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戸塚教授の「科学入門」 E=mc2は美しい!

 昨年7月亡くなられた物理学者・戸塚洋二先生。「スーパーカミオカンデ」でニュートリノの観測をし、師である小柴昌俊先生についで、ノーベル賞受賞は間近と言われていた。しかし末期のガンのため、受賞前に無念にもこの世を去ってしまった。その戸塚先生が自身のガンの治療についてや、育てている花のこと、そして科学のことについてブログを書かれていた。一度読んだことがあったのだが、戸塚先生が筆者だったとは全くわからなかった。

A Few More Months(その後、「The Fourth Three-Months」と改題)

 このブログの「科学入門」の部分をまとめ、さらに最期のインタビューや、講演記録を収めたのがこの本です。

戸塚教授の「科学入門」 E=mc2 は美しい!
戸塚 洋二/講談社/2008
(*「mc2」の2は累乗の2です)

 冒頭に収められた「最後のインタビュー」を読んでいると、戸塚博士の科学への熱い想いと若い世代への期待を強く強く感じる。大学・大学院でのこと、師である小柴先生とのエピソード、ドイツで研究していた時の話、奥様とのこと、環境問題について思うことなどなど。第一線で活躍する科学者であるのに、まだまだ勉強が足りない、もっと勉強したいことがある、と。もっと時間が欲しい、と。ガンを抱えているのに、その尽きない好奇心と、意欲と、情熱に心打たれた。

 「科学入門」の部分も、難しいけれども戸塚先生の温かい語りかける文章に助けられながら読んでいる。アインシュタインの特殊相対性理論が物理学の世界をどう切り拓き、革新していったのか。それに基づいて、太陽がどうやって輝いているのかを解き明かし、またニュートリノの観測という謎と問題が生まれる。光と宇宙の形成について。あらためて宇宙論は難しいけど面白いと実感した。昨年、ノーベル物理学賞を受賞された小林誠・益川敏英両先生のクォークの話も出てきます。

 難しい数式も、結構出てきます。でも、それよりも戸塚先生の語る「科学の面白さ」に引き込まれてしまって、文章だけでも読みたい、理解したいと思い読み進めた。裕子夫人による「出版にあたって」の部分に、こう書かれてある。
夫はここにある文章を投稿する前に、「君にもわかれば誰にでもわかる」と私に読ませました。私が率直に「難しい。数式が出てくると飛ばして読んでるの」というと、「これを読むのは優秀な子供たちだから大丈夫だと思う。それに、もしわからなくても、何かのきっかけになればそれでいい」と申しておりました。
 私も、この「科学入門」が、若い人たちが科学を考えるきっかけになれば幸いだと思います。
(5ページより)


 さらに、この本の中でアメリカの理論物理学者・ジョン・バコールについて語られる部分があります。バコール博士は、ハッブル宇宙望遠鏡の建設を推進した方。ハッブル望遠鏡をシャトルで打ち上げ後、トラブルでピンボケの画像しか撮れない事が判明。バコール博士はすぐに修理をしなければならないとアメリカ下院に赴いた。その時に、彼は「宇宙望遠鏡で何が観測できるか」ではなく、予想外のものを見つけるのが科学だ、と。どういう風に質問していいかわからないような発見でないと、面白くない。想像もしないような対象物を観測することが、発見の醍醐味なんだ、と述べ、予算もつき修理が決まったのだそうです。

 「難しい」「すんなり理解できない」「予想もしなかった」ものこそ面白い。科学には、宇宙にはそれが沢山ある。わからないものだらけだ。ニュートリノもそのひとつで、研究を通して戸塚先生はその面白さを長年にわたって実感してこられたと思う。この「科学入門」で、もっと沢山の人に科学の面白さを伝えたい。きっかけになるだけでもいい。そんなメッセージをこういう形で残してくださって、本当にありがとうございましたと伝えたい。ブログと合わせて読むと、戸塚先生の科学者として、人間としての生き様に触れられる。もっと、戸塚先生の語る科学のお話を読みたかった。早過ぎる死が、本当に惜しまれます。

 最後になりましたが、戸塚先生のご冥福をお祈り申し上げます。
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by halca-kaukana057 | 2009-01-30 23:01 | 本・読書

「ぐ~チョコランタン」、終幕へ

 「おかあさんといっしょ」の人気コーナー「ぐ~チョコランタン」が、今年度でついにおしまいだそうです。

Yahoo!ニュース:webザテレビジョン:「おかあさんといっしょ」の人形劇“ぐ~チョコランタン”が9年の歴史に幕!

 9年も続いていたんですね。バナナが大好きなスプー、アイドルを目指すアネムとのんびり屋さんのズズ姉妹、料理が得意な関西弁の発明家ジャコビに、ETV最強の老賢人・ガタラット。毎日楽しく、時にはケンカやお互いを誤解することもあるけれど、仲良く暮らしてきた4人。そのぐ~チョコの仲間たちともお別れなんですね…。寂しいです。スプーは、前代歌のお姉さん・はいだしょうこお姉さんが、「芸術的」とも言える絵描き歌で描いた絵が評判になって知名度もアップしたことも。

 この「ぐ~チョコランタン」。お話は結構SFです。おばあちゃんの病気が治るようにお願いするため、何でも願いを叶えてくれるという「ラグナグ星」の王様に会いに行きたいと思っているアネム・ズズ姉妹。ジャコビも得意の発明で宇宙船を開発することで、それを応援している(いまだ完成せず)。そこへ、自分が何者か、どこから来たのかも忘れてしまった男の子がやって来る。それがスプー。スプーは一体何者なのか。そして、アネムたちはラグナグ星に行くことが出来るのか。昨年の夏特集で、スプーたちが夢の中でラグナグ星に行くというお話がありましたが、それを引っ張るのか、どうなのか。お話の行く末が気になります。
*過去記事:教育テレビは夏スペシャル 今週の教育テレビ


 キャラクタも個性的で、観るのが楽しかった。最初は謎の生物にしか見えなかったけど…。食いしん坊で楽天的なスプー。番組最後に流れる歌「スプラッピスプラッパ」も今年度で最後になるんだね。アイドルを目指し、おしゃれ道を突き進むアネム。ヴァイオリンも演奏するが、これがひどい演奏で…。アネムを「クインテット」のアリアさんに弟子入りさせてみてはどうだろう?一方手が短いマイペースな妹・ズズ。しかし、ズズは「妹」であることに劣等感を抱くことも。「おねえちゃんになりたいの!」という言葉、これがズズを表す一言だと思ってる。次々と愉快な機械を発明し、チョコランタンに歓喜とハプニングを巻き起こすジャコビ。アネムへの淡い想いも、どうなるか。そして私が一番好きなガタラット。先日放送された鏡割りのお話、最高でした。小さくて、おじいさんだけど、最強。暴走することもあるけど、人生の先輩としてスプーたちを導く重要な存在。毎回変わる屋台も見もの。あれ、何種類あるんだろう?とにかくかっこいいよガタラット。
*以前の記事イキイキおじいさんETV 今週の教育テレビ

 人形劇の合間に歌われる歌も、好きな歌が多かった。ぐ~チョコ歌特集とかやってくれないかな。

 新しい人形劇のデザイナーも決まっているようですが、よくわかりません。まずは、「ぐ~チョコ」がどうなるか、しっかりと見届けます。ありがとうと言うのはまだ早いけど…たくさんの楽しいお話をありがとう。
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by halca-kaukana057 | 2009-01-29 22:57 | Eテレ・NHK教育テレビ

冬の歓喜の星空

 冬は曇っていることが多い私の住む地域。しかし、昨晩は雲ひとつ無い快晴。夜空には星、星、星…!「冬の満天の星空、キター!!」と叫びたくなってしまいましたwということで、昨晩はブログを書きつつ、ひとり星空観望会。煌びやかな冬の星座たち。西の空に傾く秋の星座たち。23時ごろには、かに座やしし座など、春の星座も東から昇ってきました。東の空低いところにはおとめ座のスピカも。星空の美しさと雄大さを感じました。

 画像も沢山撮ったよ。寒かったけど、時間も寒さも忘れてしまう。楽しくってたまらない。
画像は全て、クリックすると拡大します。
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まずは冬の大三角形から。オリオン座の赤い一等星ベテルギウスと、こいぬ座のプロキオン、全天一の明るさのおおいぬ座のシリウス。オリオン座の下には、うさぎ座も写ってます。

 他の画像は以下の「続きを読む」でご覧ください。

*****

 現在、深夜3時頃、てんびん座のあたりに「ルーリン彗星」が観られます。2月下旬(21~24日頃)には地球に再接近して、4等級ぐらいの明るさになる模様。その頃には、おとめ座のあたりに一晩中見られます。観るなら双眼鏡がベスト。暗い場所なら肉眼でもOK。いいなぁ、観たいなぁ。観るぞ。
アストロアーツ:【特集】ルーリン彗星(C/2007 N3)

 彗星と言えば、思い出に残っているのが百武彗星とヘール・ボップ彗星。双眼鏡で見たなあ。懐かしいなぁ。あと、木星に衝突したシューメーカー・レヴィ第9彗星も。観れなかったけど、マックノート彗星の尾は印象的でした。

【続きを読む】
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by halca-kaukana057 | 2009-01-29 22:29 | 宇宙・天文

心躍る金管 ヤナーチェク「シンフォニエッタ」

 先日のNHK教育「オーケストラの森」で、新日フィルのコンサートの模様を放送していた。ショスタコーヴィチの「交響曲第9番」とヤナーチェク「シンフォニエッタ」。以前、ヴァイオリンのコンサートに行った時に「ヴァイオリンソナタ」を生で聴いて、気に入ったヤナーチェク。このところヤナーチェクの作品をよく聴いているので、特集してみようかと。

 「シンフォニエッタ」とは、「小さな交響曲」という意味。しかしこの曲、全然"小さく"ない。金管楽器が通常のオーケストラの楽器編成よりも多い。そのため金管がバンバン鳴り響く。これがカッコイイ。でも、不思議なのはこの通常より多い金管がバンバン鳴り響くのは第1楽章と第5楽章だけ。あとの楽章では、4管編成の金管による演奏。それでも躍動感のある金管に、心が躍る。メロディーというメロディーは断片しか出てこない。不思議な断片と断片の音の繋がり。ヤナーチェクの故郷チェコ東部・モラヴィアの民族音楽に由来しているそうなのだが、どこか日本や中国を思わせる音階もあって、ますます不思議で魅力的。

 特に好きなのが第3楽章モデラート。弦楽器が大人しくしなやかに鳴ります。躍動感のある曲の中では、地味な部分。でも、金管との掛け合いの歌もあって楽しい。この曲は是非生で聴いてみたい。迫力のある金管が、その場の空気を、そして聴衆の身体を震わせる。その感覚を、味わってみたい。

 聴いたのはこれ。
ヤナーチェク:シンフォニエッタ、タラス・ブーリバ
ヴァーツラフ・ノイマン指揮/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団/コロムビアミュージックエンタテインメント

 東欧ものならノイマン&チェコフィル。本当に好きなコンビです。でも、クーベリックとのコンビも好きです(「シンフォニエッタ」の録音は聴いたことないけど)。




 ヤナーチェク祭り、続きます。
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by halca-kaukana057 | 2009-01-28 22:31 | 音楽

続・フィンランド人の名前って… ノキアジャパン新社長の名前を読み解いてみる

 フィンランドに興味を持って、フィンランド語・フィンランド人の名前を見ると時々「なんじゃこりゃ?!」と驚く言葉に出会う。フィンランド語の響きって、日本人から見るととてもユニーク。以前書いた記事「フィンランド人の名前って…」では、日本人がユニークだと感じるフィンランド人の名前の代表「アホ」さんや「アホネン」さんなどを取り上げた。「アホ(aho)」は「牧草地」という意味。フィンランド人の姓に多い「~ネン(-nen)」は、「~の人」という意味になる。なので、「アホネン(ahonen)」は「牧草地の人」。ちなみに、スキージャンプのヤンネ・アホネンは引退しました。寂しい。

 そんなユニークに聞こえるフィンランド人の名前にまた面白い例が。
ケータイwatch:ノキア・ジャパン新社長にウコンマーンアホ氏
CNET Japan:ノキア・ジャパン、代表取締役社長を交代--マウリ・ウコンマーンアホ氏が就任

 「マウリ・ウコンマーンアホ(Mauri Ukonmaanaho)」さん…これはインパクトのある姓名。ごめんなさい、可笑しくて笑ってしまいました…。そんな話はどうでもよいとして、この「ウコンマーンアホ」ってどういう意味なんだろう?疑問に思ったので、図書館にあったフィンランド語辞書で調べてみた。

 と思ったら、既にwikipediaに書いてあった件。
Wikipedia:マウリ・ウコンマーンアホ
姓のウコンマーンアホのウコンは「天空神ウッコの」、マーンは「大地の」、アホは「森林を切り開いた開拓地」の意味である。

 私が調べてきた結果もこの通りでした。一歩先行く人は必ずいるものだなぁ。GJです。でも、このままじゃせっかく図書館で調べてきた意味が無いので、補足します。

 まず、「ウコン(Ukon)」。「Ukko(ウッコ)」が格変化(単数属格"~の")したもので、「天空神ウッコ」とは、フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」に出てくる至上の神様のこと。老人の姿をした雷神です。「カレワラ」(もしくは「カレヴァラ」)はフィンランドのカレリア地方に言い伝えられてきた口承詩をもとに、医師であったエリアス・ロンロートが収集・編集したもの。フィンランドは北欧の国ですが、ノルウェーやスウェーデンなどのスカンディナヴィア諸国の「北欧神話」とは全く異なります。フィンランドの民族楽器・カンテレを演奏して人びとを魅了し、呪術を巧みにつかう老賢人・ワイナミョイネンや宇宙を創造した鍛冶職人・イルマリネン、破天荒な男子・レンミンカイネンなどが活躍する叙事詩です。もっと詳しく読みたい方は岩波少年文庫からいい本が出たばっかりなので、オススメします。
カレワラ物語 フィンランドの神々
 また、「ukko」は「おじいさん/老人」という意味でもあります。「ukkonen」は「雷」の意。どちらもウッコ神から派生したものと思われます。
 ちなみに、フィンランドが舞台のアニメ「牧場の少女カトリ」のカトリの姓は「ウコンネミ(UkonnemiかUkonniemiかはっきりしない)」。同じくウッコ神、もしくは「雷」が関係していると思われます。「niemi」は「岬、半島」の意。

 次に「マーン(maan)」。「maa(マー)」が格変化(同じく単数属格)したもので、「大地の、土地の」という意味。ちなみに、フィンランド国歌のタイトルは「Maamme(マーンメ):我等の国」。詳しくは以下。
フィンランド国歌 歌詞・日本語訳
Finland's National Anthem:Maamme-フィンランド国歌 「わが国」
空耳世界の国歌:フィンランド国歌
↑日本語ひらがなで、歌詞に読み仮名がふられています。結構わかりやすいw



 最後、「アホ(aho)」。冒頭で書いたとおり、「牧草地」のこと。荻島崇「フィンランド語辞典」(大学書林)には、こう書いてありました。
取り入れの後草が生えている状態の畑。
広くて耕作していない土地。
焼き畑の後に草が生えて出来た牧草地。
整備された土地というよりは、荒れた土地というニュアンスのようです。「カレワラ」でも、ワイナミョイネンが誕生し、その後荒地に種を蒔き草木を育てる部分がある。そこに関係するのかしら?

 以上です。ここまで自分なりに調べたものを書きました。私はあくまでフィンランド語に関しては初歩者の、ただのフィンランド好きであり、専門家ではありません。間違っている、別の説もあるというご意見があれば、コメントなどでご指摘お待ちしております。

 しかし、一人の人の姓でここまで調べてみると、面白いもんだ。フィンランド語の響きも楽しい。ますますフィンランド語に興味がわきました。もう一度フィンランド語の本を読み直してみよう。
フィンランド語のしくみ
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by halca-kaukana057 | 2009-01-27 22:05 | フィンランド・Suomi/北欧

[小説/映画]西の魔女が死んだ

 梨木香歩の小説「西の魔女が死んだ」。小説を読んだのは、もう8年ぐらい前。"優しく"て"強い"梨木香歩作品の魅力に触れた作品です。昨年6月には映画化されました。まさか梨木作品が映像化されるとは思わなかった。DVDで映画版も観たので、合わせて感じたことを。

西の魔女が死んだ
梨木 香歩/新潮社・新潮文庫

 中学生のまいは、学校での人間関係が原因で学校に行くのを拒否する。そこでまいは、田舎の祖母の家でしばらく過ごすことにした。イギリス人のおばあちゃんと自然の中で暮らすまい。そこでまいはおばあちゃんが"魔女"であることを知る。まいもおばあちゃんから"魔女修行"を受けることになる…。




西の魔女が死んだ[DVD]
出演:サチ・パーカー, 高橋真悠/監督:長崎俊一/角川エンタテインメント/2008






映画「西の魔女が死んだ」オフィシャルサイト


 森の中のおばあちゃんの家の風景がとても美しく、本で読んで想像したとおりの世界観。沢山の草花や、それらに囲まれた暮らしの澄んだ美しさ。おばあちゃんの優しさとしなやかな強さに、優しく背中を押してもらえる気持ちになる。おばあちゃんの「アイ・ノウ(I know.)」の言葉も、イメージそのもの。お話の要所要所でこみ上げてくるものがあり、ラストシーンで涙が止まらなくなった。小説でもそうだった。映像になると、さらにイメージを刺激されて、心の震動が強くなる。小説を初めて読んだ時はまだ学生で、感動はしたものの涙までは出なかった。だが、数年経って私も社会人になり、肉親を亡くし…感じるものが増えたのだろう。まいの学校でのエピソードは私も通ってきた道であり、今も存在するのだろう。自分の経験も思い出してしまうので、ますます胸を強く締め付けられる。


 "魔女"として大切なのは、「意志の力、自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力」(小説70ページ)。自分のやりたいことも、幸せも、未来も。おばあちゃんと共に、自己の弱さやネガティヴな部分と向き合っていく。まいがおばあちゃんのもとで"魔女修行"として学ぶことは、私たちにも当てはまることだ。ほんのちょっとしたことで人を疑ったり、憎しんだり。それらの気持ちからイライラしたり、動揺したりして冷静な判断を下せなくなる。まいのように、過酷な人間関係から一歩退いて、自分を見つめ直す十分な時間はなかなか持てない。だが、この作品を読んで、観ていると、勇気を持って自分の弱さと向き合おうと思える。自分で決めること、決めたことをやり遂げることはとても難しい。難しいけど、とても大事なことだ。自立したひとりの人間として、意思を持って強く、人には優しく、柔軟に生きていくために。この作品に出てくる、数々の小さな草花のようだ。まいを導くおばあちゃん自身も、その過程にあることが垣間見えるシーンには、人間らしさを感じた。決して、悟りきった仙人ではないのだと。

 まいがこうやって自己と向き合っていけたのは、おばあちゃんや両親の愛情があったからこそ。まいとおばあちゃんの気持ちがすれ違い、距離が離れても、お互いを想う気持ちが少しでもあれば信頼関係、互いの愛情は揺るがない。そう感じた。この作品の温かさは、まさにこういうところから出てくるのだろう。

 雑誌「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)2008年7月号の、梨木香歩さんへのインタビューで、この作品の誕生について語られていた。梨木さんはイギリスに留学し帰国した後、臨床心理学者の河合隼雄氏の下でアルバイトをしていた。その後、中学校でのいじめが社会問題になり、梨木さんは心を痛めこの作品を書いた。誰にも読ませるつもりは無かったが、梨木さんは河合氏に作品を持っていく。作品を読んで感動した河合氏は、「これを出すことは意味があることだから」と梨木さんに断わることなく出版社に持っていってしまったのだそうだ。河合隼雄氏は2007年7月に逝去。天国から映画化を喜んでいるのだろうか。

 映画では、おばあちゃんの家の森の澄んだ美しさ、清々しさ、空気感も再現されていたが、美味しそうな料理が続々出てくるところにも注目。まいがおばあちゃんの家に来た時に食べたサンドウィッチや、ベリーのジャム、ハーブティーなどなど。それらを作る時の音もリアル。「かもめ食堂」に通じるものを感じた。そういえば、「かもめ食堂」でもささやかな日々を大事にして、けなげに柔軟に生きていく人びとの心温まる物語だった。世界観、登場人物の生き方にも共通点があるみたい。この2つの作品の雰囲気は違うと思っていたのに不思議。

 映画のオリジナルキャラ、郵便屋さんがいいキャラしてました。高橋克美さん、いいなぁ。そしてゲンジさん役のキム兄・木村祐一さんの演技にびっくりしました。木村さんの役者としての姿は初めて観たのですが、テレビのバラエティ番組での雰囲気とは全く異なる。巧いなぁ、すごいなぁ。あと、音楽。劇中の音楽も、主題歌「虹」(手嶌 葵)も気に入りました。ピアノの済んだ音が作品の世界観にぴったり。サントラフォレスト・ストーリー~Sound Scape from 映画「西の魔女が死んだ」が欲しくなってしまった。


 とても清々しい、温かい気持ちになれる作品です。原作も映画も。小説にはまいのその後「渡りの一日」も収録。これも好きです。
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by halca-kaukana057 | 2009-01-26 23:07 | 本・読書

小さなプラネタリウムの風景

 「星空案内人」講座がきっかけで、星・宇宙・天文にもっと触れていたいとプラネタリウム通いを始めて、しばらく経ちました。仕事の休みと上映日がうまく合わず、毎月は行けないけれども休みと上映日が合えば行っています。行けなかった月は、寂しいなぁ…と感じてしまうほど。

 私が行くプラネタリウムは、とても小さなプラネタリウムです。「メガスター」シリーズのような圧倒的な満天の星空が見られる訳でもなく、最新鋭の機材も無い。いつも解説員さんの生解説の番組のみ。悪く言うと、古くてしょぼい。退屈だと感じる子どもも時々いるのか、解説中のおしゃべりや携帯の光で嫌な気持ちになることも。でも、私はこのアットホームでレトロな、小さなプラネタリウムが大好きです。解説員さんが、その場で星空を案内してくれる。それがいいんです。機械が自動で操作してくれるわけではないので、時々トラブルやハプニングもあります。でもこれは、人間が動かしているからこそ。真っ暗なドームの中で解説を聞いていると、だんだん笑顔になってきます。

 私のよく行くプラネタリウムの解説員さんは、プラネタリウム内のドームに映し出された街の明かりを消すシーンであることを必ずやります。明かりを消す際、目をつぶって「3,2,1,0」で目を開ける。するとおびただしい数の星々が!!初めての時は勿論のこと、何度目かわからない今もその瞬間の満天の星々に圧倒されます。「わぁ!!」という子どもたちの声。大人のかすかな感嘆のため息。プラネタリウムで好きな瞬間のひとつです(もうひとつは夕暮れのシーン。空の色がとてもきれいなんです)。

 実際の星空を観るのも勿論好きだ。外の空気と一緒に、はるか彼方の宇宙からやって来た光に心を躍らせる。実際の星空も好きだけど、プラネタリウムも好きだ。人が作った人工のものではあるけれども、人の息づかいがある。プラネタリウムの機材を作った人、整備する人、スタッフ・解説員、同じ場で見ているお客さんたち。お互い知らない者同士でも、同じ宙を見ている安心感というか、連帯感・一体感など、そういうものを感じる。今後、私が「星空案内人(今は準資格)」として星空案内をするなら、そんな場にしたい。実際の星空の下でも、人と人同士の息づかいを感じながら、星を皆で楽しめるような。さぁ、そんな日はいつになることやら。今はまだ「観る側」が続きそうだ。

 ということで、今日の分のめざせ1000万人!みんなで星を見よう!参加証明書。プラネタリウムでもOKなんです。
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*ここで、管理人からお願いです。
 もしプラネタリウムで上映を観る際は、携帯や携帯ゲーム機の電源を切る、もしくはマナーモードにして、上映中はバッグなどに入れ、手に取らないようにお願いします。それらの存在を忘れてお楽しみください。携帯の光は、ドーム内の暗さに大きく影響します。そのくらい、プラネタリウムのドームの暗さや星々の光は繊細なのです。私はプラネタリウム関係者ではありませんが、プラネタリウムを愛する一人として、ここにお願いとして書かせていただきます。
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by halca-kaukana057 | 2009-01-24 22:41 | 宇宙・天文

「いぶき」と7基の子衛星たち、宇宙へ飛ぶ

 本日お昼12:54、H2Aロケット15号機にて、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)」が種子島宇宙センターから打ち上げられました。以前書いての通り、「いぶき」の愛称の名付け親のひとりである私。種子島へご招待!にはハズレたので、ネットで打ち上げの様子を見守ろうと思ったのですが、仕事中で中継を見られませんでした…orz悔しい。名付け親として、名づけた衛星の旅立ちを見守りたかったのに(名付け親じゃなくてもロケット打ち上げは見たいですがw)。仕事中、「いぶき」はどうなった?とヤキモキしてました。打ち上げ後、打ち上げ成功のニュースを確認した後は安心して仕事に集中できましたw
(正確にはお昼休みだったのですが、私の職場には私が自由に使えるネット環境が無く、あるのは携帯のみ。ワンセグを使って、どこかのTV局が中継しているのを観れないかなと思ったのですが、どこも中継せず。絶望した!ニコニコ動画で中継されていたので、最初っからニコニコを観ていればよかったなと後悔。)

 そんな私の一喜一憂はどうでもよいとして、打ち上げ・分離成功おめでとうございます!!関係者の皆様、お疲れ様でした。本来は21日の打ち上げ。それが悪天候で延期が重なり、関係者の方々もストレス溜まっちゃうのではないかと心配でした。延期によって、予算もかさむし。「いぶき」分離後の管制官の方々の喜びように和みました。本当によかったよかった。

JAXA:H-IIAロケット15号機による温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の打上げ結果について
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の衛星状態について
sorae.jp:H2A15号機、打ち上げ成功
朝日新聞:H2A打ち上げ成功、衛星「いぶき」分離確認


 今後、「いぶき」は4月から運用を開始し、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの濃度や動きなどを観測します。宇宙から測定するので、測定する機器がない場所の温室効果ガスも測定できます。地球環境の未来のために、一刻も放っておけない温暖化の問題。「いぶき」の活躍が期待されます。応援してます!

 「いぶき」について詳しくは、以下JAXAのサイトで。

JAXA:いぶき打ち上げ特設サイト
・「いぶき」がどんな人工衛星かはこちら「衛星の概要」に詳しくあります→「いぶき(GOSAT)」概要

宇宙利用ミッション本部:Satellite Navigator:いぶき(GOSAT)
 このページの「ココがスゴイ!」を読むと、「いぶき」の設計の凝っているところについても知れます。

*****

 ところで、このH2Aロケット15号機には7基の小型衛星が"相乗り"しています。東大阪の町工場で作られた「まいど1号」、東京都立産業技術高等専門学校の「航空高専衛星(KKS-1)」等など。「まいど1号」の話は、かなり昔から出ていた記憶があります。無事軌道に載ったとのことで、本当によかった。おめでとうございます。人工衛星を作り、宇宙開発に参加できるのは官だけ、JAXAなどの宇宙関係機関だけじゃない。宇宙開発はみんなのもの。大学などの学校も、中小企業もチャレンジできる。ボトムアップという言葉がありますが、民間から宇宙開発、科学技術にもっと参加して、科学技術産業がもっと活発化すればいいなと思います。世界金融危機・不景気で世の中全体が元気が無い時だからこそ。

 相乗り衛星について詳しくは以下のページで
JAXA:いぶき打ち上げ特設サイト:相乗り衛星の概要



*****
 あと、これまでの「いぶき」記事まとめ。というよりは、「いぶき」愛称応募→当選の過程記事。
人工衛星の名前(2008.7.18)
人工衛星の名前 結果発表(2008.10.16)
続々・人工衛星の名前 「いぶき」認定証が届く編(2008.11.17)

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打ち上げ成功記念。H2A型ボールペンも一緒に。


 尚、当記事はポレポレとうさんさんのブログ「おやこでポレポレ:本日打ち上げ予定!温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)」」にトラックバックしています。成功後の記事はこっち。
おやこでポレポレ:「いぶき(GOSAT)」の打ち上げ成功!!

【追記】
 人工衛星の数え方は「機」ではなく「基」ですね。なのでタイトルを変えました。
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by halca-kaukana057 | 2009-01-23 22:59 | 宇宙・天文

ジェネラリストとして"広く、高く"

 私は「面白い」と感じたら何でも顔を突っ込み、手を出してしまう。いつの間にか熱中している。「面白い」と感じる、「興味を持つ」という行為のハードルがとても低いのだろう。こうやって好奇心旺盛で生きていくのは、時に体力気力がついていかなくて疲れると感じることもあるが、やっぱり楽しい。もし自分から「面白い」という感情がなくなったら、きっと自分じゃないと感じるだろう。

 以前、私はスペシャリストになりたいと思っていたが、気がついたらジェネラリストになっていたと書いた。今はジェネラリストで構わないと思っている。寧ろジェネラリスト万歳。専門分野に生涯をかけ、職人のように生きていくのもカッコイイ。でも、何にでも取り組んでみるのもいいな。自分はそっちの方が向いているようなので、今はジェネラリストでやっていこうと決めた。歳を重ねれば、またどう感じるのだろうかわからないけれど。

◆以前の記事:ゴーイング・マイ・好奇心ブログ

 そこで、ジェネラリストとしてやっていく上で、以前、「広く深く」取り組むことをモットーとしていた。でも、だんだん違うなと感じ始めた。"広く"はいいのだが、"深く"が何か違う。いろいろな分野に深く取り組んで、深く知っているのはとても素晴らしいことだと思う。そういう方を私は尊敬する。でも、私がなりたいと思うのは、そういう人ではないなと感じ始めた。「広く深く」取り組む力量が自分にはなく無理だと感じるのもひとつの理由だが、"深く"だと周りが見えなくなってしまうのではないかと感じるからだ。

 そこで、私がなりたいと思うのが「広く、高く」。"高く"というのは、高いところからの視点を持つ、という意味だ。決して見下すという意味ではない。いろいろな分野に興味を持っていると、意外な繋がりに気づく時がある。科学と芸術・文化の繋がりなどだ。

<↓以下それについて感じた記事>
天文学者はロマンティストか?
宇宙と文化の間へ 「Lullaby of Muses 2」

 高いところから見れば、地上では気がつかなかったことに気づくことも出来る。細かい部分を見落としがちになるという弱点もあるので、時には低い視点も必要。でも、高いところに登れば遠くを見渡すことも出来る。そんな柔軟な視点を持って、広く世の中を見つめていたい。考えてみたい。その視点で、興味のあること、好きなことにもっと突っ込んで、楽しめたらいいな。


【追記090123】
 この記事について、HIROKI tanahashiさんのブログ「DESIGN IT! w/LOVE」にて言及してくださいました。好奇心と視野を広げることについて、とても深い内容でじっくり読みたい記事です。どうもありがとうございます。
DESIGN IT! w/LOVE:視野は広くを意識して
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by halca-kaukana057 | 2009-01-21 22:08 | 日常/考えたこと

カレワラ物語 フィンランドの神々

カレワラ物語―フィンランドの神々
小泉 保・編訳/岩波書店・岩波少年文庫/2008

 フィンランドの叙事詩・「カレワラ」の新しい本が出ました。岩波文庫で「カレワラ」をフィンランド語から日本語に訳した小泉保先生による、岩波少年文庫版。岩波少年文庫で神話・叙事詩と言えば、以前取り上げた「北欧神話」もある。これが読みやすく、北欧神話の雰囲気が伝わってきてよかった。これは期待。

 「カレワラ」の原詩日本語訳を所々に入れ、物語風になっています。物語風の「カレワラ」と言えば、以前読んだ「カレワラ物語」(キルスティ・マキネン著/荒牧和子訳/春風社)もある。しかしこちらは完全に物語。原詩はどこにも出てこない。私が今まで原詩を読んだのは、シベリウスの「カレワラ」に基づく作品…「クレルヴォ」や交響詩「ルオンノタール」などの日本語訳歌詞のみ。ようやく原詩を味わえた。読んで、とても美しく躍動感があると感じた。大気の乙女・イルマタル(ルオンノタール)が天地を創造し、老賢人ワイナミョイネンが生まれる。ワイナミョイネンや荒くれ者・レンミンカイネンの呪文や歌は原詩でその想いの強さや躍動感がより引き出される。「カレワラ」の活き活きとした面白さを、たっぷりと味わえる本を出してくれた岩波書店さん、本当にありがとう。

 この本の解説には、「カレワラ」に出てくる呪術師である登場人物たちは神々として信仰されていたと書かれてある。以前、「人」か「神」か論争になったこともあるそうだ。「カレワラ」に出てくる神は"ウッコ"ただひとり。この本の中でも、ワイナミョイネンがウッコに願うシーンがよく登場する。だが、ワイナミョイネンも老賢人であり、フィンランドの伝統的な楽器・カンテレを演奏して歌い人々を魅了する詩歌の神とされている。鍛冶屋のイルマリネンは、フィンランドに恵みをもたらす"サンポ"や天空を鍛造した神と崇められている。北欧神話でも神々は神様なのに人間臭いところが合って失敗もする。完全、絶対的な存在ではない。スカンディナヴィア諸国の北欧神話と、フィンランドの「カレワラ」は全くの別物だけれども、神様だけど完全でなく、より人間に近いところは似ていると感じた。

 そんな人間臭い神々の一方で、両親の仇を討つ「クッレルボ」のお話には引き込まれます。シベリウスの「クレルヴォ」も、CDを何枚か持っているので聴き直そう。シベリウスは好きだけど、「クレルヴォ」は近づきがたい存在だと感じていた。クッレルボの深い深い哀しみを、もっと味わってみよう。


 ところで、「カレワラ」にはいくつか疑問を感じるところがある。ワイナミョイネンがサーミの乙女・アイノに出会った時、アイノはその求婚の言葉に対して「あなたのために十字架はつけません」と言って拒絶した。「カレワラ」はキリスト教がフィンランドに入ってくる前からあるのに、何故十字架?これはフィンランドが舞台のアニメ「牧場の少女カトリ」でも、主人公カトリに「カレワラ」を読むことを薦めた青年・アッキが、カトリに出会ったシーンでワイネミョイネンの言葉を引用するのだが、その時から疑問だった。まだ疑問は解決せず。口頭伝承しているうちに変化したのだろうか。
*「牧場の少女カトリ」のそのアッキのシーンについて: 牧場の少女カトリ 2・3巻それぞれの感想まとめ
 3話で出てきます。

 それと、"サンポ"って結局なんだったのだろうか。形もよくわからない。ワイナミョイネンたちがサンポをポポヨラの女主人・ロウヒから奪い返そうとするよりも、作った本人・イルマリネンがいるんだからもう1回作ったらどうかと思ったのだが、そういうわけにもいかないのか。この辺もまだよくわからない。

 読み込めばもっと面白いと思う「カレワラ」。岩波文庫の小泉先生による訳は絶版ですが、もう一度図書館などを探してみよう。
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by halca-kaukana057 | 2009-01-18 22:18 | フィンランド・Suomi/北欧


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