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2015.12.8 Sibelius 150 !!

 この日を待っていました。本日、2015年12月8日は、フィンランドの作曲家・ジャン・シベリウスの生誕150年…150回目のお誕生日です。1865年12月8日、フィンランドのハメーンリンナ生まれ。おめでとうございます!!

 ということで、12月に入ってからは「まいにちシベリウス」(某元テニスプレーヤーの日めくりカレンダーから連想しましたw)と自分で勝手に題して、毎日何かしらシベリウス作品を聴いています。ちょうどNHKFMのラジオでも、先日記事を書いたハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送響の来日公演の他、シベリウスの交響曲・管弦楽曲を日本に紹介した指揮者・渡邉暁雄先生のご子息のピアニスト・渡邉規久雄さんのオール・シベリウス・ピアノ作品の演奏会、そして今週は9月のラハティ・シベリウス音楽祭から、ユッカ=ペッカ・サラステ指揮ラハティ響、レイフ・セーゲルスタム指揮ヘルシンキフィル、オッコ・カム指揮ラハティ響の回、木曜にはサイモン・ラトル指揮ベルリンフィルのシベリウスを放送とのこと。今年のラハティ・シベリウス音楽祭は過去記事でも書きましたが、毎日演奏を聴くのが楽しかった。オンデマンドでたっぷり楽しみましたが、また聴けるとは嬉しい。そして木曜のラトル&ベルリンフィルも楽しみです。あと、4日のBSプレミアムで放送していた「クラシック倶楽部」シベリウスのピアノ曲、歌曲、ヴァイオリン曲もよかった。シベリウスというと交響曲にまず目がいってしまいますが、器楽曲・歌曲も特集してくれて嬉しい。この放送のラストは舘野泉さんの左手のための「フィンランディア賛歌」(吉松隆:編曲)舘野さんもシベリウスのピアノ作品を日本に紹介し続けている方。吉松先生の編曲はじわりと来ます。

 今日は手当たり次第シベリウス作品を聴きまくっています。交響曲、管弦楽曲、声楽付き管弦楽曲、器楽曲、編曲もの…。一日じゃ勿論聴ききれない。シベリウス作品の幅の広さを実感します。

 シベリウスの音楽に出会って、好きになって、ハマって、あれこれと聴いて…約10年。まだまだシベリウスの世界は広くて深いです。しかも、シベリウス作品を演奏するフィンランド指揮者・フィンランドオーケストラ・フィンランド演奏家とフィンランドは音楽家にも恵まれている。勿論フィンランドだけではない、国籍関係なく心に残る演奏はたくさんあります。まだまだシベリウスを聴いていきたいと思っています。

 今日がシベリウスの生誕150年のお誕生日…つまり、厳密には生誕150年は今日から…?まだまだ聴き足りないので、来年の12月7日までシベリウスイヤー延長してもよろしいでしょうか?(勝手にやりなさいw)「クレルヴォ」を聴こうシリーズはまだ始めたばかり、絶対来年になってもやってるなぁ…。

 ちなみに、シベリウス没後60年は2017年(1957年没)。またシベリウス記念年演奏会などありそう。あと、2019年は日本とフィンランドの国交樹立100年だそうで、フィンランドオケ来日とかありそうだなぁ。楽しみにしておきます。

 今日聴いたシベリウス作品をメモしておきます。
・カンタータ「わが祖国(Oma maa)」op.92 / アカデミー合唱協会、パーヴォ・ベルグルンド指揮ヘルシンキフィル
・火の起源 op.32 / ヨルマ・ヒュンニネン(バリトン)、ソヴィエト・ロシア国立アカデミー・エストニア男声合唱団、ヘルシンキ大学男声合唱団、パーヴォ・ベルグルンド指揮ヘルシンキフィル
・5つの小品op.75「樹の組曲」 / マリタ・ヴィータサロ(ピアノ)
・カレリア組曲op.11(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ編曲版) / スザンナ・ミエスコネン-マッコネン(Vn)、ユッシ・マッコネン(Vc)、Nazig Azezian(P)
・アリオーソ op.3 / ソイレ・イソコスキ(ソプラノ)、ハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送響
・タピオラop.112/
・ルオンノタールop.70/アヌ・コムシ(ソプラノ)
・レンミンカイネン組曲(四つの伝説)op.22
/レイフ・セーゲルスタム指揮ヘルシンキフィル
・クッレルヴォ交響曲op.7 /Marianne Rörholm(メゾソプラノ)、ヨルマ・ヒュンニネン(Br)、ヘルシンキ大学男声合唱団、エサ=ペッカ・サロネン指揮ロスアンジェルス・フィル
  /フィンランド国営放送YLEのクラシック専門ラジオ「YLE Klassinen」でちょうど放送していました。第2楽章の途中から聴いたのですが、よかった、いい演奏でした。今日はシベリウスやフィンランドの作曲家が多めです。そのまま聴いてしまって、フィンランドの18世紀の作曲家・ベルンハルト・クルーセルのクラリネット協奏曲第3番変ロ長調op.11(カリ・クーリック(Cl)、サカリ・オラモ指揮フィンランド放送響)まで聴いてしまいました。シベリウス以前のフィンランドの作曲家。朗らかでいい曲でした。
・ルオンノタールop.70/アヌ・コムシ(ソプラノ)、サカリ・オラモ指揮フィンランド放送響
  /同じくYLE Klassinenから。今日2回目の「ルオンノタール」、しかもソプラノソロも同じくアヌ・コムシさん。今度はオラモ&FRSOで(調べてみたらこのお二人はご夫婦、夫婦共演です!)。
・交響曲第5番 変ホ長調 op.82(初稿) / ユッカ=ペッカ・サラステ指揮フィンランド放送響
 /今日は、交響曲第5番(初稿)の初演の日でもあります。100年前、シベリウス50歳の誕生日に。ご存知の通り、この初演に満足できなかったシベリウスは、曲を改訂、1919年に現行版の5番を出版します。これまで5番初稿はオスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ響のCDでしか聴いてこなかった。いち資料としか聴いてこなかったのですが(おい)、初稿も何度かあちこちのオーケストラで演奏されてきました。時々聴くと、新鮮な気持ちになります。この曲を100年前に聴いていたんだなぁ…と。
・水滴 / ヤーッコ・クーシスト(Vn)、タネリ・トゥルネン(チェロ)
・アンダンテ・カンタービレ ト長調
・ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
/ヤーッコ・クーシスト(ヴァイオリン)、フォルケ・グレースベク(ピアノ)
・響け、神への栄誉を讃えて op. 23-6a
・吹け、風よもっと優しく op.23-6b
/エルッキ・ポホヨラ指揮タピオラ合唱団、ヨルマ・パヌラ指揮タピオラ・シンフォニエッタ
・アンダンテ・フェスティーヴォ / オスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ響
・フィンランディア賛歌 / フィンランドの皆さん
 /YLE Uutiset:Näin huikeasti Sibeliuksen Finlandia kajahti Helsingin Senaatintorilla – video
 ヘルシンキ大聖堂の前で、1000人以上で「フィンランディア賛歌」を合唱。皆さん一般の方々なんですよね…?声が美しい。さすがは北欧合唱大国…!!

 以上です。日付が変わってしまいました…。勿論、明日も、来年も聴きますよ。聴けば聴くほどたくさんの発見がある、フィンランドの森のような奥深さと、フィンランドの湖のような澄んだ美しさ。シベリウス作品に出会えて本当によかったなぁと思う一日でした。

 最後に、こんなものを書いてみた。
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 フィンランド語でバースデーカード。おめでとうございます。

【過去関連記事】
Proms2015 シベリウスプログラム&シベリウス音楽祭 まとめ
受け継がれるオーケストラの音 フィンランド放送響来日公演(テレビ・ラジオ放送)
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by halca-kaukana057 | 2015-12-09 00:27 | 音楽

受け継がれるオーケストラの音 フィンランド放送響来日公演(テレビ・ラジオ放送)

 一昨日、Eテレ(NHK教育テレビ)「クラシック音楽館」で、そして今日はNHKFM「ベスト・オブ・クラシック」で放送された、ハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送交響楽団来日公演のオール・シベリウス、ライヴ録音を聴きました。テレビとラジオの両方で放送って気合入っていますねNHKさん。

 シベリウス生誕150年アニバーサリーイヤーで、フィンランドからはフィンランド放送響とラハティ響が来日。勿論指揮者はフィンランド人(フィンランドの指揮者の充実っぷりは相変わらず…むしろ更に勢い増してる!!)。リントゥも2013年からフィンランド放送響の首席指揮者に。フィンランド国営放送・YLEの映像オンデマンドサイトにはコンサート映像がたくさんありますが(後でリストアップします)、そんなに聴いてこなかった。なので、今度はどんな指揮者さんなのかな、どんな演奏なのかなと楽しみにしていました。ちなみに1967年生まれ、今年で48歳。背がとても高い…180、190cmあるのか…?

 プログラムは「フィンランディア」、ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:諏訪内晶子)、交響曲第2番のシベリウスの代表的名曲。これはサントリーホールでの公演でしたが、その前にすみだトリフォニーホールで交響曲第5番、7番、「タピオラ」をやっていたので、せっかくテレビとラジオの両方で放送するなら、ラジオではこっちのほうを聴きたかった…。

 「フィンランディア」の最初の音…吼える金管を聴いた瞬間、ああ!フィンランド放送響の音だ!と感じました。フィンランド放送響は、実演を聴きに行ったことはありませんが(涙)、CDやラジオ放送、オンデマンドで結構聴いてきた、親しんできたフィンランドのオーケストラです。前の前の首席指揮者のユッカ=ペッカ・サラステ、前の首席指揮者のサカリ・オラモ。指揮者は変わっても、オーケストラのメンバーも変わったはずなのに、ほぼ同じ音がする。指揮者それぞれの個性やアプローチ、解釈は異なりますが、根底にあるもの、オケの伝統のようなものは変わってないのかも、と感じました。
 ちなみに、フィンランド放送響の「フィンランディア」は、最後一瞬弱音にして一気にクレッシェンドしてジャン!と終わるのが伝統のようです。サラステでも、オラモでもそうでした。そして今回リントゥでも。この終わり方が爽快で好きです。

 ヴァイオリン協奏曲…思えば、フィンランド放送響でシベコンはあまり聴いたことなかった、かも…?いや、ラジオで放送されたものを録音したとか、図書館から借りてきたMDとか、どこかにあるかもしれない。探してみます(大丈夫かw)
 今回のヴァイオリンソロは諏訪内晶子さん。溜めるところは溜めて、さらっと流すところは流して、オケともいい感じだったと思います。テレビでは演奏前にリントゥさんおインタビューがあったのですが、第3楽章を「白熊のポロネーズ」と表現していました。独特の表現ですね…

 で、本題。シベリウス2番。今回のリントゥ指揮のを聴く前に、CDでサラステ盤(93年サンクトペテルブルクでのライヴ盤)、オラモ盤(2006年ノルウェー・ベルゲンでのライヴ盤)を聴いて、聴き比べしてみた(全部ライヴ録音だ!)。
 冒頭の雪解け水のせせらぎのような弦…微妙なニュアンスや強弱は異なりますが、澄んだ、清々しい音色は変わっていませんでした。背が高くて大柄、振りも大きめのリントゥの指揮では、ダイナミック、迫力満点でした。第2楽章、弱音とフォルテの幅がとても大きい。第2楽章・第3楽章は明と暗で揺れ動くのですが、その差が激しい。ダイナミックだけれども、繊細なところは繊細。第3楽章もメリハリが強く、そのまま第4楽章へ。弦も管も打も一緒にあのメロディーを歌い上げる。シベリウスの交響曲は後期作品、特に4番、6番、7番が好きですが(あと、今は「クレルヴォ」も好き!)2番もやっぱりいいなぁ~と思える演奏でした。
 テレビでは、「日本では2番が何故こんなに人気があるのかわからない…」と仰っていたリントゥさんw私もなぜかはわかりません。でも、美しくて崇高で、冷たいけれども情熱を内に秘めていて、荒々しく野生的なところもあり、厳しくて、優しくて、最後は高らかに大円団で終わる。そんなシベ2が好きです。そしてぶれることのないフィンランド放送響のシベ2も好きです。ああ、だから5番7番タピオラも聴きたいですよ!

 現在のフィンランド放送響には、日本人演奏者が4人いらっしゃいます。フルートの小山裕幾さん、トランペットの櫻木厚子さん、ティンパニの森田和敬さん、打楽器の安田直己さん。安田さんはこの日の演奏会にはいらっしゃいませんでしたが、小山さん、櫻木さん、森田さんは大活躍。アンコール「ベルシャザールの饗宴」第3曲「夜想曲(ノクターン、NHKでは「夜の音楽」)」はフルートがメイン、ソロで活躍する曲。小山さんの美しいフルートに聞き惚れました。「フィンランディア」での櫻木さんもかっこよかった。フィンランド放送響で日本人奏者が活躍している、とても嬉しく思いました。
 もうひとつのアンコール、「四つの伝説(レンミンカイネン組曲)」より第4曲「レンミンカイネンの帰郷」も疾走感あふれるダイナミックな演奏にテンションが上がりました。いい演奏でした!!

 日本ではテレビとラジオで放送されましたが、本国フィンランドでもラジオ放送されました。フィンランド国営放送・YLEのオンデマンドでまだ聴けます。
YLE Areena Radio:Radion sinfoniaorkesteri ja Hannu Lintu konsertoivat Japanissa
 11月4日放送なので、多分12月4日までだと思います。公開終了が近くなると赤文字で「○h(○時間)」とあと何時間か表示されるので注意してください。

 シベリウスイヤーに、本場フィンランドのシベリウスを届けに来てくださったリントゥさんとフィンランド放送響の皆さんに感謝です!ありがとう、Kiitos!
 リントゥさんは首席指揮者になってまだ2年。これからもっと関係も深まって、演奏も変わっていくはず。見守りつつ、応援したいです。
 フィンランド放送響も勿論、ヘルシンキフィルにラハティ響、フィンランドにはたくさんのオーケストラがあります。フィンランド指揮者もそこで活躍しています。同じく見守りつつ応援したいです。

 さて、先述したフィンランド国営放送にあるリントゥ指揮のシベリウス作品のコンサート映像をまとめました。PCからはこのまま観られますが、スマホからは「YLE Areena」というアプリを入れてくださいね。
フィンランディア
 混声合唱付きです。合唱はタピオラ室内合唱団。
ヴァイオリン協奏曲
 今シーズン初めの演奏会より。ヴァイオリンは、先日オスモ・ヴァンスカ指揮読売響と共演したエリナ・ヴァハラ。
大洋の女神(波の娘)
 これも今シーズン初めの演奏会より。
ポホヨラの娘
四つの伝説(レンミンカイネン組曲)
歌曲集
 夕べに(Illalle)op.17-6、春はすばやく過ぎ去る(Våren flyktar hastigt)op.13-4、でも私の鳥は帰ってこない(men min fågel märks dock icke)op.36-2、それは夢か?(Var det en dröm?)op.37-4 
 /ソプラノ:ソイレ・イソコスキ
 歌曲をオーケストラ伴奏で。
アリオーソ op.3
 同じく、イソコスキのソプラノで。初期のマイナーな作品です。

 ついでに、歴代首席指揮者のシベリウスも。
交響曲第5番(初稿)
 つい先日の演奏会より。サラステがFRSOに帰って来ましたよー!しかも、5番の初稿!!フィンランド放送響も5番初稿やりました!

森の精(The Dryad) op.45-1
 1月の演奏会より。オラモも帰ってきましたよー!交響曲第2番の後、徐々に後期作品に移りゆくマイナーな作品。この曲でもフルート小山さんが活躍してます。

 ちなみに、メロドラマ版が元となったop.15も「森の精(The Wood Nymph)」と訳され、ややこしいです…。声楽独唱版、語りの入ったメロドラマ版、オーケストラ演奏だけの交響詩版と奥の深い作品です。
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by halca-kaukana057 | 2015-12-02 23:36 | 音楽

[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1

 もう11月も終わり…。12月…2015年が終わってしまう。今年はシベリウス生誕150年記念年。CDに加え、オンデマンドのライヴ録音も色々と聴いています。シベリウスの誕生日の12月8日も近い。
 来年になっても、シベリウスは聴く気満々なのですが(むしろ12月8日で150年。来年の12月7日まで延長でもいいんじゃないかと前にも書きましたが、本当そう思ってます…w)、何か特集企画をやりたい。

 ということで、「クレルヴォ交響曲」op.7の聴き比べをやります!

 これまで、シベリウス作品の中でもとっつき難いと感じていた「クレルヴォ」。交響曲なのか、どうなのかともよく議論になるみたいですが…。演奏時間は大体70分(ベートーヴェンの第九と同じぐらいと考えればそれほどでもないか)。ソプラノ(またはメゾソプラノ)とバリトンの独唱と男声合唱が入る、声楽つきの規模の大きな曲。シベリウスというと私は4番以降の後期の交響曲を真っ先に思い浮かべるので、初期の、しかも規模の大きな曲はなかなか親しめずにいたのです。シベリウスイヤーなのに、この「クレルヴォ」はあまり演奏されていないし…(フィンランド語の声楽ソロと男声合唱が難しいのかなぁ。フィンランドは声楽・合唱も強いんだけどなぁ)
 それが、今年のPromsとラハティ・シベリウス音楽祭で演奏された「クレルヴォ」を聴いて、この曲いい!もっと聴きたい!と思うようになり、持っていてもあまり聴かずにいたCDを聴き始めました。

 第1回、取り上げるのは、
パーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス響
ライリ・コスティア(ソプラノ) 、ウスコ・ヴィータネン(バス・バリトン)、ヘルシンキ大学男声合唱団


 フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」の「クレルヴォ」の章に基づく作品。クレルヴォはカレルヴォの息子。父の兄・ウンタモに一族を滅ぼされ、幼い頃から復讐を誓う。力も精神力も強い。成長したクレルヴォは、鍛冶師のイルマリネンの家で働くことになるが、イルマリネンの妻の悪戯に激怒して殺してしまう。その後、クレルヴォは死んだはずの両親と再会、妹も生きていると聞かせれる。両親と暮らし、ある日、森の中で可愛らしい少女と出会う。その少女はクレルヴォの妹だった。それを知らず…。真実を知ったクレルヴォの妹は自殺。クレルヴォも激しく後悔、自分を責め、ウンタモ一族を滅ぼす旅に出る。ウンタモ一族を滅ぼしたものの、両親も亡くなり、家もなく…クレルヴォはこれまでの人生を振り返り、自殺する。

 この救いようのない物語も、「クレルヴォ」は親しみにくいと感じていた理由だったと思います。悲劇の英雄。英雄扱いになっていますが、実際にフィンランドの人々はクレルヴォをどんな人物と見ているのだろう?第3楽章「クレルヴォとその妹」で男性合唱とソプラノ・バリトン独唱、第5楽章「クレルヴォの死」で男声合唱が入ります。

 シベリウスの出世作になったのに、シベリウスは演奏されることを嫌がり、スコアも出版しない。シベリウスが死去した後に全曲演奏され、1970年、このベルグルンド&ボーンマス響盤が初めての録音になりました。今私が接することのできる最初の「クレルヴォ」がこのCDというわけです。さすがはベルグルンド先生。

 第1楽章「序章」、第2楽章「クレルヴォの青春」と重々しい音楽が続きます。第2楽章の静かな雰囲気は、やわらかさもあるが、やはり緊迫している。そして第3楽章。「カレワラ」をカンテレで歌う「カンテレンタル」と同じように5拍子で、軽快に明るめに始まり、「Kullervo Kalervon poika」と男声合唱が。このヘルシンキ大学男声合唱団の歌が、人の声の呼吸、やわらかな「人間の声」を感じられていい。それでいて、クレルヴォとその妹の悲劇を語る険しさ、迫力や緊張感も十分。フィンランド語の歌詞も聴きやすい。「カレワラ」は元々韻を踏むように書かれているのですが、その韻のリズムが心地いい。いい合唱だなと思いながら聴いています。

 声楽ソロの2人もいい。妹役のソプラノは甘さも持ちつつも、悲しみに。バリトンの「クレルヴォの嘆き」の部分の重さ、迫力もたまりません。

 この合唱が、第5楽章ではただならぬ雰囲気に。冒頭、オケの音は小さくひっそりとしていて、合唱がメインで聴こえる。幼い頃から誓っていた復讐を果たしたのに、何もかも失ってしまったクレルヴォの計り知れない悲しみがストレートに伝わってきます。徐々にクレッシェンドしてゆき、クレルヴォの最期が…。とても重い。重い演奏です。聴いた後、ぐったりとしてしまいます。いい意味で。クレルヴォの悲劇は救いようがないけれども、救いがなくても、過酷な運命を背負っていても、歯を食いしばり生き、そして劇的な最期を迎えるクレルヴォの生涯をちゃんと聴きたいと思う。やはり「クレルヴォ」はオペラのような部分があります。

 第4楽章「クレルヴォの出征」も、颯爽としているけれども突き刺さるような鋭さがある。弦のざわめきがいいです。シベリウスの弦のざわめき(ささやき)はいい。角笛のようなホルンや、ファンファーレのような金管もアクセントになっている。

 あと、打楽器陣も、迫力があり、演奏をビシッと引き締めている。

 「クレルヴォ」という作品を世に広めることになったこの録音に感謝です。この後に続く録音もどんどん聴いていきます。そのうち聴きどころや魅力をどんどん見つけられたらいいな。
 ちなみに、ベルグルンドはヘルシンキフィルとも「クレルヴォ」を録音しています。こちらも聴けたらいいな。

・関連記事:Proms2015 シベリウスプログラム&シベリウス音楽祭 まとめ
 このPromsとシベリウス音楽祭で演奏された、サカリ・オラモ指揮BBC響の演奏が「クレルヴォ」をもっと聴きたいと思ったきっかけでした。迫力と疾走感満点のいい演奏です。声楽陣もいい。この記事のリンク先(「動画その2」)、まだ聴けます。(BBC Radio3のは11月29日まで。中身は同じです)
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by halca-kaukana057 | 2015-11-28 23:20 | 音楽

生誕150年 ニールセンの交響曲を聴こう

 今年はシベリウス生誕150年でもありますが、もうひとり、生誕150年・1865年生まれの作曲家が。デンマークのカール・ニールセン。「ニルセン」と表記されているのも多く、一体どっちがデンマーク語の発音に近いんだ?一応「ニールセン」の表記で書くことにします。ということで、シベリウスばっかり聴いてないでニールセンも聴こう、と以前から交響曲全集を聴いていました。ニールセンは6曲書いています。
 ちなみに、シベリウスとニールセン、フィンランドとデンマーク、会ったこともあるし、お互いの作品について言及したこともあるそうな。

 聴いたのは、パーヴォ・ベルグルンド指揮デンマーク王立管弦楽団の全集。シベリウスもベルグルンドから入りましたが、ニールセンもベルグルンドからになりました。間を置きながらちょこちょこと聴いてきましたが、ようやく全部聴き終わりました。

 聴いてみて、ニールセンもいい!
 シベリウスのように、聴いていて北欧の自然を思う…ということはあまりありません。フィンランドとデンマーク、「北欧」とひとくくりにされますが結構違う。ことばも全然違う、民族も国民性も文化も歴史も違う。ただ、ニールセンの音楽そのものが面白くて聴き入ります。

 どの交響曲も勢いがあって、リズミカル。弦も管も打楽器も独特で面白い。特に気に入ったのが、2番、3番、4番、5番。
 2番「四つの気質」…短気で怒りっぽい胆汁質の第1楽章、鋭く冷静、知的な粘液質の第2楽章、陰気でメランコリックな憂鬱質の第3楽章、陽気で活発な性格の多血質の第4楽章という意味で「四つの気質」(表題音楽ではないらしい)。それぞれ個性的で、特に第3楽章はきれいだなと感じました。

 第3番「ひろがりの交響曲(大らかな交響曲)」は第2楽章でソプラノとバリトンのヴォカリーズが入ります。舞台裏で歌っているらしい。何とも不思議な感じ。第1楽章の最初、金管の和音連打もかっこいい。そこから壮大なテーマ、さらに木管と弦のささやくようなメロディーが。かと思うとまた盛り上がる。この変化が気に入りました。第2楽章は木管がゆるやか、美しい。そこにヴォカリーズが入ってきて、やっぱり不思議な魅力のある曲です。第3楽章の溌剌、第4楽章は荘厳。第4楽章の弦の響きがじわりと来ます。

 第4番は「不滅(滅ぼし得ざるもの)」、ニールセンの交響曲の中では一番有名。作曲当時、世は第一次世界大戦真っ只中。ニールセンの戦争交響曲とも分析も。聴きどころは何と言っても第4部(単一楽章の曲ですが、4つの部分に分かれてCDには収められている模様)のティンパニバトル。2対のティンパニが激しい連打を繰り広げます。とてもかっこいい。第4楽章以外でもティンパニは大活躍。第3楽章の暗い弦にティンパニが映える部分が印象的です。何か不吉なものを予感させます。
 
 第5番は2楽章の交響曲。第一次世界大戦の後の暗さ、第二次世界大戦への予感などを表現している…との分析も。他の交響曲が速いテンポとフォルテの強い音で始まるのに対して、5番は静かに始まります。聴きどころは第1楽章の小太鼓(スネア)のアドリブ。これは演奏するのが大変だろうな…いや、打楽器奏者の腕のみせどころ?第2楽章のメロディーの暗いうねりも印象的。

 メロディーや響きがどこかしらショスタコーヴィチに似たところもあるとも感じました。ショスタコの方が後か。
 まだ聴き込んでいないので、これからもっと聴けば更に面白さを見つけられると思う。今回はベルグルンド盤を聴きましたが、ブロムシュテット指揮サンフランシスコ響のがいいらしい。新しい録音も出てきている。なかなか実演が聴けないけれども、もっと聴いてみたいなぁと思っています。
 実演といえば、今年4月にストックホルムで「シベリウス/ニールセンフェスティバル」なるものがあったそうで…シベリウスとニールセン、更に2人に関係する作曲家の作品を組み合わせて、北欧オーケストラ・北欧指揮者が勢ぞろい…というもの凄い企画。オンデマンドはもう聴けなくなってしまっていました…。日本でまだラジオ放送されてないよね?聴きたい…!
Sibelius-Nielsen Festival 2015 | Stockholm Concert Hall

 ニールセンの作品は、協奏曲はヴァイオリン、クラリネット、フルートの3作品。管弦楽曲も「ヘリオス」「アラディン」など。室内楽やピアノ曲もある。色々と聴いてみたいところです。
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by halca-kaukana057 | 2015-11-18 23:02 | 音楽

やわらかく、やさしく、自然に、バロックのイタリア歌曲 波多野睦美:イタリア歌曲集

 声楽を始めて、イタリア歌曲集に初めて出会いました。最初は南の方の音楽・詩に馴染めない(音楽はとりわけ北…北欧が好き。ドイツあたりも日本と比べたら北だ)と感じることもあったのですが、歌ううちにこれが魅力なのかなと、徐々に好きになっていきました。

イタリア歌曲集(1)中声用 [新版] (声楽ライブラリー)

全音楽譜出版社



 作品に取り組む前に、録音を探して聴きます。動画サイトだったり、MP3販売だったり。でも、一枚ぐらいイタリア歌曲集のCDを持っていたい。日本盤の、日本語解説のついたものがいい。あと、私の声域に合ったもの…メゾソプラノがいい。そのうち、このCDが出ていることを知りました。


TOWER RECORDS ONLINE : 波多野睦美/イタリア歌曲集
 メゾソプラノ歌手の波多野睦美さんによるイタリア歌曲集。カッチーニ、A.スカルラッティ、カルダーラ、フレスコバルディ、モンデヴェルディ、ヘンデル…とイタリア歌曲集ではお馴染みの作曲家の作品が収められています(でも、私はまだ1巻)。カッチーニ「アマリッリ」やヘンデル「私を泣かせてください」、カルダーラ「つれない人よ」あたりは声楽をやったことがなくても聴いたことがあるかも。

 聴いてまず思ったのが、波多野さんの歌がとてもやわらかくてやさしい。とても穏やかでやわらかい、ゆったりと、ふわりとした、でも響くメゾソプラノ。私が歌うと力んでキンキンした声になってしまう高音(オクターブ上のミより上)も、自然で無理がなくやわらかい。無駄な力が入っていない。高音をこんな風に自然に歌いたいと思いました。フォルテも、ただ強い大きな声ではなく、表情が様々。ピアノでもそうだった。自分の声が楽器になるのだから、もっと多彩な表情を付けられるはず。付けられるようになりたい。波多野さんの歌声は、人間の声であり、管楽器のようなところもあるし、弦楽器のような響きもあります。
 あと、いつもはオペラ歌手が大舞台で堂々とアリアを歌うように私は歌っているのですが、元々オペラアリアでも「歌曲」になっているのだから、声を張り上げずに、弱音と響きを大事にした歌い方の方が自然なのかな、と感じました。

 伴奏は、バロックハープやチェンバロ、バロックチェロ、弦楽アンサンブルによるもの。ポコポコと打楽器の音もする曲もあるのだが、楽器を叩いているのだろうか。波多野さんの歌をやさしく引き立てつつ、それぞれの楽器も存在感がある。伴奏も自然で素朴でやさしい。ピアノ伴奏もいいけれど、元々はこんなバロックアンサンブルで演奏されていたのだろうなと思うと、イタリア歌曲集の深さを実感します。

 楽譜とは異なる演奏をしていたり、歌い方も楽譜と違うところも多くありました。このCDは声楽・イタリア歌曲集の「お手本」ではない。ひとつの芸術作品だ。歌そのものの「お手本」としては難しいものがありますが、発声、発音、トリルやヴィヴラート、響かせ方…たくさんの学ぶところがあります。そして、私自身、レッスンで取り組んでいる曲という考え方でいたことを思い知りました。ずっと歌い継がれてきた芸術作品であることを、少しも考えたことがありませんでした。波多野さんの歌から、これは芸術作品なんだと実感させられました。発表会で歌う歌も、普段のレッスンで取り上げられる歌も、イタリア歌曲集の楽譜に収められている曲はレッスン用の教則本(教則本であるコンコーネ50番練習曲も歌っていて楽しいです)ではなく芸術作品であるという自覚を持って取り組もうと感じました。イタリア歌曲集に対する考え方がまた変わりました。

 やっぱり声が楽器になるって面白いな、深いな。私はまだ入り口のあたりにいる。もっと先に進んでみたいです。

 試聴できます。
Le Violette (A.Scarlatti) すみれ( A.スカルラッティ) 波多野睦美 Mutsumi Hatano


Selve amiche Antonio Caldara 優しい森よ(伝カルダーラ)波多野睦美 Mutsumi Hatano

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by halca-kaukana057 | 2015-11-13 23:06 | 音楽

アンスネスのシベリウス!?

 Proms、並びにシベリウス音楽祭で海外ネットラジオ(動画)オンデマンドの豊かさに圧倒され、以来、あちらこちらの海外の放送局のオンデマンドサイトで聴きまくっています。日本の自宅にいながら、海外のコンサートのライヴ音源を気軽に聴けるようになったとは、いい時代になりましたね…(結構昔からあったのですが、ネット環境が整っておらず、また時差もあるためなかなか手が出せなかった。オンデマンドならいつでも聴ける。ありがたい)

 主にイギリスBBCや、フィンランドYLE(ここは動画もある)、スウェーデンP2、デンマークDRP2などを聴いています。英語はまだいいのですが、フィンランド語やスウェーデン語、デンマーク語…フィンランド語は何とか。特にデンマーク語はどう発音したらいいのか分からない表記ですが、翻訳サイトを使って何とか解読しています。フィンランド語は読めるようになりたいなぁ…それ以前に英語ももっと読めるようになりたい…!

 その中で見つけたこれ。フィンランドYLEでラジオ放送され、オンデマンドで聴けるようになっています。
YLE:Areena Radio:Konsertteja Leif Ove Andsnes konsertoi Kansallisoopperan päänäyttämöllä

シベリウス:
 キュッリッキop.41
 5つの小品(樹の組曲)op.75より 第4曲:白樺、第5曲:樅の木
 5つのスケッチop.114より 第3曲:森の湖、第4曲:森の歌、第5曲春の幻
 
 ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス

 2015年10月25日 フィンランド国立歌劇場(エスポー国際ピアノフェスティバル2015)

◇公式サイト:Pianoespoo:Leif Ove Andsnes at the National Opera
◇コペンハーゲンでも同プログラム。こちらでも聴けます:DR P2:P2 Koncerten: Leif Ove Andsnes i København
◇アンスネス公式サイトでのコメント:Leif Ove Andsnes explains the new solo recital program
 ※この後にもプログラムは続いていますが、割愛します

 アンスネスがシベリウスを演奏ですと!!?
 1曲目は3つの楽章からなる「キュッリッキ」。「カレワラ」の物語のひとつ、レンミンカイネンがサーリの美女・キュッリッキに求婚するも失敗。強引に連れ帰って妻にする(レンミンカイネンらしい…w)キュッリッキはレンミンカイネンと妻になる条件を交わすも、キュッリッキの方が破ってしまう、というお話。グレン・グールドも録音していた作品です。
 その次は、ご存知「樹の組曲」op.75から、白樺と樅の木。説明は多分要らないと思います。アンスネスの「樅の木」が聴けるなんて…。ずっとアンスネスに演奏して欲しいなぁと思っていました!
 その次が、シベリウス後期のピアノ曲集「5つのスケッチ」から3曲。交響曲第6番がop.104、7番がop.105.「タピオラ」がop.112.その後の作品なので、後期も後期です。ピアノ曲も、交響曲・管弦楽曲と同じように、静かに、暗く、独特の響きをしています。でも、管弦楽とはちょっと違うピアノの響きがうまく出ている作品です。全音ピアノピースで楽譜が出ています(なぜか持ってます)。

 同じ北欧出身として、通じるものがあるのかなぁ。ノルウェーとフィンランド、違いはありますが…。これまで、アンスネスがシベリウス作品を演奏したのは、アルバム「HORIZONS」に収録された「13の小品」より「エチュード」op.76-2のみ。子どもの頃から演奏していた作品だそうです。この演奏もとても好きです。

 今後、アンスネスがシベリウス作品を録音してCDを出すのかなぁ…?だったらとても嬉しいなぁ。シベリウスイヤーの今年、交響曲はかなり取り上げられていますが、ピアノ曲や声楽、室内楽ももっと取り上げられていいのになぁ…と思っていたところにこの演奏が聴けたので、とても嬉しいです。
 ちなみに、この演奏会の他の曲、ショパンやドビュッシーも、以前は演奏していたこともあったけど最近はそんなに演奏していないはず。嬉しい演奏会です。

 いつまで聴けるかわからないので、お早めにどうぞ(オンデマンドはここが恐ろしい…)

ホライゾンズ~ピアノ・アンコール集

レイフ・オヴェ・アンスネス / ワーナーミュージック・ジャパン


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by halca-kaukana057 | 2015-11-09 23:31 | 音楽

怖い?シベリウス4番 カラヤン&ベルリンフィル(1976年版)

 最近シベリウスに関しては歌曲とか声楽付き管弦楽曲が多い気がします…(でもPromsとシベリウス音楽祭では交響曲も聴いたよ)。シベリウスイヤーもそろそろ追い込みの季節。今日は最近聴いた交響曲第4番について書きます。

 聴いたのは、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル。1976年の録音です。
 カラヤンがシベリウス4番を録音したのは、調べてみたら3回あるそうで。1953年にフィルハーモニア管と1回目、1965年にベルリンフィルと2回目。そして1976年にベルリンフィルともう一度録音したのが、今回私が聴いた演奏。公式にCDになってないライヴを含めるともっとあるんだろうなぁ。

 最初、このカラヤンBPOの4番を聴いた時、あれ?と思いました。そしてだんだん怖くなってきた。暗くて重くて怖い。シベリウスの交響曲の中でも4番は特に好きな交響曲です。最初はなかなか親しめませんでしたが、聴けば聴くほどこの暗さにハマっていく。この4番からシベリウスの独特の音楽が更に深まっていくのだろうなと感じます。チェロのソロの暗さ、第4楽章は一瞬明るくなるけれども、また暗くなって静かに沈むように終わる。落ち込んでいる時、ひとりになりたい時にもよく聴く曲です。そんな時にこそすっと入ってくる。あと、「夜の騎行と日の出」op.55、弦楽四重奏曲「親しい声」op.56、「吟遊詩人」op.64、「ルオンノタール」op.74など、この交響曲第4番op.63と同じ時期に書かれた作品には好きなものが多いです。

 なのですが、カラヤン&BPO(76年版)の4番…聴いていて今までにない怖さ、暗さを感じた。聴き終わった時には、なんだこのシベ4…!?と呆然としていた。シベ4で特に暗くて凄みのある演奏といえば、ヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団のもの。これは本当に真っ暗。パーヴォ・ベルグルンド指揮ヘルシンキフィルや、オスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ響も結構暗め。一体何に私は「怖い」と思ったのか。ケーゲル盤を聴いてみたが、最初から最後まで、ただならぬ緊張感で、やっぱり真っ暗。でも、カラヤン&BPO(76年版)とはまた違う。カラヤン&BPO(76年版)はそこまで真っ暗ではないけれども、ずっしりと重く、暗く、険しいものを感じます。金管の音色や弦の響き、ティンパニの強さ、テンポ、トーンがそう感じさせるのかなと、別の演奏と聴き比べつつ何度か聴いて思いました。

 私がシベ4をどんな音楽か表現する時、いつもこんな風に答えます。
 澄んだ透明な冷たい湖の水の中にいて、光はあまり差し込んでこなく暗い。音も余計な音は聴こえず静か。水は澄んでいるのに底が見えない。深い湖の水の中に、ずっと漂っている。湖面は鏡のようで、静かに森と空を映している。
 この表現は、ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管の演奏を聴いた時に思いついたのですが、他のシベ4もそんな雰囲気だなと聴いていました。ですが、このカラヤン&BPO(76年版)の演奏は、湖の水の中というよりも、暗い暗い、深い森の中。その森がフィンランドの森なのか、ドイツの森なのか、どこの森なのかはわからないのですが、これまでのシベ4とは違ったものを感じました。

 何度か聴いた今は、最初に聴いた時の「怖さ」はあまり感じなくなったのですが、シベ4で怖いと感じたのは初めてだったので驚きました。聴いた時の精神状態もあったのかもしれない。
 ちなみに、聴き比べしようと持っているシベ4をひたすら聴き続けていたら、気分が悪くなってしまいました…。好きだけど、さすがにあの暗い曲をいくつも聴き続けていたら精神的にやられるのだな…。危険なのでおすすめしませんw

 シベリウスイヤーの今年のうちに聴きたいシベリウス作品・演奏、やってみたいことがたくさんあるのですが、全然消化しきれません。しかも、ネットラジオ・オンデマンドでライブもどんどん増えているので手に負えない状態に。シベリウスの誕生日は12月8日、この日で生誕150年を迎えるので、生誕150年は今年の12月8日から来年の12月7日ということで、シベリウスイヤー延長してもよろしいでしょうか…(勝手にやりなさいw)

・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団のシベリウス4番:真っ暗4番
・シベリウスイヤー記念、Proms&シベリウス音楽祭まとめ:Proms2015 シベリウスプログラム&シベリウス音楽祭 まとめ
 Promsはもう聴けなくなってしまいましたが、シベリウス音楽祭はまだ聴ける演奏があります。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-29 22:31 | 音楽

続・生のオペラを観に行こう ヴェルディ:椿姫

 オペラに関する記事は久しぶりです。声楽なら、オペラよりも歌曲(伴奏はピアノでもオーケストラでも)やオペラアリア抜粋を中心に聴いていました。オペラ全曲となるとなかなか時間が…。なので、やはり生で観るのが一番集中できます。
 昨年初めて生のオペラを観に行ったのですが、今年も観に行く機会がありました。2年連続でオペラ公演があるなんて当地では考えられない…と思いながらw演目は、ヴェルディの「椿姫」。「乾杯の歌」が有名ですね…ってそれしか知らなかった…予習もロクにせずに観に行くことに…大丈夫か?

・ヴェルディ:作曲:歌劇「椿姫」(全3幕)
 プラハ国立歌劇場
 マルティン・レギヌス指揮、プラハ国立歌劇場管弦楽団、合唱団、バレエ団
 演出:アルノー・ベルナール

 開演前、購入したパンフレットのあらすじを読んで簡単に予習。舞台はパリ。ヒロインは売れっ子娼婦のヴィオレッタ。華やかな毎日を送るが、そのせいか彼女は結核に侵されていた。そのヴィオレッタのパーティに、アルフレードというひとりの男性がやってくる。アルフレードはヴィオレッタに一目惚れし、会いたい思いでパーティに参加した。パーティの途中、誰もいなくなり、ヴィオレッタは具合が悪そうにしている。そのヴィオレッタを心配し、愛を告白するアルフレード。その一途な思いに、ヴィオレッタは心動かされる。ヴィオレッタもアルフレードのことを愛するようになる。が…

 舞台は白の壁の建物、白のソファ。ヴィオレッタも白のドレス。一方、アルフレードや合唱の取り巻きの人々は黒の衣装。白と黒だけのシンプルでモダンな舞台。でも、第2幕では床に黄色のカーペット代わりのようなものがあり、日の差し方も変えている。場面が変わると白の建物の位置を動かして、黒い面を出している。シンプルだけど、シンプルだからこそ多様な見せ方が出来る舞台にしてあるんだな、と感じました。

 第1幕の最初に、「乾杯の歌」が。字幕を見て、ああ、こういう歌詞だったんだとようやく知りました。今まで、例えばNHKニューイヤーオペラでも歌詞字幕を見ていたはずなのですが、物語のあらすじ、これからどうなるのかがわかって、「乾杯の歌」の歌詞もわかった。ただ楽しく盃を交わし、宴を楽しもうという意味だけでなく、今が楽しければそれでいいというヴィオレッタの信条に基づいていたのだな、と。

 ヴィオレッタは多くの男性と過ごすけれども、心から誰かに愛され、愛すということを知らない。そんなヴィオレッタに一途に愛を告白するアルフレード。こんな気持ち初めて…と人を愛する感情に目覚めるヴィオレッタが印象的でした。でも、「花から花へ」で、自分はその時その時の快楽に生きる、と…。このあたりから、ヴィオレッタに幸せになってほしいと思いながら見ていました。この「花から花へ」の自問するヴィオレッタの歌がとてもきれいでした。

 第2幕では娼婦を辞め、ヴィオレッタはアルフレードと暮らしている。アルフレードの一途な思いが届いた…よかった…と思ったのもつかの間。2人の生活は楽ではない、お金の問題。そして、アルフレードの父・ジェルモンがやってきて…。2人がだんだんとすれ違っていってしまうのが悲しい。2人とも一途にお互いを思っているからこそのすれ違いなのかもしれない…。
 2人が再会するフローラのパーティでバレエも登場。でもあまり存在感がなかったような。多分、パーティの客がごちゃごちゃと回りにいるせいかもしれない。

 すれ違ったまま、最後の第3幕。この第3幕への前奏曲がまた重く悲痛。結核が悪化し、ヴィオレッタの命は残り少ない。ヴィオレッタの世話をするアンニーナもけなげ。残り少ない命、アルフレードと愛し合った日々を回想するヴィオレッタ…このまま終わってしまうのか…?あらすじを読んで終わりがわかっていてもそう思ってしまう。そして、戻ってきたアルフレード。ジェルモンも謝り、誤解が解け、再会を喜ぶ2人。でも…。最後はつらかった。でも、ヴィオレッタは報われた、救いのある最期だったのだと感じました。昨年観た「カルメン」よりは救いのある最後だと思う。

 心から愛し、愛し合うこと。愛のすれ違い。その時その時だけの快楽に身を任せて生きること。現代でも色褪せないテーマで、考えながらも観ていました。「椿姫」ってこういうオペラだったんだ。やはりオペラは生で観るほうが集中して、物語も楽しめます。やっぱり今回も字幕を見て、歌手を見て、演出を見て…目が忙しくて大変でした。
 前回はオケピットがあまり見えない位置に座っていたのですが、今回はオケピットが見える位置に座ったので、オケピットを見るのも面白かった。暗い中演奏するのは大変そうだなぁ…。

 昨年の「カルメン」はフランス語、今回の「椿姫」はイタリア語。声楽でイタリア歌曲集をやっているので、イタリア語の単語にも反応しました。特に、愛を意味する「amore」。何度も出てきます。イタリア歌曲集でも「amore」と歌われる歌はたくさんあり、今私も取り組んでいます。その表現や歌唱についても勉強になりました。イタリアオペラもいいなぁ。

 ヴィオレッタのソプラノの美しい声、アルフレードのテノールの甘く強い声にも惹かれました。ジェルモンのバリトンも渋い。メゾソプラノがあまり出てこないのが残念…。

 また他の作品も生で観たいです。オペラはやっぱり面白い。
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・昨年の「カルメン」:オペラ事始 その4 生のオペラを観に行こう
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by halca-kaukana057 | 2015-10-27 23:13 | 音楽

フォーレを聴こう その6 ピアノ三重奏曲

 今年はシベリウスイヤー(同い年のニルセンにも入門したい)ですが、フォーレも生誕170年。1845年生まれ。フランス近代作曲家の作品は、夏はピアノ曲を聴きたくなりますが、秋はヴァイオリンやチェロなどの器楽曲、室内楽を聴きたくなります。他の作曲家でもそうかもしれないけど。

 以前紹介したこのまとめ。
ゴールデンタイムズ:クラシック音楽でこれだけは聴いておけ!という曲を貼っていくよ
 この中にフォーレもあります。
 ピアノ三重奏曲ニ短調 op.120 そういえばまだ室内楽は取り上げてなかった…。

 フォーレの晩年に作曲された作品。聴覚障害や体力の衰えなどに苦しんでいた頃。この頃はピアノ五重奏曲op.115、弦楽四重奏曲op.121など室内楽や器楽曲を作曲していました。

 ピアノとヴァイオリンとチェロ。短調で物悲しい雰囲気もあるけれども、同時に穏やかでやさしい第1楽章。短調で少々激しい曲調になった後、長調に転調するのがとても美しい。寂しい雰囲気だけど、3つの楽器が語り合うようでやさしい気持ちにもなれる。聴いていて不思議な感じもするけれども、胸が締め付けられそうです。
 第2楽章は長調で穏やかなメロディー。長調だけど、ぽつぽつと語るような、ささやくようなヴァイオリンとチェロがやっぱり物悲しい。明と暗(陰影)が混在していて、そこがいい。
 第3楽章は「Allegro vivo(快速に、いきいきと)」で曲調も前の2楽章と比べても勢いや激しさがあるのですが、派手さはない。最初のあたりで、ヴァイオリンとチェロの高音の掛け合いがきれい。ピアノは確かにいきいきとしているのですが、ヴァイオリンとチェロから突出することなく、そばにいる。最後は長調で快活に終わる。
 聴いたのは、ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)、 オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)、フレデリック・ロデオン(チェロ)の演奏。

 明るさと暗さ、勢いと穏やかさなどの間で揺らぎ、内面へ向かうような曲に感じました。昨日今日と、雨が降ったり止んだり晴れ間から陽が差したり…と変わりやすい天気なのですが、そんな風にも感じました。聴けば聴くほどハマる曲です。
 ちなみに、ヴァイオリンの代わりにクラリネットでも演奏可能らしい。元々フォーレは、ピアノとチェロとクラリネットでこの曲の構想を練っていた。それがいつの間にかヴァイオリンになってしまったのですが、クラリネット版もあるなら聴いてみたい。また違う雰囲気になりそう。

【フォーレシリーズ:過去記事】
・第1回:フォーレを聴こう その1「シシリエンヌ」
・第2回:フォーレを聴こう その2「ラシーヌ雅歌」
・第3回:フォーレを聴こう その3「ドリー組曲」
・第4回:フォーレを聴こう その4 フォーレの月の歌
・第5回:フォーレを聴こう その5 「夜想曲集」
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by halca-kaukana057 | 2015-09-29 23:09 | 音楽

オーケストラで世界一周 今日は一日世界のオーケストラ三昧

 連休はとりわけどこかに出かけるというわけでもなく、お彼岸のお墓参りをしたり、天気もよかったのでちょっと近場で日光浴&散歩したり、家で音楽を聴いたり、声楽の練習をしたり…とのんびりと過ごしました。その連休中にNHKFMで放送された「今日は一日世界のオーケストラ三昧」。世界各地のオーケストラを10時間、徹底的に楽しもうという番組。世界各地には魅力的なオーケストラがたくさんありますが、どこのオケが出てくるかな、と聴いていました。
NHK:今日は一日“世界のオーケストラ”三昧
 相変わらず、「○○三昧」のサイトがしょぼいまま…以前は充実してたのに、何故こうなった。プレイリストも当日はリアルタイム更新されていたのですが、現在はなくなってしまった…。後日アップの予定らしい。

 世界のオーケストラを紹介、とっても世界は広い。アメリカ大陸編、ロシア・東欧編、アジア・中東・アフリカ・オセアニア編、ヨーロッパ編に分けて、各地のオーケストラを、ゲストのオススメやリクエストに応えながら紹介していきます。でも、ヨーロッパは非常にたくさんのオーケストラがあるから足りなくなるだろう…せめて地中海・フランス、中欧、北欧(バルト3国含む)・イギリス、ぐらいには分けたほうがいいんじゃないか…と思いながら聴いていました。

 総合的には、とても面白かったです!知っている、好きなオーケストラも、知らない、聴いたことがないオーケストラも興味深い。アメリカは大富豪がスポンサーになって始めたオーケストラが多いとか、カナダは英語圏とフランス語圏(ケベック州)でちょっと違うとか、ロシアはバレエに強いとか、オーケストラはその地域の特色を反映する。東欧では、スメタナの「我が祖国」には原典版と「現実的演奏版」があるという話は初耳。原典版で演奏すると、メロディーが聞こえにくいなど、色々難しいらしい。ロシアは指揮者や演奏家が個性的ですw
 アジアのオーケストラはほとんど知らない、聴いたことがないのでますます興味深い。台湾交響楽団は、交響曲「台湾」と現代作品で紹介。なかなか面白い曲だった。現代作品も取り上げてくれるのは嬉しい。香港シンフォニエッタのクラシック名曲メドレーは、編曲が笑えるけど巧くて楽しかったwこれいいw曲は流れませんでしたが、お便りでモンゴルのオーケストラが紹介されたのも興味深かった。

 小澤征爾さん指揮ボストン交響楽団の紹介で、リスナーから逆に「オススメを教えて下さい」というのもいいなと思った。そのリスナーさんはまだ10代の若い方。私もクラシック歴はそんなに長くない。好きな作曲家・作品・指揮者オケ演奏家を自然と選んで聴いてしまうので偏りもある。名盤と呼ばれるCDも廃盤になってしまうこともあるし、名演奏と言われてもその頃まだ生まれていなかったり、クラシックに興味を持っていなかった頃だったりするといまいちよくわからないと思ってしまう。そんな人が「こんな曲を聴きたいのだけれど…」というのに応えてくれるのはとてもいいなと思った。そして、有名なコンビの名演でも、ライヴ録音を放送してくれるのもよかった。選曲も超有名曲から、有名曲だけど聞き流してしまうような楽章や、通向けの渋い曲まで、幅広くてよかった。色んなオケ、作曲家、作品を聴きたい。今回の番組は長年のクラシックファンも、初心者も楽しめる感じでいいなと思いました。

 夜のヨーロッパ編はやはり大混戦。また別に「ヨーロッパのオーケストラ三昧」をやりましょうよ、10時間なんて余裕ですよ。ヴァイオリニストの堀米ゆず子さんや、ベルリンフィルのコンサートマスター・樫本大進さんのお話が聴けたのもよかった。演奏家から見たオーケストラといっても、堀米さんのようなソリストと、樫本さんのようなオケの団員ではまた視点が違う。
 ここでも、ロンドンのオーケストラは数が多く競争が激しいせいか性能がいい、という裏話も聞けてよかった。

 私が気になるのは、やはり北欧枠。アメリカ編で、オスモ・ヴァンスカ指揮ミネソタ管弦楽団のシベリウス・交響曲第4番(第4楽章)が流れたのには驚いた。ヴァンスカはラハティ響で来るかな、と思っていたらミネソタ管で来た。しかも、シベリウスでも難解、親しむのは時間がかかる4番交響曲。5番とかじゃなくて4番。私は大歓迎wこうやって楽章だけ取り出して聴くと、ちょっとマイナーといわれる作品にも親しみが沸きやすいかもしれない。
 ちなみに、ミネソタ管は財政状況が大変なことになり、ヴァンスカも一度解雇されどうなるかと思いましたが、オケも何とかなり、ヴァンスカも復帰して本当によかった…。アメリカでは財政難のオーケストラが少なくなく(日本もですが)なくなってしまったオーケストラもある。ヨーロッパやロシアは名前が変わったオーケストラも多い。いつの間に名前が変わっちゃったの?というオーケストラも少なくない。音楽業界には厳しい時代ですが、どこのオーケストラも地域に密着して、演奏し続けてほしい。最初のほうで、サイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団を聴きに行ったリスナーの思い出エピソードがよかった。バーミンガムの人々に愛されているんだろうな。しかも、ラトルで急成長。日本でも曲は流れませんでしたが、朝比奈さん時代の大阪フィルや、九州交響楽団と地域のオケのお話もいい。

 番組の最後、ようやく北欧枠!セーゲルスタム指揮ヘルシンキフィルの、シベリウス「フィンランディア」。ヘルシンキフィルはパーヴォ・ベルグルンドもいいよ!北欧オケでオススメを挙げろと言われたら、1時間以上語れる…けれども、大トリがフィンランドオケのシベリウスで嬉しい。北欧枠なら、現代作曲家の作品がかなり多いので、ここでも現代曲を紹介して欲しかったな。特にフィンランドは現代作曲家が多いし、フィンランドのオーケストラ・指揮者も積極的に現代曲を演奏する。「北欧音楽三昧」(作曲家、作品、指揮者、オーケストラ、演奏家)でも大歓迎ですよ!10時間持ちますよw
 番組の最後にBGMで流れていたのは、イギリスの作曲家・ウォルトンの「クラウン・インペリアル(戴冠行進曲)」。イギリス作曲家にも最近注目しているので、これも嬉しい選曲でした。

 残念だったのは、古楽がなかった。古楽アンサンブル・オーケストラも世界中にたくさんある。日本ならバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)。「古楽三昧」も是非…対して「近現代三昧」も面白そう。そして、「日本のオーケストラ三昧」も。今回の番組ではN響が…いつも流してるじゃないですかwしかもパーヴォ・ヤルヴィ指揮。というのは、この番組は今年のNHK音楽祭の番宣も兼ねてのものだったそうで…。

 連休中に旅行などには行かなかったけれど、お家でラジオでオーケストラ世界一周の旅。たっぷり楽しんだ10時間でした。こういう企画、またやって欲しいです。
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by halca-kaukana057 | 2015-09-24 21:17 | 音楽


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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