<   2010年 04月 ( 16 )   > この月の画像一覧

ISSが見頃です

 この数日ISSが見頃です。毎日のように見ています。しかし、雲が多く雲間から途切れ途切れに見えてばかり。それでも明るいISS.しっかりと見えました。

 毎日撮影に挑戦しているのですが、失敗ばかり。今日、ようやく1枚撮れました。
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15秒間の撮影。徐々に暗くなる、高度が低くなってからの撮影だったので、ちゃんと撮れているかどうか不安で焦りましたwそれでも、何とか撮れました。

【追記】
 ちなみに、この前も書きましたが金星も見頃です。夕方、西の空にひときわ明るく輝いています。一昨日撮影の一枚を。
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金星と、その上に五角形のぎょしゃ座が見えていました。ぎょしゃ座は冬の星座に分類されますが、秋から春まで、結構長い間見られます。α星は冬の一等星のひとつ、カペラ。「小さな雌山羊」の意味です。星座絵だと、老人が子山羊を抱いている絵が描かれますが、その子山羊の部分にカペラが位置しています。
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by halca-kaukana057 | 2010-04-30 22:59 | 宇宙・天文

2010年度春 クインテットコンサート新曲

 「クインテット」新年度3週目です。3週目で早くもコンサート新曲が来ました!!この数年の傾向だと、夏か秋だったのですが、今年は春。気合入ってますね。というわけで、まとめと感想です。

◇グリーグ:「ペール・ギュント」組曲第1番から 山の王の宮殿で
 2008年度、「ペール・ギュント」第1組曲より「朝」が放送されましたが、今度は「山の魔王の宮殿にて」が登場。「ペール・ギュント」は名曲の宝庫ですが、「山の王~」は最も好きな作品のひとつ。暗い物静かなメロディーが、だんだん盛り上がっておどろおどろしく迫ってくる。「朝」や「ソルヴェイクの歌」のようなしっとりした曲も好きなのですが、「山の王~」や「こびとの行進」「アニトラの踊り」のような、狂気や殺気を感じる曲に惹かれてしまいますw

 「ペール・ギュント」の中でも大迫力が魅力であるこの曲。「クインテット」の少人数編成でも迫力を損なわず聞けるのが凄い。ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲の時を思い出させる。

 ちなみに、私の頭の中では組曲版ではなく劇付随音楽版の男声合唱が脳内再生されていた件。この迫力のあるオケに男声合唱も加わると、大迫力です。たまりません。
YouTube:Edvard Grieg: In the hall of the mountain king with choir
 エサ=ペッカ・サロネン指揮オスロ・フィル。男声合唱ではなく混声合唱版です。役者の声も入ってます。男声合唱版が見つからない…。

 ちなみに、この曲、こんなアレンジもあります。
YouTube:Apocalyptica, Hall of The Mountain King de Edvard Grieg para Henrik Ibsen y su obra Peer Gynt.
フィンランドのヘヴィメタチェロバンド「Apocalyptica(アポカリプティカ)」による演奏。さすがヘヴィメタ大国フィンランド…!山の魔王のイメージにピッタリ。チェロメンバーは皆、シベリウス音楽院卒業。チェロでヘヴィメタをやるという発想がなかった。すごい。病み付きになりますw


◇アミラン:マイムマイム
 「マイムマイム」といえば、フォークダンスのあれですね。そうです、それをコンサートで演奏してしまいました。作曲者がいたことに驚きました。イスラエル民謡かと思っていました。イスラエル民謡と表記されることが多いらしいですが、正しくはイマヌエル・プガチョフ・アミランの作曲。20世紀の人なのだそうです。新しい曲なのですね。旧約聖書のイザヤ書にある「神の恵みの井戸から、喜びをもって水を汲む」の部分を歌詞にして、開拓地で水を掘り当てて人々が喜ぶさまを歌っているのだそうです。知らなかった。

 フォークダンスののんびりとしたイメージしかないこの曲。しかし、アキラさんの手にかかれば全く別物に。スピード感あふれる、カッコイイアレンジになってました。しびれました。シャープ君のティンパニが3つ中央に配置してあるのも、斬新でした。カメラワークも凝ってました。


◇ヨハン・シュトラウス(父):ラデツキー行進曲
 いつか来るかな、と思っていた作品がとうとう来ました!シュトラウス父の「ラデツキー行進曲」!!ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートでお馴染みのあの作品です。シュトラウス作品もこれで5曲目です。すごいな。

 この作品も徐々にクレッシェンドして盛り上がっていくのが爽快な、オケの魅力が詰まった作品ですが、クインテットの小編成も負けてはいません。チーボーのスネアがいい味だしてます。

Radetzky March with Happy New Year on Neujahrskonzert 2002
2002年、小澤征爾さん指揮。あけましておめでとうのご挨拶付き。現在病気治療中のため、休業中の小澤さん。また小澤さんの音楽を聴きたいものです。

Marcia di Radetzky Marsch 2010 [HD] - Concerto di Capodanno Vienna - New year Concert 2010
今年のプレートル指揮。プレートルの笑顔がたまりませんw

Strauss - Radetzky March - Karajan
1987年、カラヤン指揮。威厳たっぷりです。観客に向かって手拍子の準備をさせる合図をしたり、ちょっとお茶目なところも。演奏後の笑顔が印象的です。

 さて、今年度のコンサート新曲はこの3曲だけか。それとも、まだあるのか…。とりあえず、この3曲を聴き倒します。

【過去記事】
コンサート新曲ラッシュ!! 今週のクインテット
 2007年度新曲
2008年度クインテットコンサート新曲
2009年度クインテットコンサート新曲
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by halca-kaukana057 | 2010-04-30 22:54 | Eテレ・NHK教育テレビ

「JAXA i」廃止で考える、これからの広報のかたち

 現在進められている「事業仕分け」。今回は独立行政法人に関するもので、独立行政法人であるJAXA・宇宙航空研究開発機構も仕分け対象になりました。

sorae.jp:事業仕分け第2弾、JAXAiは「廃止」
時事ドットコム:「ふらっと寄れる」理解得られず=宇宙機構の広報施設、廃止判定-事業仕分け

 東京駅から歩いて5分、丸の内オアゾ2階にあるJAXAの広報スペース「JAXAi(ジャクサ・アイ)」。これが廃止となってしまいました。JAXAiには、以前1度行ったことがあります。山梨へ旅行に行った帰り、東京駅で新幹線を待つ空き時間を利用して行ってきました。新幹線の待ち時間で行ける立地がすごいと感じました。H2A・H2Bロケットのメインエンジンである「LE-7A」の燃焼実験で使われた本物や、顔を出して記念撮影も出来る船外活動用宇宙服などが展示され、「かぐや」が撮影した月のハイビジョン動画なども放映。さらに、JAXAのロケットや日本人宇宙飛行士搭乗の宇宙船の打ち上げ中継も行い、かなり盛り上がっていたようでした。ところが、年間経費が1億円かかることを指摘され、廃止の判断に。

 JAXA側の樋口副理事長は「宇宙に興味のない人がふらっと寄れる施設にこだわりたい」の言葉の通り、私もふらりと立ち寄りました。スタッフのお姉さんも気軽に話しかけてくれ、質問もしやすい雰囲気だった。JAXAの広報誌や人工衛星・探査機のチラシも貰いまくった。しかし、短所がないわけではない。正直狭いと感じたし、JAXAグッズや宇宙食などお土産は販売していても土日祝日だけなのは残念だと感じた。

 そんなデメリットはあるにしろ、仕分け人の「筑波宇宙センターに行けばよい」の言葉と、約45分の討議でさくっと「廃止」は乱暴だと感じました。筑波もつくばエキスプレスがあっても遠い。それを考えると、都内に広報の中核センターがあるのは強いとは思う。でも、丸の内の地価は高い…。都内の交通の便のよさそうな所はどこも高そうだ…。

 さて、JAXAiが廃止になって、今後の広報をどうしたらいいか…。JAXAiは普段もイベント時も結構人が集まっていたそうだが、多くの人が集まる広報施設にするには何を目玉にすればいいだろう?常設展示を充実させるか、イベントを充実させるか。常設展示重視だと「ハコモノ」と言われてしまう。頻繁に展示を変えていかないと。一方、イベントもマンネリ化すると人が集まらない。私の考えとしては、子ども&家族向け、テレビなどで宇宙にちょっと興味を持ったライト層向け、マニア向けと様々なバージョンのイベントを開けたらいいのでは?と思った。

 それと、地方巡業。プロジェクトマネージャーや宇宙飛行士が全国を回って講演・市民と質疑応答をする「JAXAタウンミーティング」。また、以前地方での科学技術関連イベントにJAXAがブースを出して、「きぼう」のロボットアームシュミレーター体験やクイズなどをやっていたことがあった。地方に来てくれるのは本当にありがたい。地方でのイベントの場合、告知が甘いとマニアしか来ない可能性はある。それでも、うまくPRすれば普段宇宙に親しみを持っていない人もイベントに参加して、新たな発見が出来る可能性もある。私が地方在住だからというのもあるが、地方巡業での広報活動は、広報活動の充実につながるのではないかと思う。

 「事業仕分け」のやり方は乱暴だとは思いますが、今回の件は広報を見直すきっかけになっていると思っています。先のISSの記事に関係してきますが、中核となるJAXAの広報施設はあっても、それを広めていくのは人と人のネットワークなのではないかと思います。「ハコモノ」にこだわらず、人と人のネットワークを利用してJAXAの宇宙活動、宇宙技術をPRしていくことができるのではないかと。実際、各地には「日本宇宙少年団」の分団や、JAXA宇宙教育センターによる「コズミックカレッジ」や「宇宙教育指導者育成」など、広報・教育に関わるネットワークがあります。私はそれらには属していませんが、草の根運動的なことなら出来ることがあると思う。「はやぶさ」やこれから打ち上げられる「あかつき」、「きぼう」などが注目されている一方で、JAXAの予算は少ないまま。この注目を、宇宙活動、宇宙利用、宇宙技術への「理解」につなげていくためにも、広報をどうするか。大事な岐路に立っていると思います。


【関連リンク】
Togetter:まとめ「JAXAiの予算を電車内広告に使えないかな?」
 twitterでの議論まとめ。私は参加してませんでしたが、興味深い内容でした。誰もが目にする場所に、JAXAの事業をPRする広告があれば、いいアピールになるかもしれない。ただ、全国で見られるようにしてほしいな…。新聞広告は高そうだなぁ。


【関連過去記事】
宇宙バカ、JAXAiに行く 旅行記録2007 番外編
 JAXAiレポ。この時貰った封筒は、今も大事にとってあります。

宇宙バカ、ISSのロボットアームに挑む
 地方科学技術イベントのJAXAブースレポ。正しくは「きぼう」のロボットアームです。

宇宙教育とはやぶさ JAXAタウンミーティングに行ってきた
JAXAの地方巡業、JAXAタウンミーティングに行ってきたレポ。的川先生と「はやぶさ」プロマネ川口先生のお話を生で聞けたことが、本当に嬉しかった。皆さんのお近くにJAXAタウンミーティングが来たら、行くことを激しくオススメします。
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by halca-kaukana057 | 2010-04-28 23:15 | 宇宙・天文

夏の星座とISS +「ISSを見るには」雑感

 昨日未明、久々に国際宇宙ステーション(ISS)を見ました。退院後初です。
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 解説を付けてみました。ISSの右側(南側)にはいるか座が。小さな星座ですが、ひし形のわかりやすい星座です。かなり古くからある星座で、古代ローマの天文学者・プトレマイオス(トレミー)が定めた48の星座「トレミーの48星座」のひとつです。日本ではその形から「菱星」「杼星」(「杼(ひ)」は機織に使う道具。それに形が似ている)と呼ばれました。小さくて可愛い、私の好きな星座のひとつです。

 そのいるか座の南にはわし座が。七夕の彦星でおなじみの一等星・アルタイルが目印です。まだ春ですが、夜中には夏の星座が見えています。撮影はしませんでしたが、天頂近くにははくちょう座・こと座も輝いていました。

 さて、今日から全国的に、日没後の空にISSが見やすい日が続きます。日時・地域にもよりますが、最大仰角30度以上の見やすい日が、少なくとも1日はあります。30度以上ならISSはとても明るく輝き、ぱっと見てわかるほど。該当の時刻、方角に、瞬かずに明るく輝く光の点がスーッと飛んでいたらISSに間違いありません(時刻・方角は多少ずれる可能性はあります。飛行機はピカピカと点滅します)。ISSでは、野口聡一宇宙飛行士の長期滞在ミッションが続いています。twitterアカウントをお持ちの方は、ISSを見たら野口さんにリプライを送ってみるといいかも!

各地の詳しい時刻・方角はJAXAのサイトで調べてね。
JAXA:国際宇宙ステーションを見よう


 ところで、ちょっと考えたのだが、ISSを見ることのできる仰角の限界は最低どの位なのだろう?と疑問に思った。仰角が小さいと、いくら明るく見えるISSでも暗く見える。ただ、空気の透明度や街灯やネオンなどの明かり…星を見る際には「光害」となる明かりで左右される。この空気の透明度や光害を計算に入れた限界は何度なのだろう?首都圏と地方では全く異なるだろうし、首都圏でも街灯が建物の陰になって夜空を見やすい場所もあるだろう。そんな場所による見え方の違いがわかれば、ISSの見つけ方を教えやすくなると思うし、初めて見る人にもわかりやすいのではないかなと思った。

 でも、全国の情報を網羅するのはきわめて困難だ。各地方の地形、建物の高さ、空気の透明度、光害について知り、各地方の人々が教えあうのが一番いいのではないだろうか、結局。つまり、観望会、「皆でISS&きぼう&野口さんを見ようよ!」的なイベントをやるのが一番だと。大げさな観望会に限らず、家族や友人知人恋人など少人数でも勿論OK。ひとりで見ていても、通りがかった人に立ち止まって空を見上げて何をしているんだ…と怪しまれそうになったら、「もうすぐ国際宇宙ステーションが見えるんですよ」と半ば強引に巻き込んでしまうとか(更に怪しまれる、最悪の場合逃げられる可能性はありますがwでも、実際巻き込み成功した話は時々聞きます)。ネットなどで情報を流すだけなら簡単。更にその後、実際に行動に移すにはそういう働きかけも必要だなと考えた。

 長くなりましたが、要するに何が言いたいかというと、皆でISSを見ようよ!(力説) 以上でした。


 宇宙・天文について考えたことに関する記事に「宇宙・天文考」タグをつけようかと思ったのですが、過去記事を読み直したらタグを付けたくても付けられるタグの数・3個を越えてしまって付けられない記事が多数。あー…。「宇宙・天文関連で考えたこと」記事まとめを作るかな…。(そういえば、ピアノ・音楽関連でもまとめを作り、途中で放置しているのを思い出した…orz)


【追記】
 今日のISSは、雲間から途切れ途切れに見えました。朝は雨、昼間は曇りでしたが、夕方になって雲が切れ、何とか見られました。よかったです。ただ、画像撮影は失敗しました。明日以降も見るぞ~。

 ISSは撮れなかったけど、西の空に金星が見え、撮影しました。
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 徐々に薄くなるオレンジ色の光と、天頂から迫ってくる深い青の闇。その狭間のあたりで輝く金星。美しい光景です。この時間の空の色が大好きです。西南西の方角にはシリウスも輝いていました。さすがのシリウスも、金星の明るさにはかないません。
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by halca-kaukana057 | 2010-04-28 16:09 | 宇宙・天文

クインテットビルの謎 今週の教育テレビ

 ゆるゆると今週の教育テレビです。

【クインテット】
 新年度第1週で、クインテットメンバーが活動している建物(ビル)に屋上があることが判明しましたが、今週はエレベーターがあることが判明。フラットさんが宇宙SF映画風にエレベーターで遊んだり、コンサートホールに向かうためにエレベーターに乗ったり。フラットさんのネタは軌道エレベーターかと思いましたよwソユーズロケットの打ち上げの日に宇宙ステーションネタと「アトムの子」を演奏したこともある。「クインテット」も、もしや親宇宙?さて、クインテットビルの構造はどうなっているのだろう。何階が何になっているのか。よく観察してみよう。

 木曜の回は10分丸ごと大きなドラマになっていました。ヤギさんズが楽譜を食べてしまい、コンサートの演奏が出来ない。「カッチンコッチン」で緊張感を表現した後、楽譜なしでも演奏できる曲はないかと論議。「ファランドール」なら猛練習したから演奏できる!とコンサートへ。見事大成功し、ヤギさんズからお詫びのチーズとヤギのミルクを貰って一件落着…。神回と言えます。「ファランドール」は元々好きなのですが、あのスピードで練習する6人を想像して、ますます好きになりました。

 今週はドラマと歌・歌アニメ(雑唱団他)・コンサートとはっきりと3部構成に分かれていないのが新鮮でした。こんな10分間も出来るクインテット。8年目も魅せるよ!というスタッフの方々の気持ちが伝わってくるようで、嬉しい週でした。


【クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!】
 今週は「こねこね料理」。生地などをこねて作る料理のことです。月曜のピザがシンプルだけど、美味しそうでした。ピザの生地は結構簡単に作れるのか。火曜の野菜スティックも美味しそうでした。おやつにぴったり。

 今週の鍵になったのが、ミサンガが持っている「人間界事典」。人間界のこと、食材や料理のことなら何でも書いてあるのですが、バージョンアップ。月曜のまいんのやる気が半端なく、すごかった。妖精NPOのリーダーもまいんのことを認めている。また1年間、ミサンガとまいんが料理を作りながら成長し、絆を深めてゆくのが楽しみです。


【Eテレ 0655 & 2355】
 朝6時55分と、夜23時55分に5分間放送される、不思議な5分間番組。ハマります、これ。「0655」は一日のスタートに合わせて、さわやか。「ねこのうた」に癒され、「おはようソング」で元気が出る。月ごとに変わり、4月は「忘れ物撲滅委員会」。これを歌いつつ、出かける準備をしてしまいますw
 一方「2355」は落ち着いたお洒落な雰囲気。現代芸術のコーナーもあり、歌の「Factory of Dream」もお洒落です。ナレーションは美術番組によく出演されていた石澤典夫アナウンサー。石澤さんの渋い声が大好きなんです。夜にぴったりだ。

Eテレ 0655
Eテレ 2355

 製作は「ピタゴラスイッチ」でお馴染みの佐藤雅彦さんの研究室卒業生によるクリエイティブ・グループ「ユーフラテス」。ピタゴラと雰囲気似てますね。
EUPHRATES | ユーフラテス
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by halca-kaukana057 | 2010-04-24 23:21 | Eテレ・NHK教育テレビ

marimekko公式ムック発売

 有名ブランド製品やデザインプロダクト製品をおまけにつけて販売する本・ムックが流行っておりますが、ついにあのテキスタイルデザインも参戦しました…!!

marimekko 1951- 2010 (e-MOOK)

宝島社



marimekko公式サイト:公式ブランドムック「e-mook marimekko 1951-2010」発売

 マリメッコ公式のブランドムックです。フィンランドのマリメッコの工場、マリメッコデザイナーのインタビューなどの冊子と、付録はマリメッコのロゴ入りバッグ&ポーチ。これは買うかしかないでしょう!

 買ってきました。
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表紙はお馴染み真っ赤な「ウニッコ」。この表紙は非常に目立ちます。すぐわかりますw

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付録のバッグとポーチ。マリメッコのロゴの製品はあまり見たことがないのだが、可愛い。日常で使ってこその北欧デザインプロダクト。普段使いにしたいのですが、保存しておきたくもある。これはもう一冊買えと?w

 冊子の方は、フィンランドでマリメッコを愛用している人たちや、マリメッコユーザーがどんな風にマリメッコ製品を愛用しているかについて。フィンランドのマリメッコの工場の様子や、代表的なマリメッコのデザイナー、マイヤ・イソラのデザインと、娘であり同じくマリメッコデザイナーであるクリスティーナさんの仕事と暮らし。マリメッコデザイナーへのインタビュー。マリメッコの歴史と、製品紹介…などなど。冊子はそんなに厚くはないのですが、マリメッコの魅力が伝わってきます。

 フィンランドの人々の暮らしに、マリメッコ製品が浸透しているのが驚きでした。フィンランドにとってのマリメッコに対して、日本なら何を挙げられるだろう?地方各地に伝わる染物や織物だろうか。自分の身の回りを見回してみて、自分の地域の伝統工芸品はどれくらいあるだろうと数えてみたら、とても少なかった。マリメッコをはじめとする、フィンランド・北欧デザインプロダクトはとても素敵だ。マリメッコの大胆なデザイン、色づかいには心が躍る。その一方で、大胆なんだけどどこかシックなところもあり、心落ち着く。そして、印象的なデザインは一度見たら忘れられない(このムックを買った時、友人も一緒だったのですが、マリメッコを全く知らない友人も「この柄(ウニッコ)のバッグとか見たことあるよ」と言っていた)。でも、自分の身の回り、身近なところ、住んでいる地域にも、長い歴史の中で根付いてきたデザイン・工芸品がある。その地域での暮らしに役立つように作られているはずだ。それを見直し、北欧デザインプロダクトと同じように大事に使っていきたいと感じています。

 しかし、フィンランドの郵便局が羨まし過ぎる件。郵便物の封筒や箱が売られているのですが、マリメッコのデザイン。いいなぁ…。

 ちなみに、私のマリメッコ製品。
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 Maija Louekari(マイヤ・ロウエカリ)デザインの「AARRE(アアッレ)」クッションカバー。「AARRE」とは「宝物」の意。賑やかなのだけれど、白黒のため落ち着いている感じもする。お気に入りです。

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マイマリメッコ。増えたなぁ。あ、マリメッコも大きく取り上げている本「Finland×Fabric とっておきの布探し」を加えるのを忘れました…。
・過去記事:秋のフィンランド本まつり 「Finland×Fabric とっておきの布探し」
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by halca-kaukana057 | 2010-04-23 21:36 | フィンランド・Suomi/北欧

還って来たシャトル、還って来る「はやぶさ」

 まずは、山崎直子宇宙飛行士らSTS-131クルーを乗せて、スペースシャトル・ディスカバリーが昨夜無事帰還しました。お帰りなさい!!

JAXA:山崎宇宙飛行士搭乗のスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-131/19A)の着陸について
朝日新聞:山崎さん搭乗のシャトル帰還 「重力の強さ感じる」
朝日新聞:「ママお疲れさま」優希ちゃん花束 山崎さん家族と再会
sorae.jp:山崎直子さん搭乗のディスカバリー、ケネディ宇宙センターに着陸
時事通信:山崎さんシャトル帰還=日本人最後、一時代に幕-米ケネディ宇宙センター

 一昨日は天候が悪く帰還延期。昨日も1回目のチャンスは逃し、フロリダに降りられるのか、それともエドワーズ空軍基地か…と思っていたのですが、私の体調が思わしくなく、帰還中継を見届けるのは「NO GO」を自分自身に出しました…。一方シャトルは2度目のケネディ宇宙センター着陸で「GO」.たっぷり寝て体調も回復し、朝一番に帰還のニュースをチェックして、嬉しくなりました。

 入院中も、テレビや新聞で山崎さんの活躍を観て、勇気付けられました。ただ、ネットから離れていて、山崎さんの本来のミッション…多目的補給モジュール「レオナルド」をロボットアームでISSに取り付け、実験ラックなどをISSに運ぶ際の作業に関する主担当者である「物資移送責任者(ロードマスター)」を務めること…がテレビのニュースだけでは伝わりにくかったと感じています。山崎さんのご家族の絆や、「ママさん飛行士」としての紹介、ISS長期滞在中の野口宇宙飛行士との対面による「2人の日本人が宇宙に初めて滞在」という話題も興味深いです。宇宙開発の中にある人々の努力や人間そのものを伺えることは、宇宙開発に興味を持つ機会になっていいのですが、それだけではちょっと物足りない。ただ「宇宙に行った」だけでなく、「宇宙で何をしているのか」「宇宙で何が出来るのか」「これから何をしようとしているのか」にもっと突っ込もうよと感じていました。

 スペースシャトルは今年で引退。日本人宇宙飛行士のシャトル搭乗も、今回が最後です。1992年、STS-47・エンデバーに登場した毛利衛さんからずっとお世話になってきたシャトル。コストや安全性の問題があるので仕方ありませんが、シャトルで宇宙へ行き、活躍している日本人飛行士の姿に憧れた子供時代を過ごしてきた私は(「アポロ世代」に対して「シャトル世代」とでも言いましょうか)、ちょっと寂しい気もします。

増補 スペースシャトルの落日 (ちくま文庫)

松浦 晋也 / 筑摩書房


と言うことで、シャトル関連でこの本を買ったのですが、まだ読んでません…。ちょっと気が重くて。でも、現実を見るために読もう。


*****


 さて、帰還というと気になる、小惑星探査機「はやぶさ」。小惑星「イトカワ」のサンプルが入っている(かもしれない)カプセルを切り離し、地球に帰還させる日時が決まりました!!

JAXA:小惑星探査機「はやぶさ」搭載カプセルの地球帰還について
カプセルの再突入の日時は、現在の計算によると、平成22年6月13日、日本時間23時頃(協定世界時14時頃)、着陸場所は豪州ウーメラ立入制限区域の予定です。


sorae.jp:小惑星探査機「はやぶさ」、カプセルの帰還は6月13日
毎日新聞:はやぶさ:6月13日帰還 7年間45億キロの旅終え
朝日新聞:小惑星探査機「はやぶさ」、6月13日に大気圏再突入

 6月13日ですよ…!!日本時間23時頃。これは盛り上がりそうです。再突入の3時間前にカプセルを分離し、オーストラリアのウーメラ砂漠に落下させます。ウーメラ砂漠の「立入制限区域」は広いとはいえ、地球から離れた場所から狙った位置に落とすのはとても難しいと思う。ソユーズ宇宙船や、アポロ宇宙船のカプセルが帰還するのと同じような感じではあるけれども、軌道を修正する「はやぶさ」のイオンエンジンのことを考えると、簡単には思えない。最後の最後まで、気が抜けません。引き続き応援しています。還っておいで、はやぶさ!!

 で、twitterのはやぶさアカウントが面白すぎる件。ソーラーセイル「イカロス」のアカウントとほのぼのと会話したり、ボケつっこみ漫才をやらされそうになったり…。楽しいです。5月に打ち上げられる「イカロス」は、少しの間、「はやぶさ」と共に宇宙を飛びます。そして6月13日、どうなるか…。楽しみでもあり、ハンカチ用意の切なさもあり…。
twitter:Hayabusa_JAXA はやぶさ帰還ブログ
twitter:ikaroskun イカロス君

 描いて送ると言っていた「はやぶさ」帰還応援メッセージイラスト、まだ描いてません。いい構図が思い浮かばない…。
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by halca-kaukana057 | 2010-04-21 22:29 | 宇宙・天文

青森ドロップキッカーズ

 先日の「Sweep!!」1巻に続き、カーリングを描いた作品を。今度は小説です。

・先日の記事:Sweep!! 1


青森ドロップキッカーズ
森沢明夫/小学館/2010

 秋、青森県青森市。司書をしている柚香(ゆうか)は妹の陽香(はるか)と共に、アマチュア選手としてカーリングに打ち込み、かなりの実力をつけている。2人は年上の女性2人とチームを組んでいたが、日本一強いチームにしようという協会の意向で、長野からやってくる日本トップレベルの選手2人とチームを組むことで悩んでいた。
 一方、中学3年の男子・宏海(ひろみ)はクラスでいじめられ続ける日々を送っていた。幼馴染の雄大はいじめグループにいて、宏海は雄大とまた仲良くなりたいが、いじめグループに抵抗できず自身のことを情けないと感じていた。ある日、学校で初心者向けカーリング講座開催のチラシが配られる。スポーツは苦手な宏海だったが、何かを変えたいと思い、カーリング講座に参加してみた…。


 カーリングといえばオリンピック代表である「チーム青森」。そのホームである青森市が舞台です。各章ごとに語られる視点が変わり、様々な視点でカーリングを楽しむことができます。「Sweep!!」は漫画なので絵で表現できますが、この作品は小説なので勿論文章のみ。それでも、五輪などで観たカーリングの試合風景から、ショットやスウィープ、ストーンの状態まで思い描くことができる。カーリング場の冷たい、ピンとした空気も。言葉の可能性ってすごいと思う。

 トップレベルを目指して日々練習を続ける柚香・陽香姉妹。姉妹がチームを組むことになった長野からのトップレベルの選手との練習の部分を読んでいると、カーリングは決して運動量の少ないスポーツだとは思えない。精度の高いショットをし続けるため、氷と戦況を読み続ける集中力を保ち続けるためには、相当の体力が必要。しかも、持久力や筋力、柔軟性やバランス感覚といった、全身の基本的な体力が。動いていないように見えて、実はかなりの運動をしている。カーリングは誰でも出来そうで、実際出来るのだけれども、ハマると相当の体力を使うスポーツでもあることが伝わってきて、ますますカーリングに興味津々。カーリングのリンクの氷の作り方も描写されています。ただのつるんとした氷なのかと思ったら、そうではない。「ペブル」という0.3mmの氷の凸があって、スケート用リンクとは全く異なる。カーリング独特の氷が、ストーンの滑りに影響を与えていたのです。知らなかった!

 主人公の一人である、クラスでいじめられ続ける男子中学生・宏海。その宏海はカーリング講座でカーリングの面白さに目覚め、さらに学校では作れなかった仲間を得て変わっていくのですが、その宏海がカーリング講座で知った「カーリング精神」というのがある。それがこれ。
カーラーは、不当に勝つなら、むしろ負けを選ぶ。
カーラーは、ルール違反をしたとき、自ら申告する。
カーラーは、思いやりを持ち、常に高潔である
(116ページより)

カーリングの試合もそうだが、物語もこの「カーリング精神」をもとに、登場人物たちが「カーリング精神」を持って生きていく上での壁・試練を乗り越えてゆく姿が実に清々しい。まさに「高潔」。勿論、一筋縄ではいかない。新しいチームで奮闘するも、なかなか結果も出せず、さらに前のチームメイトとギクシャクしてしまう柚香・陽香姉妹。カーリングに出会い、生きる楽しみを得たもののいじめられ続ける宏海。いじめグループにいるが、何かを思いつめている雄大。右往左往しつつも、4人がひとつの点に向かってゆく姿に胸が熱くなります。

 そして最大のポイントとなるのが、信頼関係。普段のコミュニケーションであっても、チームプレーであるカーリングでも、この物語では信頼関係に重要なポイントが置かれています。何があっても最後まで、誰かを信じ続けることができるか。そう問われたら、私はYes.と即答できない。裏を読んでしまったり、よくない状況になると自分ひとりで逃げてしまったり…。「自分ひとり」の被害を最小限に抑えるならそれでいいのかもしれない。でも、その後、苦い想いをするのも「自分ひとり」だ…。そんな立場にいたのが、柚香を中心に描いているけれども、実は雄大なのかもしれない。(これ以上はネタバレになるので自粛)

 カーリングの魅力にどっぷり浸れる作品です。勿論、初心者向けにルールや用語の説明も丁寧にしてあります。さらに、青森の美味しそうな食べ物も続々と出てきます。読んでいてお腹がすきました。


 ちなみに、先日、この小説の舞台ともなっている青森市スポーツ会館でカーリング講座があったそうです。しかも、講師は「チーム青森」の目黒選手と近江谷選手。行くだけ行きたかった…(手術してなければ…涙)。そんな青森市スポーツ会館ですが、実は手術前に一度行ってきました。

駐車場から。建物の裏にあたります。
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正面玄関前にあった、カーリングねぶた石碑。ブラシを持ってストーンをショットしているねぶた。違和感がない…。
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冬場はカーリング場となる多目的運動場入り口。
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カーリング場内部。
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リンクではこの日、子供チームの試合がありました。ストーンがゴロゴロ…と滑り、ゴン!と他のストーンにぶつかる音。「イエス!イエス!」「ウォー、ウォー」などの指示の声。テレビで観たそのままの光景でした。しかし、ショットは想像以上に難しいらしく、真っ直ぐショットできず斜めに滑っていってしまったり、ハウスのかなり前で止まったり、通り過ぎていってしまったり(「ガード」といって、相手のショットを邪魔するためにハウスの前に置かれるストーンもありますが、ハウスよりもかなり前にある「ホッグライン」前で止まってしまうとそのストーンは無効となり、排除されてしまいます)。デリバリーする際の姿勢を保つのも、ストーンの動きに合わせてスウィープしていくのも難しそうでした。予想以上に奥が深いぞ、カーリング。


森沢明夫さんの青森3部作、今作が2作目です。
・1作目:津軽百年食堂
・3作目:ライアの祈り
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by halca-kaukana057 | 2010-04-21 16:33 | 本・読書

ピアノと、まだ、さよならしたくない

 腕の手術が必要になってから、ピアノに向かう時間が減りました。そして、手術をして、ピアノに向かうどころか、完全にピアノから遠ざかってしまいました。むしろ、ピアノからしばらく離れたい、と思うようになっていました。(よほど好きな演奏でない限り)ピアノ曲を聴くのも、演奏動画を観るのも辛い。今、自分がピアノを演奏することの出来る身体でないことが辛い、悔しいと感じる。自分で演奏することだけがピアノ、音楽を楽しむ方法ではないことはわかっていても、自分の中から何かが欠落したようで、でも、それを他のこと(聴くこと)で補う気にもなれない…。左手で演奏できるようになるまでは譜読みをしたり、音楽関連本を読んだり、右手だけの練習をしようと考えても気が進まない。聴くクラシック曲もピアノの入っていない曲を聴くようにしていました。

 リハビリも始まって、少しずつ左手も動くようになってきましたが、ピアノはおろか日常生活も仕事もこなせない状態です。そんな今日、少しだけピアノに向かってみました。左手がピアノを弾ける状態になったら、ハノンでリハビリをしようと考えています。手術の後、一時的に手指までパンパンに腫れたのですが、腫れが取れた今も左手指の動きが硬いと感じます。これはハノンの出番だ。まずは右手でもハノンをやってみようと弾いたのですが、右手もボロボロでした。約2週間以上もまともな練習をしていなかったからなぁ…。ためしにソナチネ7番1楽章も弾いてみましたが、案の定ズタボロでした…。まずは右手もリハビリが必要なようです。がんばろう…。

 ズタボロな演奏でしたが、やっぱりピアノはいいなと思いました。その後、以前のピアノ練習・ピアノ考記事も読み返す。ピアノに関して、壁にぶつかり、ぬるいとは思うけれども自分なりの考え方で向かってきた。憧れの「樅の木」を練習しようと決めて、ゆっくりでも譜読み・練習を進めていた時のこと。今、自分は止まっている。前には進めない。でも、「樅の木」やソナチネを弾きたい気持ちは変わらない。何年かかってもいいから弾きたい。まだ、ピアノとさよならしたくない。そんな気持ちがこみ上げてきました。

 今は目標に向かってまっすぐ進めませんが、回り道ならできます。まずは右手のリハビリ。そして左手は腕の機能を回復させること。その先のことは、また後で考えます。

 で、考えたのですが、ソナチネなど元々両手で弾く曲を、片手だけで弾くのはちょっと物足りない。ハノンばっかり弾くのもつまらない…(不真面目です)。片手だけ、単旋律だけでも楽しい曲はないか…と考えて、思い浮かんだのがバッハの「無伴奏チェロ組曲」。これなら単旋律でも映える。楽しそう。でも、ピアノで弾けるの?ピアノ編曲版とかあるの?と思ってtwitterでつぶやいてみたら、チェロ以外の楽器でも可能であること、チェロ楽譜はヘ音記号だから、ピアノでもそのまま演奏できること。さらに、原曲チェロ楽譜の無料楽譜サイトまで教えていただきました。原曲の楽譜を見てみましたが、いけそうな感じです。指使いは自分で考えよう。

 情報をくださった皆様、ありがとうございました。この場でもお礼申し上げます。

 ちなみに、ピアノ編曲版も色々あるようですが、きっちり両手で弾くように編曲されていました。

 最後に一言。舘野泉さんはすごいです。片手しか機能しなくなって、片手でピアノを弾くということがどんなに凄いか、困難なことか身をもって知った。心から尊敬します。
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by halca-kaukana057 | 2010-04-18 23:08 | 奏でること・うたうこと

Sweep!! 1

 入院中に読んだ本の感想を書いていきます。この冬のオリンピックでカーリングに魅せられてしまったわけですが、そんなカーリングを描いた漫画や小説がちらほらと出ています。まずは漫画から。


Sweep!! 1
小橋ちず/幻冬舎・バーズコミックス/2010

 今はさびれた温泉街・見並町。風呂屋の娘である女子高生・里子は、そんなのどかな町でのんびりと暮らしている。ある日、犬の散歩中に里子は偶然にも温泉を掘り当ててしまう。その温泉は、何かと対立している隣町との境にあり、どちらのものか勝負で決めることになってしまった。その勝負が、「カーリング」。カーリングが何かも知らずに、里子は勝負を引き受けることに…。


 のどかな町で、「~じゃのう」と方言で話し、風呂の床磨きと囲碁が得意な里子が、地味なのにとても魅力的。ほのぼのおっとり可愛いと言ったらいいか。そんな里子が、友達のまつり、あゆと共に隣町とのカーリング勝負を引き受けてくれと頼まれてしまう。しかも、その「カーリング」を、ある違うものと誤解して引き受けてしまうのだが、これがまた里子のほのぼのおっとり、更に何にでも抵抗なく接してしまう柔軟な性格が活きる。里子のこの何に対しても壁を作らず、柔軟で素直な性格に惹かれた。無駄に焦らず、マイペースで、「待つ時」と「行動する時」をしっかりと判断できる。私は、つい見た目や世間の評判で判断したり、更に自分のメンツを保つような行動をとったりすることがある。人や世の中の流れに合わせようとして、焦って行動して失敗する。里子にはそんな姿勢が全く感じられない。こういう子、いいなと心から思いました。

 この漫画では、カーリングが何なのか、どんなルールなのか、初歩から易しく解説してあります。テレビでカーリングの試合を見ると、氷の上をスーッと滑り、かつスウィープは力強く、ショットはしなやか…と動きは簡単そうで難しい。そんな動きの「難しさ」も描かれています。ただし、里子は除く…。里子、地味なようで結構すごいです…。

 そんな里子たちに、「カーリング」とは何なのかを教え、そして4人目のメンバーとなる英子。心を閉ざしがちな美人。英子も里子と、そしてカーリングで変わりつつある。カーリングで4人がどう成長していくのか、楽しみです。

 読みきり番外編「HOME STAY」も、里子の魅力に惹かれる作品。焦らない、待つ時は待とう。肩の力を抜いて、どうしようもない時は流れに身を任せてみよう。動く時、動かす時、自分の力で変える時はきっと来るから…。入院中に読んでいて、励まされました。今も励まされます。

 2巻から本格的にカーリングの練習が始まるのかな?スポ根漫画というわけではないようですが、どう描かれてゆくのか。楽しみです。
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by halca-kaukana057 | 2010-04-16 22:35 | 本・読書


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