<   2007年 10月 ( 19 )   > この月の画像一覧

「ドゥムカ」その後

 以前お気に入りの曲だと紹介したチャイコフスキーの「ドゥムカ op.59」。この曲を収録しているCDは少ないのだが、この間見つけたのがこれ。

グランド・ソナタ
チャイコフスキー/上原彩子/ EMIミュージック・ジャパン

 珍しいことに、オール・チャイコフスキーのこのアルバム。チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で優勝した上原彩子さんのデビューアルバムでもあります。…ごめんなさい、上原さんのことは全く知りませんでした。どうも私は日本人音楽家に疎い。

 このCDの解説によると、上原さんはチャイコフスキーコンクールのためだけにチャイコフスキーを演奏したのではないらしい。コンクールでも多くのピアニストが弾くこの「ドゥムカ」や「グランド・ソナタ」を弾かずに、マイナーな曲を演奏している。チャイコのピアノ曲をしっかりと学び、自分にあった曲を吟味してコンクールに臨んだらしい。そしてデビューアルバムはショパンでもラフマニノフでもリストでもなく、ピアノ曲ではそんなに有名ではないチャイコフスキー。しかも協奏曲は入っていない。チャイコを自分の音楽として、真摯に受け止めているように感じられて好印象。

 そんな上原さんの「ドゥムカ」。冒頭からしんみりと入ってゆく。この「しんみり感」を出すのが上手いと感じる。柔らかくて、優しくもある。ずっと聴き続けているアシュケナージのダイナミックな演奏はまさにスラヴの風景を思い出させるけど、上原さんの演奏はより寂れたロシアの農村の、細部までもが見えてくる。チャイコ特有の暗さが、じわじわと伝わってくる。

 これまで私は、スラヴ・ロシア的な暗さが苦手だった。北欧の暗さとは違う、「枯れた暗さ」が漂っていて、救いようがなくて、聴いているのが辛かった。でも、この曲だけは気に入っていて、だんだんチャイコの交響曲・バレエ曲、ラフマニノフやショスタコーヴィチも聴けるようになってきた。暗い曲にも色々合って、救いのない暗さも受け入れる。音楽の嗜好が広かっただけでなく、暗さの違いを認められるようになったのかも知れない。

 このアルバムに収められている「組曲『くるみ割り人形』よりパ・ド・ドゥ ~アンダンテ・マエストーソ」と「グランド・ソナタ」はお見事な演奏。チャイコの魅力をここまで主張した上原さんの心意気に拍手。ちなみに、解説に書いてあったのだが、コンクールで上原さんはリヒテルも好んで引いていたという「ロマンスop.5」という曲を演奏したのだとか。聴いたことがないけど、何故か気になる。是非聴いてみたい。

前の記事は以下
哀しきチャイコフスキー
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-10-31 22:08 | 音楽

この鍵盤の向こう側

 ピアノの練習をしながら、考えたことがある。私にとってピアノを演奏することって、何なのだろうと。

 きっかけは、音楽を楽しんでいる人々を見て、私も音楽で楽しみたいと思ったから。ブルグミュラーを弾いていた友達、「クインテット」のアキラさんたち。聴くだけでも楽しいのだが、自分で演奏できればもっと楽しい。私もやってみたい。そのちょっとした感情がきっかけだった。

 そして子供の頃に練習嫌いで辞めたピアノにもう一度向かった。独学でも、自力でも近づいてみたかった。だんだん指が動いて、その曲の世界に少しでも触れることが出来た瞬間の感覚がやめられない。そこにたどり着くまでが辛いけど、それも己を鍛える試練だと思う。学ぶことも多い。テクニックや作曲家のエピソード、楽典などなど。ただ美しいだけじゃない。心を揺さぶられる秘密が曲の中にある。なかなか理解できないこと、習得できないことも多いが、最初から分かってしまったらそれはそれで面白くないので、このぐらいでいいと思っている。



 だが、ふと思う。私はあるひとつの曲が弾きたいのではなくて、その曲を通して音楽の世界に浸りたい、のではないかと。それぞれの作曲家たちが作った音楽の世界。音楽については素人である私だけれども、その世界を旅したいと思う。作曲家たちが言葉に出来なかった感情を託した曲に触れることで、彼らの人生・生き方・哲学に触れてみたい。そして、その曲にこめられた感情は、その曲を作った人だけの感情とは限らない。人類の歴史の中で繰り返されてきた日常と喜怒哀楽を、先人たちは文章や絵、音楽などの形にして表現し、未来に伝えてきた。その断片のひとつである楽曲に触れることで、人間の思想や感情、歴史にも触れることが出来るんじゃないか。それは今の私にも繋がっている。私と誰か過去の作曲家は全く別の時代・国に生き、違うことを考えて生きてきたけど、似たようなことを感じていたのかもしれない。美しい景色やモノに出会って感動し、親しい誰かを亡くして哀しみ、誰かに恋をしてときめきを覚え…そういう感情の根底にあるものは人類にとって普遍なのかもしれない。だから、過去の誰かが書いた(描いた)作品に触れて「美しい」「楽しい」「悲しい」「切ない」…と思う。その先人を動かした感情を、私も持っているから心を揺さぶられるのではないか。楽曲を通して、先人が体験したことを私も体験しているような不思議。それはその先人が体験したことと全く同じではないけど、楽曲を通して蘇ってくるような気持ちになる。


 だから、私にとってひとつの楽曲を演奏することは、"目的"ではなく"手段"ではないか。ある楽曲が弾けるようになることが"目的"じゃない。そこは私の目指しているゴールじゃない。その楽曲にこめられている感情と、楽曲を通して伝えたいことを表現する"手段"だと私は思う。言葉では表せないことを考え、伝えるベースとなるものであり、人間の感情を形にするひとつの方法。でも、楽曲が"手段"だからと言って、それを軽んじている訳ではない。その楽曲があってこそ、気がついた感情や想いがある。そして、その楽曲にこめられている感情を表現するためには、しっかりとした基礎や技術も必要。基礎や技術、楽曲理解が足りないせいで十分にその曲にこめられたものを表現できず、楽曲を台無しにしてしまうから。

 私にも、弾きたい曲はある。だが、その曲を弾けるようになることがゴールなのか、これまでモヤモヤを感じてきた。ただ「弾きたい」と言うのは楽。それを弾いて、どうしたいのか。これまで考えてこなかった。

 楽器を演奏して食べて生きている、プロの演奏家はそうはいかないかもしれない。でも、私のような趣味のアマチュア(しかも独学)なら、そんな考えを持っていてもいいかと思う。

 この鍵盤の向こう側にあるもの、この楽譜に繋がっているもの。それを自分に繋げるものが、音楽であり、楽曲であると思う。これまでモヤモヤとしていたゴールが、おぼろげながら見えてきた。


【追記】
はてなブックマークでのコメント、どうもありがとうございます。リンク貼っておきます。
この記事のはてブコメント一覧
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-10-29 22:06 | 奏でること・うたうこと

よしお兄さん隙間問題 今週の教育テレビ

 今週の教育テレビレビュー。遅くなりました。

【おかあさんといっしょ】
 はてな界隈でよしお兄さんの周りに奇妙なスペースがあることが話題になっている。
米:マジで、天使なんかじゃない
 冒頭の歌のシーンで、ゆうぞうお兄さんやしょうこお姉さんの周りには子供たちが寄り添っているのに、よしお兄さんの周りには何故か隙間が開いていて、よしお兄さんが孤立しているように見える。そう言えばそうだ。前から気にはなっていた。「ぱわわぷたいそう」では子供たちと仲良く体操し、「スプラッピスプラッパ」でもまゆお姉さんと作るトンネルを子供たちは楽しそうにくぐって行く。よしお兄さんと嬉しそうにハイタッチする子も。だから嫌われているとは考えにくい。今日の放送では、あまりスペースは開いていなかった。冒頭の「こまったゾウさん」でも、子供たちと楽しげに手遊びをするよしお兄さん。…あれ?いつもスペースが開いているわけではないのか?
 結局よくわからないまま。でも、私はよしお兄さんが大好きです!!

 ちなみに、「こまったゾウさん」PVクリップの、困った顔のゆうぞうお兄さんの表情が気に入っています。本当に困った顔をしている。ゆうぞうお兄さんは表情の演技も上手い。



【電脳コイル】
第22話「最後のコイル」
 黒いサーチマトン(以下黒サッチー)に追われるイサコ。とっさのところを助けたヤサコは、イサコと小此木家に避難する。イサコはヤサコに傷の手当をしてもらうが、そこへ京子がやってくる。バグが増えて瀕死のデンスケを治療できないかと頼まれるイサコ。デンスケを診るうちに、イサコはデンスケの秘密に気がつく。そしてデンスケの秘密が隠されているかもしれないおじじの部屋へ向かう3人。そこで眼にしたものは…。


・冒頭のは玉子さん?(ミチコさんらしいです)世界をどうのこうのって…?手に持っているのは4423の人形…??
・兄信彦(4423)は既に死んでしまっているという真実を知り、失意のイサコ。「私は何も出来なかった」と無力さを感じ、嗚咽を漏らす。あの自信満々で黒客やフミエに立ち向かっていったイサコが、こんなになってしまうなんて…。
・そんなイサコを助けるヤサコ。いじめや噂に流されず、「天沢さんと友達になりたい」という一途な気持ちを貫き通す。ヤサコ…本当に強くて優しい。
・心身ともにボロボロなのに、ずっと一緒だったモジョを介抱するイサコ。モジョの可愛さが光る回でした。
・瀕死のデンスケ。そのデンスケにはとんでもない秘密が。ただの電脳ペットではなかったのです。
・強制フォーマットでメガネが使えなくなる大黒市。とんでもない迷惑行政だ。
・タケルが猫目の弟だった件。ああ、そう言えば似ている。つまり、「猫目タケル」が本名な訳か。よりによって猫目かよ………。
・イサコを追い詰めたピンクミゼットはタケルのペット。前回のあの声もタケル。…可愛い顔して、そんな腹黒な奴だったのか。タケル、絶対許すまじ!!
・メガマス社と関係のある猫目兄弟。メガマスの手下ではあるが、メガマスとは別の目的を持っている様子。猫目兄弟の父って、誰?
・兄・宗助と話している間も上から様子を伺っているピンクミゼット。兄弟の会話なのに、盗聴・盗撮する必要ってあるの?もしかしてアキラと同じように「兄の加虐行為」なんてデータリストを作っているのか?または、ピンクミゼットは実はメガマスのスパイで猫目兄弟のことを監視している、とか?それで、ヤサコのおじじの部屋のことがすぐにメガマスに伝わり、黒サッチーのお出まし…に繋がったのかも。
・ついに明かされたおじじの部屋と秘密。おじじは古流の創設者にして、暗号屋でもある。メガマスから派遣されてコイルス社のことを調べていたって…おじじはメガマスのスパイ?
・玉子さん、本当にきれいな身体のラインをしています。そんな玉子さんの「追跡班」になったダイチ。普段はドジでカッコ悪いけど、きっとダイチなら今後いい位置で活躍してくれると思うんだ。がんばれ、ダイチ!!
・おじじのコイルタグで、ヤサコが…!!ついに覚醒したよ!次回からは暗号屋の"2人のユウコ"・ヤサコ&イサコ最強伝説のはじまりか?!

・と思ったら、来週は総復習ですって…。何故今のタイミングで…。NHK視聴者に親切すぎです!
・一気に放送しないで、おさらい編も含めながらゆっくり放送する方式の番組は初めて観た(でも、再放送の多い教育テレビの教育番組に近いものがある)。磯監督はじめスタッフの皆さんがじっくり作品を作っているようで、アニメーターのプロ根性を感じる。期待してます!NHKもその心意気を理解しているからこんなことが出来るんだろうなぁ。
・ということで、途中から観て話が飲み込めてない方、気になっていたけどもう最後なので観るのを諦めていた方、手っ取り早くストーリーを知りたい方、是非土曜日の総復習をご覧ください!
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-10-29 21:42 | Eテレ・NHK教育テレビ

ヴィンランド・サガ 5

 ヴィン・サガ5巻出ましたよ。

ヴィンランド・サガ 5
幸村 誠/講談社アフタヌーンKC/2007

 クヌート王子を救出したものの、雪で道を阻まれてしまったアシェラッドたち。彼らはマーシア伯領の村を襲い、冬の間そこに潜伏することにした。一方、アシェラッドたちを追うトルケルたちもマーシア伯領内の村にいた。そしてアシェラッドたちが襲った村の唯一の生存者・アンの話から、アシェラッドたちの行方をかぎつける。見つかったことの話で、アシェラッドに呼ばれたラグナルだったが…。


 4巻でようやく内面が見えてきたアシェラッド。それなのになんですかこの展開は…。4巻の感想で、アシェラッドたちの大虐殺に「ドキドキした」と言っていたアンの今後の動向が気になると書いたのに、アンはアシェラッドたちのことを他言しただけ。そうですか…。

 これまで、アシェラッドはその明晰な頭脳と思い切りの良さでヴァイキングたちの信頼を集めてきた。しかし、ちょっとの困難でその関係が崩れてしまう。ヴァイキングたちの主従関係がよく見える。日本の主従関係のように何があっても主についてゆくのではなく、裏切りや下克上は当たり前。実力だけがものを言う関係だったのか。アシェラッドも
「オレもオレの主を選ぶ。オレの主はオレがついていきたくなるような男であるべきだ」(84ページ)
と言っている。多くの者が裏切っても、アシェラッドの下で動くビョルンとトルフィン。ビョルンは日本的な主従関係のようなところを持っているように感じる。トルフィンの場合、父・トールズの敵討ちのためその前に死んでしまっては困るという理由だが、ある意味トルフィンはアシェラッドのことを良く見ているし、アシェラッドもトルフィンをいい戦士と認めているんだろうな。2人とも口には出さないが。

 一方、成長し続けるクヌート王子。これまで何も語らず、ただ黙っているだけの王子だったが個性・思想が一気に見えはじめる。クリスチャンとしての考え、父であるデンマーク王・スヴェン王に対して思っていること、ラグナルに対して思っていること…。口数が少ないため、その内面を慮るのに苦労するキャラでもある。今回ラグナルとの突然の別れを経て、今後どう化けるか。しかし、料理が得意だったとは驚いた。

 トルフィンも口数が少なく、その内面を慮るのに苦労する。言葉よりも戦闘で物事・感情を言うところもあるかも知れない。そんなトルフィンとトルケルのリターン・マッチ。楽しみです。

 しかし5巻は残虐シーンが多くて…読むのがきつかった。この漫画は本当に面白いんだけど、残虐シーンはまだまだ苦手です。最後に一言。アシェラッド、死ぬな…!



 ヴィンサガから話はずれますが、帯に大変なことが書いてあった。幸村先生の前作「プラネテス」の小説版が来月出ます!!11月15日、小説は常盤陽さん。漫画・アニメとはまた別の「プラネテス」が味わえるようでとても嬉しい。発売を楽しみに待ちます!

 一応ご存じない方のために簡単に解説。
プラネテス (1)
幸村 誠 /講談社・モーニングKC
 時は2070年代。使用済みになった人工衛星や宇宙船の部品などが宇宙空間に散らばり、「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」の問題が深刻化した時代(現在でも大きな問題です)。スペースデブリ回収業者の星野八郎太(通称:ハチマキ)、ハチマキの上司で女船長のフィー、ハチマキの同僚のロシア人・ユーリ、後輩で「愛」が口癖の日本人女性・タナベの4人を中心に、宇宙で繰り広げられる人間ドラマ。人間の感情がリアルに伝わってくる、とても面白いマンガです。




プラネテス 1
/ バンダイビジュアル
 2003年、NHKでアニメ化もされ、原作とはちょっと違った設定・ストーリーがまた面白かった。登場人物も増え、人間関係と彼らの内面がより複雑に。さらに真空の宇宙空間での音の伝わり方や宇宙服などの技術も原作以上にリアル。いいアニメ化でした。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-10-28 22:13 | 本・読書

脱力覚え書き

 モチベーションも元通りになり、練習を続けています。しかし、相変わらずミスタッチは目立つし音は汚くうるさいしで、自分の出す音にうんざりしてばかりです。でもがんばるぞ。

 そんな今日の練習中に気付いたこと。これまで私は手・指・腕に力を入れて演奏してきた。脱力について頭で理解はしても、実際には出来ていなかった。しかし今日の練習中、腕の力を抜いて、肩と上腕から力を入れるように弾いてみたら、腕と指が楽になっていい音を出すことが出来た。これまで指に力を入れていたため速いパッセージや前打音が苦手だったのに、この方法だとさらりと弾ける。さらに、8度の和音も弾きやすい。ふわっと和音を出せる。これが本当の脱力だったのか?!この間読んだ中村紘子さんの本で、ひじがばたつくと上手く弾けないと書いてあったが、肩と上腕から音を出すようにすれば腕は安定し、ひじもばたつかない。このことだったのか…。

 まだ慣れないため、右手は出来ても左手はまだ腕に力が入っていたり、速いパッセージでは元通りになってしまったりする。また、脱力しすぎて指がヘナヘナになってしまうことも。でも、これから練習を重ねていけばマスターできるはず。試行錯誤の結果、ようやく見つけた脱力の方法。これで演奏に磨きをかけられたらいいなぁ。

 …で、これで合っているんでしょうか。自己流になっていないか不安。

 あと、今月中にシベリウス完成版録音は無理かも。11月ものんびり続けているかもしれません。ブルグミュラー「タランテラ」も録音したいのだけど、まだ安定しないので録音できず。やっぱりカッコイイ曲は難しいです。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-10-24 22:29 | 奏でること・うたうこと

いないいないばあっ!名曲アワー 今週の教育テレビ

 今週の教育テレビ感想。

【おかあさんといっしょ】
 今月の歌「こまったゾウさん」が迷走中。当初はスタジオで子供たちと一緒に収録だったが、放送第2週で突然クリップPVに変更。その理由は中指を立てるという手遊び動作が放送上よくない、とされたかららしい。しかし、今週スタジオ収録に戻る。一体何があったんだ?以前「ガリダリシュッポン!」が突然その前の月の歌の「まっしろしろすけ」に1週間だけ変更ということがあったが、その時の理由もいまだ解明されず。裏で何かあったのか。歌自体もパッとしない歌だけに、今後どうなるかが心配。黒歴史確定か?今回の件も説明ぐらいはして欲しい…。
 「こまったゾウさん」PV差し替え問題について詳しくは以下2つのブログが詳しいです。
おかあさんWITH:今日のおかあさん☆10月9日(火)☆
ETVグループ NHK教育で行こう!:こまったゾウさん問題


【いないいないばあっ!】
 先週と今週の歌に「そうじきロック」。りなちゃん時代からの名曲です。りなちゃんが現役(?)だった頃、初めて見て衝撃を受けたことを覚えています。ワンワンが掃除機を抱えて歌い踊りまくる。本当にワンワンがノリノリ。ワンワンがソロで歌う歌はとにかくすごい。「スーパーワンのうた」とか。りなちゃん時代の名曲といえば、「せんたくジャブジャブ」も外せないなぁ。


【クインテット】
 今週は再放送週。「鉄道の日」鉄オタバージョンを今週に持ってきましたか。しかもまた同じ内容。だからドヴォルザーク(以下略)
 すっかり秋の歌が多くなりましたね。「里の秋」の切なさと、赤白歌合戦のムチャクチャっぷりが好きです。


【味楽る!ミミカ】
 今週のテーマはハロウィン。カボチャのお菓子です。ハロウィンで盛り上がる味楽来の街。商店街も仮装した子供たちにお菓子をあげるイベントを行ったが…やってきたのはあの悪魔の七つ子ちゃん。当然のことながらやりたい放題。あがりちゃんのくるり寿司も営業妨害を受け、営業できず。相変わらずだ…。
 カボチャとホットケーキミックスを使って、いろいろなお菓子のバリエーション。これは今までにない形。ケイコ先生も七つ子ちゃんもびっくり。カボチャのスコーン。時間があったら作る。



【電脳コイル】
第21話「黒いオートマトン」
 夏休みも終わり、新学期。2学期からヤサコたちは駅前のビルに移転した学校に通うことに。その学校には駅向こうの第1小の児童たちも通い、ヤサコはタケルと再会する。しかし、新学期になってもハラケンは目を覚まさず、眠ったままだった。一方のイサコは、第1小の子供たちから目をつけられ…。

・何という展開。イサコ…イサコぉ…。あまりにもイサコが置かれている状況がひどすぎて、観ているのが辛かった。家にも学校にも居場所がないイサコ。唯一の理解者である兄・4423にも新事実が。その展開は無いよ…。
・新しい学校はビルの屋上。何じゃそりゃ?!しかも学校が配布するプリントもメガネで配布なのか…。すごい時代だな。
・イサコを狙う第1小の子供たち。その背後にいるピンクのミゼット。これは猫目のペット…なのかな?はっきりしない。
・ヤサコと再会したタケル。タケルも第1小の子供たちの仲間か?だとすると今後ヤサコと対立もありうる。
・イサコに関して、意見が食い違うヤサコとフミエ。フミエは何があってもイサコとは解り合いたくない模様。一方、これまで誰かの意見に合わせてきたヤサコは自分の意見を貫き通そうとしている。ヤサコ、成長したなぁ。
・箒でチャンバラをするダイチ&デンパ、マイコ先生、アイコが今回の救いです。
・許すまじ猫目。しかし、猫目の奥にはさらにメガマス社がいて何かを企んでいる様子。後5回でとんでもない展開になりそうだ…。
・黒いオートマトンは神社も入れます。出てくる時、サッチーは"郵"の字が浮かび上がっていたが、この黒いオートマトンは"法"の字が浮かび上がっていた。法…法務局?サッチーは郵政局の管轄で、相性の悪いお役所が管理するドメインには入れなかった。法務局だとすると、法律で例外のドメインは無いってことか…。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-10-21 21:53 | Eテレ・NHK教育テレビ

オレ様ガーリック

 イラストは、気が向いた時しか描けません。だから不定期です。今日のイラストは「やさいのようせい」のガーリック。「妖精たちの演奏会」の回のガーリックが可愛すぎます。




 今回も色鉛筆。デジタルは諦めた\(^o^)/

 ところで、「やさいのようせい」DVDがいよいよ12月に出ます。DVD-BOX情報はこちら(やさいのようせい公式サイト)特典がいいなぁ!高いけど欲しいぞこれは…。ということで今から貯金中。来月11月にはアンサンブル・ベガのCDも出るし、12月には毎年恒例クインテットCDも出るだろうし…。貯金頑張りマス。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-10-19 22:40 | イラスト・落描き

ピアニストという蛮族がいる

 ruvhanaさんのブログで見つけた本。ピアニスト・中村紘子さんによる、ピアニストノンフィクション。ピアニストから見たピアニストって、どう見えるんだろう?

ピアニストという蛮族がいる
中村 紘子/文春文庫・文藝春秋社/1995(単行本は1992)

 この本を読んでまず感じたこと。ピアニストとはなんて哀しく辛く、ひたむきでけなげで、かつ滑稽で大真面目な生き物なんだろう(ピアニストに限らず、音楽家全般に言えることかもしれない)。この本で紹介されている古今東西のピアニスト…ホロヴィッツにラフマニノフ、パデレフスキー、ミケランジェリ…、そして2人の日本人ピアニスト・幸田延と久野久。彼らの生き様を読んでいて、複雑な気持ちに襲われた。私たちは素晴らしい演奏を求めてピアニストたちの演奏を聴く。プロであれアマであれ"音楽評論家"たちはその演奏をああだこうだと論評し、人気ピアニストにはファンが群がる。しかし、その内面でピアニストたちは何を考え、どう生きてきたのだろう。この本を読んで、ピアニストも一人の人間であったと感じずにはいられない。当然のことで、世界中のピアニストの方々には失礼な言葉になってしまうが、ピアニストにも音楽・演奏以外の生活の時間があり、家族関係があり、人間関係があったことを、私は忘れてしまっていた。

 CDに収められた演奏も、コンサートでの演奏も、そのピアニストにとっては"ピアニスト人生"の一場面でしかない。いくら上手いピアニストでも、全く同じ演奏は二度と出来ない。その二度とない、人生の一場面でしかない演奏を聴いて私たちは一喜一憂している。ただ、その一瞬の演奏がどんなに重いものか、彼らは知っている。コンサートであれ、録音であれ、自分の前に聴衆がいて、自分の演奏を待っていることをよく知っている。だからこそ大真面目に、一般人から見れば滑稽で変な行動をとりつつ、時に神経をすり減らしてまでピアノに向かい、一度きりの演奏に臨む。その姿があまりにも哀しく、あまりにもけなげに感じられる。


 不安定な精神と、大指揮者トスカニーニの娘である妻・ワンダに振り回され続けたホロヴィッツ。今、ホロヴィッツのベートーヴェンを聴きながらこの記事を書いているのだが、演奏からはこの本に書いてあるようなことは感じられない。滑らかで優しく、でも力強く雄弁な演奏にため息が出る。この演奏を録音した時、ホロヴィッツは何を考えていたのだろう?辛くは無かったのだろうか。そんなことを考えてしまう。以前「演奏を聴いてその人間のことがわかる」という意見に納得できなかったことがあったが、やはり私は納得できないと、ホロヴィッツの演奏を聴いて感じる。

 この本の中で最も衝撃的だったのが、明治・大正時代の日本人女性ピアニスト・幸田延と久野久のことだ。明治の文明開化と共に日本人最初のピアニストとなった幸田延。最初の"純国産ピアニスト"となった久野久。彼女たちが開拓した日本のピアノの歴史。その開拓は悲劇の連続だった。西洋クラシック音楽なんて一度も聴いたことが無いのに(コンサートもレコードも無い。この本の中でも触れているが、伊藤博文がリストを一回でいいから日本に連れてきて欲しかったと私も思う)、西洋音楽に圧倒され、のめりこみ、大海原に飛び込んだ2人。日本の西洋音楽の先駆者となったはいいが、彼女たちの生き様は満ち足りたものではなかった。ウィーン留学で身につけた自立精神が、男尊女卑の残る明治時代の日本で攻撃の標的となった延。幼い頃に持った足の障害に加え、ヨーロッパ留学で文化的にもピアノの技巧・表現的にも徹底的に打ちのめさせられた久。現在、日本で一番ポピュラーな楽器となったピアノ。その原点となった2人の重すぎる苦労があったからこそ、今こんな私でものんびりとピアノを弾いていられるのだろう。延と久に対して、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで一杯だ。


 中村さんはこの本の中で、
「社会との健康的なつき合いが才能ある人間ほど少なくなってしまうため、一般の常識からみれば、どこかピントの狂った頓珍漢が多いのである。ゆめゆめピアニストなんぞを女房にするものではない」(286ページ)
と言っている。とは言え、そんなトンチンカンな部分も含めて、ピアニストは人間として魅力的だと思う。血のにじむような努力を続けるピアニストたちに比べたら、私は「お気楽ゆとりヘボピアノ弾き」("ピアノ弾き"であって"ピアニスト"ではない)とでも言おうか。これからも、そんな哀れで滑稽でけなげな部分も全部ひっくるめて、ピアニストたちの演奏を楽しみ、学んでいけたらと思う。ピアノを弾く方、ピアノじゃなくても楽器を演奏される方、音楽を愛する方全てにお薦めいたします。

 ruvhanaさんの記事はこちら。
「ソナチネに毛が生えた:『ピアニストという蛮族がいる』」
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-10-17 22:31 | 本・読書

あかるいショスタコ

 まだまだ続いています"ショスタコ祭り"。前回は交響曲ばっかりでしたが、今回は管弦楽曲を。ショスタコーヴィチと言うと暗い、重い、鋼鉄のようなカッコよさ…等々のイメージが出てくるのですが、このショスタコは一味違います。

ショスタコーヴィチ:ジャズ音楽集
リッカルド・シャイー指揮/ロイヤル・コンセントヘボウ管弦楽団/ユニバーサル ミュージック クラシック


 ショスタコーヴィチはジャズにも関心があり、ソ連でのジャズの普及・バンド演奏の向上を目的として作曲されたのが「ジャズ組曲第1番」、「舞台管弦楽のための組曲(ジャズ組曲第2番)」(*この「第2番」は本当は別の曲のことで、その曲は最近になってようやく発見されたらしい。)

 ジャズなんてアメリカを中心とする西側の音楽のはず。それがソ連で演奏されていたことに驚く。ただ、"ジャズ"と言ってもワルツやポルカなど舞曲が元になっていて、現在私たちが一般的に"ジャズ"と呼ぶものとはちょっと違う。ジャズとクラシックを融合させた作曲家と言えばガーシュウィンだけど、そのガーシュウィンの音楽とも全く違う。"ショスタコ節"と言ったらいいのだろうか、どことなく暗くて、スラヴ調のメロディーも見え隠れする。

 それでも、ショスタコーヴィチの音楽にしては明るい。戦争の暗さとか、ソ連の共産体制の重さとか、そんなものが感じられない。お洒落で、軽々として、コミカルな部分も。聴いていて楽しいのは「舞台管弦楽のための組曲」の方。底抜けに明るい曲から、悲哀を感じる曲までバラエティに富んでいる。第1曲「行進曲」から驚いてしまった。これ本当にソ連の曲?!アメリカと違う!?組曲の多くは舞曲が元になっているのでバレエ音楽かミュージカルの音楽を聴いているかのよう。この2つの組曲で何かストーリーを作って、舞台音楽としてやってみても面白かったんじゃないかと感じる。

*このCDはジャスミンさんにオススメしていただきました。ありがとうございます。

 最後に、このCDに収められている「ピアノ協奏曲第1番」はショスタコ節全開です。ピアノの超絶技巧が恐ろし過ぎます。そんな「ピアノ協奏曲第1番」のピアノソロを演奏する若かりしショスタコーヴィチの映像がニコニコ動画にあったのでリンクしておきます。ショスタコーヴィチのピアノは、あのショパンコンクールにも出たことがあるほど。すごいわ…。アカウントなし&時間外で見られない方ごめんなさい。
ニコニコ動画:【クラシック】ショスタコーヴィチの若かりし日の実演映像
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-10-16 22:35 | 音楽

優しく勇ましく、切ない少女たち 電脳コイル第20話

 今週はコイル感想のみの週刊NHK教育レビュー。今週のコイル、とんでもなく面白いです!

第20話「カンナとヤサコ」
 京子を救出し、家の外に出ようとするフミエとヤサコ。しかし、イリーガル「ヌル」が次々と襲ってくる。その2人を間一髪のところで、バイクで駆けつけたオバちゃんとメガばあが救出する。オバちゃんは家の中にもサッチーを入れ、古い空間を削除させる。一段落ついたところへ、今度はハラケンが再び通路へ向かったと連絡が入る。ハラケンを助けるためバイクで急行するオバちゃん。その後を追うヤサコだったが…。


 以下感想箇条書き。ネタバレ率高いです。ご注意。

・今回、これまでは子供たちの敵だったサッチーとキュウちゃんが子供たちの味方になります。というよりも、玉子さんが子供たちの敵だったわけか。
・玉子さんがこれまでメガネの違反に厳しく、古い空間を片っ端から容赦なく消しまくっていた理由。4年前、暗号屋だった玉子さんが引き起こした事件。その後始末をするためだったのか。自分でやってしまったことは自分で後始末を付ける。そんな玉子さんが切なく、とてもカッコいい。
・ということは、その4年前に玉子さんが引き起こした事件で、4423があっちに行ってしまったってことか?その事実をイサコは知らないだろうし(何があったかは知っているだろうが、誰がやったかは知らないはず)、玉子さんも知らないかも。知ったら大変なことになりそうだ。
・イサコが言っていた「1年前」の事件。イサコが開けた鍵穴通路にカンナが巻き込まれた…のか?イサコはそれを知っているっぽい(ハラケンは知らない)。だからこそ、今回はハラケンを救わなければと必死になったのだろう。
・そんなイサコが、玉子さんにかぶる。2人は似た者同士なんだろう。
・ハラケンを助けるため、わざとヌルに触られ電脳体を分離させたヤサコ。今週もヤサコが強い。
・これまで近づこうとしても隔たりがあったヤサコとイサコ。ハラケンを助けるという目的のために今回初めて手を結んだ。ハラケンを助けるため、兄・4423を助けるためにこれまで集めたキラバグを使ってしまう。しかも猫目の制止を振り切って。そんなイサコがとてもカッコよく、いい子です。
・あっちでカンナに会うヤサコとハラケン。ハラケンには聞こえないカンナの言葉を、ハラケンに伝えるヤサコが切なすぎる。本当にいい子だよヤサコ。そして消え行くカンナがヤサコに伝えた言葉も。
・イサコの暗号を使ってハラケンを元に戻す…ついでにヤサコ告白。カンナの言葉を聞いて、吹っ切れたものがあったのか。これからはハラケンもカンナのことを悔やまなくてもいいだろうから。
・通路を消すため、登場したのがキューブ型の黒いオートマトン。猫目が操っている模様。その黒いオートマトンとキュウちゃん、サッチーのレーザーバトルシーンがすごい。圧倒された。まさかコイルでこんなアクションシーンが見られるとは。
・サッチー強化型、最強版登場。眼が怖い。サッチーを強化させた玉子さんのタグには、暗号の要素も入っていたんだね、やっぱり。そのサッチーがとにかく勇敢で、飼い主である玉子さんに忠実。サッチーがこんないいキャラだったなんて。
・「電脳コイル」の謎も解けました。いや、何故起こるかがまだわかってない。未知の電脳世界・Cドメイン。まだまだ謎は深まりそう。
・猫目は何を目論んでいるんですか。猫目が何をたくらんでいるのか、玉子さんは把握済み?イサコは?今後、猫目に立ち向かうためにイサコと玉子さんが手を組む…可能性はあり(今週がそのきっかけになるか)。そしてその猫目が最後に会話していた相手って?ラスボスついに登場か?


 来週はこの黒いオートマトンの謎が明かされるのかな。最終回まで思いっきり楽しませていただきます。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-10-14 22:19 | Eテレ・NHK教育テレビ


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)

プロフィールを見る

お知らせ・別サイト

管理人HN:(はるか)
 熱しやすく冷めにくい、何が好きになるかわからない好奇心のかたまり。このブログでは好きなものを、好き放題に語ってます。

プロフィール
*2014.9.5:更新
はてなプロフィール:遼(halca-kaukana)



web拍手を送る






日々のログ:今、ここ、想うこと
または:Twilog

はてなブックマーク
Mielenkiintoinen!

気になること、関心のある記事や参考にしたサイトなどのブックマーク集。コメント多め。

◆ピアノ録音置きブログ:Satellite HALCA

☆「はやぶさ2」、小惑星リュウグウ目指して順調に飛行中!☆
管理人・遼も小惑星探査機「はやぶさ2」を応援しています。



あかつき特設サイト
JAXA:金星探査機「あかつき」特設サイト

☆祝!「あかつき」は金星の衛星になりました☆
金星軌道上で観測準備中!

最新の記事

BBC Proms(プロムス..
at 2017-08-18 23:48
惨敗。 ペルセウス座流星群2..
at 2017-08-14 21:43
BBC Proms(プロムス..
at 2017-07-31 22:32
BBC Proms(プロムス..
at 2017-07-14 23:08
青い海の宇宙港 春夏篇 秋冬篇
at 2017-07-10 22:58
夏のペンギン切手&特印
at 2017-07-05 21:07
四人の交差点
at 2017-07-01 22:43
マッティは今日も憂鬱 フィン..
at 2017-06-23 22:49
イリジウムフレアを見たくて
at 2017-06-20 22:21
6月はばらの季節
at 2017-06-12 22:49

カテゴリ

はじめにお読みください
プロフィール
本・読書
宇宙・天文
音楽
奏でること・うたうこと
Eテレ・NHK教育テレビ
フィンランド・Suomi/北欧
イラスト・落描き
日常/考えたこと
興味を持ったものいろいろ
旅・お出かけ
information

タグ

以前の記事

2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
more...

検索