は勿論、海外でもテレビ・ラジオで生中継、BBCのネットラジオで世界中で聴くことが出来ます。一体何万人の人が観ているんだろう…?
 日本では生中継は無く(昔はやってたそうです…)、遅れて大体12月にNHKでテレビ放送されます。しかし、昨年は放送されず…悲しかったです。

 でも!今年は放送されました!おかえりプロムス!!今年最後のプロムスの記事を書くことが出来る…!

 プログラムは以前の記事に書いたのですが、表記に違いがあったり、細かいところも追記して、以下のプログラム、出演者でした。
Proms(プロムス)2016 私選リスト その5 [9月]

Prom 75: Last Night of the Proms

・トム・ハロルド:Raze(世界初演)
・バターワース:青柳の堤
・ボロディン:歌劇「イーゴリ公」第2幕より:だったん人の踊り
・ロッシーニ:歌劇シンデレラ」より:誓って、彼女を見つけ出そう(Si, ritrovarla io giuro)
・ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より:人知れぬ涙(Una furtiva lagrima)
・オッフェンバック:歌劇「美しきエレーヌ」(La belle Hélène)より:イダ山の上で(Au mont Ida)
・ブリテン:マチネ・ミュジカル op.24
 (行進曲/ノクターン/ワルツ/パントマイム/常動曲)
・ジョナサン・ダウ:Our revels now are ended(宴はもう終わりだ)

・マイケル・トーキー:槍投げ(Javelin)
・ヴォーン=ウィリアムズ:音楽へのセレナード
・ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」より:ああ、友よ!(Ah! mes amis)
・アン・ダドリー(編曲):カリブの祭り(アンコール)
 (ムーチョ・コラソン/シナモン色の肌/グアンタナモの娘/今どきの薬草売り)

・ヘンリー・ウッド:イギリスの海の歌による幻想曲
 (小粋なアレトゥーザ/トム・ボウリング/ホーン・パイプ/夜もすがら/スカイ・ボート・ソング/ダニー・ボーイ(ロンドンデリーの歌)/ホーム・スウィート・ホーム/見よ、勇者は帰る)
・トマス・アーン:ルール・ブリタニア!
・エルガー:威風堂々第1番 ニ長調 「希望と栄光の国(Land of Hope and Glory)」
・パリー(エルガー:編曲):エルサレム
・ブリテン編曲:イギリス国歌

 フアン・ディエゴ・フローレス Juan Diego Flórez(テノール)
 ダンカン・ロック Duncan Rock(バリトン)

 フランチェスカ・チェジーナ Francesca Chiejina、イヴ・ダニエル Eve Daniell、ローレン・フェイガン Lauren Fagan、アリソン・ローズ Alison Rose(ソプラノ)
 クレア・バーネット=ジョーンズ Claire Barnett-Jones、マルタ・フォンタナルス=シモンズ Marta Fontanals-Simmons、アナ・ハーヴェイ Anna Harvey、ケイティ・スティーヴンソン Katie Stevenson(メゾソプラノ)
 トライスタン・リル・グリフィス Trystan Llŷr Griffiths、オリヴァー・ジョンストン Oliver Johnston、 ジョシュア・オーウェン・ミルズ Joshua Owen Mills、ジェームズ・ウェイ James Way(テノール)
 ブラギ・ヨンソン Bragi Jónsson、ベンジャミン・ルイス Benjamin Lewis、ジェームズ・ニュービー James Newby、ブラッドリー・トラヴィス Bradley Travis(バス、バス・バリトン)

 BBCシンガーズ、BBCシンフォニーコーラス
 BBCプロムスユースアンサンブル
 サカリ・オラモ Sakari Oramo:指揮、BBC交響楽団

 ネットラジオの生中継、オンデマンドを聴きましたが、ラストナイトはやっぱり映像を観てこそだと実感しました。音だけではわからないものがたくさんあり過ぎる!今年は放送されてよかった…!!

 今年のポイントかなと思われるものをいくつか挙げてみます。まず、南米。リオデジャネイロ・オリンピック/パラリンピックで、今年のプロムスは南米の指揮者、演奏家、オーケストラ、作品をよく取り上げていました。このラストナイトのスターソリストは、ペルー出身のテノール:フローレス。オペラアリアと4曲アンコール、「ルール・ブリタニア」、更に会場のロイヤル・アルバート・ホールの隣のハイド・パーク会場でもギターと歌を披露し大活躍。案内役のアナウンサーさんが「こき使っています」と言っていたのに、確かに、と思ってしまいましたw甘く優しい歌声で、魅了されました。アンコールのラテンメドレー「カリブの祭り」はラテンの情熱的な恋を歌った曲ばかり。ノリノリです。ヴィジュアル面でも魅了されますよこれはw
 フローレスさんの十八番、ドニゼッティ「連隊の娘」より「ああ、友よ!」見事なハイC(三点ド)の連発(9回も!!)には驚きました。声のハリも迫力、強弱もうまい。フローレスさんがリハーサルの際のインタビューで仰っていた男声合唱との掛け合いも楽しい。声楽をやっているものとして、聴く・観るべきところがたくさんありました。
 そのフローレスさんが「ルール・ブリタニア!」を歌います。衣装に驚きました。インカ帝国の王様。カッコイイ!仕草も歌も威厳ある。素晴らしい「ルール・ブリタニア」でした。
Thomas Arne: Rule, Britannia! - BBC Proms

 2つ目のポイントは、シェイクスピア。今年は没後400年。プロムスもシェイクスピア作品を元にした楽曲を数多く取り上げました。ラストナイトもシェイクスピアです。ジョナザン・ダウの「宴はもう終わりだ」は「テンペスト」から。ダンカン・ロックさんの渋いバリトンが、儚い世界を歌い上げます。歌詞には出てきませんが、音楽も儚いものだな…と感じました。ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」は「ヴェニスの商人」から。音楽の美しさを讃える箇所を、16人の若手声楽家たちがそれぞれソロを受け持ち、歌います。以前も書いたのですが、本当に美しい作品です。

 3つ目のポイントは、若手音楽家。1曲目、トム・ハロルド「Raze」を演奏したBBCプロムス・ユース・アンサンブルは10代の音楽家の卵たちがBBC響の楽団員さんたちと一緒に演奏。10代でラストナイトの大舞台で演奏できるなんて凄い!また何年後かにこのロイヤル・アルバート・ホールの舞台に戻ってこいよ!と応援したくなります。作曲したトム・ハロルドさんも25歳。これから、またプロムスで新曲を世界初演するんだろうな…。Razeは「打ちのめす」という意味で、観客にガツンと響け!という思いを込めて作曲したのだそう。ガツンときました。とてもかっこいい作品です。ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」を歌った16人の声楽家たちも若手。また歌声を聴きたい方ばかりです。指揮のサカリ・オラモさんの指揮者スピーチで、これからもプロムスは世界中の様々な音楽を紹介し続けますと仰ってましたが、その時は彼らのような若手音楽家たちが活躍するんだろうなと思いました。

 4つ目のポイントは、「イギリスの海の歌による幻想曲」。ラストナイトの定番曲なのに、2012年以降演奏されていませんでした。今年は完全復活!嬉しいです。トロンボーン、ユーフォニアム、チューバの低音域が活躍する「小粋なアレトゥーザ」。チェロのソロが観客の涙を誘う(観客のみなさんはハンカチで涙をぬぐう仕草をするのがお約束。そのハンカチはBBCがちゃんと用意していましたw)「トム・ボウリング」。コミカルで、指揮者vs.オケvs.観客の屈伸と手拍子とホーンのガチ対決の「ホーン・パイプ」。速さが足りない!ともう一度演奏するのもお約束です。BBC響の皆さんを応援したくなります。一方のオラモさんは踊って指揮してる箇所もあるしwその後はしっとりと、ウェールズ民謡「夜もすがら」、スコットランド民謡「スカイ・ボート・ソング」「ダニー・ボーイ(ロンドンデリーの歌)」。この3曲はウェールズ、スコットランド、北アイルランドの野外会場での演奏を生中継していました(ラジオではロイヤル・アルバート・ホールでのBBC響の演奏)。この3曲も涙が…。タイトルの通り哀愁が漂うオーボエが聴きどころの「ホーム・スウィート・ホーム」。表彰式でよく聴く「見よ、勇者は帰る」。最後は観客大合唱の「ルール・ブリタニア!」観客も一緒になって、演奏に参加できるのもラストナイトの魅力。巨大なホールで大観衆のコンサートなのに、どこかアットホームな感じ。気取らず聴けて楽しめる。この後に続く「ルール・ブリタニア」、「威風堂々(希望と栄光の国 Land of Hope and Glory)」、今年誕生100年の「エルサレム」、イギリス国歌「God save the Queen」そして締めの「Auld Lang Syne」(「昔なじみ」、「蛍の光」は日本独特の歌詞になってしまっているのでちょっと違う)も、プロムスの最後に大騒ぎして打ち上げ、また来年会いましょう!というものなんだと思います。歌詞がイギリス万歳な内容ですが(しかも今年はEU離脱も持ち上がり、EUの旗も振られていました)、根底にあるのは、観客も黙ってないで演奏に参加できる楽しさなんだろうと私は思います。

 その他の曲、今年没後100年のバターワース「青柳の堤」はとても美しいし、ボロディン「だったん人の踊り」は大迫力の合唱にしびれました。演奏後、オラモさんが「パーフェクト!」と言ったとか。ブリテン「マチネ・ミュジカル」も優雅でコミカルで楽しい。どのプログラムも楽しかった。録画を何度も観ては、ああ、今年のプロムスも楽しかったな、これでようやく終われる、来年に繋がると思っています。
 NHKさん、来年も放送よろしくお願いします!


 残り、細かい気になったところを箇条書き。

・ラストナイトの歴史や、今年誕生100年の「エルサレム」の歴史を解説していたのはよかったです。わかりやすかった。
・第1部でフローレスさんが曲の合間に足元に置いていたペットボトルで水分補給。「気にしないで」と言っていたフローレスさん、やっぱり素敵です。
・第1部では普通のタイをしているBBC響の楽団員さん、第2部ではユニオンジャックカラーのタイに変えたりもしていました。粋です。
・第2部、いつもの通り指揮台はカラーテープや国旗、風船でデコレーション。最初の曲「槍投げ」で、譜面台にあった緑色のカラーテープを首に巻いて指揮を始めたオラモさんwしかし、テープの色がシャツについてしまいました…。クリーニング大丈夫だったかなぁ…
・切手になり、結婚式は生中継…フローレスさんはペルーの英雄ですね。
・ドニゼッティ「ああ、友よ!」で、指揮台についていた風船を殴りながら歌うフローレスさんwどういう演出だw最後は風船を割って勝利!!途中風船が指揮台の内側へ。さりげなくオラモさんが元に戻してました。ナイス。
・フローレスさんがくまのパディントンのぬいぐるみをどう受け取ったのか、映像でようやく確認できました。パディントンもペルー出身だったのか。このラストナイトで初めて知りました。
・第2部のフローレスさんのアンコール中、フルートの2人(BBC響の第2フルートは日本人、向井知香さん。日本人演奏者もがんばってるのですから、NHKさん放送お願いしますよ!)が何かを指差して笑っていた。何があったんだろう?気になる。
・オーボエさんが、頬をふくらませ一生懸命演奏しているのが印象に残りました。MVP楽団員です。
・でも、どのパートにも魅せ場があって、BBC響の楽団員さん全員を応援していました。BBC響いいですね。
・オラモさん、今年の指揮者スピーチもいいこと言ってました。音楽は調和、時間や場、人を繋ぐ。そしてプロムスの意義、世界中の音楽を紹介し続ける。まさに音楽の祭典です。
・でも真面目なだけじゃないオラモさん。お茶目なところもあちらこちらで。「ルール・ブリタニア」のインカ王フローレス様が登場の際には、指揮台の上で跪きひれ伏してましたw「イギリスの海の歌~」の演奏前では、飛んでいる風船を指揮棒でつつこうとするwバーミンガム市響、フィンランド放送響初期時代は眼鏡のせいか、とても真面目そうに見えたのに…。
・指揮者スピーチの演奏者紹介で、BBC響のコールの後「Love you!」と、更に観客に向かって「もっと拍手!もっと拍手して!!」とジェスチャーするオラモさん。全プログラム終了後に、オケの皆を穏やかな笑顔で讃えねぎらっていたのも印象的でした。BBC響といいコンビです。
・BBCの他の放送でも気になっているのですが、サカリ・オラモさんのファーストネーム Sakari サカリと発音せずに英語読みのZachary ザカリーと発音してません?(聖書由来の男性名Zechariah ゼカリアが英語だとZachary、フィンランド語だとSakari)日本人から見ると、普通に見たままローマ字読みすればいいのに…と思ってしまうのですが…。
・BBC響は、イギリス国歌をチェロ以外起立して演奏します。
・「エルサレム」、イギリス国歌、「Auld Lang Syne」の流れがじわじわ来ます。「Auld Lang Syne」はオケの演奏は無く、指揮者も舞台袖で見守る形だったのが、去年・マリン・オールソップさんから指揮ありでオケも演奏するようになりました。

 来年のプロムスは、2017年7月14日スタートです!公式ガイド買って、また来年も楽しみます!

【追記】
 夏のBBCでの放送・オンデマンド、NHKでの放送を聴き逃した、見逃した…という方へ。年末年始はプロムスの公演のいくつかが再放送されますが、ラストナイトもありますよ!オンデマンドで聴けますよ!
BBC radio3 : BBC Proms 2016 : Prom 75: Last Night of the Proms
 ラジオ放送のMCや、指揮者スピーチの一部が端折られていますが、全曲聴けます。オンデマンドは1月30日ごろまで。

 ちなみに、この再放送はグリニッジ標準時 12月31日夜9時から始まりました。終わるのは日付、年が明ける午前0時。つまり、「ルール・ブリタニア」や「Land of Hope and Glory」で大騒ぎして年越ししてたんですよイギリスは。そして今年も残り少ないところで締めは、「Auld Lang Syne」.「蛍の光」でその年の締めって…紅白ですかwイギリスでも年越しの時間に「Auld Lang Syne」を歌っていたのかもしれませんw

◇BBC公式、3分で振り返るラストナイト:Last Night of the Proms 2016 in 3 minutes!

◇BBC公式、ラストナイトのバックステージ写真集:BBC radio3 : Proms : Backstage at the Last Night of the Proms 2016

◇ガーディアン紙による舞台裏写真集the guardian : Last Night of the Proms - behind the scenes

【過去のプロムス記事】
・7月編:Proms(プロムス)2016 私選リスト その1 [7月]
・8月前半編:Proms(プロムス)2016 私選リスト その2 [8月前半]
・8月後半その1:Proms(プロムス)2016 私選リスト その3 [8月後半のその1]
・8月後半その2:Proms(プロムス)2016 私選リスト その4 [8月後半 その2]

・2014年ラストナイト:こんなクラシックコンサート観たことない! 「Proms(プロムス)」ラストナイトコンサート2014

・ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」について:美しい月と音楽と
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by halca-kaukana057 | 2016-12-17 16:43 | 音楽

ラハティ シベリウス音楽祭2016 まとめ

 もう3ヶ月も前…9月8日~11日までフィンランドのラハティで開催された、シベリウス音楽祭。今年で17回目です。昨年はシベリウス生誕150年で普段よりも規模も大きく盛り上がりました。今年は通常の音楽祭の形式に戻って、オーケストラはラハティ交響楽団。あと室内楽の演奏会もあります。昨年はフィンランド国営放送(YLE)で放送がありましたが、今年はなし。でも、ラハティ響の演奏会の動画を配信しているサイトで公開しています。その一部の演奏会映像の公開期限が迫ってきた…ので、覚え書きで記事にします。
(動画が全部揃うまで時間がかかった&10月は忙しかった、というのが言い訳です…汗)

 今年の注目ポイントは、ラハティ響の音楽監督が交代したこと。オッコ・カムさんの後を、ディーマ・スロボデニュークさんが引き継ぎました。スロボデニュークさんはロシア人ですが、シベリウス音楽院指揮科・ヨルマ・パヌラ門下生で、フィンランド放送響他フィンランドのオーケストラとは縁の深い方。フィンランド語も堪能とのこと。新しい音楽監督のお披露目演奏会・シーズンオープニングにもなった今年のシベリウス音楽祭。聴けるうちにどうぞ。

【1日目】
タピオラ op.112(11月18日まで)
ポヒョラの娘 op.49(11月19日まで)
交響曲第1番 ホ短調 op.39(11月21日まで)
鶴のいる情景 op.44-2[アンコール](12月16日まで)
美しい組曲 (Suite Mignonne) op.98a[アンコール](12月17日まで)

 今年も「タピオラ」から始まりました。続いて「ポヒョラの娘」、カレワラ作品続きです。アンコールの「美しい組曲」は弦楽とフルートがまさに美しい作品です。

【2日目】
森の精(The Dryad) op.45-1(11月22日まで)
テンペスト 第2組曲 op.109-2(11月22日まで)
交響曲第4番 イ短調 op.63(11月25日まで)
伯爵夫人の肖像 JS88[アンコール](12月20日まで)
ベルシャザール王の饗宴 第2曲:孤独 op.51-2[アンコール](12月26日まで)

 今年はシェイクスピア没後400年。夏のBBCプロムスでもシェイクスピアに関連した作品がいくつも取り上げられましたが、シベリウス音楽祭でもシベリウスのシェイクスピア作品「テンペスト」を取り上げています。今年のアンコールでも「伯爵夫人の肖像」出てきました。

【3日目】
ペレアスとメリザンド op.46(12月3日まで)
パンとエコー op.53(12月5日まで)
交響曲第3番 ハ長調 op.52(12月9日まで)
フィンランディア op.26[アンコール](12月12日まで)

 珍しい作品「パンとエコー」が登場。舞踏的間奏曲、優美なワルツ、溌剌としてドラマティックな舞曲。最後は恒例の「フィンランディア」で締め。

 ちなみに来年は、シベリウス没後60年&フィンランド独立100年。来年もゲストを呼びます。フィンランドの若手指揮者・サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮エーテボリ交響楽団。2017年秋からロウヴァリさんはエーテボリ響の首席指揮者に就任するので、就任したばかりの演奏会になります。

・過去関連記事 去年のシベリウス音楽祭:Proms2015 シベリウスプログラム&シベリウス音楽祭 まとめ
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by halca-kaukana057 | 2016-11-07 22:46 | 音楽


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)

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