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ロケットガール4 魔法使いとランデヴー

 ロケガシリーズに10年ぶりの新作登場。アニメ化の力か?すごいもんだ…。

魔法使いとランデヴー (ロケットガール 4)
野尻 抱介/富士見ファンタジア文庫・富士見書房/2007


 短編4作品を収録。人気男性アイドルが国際宇宙ステーション(ISS)へ行く珍道中を描いた第1話「ムーンフェイスをぶっとばせ」、ゆかり・マツリ・茜の3人が孤児院へクリスマスプレゼントを届けに行く第2話「クリスマス・ミッション」、ISSにやってきたテロ集団とガールズが闘う第3話「対決!聖戦士VS女子高生」、自力で帰還できなくなった小惑星探査機「はちどり」を助ける表題作第4話「魔法使いとランデヴー」の4作。

 思いっきり笑える1・3話、ハラハラしつつも温かい気持ちになれる第2話、そしてSF要素たっぷりの第4話。これまでの3作と10年の隔たりがあり、これまでと少し雰囲気が違うかな?と思うがロケットガールの面白さは詰まってる。相手が何だろうと、どんなミッションだろうと、ガールズたちは大活躍。思い悩んだり、憤りを感じたりしつつも、その柔軟な身体と頭脳と、そしてちょっと無理やりな解決方法で宇宙を、地球を飛び回る。これが女子高生の若さってものかぁ…。

 第4話「魔法使いとランデヴー」に出てくる小惑星探査機「はちどり」は、今もボロボロになりつつも地球への帰還を目指して飛行中の小惑星探査機「はやぶさ」がモデル。しかもその「はちどり」が向かった小惑星の名前が「マトガワ」。的川泰宣先生ですか!さすが野尻抱介センセ、いいセンスしてます。
 その「はちどり」を捕獲する方法が面白い。スキンタイト宇宙服を開発した素子さんによる新素材や、ゆっくり大気圏突入する方法。その最先端SFと反対に、マツリのシャーマンとしての思想がこの「はちどり」救出ミッションを支えているのも面白い。「非科学的」と言う茜も、シャーマンとしてのマツリと、宇宙飛行士としてのマツリをちゃんと見ている。人がどんなに宇宙に飛び出しても、精神的なものをそのままにすることは出来る。そんなことを感じた。

 しかし、その第4話でのゆかりとマツリ…なんですかあれは…?!
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by halca-kaukana057 | 2007-09-30 21:59 | 本・読書

No Writing,No Life 今週のNHK教育土曜アニメ

 今週は土曜アニメ感想のみ。

【風の少女エミリー】
最終回「春のおとずれ」
 創作意欲を取り戻したエミリー。しかし、エリザベスおばさんが階段で足を滑らせ、怪我をしてしまう。しばらく動けなくなってしまったエリザベスおばさんに、エミリーは自分の小説を読んで聞かせることにする。小説嫌いだったエリザベスも楽しんで聞いていた。そして、ローラの提案でその小説を本にして村の人々に配り始める。エミリーの作品を読んだ人々は…

 最終回です。爽やかアニメに戻りました。
 再び小説を書きはじめたエミリー。その作品はエミリー自身と、ニュームーンの人々や友達のことを書いた小説だった。久々に創作の喜びを味わうエミリー。エミリーはやはり何かを書いていなくてはダメなんです。
 そんなエミリーの作品を読み、楽しむ村の人々。なんとあのローダまで。しかもローダ、お母さんになっているじゃないですか!ローダも成長して、心が広くなったということか。
 そして彼が帰ってきました。テディが。丸くハッピーエンドでめでたしめでたし。エミリーとエリザベスおばさんの最後のシーン、釣られて泣きそうだった…。この物語はやっぱりエミリーとエリザベスおばさんの対立と、和解の物語だと私は思うんだ。
 最後の最後、エミリーの娘が出てくるのですが、その声がなんと主題歌を歌う堀江美都子さん。さすがミッチー、小さい女の子の声も得意ですな。

 半年間楽しませていただきました。ありがとう。さて、原作を読もう。



【電脳コイル】
第18話「異界への扉」
 "あっち"への通路を開いたイサコ。その通路へハラケンが向かう。カンナに会いたいと"あっち"へ向かうが、途中心配してやってきたヤサコに助けられる。
 その夜、落ち込んだヤサコを心配してフミエはヤサコの家に泊まる。そのヤサコに家に、電脳霧が忍び寄っていた…

 今週マジで怖いです。ホラーです。まずハラケン。カンナと喧嘩別れしてしまったことを後悔し、彼女のことを忘れられない。都市伝説だろうと何だろうと、取り戻す可能性があれば使う。この点ではイサコと一致。ハラケンはこのままカンナとの傷を抱えたままなのか。イサコに対してヤサコが大きなポイントになることは確かですが、ハラケンにとってもヤサコが大きなポイントになりそう。
 イサコがこれまでずっと電話していた相手の正体…ナンテコッタ。この点でも玉子さんは散々です。一体奴の狙いは何だ?そしてイサコの言う「1年前」に何が起こったのか。その「1年前」の出来事はもう沢山だと言うイサコ。最後にヤサコに降りかかったものは、その「1年前」の出来事と同じ…?
 そのヤサコに降りかかった最大の試練。おいおいおい、そう来るかよ…。来週も恐怖路線は続く模様。どうなっちゃうんだ…。
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by halca-kaukana057 | 2007-09-30 21:28 | Eテレ・NHK教育テレビ

[味楽る!ミミカ]いろいろのり弁を作ろう!

 今週の「味楽る!ミミカ」の料理です。「色々のり弁」、真っ黒なのりの下には、カラフルなそぼろのお弁当。彩りも栄養もバッチリ(多分)のお弁当です。2週連続で登場の成美さんが真之介にお弁当を作るという話を聞き、負けじと美味香が作ったお弁当がこれ。

【材料】(こうやって書くと多く感じるな。そぼろの5つの材料と調味料が一通りあればOK)
○にんじんそぼろ
・にんじん:100g
・塩:少々
・みりん:小さじ2
・しょうゆ:少々

○えびそぼろ
・むきえび:100g
・砂糖:小さじ1
・塩:少々
・酒:大さじ1
・みりん:小さじ2

○鶏肉そぼろ
・鶏ひき肉:100g
・しょうゆ:小さじ2
・みりん:大さじ1

○塩ゆでいんげん
・いんげん:100g(今回は冷凍インゲンを使用)
・塩:少々

○いりたまご
・卵:1個
・卵の黄身:1個
・塩:少々
・砂糖:小さじ2

・ごはん:適量
・海苔:適量


【作り方】
1:それぞれのそぼろを作ります。

○にんじんそぼろ
1.にんじんは細切りにします。
2.油をフライパンにしき、にんじんをいため塩とみりんを入れ、煮ます。
3.しょうゆで味付けをして出来上がり。

○えびそぼろ
1.えびをみじん切りにします。
2.油をしいたフライパンでいためます。
3.砂糖、塩、酒、みりんで味付け。

○鶏肉そぼろ
1.鶏ひき肉をフライパンに入れ、しょうゆとみりんも入れます。
2.火にかける前に、よく混ぜます。
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3.フライパンを火にかけ、いためます。そぼろがポロポロになったらOK

○塩ゆでいんげん
1.お湯を沸かし、いんげんと塩を入れゆでます。
2.ゆで上がったら氷水に入れ、青みを出します。
3.いんげんを細かく切ります。

○いりたまご
1.卵1個と、卵1個分の黄身をボウルに入れ、塩と砂糖を入れ混ぜます。
2.フライパンを火にかけ、卵をいためたら半熟状態で火から下ろします。
3.火から下ろした状態でよく混ぜます。
4.もう一度火にかけ、いためたら出来上がり。

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具一覧。

2:お弁当箱にご飯を入れ、その上に具を乗せて飾りつけ。
お好みでのりをかぶせます。(今回は割愛)

出来上がり!
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番組では真ん中の具にクッキーの型抜きを使って形を作っていたのだが、型抜きがどっかにいってしまったので省略。

 食べてみた。うん、美味なそぼろ弁当です。私の場合、ちょっと味付けを濃くしてしまったせいかしょっぱい…特ににんじん。しょうゆ多すぎた…(レシピを守りませんでした。ごめんなさいアジマル先生!) でも、ご飯が進むおかずであることは間違いなし。そぼろもバラエティに富んでいるので、味に飽きない。お弁当にしなくても、普通のご飯のおかずにもぴったり。実際私もお弁当としてではなく、普通の夕飯としていただきました。(お弁当箱は演出です)

 ちなみに、今回のお弁当に関してアジマル先生のポイント
「お弁当のあいうえお」
あ:愛をこめて作るべし☆
い:彩りしっかりかんがえて☆
う:美味いだけではダメなのね☆
え:栄養バランス忘れずに☆
お:美味しいお弁当出来上がり☆

末尾の☆はアジマル先生の演出です。私の趣味ではありません…。
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by halca-kaukana057 | 2007-09-29 21:29 | Eテレ・NHK教育テレビ

シベリウス「即興曲op.5-6」現状録音

 先日「My Sound(旧プレイヤーズ王国)」に公開申請した録音が公開されました。以下からどうぞ。

♪シベリウス:「即興曲op.5-6」第2回録音
*公開終了しました。

・ピアノ録音置き場ブログ:シベリウス:即興曲op.5-6のページでどうぞ。第2回録音です。

 これが現状です。スラーのつながりが甘かったり、苦手箇所を弾きこなせていなかったり突っ込みどころは満載です。この録音を聴きつつ、10月の完成へ向けて弾き込んでいきたいと思います。雰囲気はつかめた。問題は苦手部分か…。ああ、もっと手が大きかったらよかったのに…(「樅の木」の楽譜を見ていても思います。YUさんとのオフ会で、「シベリウスは手が大きかったんだろうね」と結論を出したことも。そりゃ日本人女性よりは大きいはずだw)

 
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by halca-kaukana057 | 2007-09-28 20:49 | 奏でること・うたうこと

宙のまにまに 3

 天文部が舞台の青春コメディ、3巻です。2巻の展開があまり好きではなかったのですが、宇宙・天文好きとして読むしかあるまい。

宙のまにまに 3
柏原 麻実/講談社・アフタヌーンKC/2007

 美星・朔の高校は文化祭を控え、天文部もプラネタリウム製作に大忙し。しかし、朔は文江のいる文芸部の手伝いをしていて、天文部の作業に参加せずにいた。そんな朔に、美星も姫も複雑な感情を抱く。朔は忙しく文芸部の手伝いをしているが、そんな朔に文江が声をかける…。

 


 まずは前半・文化祭編。朔がいないまま進む天文部のプラネタリウム製作。寂しいと言葉に出来ず、とっさの行動をとってしまい(また騒動を起こした)美星。同じく寂しいと言えないが、彼女なりの方法で「皆で星を見たい」と朔に気持ちを伝える姫。伝え方は異なるが、同じ星を見るのでもメンバーが変わると見方も変わる。そして、過去や抱えるものは違っても、それに流されて自分を見失わないこと。それを朔に気付かせたフーミンの眼がとにかく素敵で…。いつもは美星・天文部を目の敵としているフーミンだけど、2巻に続きいいことを言う時は言います。



 そして3巻のメインは後半・「高校天文ネットワーク」編。朔たちの天文部に届いた一通のビデオレター。それは野木城高校天文部部長・近江あゆみから届いた「県内高校天文ネットワーク」へのお誘いだった。県内の高校の天文部が集まって観測会を行うというこの「高天ネット」。部長のあゆみさんはじめ"星猛者"が終結。美星たちも負けじと張り切るが、野木城高校にはとんでもないモノが…。

 この初登場のあゆみさんがなかなかいい味を出しているキャラ。眼の描き方がボンヤリとして表情が読みにくく、更に朔に急接近してみたり最初はハラハラさせられたのですが、第21話であゆみさんの本心が語られます。考えていることは美星たちと同じ。"皆に星を見てもらいたい"。持っている・使っている機材は違っても、部員の数に差はあっても、見ているものは一緒。全ては真上の星空にある。今まではバラバラに活動していても、その星空があれば、感動を、想いを共有できる…。この作品の幹、テーマとも言えるのではないかな?

 私はずっとひとりで星を見てきたので、大勢で星を見ることに憧れている。今この作品を読んでいて、ちょっとうらやましい。高校生という時期に、星好きが集まって同じ星空を見上げることが出来た美星・朔たちが。ただそばにいて、データや感想を言いあっているだけなのに。"想いを共有する"ことが加わるだけで、星空がもっと輝いて見える。私が"理系に憧れている文系"であるせいもあるかもしれないけど、人間の気持ちが絡むとものの見方も、印象も変わる。もっとこの宙を見上げたいと思う。宙を見上げている時間はひとりでも勿論素晴らしいけど、今度は誰かと。もっとかけがえの無い時間に、星空にしたいから。

 そしてこのあゆみさん。我らが路万(ろま)部長と接点があったのです。3巻では、いつもは血を吐いて倒れてばかりいる路万部長のいいシーンも。特に122ページ。いつもはメガネに隠れて見えない、路万部長の眼が描かれているのに驚いた。秋の夜空を想う路万部長の表情…とてもいい表情です。あゆみさんとの出会いが描かれている巻末のおつまみおまけまんがも必読。路万部長をもっと活躍させてもいい、そう感じた3巻であります。



【追記】
 「天文ガイド」2007年10月号に作者・柏原麻実さんのインタビューが載っていると聞いたので読んでみた。柏原さんは天文好きだが、これまで天文部には入ったことがなく一人で星空を見上げていたのだそう。…もしかして私と似てる?
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by halca-kaukana057 | 2007-09-26 21:56 | 本・読書

ピアノ曲じゃないブルグミュラー

 ブルグミュラーと言えば「25の練習曲」「18の練習曲」「12の練習曲」でお馴染みの、ピアノ練習曲の大御所的存在。私ももう4年ぐらいお世話になっております。そのブルグミュラーが、なんとピアノ曲ではなく、バレエ曲を作曲していたとのこと。しかも今でもスコアが残っていて、CDも出ているんだとか。ピアノじゃないブルグミュラー?!何じゃそりゃ!ブルグヲタ(いつの間に)として、これは聴かねば…。



アダン:「バレエ《ジゼル》全曲」
リチャード・ボニング指揮/モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団


 アダンのバレエ「ジゼル」。初めて耳にしました。ブルグミュラーが作曲したのは、第1幕「村娘のパ・ド・ドゥ」の部分5曲。物語の流れにはあまり関係の無い、挿入曲としての扱いなのだそうですが、さすがはブルグ先生。メロディーが違う。楽しげなポルカやワルツ、穏やかなアンダンテ…。「25の練習曲」をオーケストラ用に編曲したらこんな楽器の使い方になるんだろうか。

 ブルグミュラーが作曲した5曲の最後、「ワルツ」。これ、「スティリアの女」にそっくりなんです。冒頭の入り方も、主題も、伴奏となる3拍子のリズムも。「スティリアの女」をオーケストラにしたら、バレエ風にしたらこうなるのか。さらに「ペザンテ」は「貴婦人の乗馬」に似ているような…。「18の練習曲」のことは多くは知らないが、そっちにも似ているところがあってもおかしくなさそうだ。

 ブルグミュラーはバレエ好きだったらしく、そのため「25の練習曲」にも舞曲が元となった曲が幾つも出てくるのだろう。「スティリアの女(シュタイヤー舞曲)」、「タランテラ」。「スティリアの女」が舞曲なのかどうかという検証もありますが、これを聴いているとバレエ曲を想定した曲であった可能性もあるんじゃないか、と思う。今となってはブルグミュラーの真意を聞くことは出来ないが、ブルグミュラーの新たな一面を発掘できて、とても嬉しい。

 ブルグミュラーが作曲したのは、「ジゼル」の長い全曲のうちのほんの一部。それでも、きらりと光る"ブルグ節"は全開。念願のバレエ曲を作曲して、今にも踊りだしそうなぐらいご機嫌なブルグミュラー先生のことを想いながらこの曲を聴き、「25の練習曲」を続けていきたい。現在ちょうど「タランテラ」を練習中。もっと踊りを想定して、そしてブルグ的楽器法を想像しながら弾いてみよう。

 このCDを聴くきっかけとなった、ジャスミンさんによる記事は以下。
★Smiley twins | 双子と一緒に、にこにこな毎日★
:ブルクミュラーのジゼル

 動画と共にブルグ作曲の部分を聴くことも出来ます。

 そしてブルグミュラーがバレエ曲を作曲したことを知ったサイトが以下。
ピティナ連載「みんなのブルグミュラー」第15回:ブルグミュラーとバレエ音楽(1)
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by halca-kaukana057 | 2007-09-24 22:16 | 音楽

サイナラ・アンサー 今週の教育テレビ

 今週の教育テレビ。

【クインテット】
 水曜新曲の「TOMORROW」に驚いた驚いた。岡本真夜のデビューシングル、大ヒット曲です。ヒット当時中学生だった私。この歌に何度励まされたことか。クインテット版はアリアさんが歌います。出勤前にとても元気が出た。朝にぴったりな選曲、ありがとうNHK!その日シングルを引っ張り出して聴いていたのは言うまでもありません。アリアさんの歌もぴったりだったけど、シャープ君をコーラスに入れたらもっと盛り上がったと個人的には思います。
 金曜の「クイズ・ナニモネーヤ」。「ミリオネア」ですか…今度は。「サイナラアンサー」に大爆笑。そして司会のシャープ君のあの視線…。みのもんた顔負け。そしてオチに困惑。確かに…何もねーや!!
 今度はスコアさんを司会に希望。もっと困惑させます…


【味楽る!ミミカ】
 今週は「お弁当」。真之介にお弁当を作る美味香と成美さん。成美さん2週連続登場ですか!しかし、美味香もお嬢様のクセに随分と庶民的な料理を好むよなぁ…。料理に貧賤なし、ってか?
 そんな今週の料理は「いろいろのり弁」。本当に庶民的…。来週作る予定。お弁当とテーマを聞いた瞬間、職場に持ってく弁当として作るかと思ったが、出来たものを見てやめましたw さすがにこれは…見られたら恥ずかしい。えびと卵だけとか、一部だけなら持っていけると思うけど。


 以下土曜アニメ2本。

【風の少女エミリー】
 第25話「雪はいま、とけゆく」
 カーペンター先生の葬儀が執り行われ、テディが婚約した噂話もあってエミリーは失意のどん底に。すっかり元気をなくしてしまったエミリーを心配するジミーとローラ。しかし、エリザベスおばさんは…。

 2週にわたってバッドエンドで、かなり重い空気が漂っていたのですがそれを吹き飛ばしたのはやはりエリザベスおばさんでした。厳しいことを言いつつも、しっかりとエミリーを見守り、何を言うべきか考えていたのです。その背景にはエミリーの母・ジュリエットのことが。
 今回のタイトル「雪はいま、とけゆく」の「雪」。エミリーにとっての「雪」…カーペンター先生の死、忘れられないテディのこと、作品が書けない現実からエミリーが吹っ切れたことも指しますが、エリザベスおばさんの「雪」…ジュリエットのこと、エミリーのことも含まれますね。
 次週、いよいよ最終回。


【電脳コイル】
 第17話「最後の夏休み」
 イサコの兄のことが気になって仕方が無いヤサコ。一方ハラケンはオバちゃんの薦めで病院へ検査を受けに行っていた。その病院のテレビではキラバグについての番組が。キラバグを集めると願いが叶う。さらにイサコがキラバグを集めていると聞いたハラケンはある考えを抱いていた。
 イサコはガチャギリ・ナメッチと共にイリーガルを追い詰めていた。そのイサコにオバちゃんが…。

 冒頭、ハラケンもヤサコと同じようにメガネをかけたまま寝てしまい、夢を見る。はざま交差点、ヤサコの階段鳥居、その階段鳥居にいる誰か…。ハラケンのメガネにはイマーゴ機能は無い…んだよね。
 今回のハラケンの挙動がヤバすぎます。「最後の」が「最期」になってしまわないか…。まさか、それは…無い…よね。無いと思いたい。図書館の前でヤサコと話している時の、やけに明るく前向きなハラケンが特に。来週ハラケンが向かう場所…本当に大丈夫なのか?!
 イサコの暗号を解読できるようになった玉子さん。玉子さんが本気を出すと、サッチーが5体も出てくるのか…。しかし、玉子さんまで「イサコ」と呼んでいる件。先週も言っていたけど…いつの間に。




*****


 先週のNHKアニメでの「NHKらしさ」の話。私の答えを。

1.全国どこでも観られる
 都市でも地方でも、同じ時間帯に同じ回が観られる。これは大事。地方だと民放アニメが放送されないこと、よくあります。

2.短い時間でお腹いっぱい。
 5~10分の短時間アニメが多いのもNHKの特徴。短い時間だから小さい子も飽きずに見られる。そしてコンパクトにまとまっているので、アニメをあまり見ない人にとっても観やすく、理解しやすいんじゃないかと。

3.実は先駆的
 アニメの歴史について詳しいことをはっきりと断言は出来ないのですが(NHKしか知らないので)、時代の先端を行くアニメが多いような気がする。「ふしぎの海のナディア」は放送局は違うけど後の「エヴァンゲリオン」に繋がるし(監督・制作会社が同じだからという理由もあるけど)、「カードキャプターさくら」は今の萌えアニメの先駆的存在(だと思う)。他にもありそうだが、思いつかない。

4.元ネタの特徴について
 漫画が原作というアニメは数知れずですが、原案・元ネタとなるものの選びかたが半端じゃないような。先ほどの「ナディア」はJ.ベルヌの「海底二万マイル」が原案。「飛べ!イサミ」には新撰組が絡んでくるし、「無人惑星サヴァイヴ」は宇宙版「十五少年漂流記」。現在放送中の「電脳コイル」にもSFネタが多く含まれるらしい。
 さらにNHK自身のネタも。「天才てれびくん」で放送された「恐竜惑星」「ジーンダイバー」「救命戦士ナノセイバー」は、NHKスペシャル「これが恐竜だ」「生命 40億年はるかな旅」「『人体』シリーズ」と繋がって…ますよね。

これはあくまでNHKしか知らない人間による独断と偏見なので、アニメにもっと詳しい方が分析するともっと変わると思います。NHKに限らず、面白いものには「面白い!」と言えればそれでいいのでしょうが…。
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by halca-kaukana057 | 2007-09-22 22:20 | Eテレ・NHK教育テレビ

没後50年のシベリウス

 本日9月20日は麻生太郎氏の誕生日…でもあるそうなんですが(ニュースで見た)、シベリウスの命日でございます。今年2007年はシベリウス没後50年。そう、今日がその没後50年の日です。今日の午後のNHK-FMでもシベリウス特集をやっていましたね。ヴァンスカ&ラハティ響で4番なんていい選曲じゃないですか、NHK様。舘野泉さんの「即興曲op.5」全曲、楽譜を見ながらこういう曲なんだ~と聴いておりました。1~4曲目は初めて聴いた。練習中の6曲目がやはり一番とっつきやすいと私は感じました。


 そんな今日聴いたシベリウス。ラジオでも「弦楽四重奏曲ニ短調『親しい声』」をやっていたので、例の「The Essential Sibelius」の12枚目を引っ張り出してきた。テンペラ四重奏団の演奏。

 「親しい声」も好きなんですが、それ以上にイ短調の弦楽四重奏曲が好きなんです。この箱を聴く前にも一度他の録音で聴いていたのですが、そのときからのお気に入り。イ短調は初期の作品で、「親しい声」はかの4番が作曲された頃の作品。この2つを比べると、イ短調は若々しさがあるなぁと感じます。今練習中の「即興曲op.5-6」も初期の作品ですが、それに通じるような。特に第3楽章の明るい(でもどこか陰が見える)メロディーでは余計にそう感じます。ヴァイオリンなんてとっても伸びやかで、楽しくなっちゃいます(やっぱりヴァイオリンが自分の楽器だったせい?)。

 
 更に「モデラートとアレグロ・アパッショナート 嬰ハ短調 JS131」。これもオススメ。身を切るような激しさと切なさがいい。途中に現れる穏やかな転調部分も。いつもは交響曲・管弦楽曲を中心に聴いてしまうのですが、室内楽でもシベリウスにはいい作品があるよ、と今日はアピールしておきます。(男声合唱もいいんだけど、今日は時間がないので割愛…。もしお持ちでしたら10枚目をどうぞ)
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by halca-kaukana057 | 2007-09-20 22:47 | 音楽

吃音タランテラ

 すっかり涼しくなりました。暑いとピアノの練習も汗だくで大変なのですが、涼しくなって練習しやすいです。まさに音楽の秋、ピアノの秋。今回の練習報告書。

【ブルグミュラー:タランテラ】
 両手で練習中。どうも右手のメロディーがとりにくい。指の動きが落ち着かず、何度も同じ音を弾いてしまう吃音状態。演奏でもどもることってあるのか…。
 練習中、楽譜をじーっと見ていて、気がついたことがある。右手メロディー部分のスラーの使い方だ。
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上の楽譜だと、「レミファファソラシ・シーレ・レーラ~」と繋がっている。「シシ・レレ・ラ~」だとこれまでは思い込んできた。大切なのは「シ・シーレ・レーラ~」のシーレ、レーラの繋がりなんだと思う。このスラーと八分休符でこの部分にアクセントがつく。そのアクセントがタランテラのリズムなのかな・・・?

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ここは後半部分。ここにもスラーが。このスラーにも意味がある。

 ゆっくり弾くといいのだが、ちょっと調子に乗って速く弾くとたちまち玉砕。まだまだ練習が足りないってことだ、自重しろ>自分。


【シベリウス:即興曲op.5-6】
 前回のことを踏まえて、仕上げ段階に突入中。でも、どうしても苦手な部分が合って、そこになると途端に弾けなくなる。ミス連発、強弱をコントロールできない、等々。そんな箇所は以下。
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前半部分、14小節目。以前も難しいと言っていた場所。未だ克服できません。「♯ド~♯レ~ミ♯ファ♯ソ」の「ミ♯ファ♯ソ」をラを押さえながら弾く。走ってしまうこと多々。さらに、その後のラ・♯ドを押さえつつ「ラ♯ソ♯ファ」へ指をかえるのも。和音のミス多発地帯。調子が悪い時は何回やっても弾けません。

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前半部分、19小節目。ここも以前から克服できていない箇所。ミ・♯ソの和音を弾きつつ「ミー♯レ♯ド」。さらに繋げて♯レ・♯ソを押さえつつ、「♯レー♯ドシ」。薬指、小指が独立しておらず、ぎこちない動きになってしまっている。ここだけ音が目立ち、コントロールできてない。ここが一番難しいと思う。

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後半部分、41小節目あたり。メゾピアノで、8度の和音メロディー。8度の和音を弾くとなると、どうも力が入ってしまってフォルテになってしまう。静かに、スラーで滑らかに8度和音メロディー。これはとても難しい。最初静かに弾けても、後からぼろが出てしまう。特に「ラシドレ~」と繋がるところ。スラーにならず、スタッカートになってる現実。ペダルを巧く使わないと…。でも、使い過ぎると左手の和音と一緒に音が濁る…。困った。

 以上課題点。ここを克服しつつ、完成を目指します。


 ところで、明日9月20日はシベリウスの命日。没後50年の命日です。ということで、明日録音してみようと思う。天国のシベリウス先生から大目玉をくらう(しかもあの禿頭の強面で)かもしれない出来かもしれませんが、現状ってことと、没後50年記念ってことで…。
・第2回録音:シベリウス:即興曲op.5-6のページへ。第2回録音です。
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by halca-kaukana057 | 2007-09-19 22:48 | 奏でること・うたうこと

辛い現実には孤独を 今週の教育テレビ

 先週になってしまいましたが、教育テレビ感想です。

【味楽る!ミミカ】
 「衣いろいろコロッケ」の、見逃した金曜日。規定外のじゃがいもを使ったい組の不正が発覚し、あ組の勝利。アジマル先生はリベンジ成功、あ組メンバーも「天使のスプーン」を獲得し、めでたしめでたし…。想定内です。
 投稿料理の春巻き、美味しそう。以前も春雨入り春巻きがあったね。料理の腕も達者。お姉さん涙目です…。

【クインテット】
 再放送週だけど、お気に入りの「友だちはクラリネット」が放送されてご機嫌です。子供のころからクラリネットと共に生きてきたフラットさん。楽しい時も辛い時も、嬉しい時も悲しい時もいつもこのクラリネットと一緒に過ごし、音楽を奏でてきた。ツイていなくても、鍋焼きうどんが食べられなくても…。そんなフラットさんの半生に触れたようで、とっても心温まる。最後にちらりと写ったフラットさんの古い写真もいいね。


 土曜アニメ2本。今週もまだまだ波乱が続いてます。

【風の少女エミリー】
 第24話「残されたもの」
 シュルーズベリーの学校を卒業して2年。エミリーはニュームーンに戻って小説を書き続けていた。イルゼは演劇学校へ進学、ペリーは弁護士事務所で働きながら勉強を続けていた。そしてテディはパリで若き天才画家として名を馳せているとのこと。一方エミリーは投稿した小説が落選続きで落ち込んでいた。そんなある日、カーペンター先生が授業中に倒れてしまう…。

 2週連続の重いテーマ。カーペンター先生の最期も辛いのだが、作品が書けないエミリーが友人たちの活躍を知るシーンが余計に辛い。仲間たちは夢に向かって着実に前進しているのに、自分は足踏みどころか後退している。自信も無いし、将来も方向性も見えず、意欲も夢もなくなってしまった。見えるのは辛い現実ばかり。…先週はエミリーの気持ちがわからないと書いたが、今週はエミリーの辛さが痛いほど伝わってくる。以前同じような経験をして(病気で仕事を辞めた時)、仲間の知らせも受けたくないと思ったことがあったから。自分が失意のどん底にいる時、周囲を見てますます落ち込んだ。
 創作のひらめきも喜びも失ってしまったエミリーは、倒れたカーペンター先生に胸のうちを打ち明ける。そのカーペンター先生の"最期の"授業。最期の最期まで威厳あるカーペンター先生の姿勢に胸を打たれた。なんてかっこいい先生なんだ。
 ただ、その最期のシーン…ちょっと抽象的だったような。大人はいいけど、対象年齢の子供たちは理解できたのか?(これまでもそんなシーンは山のようにありましたが)


【電脳コイル】
 第16話「イサコの病室」
 残り少ない夏休み。ヤサコはメガばあを迎えに病院へやってきた。還ろうとした2人だが、薬をもらうのを忘れたメガばあのために、ヤサコはひとり病院に戻る。病院の中でヤサコはフミエの弟・アキラと出会う。アキラは電脳ペット・ミゼットを使ってイサコを尾行していたのだ。誰かをお見舞いに来たイサコ。彼女はある病室へと向かっていた…。

 ついに物語の中核が!!ヤサコのおぼろげな記憶の中の"4423"と、イサコの兄がつながった。"4423"=イサコの兄…でしたか、やっぱり。その兄が倒れた理由と、4年前のメガネの子供たちが次々と倒れた事件。それに気付き、調べるハラケンとフミエ。イサコを追う玉子さんと、玉子さんと知り合いだった猫目。これまで謎とされていたものが次々と明らかになった…興奮しっぱなしです。
 その4423=兄について追求するヤサコ。これまでにない積極性。今までは前回も書いたとおり周りに流されっぱなしで、周りに合わせる形だったヤサコ。しかし、前回から例え周りとすれ違い、拒絶されてもかまわず自分の意思で動き始めた。これまでは強烈なキャラのイサコばかりが目立ってきたわけですが、これからはヤサコももっと自己主張して彼女なりのキャラを立てて物語が進みそうです。とっても楽しみ。
 一方、兄のことで心を閉ざしてきたイサコ。"あっち"に行ってしまった兄を取り戻そうと奔走しても、大人には「都市伝説だ」と相手にしてもらえなかったこと。イサコの抱えるものが明らかになった今、イサコとヤサコの関係はどうなる?
 メガネの謎も深まり、物語は一気に加速中。もう目が離せない…。

 ああそうだ、ヤサコの夢の中の"4423"。あれはもしかしたら今の"4423"の声なのかもしれない。電脳空間の"声"を聞くことが出来るヤサコなら出来るかもしれない。"ユウコ"というのはヤサコではなくイサコのことだと思うのだが。「鍵穴に近づくな」というのは今のイサコへの忠告のようにも聞こえるし。ただ、イサコのイマーゴには電脳空間の音を聞く機能が無く、イサコではなくヤサコに聞こえてしまった…のかもしれない。
※これはあくまで妄想です。
 


******

 ところで、時々思うのだ「NHKらしいアニメ」って何だろう?よくニコニコ動画などでNHKのアニメに対して「これNHK?」「NHKでこんなアニメやるんだ」というコメントを見るのですが、その深意がわからない。私は子どものころから民放のよりもNHKのアニメを多く、真剣に見てきたと思う。民放のを観ていないわけではない。民放のでも思い出に残っているものはちゃんと残っている。でも、NHKのもののほうが多い。だから、イマイチ民放のものと比較できない。NHKらしさって…何?
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by halca-kaukana057 | 2007-09-17 21:22 | Eテレ・NHK教育テレビ


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