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祝!・「みいつけた!」日本賞受賞 ~コッシーは何故椅子なのか

 今日、教育テレビ(Eテレ)で放送されていた「日本賞」受賞式を観ていました。「日本賞」とは、教育をテーマにした優れたテレビ番組・ウェブサイト・ゲームなどの作品に贈られる国際的な賞。今年で38回目を迎えました。毎年、世界中から面白い教育番組がエントリーし、私も注目しています。NHK教育の番組が受賞するかどうかも、気になります。

 「日本賞」のコンテンツ部門は、対象年齢などで6つのカテゴリーに分かれています。そのうちの、6歳以下向け幼児部門に、今年NHK教育からは「みいつけた!」がエントリー。ちなみに、国際コンクールなのでプレゼンテーションは英語で行われます。「みいつけた!」の英訳は「Found One!」。うん、そのまんまです。

◇今年のエントリーリスト(英語のみ):日本賞2011:エントリーリスト

 そして、10月27日に行われた授賞式の模様が今日放送されたのですが、「みいつけた!」は、見事幼児部門の最優秀賞を受賞しました。おめでとうございます!!
 ノミネートした回は、あのサボさんがサボテンに戻ってしまうあの回。あの回は訴えかけるものも強い。エントリー回は結構選んでますね。

 この受賞式で、NHKエデュケーショナルの堤桂子プロデューサーがスピーチをしたのですが、その言葉がとても印象に残っています。
 「みいつけた!」のメインキャラクター、コッシーは椅子。コッシーの他にも、「いすのまち」にはたくさんの椅子たちが暮らしている。何故、椅子をキャラクターにしたのか。以前からちょっと疑問に思っていたのですが、その答えが堤プロデューサーの言葉にありました。「子どもたちにとって、居心地のいい居場所がある、と伝えたかった」(録画せずに観ていたのでうろ覚えです、ごめんなさい…)と。

 椅子は、どんな場所にでもある身近な家具。椅子と言っても、色々な椅子がある。スイちゃんの「すわってみたよ」のコーナーに出てくるように、用途によって異なる様々な椅子がある。でも、どんな椅子でも、座ってみれば、その人の居場所になる。家や幼稚園・保育園にある自分の椅子、お気に入りの椅子、町の中にある皆で使う椅子。そんな身近な存在である椅子が、もし、お話して動いて、友達になれたら…。もっと椅子を身近に感じる。自分の居場所がその椅子であるように、友達や家族などにもそれぞれ居場所の椅子がある。椅子という小さな居場所の周りには、たくさんの不思議なものや面白いこと、学んでいくことがある。小さな椅子から、何かを見つけて、世界が広がる。そんなコンセプトで作っていたのだなと感じ、とても嬉しくなりました。

 「みいつけた!」は、サボさんやオフロスキーといったユニークなキャラクタによる、ユニークでシュールなコーナーもあります。それも楽しいwこの番組には、様々な”楽しさ”が詰まっている。サボさんがサボテンに戻ってしまう回のように、楽しいことだけではないこともある。でも、それを解決したら、乗り越えたら、また”楽しい”が増える。今年で放送3年目。歌などもパワーアップしている、時に暴走することもある番組ですが、これからもそんなたくさんの”楽しい”をともに楽しめる番組であってほしいなと思います。
 時に暴走…例えば、先日放送された「自分の持ち物には目印をつける」の回のオチ。サボさん…!!w教育テレビでは放送ギリギリでしょう、そのネタは!www

 あ、新CD「パーティー」の感想、近いうちに書きます。

みいつけた! パーティー

VARIOUS / ワーナーミュージック・ジャパン



 ちなみに、昨年の2010年・第37回「日本賞」では、児童向け部門で「大科学実験」が最優秀賞を受賞。「音の速さを見てみよう」の回でした。幼児向け部門は「にほんごであそぼ」がエントリーしたものの…優秀賞止まり。2009年・第36回の幼児向け部門は、「クインテット」がエントリーした…のですが、こちらも優秀賞止まり…惜しい!!(そして悔しい!w
第37回日本賞2010:幼児向け部門優秀賞作品
第36回日本賞2009:幼児向け部門優秀賞作品

 2003年の第30回日本賞では、あの「ピタゴラスイッチ」が最優秀賞受賞してました。放送2年目で。さすがです。
第30回日本賞2003:子ども番組の部最優秀賞

 さて、来年は何の番組がエントリーするのか。ちなみに、各カテゴリーの最優秀作品で興味深い作品がいくつもあったのですが、それらの放送は12月24日にあるそうです。観よう。「みいつけた!」の英語テロップ付き版が観たいですw
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by halca-kaukana057 | 2011-10-30 21:40 | Eテレ・NHK教育テレビ

”日常”と”非日常”の息抜き

 ふと思ったことを。

 数ヶ月前から、家の中がゴタゴタしていて(危機的状況ではありませんのでご安心を)、なかなか落ち着きません。仕事でも、自分自身のことも、ゴタゴタしたり、ゴチャゴチャになっていたり…落ち着きません。先日も、ひと段落してようやく図書館から本を借りて本を読める(落ち着かない状況だと、借りても読めないまま返却日になってしまうので借りるのを我慢していた)と思って借りてきたのに、再び落ち着かない忙しい状態になってしまい、返却日まで読めるか…(涙)

 こんな毎日ですが、息抜きも必要。その息抜きにも、2種類あるなと感じました。
 
 ひとつ目が、”日常”の中にあるけれども”日常”の中心から少し距離を置いたところでする息抜き。例えば、休憩時間に読書したり、寝る前に窓から少し星見したり、音楽を聴いたり、10分程度でもいいからピアノの練習をする。ちょっと昼寝してみる。丁寧にコーヒーやお茶を淹れて飲む。行きつけのお店で美味しいものを食べる。友達にちょっと電話してみる。通勤途中で道端に咲いている草花や、空を観る。ISSの可視パスを観る。そんな、ささやかな息抜き。それは、日々の暮らしの中で心の支えとなり、毎日のささやかな幸せに繋がる。大事なことだなと思います。

 今日も、仕事帰りに用事があったのですが、その窓から細い月が見えました。その月が見えたこと。それだけで、それまで重かった気持ちもふっと軽くなりました。


 でも、ささやかな息抜きでは足りない、と感じるレベルになってしまうこともある。”日常”から距離を置いてささやかな息抜きをしている間でも、”日常”・現実に引き戻されることや、どうしても頭から離れない時もある。そんな時に思うのが、ふたつ目の”非日常”の息抜き。例えば、空の澄んだところまで遠出して望遠鏡も準備して本格的な天体観測をするとか、レッスン室を半日ぐらい借りて何時間もピアノの練習に打ち込むとか、図書館で朝から晩までひたすら読書し続けるとか。ケーキ1ホールをひとりで食べ尽くすとか(食べすぎたのね注意報発令…そんなの気にしないw)。首都圏の科学館・博物館・美術館めぐりやコンサートを聴きに行くなどの旅行に出かけるとか。

 今、そんな”非日常”の息抜きをしたいな…と思いつつも、今の状況では無理だろうな、とすぐに思ってしまい、なんとも苦しいです。

 あと、思ったのが、私が”非日常”の息抜き、と考えていても、他の人には”日常”での息抜きであることもある。旅行が趣味の人なら、年に何回もあちらこちらへ旅行へ行くだろう。プロ・セミプロの人ならレッスン室を借りて何時間もピアノの練習をすることは日常茶飯事だろう。しかもそれは、息抜きではない。そう思うと、ますますため息がつのる。

 世の中は簡単・単純ではないなぁと思う、今日この頃です。

 ちなみに、レッスン室を半日ぐらい借りて何時間もピアノの練習をしたい、というのは本気でやりたいです。やれそうなところはあるので、あとは日にちを決めて申し込むだけ。はぁ、思う存分ピアノを演奏したい、練習したい…。
 あと、望遠鏡を持って本格的な天体観測も。今の星空は、日の入りから夜更けまで見どころ満載です。

 何を言いたいのか…ただの独り言です。
 今の私は、”日常”の中にあるけど離れた息抜きを、頻繁に取るのが一番なのかな。

・以前も似たようなことを書いていた:趣味は身近に(2009.2.20)
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by halca-kaukana057 | 2011-10-29 22:51 | 日常/考えたこと

食欲の秋警報 今週の「クインテット」

 先日の号外で書いたとおり、11月30日、アキラさん&クインテット声優陣によるライブが実現します!
・号外:【号外・速報】夢の”ゆうがたクインテット”ライブ、実現します!
 限定100席とのことでしたが、もう売り切れちゃったかな?行こうか考えている方は、詳しくは会場にお問い合わせを。

 では、私は平常運転の今日の放送を。
 ドラマパートは「食べすぎたのね」「おなかのへるうた」。…フラットさんも平常運用です。今日は夕方、帰宅後録画で観たのですが、その時お菓子を食べていた私。思わず食べる手を止めてしまいました…。食欲の秋、美味しいものがたくさん。更に、身体が冬に向けて栄養も蓄えようとしている。でも、蓄えすぎにはご注意!!この「食べすきたのね」、思わずたくさん食べてしまいそうな時に聴けば、食べすぎ抑制の効果があるかもしれません。私も注意報発令中です。
 食べ過ぎて、食べ物の話は聞きたくない!とひとりになるフラットさん。でも、アリア・スコア・シャープの3人の食べ物話をついつい聞きに行ってしまう…wわかるw
 あと、これから寝ようと思っている時に、twitter経由で美味しそうなデザートの画像が流れてきたり…。やめてください…
♪あ~あ~あ~涙の食いしん坊~…

 パート3は「楽器の動物園」。このテーマ曲、結構好きです。今日はたぬきのコントラバス。演奏するは、サン=サーンス「動物の謝肉祭」より「象」。コンバスソロの曲といえば、やっぱりコレですね。でも、前回のテューバで「亜麻色の髪の乙女」(ドビュッシー)みたいに、意外なところも聴いてみたいな。

 コンサート前、部屋が散らかっているのに怒っているアリアさん。お掃除当番は誰!…アリアさんでした。あるあるw

 コンサートは、ベートーヴェン作曲ピアノソナタ第8番「悲愴」より、第2楽章。ピアノで演奏したい、演奏してみたい、演奏できたら素敵だろうなと思う作品です。が、私の腕前では到底届きそうにありません。ですが、この「クインテット」版「悲愴」第2楽章を聴いていると、一緒に演奏したいなぁ…と思います。”一緒に”がポイントなんだと思います、きっと。演奏することを、心から楽しんでいるから、かなぁ。「悲愴」ソナタ第2楽章の穏やかな旋律が、じんわりと優しく心に届きます。アリアさんの美声も堪能です。
 聴くのは大好きですよ。「悲愴」ソナタ。どの演奏もいいなと思いますが、ヴィルヘルム・ケンプ盤は譲れません。

大阪フィル POPS オーケストラアルバム 第3集 エリーゼのために

宮川彬良 大阪フィルハーモニー交響楽団 BGM集コロムビアミュージックエンタテインメント


 ↑大阪フィルポップスコンサート版もあるよ!オーケストラとピアノの協演、心に沁みます。


 今週の+αは、号外を先に出したのでありません。ですが、ひとつ書かせてください。11月以降の変更後の、「宮川彬良のショータイム」の放送日がよくわかりません…。公式サイトに書かれているのですが、さっぱり追いつけていません…。とにかく、番組表をしっかりチェックしよう。
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by halca-kaukana057 | 2011-10-29 22:10 | Eテレ・NHK教育テレビ

宇宙兄弟 15

 9月末に、宇宙天文関連マンガが、一気に3作品も新刊が出ました(しかも全部講談社さんからという…)。ちょっと遅くなりましたが、1作品ずつ感想書きます。まずは、「宇宙兄弟」から。

宇宙兄弟 15
小山宙哉/講談社・モーニングKC/2011

 月面滞在のミッションで事故に遭い、その影響でパニック障害を患ってしまった日々人。病気の治療のため、そして病気のことをNASAの上役に知られないように、日々人はソユーズ訓練と称してロシアに向かう。ロシアで待っていたのは、ベテランロシア人宇宙飛行士・イヴァン。イヴァンの家に食事に招かれた日々人は、15歳の娘のオリガに出会う。訓練では、ソコル宇宙服を着て歩くことさえ出来なくなってしまい、落ち込む日々人。そんな時、イヴァンは一枚のDVDを日々人に手渡す。バレエダンサーであるオリガの、子どもの頃のレッスンの記録だった。そして、翌日のダンスコンクールで踊るオリガを撮影して欲しいと頼む。バレエのレッスンを受ける子どもの頃のオリガ、そしてコンクールで踊る15歳のオリガを観て、日々人は…。


 15巻は日々人のロシアでのエピソードがメイン…ほぼ全部日々人です。兄・六太と宇宙飛行士になろうと誓った子どもの頃の夢を、兄よりも一足先に叶えた日々人。明るく気楽な性格で、飄々としている。日本人で初めてのムーンウォーカーとなり、月でのパフォーマンスもあって超有名人。宇宙飛行士として、栄光の道を歩み続けている日々人でしたが…月で遭った事故は、日々人の心に大きな傷と闇を刻んでいた。地上であれ、宇宙服を着るとその時の恐怖が蘇ってしまう。宇宙服が着れなければ月へも、宇宙へも行けない。兄・ムッタもようやく宇宙飛行士に認定され、ともに宇宙へ行く夢が実現に近づいているのに…。142話で、訓練をさぼり公園で「宇宙飛行士失格」と思い悩む日々人。これまで、元気で明るい性格で宇宙飛行士としても大活躍していたからこそ、余計にその辛さ、苦しさが鋭く、じんじんと伝わってくる。思い悩んでもすぐに答えは出せないし、病気も治らない。だからこそ…。

 そんな日々人のロシアでの治療のカギを握るのが、イヴァンとオリガの親子。イヴァンは酒好きで豪快な性格だが、日々人の揺れ動き沈み続けようとする心に、強引に引っ張ることもあるが一緒に治療プログラムに取り組む。オリガは、ダンサーとして、また心の支えとして日々人に寄り添う。外見も、クールに装う内面も大人っぽく見えるオリガですが、時々見せる15歳の素顔が可愛い。

 そんな治療の途中、問題が発生。今後、日々人はどうなるのか。ただ、先に光が見えそうな展開なので、きっと南波兄弟なら乗り越えられるはず。オリガとの関係も楽しみです。

 最後148話で、ようやくムッタの出番。海底にある訓練施設での訓練「NEEMO訓練」に参加することに。この「NEEMO訓練」、今も実際に行われている訓練です。かつて日本人では、若田光一宇宙飛行士、古川聡宇宙飛行士が経験。若田さんはその時、コマンダー役でした。そして、今現在、先日宇宙飛行士に認定された大西卓哉宇宙飛行士が訓練中です。
毎日新聞:宇宙飛行士・大西さん:海底で語る宇宙への夢
 ↑NEEMO訓練中に記者会見とは珍しい。大西さんも、一歩一歩宇宙飛行へ向けて、訓練しています。

 その訓練の様子を、大西さん自身が日記で綴っています。
JAXA:大西宇宙飛行士のNEEMO日記~海底からこんにちは~
 毎日読むのが楽しみです。所々ユーモアも交えて、訓練の様子を語っています。この大西さんの日記を読んで、16巻が出るのを待ちます。


We are 宇宙兄弟 VOL.04 (講談社MOOK)

講談社


 ムック4巻も出てます。油井・大西・金井3新人飛行士のインタビューが目玉です。

・前の14巻:宇宙兄弟 14
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by halca-kaukana057 | 2011-10-27 22:37 | 本・読書

ペンキや

 秋になって、心が静寂に向かうような本が読みたいと思うようになりました。ワクワクする本、面白くてどんどん読んでしまう本もいいけど、心も頭の中も鎮まり、落ち着く本が読みたい。図書館をうろうろしていたら、梨木香歩さんの絵本を発見。これまで、梨木香歩さんの著書は小説やエッセイは読んできましたが、絵本は読んだことが無かった。梨木さんの作品は、心が静寂へ向かうような、落ち着く文体・内容のものが多い。では、読んでみよう。

ペンキや
梨木香歩:作/出久根 育:絵/理論社/2002

 塗装店でペンキや見習いとして働くしんや。お客さんの依頼を聞いて、色を作り、ペンキを塗る。簡単そうで、結構難しい。色の名前を聞いてその色を作って塗っても、仕事を頼んだお客さんがイメージしていた色と微妙に異なることが多い。そんな繊細な仕事に就いたのは、同じくペンキやだった父の影響もあるかもしれない。しんやの父は、しんやの母のお腹の中にしんやがいることを知らないまま仕事でフランスへ行き、フランスでしんや会わないまま死んでしまった。しんやは、ペンキ塗りの仕事で悩むうちに父の墓を訪ねたいと思い、フランスへ向かった。その船の中で、しんやは様々な色、そして不思議な女の人と出会う。


 絵本=こども(幼児~小学校低学年)むけ=平易な物語と絵による本、というイメージを”絵本”に持っていたら、この本は異色に感じるでしょう。実際、かつてこどもたちに読み聞かせをしていた立場から言うと、”読み聞かせには向かない本”です。でも、文字ばっかりの本はハードルが高いけど、いわゆる”一般的な絵本”とは違う絵本を読みたい子にはおすすめしたい本です。読み聞かせではなく、自分ひとりでじっくり読んでほしい。物語そのものもですが、絵もじっくりと味わってほしい。梨木さんが通常の本ではなく、絵本としてこの作品を書いたことの意味が、絵にあると感じました。違う言い方をするなら…絵本という、芸術を味わうのがこの作品なのかな。

 序盤、しんやはお客の依頼・イメージどおりの色を作れず、苦しみます。その時の親方の言葉が、いいな、わかるなぁと感じました。
「たとえばブルーグレイと
ひとことでいったって
そう呼べる色合いは数限りなくある
お客様が本当に好きな色を感じとるのさ
感じとったらそれをペンキで表すんだ」

 子どもの頃も、今も、絵を描く時色を作るのが好きでした。絵の具を混ぜて、絵の具チューブにはない色を作る。また、「はだいろ」がチューブにはなく、赤と黄色と白を混ぜれば「はだいろ」になると教わったのですが、調合の加減でいろいろな「はだいろ」ができる。赤と黄色と白だけでなく、茶色や黄土色も混ぜてみたり。何かを描き色を塗る時、目の前にあるものの色が全て絵の具チューブにあるわけではない。あるわけがない。目の前にあるものがどんな色をしているのか、絵の具を混ぜながらその色を作り、塗っていくのが楽しくて(あと、ささやかなものですが描いた絵が賞をいただいたこともあって)、絵を描くのが好きになり、今に至ります。今は色鉛筆ですが、やはり欲しい色は色鉛筆のセットには無い。混ぜて、塗り重ねて、欲しい色、表現したい色を出すのが好きです。

 しかし、しんやはペンキ塗りを仕事とするプロ。お客の依頼にこたえなければならない。その難しさと同時に、母が見た父の仕事について語られます。そして、父の足跡を追ってフランスに向かったしんや。船で出会った謎の女の人が依頼した「ユトリロの白」という色。フランスで父のことを知る人が話してくれた父のこと、父の仕事のこと、そして、「ユトリロの白」の手がかり。帰国後、しんやのペンキ塗りの仕事は一変します。

 自然の色であれ、人の手によって作られた色であれ、色は不思議なものだと思う。人を落ち着かせたり、幸せにさせたり、不快にさせたり。ものや人に会うと、特定の色をイメージすることもある。色と言っても、グラデーションだったり、所々ムラのようになっているものもある。その微妙な色合いを表現し始めたしんや。色合いの表現が繊細になればなるほど、人間は深みを増していくのだろう。

 そして、たどり着いた「ユトリロの白」。作品の中で謎の女の人が「ユトリロの白」について語っていますが、その表現が凄く好きだなと感じました。”何色”とはっきり言い切れない。色々混じって、塗り重ねられて、変化してゆく。生きること・生きてゆくことをそのまま表現したかのような色。色は、それをも表現できたんだ。

 言葉だけでは表現できないものを、絵本=絵もある物語なら表現できる。絵本の表現の幅も、作家さんによって変えることができる。そう実感した本でした。

 ちなみに、モーリス・ユトリロは、近代フランスの画家。「白の時代」と呼ばれる時期の作品が、ユトリロの絶頂期と言われているそうです。検索して作品の画像を観たのですが、「白の時代」の作品は、まさに「ユトリロの白」そのものだなと感じました。
wikipedia:モーリス・ユトリロ
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by halca-kaukana057 | 2011-10-25 22:45 | 本・読書

【号外・速報】夢の”ゆうがたクインテット”ライブ、実現します!

 先程、PC立ち上げてメールチェックしていたら、大変なニュースが飛び込んできましたよ。

おふぃすベガ:公演・活動予定 11月30日(水)アート・カフェ・フレンズ(恵比寿)
アキラさんの ハロイトへホニハ オリジナル LIVE
~ 夕焼け空が染まる時、テレビから聞こえてきたオリジナルソングの数々。歌って
いた仲間たち、初のライブ!! ~
■出演
宮川彬良、斎藤晴彦、大澄賢也、茂森あゆみ、玄田哲章 他

■構成
下山 啓


…!!!
 これは、つまり、「クインテット」のライブってことですか、ことですね!!

 以前、タワーレコードのサイトに、アキラさんのインタビューが掲載されていたのですが、そこにこんなことが書かれてありました。
「芸達者な声優陣の表現力と、ナチュラルな歌唱が番組の要です。いつの日かみんなでライヴを実現させたい!」

TOWER RECORDS ONLINE:インタビュー 宮川彬良 大人をも夢中にさせる、Eテレ・夕方ミュージック

 これが、ついに、現実のものとなるんですね。感無量、嬉しくてたまりません。こどもたちにとっては中の人バレ…という見方もありますが、「クインテット」も多くの人の手によって作られていた。その人たちがどんな人なのか、どんな思いで演奏して、歌っていたのか…。それに触れるのも、いいのではないかと思います。実際、既にアンサンブル・ベガのコンサートでは演奏している人バレさせてますし。

 今のところ、私は行けない状況です…。でも、自分は行けない…とか、そんなの関係なしに嬉しい。そりゃあ行けたら、生でクインテットメンバーの音楽を聴けたら最高だけど、自分が行けなくても、行った人が楽しんでくれれば、それでいい。あと、出演者・主催側の方々も楽しんでくだされば、尚嬉しい。とにかく、ライブそのものが実現することが、嬉しい、喜ばしいと思います。

 「クインテット」の本放送は既に終わりました。が、再放送は続いています。コンサートスコア集も出ますし、(この間の記事の通り「クインテット」=アンベガ、ではありませんが)アンサンブル・ベガのコンサートも続く。番組が終わったのはひとつの区切り。そこで道は全て断ち切られたわけではなく、先に続くものがある、あるんだ!そう実感して、本当に嬉しくなりました。
 このライブは、今回初めてですが、これ一回きりと言わず、ライブを続けていって欲しいなと思います。そのうちのいつかに、行きますよ!!

 土曜の定例記事では間に合わないので、号外でした。

 行く予定の方、限定100席です。ご予約はお早めに!!

 カテゴリは一応「Eテレ・NHK教育テレビ」にしておきました。こんなこともあろうかと(使い方間違ってるw)、タグもありますし。
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by halca-kaukana057 | 2011-10-25 20:46 | Eテレ・NHK教育テレビ

「クインテット」各キャラ呼び名考 今週の「クインテット」

 まず、昨日金曜朝に放送された先週の再放送。昨日の朝は忙しく、朝ごはんを食べながら観ていました。慌しい中にも、「クインテット」の10分で元気をチャージ。今日も一日がんばろう、と背筋をしゃんとするような気持ちになります。ちなみに、昨日の「0655」は「toi toi toi !!」が登場。元気が出ました。

 では、今週の「クインテット」。童謡「さっちゃん」を演奏し歌うメンバーたち。「さっちゃん」に関しては、アキラさん・宮川彬良さんと平原まことさんとのデュオコンサート「アキラさんとまこと君 2人のオーケストラ」での定番曲ですね。アリアさんの歌声に聴き入っていた…のに、フラットさんが演奏を中断させる。いいところだったのに~!”さっちゃん”は”さちこさん”のニックネーム。だから、これからは私のこともニックネーム、”フッくん”と呼んでください、と主張し始めたフラットさん。更に、”フッくん”と呼ばせるために、「お名前たずね歌」という歌まで用意してきた。楽譜を配り、アリアさんに歌わせる。この歌、名前とニックネームの部分を変えて、遊び歌にしたら楽しいだろうな。CDにも入ってない、楽譜は出ていないのが残念です。
 しかし、またしてもフラットさん、やりたい放題w10月に入ってから(いや、その前からも)、フラットさんの暴走が続いていますw

 ところで、「クインテット」メンバー同士での呼び名について考えてみた。まず、各個人がどう呼ばれているか。

・アキラ→アキラさん
・スコア→スコアさん
・フラット→フラットさん(スコアさんは「フラット君」)
・アリア→アリアさん
・シャープ→シャープ君

 基本的に「さん」付けです。メンバーの年齢が離れているせいかな。
 スコアさんは、フラットさんのことを唯一「フラット君」と呼ぶ。これも年下だからかな。でも、同じ年下でもアリアさんは「アリアさん」。アキラさんも「アキラさん」…年齢不詳の設定だった。
 「クインテット」メンバー同士は仲がいい。でも、お互いを尊敬し合い、適度な距離間を保っているとも思う。年下のシャープ君をうまく丸め込んで買い物に行かせたり、フラットさんに呆れたり、アリアさんを怒らせその怒りに油を注ぐようなこともしてしまうけれども、各メンバーの演奏や歌のうまさは評価しているし、何かあれば心配したり、励ましたり。そっとしておいたほうがいいような時は、そっとしておく。何かが必要だと感じれば、演奏や歌で伝えようとする。適度な距離を保っていても、”音楽で繋がっている”感じが常に伝わってくる。こんな「クインテット」メンバーの関係、仲のよさがいいなぁ、と心から思います。
 ちなみに、チーボーは「チーボー」でしたね。

 さて、今週の内容に話を戻して、パート3は「ニドネノサンバ」。二度寝しがちな季節がやってきました。サンバなのに、ゆったりしているこの不思議なかわいらしさが好きです。アニメも可愛い。

 コンサート前はハロウィンネタ。フラットさん、散々です…。そして、久々にエレベーターが来ました!8年目、エレベーターと屋上の登場に、クインテットビルの謎が明らかになるかもしれない今後の新展開が楽しみ!と思っていたのに、9年目は再放送になっちゃったよ…。

 コンサートはクレメンティ「ソナチネ7番」。ソナチネアルバム第1巻、ブルクミュラー25の練習曲が終わったらコレ!という、ピアノ初級者練習曲シリーズです。ピアノ練習曲も、室内楽で楽しく洒落た、優雅さも兼ね備えた作品になってしまう。「クインテット」マジック、アキラマジック全開です。
 私自身の話になりますが、子どもの頃ピアノを習っていた時はバイエル程度で終わったため、大人になってピアノを再開してからソナチネに出会いました。この「クインテット」版を聴いてから、原曲に取り組んだため、「クインテット」アキラさん編曲版が私のソナチネ7番の弾きたい形です。しかし、原曲に取り組んで、思った以上に難しく頭を抱えています…未だに。「クインテット」版は、あんなに楽しい演奏になっているのに。「クインテット」版を聴くと、「ソナチネ練習しよう、ピアノ練習しよう…」と思ってしまいます。
 途中、アキラさんのソロパートで鍵盤と指が上からアップで映るシーンがありますが、そこを食い入るように観てしまうのは、ピアノ弾きの性ですかねwアキラさんみたいに、音そのものが軽快に楽しく弾むように演奏したい!「ソナチネ7番」を練習する時は、「クインテット」版をじっくり観てからにしたら効果があるかも。
 コンサートスコア集の発売日がまだ決まっていませんが、この「ソナチネ7番」も入るかな。入ったら、編曲版も演奏してみたいな。


 今週の+α。
 クラシック音楽雑誌「音楽の友」の今月号で、アンサンブル・ベガのことが紹介されています!あまり大きくは無いですが、世界や国内の名だたる室内楽団のひとつとして、アンベガが紹介されるのは感無量です…。
 元々は関西中心に活動しているアンサンブルだったのに、「クインテット」で全国区に。東京公演も実現し、定期公演から全国各地への出張公演と、一気に広まりました。「クインテット」=アンベガ、ではありませんが、「クインテット」を通じて素敵なアンサンブルに出会えたのが、とても嬉しく、有難いです。「クインテット」が無かったら、地域が離れていることもあってきっと知ることもなかったと思います。
 メンバーのスケジュールなどから、全国各地に出張公演と言っても、西日本中心になっています。東日本・北日本にも是非いらしてください…喜んで行きます!!
 (公演の実現には、地元のホールや自治体が公演を依頼する必要があるんだった…。我が自治体さま、呼んでください…。)
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by halca-kaukana057 | 2011-10-22 22:14 | Eテレ・NHK教育テレビ

青い城

 「赤毛のアン」シリーズ、「エミリー」シリーズで知られるルーシー・モード・モンゴメリ。モンゴメリ作品といえばこの2シリーズだと思っていたのですが、他にも多くの作品があり、日本語で出版されているというのを少し前に知りました。なんと!!
 ちなみに、「赤毛のアン」シリーズは高校生の時にハマり、アンのような生き方ができればいいなと密かに思っていました。でも、シリーズ途中まで止まってしまっています…。どこまで読んだっけ…?


青い城
モンゴメリ:作/谷口由美子:訳/角川書店・角川文庫/2009(単行本は1980年、篠崎書林より)

 ヴァランシーは、29歳の雨の降る誕生日の朝を、涙とともに迎えた。オールド・ミスであること、やせっぽちで身体が弱く美人ではないこと、厳格でヴァランシーを何から何まで管理する母・フレデリック夫人の存在、おせっかいで古いしきたりに縛られているスターリング一族の人々にオールド・ミスであることを嘲笑されること、スターリング一族の一人であるひとつ年下のオリーブは美人で常に比較されること…。自分の意志で何かをしたいと言っても、フレデリック夫人やスターリング一族の人々にとやかく言われてしまうので、大人しく従うしかなった。それでも、ヴァランシーは自身の空想上の理想の場”青い城”と、自然を活き活きと描くジョン・フォスターの本を心の支えにしていた。誕生日のその日、ヴァランシーはずっと気になっていた心臓の痛みをトレント医師に診てもらうことにした。しかし、トレント医師は急用で、ヴァランシーの診察中に慌てて出かけてしまう。
 数日後、ヴァランシーのもとにトレント医師から手紙が届く。ヴァランシーの心臓のことについて書かれていたのだが、その内容は余命は1年。手紙を読んだヴァランシーは、限られた時間を生きるために、あることを決意した…。


 29歳で独身…今では珍しくもないことですが、20世紀初頭の当時ではオールド・ミス。更に、身体が弱いことを理由にヴァランシーを厳しく管理する母・フレデリック夫人と、噂好きでおせっかい、体裁や古いしきたり、かつての栄光に縛られているスターリング一族の存在が、ヴァランシーを憂鬱にさせる。ヴァランシーとは正反対な、スターリング一族のアイドルである完璧な美人・オリーブの存在も。こんな家にいたら、私も憂鬱だろうなぁと感じます。

 そんなヴァランシーを変えたのが、トレント医師からの余命宣告の手紙。心臓の病気で、生きられる時間はあと1年。オールド・ミスであること、憂鬱な環境で誰かに従うしかない自分…。これまで、誰かの陰に隠れて、むなしく生きてきた。自分に価値を与えるため、誰かを喜ばせようと生きてきた。でも、その努力はどれも無駄に終わった。ならば、これから死ぬまでの時間は、自分のために、自分を喜ばせるために生きよう。誰かの機嫌をとったり、嫌々従ってばかりいるのはやめよう…!この決意が、ヴァランシーを変えてゆきます。

 大人しくビクビクして生きてきたヴァランシーの変化に、スターリング一族の皆は驚くばかり。しかし、ヴァランシーは生きがいを感じていた。更に、ヴァランシーはあらぬ噂で村八分にされているアベルと話し、病気で苦しんでいる娘・シシィの看病のためにアベルの家の家政婦になる。体裁を大事にするスターリング一族にとって、村八分にされているアベルとシシィと親しくすることは許されないこと。しかも、同じくあらぬ噂を立てられているバーニイ・スネイスともヴァランシーは親しくなる。人々が話す噂ではなく、その人と心から話すことで、噂は噂でしかないことに気づくヴァランシー。ここから物語は更に急展開してゆきます。

 ヴァランシーの決意とその後の生き方に、共感します。私も人の顔色を伺って行動してしまうことがある。それは、本当にその人のためなのだろうか。ただ、勇気を持って行動できない弱さなのか。牢屋のようなスターリング一族から離れ、アベルやシシィ、スネイスとともに活き活きと暮らすヴァランシー。これこそまさに”生きる”姿。余命一年という極限の状況から、生き返ったようなヴァランシーの姿に、オリーブとは違う”美しさ””強さ”を感じます。

 ヴァランシーが持っている”青い城”の空想も、モンゴメリらしい。「エミリー」シリーズで言えば、「風のおばさん」かな。作品中にも、これぞモンゴメリ作品!と感じるユーモアや皮肉がたっぷりと詰まっています。物語の展開とともに、モンゴメリらしい豊かな表現も楽しくて、どんどん読み進めてしまいました。

 しかし、ヴァランシーの人生はこれで終わりではなかった。後半、まさかの展開の連続に驚きっぱなしでした。冒頭で飾りのようにしか出てこなかったエピソードが、最後に大きな意味を持つものになるなんて。

 帯に書いてある通り、純粋なラブ・ストーリーとしても面白いです。が、私は自分の生きる道は、自分で切り拓くことを決意し実行したヴァランシーの姿に、強く惹かれました。

 他にも、「赤毛のアン」や「エミリー」ではないモンゴメリ作品が数多く出ているのだそう。読みたい。その前に、中途半端になっている「赤毛のアン」シリーズと、アニメ化(NHK教育「風の少女エミリー」)でその存在を知り原作を買ったものの途中までしか読んでいない「エミリー」シリーズも読みたいなぁ…。
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by halca-kaukana057 | 2011-10-21 22:49 | 本・読書

IKAROSの新技! 逆スピン

 映画公開で小惑星探査機「はやぶさ」は再び(私の中では常に)脚光を浴び、噴射試験によって機体の状態が明らかになった金星探査機「あかつき」は厳しい状況でも一歩ずつ(宇宙空間を飛ぶ宇宙機に”一歩”という表現はイメージが異なるかもしれないけど、心境としてはそのイメージ)金星にたどり着くために問題に立ち向かっています。その一方で、「あかつき」とともに打ち上げられた小型ソーラーセイル実証機「IKAROS(イカロス)」は、目標としていたミッションを全て完遂し、現在はエクストラミッション中。ソーラーセイルという新しい宇宙機が、どんな運用・飛行に耐えられるのか、可能なのか、限界まで飛び続けています。

 その「イカロス」に、新たなミッションが与えられました。「イカロス」は回転することでセイルの膜を遠心力で開き、その回転(スピン)で姿勢を制御しています。その回転を、逆まわりにしてみたらどうなるだろうか。逆まわり、逆スピン運用が、「イカロス」の新たな挑戦です。

IKAROS(イカロス)専門チャンネル:小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」の逆スピン運用実施について

 逆まわりにするということは、その途中で回転を一度止める必要があります。これまで、「イカロス」は回転速度(スピンレート)ゆっくりにしてみることもしてみました。回転速度をゆっくりにすることで、遠心力が弱くなり膜がたわんでしまう可能性がある。それは、太陽光圧を利用して飛行・姿勢制御している「イカロス」にとって、結構リスクの高いこと。でも、「イカロス」の回転速度をゆっくりにしても、順調に飛行を続けてきました。では、回転を止めると、遠心力はゼロになる。太陽光圧で膜がたわんでしまったり絡まってしまうリスクがある。それでも、逆回転することはできるのか。また、太陽との角度でどう異なるのか。リスクはあるけれども、「イカロス」は技術実証機。実際の宇宙空間で実験してみなければ、やってみなくちゃわからない!(NHK教育「大科学実験」の細野さんのナレーションでw 考えてみれば、「イカロス」は大科学実験そのものだ。スケールは半端なくでかいw)

 さて、やってみました。
IKAROS(イカロス)専門チャンネル:小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」の逆スピン運用実施結果について(速報)
 ↑公式による速報です。
アストロアーツ:宇宙ヨット「イカロス」、逆スピン運用実験に成功!

 見事、成功しました。凄い!現在、逆スピンを行った時の「イカロス」のデータを解析中だそうです。ソーラーセイルの実用化に向けて、ソーラーセイルではこんな飛行・運用も出来るということを実際にやってみて実証した「イカロス」。ソーラーセイルの可能性、深宇宙へ向かう可能性がまた広がりました。おめでとう、イカロス!

 イカロスブログでは、運用チームのこんなこぼれ話も…。
IKAROS-blog:10/1916:04:06: 今日の IKAROS(10/19) - Daily Report - Oct 19, 2011
ところで,昨日逆スピン状態に移行したことが確認できた後の運用室の雰囲気は,
万歳三唱・・・ではなく,なぜか微妙な「うーん・・・」というものでした.
逆スピンコマンドを送信するときは,
「イカロス,お前のうめき声を聞かせてみろっ!」というくらいの悲壮な覚悟でいたのが
「逆スピン? いいよー!」「えいっ!!」「あ,できたよ.で,次は?」
という感じであっさりとイカロス君が返事をしてきたために,
拍子抜けしたというのか,何か呆れたというのか,
歓喜する瞬間を逸してしまいました.

 難易度の高い技を、あっさりとやってのけてしまったイカロス君。…凄い。これまでも何度も私たちを驚かせてきた宇宙機ですが、意気込んでいた運用チームをも驚かせるこの子。…恐ろしい子!(某マンガのセリフでw褒め言葉ですw

 そんな「イカロス」の本が出ましたよ!

宇宙ヨットで太陽系を旅しよう――世界初! イカロスの挑戦 (岩波ジュニア新書)

森 治 / 岩波書店


 プロジェクトマネージャー・森先生による、ジュニア向けの本です。早速読みたいです!(本屋に行かねば!)岩波ジュニア新書から出たのも、いいなぁ。ジュニア・児童向け新書の老舗・名門のひとつですね(あとは岩波少年文庫、講談社青い鳥文庫だと私は思っています)。
 「イカロス」くんの本といえば、こちらもどうぞ!どちらも子どもたち・これからの宇宙開発・科学を担うであろう若い世代へ向けた本であるところが、またいいなぁと思います。この本を読んだ子が、将来本格的なソーラーセイルの開発・運用に携わるかもしれない。私もそれを願っています。

イカロス君の大航海

澤田 弘崇 / 日経印刷


・私の感想記事:イカロス君の大航海

 現在、「イカロス」は推進剤が少なくなっており、今後通信も難しくなってくるそうです。それでも、限界まで飛び続ける。イカロス君、応援してるよ。


 最後に、ツイッターの「あかつき」と「イカロス」公式アカウントが、「toi toi toi」で盛り上がっている件について。「あかつき」君は毎日のようにtoi toi toi とつぶやいている。幸運あれ!
 「あかつき」と「イカロス」にtoi toi toi!!
「あかつき」ツイッター
「イカロス」ツイッター
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by halca-kaukana057 | 2011-10-20 22:30 | 宇宙・天文

快晴の星空、ISSを追いかけて

 一昨日・昨日はISS・国際宇宙ステーションの可視パスが好条件でした。しかし、雲のため観られず。筑波宇宙センターで一般公開があった15日(土曜日)も、雲間から観たのですが、やっぱり快晴の星空を飛んでゆくISSを観たい。そう思っていたら、今日は晴れました!

 今日はカメラも用意して、待ちます。
f0079085_2321874.jpg

 見え始め。15秒間の撮影です。写りが悪いのですが、画像の中央にかんむり座が見えています。そのかんむり座に向かって飛んでゆきます。

f0079085_234490.jpg

 かんむり座を越えて、りゅう座方向へ。30秒間の撮影です。ISSは北へと向かいます。

f0079085_235881.jpg

 きりん座のあたりを通過中。右側(東方向)に、ご存知W字形のカシオペヤ座が。このあと、見えなくなってしまいました。このように、実際に観ている時、画像を撮影した時は後で見返す時にどの星座を通っているのかを意識しながら見ると、星座探しも一緒に楽しめます。

 勿論今日も、「古川さーん!」と手を振ってしまいましたw その、ISS滞在中の古川聡宇宙飛行士のツイートから引用します。

・宇宙ステーションと岩手県大槌町をアマチュアラジオで結び、小学生のみなさんと日本語にて交信しました。なぜだろう?不思議だな?という科学する心を大切にしてくださいね。
 posted at 2011.10.17 17:40:03

・日本の夜景その1。雲のため見づらいですが、手前で明るいのが沖縄だと思います。 http://t.co/2t2l6nkf
 posted at 2011.1017 17:55:15

・日本の夜景その2。九州と四国の大部分は雲のため残念ながらよく見えませんでした。 http://t.co/mVrgs5Vm
 posted at 2011.10.17 18:02:42

・日本の夜景その3。(東から、関東、名古屋、大阪。3エリアの明るさが目立っています。 http://t.co/CYbjvCPA
 posted at 2011.10.17 18:07:50

・日本の夜景その4。関東(首都圏)、名古屋地区に接近して撮ってみました。 http://t.co/c89iPnT2
 posted at 2011.10.17 18:09:00

・日本の夜景その5。北海道の大部分は雲のため残念ながらよく見えませんでした。 http://t.co/W8fmfWnz
 posted at 2011.10.17 18:10:48

 この日、ちょうどISSが日本上空を通過しました。古川さんはISSから、日本の夜景を撮影。雲が邪魔ですね…。
 今日はこんなツイートも。
10月18日の日本時間夕方に日本の上空を通過し、その際地上からISS(きぼう)が見えたようですね。手を振りましたよ。いつ、どこで、どの向きにISS(きぼう)が見えるかは、こちら。http://kibo.tksc.jaxa.jp/#visible
 posted at 2011.10.19 17:32:15

 18日、昨日か!昨日は雲ってたので観られず、手も触れませんでしたよ。残念…。

 そんなtwitterを、今度は星出彰彦宇宙飛行士も始めました!
JAXA:星出宇宙飛行士がTwitterでつぶやき開始!
 ↑いつものプレスリリースw
 星出さんは来年6月頃にISSへ。6ヶ月間の長期滞在に向け、訓練中です。早速訓練のことなどがツイートされています。勿論、即フォローしました。
twitter:星出彰彦(@Aki_Hoshide)
 ↑宇宙飛行士のアカウントは、「Astro_」で始まるのが通例なのですが、「Astro_」じゃない。どうやらNASAではなく、JAXAで取ったアカウントのようです。

 さて、ISSコマンダー・若田光一宇宙飛行士のツイッター開始はいつかな…? あと、”スペース・ツイッター・キング”野口聡一宇宙飛行士も現在も絶賛ツイート中。山崎直子さんは、先日JAXAを退職されましたが、ツイート継続しています。もうすぐお子さんが生まれるのを待っていらっしゃる模様。

 今日の撮影は、アングルも安定してた。鈍っていた腕・感覚が元に戻ってきたようだ。何よりです。
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by halca-kaukana057 | 2011-10-19 23:35 | 宇宙・天文


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