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2011年読んで印象に残った本まとめ+α

 2011年も残すところあと少しとなりました。今、教育テレビ(Eテレ)N響の第九を観ています。N響の第九で、大晦日、今年も終わるのだな、新しい年が来るのだなと実感します。
(ところが、BSプレミアムで「コズミックフロント スペシャル」が被るので、第九の録画はできず。なんてこった!!)

 そんなこんなで、今年私が読んだ本で今年を振り返りたいと思います。順番は日付順。

絶対帰還。
(クリストファー・ジョーンズ:著/河野純治:訳/光文社/2008)
 宇宙関係の本は今年も沢山読んだのですが、その中からこれを。選ぶのに困りました。
 国際宇宙ステーション・ISS滞在中の宇宙飛行士たちが、スペースシャトル・コロンビア事故のため迎えの予定のシャトルがいつ飛行するか未定な状況になり、いつ帰還できるのか…という危機を描いたノンフィクション。読み応えのあるノンフィクションでした。
 今年の宇宙関係の話題は、この本に関連して有人飛行関連では、スペースシャトル引退、古川聡宇宙飛行士のISS長期滞在。シャトル引退は、ひとつの時代が終わったと共に、私にとって最も身近な宇宙船であるシャトルの飛行をもう見られなくなることにじわじわとショックを感じました。古川さんの長期滞在は、医学分野の実験に注目。そしていつもあの古川スマイルに和んでばかりでしたw ISS関連では「こうのとり」(HTV)2号機の飛行もお見事でした。
 また、去年から引き続き「はやぶさ」(MUSES-C)の話題は尽きず。私もカプセル展示を観に行きました。本当にきれいな、7年も、しかも波乱の旅を続けてきた宇宙機のカプセルとは思えない程。宇宙科学研究所(ISAS)相模原キャンパスにも行きましたし、映画も「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」,「はやぶさ/HAYABUSA」(20世紀フォックス)と2本。来年は東映と松竹の2本が。小惑星イトカワのサンプルの分析と、「はやぶさ2」の今後も気になるので、まだまだ目が離せません。
 人工衛星では、陸域観測衛星「だいち」(ALOS)の運用終了がショックでした。しかも、大震災後、宇宙からその被害の状況を観測している真っ最中に…。大震災後、「いぶき」や「きずな」・「きく8号」など人工衛星による観測・被災地支援も。管制している筑波宇宙センターも被災しているのに。辛い状況の中で、宇宙からも支援があるのだと思うと心強くなりました。
 天文では、最近の話題ですが、12月10日の皆既月食ですね。冬の星座たちと赤銅色の月の共演は見事としか言いようがありません。来年は金環日食だ…!


若いってすばらしい -夢は両手にいっぱい 宮川泰の音楽物語
(宮川 泰/産経新聞出版/2007)
 今年、このブログで頻出した名前は、多分アキラさん・宮川彬良さんだと思います。NHK教育「クインテット」本放送終了した…結果がこれだよ!
 すいません、心の叫びでしたw彬良さんのお父様で昭和の大作曲家・宮川泰さんの自伝的エッセイ。ひたすら爆笑、お腹を抱えて笑って読みました。こんなに笑える面白い本は、初めて読みましたw
 と、同時に、音楽のたのしみ、音楽で伝えられることって何だろう?と考えた本でもありました。私自身、今年は自分で演奏するよりも、聴くほうが多い年でした。演奏することも聴くことも「音楽に触れる」ことには変わりはない。では、その音楽のたのしみって何だろう?
 今後、私はどう音楽と向き合い、触れて、付き合っていくのだろう?楽しみでもあり、不安も感じます。不安を感じる時は、宮川さん親子の明るくワクワクする音楽で、清々しくいきたいと思いつつ。


海炭市叙景
(佐藤 泰志/小学館・小学館文庫/2010)
ペンキや
(梨木香歩:作/出久根 育:絵/理論社/2002)
僕は、そして僕たちはどう生きるか
(梨木香歩/理論社/2011)
 以上、「生きる」ことについて考えた本3作品。「海炭市叙景」ではどこかにあるような、「生きること」そのものを。「ペンキや」では、「生きてゆく過程」を。「僕は~」では、様々な問題を抱えつつも「自分自身と、誰かと、生きること」を。どれも印象深い作品です。
 特に梨木香歩さんの「ペンキや」の、「ユトリロの白」の言葉・表現がとても印象に残っています。私自身、「ユトリロの白」が意味するものを、「生きること」だと考えてきたので、それを表す言葉に出会えて嬉しいです。「僕は~」は、最後まで読まないとわからない。最後まで読んで、最後の言葉で、「ああ、救われた」と思った。この作品の言葉たち、そこに込められたものは、私にとって大切なものになると思う。本の中だけでなく、生きる上で。
 「海炭市叙景」は、佐藤泰志さんという作家に出会えてよかったと感じています。小学館文庫から、他の作品も出ているので読みたいと思っているところです。


 大震災がおこったのが3月。あっという間に12月、年越しになってしまった。大震災だけでなく、今年は私個人にとって、「あって当たり前だと思っていたものを失う」年でした。失ってみて、初めてそれがどれだけ大事だったか、助けられ支えられていたかを感じました。自分の年齢・置かれている立場も。立ち位置を再確認し、このままではいられないことも実感。とにかく波乱の連続でした。
 そんな中で、誰かの厚意や、直接見ることはできないけど確かに存在している誰かの努力・苦労に感謝することも多い年でした。辛い時だからこそ、これまで見えなかったものが見えるのかもしれません。ネオンの明かりで夜でも空が明るいのが、ネオンが消えて満天の星空が見えたように。

 来年も、今抱えている波乱・不安をまだ抱え続けるかと思います。でも、光が見えてくることを祈りつつ、進むばかりです。

 今年もお世話になりました。それでは、よいお年をお迎えくださいませ。
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by halca-kaukana057 | 2011-12-31 22:42 | 本・読書

年末憂さ晴らし! 今週の「クインテット」+α

 2011年最後の放送となりました。今週の「クインテット」です。

 ドラマパートは「ぷっつん★マンボ」。フラットさんは体重を気にして、目の前にある大福を食べずに我慢している。アリアさんは、ヴァイオリンの練習に気が向かない様子。一方、シャープ君は物を散らかしっぱなしでマンガを読んで爆笑中。そんな3人が、それぞれの状況を指摘し合います。ちょっと弱気なまま、決心したこと、決心しようとしている時に、ずばりと結論を言われてしまうと、やる気が急にしぼんでしまいますね。そんな3人が「プッツン!!」ボンゴを叩いて逆ギレですw普段はシャープ君が演奏しているボンゴを、アリアさんもフラットさんも叩きまくり、憂さ晴らし。そんな3人を見て、最後にスコアさんが一言「だったら今すぐやればいいんです」…全くその通りでございます…。

 パート3は「おわびのスキャット」アニメ版。「ぷっつん★マンボ」の次にコレですかw逆ギレした後は、謝っているようで謝ってないこの歌。忘年会で歌ったら盛り上がる歌だと思います。「クインテット」を知らない人でも、歌詞で盛り上がれるかと。ただ…カラオケに入っていないんだ。残念過ぎる。

 ここまで、忘年会のようなノリ。コンサートは「椿姫」より「乾杯の歌」かな?と思っていました。あの、元々放送されていたワイン片手に飲んだくれ・しゃっくり付き演奏の。しかし、予想はハズレ。ハチャトゥリアン「ガイーヌ」より「剣の舞」でした。「剣の舞」、今年度2度目の放送です。
・10月15日の放送でした:コロ畑フラットさんの北風な日々 今週の「クインテット」
 迫力満点、スピード感に溢れつつも各パートが絶妙に絡み合う。忘年会、というイメージではないですが、感情が疾走する(暴走ではない)演奏です。この息の合ったアンサンブル、たまりませんね。

 と言うことで、年末にバーン!と憂さ晴らしをするような回でした。次は来年1月6日(金)の放送です。さて、今日の再放送なのか、それとも違う内容なのか。年明けにまた。

 今年は、「クインテット」に関しては激動の年でした。新年最初の記事では、「今年も「クインテット」で素敵な音楽を沢山聴けますように。」と書いたのに…年明け1月に昨年度で放送が終わることが判明。愕然としつつも、感謝の気持ちで本放送最終回を観ようと思ったら、大震災の直後になってしまい、バタバタした中で観ることに。4月から再放送が始まるも、週1で欠乏症に陥り…。大変でした。でも、そんな中で、ますます「クインテット」の音楽に惚れ込んでいきました。コンサートスコア集発売、ライブ実現という新しいことも。本放送が終わっても、新しい企画がスタートしたのは本当に嬉しいことでした。来年も、続きますように。
・その今年初めての「クインテット」に関する記事:新年教育テレビ2011 今週の教育テレビ


*****

 さて、そのコンサートスコア集、ようやく第1期・1~3巻が完成しました!!待ってました!!
おふぃすベガ:「クインテット」スコア集 発売!
 もう、スコアの画像を見ているだけでも感無量です。アキラさんによる「クインテット」番組制作エピソードも早く読みたい。各3675円。年明けの「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」ニューイヤーコンサート会場で販売されます。ネットでの販売は1月下旬から。販売開始を待ってます!


 年末年始は「クインテット」の放送はありませんが、アキラさん関連は色々とあります。
 まず、明日大晦日。「コンチェルタンテⅡ」特別版、新日本フィルとジルベスターコンサート。
新日本フィルハーモニー交響楽団:コンチェルタンテ・スーパー 宮川彬良vs新日本フィルハーモニー交響楽団 チョー年越しコンサート2011→2012
 凄いプログラムです。「ショータイム」で演奏された曲も。「大人の時間だ酒メドレー」がめちゃくちゃ楽しそうwあの「テキーラ」も入っているのがたまりません!まだチケットはあるようなので、パーッと年越ししたいお近くの方は是非どうぞ!

 その「コンチェルタンテⅡ」の公式サイトもできました。
宮川彬良vs新日本フィルハーモニー交響楽団 コンチェルタンテⅡ(*ページにジャンプすると鳥のさえずりが流れるので注意)
 素敵なサイトです。ますますコンサートに行きたくなるじゃないですか。来年は行けたらいいなぁ、行きたいなぁ!
 twitter公式アカウントもできました:twitter:concertante2

 次、元旦。NHKラジオ第1.朝5:10~7:55「おめでとう あさいちばん」ゲスト出演。「コンチェルタンテ」年越しコンサートの後、生出演。年明けからハードです…。元旦は早起き決定です。いつもなら昼近くまで寝てるのですが…寝てられません!
NHK番組表:1月1日 ラジオ第1
 番組表によると、ゲストインタビューは6:40からと7:15からの模様。でも、最初から最後まで聴いていたほうがいいかも。聴きます。

 あと、28日にラジオ・文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」にもゲスト出演。ポッドキャストで聴けるのでどうぞ。私も聴けない地域にいるので、助かりました。
大竹まこと ゴールデンラジオ!「大竹メインディッシュ」
 「コンチェルタンテ」年越しコンサートのお得情報もあります。

 あとは、アンベガニューイヤーコンサートが、4日(兵庫・完売)、5日(浜松)、6日(静岡富士市)、8日(新潟)。ここで、「クインテット」コンサートスコア集が販売されます。
(静岡は2公演…ひとつ分けてほしい…ってそういう問題じゃない…か)

 以上、年末年始のアキラさん関連でした。結構あるなぁ。+αのほうが長かった気が…気にしない、気にしない…
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by halca-kaukana057 | 2011-12-30 22:36 | Eテレ・NHK教育テレビ

「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言

 先日、小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」の後継機である「はやぶさ2」の来年度予算が削減されるという一大事が。元々の要求額の半額以下(今年度と同じ30億)の予算になってしまいました。「計画中止」は避けられましたが…2014年~15年度に打ち上げられなければ、軌道の関係で目標の小惑星に向かうことができない。この予算で、間に合うのか。由々しき事態は続いています。
【関連サイト】
毎日新聞:はやぶさ2:ピンチ 予算削減、打ち上げに暗雲
 ↑話の発端はこれでした。

はやぶさプロジェクトサイト
 ↑「はやぶさ後継機に関する予算の状況について」という川口先生による意見が掲載されています。

毎日新聞:12年度予算案:「はやぶさ2」に30億円
日本経済新聞:「はやぶさ2」大幅遅れも 12年度予算案で開発費6割減 14~15年度打ち上げは微妙に
 ↑閣議決定した予算案について。

 という「はやぶさ2」の危機の真っ只中、私はこの本を読んでいました。ずっと前から読もうと思っていたので、今年中に読もうとようやく読み始めた。そしたら、発端の毎日新聞の記事が。タイミングがいいと言うか、何と言うか…。
 前置きが長くなりました…。

「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言
川口淳一郎/飛鳥新社/2011

 以前、映画「はやぶさ/HAYABUSA」(20世紀フォックス版)のジュニア版ノベライズ(角川つばさ文庫)で、”これまでの「はやぶさ」本とはちょっと違う「はやぶさ」本”と紹介しましたが、この本も”ちょっと違う「はやぶさ」本”。でも、著者はプロジェクトマネージャーの川口先生。「はやぶさ」の計画スタート・開発・運用のエピソードも語られます。ただ、”ちょっと違う”のは、川口先生ご本人が「はやぶさ」プロジェクトや宇宙科学研究所(ISAS)での研究生活を振り返って、どのようにプロジェクトに関わり、歩んできたか。ISASの”先輩”の先生方に学んだこと、失敗、困難…それらが「はやぶさ」の帰還までをどう支えてきたのかについて語っています。「はやぶさ」の道のりをそのまま振り返るのではなく、プロジェクトマネージャーとして、宇宙開発に関わるいち研究者としての視点から、”何を大事にしてきたのか”という要素ごとに振り返っています。

 川口先生の講演会にこれまで何度か行ったので、そこで聞いたお話も多く、講演会のことを振り返りつつ読みました。”大事にしてきたこと”が24挙げられているのですが、どれも「なるほどなぁ」「これは自分の仕事や日常生活でも活かしたいな」と思う内容ばかりです。

 その中でも興味深かったのが、「加点法」について。「はやぶさ」は、イオンエンジンをメインエンジンとした小惑星サンプルリターンの技術実証のための探査機。新しい試みばかりの探査機。なので、達成できたことの得点を加算していく形をとりました(達成表はこちら・ISAS「はやぶさ」サイトより)。最後、「イトカワのサンプル入手」で500点。現実にはこれを達成してしまったわけですが、川口先生自身は、500点とは書いたけれど「これは点数にならない、点数を付けられるものじゃないと思ってはいました」「500点が「はやぶさ」プロジェクトの「満点」かというと、そんなことはありません」(11ページ)と書いています。また、この達成表には書かれていない内容も。ここで「満点」を川口先生は「天井」と表現しています。「壁」と同じように、制限するものとして。テストでも100点満点が”ベスト”とあらかじめ決めておけば、評価は簡単。でも、同じ100点だった人の答えた内容、考えた過程が全く同じではないことも多い。100点満点という数字では見えてこない、表現できない評価内容もある。確かに、例えば私の場合ピアノ演奏で何がどうなれば100点満点なのか、決められないと感じています。実際やっていることに上限を作らない。どこまでも伸びることは出来る、新しいことは次々と出来るのだから。プラスアルファを大事にする。これは、相手は果てしない宇宙だからこそ出来る発想だなぁ。

 それから、9番目の「スケジュールは必ず遅れる」。確かに…よくある。物事を予定通りに進め、期日を守らなくてはならない…それも、ひとつの制約。自分を焦らせるだけ。なるほどです。

 この本の中で、一貫して川口先生が主張していたのが、新しいものを創造すること、新しいことに挑戦すること。「はやぶさ」は小惑星サンプルリターンという新しいことに、斬新なアイディアで挑戦した。また、「はやぶさ」の弟分とも言える、川口先生も関わったソーラーセイル実証機「IKAROS(イカロス)」も、やはり斬新なアイディアでSFの世界でしか語られなかったソーラーセイルを実現させ、現在も飛行を続けている。以前読んだ広中平祐さんの「生きること学ぶこと」でも、「創造すること」の大切さが語られていました。研究者による、「創造すること」への考え方・想いの言葉はとても力強く、熱がこもっています。これまで続いてきたことを引き継いでいくことも大事。でも、新しいものを創造していかないと、その先を見ることはできない。それを象徴するかのような、「高い塔を建ててみなければ、新たな水平線は見えてこない」…川口先生のこの言葉がとても気に入っています。とても清々しく、目を見開いて歩んでいこう。そんな気持ちになれます。

 元々、この本を読んだのは「はやぶさ」本だから、しかもプロマネ川口先生による本だからという理由もあったのですが、自分自身、今新しいことに挑戦しようと考えていて、その背中を押してくれるような本を読みたかったという理由もありました。読んで背中を押された、と言うよりは、よし!と道の無い地へ一歩を踏み出す気持ちでいます。新しいことは、やってみなくちゃわからない。だから、やってみよう。

 「はやぶさ2」についても書かれています。この本を読むと、「はやぶさ2」を実現したい、技術実証ではない、本格的な小惑星理学探査・サンプルリターンへの挑戦を観たいと思います。

 ちなみに、川口先生の生い立ちや、お父様のこと、小学6年生の時の作文も掲載されています。この作文が…凄いです…はい。


【過去関連記事】
はやぶさ/HAYABUSA (角川つばさ文庫 ジュニア向けノベライズ版)
↑20世紀フォックス版映画のジュニア版ノベライズ。これまでの「はやぶさ」本とは”ちょっと違う”「はやぶさ」本です。
生きること学ぶこと
 数学者・広中平祐さんによる自伝的エッセイ。研究者による自己の研究についての言葉をもっと聞きたい、本をもっと読んでみたいです。

はやぶさ、そうまでして君は 生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話
小惑星探査機はやぶさ 「玉手箱」は開かれた
↑これまでの川口先生による「はやぶさ」本。
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by halca-kaukana057 | 2011-12-29 23:54 | 本・読書

ラブジョイ彗星が凄い

 年末、色々なことに翻弄されています。心の中も荒れ気味です。そんな時は、宇宙ですね。下ばっかり見てないで、上を、宙を見上げよう。

 ほうき星・彗星を観たのは、これまで2回。百武彗星(1996)と、ヘール・ボップ彗星(1997)。双眼鏡を使って観て、どちらも尾が印象的でした。ハレー彗星の前回の地球接近(1986)は、まだ幼く観られませんでした。次の接近(2061)の時は、観られるかな?ヘール・ボップ彗星以後も日本から観られる彗星が接近してはいるのですが、観られてないなぁ…。

ルーリン彗星が観たい! <準備編>
ルーリン彗星が観たい! <実践編>
 ↑2009年3月に接近したルーリン彗星。結局観られず。

 現在、大彗星が観測されています。ラブジョイ彗星(C/2011 W3)。可愛い名前ですが、発見者のテリー・ラブジョイ(Terry Lovejoy)さんの名前が由来です。ラブジョイさんは先月、オーストラリアでこの彗星を発見。12月16日に近日点(太陽に最も近いところ)を通過。彗星も小ぶりで、太陽から12万kmというところを通過したので、そのまま消滅するかと思われていたのですが…そのまま通過。そして、肉眼でも見える見事な尾の大彗星となりました!

ナショナル・ジオグラフィック:ラブジョイ彗星、太陽最接近から生還

NASA Human Space Flight:Photo Index 9
 ↑ISS・国際宇宙ステーションから撮影したラブジョイ彗星の姿。地球と見事な尾の共演。たまりません!

BORG開発者 中川昇ブログ:ラヴジョイ彗星 夜空を架ける虹 2011/12/23A
↑この画像…。すご過ぎる。

アストロアーツ:大彗星となったラヴジョイ
 ↑ラブジョイ彗星ついて詳しく。

 2007年のマックノート彗星も凄い尾でしたが、ラブジョイ彗星も凄い。残念なのが、南半球でしか観られないこと。非常に残念。誠に残念です。でも、現地で観たら南半球の天の川、みなみじゅうじ座などの憧れの南天の星座たち、大・小マゼラン雲などと一緒に、この彗星…。いいなぁ…(遠い目

 ラブジョイ彗星は、「クロイツ群」という彗星の群のひとつ。太陽に非常に接近する軌道で、数百年前に分裂した非常に巨大な彗星の破片だと考えられています。有名なのが、池谷・関彗星(1965)。まだ生まれていなかったので、本などでしかその姿を観ることができません。生で観たら、どんな彗星だったんだろうな。

 今後、北半球でも見られる大彗星が出ないかなぁ。
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by halca-kaukana057 | 2011-12-27 23:01 | 宇宙・天文

ホワイト・アウト・クリスマスに

 クリスマスイヴの夜、いかがお過ごしでしょうか。私はのんびりです。宇宙の超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」経由のクリスマスメールも無事に届きました。

 外はクリスマス寒波で雪。吹雪です。ホワイトクリスマスで合ってはいますが、ホワイトアウトクリスマスな時も…。実話です。はい。

 そんなクリスマスに合うかと、以前こんな動画(演奏)を見つけました。

シベリウス もみの木 (Sibelius:The Fir)


 このブログではお馴染みの、シベリウス作曲「樅の木」op.75-5.ピアノ曲ですが、ピアノとヴィオラ用に編曲し、演奏したのがこの動画だそうです。以前、チェロとピアノの演奏は聴いたことはあったのですが、ヴィオラを選ぶとは、渋いですねぇ、いいですねぇ。ヴィオラ大好きです。
 ヴィオラの渋くあたたかい音色が、「樅の木」の雰囲気にピッタリです。この編曲・編成、とても素晴らしいです。

 シベリウスの「樅の木」は、雪原で吹雪にも耐える命とその情景を表現した作品だと思っています。寒波に耐え、今年は様々な困難にも耐え…それでも生きる。この演奏を聴きながら、そんなことを考えていました。もみの木だからクリスマス…という曲ではないのですが、もみの木つながりで、今日紹介してみました。

 それでは、今日、明日、皆様の心があたたかなクリスマスとなりますように。

 私はこれから、NHK-FMで、オーディオドラマ「鳥の名前の少年 あるいは、ある小惑星探査機の冒険」を聞きます。「はやぶさ」のラジオドラマ。「はやぶさ」を音だけでどう表現するか、楽しみです。
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by halca-kaukana057 | 2011-12-24 22:03 | 日常/考えたこと

こころと脳の対話

 この本のことは前から気になっていて、読もうと思っていました。その後、NHK-BSプレミアム「宮川彬良のショータイム」第4回の「脳科学ミュージカル」を観て、この本のことを思い出しました。茂木さんがゲストだったこともあって。脳って一体何?心はどこにある?心と脳はどんな関係にあるの?そんな疑問を抱きながら、ちょうど文庫化もされていたのでじっくりと読みました。

・「脳科学ミュージカル」の感想のようなものなど:その想いをミュージカルで代弁します 「宮川彬良のショータイム」第4・5・6回感想まとめ
↑かなりの長文記事ですごめんなさい。前半のほうにあります。


こころと脳の対話
河合隼雄・茂木健一郎/新潮社・新潮文庫/2011(単行本は2008、潮出版社より刊行)

 心理学・心理療法の河合隼雄さんと、脳科学の茂木健一郎さん。この2人が3回に分けて、脳と心、そして人間について語り合う。茂木さんと言えば、「クオリア」(脳科学において、脳の働きは数量化できる。しかし、数量化できない「質感」、「質」や「状態」のこと)。この脳科学においての「質感」について、ユングやフロイトは考えていたのか…という話から始まります。先に挙げた「脳科学ミュージカル」でも表現していたのですが、脳と心は繋がっている、でも、脳のことがわかれば心もわかるわけではない。このことに、ますます脳と心の関係にますます興味を持ちました。脳も心もまだまだわからないことばかり。そして、脳のことがわかっても心のことがわかるわけではない。こう言われると、わけがわからない…と言いたくなりそうなのですが、わからない、簡単には解明できないからこそ惹かれています。不思議だ。いや、もし脳のことが全部解明されて、心も全部わかってしまったら…人間の行動や思考をコンピュータでプログラミングできるような感じがして、そっちのほうがわけがわからないと私は思います。
 実際、第3回の部分に、パーキンソン病の原因となっている脳のある部分に電極をあてて神経伝達を調整すると、症状がパッと無くなり普通に動く。また、抑うつ症でも悲しい時に活動する中枢部分に電極をあてて調整すると、症状が全く出なくなる(全ての被験者がそうなったわけではない)。でも、寂しさや悲しみなどの感情を操作するようなことをしていいのか。どこまでやれるのだろうか、という倫理的な問題も出てくる、という内容のお話がありました。倫理的な面でも問題になると思いますし、それが出来るとしたら「感情って何だろう?心って何だろう?」という問題にまた突き当たる。脳と心の関係は、グルグルと回っているみたいだ。

 この本でよく語られ、面白いなと思ったのが「関係性」のお話。心理療法でも、カウンセラーや先生と患者の信頼関係があって、治療が進んでゆく。また、個と個の関係があって”私”があるという「華厳経」の考え方。脳でも、神経細胞がネットワークをつくって、「クオリア」も意識も生まれる。一方で、ユングの「シンクロシニティ」(共時性)は、外のものと外のものが因果的に結びつくのではなく、自分の無意識と外のものが呼応する。関係性があるといっても、何にでもあるわけではない。確実ではないのに因果があると思い込むと、視野が狭くなってしまう。思考が偏ってしまう。関係性があるという面白さと同時に、何でも繋がっている…とは簡単には言えないのだなという別の面白さを感じました。

 また、科学に対するお話も。事象を一般化、標準化できないと、「科学的」とは言えない。例えば、箱庭療法でも、「科学的」にやるには箱庭で使うものを一般化すべきだという考え方があって、実際使われているところもある。でも、「全体をアプリシェイト(味わう)することが大事であって、インタープリット(解釈)する必要はない」(23ページ)と河合さんは主張し、ゆるい基準だけ決めておいてあとはセラピストと被験者に任せるという形になっているそうだ。
 「科学的」と言われれば、しっかりとした理論があって、理路整然とした実験・観察に基づいたデータの裏づけがあって、確実なもの、というイメージがある。そうでないものは「非科学的」。確実ではない…のだとしたら、心は、心理学はどうなのだろうか。河合さんと茂木さんの科学への鋭い眼差し・見解に、今まで自分が抱いてきた「科学的」なものと「非科学的」なものを線引きしてしまうことへの危うさを感じました。ドキリとします。

 第2回の対談では、河合さんの京都のオフィスで、茂木さんが箱庭をやってみる。茂木さんは大学時代に精神分析に興味を持ち、箱庭を継続してやっていたことがあるそう。茂木さんの箱庭の続きを見たかった、そのお話を聞きたかったなと思います。河合さんが急逝してしまったので、叶いませんでしたが…。

 初めは、河合さんが脳について茂木さんに話を聞くはずだったのが、茂木さんが河合さんの心理療法について話を熱心に聞いたり、河合さんが茂木さんの話をうまく引き出したり…。そして脱線やジョークも。脳と心の不思議に惹かれると共に、この2人のお話そのものにもぐいぐいと引き込まれる本でした。

 脳と心に対する疑問は、きっとこれからも持ち続けると思う。グルグルと。わからないからこそ、面白い。


・参考:以前読んだ茂木さんの著書:すべては音楽から生まれる
 ↑脳科学のお話もありますが、タイトルどおり音楽…クラシック音楽、特にシューベルトについて。
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by halca-kaukana057 | 2011-12-23 23:53 | 本・読書

群緑の時雨 2

 待望の2巻、じっくりと読んでいました。「群緑の時雨(じう)」2巻です。


群緑の時雨 2
柳沼 行/メディアファクトリー・MFコミックス フラッパーシリーズ/2011

 病床の母のため、一日でも早く一人前の武士になり戦に向かいたいと思い、霖太郎は士々国の武芸大会に出ることを決める。しかし、霖太郎の剣術の腕では、とても太刀打ちできるような大会ではなかった。一方、武芸大会に女子であるため出ることを許されなかった伊都。殿様に直談判するために、府介とともに城に忍び込もうとする。2人が城に忍び込もうと奮闘する中、城内では武芸大会が始まった。
 士々国は、隣国の式桜(しきさ)国との戦を続けていたが、士々国が勝利を収め、戦は終わったとの報せが国じゅうを駆け巡った。そんな中、士々国家老の差床家は江戸の普請に参加するようにと幕府から命ぜられる。伊都も共に江戸へ向かうことになったが、江戸に向かうもうひとつの目的を聞いた伊都は…。


 2巻で、物語がひとつの方向へ向かおうとしている。まずは霖太郎の武芸大会。剣術は決して強くはない霖太郎。しかし、力・技術を気力・精神力でカバーしようと立ち向かう姿は、弱くも見えるが強くも見える。大会後、家老(後のキーパーソンとなります)のひとりから、こんな言葉をかけられる。戦に向かわせてもらえるのかと聞いた霖太郎の言葉に対しての言葉。
剣の道は 心を鍛える道 戦の道は 心を削る道
お前さんはまだまだ削れるほどの心にはありますまい
今はひたすら剣の修行を続けなさい
(52ページ)

 剣術は、戦で、実戦で使ってこそのもの…と思っていましたが、考えてみれば現代にも剣道がある。柔道などの武術全般も同じだと思う(多分…武術は一切経験したことがないので、想像ですが…)。戦とは切り離された、己の心を鍛える、磨くための剣術・武術。これは時代を超えて、剣術以外のことにも言えると思う。仕事でも、趣味でも。実戦のためでもあるけれども、それ以上に自分を鍛えることがどれほど難しいか。技術を高めるとともに、精神力をも高める。自分が取り組んでいる様々なこと…仕事や、ピアノ、宇宙天文などの趣味でも当てはまるなと思いつつ、読みました。挫けそうになったら、私も霖太郎と同じように、この言葉を思い出そう。

 そして、士々国は戦で勝利を収め、太平の世が始まると国の人々は喜んでいる。しかし、霖太郎にとっては、戦に行って戦うことをこれまで目標としてきたので、複雑である。これからどうやって生きていくか。そんな霖太郎に、勘解由さんが言った一言。
戦で功を成すことよりも
己にとっての生きていく志を見つけることのほうが よっぽど難しいもんだぜ
霖太郎にとっての 真の志を早く見つけることだな
(79ページ)

 その通りだなぁと思います。何か世の中に大きな流れがあると、それに乗って勝ち上がっていけば成功を収められる。しかし、例えば価値観が多様となった現代なら、何を目標・志としていけばいいかわからないと迷うことも少なくない。私自身、そうだ。こうなりたい、という漠然としたものはあるけれども、はっきりとした”真の志”を見つけられずにいる。見つけようと動いている最中だ。本当に見つかるのかな、とモヤモヤした気持ちになりつつ…。霖太郎にとって、”真の志”とは何なのか。これまでの”誇り”と絡めて、霖太郎の成長が楽しみです。

 さて、霖太郎のことばかり語ってきましたが、伊都にも大きな動きが。江戸普請に行くことが決まったが、その江戸行きの裏にはもうひとつの目的があった。勿論、伊都が素直にその話を聞くわけが無い。ここで、伊都が心の内を霖太郎と府介に初めて話します。何故、女子なのに剣術に励んでいるのか。霖太郎と府介は親から離れて(離れざるを得ずに)暮らしているが、伊都も同じでした。家老という良家に生まれ、姉たちの人生・生き方を見て、自分もこれからどうなるのか知っている。でも、伊都は、自分で自分の道を探したい。そう、伊都は、ただ単におてんばで物好きで剣術に励んでいたわけではない。誰かに決められた道ではない、自分の生きる道を探すために。良家の娘さんなのに、伊都が竹を割ったような性格である理由もつかめてきました。1巻の時は、「ふたつのスピカ」の幼い頃のアスミみたいな感じと思ったが、この2巻を読んでマリカのようなところもあるんだなと感じました。やっぱり、前作「スピカ」も出てきてしまうなぁ。

 2巻の後半、伊都が江戸に行ってから5年…。霖太郎も府介も、凛々しい少年になりました。15歳か。戦が終わり、国も、人々の生き方・暮らしも変わった。霖太郎は剣術に励み、府介は剣術よりも算術や自然のことに興味を持っていた。そんな中、霖太郎と府介がお城へ呼ばれる。呼んだのは、あの武術大会で出会った家老。士々国と式桜国の戦は、本当はまだ終わっていなかったのだ、と…。ああ、ここであの1巻冒頭のあのシーンに繋がってゆくのか。その緊急の召集後、2人は伊都と再会する。さあ、物語はどう進んでゆくのか。これからが本番といったところ。ミステリアスな部分もあり、楽しみです。

・1巻:群緑の時雨 1
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by halca-kaukana057 | 2011-12-20 21:37 | 本・読書

到達点は同じなのに

 最近ちょっとした出来事で、思ったことを。

 以前記事にも書いた気がするのですが(あとで探します)、誰かと意見が異なることで落ち込むことがあります。人それぞれ、意見が異なるのは当たり前。でもそれが親しい人だったり、親しくなりたい人だったり、尊敬している人だったりすると、ショックを受けます。

 では、意見が同じならいいのか。そうではないのかもしれない。そう思うことがありました。その人と意見は同じ、結論は同じ。しかし、その意見に至るまでの過程、考え方、感情・想いに、同意出来なかった。その考え方は…ちょっと違う、私はそうは思わない、と。最終的な意見は同じなのに…。とても奇妙な、不思議な、そして複雑なものを感じました。

 誰かと”全く”同じ意見・考えというのはあり得ない。だからこれは、当然のことといえば当然だ。それなのに、少しの(私は少しとは思えなかった)違いで、違和感を覚える。

 私にとって衝撃的なことだったので、書きとめておくことにしました。これから、深めてみたいと思います。(年内にやることを終わらせて、年が明けたら…。ああなんでこんなに忙しいんだ12月!)
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by halca-kaukana057 | 2011-12-19 23:49 | 日常/考えたこと

一足お先にメリークリスマス! 今週の「クインテット」+私が語る「クインテット」

 先週放送分の金曜の再放送。シャープ君の「楽器の話」ティンパニー版がラップ調なので、「ティンパニーの上だよ!」を「ティンパニーの上だYO!」とヒップポップ調に脳内再生してしまった遼です。


 さて、今週の「クインテット」。ドラマパートは「しあわせクリスマス」。おや、今週からクリスマスソングが来ますか。アリアさんが優しく歌うこの歌、大好きです。初登場の時も、
「いろんなことがあったけど みんなの笑顔 うれしいプレゼント」

の歌詞に、様々なことを想いました。今年は、この歌詞がより強く心に染み入ります。今年のクリスマスは、世界中の皆が少しでも笑顔になれますように、幸せを感じられますようにと強く願います。
 歌った後、ろうそくの灯を見ながら、クリスマスは本来静かに過ごすものだと言うスコアさん。そして、感謝をする日だ、と。クインテットメンバーも、穏やかな気持ちで、静かに感謝の言葉を。
 私もつい、テレビに向かって「ありがとう」と言いたくなりました。「クインテット」の音楽で、「クインテット」があることで、励まされたり、元気になれたり、慰められたり、救われたり…何度も何度もありました。ありがとうございます。そして、これからもよろしく。

 …しかし、これで「クインテット」のクリスマスが終わる…はずがありません。フラットさん、「今夜は無礼講!」と叫んだのを合図に、騒ぎ出すシャープ君&アリアさん。動物さんたちも出てきて、一気に賑やかに。アキラさんも、「しあわせクリスマス」では、しっとりとチェレスタを演奏していたのに、楽譜を放り出し、駆け出し、ピアノで「ジングル・ベル」を賑やかなジャズ風で演奏。ピアノではしゃぐアキラさん。グリッサンドも、いつもの3割増はしていますwアキラさんのピアノ演奏を観ていると、グリッサンドがとにかく多い。頻繁に出てきます。この「ジングル・ベル」はグリッサンドの連続。あれ、指が痛くなります。アキラさんは平気なのかなぁ…。凄いなぁ…。
 そんな4人を見て、スコアさんは「全然わかってない…」と呆れる…。というスコアさんも、「きよしこの夜(クインテットバージョン)」では、フラットさんの合図で一緒に騒いでいたじゃないですかwあの時は、フラットさんが「クリスマスは厳かに過ごすもの…」と言っていた。でも、あの時も結局は賑やかでゴージャスなアレンジになっちゃった。「クインテット」のクリスマスは、楽しく賑やかにがモットーです。

 パート3は「手あらい数え歌」。この回、もしや…。

 コンサート前、スコアさんとアリアさんが窓の外を見ている。外は雨。「雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるでしょう」「サイレント・ナイト」…山下達郎さんの「クリスマス・イブ」ですか?静かに窓の外を見ている2人の視界に突然入ってきたのは…フラットサンタさん!!wしかも超ハイテンションw雰囲気はぶち壊し。呆れる弦コンビ。スコアさん、これで2回目ですね…受難。

 コンサートは、アキラさんが2人!そう、いつもはパート3で出てくる「アキラさんのピアノ」が、今日はコンサート!ダブルアキラさんのピアノ・クリスマスメドレー!!(サンタが街にやってくる・ジングルベル・諸人こぞりて・We Wish a Merry Christmas)
 アキラさんの華麗なピアノ演奏を、たっぷりとご堪能ください。堪能しました。このアキラさんのクリスマスメドレーを観ないと・聴かないと、クリスマスを迎えた気がしません!演奏だけでなく、編曲も素敵なんだ。「ジングル・ベル」のところの掛け合い(またしてもグリッサンド連続)。変拍子。どこかで聴いたメロディーも紛れ込んでます。「We Wish a Merry Christmas」部分では細かい芸もwそしてさらに盛り上げるフィナーレ。「ゆうがたクインテット テーマ」の一部分を入れてあるのもいい!そして演奏しているアキラさんの表情。心から楽しんでいる様が伝わってくる。最高です。

 と言うことで、一足お先にクリスマス回でした。
・この回の再放送でした:クリスマス週間は、宇宙週間? 今週のクインテット(2009.12.25)放送は24日。

 では、来週24日は何の曲をやるんだろう?と来週の録画予約をすべく、テレビの番組表を見ていたら…あれ、24日8:25に「クインテット」がない。「おさるのジョージ クリスマスSP」(でも内容は以前の再放送)になってる…ですとぉ!!?えええー!
NHK:番組表:2011年12月24日 Eテレ
 なんてこった…orz クリスマスイブは「クインテット」で楽しむぞと思っていたのに……。

 その翌週、30日金曜日7:15~の放送は、あります。本来なら前の週の土曜、つまり24日の再放送。でも24日の放送が無いので、どうするんだろう?31日は土曜日ですが、放送無し。なので、今年の放送の見納めは30日。そして、年が明けて1月6日金曜日は放送があります。はて?初期の年末年始に放送していた、10分間まるごとコンサート(コンサートが2曲のプログラム)かな。それとも、再放送無しの、年末年始にまつわる過去の放送?何があっても逃さないように、録画しておこう。

 さて、今日の放送ですが、ダブルアキラさんのピアノ・クリスマスメドレーへの反響の大きさに嬉しくなって、勢いでtwitterのツイートをTogetterでまとめてみました。
Togetter:Eテレ「クインテット」クリスマス回(12月17日)
 初めてやってみたのですが、Togetterでまとめるのって、結構大変だなぁ。

 このツイートまとめをやったのには、いくつか意味・私の想いも込めています。

 まず、「クインテット」を観ている、楽しんでいる人がこんなにいるんだよ、ということを可視化したかったから。「クインテット」に関することをツイートする時、「#nhk_quintet」というハッシュタグを入れてツイートすると、「クインテット」と書かなくても何のことに関することかわかりますし、検索が便利になります。でも、使っていない人も多い。使っていない人の方が多いとも言えます。ハッシュタグの存在を知らないのかもしれない。また、特に気に留めていないのかもしれない。勿論、使う義務、使ったほうがいいという推奨は一切ありません。気軽にツイートできるtwitter.使う人が自由にツイートしてこそ(スパムなどの迷惑ツイートはいけません)。でも、twitterのあちらこちらにあるツイートを、星座のように繋げてみる。どんな星座になるのだろうか…。それを、自分でも見てみたかった、誰でも見られるようにしてみたという理由がひとつ。

 次に、「クインテット」の放送が現在も続いていることを、知らない人も結構いる。本放送は終わって、週1の再放送になっちゃったけど、続いているんだよ!、ということを何らかの形で伝えたい、表現したかったから。このまとめの中のツイートでも、「クインテットやってる!」「久しぶりに観た」「朝にやっていたんだ」という内容が多いです。

 かなり前、アンサンブル・ベガ事務局「おふぃすベガ」の公式アカウントで、「クインテット」が現在も放送が続いていることを知らせるいい方法はないか、というツイートがありました。何かいい案はないか…私も考えていました。おふぃすベガ公式サイトなどで告知はしています。しかし、演奏している「アンサンブル・ベガ」のことを知らなければ、もしくはエンドロールを見て気になって検索してみたり、近くでコンサートがあってチラシなどに「クインテット」のことが書かれていたので行ってみた…ということが無ければ、公式サイトで告知しても目に留まらないのではないか。知らないままなのではないか。アキラさん・宮川彬良さんのことも、例えば「マツケンサンバⅡ」の作曲者だとか、お父様は「宇宙戦艦ヤマト」や「恋のバカンス」他ザ・ピーナッツの歌の数々、CM曲にもなっている「ゲバゲバ90分のテーマ」などの作曲でお馴染の宮川泰さんであること、普段は主にミュージカルや演劇などの舞台の音楽の作曲・編曲・演奏をしていること、「アンサンブル・ベガ」の他にも沢山のコンサート活動をしていること…などと繋がらないと、「アキラさんって結局、誰?今、何やってるの?」で終わってしまう。

 「クインテット」の放送が再放送だけれども続いていることを知らせたい。そして、まとめたツイートの中にはおふぃすベガさんの公式アカウントのもの、新日本フィルとのコンサート「コンチェルタンテⅡ」に関する新日本フィル公式アカウントのツイートも入っています。それが、「アンサンブル・ベガ」やアキラさんの今現在の活動に繋がり、道標になれば…と思っています。

 一言で言うと、「クインテット」の普及啓蒙・現在も放送続行中のお知らせをしたかったんです。楽しい番組だよ、音楽がもっと好きになるよ。

 以上、いち「クインテット」ファンの想いでした。来週の放送が無いので…ついカッとなって熱く語ってしまいました。今日の分の再放送は23日。その次は30日かぁ…長いよ!!また禁断症状が出そうだw
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by halca-kaukana057 | 2011-12-17 22:35 | Eテレ・NHK教育テレビ

遠い朝の本たち

 少し前に、お勧めしていただき、須賀敦子さんのことを知りました。はい、恥ずかしいことに名前も知らず…。では著書を読んでみようと本屋を探したら、この本に出会いました。文庫はそれまで触れたことの無い方の作品でも、気軽に読んでみようかなと思えます。


遠い朝の本たち
須賀敦子/筑摩書房・ちくま文庫/2001

 この本は、須賀さんの著作の中でも晩年のものだそうだ。須賀さんは子どもの頃から本をたくさん読んできた。その読んだ本と、その本にまつわる思い出や、人との関わりが綴られています。戦前の頃の小学生時代から、海外へ目を向け始めた大学時代、それ以降の長い期間にわたって、読んだ本と様々なエピソードが語られます。今も読み継がれている名作から、古い本らしく私には初耳である本まで、幅広く。

 子どもの頃、私も休み時間になると図書室に行って、読みたい本を探した。名作から、題名が思い出せない作品まで。だが、その頃読んだ本のことをどれほど覚えているだろうか。その本を読んだ時、自分はいくつで、どんな暮らしをして、どんなことを考えていただろうか。その本に関わるエピソードは何かあっただろうか。そして、その本と出会って、自分はどう変わり、どう生きていただろうか。自分に問うてみるが、あまり思い出せない。それを、はっきりと覚えていて、生き生きと、でも洞窟を水が流れてゆくように静かに、落ち着きのある文章で描いている。本当に本が好きで、本とともに生きて、暮らしてきた須賀さん。本が人生と切り離せない存在だったのだろうなと感じました。(私はまだまだ甘ちゃんでしたと実感)

 本の内容も語られるが、主に語られるのはその本を読んだいきさつや、その本を読んでいた頃の生活、思い。家族や友達との関わり。本を読んで、読んだ時の思いとともにその舞台となった場所を訪れることも。本がきっかけとなって、思い出が豊かに語られてゆく。また、読んだ当時はよくわからなくて、時間を経て、大人になってからその意味に気づくこともある。だからこそ、本との出会いは面白いし、かけがえが無い。

 サン・テグジュペリ「星の王子さま」「人間の土地」「夜間飛行」や、アン・リンドバーグ(飛行家・チャールズ・リンドバーグの妻)「海からの贈物」は、私も以前読んではいたが、あまりじっくりと読んでいなかった。もう一度、向き合いたいと思う。サン・テグジュペリ「戦う操縦士」も読んだことは無いが気になる。

 最初からじっくりと読んで、終章で「あれ?」「ああ…!」と思う。そして、また最初から読みたくなり、もう一度読んでしまいました。本を読んで、本とともに生きることで、人生はより鮮やかに彩られる。今読んでいる本たちも大事にしたい。心の中にじんわりと湧き上がってきた思いを抱きしめたいと思う本です。


 さて、須賀敦子さんの著作はたくさんあるのですが、先日、新潮文庫からこんな新刊が。

須賀敦子を読む (新潮文庫)

湯川 豊 / 新潮社


 須賀敦子さんの著作ガイドになるかな、と思って買ってみた。実際は、一度読んだ方向けの本らしい…。とにかく、読んでみようか(年明けになるだろうが…。
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by halca-kaukana057 | 2011-12-16 23:25 | 本・読書


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