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可愛らしく、ゆったりと夏の土曜日を 今週の「クインテット」

 土曜日クインテットは平常運用です。

 ドラマパートは、「こどもなぜなぜ相談室」。某民放ラジオの電話相談番組やら、夏休み恒例のNHK第1「夏休みこども科学電話相談」を彷彿とさせます。クインテットメンバーたちは、時々こんなラジオ番組やらテレビ番組で遊ぶのが好きらしい。この遊び心が好きです。「こども科学電話相談」は、現在夏休み、絶賛放送中です。結構好きです。自分がもしこの質問を尋ねられたらどう答えるかな?とか、この質問は凄い…など、聞きどころ満載です。

 話を「クインテット」に戻して、質問はトランペットの中にこびとは住んでいるのか。その質問を大笑いするフラットさん…回答陣としてどうなんですか…。こんな場をまとめるのは、やっぱりスコアさん。「いますよ」と歌ったのが、「ラッパのこびと」(まどみちお作詞、クニ河内作曲)。元々どういう歌だったのか、調べてみましたが不明。でも、まどみちおさんの詞は本当に可愛いです。そして、歌の後、クラリネットにもこびとがいないか、クラリネットを覗き込んでいたフラットさんも可愛かったw

 パート3は、「夢のつづき」アニメ版。本当にこの歌は可愛い。そして和む、一緒に口ずさみたくなる。ちなみに、この歌はカラオケ(JOYSOUND)にも入っています。是非どうぞ。私も、歌ったことがあります、ヒトカラ(ひとりカラオケ)でw

 コンサート前、暑い暑いとうちわで扇いでいるスコアさん。先週も、そうだったような…。シャープ君、その風で涼もうとは…シャープ君にしてはなかなかの策略です。普段はスコアさんの策略にまんまとはまっているシャープ君(シャープ君以上に、フラットさんの方が多いが)ですが、今回はシャープ君もやりました。

 コンサートは、ヨハン・シュトラウス「アンネン・ポルカ」。この曲を聴くと、フラットさんがドラマパートで「アンパン・ポルカ」と勘違いしたのを思い出します。オーストリア皇帝フェルディナント1世の皇后マリア・アンナに献呈されたので、「アンネン」と名づけられています。シュトラウスらしい、優雅なポルカです。
 冒頭、ジャン!と始まり、クラリネットのソロ前奏を経て、ピアノから主題が始まります。この流れに合わせて、カメラも動きます。各パートの聴きどころで、カメラもそのパートをズーム。うまい。アキラさんのピアノのトリルの部分や、スコアさんの指・ボウイングに見惚れます。スコアさんのチェロは、どんだけ再現率高いんだ…。

 今日は可愛くゆったりとした「クインテット」でした。今週も、結構結構。

******

 では、今週の「クインテット」+α。ネタがあれば、やります。

 最近twitterで「○○あるある」というネタが流行っています。ハッシュタグ…発言内に「#○○」と入れて投稿すると、その記号つきの発言が検索画面などで一覧できるようになり、同じイベントの参加者や、同じ経験、同じ興味を持つ人のさまざまな意見が閲覧しやすくなる機能なのですが、これまではアルファベットのみだったものが日本語にも対応しました。日本語ハッシュタグを与えられた日本人は…「#○○あるある」と、大喜利を始めましたとさ…wこれが結構面白い。
・例えばこうなります:togetter:宇宙クラスタにしか分からないあるある
 ↑マニアックなネタですみません…。

 ならば、「クインテット」あるある、もしくは、「クインテット」クラスタあるある(クラスタとは、ファンの集まりみたいなものを指します。)を考えてみた。twitter上ではやってないみたいですが、ひとりでやるのも寂しいので…ここでやりますw

・白いグランドピアノに激しく反応する
・首都圏在住でない/あまり乗らないのに、山手線の駅名を順番に言える
・10月14日が何の日か知っている
・結構結構
・お許しください、お代官様~!
・も~う、プンプン!
・演奏すれば、元気になります
・痛ぁぁぁぁ~っいッ!!
・クリスマスになると、アキラさんが分裂するのを期待する
・サイナラアンサー
・コロ畑ニンボブロー
・にらめっこしましょ、アップップ~!
・信じらんな~い
・ただいま~中
・本番前のコンセントレーションでお香をたく
・赤い小瓶に注意
・コンサートの冒頭、アキラさんのカウント声が聞こえないか耳を澄ます(昔はあったんだよ!)
・謝ってないお詫び
・どーもごめんなさいー!
・土曜日が待ち遠しい
・朝放送しても、ゆうがた。

 こんなところでしょうか…。他にもあったら、コメントなどで追加よろしくお願いします。

【追加】
 思いついたので追加。
・アリアさんの料理が出てきたら、こっそり逃げるべし
・スコアさんが過去の経歴を歌い出したら、頃合を見て逃げるべし
・演奏は大好き、でも練習大嫌い
・シャープ君の楽器早持ち替え
・ヨセテミ キヅツノメユ
・早口言葉も歌になる
・ニドネに注意
・厳かなクリスマスとは無縁w
 また思い出したら追加するかもです。
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by halca-kaukana057 | 2011-07-30 22:40 | Eテレ・NHK教育テレビ

北欧に息づき続ける、ヴァイキングの暮らし

 NHKBSプレミアムの北欧スペシャル、堪能してます。こんなに北欧・フィンランドに関する番組が放送されまくっているなんて信じられません。とりあえず、録画が大変なことになっています…。

 たくさんの番組の中から、印象的な番組を。「ぐるっと北欧5000キロ ~スカンディナビア半島・港町巡り~」。女優の野村佑香さんが、ノルウェーのアルタから、フィンランドのトゥルクまで、船を乗り継いで港町を旅する番組です。

NHK 北欧スペシャル:ぐるっと北欧5000キロ ~スカンディナビア半島・港町巡り~ 前編・バイキング 美しき船を求めて
ぐるっと北欧5000キロ ~スカンディナビア半島・港町巡り~ 後編・バルト海 一瞬の夏のしあわせ

 番組では、途中船を降りて港町を歩き、現地の人々と触れ合いながら、彼らの暮らしや文化、自然、歴史などにも触れます。スカンディナヴィア諸国(ノルウェー・デンマーク・スウェーデン)がメインなので、この3国について語る上で欠かせない存在である、ヴァイキングについての話題がとても多く、興味深かったです。

 ヴァイキングと言うと、北欧の大男たちが船で世界各地を回り、略奪や侵略、そのためには惨殺もいとわない…そんなイメージを持たれがちです。実際そうではあるのですが、ヴァイキングはそれだけではない。北欧の海で獲れた魚を加工し、船で向かった先でそれらと他の地域の産物を交換し、交易していた。船も、木や船に関する深い知識と巧みな技を生かして、丈夫で速く進む船を造ることができた。ヴァイキング船の技術をそのまま受け継いでいる職人さんを訪ねるシーンがあったのですが、その職人さんが言っていた言葉が印象的でした。ヴァイキングには略奪などの誇れない歴史もある。でも、彼らは多くのことを教えてくれる、と。そのヴァイキング船の職人さんだけでなく、野村さんが乗ったノルウェーの船の船員さんたち、干しタラを作っている漁師さん、鉄を加工して船の部品を作っている職人さん、デンマークで酪農を営みチーズを作っている農家の方も、皆、ヴァイキングの時代に生まれた技術を受け継ぎ、その歴史を守りながら暮らしている。1000年も前にヴァイキングによって生み出された数多くのものが、現代の北欧・スカンディナヴィアの人々の暮らしを支えている。

 私たちの暮らしの中の、当たり前だと思っていることが、実は何百年も、何千年も前からあるものがルーツだった知った時…自分と、見たことも無い歴史上の世界が繋がり、時空を越えたような気持ちになります。歴史の表舞台にあるのは、大きな史実だけ。でも、その奥には、人々が地道に暮らしてきて、それが今に繋がっている。だからこそ、今の私たちの暮らしがある。このヴァイキングを辿る旅で、ヴァイキングたちの暮らしについて、とても興味を持ちました。ヴァイキングを描いている漫画「ヴィンランド・サガ」(幸村誠:作)で、ヴァイキングの暮らしや日常も描かれ興味を持っていたのですが、ますます興味を持ちました。

 北欧と言うと、デザイン大国のイメージもあります。機能と美が調和した、シンプルで使いやすい、洗練された、でも地味とは違うデザイン。そのデザインのルーツも、ヴァイキングの造った船などに由来していた…というのが面白かったです。他にも、長い冬、家の中で暮らすことが多いため、その暮らしを彩り、豊かにするためという理由もあります。ストックホルムでデザインを学んでいる学生さんの言葉や考え方が印象的でした。

 メインがスカンディナヴィアなので、フィンランドはトゥルクのみ…とちょっと物足りないところもありました。でも、フィンランドで紹介されたのは、「リュイユ(Ryijy)」というフィンランドの伝統的なウールの織物。起源は、ヴァイキングの時代。スカンディナヴィアのヴァイキングは、フィンランドにもその勢力を広げていました。荷物を海水や雨から守るカバーとして使われ始め、そのうち船のカバーや寝具として使われるようになりました。現在ではタペストリーなど、インテリアとして使われています。「リュイユ」のことを、この番組で初めて知りました。この「リュイユ」に使うウールの糸は、天然色素で染められます。「リュイユ」を作っている人は、「天然の色は心の中にある色」と話していました。自然とともに生きてきた、北欧・フィンランドの人の言葉だなと感じました。

・リュイユについて詳しく:JDN スタイリッシュ フィンランド:01 リュイユにみるフィンランドデザイン

 旅をした時期が6月から7月だったため、ちょうど夏至のあたりで白夜を体験したり、デンマークで夏至祭に参加したりするのも興味深かったです。深夜12時でも、昼間のように明るい。どうやって寝るんだこれは…。夏になるとテンションが上がる理由が、わかる気がします。そして日照時間が極端に短くなる冬は、家の中でのんびり暮らす。私の地域も冬は雪がひっきりなしに降るために日照時間が少なくなり、気が滅入ることもありますが…北欧の冬の暗さを想像したら、恐ろしくなりました。これは確かに、家の中にマリメッコのような鮮やかなデザインのものが必要だ…。

 この番組は、明日土曜日、午後1時から前編後編一気に再放送されるので、興味のある方は是非どうぞ。パラボラアンテナがない方も、NHKオンデマンドで配信されているのでそちらでどうぞ。
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by halca-kaukana057 | 2011-07-29 21:48 | フィンランド・Suomi/北欧

宇宙へ向かってまた一歩

 宇宙関係のニュースから。

JAXA:国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士の認定について
マイコミジャーナル:JAXA、ISS搭乗宇宙飛行士として3名を認定
MSN産経ニュース:3人を宇宙飛行士に認定

 2009年、日本人宇宙飛行士候補者5期生として選抜され、訓練を続けてきた油井亀美也さん、大西卓哉さん、金井宣茂さんの3人。選抜されても、ASCAN(AStronaut CANdidate:宇宙飛行士候補者の略)と呼ばれる基礎訓練を受けて認定されて初めて、”宇宙飛行士”になれます(このあたりは、漫画「宇宙兄弟」でも描かれています)。その訓練を終え、晴れて宇宙飛行士に認定されました。おめでとうございます!
 半年ほど遅れて選抜され、訓練を始めた金井さんも同時に認定とは凄い。

 3人の訓練の様子や、コメントなどを紹介したJAXA公式の動画があるのでどうぞ。分かりやすく、かっこいいです。コメントの流し方が、ツイッター風ですw
Road to Astronauts, 2009-2011~宇宙飛行士候補者の挑戦~


 発表の翌日、記者会見がありました。ニコニコ生放送で中継されていて、ちょうど観られたので観ていました。観ていて、3人とも、2009年よりも印象が変わった感じがしました。3人とも、和やかで仲良く助け合いながら訓練していたとのこと。40歳を過ぎての宇宙飛行士認定となった油井さんの、向上心・向学心溢れる言葉に、自分もそうありたいなぁと感じました。油井さんは訓練で、地質学にも興味を持ったとのこと。専門分野でなくても、好奇心・興味を持ち続け、学び続ける。宇宙飛行士に限らず、大事な姿勢だなぁ、と。大西さんは、訓練中、ISSに長期滞在中の若田光一宇宙飛行士から電話があった、と。しかし、その時大西さんは電話に出れず、留守番電話に若田さんの声が。それがとても嬉しかったこと、宇宙から声が届くことだけで人を嬉しくさせることの出来る宇宙飛行士と言う存在に、自分もなったんだ…というお話が印象的でした。ISSから留守番電話…凄すぎるwそれは確かに嬉しい、とても嬉しい!w会見では、ISSコマンダーにもなった若田さんは尊敬の的となっていました。さて、油井さんと大西さんはパイロット出身ですが、金井さんは医師出身。やはり、T-38練習機での訓練に苦労したそうです。でも、医学分野なら任せて!という気持ちがグッと出てくる場面も。お医者さん宇宙飛行士といえば、現在ISSで長期滞在中の古川聡宇宙飛行士ですが、金井さんにとって目標であるとのこと。あの穏やかな”古川スマイル”も。会見中、にこやかな表情で話すことが多かった金井さん。宇宙で”金井スマイル”が見られる日が来るのが楽しみです。

朝日新聞:油井さんら3人、宇宙飛行士認定 日本人計11人に
 ↑11人とありますが、1期生の毛利さんと土井さんは既に引退しているので、正確には9人です。
MSN産経ニュース:宇宙飛行士に認定の3人が会見 「シャトル後の時代を担う」
マイコミジャーナル:将来は月や火星に行ってみたい - JAXAの新たな3人の宇宙飛行士が会見
 シャトルが引退し、ISSの運用が終わったらどうなるか…難しいところです。この3人が、これまでの日本の有人宇宙開発には無かった新しい挑戦をする可能性もある(月とか日本独自の有人飛行とか)。それが、楽しみでもあります。

 宇宙へ向かって一歩一歩。この3人のフライト決定が待ち遠しいです。選抜の様子がNHKスペシャルで放送されましたが、そこから見ていると、成長を見守っているような不思議な感じがします。

【過去関連記事】
宇宙を目指す今とこれから
ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験
 NHKスペシャル「宇宙飛行士はこうして生まれた ~密着・最終選抜試験~」に関する記事。新書にもなりました。DVDも出ました。

NHKスペシャル 宇宙飛行士はこうして生まれた 密着・最終選抜試験 [DVD]

ドキュメンタリー / NHKエンタープライズ



宇宙兄弟 10
宇宙兄弟 12
宇宙兄弟 13
「宇宙兄弟」の、基礎訓練のあたり。10巻から13巻まで、ムッタたちがASCAN訓練を受けているところが描かれています。
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by halca-kaukana057 | 2011-07-28 22:46 | 宇宙・天文

シベリウスが音で「フィンランディア」に込めたもの

 NHKBSプレミアム・北欧スペシャル、毎日楽しんでいます。どの番組も興味深いです。

 北欧スペシャルの一環として、これまでの北欧関連の番組の再放送もされていますが、そのひとつ「名曲探偵アマデウス」の、シベリウス「フィンランディア」の回を観ました。本放送の時はパラボラアンテナをつけていなかったため観れず残念な想いをしたのですが、今回このような形で観れて嬉しい限りです。

 交響詩「フィンランディア」というと、帝政ロシアからのフィンランド独立を願って作曲された、愛国心に燃えた作品と言われます。圧政の苦しみを表現した金管の重い響きから、フィンランド国民を奮起させるような勇ましいメロディーとリズム。そして中間部の美しい「フィンランディア賛歌」の部分。聴いているだけでも、シベリウスが何を表現したかったのか感じられますが、スコアを、音符と休符のひとつひとつを読み解いていくと、さらに深いメッセージが見えてくる。45分間「おおー!」「そうだったのか!!」と唸ってばかりいました。面白かった!!

 興味深かった点として、休符と、付点の使い方。休符はただ音を出さない、という意味ではない。一瞬でも音を出していないことで、次に出す音へ緊張感を持たせることも出来る。これにはなるほどと思いました。そして、付点。普段のピアノの練習でもそうなのですが、付点が苦手です…。でも、付点ひとつで、メロディーのリズム感や、アクセントを変えることが出来る。付点があるのと無いのとでは、全然異なって聴こえる。音符・休符の、ひとつひとつが集まって音楽はできるわけだが、そのひとつひとつ、どれも意味のないものはない。そう改めて実感しました。音楽を聴く時も、演奏する時も、なぜその音符・休符なのか、その意味も考えて向き合わなければなと感じました。

 もうひとつ、「フィンランディア賛歌」の部分で、木管はあの美しいメロディーを奏でますが、その時、ヴァイオリンとヴィオラがトレモロをしていたこと。言われて初めて気がつき、番組を観た後持っている「フィンランディア」を片っ端から聴きました。木管が歌ったメロディーを後に第1ヴァイオリンも受け継ぎ、更に伸びやかに歌いますが、第2ヴァイオリンとヴィオラはひたすらトレモロ。でも、このトレモロが無いと、響きが全く変わってしまう…。このトレモロは、風の音や樹木のざわめきを表している。フィンランドの森と湖に囲まれて育ち、作曲家になってからもフィンランドの自然を愛したシベリウスだからこそ、作ることのできた響きだと思いました。そして、改めて内声の重要さも実感。特にヴィオラは、普段は目立たない存在で、時においしいメロディーを奏でその存在感をアピールすることもありますが、ひたすら伴奏や内声に徹底している時でも、その存在無しにはその音楽は成り立たない…。ますますヴィオラが好きになりました。

 それにしても、4拍子の中に5拍子を混ぜて最終的にうまく合うようにしてあるとか、フィンランド語独特の促音便のリズムが用いられているとか…。凄すぎる。これまで何気なく聴いていていいなと思っていた部分に、そんな意味もあったんだと本当に目からうろこでした。解説は、あのフィンランド人指揮者・オスモ・ヴァンスカのお弟子さんでもあった、指揮者の新田ユリさん。新田さんのブログでも、シベリウス作品をはじめとして音楽や、フィンランドの面白い話がよく出てきますが、テレビでもいいお話が聞けました。

 これまで、オーケストラのスコアは自分には無理!と思って敬遠してきましたが、オーケストラのスコアリーディングもやってみたくなりました。スコアを読めたら、もっと音楽を楽しく、興味深く聴けるだろう!問題は、移調楽器。書いている音と違う音が実際に鳴っている…道は長そうです…。とりあえず、「フィンランディア」のスコアはネットで手に入れました。

 シベリウスの音楽を、自分は何故こんなに好きなのだろう?その理由が少し分かった気がした番組でもありました。同じく「アマデウス」ではシベリウス「交響曲第2番」も取り上げましたが、それも観たいなぁ。
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by halca-kaukana057 | 2011-07-27 18:08 | 音楽

「それがともだち」の切なさ 今週の教育テレビ(Eテレ)

 短いけど、今週のNHK教育テレビ(Eテレ)。
・短い理由:教育テレビ大改編で思うこと

【おかあさんといっしょ】
 月歌「それがともだち」、最初に聴いた時と随分印象・感想が変わりました。歌詞も曲もじわりと来る、いい歌だなと思います。
 ただ、この歌を聴いていると切ない気持ちになります。歌詞の冒頭、
どこどこどこどこ どこまでいったら あえるだろう
なになになになに なにをはなせば いいんだろう
なかよしに なりたいな

 子どもの頃も、大人になった今現在もですが、誰かと友達になるまでの時間が辛いと感じることがあります。例えば新しいクラスで友達を作りたいと思っても、何から話せばいいのかわからない、どう話しかけたらいいのかわからない…。部活などクラス以外の場でも、ここで友達を作れるだろうか、という不安を感じることも。心の中では「仲良しになりたいな」と思っていても、行動に移せない…。そんな昔の記憶が蘇ってきて、切なくなります。
 だいすけお兄さん・たくみお姉さんの歌声はとても優しくて、穏やかで温かいのですが、その歌声で切なさが更に倍増してしまいます。という、とても個人的な感想でした。

 月曜から、夏特集週です。月~水はファミリーコンサート、木~土は夏特集。今年は何だろう?楽しみです。

【みいつけた!】
 コッシーロボットの回が切なかった…。サボさんがサボテンになってしまう回といい、「みいつけた!」は切ないシリアス回が時々あって、グッと来ます。
 新エンディング「あっというまっ!」聴けば聴くほどいい歌です。CDはまだ買えていません…。

 先日、「みいつけた!」ガシャポンをみいつけた!ので、やってみました。
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 オフロスキーコッシーが出てきました!何と、シークレットアイテム!ラッキー!
カブやチョコン、スイちゃんも欲しかったなぁ。まだあったらやってみようと思います。
8月には布製のフワフワマスコットが登場するそうです。いいなぁ。集めちゃおうかなぁ(またしてもコレクション…何度目だw
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by halca-kaukana057 | 2011-07-24 22:18 | Eテレ・NHK教育テレビ

後ろ向きシャープ君&ブルグ25の魅力 今週の「クインテット」

 今週の「クインテット」です。月曜、サッカー女子ワールドカップで日本・なでしこジャパンが優勝。祝・世界一!ということで、「めざせワールドカップ」が放送されたらいいな、と思っていたのですが、叶いませんでした。「めざせワールドカップ」の回は、歌も物語も大好きです。サッカーもトランペットもどちらも大好きなシャープ君の気持ちが、よくわかります。さぁ、男子も女子も、目指せワールドカップ!

 では本題。ドラマパートは何だったのかというと、「つまんない歌」/「花火」。花火大会が中止で、つまんないとぼやくシャープ君。シャープ君はいつもはハイテンションでポジティヴ、楽天家。たまにフラットさん並みにネガティヴになることもありますが、基本的には好奇心旺盛で、何でも器用にこなし、楽しんでしまう。しかし、「つまんない歌」の歌詞…ネガティヴとはまた違う次元で、とても後ろ向き!ひたすら「つまんない」を連呼し、「おもしろいことする気もない」とやる気もない。後ろ向き過ぎるシャープ君、とても珍しいです。スネアの演奏はしっかりとしているけど、表情が…だるそうに見えるw歌の途中、ちらりとアキラさんが映ったのですが、アキラさんはとても楽しそうw他のメンバーもいつも通りに演奏している。なんだこの差はw

 ところで、この「つまんない歌」は、つまんないとぼやくシャープ君の気分を変えるために何か演奏しようということになり、アキラさんがこの楽譜を皆に手渡していた。アキラさん、シャープ君の心情を即座に読んで作曲した、ということか?オリジナル曲でなくても、メンバーの心情を即座に読んで、アキラさんが演奏を始めるということがよくあります。先日の「追憶」での管楽器コンビの空気読めないぶりは酷かったですが、アキラさんの空気読みは物凄いのかも…。

 ますますやる気を失ってしまったシャープ君。気分を変える曲は無いのか…とスコアさんが提案したのが、「花火」。花火大会の季節が近づいてきましたね。今年は、ぱーっと明るい花火で、夏を楽しみ、元気になりたいです。私も地元の花火大会に、久々に行ってみようかな…。

 先週もアリアさんの「楽器の話」でしたが、今週も「楽器の話」来ました!深海のサキソフォン。テナーサックスの音色が、まさに深海で揺らめくほのかな光。その深海魚のサキソフォンが奏でているのは、恋の歌…。サックスらしいですねぇ。カッコイイですねぇ。演奏は、サックスといえばこの方、平原まことさんかな。

 コンサート前には、スイカと地球を冷やそうネタが。花火にスイカ、夏ですねぇ。

 さて、コンサート。ブルグミュラー「バラード」です!ブルグミュラー25の練習曲op.100より、第15曲目。ブルグ25は、私の大好きな練習曲集(個人的には、練習曲というくくりで捉えたくない)。「クインテット」で更にその魅力に取り付かれた作品集です。「バラード」のドラマティックな展開が、クインテットアレンジで更にドラマティックに。ブルグ25を練習している時、クインテット版「バラード」が放送され、この曲を早く弾きたいと思い、取り組めた時はとても嬉しかったですし、練習も楽しかったです。練習している時も、クインテット版アレンジを意識した表現にしてみたり。ブルグミュラー25シリーズをはじめとする、「ソナチネ7番」や「エリーゼのために」「チョップスティックス」などのピアノ初級者向け作品をコンサートで、アレンジで新たな魅力を見せてくれるのは、本当に素晴らしいと感じています。(多少誇張表現ありですw)

・私の「バラード」演奏:ピアノ録音置き場ブログ:ブルクミュラー25「バラード」

 しかし、「クインテット」で取り上げて欲しいブルグ25作品は、もっとあったなぁ。「すなおな心」、「タランテラ」や「天使の合唱」、「バルカロール(舟歌)」、「つばめ」…。ああ挙げたらキリが無い…。

*****

 さて、ここからは”今週の「クインテット」+α”(いつの間にそんなものを作ったんだw) ヤマハのサイトに、アキラさん・宮川彬良さんのインタビューがありました。

ヤマハ株式会社|音楽情報・サービスファミリーアンサンブル:プロの演奏家は、本物の家族のようなアンサンブルを目指している 宮川彬良さん

 アキラさんが、アンサンブルについて、編曲について、”家族で”演奏すること(お父様・宮川泰さんとのエピソードも)、そして「クインテット」のことも語っておられます。とてもいいインタビューで、読んでいて楽しくなりました。ヤマハさんGJ!!ちょっと引用します。
プロのアンサンブル集団は本物の家族じゃないけど、本物の家族のような演奏を目指しているわけで、家族であれば自然にできることがあるんです。だけど、義務であると思った瞬間に良さが消えてしまう。僕は「クインテット」を8年間やる中で、1回だって仕事だと思ったことがない。だから続けられたんだと思います。楽しい遊びだと思っていたから1回も嫌だと思ったことがなかったですね。

 ああ、「クインテット」(アンサンブル・ベガ+フレンズ)の演奏に惹かれる理由は、ここに合ったのかなぁと感じました。家族で演奏する、という経験が無いので実感としてはわからないのですが、息を合わせようとしなくても、自然に合う。一体感がある。それを目指して、演奏・収録してきたのだなぁ、と。そして、仕事ではなく「楽しい遊び」だと思って作られた番組だから、音楽にも脚本にも、楽しさ、豊かな喜怒哀楽が満ち溢れているのだなと感じました。
 また、編曲についても、演劇のように編曲する。演奏者も役者のように。”舞台音楽家”ならではの考え方だなと感じます。

 ちなみに…、編曲については、この本にもっと詳しく、興味深いことが書いてあります。

編曲の本

日本作編曲家協会 / ヤマハミュージックメディア


 以前ピアノ練習記事で書いた、音楽に関する本を読んで和音・和声の勉強を始めた…きっかけがこの本でした。服部克久さんが中心となって、現代日本を代表する作曲家の方々が作編曲について、音楽についてを語っている本です。メンバーが豪華すぎて凄いです。図書館で是非どうぞ。アキラさんも、編曲のテクニックを詳しく語っています。さらに詳しくは、ピアノ練習記事で書こうかな?
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by halca-kaukana057 | 2011-07-23 23:19 | Eテレ・NHK教育テレビ

北欧手ぬぐい&BSプレミアム北欧祭り!

 先日、雑貨屋さんでこんなものを見つけて、即購入してしまいました。
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 北欧4カ国(アイスランドが無い…「スカンディナヴィア」を書かれているので、スカンディナヴィア諸国のことを指しているのでしょうが、それだとフィンランドは外れるぞ…?まぁ、細かいことは気にしないことにしよう…)の国旗がデザインされている手ぬぐいです。日本の手ぬぐいと、北欧のデザイン(国旗もデザインに含みます)の意外なコラボ。手触りもさらさらしていて、暑い日に役に立ちそうです。北欧の爽やかな夏を想像して、少し涼しく感じる、かも…。お気に入りの手ぬぐいになりました。

*****

 BSのパラボラアンテナをつけてから、約1ヶ月。一気に観る番組・録画する番組が増えました。そして、NHK・BSプレミアムでこんな私ホイホイな特集を組んでいます。

NHK北欧スペシャル

 明日23日~31日まで、北欧5カ国に関する番組が目白押し!街を訪ね、雄大な自然を堪能する紀行番組。芸術・音楽・文化に関する番組。さらに、「ムーミン」特集も。たまらないです…。

 新たに製作された番組も楽しみなのですが、有り難いのは過去に放送された北欧に関する番組が再放送されること。NHKスペシャルで地上波総合テレビで放送されたものの、短縮版で、BSで放送された完全版を観たいとずっと思っていた「ハイビジョン特集 世界里山紀行 フィンランド 森とともに生きる」も放送されます。DVD/BDも販売されていない(Nスペの短縮版なら出ている)ので、観るすべはないものかと思っていたのです。嬉しい!!
・Nスペ版感想記事:NHKスペシャル 世界里山紀行 フィンランド
・この番組は、この本がきっかけで生まれました:フィンランド・森の精霊と旅をする

 さらに、「名曲探偵アマデウス」では、シベリウス「フィンランディア」の回を再放送。これも観たかったけど観れなかった。「アマデウス」は毎回丁寧な解説で、各作品をじっくりと味わうきっかけになって好きな番組なのですが、これまでシベリウス作品が取り上げられたのは「フィンランディア」と「交響曲第2番」。まずは「フィンランディア」から。天出探偵の鋭く、かつコミカルな推理が楽しみです。

 さらに、25日朝6時からの「クラシック倶楽部」は、レイフ・オヴェ・アンスネスのピアノリサイタルを再放送。アンスネスはノルウェー出身ということで、北欧祭りに参加です。ヤナーチェク、ドビュッシー、ベートーヴェンと、北欧作曲家の作品が無いのが残念ではありますが、アンスネスの演奏を朝から聴けるとは嬉しい限り。勿論録画もします。

 楽しみな番組を挙げるとキリがないのでやめておきます。現在、HDレコーダーの録画予約が大変なことになっています…。北欧スペシャルの番組以外もあるので、カオス状態ですw

 と言うわけで、明日から私は大変なことになりそうです。まずは明日放送の「名曲探偵アマデウス」フィンランディア。

【追記】
 今日、録画したのですが、お昼過ぎの地震で…。ああ…。もう余震はいいよ…。再放送があるので、もう一度録画します。地震は強かったですが、津波がなくてよかったです。
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by halca-kaukana057 | 2011-07-22 22:02 | フィンランド・Suomi/北欧

おかえりなさいアトランティス、お疲れ様スペースシャトル

 先日打ち上げられたスペースシャトル・アトランティス号(STS-135)。ISSでのミッションも順調にこなし、ISSから離脱。そして今日、帰還しました。

Landing of STS-135, the final space shuttle mission


↓もう少し長い動画
Atlantis's Final Landing at Kennedy Space Center


 最後のタッチダウンを見逃すまいと、NASATVに張り付いていました。

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 帰還前の管制室。星条旗柄のネクタイをした人もいます。

 帰還は、現地では日の出前でした。まだ暗い空に白い点のように見えるシャトルが、どんどん大きくなってゆく。旋回して、いつもの「ドンドン」という衝撃波が聞こえ、シャトルの形が徐々にはっきりと見えてくる。コックピットからの映像も。近づく滑走路。そして、タッチダウン。美しいランディングでした。
 アトランティス&STS-135クルーの皆さん,お帰りなさい!

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 タッチダウン後、徐々に夜が明けて白い機体がはっきりと見えました。

 これで、アトランティス(STS-135)のミッションは完了。そして、スペースシャトル計画全体も、完遂。30年のスペースシャトルの歴史に幕を下ろします。お疲れ様でした!

 私が、宇宙に興味を持ったのは、シャトルがあったからというのも大きいです。私が子どもの頃、宇宙船といえばスペースシャトルがそれだった。日本人宇宙飛行士も搭乗し、数々のミッションで活躍する姿を観て、宇宙にますます興味をもっていきました。その一方で、チャレンジャーとコロンビアの2回の事故も、大きなショックを受けるとともに(チャレンジャーの時はまだ幼く爆発後の煙だけをはっきりと覚えていました。詳細を知ったのは後になってから。)、有人宇宙開発の意味や安全性のために何が必要なのかを私なりに考えました。

 スペースシャトルが引退したことで、アメリカの有人宇宙船の飛行はしばらくの間なくなります。ISSへの有人飛行は、ロシアのソユーズ宇宙船だけに。アメリカは新しい有人宇宙船を、民間企業もそれぞれに開発していますが、まだまだ先の話になりそうです。その間、NASAはどうするのか。そして、日本・JAXAもどうするのか。今後を注意深く見守りたいと思います。

 しかし、私はシャトルとともに成長してきたと言っていい…シャトル世代として、引退は寂しいです。NASATVを観ている間も、それぞれの工程のひとつひとつが最後なんだ…と噛み締めながら観ていました。タッチダウン後、もうこの機体は、スペースシャトルそのものが宇宙へ飛んでいくことはないと思うと、とても寂しいです。先程まで、NASATVで今回のミッションのハイライト動画を観ていたのですが、とてもかっこよくいい編集のハイライトに見惚れていたのですが、やはり寂しさを感じました。

 最後に一枚。
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 ISSでのミッションを終え、クルーはシャトルに。ISSとシャトルを繋ぐハッチが閉じられました。このハッチは、シャトル専用(ソユーズやプログレス補給船、日本のこうのとり・HTV、ヨーロッパのATVは別のハッチを使っています)。新しい宇宙船が来るまで、このハッチは閉じられたままです。再び、このハッチが開く日が来ることを願っています。
 また、スペースシャトル、アメリカの宇宙ミッションでは、ウェイクアップコールの習慣があります。そのうウィクアップコールも、しばらくの間聞けなくなります。ISSでは、ウェイクアップコールは流れず、シャトルがISSに来ている時もシャトルの中だけに流れています。先日、古川聡さんらISS長期滞在クルーが、シャトルにお呼ばれして、一緒にウェイクアップコールを聴いたのだそう。また、新しい宇宙船で、ウェイクアップコールが流れることを願って。

【追記】
 今回のミッションのハイライト動画がYouTubeにアップされてました。
STS-135 Mission Highlights

 少し長いですが、オススメです。打ち上げ後、地球が見えてくるあたりや、補助ロケットブースター(SRB)が切り離され、外部燃料タンクとオービターがグッと上昇していくあたりは特に。管制室の様子も、地上で見守り続ける人々の表情を伺うことが出来て必見です。
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by halca-kaukana057 | 2011-07-21 23:08 | 宇宙・天文

秘めた情熱の強さと、切なさと セルゲイ・ハチャトゥリアンのシベリウス・ヴァイオリン協奏曲

 今日は私の地域では、とても涼しい、半袖では寒いぐらいに涼しい一日でした。真夏日・猛暑日の地域があるのに…。狭くても、日本の気候は多様だなと感じます。そんな日の、一枚。


シベリウス/ハチャトゥリアン ヴァイオリン協奏曲
セルゲイ・ハチャトゥリアン(Vn)/エマニュエル・クリヴィヌ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア

 以前、動画サイトで演奏を聴き、気になったのでCDを買ってしまいました。シベリウス(ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲とのカップリング)と、ちょうどじっくり聴いてみたいと思っていたショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲の2枚。今日は、シベコンのほうを。

 ここで、このヴァイオリニスト、セルゲイ・ハチャトゥリアンさんについて。
wikipedia:セルゲイ・ハチャトゥリアン
 1985年、アルメニア生まれ。今年で26歳。2000年、第8回シベリウス国際ヴァイオリンコンクールで最年少優勝。N響とも共演して、N響アワーベストソリスト2004では第2位。2006年には、アメリカでヴァンスカとも共演したことがある。まだまだ若い、これからが楽しみなヴァイオリニストです。

 さて、聴いてみてまず思ったのが、華麗だけど奥行きの深い音色を奏でるなぁ、と。高音から低音まで起伏に富んでいて、弱音からフォルテまでの幅も広い。か細さと力強さも兼ね備えている。これまで聴いてきたシベリウスのヴァイオリン協奏曲とは、また違う雰囲気。こんな演奏もあったんだと、嬉しくなりました。

 私の中で、シベリウスのヴァイオリン協奏曲は、冷たさと暗さ、でもその内には秘めた情熱が合って、時々それが表に出てくる…そんなイメージがあります。ヴァイオリニストになりたくて、でも極度の上がり症でその夢を断念し作曲に専念したシベリウスの想いが込められている、と。
 この演奏を聴いていると、シベリウスの冷たさや暗さ以上に、内に秘めた情熱の強さをより感じます。華麗だけど、力強く憂いを帯びた第1楽章のカデンツァ。第1楽章後半は、一気に情熱的になります。高音が、キリキリと舞うようで…切なくなります。第2楽章は、低音をじわりじわりと。第3楽章はティンパニのリズムが特徴的ですが、ちょうどよく活き活きしている。元気になりすぎず、落ち着きすぎず。オケは、そんなヴァイオリンソロをそっと見守りつつ、一緒に熱を帯びて力強く奏でたり。シベリウスが自分で出したくて出せなかった音は、こんな音だったのかな…、と感じました。

 秘めた情熱が表に出る中で、切なさ、哀愁がぐんぐんと迫ってくる。夏はまだこれからだけど、8月後半になれば、私の地域は一気に秋の気配を感じます。夏の暑さの中にある、秋の涼しさ・物寂しさ。数日前までは暑かったのに、今日は寒いぐらい涼しかった。そんな日に合うシベコンでした。

【これまでのシベコン関連記事】
幻の協奏曲:レオニダス・カヴァコス(Vn)、オスモ・ヴァンスカ指揮、ラハティ交響楽団
フィンランド人指揮者でシベリウス:ジョシュア・ベル(Vn)、エサ=ペッカ・サロネン指揮、ロスアンジェルス・フィルハーモニック
クリスティアン・テツラフのヴァイオリン シベリウス篇:クリスティアン・テツラフ(Vn)、トーマス・ダウスゴー指揮、デンマーク国立交響楽団
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by halca-kaukana057 | 2011-07-20 22:49 | 音楽

宇宙兄弟 14

 またしても、発売日からかなり経ってしまいましたが、「宇宙兄弟」14巻です。週刊誌は単行本が出るペースが速いです…。(前にも言ったような)


宇宙兄弟 14
小山宙哉/講談社・モーニングKC/2011

 宇宙飛行士室長のバトラーに呼び出された六太。1年半後のミッションの、バックアップクルー候補に挙がったのだ。しかし、そのミッションは月ではなく、ISS.月とISSでは訓練内容は全く異なり、ISSクルーとして宇宙飛行をしても、それから月ミッションの訓練をするのは”遠回り”になってしまう。シャロンとの約束…月面望遠鏡の建設ミッションに関わることを願い、月を目標にしている六太は悩むが、バックアップクルーを辞退し、ISSでの新薬開発を目標にしているせりかを推薦する。その後、せりかがISSミッションのバックアップクルーに決定する。その一方で、六太はビンスに呼び出され、ある場所に連れてこられる。そこは、月面バギーの開発・改良をしている部署だった。六太はそこで、研修することを命じられる…。


 T-38での訓練で、宇宙飛行士として一気に成長したムッタ。そのムッタに宇宙飛行のチャンス到来!と思いきや、月ミッションではなく、ISSミッション。この作品では、ISSも運用続行中、月有人ミッションも進めているという設定。ただ宇宙に行く・宇宙飛行をするのが”宇宙飛行士”ではない。ISSや月で仕事・ミッションを遂行するのが”宇宙飛行士”。そして、この作品の設定では、ISSと月の2つの舞台がある。地球軌道上の実験室か、38万km離れた、重力が地球の6分の1の天体か。環境が違えば、訓練内容も全く異なってくる。これまで、現実の宇宙開発の舞台は大体1つだった。米ソ有人宇宙飛行レースの頃は地球軌道上、アポロ計画なら月。スペースシャトルも地球軌道上だが、ミッション内容がシャトル内での科学実験か、ISS建設かで異なってくる。ISS長期滞在だとまた異なる。
 ムッタが目指すは月。シャロンとの約束、日々人が行った月に、自分も行きたい。ここでISSを選んだら遠回りになってしまう。そこで辞退を選んだが…待っていたのは、左遷とも思える部署での研修。案内をするビンスさんの言葉が、とても重かった。優秀な教官であるビンスさんでさえ、月には行けていない…。

 ムッタの新たな仕事は、月面バギーの改良をすること。事故を起こした日々人とダミアンが乗っていたバギーを、月面のクレーターに落ちないようなものにすること。予算や、重量の制約があり、そう簡単にはいかない。でも、そこを何とかしてしまうのが、南波兄弟。ムッタが今回もやってくれました。自動車会社に勤務し、元自動車エンジニアだった経験と、その時に開発案を出したあるアイディアをフル活用。さらに、格段に進歩した月面科学探査の力も借りる。ここで、嬉しくなりました。ムッタ、本当に凄いよ。

 宇宙飛行士は、軌道上では何でもしなくてはならない。現在、ISS長期滞在中の古川聡宇宙飛行士も、元々は医師であるけれども、技術・エンジニア的なこともしなくてはならず、訓練で苦労したと仰っていました。自分のバックグラウンド、これまで専門としてきたことと、分野外のこと。これまでの専門分野はフル活用して、専門外のことも一通り習得し、活用できるようにする。宇宙飛行士の”器用さ”、”臨機応変さ”には驚くばかりです。

 一方、月から帰還し、しばらく経った日々人。月面での事故の影響が…。楽天家でいつも飄々としている日々人が、まさかこんなことを抱えてしまうなんて…。日々人自身が、それをよくわかっているのかなと感じました。だからこそ、抱え込んでしまうのか、と。そんな日々人の抱えていることを聞き、優しく認めるシャロンさん。本当にこの作品で、特に南波兄弟にとって、シャロンさんの存在は心強く、優しく包み込んでくれる存在。そのシャロンさんも、進行し続ける病気と闘っている。139話は本当に切なくなりました。今まで当たり前にあったもの、出来たことが、遠ざかってゆく。自分のものではなくなってしまう。このかなしさ。それでも、皆、何かと闘い、向き合い、前に進もうとしている。望んだ未来を見るために。

 更に、バトラー室長に月ミッションに加わりたいことを熱くアピールするために、ムッタが取ったある作戦。ムッタ、またも決めてくれました、が…。変なオチになってしまうのが、ムッタの平常運用wバトラー室長だけでなく、せりかさんへのメッセージも残念な結果に…。あーあ…w

 さて、最後のページ。再びビンスさんに呼び出されたムッタ。ムッタの今後はどうなる。そして、日々人は…。

・13巻宇宙兄弟 13


*****

 出版社も掲載雑誌も全く異なり、一緒の記事にしていいか悩んだのですが、宇宙もの漫画としてのくくりで。ご存知少年誌「ジャンプ」にて、新しい宇宙もの漫画がスタートしました。

集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト shonenjump.com:連載作品情報|『ST&RS-スターズ-』
 原作:竹内良輔、漫画:ミヨカワ将。
 現在、3話目かな?2話まで読みました。「ジャンプ」、いや、少年漫画誌自体を読むのが久々です。2035年、火星で会いましょう…という異星人からのメッセージを受け取った人類は、火星を目指して宇宙開発を続ける。時は2033年。宇宙オタクの男子中学生・真帆は、火星を目指し、宇宙学校を受験する…というあらすじです。
 結構面白いです。宇宙学校というと「ふたつのスピカ」を連想しますが、「スピカ」のものとは少し違う感じです。時代背景、目指すものも異なります。主人公・真帆は、宇宙飛行士よりも軌道工学方面に進んだ方がいいんじゃないのかとw、1話を読んで感じました。今後が楽しみです。でも、「ジャンプ」で連載は大変そうだなぁ…。月刊誌向きな内容とも感じます。
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by halca-kaukana057 | 2011-07-18 22:31 | 本・読書


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