カテゴリ:宇宙・天文( 527 )

LIVE! from国際宇宙ステーション

 NHKで放送された「史上初!ハイビジョン生中継 LIVE宇宙ステーション」、中継は録画したが先ほどのアンコールも観た。これまで宇宙から生中継は色々あったが、ハイビジョンカメラを使ったのは初めて。さすが画像がきれいだ。映像が時々途切れ途切れになったしまったのは残念だが、生放送だし仕方ない。時間は短かったけど面白かった。


 興味を持ったのは実験施設。低温で血液などを保存しておく機器もある。宇宙でそういうものが運用されているところが驚き。こういう宇宙ステーションの役割を、週1とは言わないから月1で1時間ぐらい生放送してくれたら、もっと宇宙開発への理解が深まるんじゃないか?と思う。

 米村でんじろう先生の実験には絶句。「宇宙遊泳」を実演するために飛行士に平泳ぎを頼むでんじろう先生。「宇宙遊泳」っていっても、ステーション内には空気もあるし、何のつもりで頼んだんだろう?慣性の法則を確かめるのにはちょっと条件が悪すぎる。それよりならこの間の野口聡一宇宙飛行士の船外活動の映像を観ながら、野口さん本人に聞いたほうが分かりやすい気がする…。

 JAXA宇宙飛行士代表で山崎直子さんが出演。こういう番組には決まって毛利衛さんが出るんじゃないかと思っていた私。外れた。山崎さんもそうだけど、JAXA宇宙飛行士4期生が宇宙へ行けるのはいつの日なんだろうか…。心配である。

 こういう番組は一発花火ではなく、何度か続けてやっていって欲しい。日本人飛行士の宇宙飛行もそんな頻繁にあるわけではないし、各国の飛行士の話も聞きたい。さっきも書いたけど、せめて月1での放送希望。
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by halca-kaukana057 | 2006-11-18 21:51 | 宇宙・天文

星を見る私

 オリオン座を見ながら、昔のことを思い出した。私がかなりの宇宙オタク、ひどい宇宙バカだった頃の話だ。


 高校~大学にかけて、私はとにかく宇宙に夢中だった。天文から宇宙開発まで幅広く、宇宙に関することなら何でも来い!と言えた。かといって、天文部に入ったりとかプラネタリウムに入り浸ったりとか、そういうことはしていない。宇宙に関する本を読み、新聞記事をスクラップしてその頃使い始めたインターネットで情報収集し、夜になれば窓から星空を眺めるという実に地味な行動ばかりしていた。高校の理科は当然地学を選択し、大学でも単位に関係なく天文学の授業をとっていた。大学の時は関東に住んでいたから、三鷹の国立天文台を見学したり、都内の科学館へもよく行った。


 でも何よりも星を見るのが好きだった。寝る前に窓の外を見る。飲み会で帰りが深夜になってしまった時、歩きながら空を見上げる。夏の深夜に起きて、天の川に流れ星を見つけた時は言葉が声にならなかった。獅子座流星群の夜、携帯片手に地元の宇宙好きの友達と実況しあった。飛行中のスペースシャトルや国際宇宙ステーション、大気圏突入が迫っていたミールも見た。



 基本的に私はいつも一人で星を見ていた。天文部に入ってはいなかったし、宇宙好きな友達も殆どおらず、周りには宇宙マニアであることはあまり話していなかった。話しても話題の合う人はいなかったので「話しても無駄」と思っていた。飲み会の帰り等、たまに友達と星を見ることもあったが、一人で静かに見ている方が私には自然だった。ただ黙って静かに星を見たい。かすかな瞬きに目を凝らし、広い夜空に吸い込まれる感覚を味わいたい。そういうことがしたかった。そういうことを昨日久しぶりにやってみて、とても懐かしく、この感覚を覚えていたことが嬉しかった。

 今、私は以前よりも星を見なくなった。何故かは分からない。でも宇宙天文関係のモノへの興味は尽きないし、「ふたつのスピカ」や「宙のまにまに」なんてマンガを好んで読んで共感しているあたり、忘れている訳ではないようだ。



 また星空を眺めたい。この冬は晴れ間を狙って星見三昧でもしよう。



<追記>
「歓楽叶わぬ納骨堂庭園:今宵、旅立とう、星々の彼方へ」
 この記事を読んで、素敵な映像を付けてくださいました。驚くやら嬉しいやら恥ずかしいやら。どうもありがとうございます。
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by halca-kaukana057 | 2006-11-13 23:05 | 宇宙・天文

冥王星雑感 ~そう言えば野尻抱影…

 冥王星外し、惑星数8に 国際天文学連合が新定義


 にぎわっている冥王星関連のニュース。詳しいことは国立天文台のサイトでどうぞ。まず、惑星の定義がこうなった。

(1) 太陽系の惑星(注1)とは、(a) 太陽の周りを回り、(b)十分大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、 (c) その軌道の近くでは他の天体を掃き散らしてしまいそれだけが際だって目立つようになった天体である。

(2) 太陽系の dwarf planet とは、(a) 太陽の周りを回り、(b)十分大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し(注2)、(c) その軌道の近くで他の天体を掃き散らしていない天体であり、(d)衛星でない天体である。

(3) 太陽の周りを公転する、衛星を除く、上記以外の他のすべての天体(注3)は、Small Solar System Bodies と総称する。

注1: 惑星とは、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つである。
注2:基準ぎりぎりの所にある天体を dwarf planet とするか他の種別にするかを決めるIAUの手続きが、今後、制定されることになる。
注3:これらの天体は、小惑星、ほとんどのトランス・ネプチュニアン天体(訳注1)、彗星、他の小天体を含む


 うーん、つまり小さすぎる冥王星は惑星として認められないということ。冥王星は今後「矮惑星」と呼ばれることになる。今後、この「矮惑星」にどの天体を入れるのかが大変になりそうです。 

 ところで、「冥王星」と言う名は天文(てんぶん)学者・野尻抱影(のじり・ほうえい)によるもの。冥王星が発見されてすぐ、昭和5年10月「科学画報」誌にて「冥王星」の名を提案した。その画像がこれ(Yahoo!ニュースより)。だが、「理科年表」で「冥王星」と言う名が使われたのは昭和22年。素敵な名前なのになぁ。ちなみに中国や韓国など漢字を使う国でも「冥王星」と書くのだそうだ。

 惑星から格下げはされてしまったが、冥王星の存在には何も影響しない。「さよなら冥王星」なんて言っているメディアや科学館があるらしいが、冥王星はなくなりませんから。矮惑星になっても名前はそのまま冥王星。野尻抱影の功績が変わるわけでもなし…。

 とはいえ、科学の定義が変わる瞬間に生きているのは、何だか嬉しい。



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 あと、野尻抱影の本は私の愛読の書です。「新・星座巡礼」「星三百六十五夜」「星と伝説」等々。星と文学をこんなにきれいな言葉で表現できる人は野尻抱影と宮澤賢治ぐらいだと思う。







trackback for:「きゃべつ畑のかなた:☆ Demote Pluto ☆」
まぐさんよりトラックバックをいただきました。
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by halca-kaukana057 | 2006-08-25 22:11 | 宇宙・天文

宇宙船に最も多く乗ったのは誰だ?

 先日、毎度お馴染みNHK教育テレビ「クインテット」の老チェリスト・スコアさんが歌う「今だから話そう」を聴いてふと思った。この「今だから話そう」、説明するとスコアさんが「ヤングマン諸君、自慢話をするわけじゃないが、今だから話そう!まぁ、聞いてくれたまえ!」と自分の昔話を始める。船乗りに始まり、大工、コック、猛獣使い、野球選手、横綱…と、本気なのか冗談なのか分からない経歴を披露する。その極め付けがこうだ。
「昔私が宇宙飛行士だった頃 楽しかったよロケットに100回も乗ったのさ
もう一度歩こう 月の上を」
(下山啓作詞・宮川彬良作曲「今だから話そう」より 歌詞は2バージョンあり、これは2つ目のほう。1つ目はCD「NHKクインテット・ソングス」参照のこと)


 スコアさん、アポロ計画にも関わっていたんですか…という長い前置きはここまでにして、実際にロケット・宇宙船に最も多く乗った人は誰なんだろう?と疑問が湧いた。早速調べてみることに。

 とりあえずこういう記録なら「ギネスブック」にあるだろう。見てみると、ロシアの記録とアメリカの記録がある。やっぱり…。ロシアの方はVladimir DzhanibekovとGennadiy Strekalov(読めないのでカタカナ表記不能。だれか読み方を教えてください…)の5回。一方アメリカはジェリー・ロス(Jerry Ross)とフランクリン・チャン=ディアス(Franklin Chang-Dìaz)による7回。ロスに関してはJAXAのNASAステータスレポートにもあった。純粋に数だけ数えればロスとチャン=ディアスの7回が最高記録か。

 ついでに宇宙に滞在した時間の最高記録も調べてみる。同じくギネスによると、ロシアのSergei Krikalevによる803日9時間39分が最高記録。これは一回の飛行で803日ではなく、何回かの飛行の日数を合わせての記録らしい。一回の飛行での最高滞在日数は書いていない。そっちはどうなんだ?ISSなら、シャトルの不調のおかげ(?)で記録が伸びていそうな気がする。ソユーズもあるけど。

 7月1日(日本時間では2日)、スペースシャトル・ディスカバリー(STS-121)が打ち上げられる。(JAXAによる解説ページ)NASAのはここから。安全性もまだ全て解決しているわけじゃないらしいが…。前回の飛行で問題になった耐熱パネル落下の危険がまだ残っているのだそうだ。うーん、どうなるんだ。
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by halca-kaukana057 | 2006-06-28 21:47 | 宇宙・天文

10年ぶりの宇宙へ

Excite エキサイト : 国際ニュース 土井隆雄さん07年末宇宙へ 日本実験棟を建設(共同通信)

科学:MSN毎日インタラクティブ 土井隆雄さん:日本棟組み立てでシャトル搭乗、来年宇宙へ


 久々に宇宙開発関係のニュースを。上記の通り、土井隆雄宇宙飛行士の二度目の飛行が決まった模様です。建設中の国際宇宙ステーション(ISS)の日本の実験棟「きぼう」の一回目の建設がそのミッション。また、後輩の山崎直子宇宙飛行士も地上からの支援に加わるとのこと。

 土井さんは前回97年の飛行で日本人初の船外活動を経験している。ということは次回も船外活動を担当するかも知れない。それは楽しみだ。またこの間のSTS-114・野口さんの時のようにNASA-TVに張り付きそう…。楽しみだ。その97年の時、コントロールの利かなくなった人工衛星を手掴みで回収するという珍しいことがあった。無重力だから重さはないけれども質量があるので、回転している実際には重い衛星を手で止めるのが難しかったとか。衛星を手でつかむなんて、最終的には機械よりも人間の手が一番使えるのかもと思った。


 その前にストップしているスペースシャトル計画をどうにかしないと。また延び延びになりそうな…。そう言えば、土井さんって最初に宇宙に行く時も結構待たされていたような。同期で宇宙飛行士に選ばれた毛利さん、向井さんの陰に隠れているように感じていた。


 宇宙関係の話をしたので、今話題のシュヴァスマン・ヴァハマン第3彗星のことも。天候不順のため未だ自分の目で確認できず。彗星は3つぐらいに分裂しているらしい。天気のいい時を狙って双眼鏡で見てみるつもり。
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by halca-kaukana057 | 2006-05-06 20:49 | 宇宙・天文

はやぶさとイトカワ

 先日、小惑星探査機「はやぶさ」が目標の小惑星「イトカワ」に到着し、観測を始めました。

jAXA 宇宙科学研究本部・はやぶさについて

 この「はやぶさ」の任務は、イトカワの表面から星のかけらを採取して地球に持ち帰ること。これまでそのようなサンプルリターンが行われたのは月だけ。大気が無いので太陽系が誕生したときとほぼ同じ形・成分をしている小惑星のかけらを研究することで、太陽系誕生時の様子がわかるのだそうです。見たこともない星のかけらを持ち帰るなんて、開発には相当の時間と労力がかかったんだろうな。

 今後、「はやぶさ」はイトカワの表面にタッチダウンし、サンプルを採取。採取後地球に帰還するのは2007年の予定。太陽系でも遠いものです。

 しかし、新しく開発された電気推進エンジンのことがよくわからない。と言うわけで「トコトンやさしい宇宙ロケットの本」という本を借りてきた。ロケットがなぜ飛ぶのかという原理から、エンジンの仕組みやどうやって軌道にのせるのかなどについて解説してある。勉強しよ。

*追記
 「はやぶさ」の「ターゲットマーカー」には、希望者の名前を刻印したプレートが乗せてあります。勿論私も(さらに家族も)登録しました。そのプレートを乗せた衛星の名前を忘れてしまっていたのですが…探してみたらはやぶさでした。自分の名前が「イトカワ」に残る。すごいな。
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by halca-kaukana057 | 2005-09-15 22:53 | 宇宙・天文

夜な夜なNASA-TV

 また寝不足です。何故か。昨日の野口聡一宇宙飛行士の船外活動を見ていたから。6時45分ごろの開始から、日付が変わって1時過ぎの終了までずーっと。本当にアホですか私は。

 でも、見ていると結構面白いのです。無重量で動くのは、ふわふわ浮くから楽かと思いきや、物を止めておいたり動きを止めるときに力が要り結構動きにくそうで応援したくなってきます。

 耐熱パネルの補修実験では、せっかく新しく作った機械では補修剤が出てこないわ張り付かないわで、結局筆のようなものに補修剤をつけてぺたぺた塗る作戦に出た野口さん。こっちのほうがうまくいくので、あの機械の運命やいかに。こうやって改良を重ねていくのだろうけど、次のスペースシャトルがいつ飛ぶかわからないので、いつ試験が出来るかもわからない。プールや飛行機の中で擬似的に無重量空間を作って訓練しても、本物の宇宙そのものではないんだなと感じました。

 宇宙では何が起こるかわからない。でも、その地球の常識とかけ離れた世界で作られたものが地球上での生活に役立ったり、新たな発見があったりして興味がつきません。宇宙開発は無駄だという意見もありますが、地球の常識を打ち破って技術や文化をより高めることを考えれば、大事なのではないかなと思います。宇宙という世界を知ったことは、人間にとってマイナスではないと思います。

 船外活動は後2回。見るかどうかは決めていません。見たかったら見る。という訳でNASA-TVのリンクはここ↓
 http://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/index.html
 ページ中ほどの「akamai」か「yahoo!」の下をクリックしてください。real playerとメディアプレーヤーの2つから選べます。もちろん音声は英語です。単語しか聞き取れません…。雰囲気で考えてます。
 
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by halca-kaukana057 | 2005-07-31 22:48 | 宇宙・天文


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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