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歌で星見をたのしむ NHKFM「とことん星空ソングス」

 数年前から、ラジオをよく聴くようになりました。お目当てはクラシック音楽番組。知らない曲も好きな曲もどんどん流れる。その中で「いいな」と思う楽曲に出会ったり、好きな曲でもこれまで聴いたことがなかった演奏者に出会って、CDで聴いてみたり。コンサートの録音やコンサートの生中継もあるのも嬉しい。CDのために録音した演奏と、コンサートの録音だとまた雰囲気が違うし、聴衆の拍手やブラボーもどんなコンサートだったのかを感じられていい。ライブだと尚更。

 というわけで、聴いているのは圧倒的にNHKFMが多い。NHKFMは「今日は一日○○三昧」なんて特定のジャンルに集中してディープな特集を組んでくれるところもいい。そのNHKFMで今日からスタートしたのが、「とことん星空ソングス」。

NHK-FM とことん○○
NHK-FM とことん星空ソングス
10月30日火曜日~11月24日土曜日放送
(10月29日月曜日深夜~11月23日金曜日深夜放送)

 星や星空、宇宙にまつわる音楽は結構たくさんありますね。これからの季節は、空気も澄んで星がよく見える。冷たい空気の中、煌びやかな冬の星座たちも見え始める。そんな夜に、星にまつわる歌とお便り、天文のお話も楽しめる番組がこれ。パーソナリティはタレントの篠原ともえさん。「シノラー」が強烈だった篠原さんも、すっかり大人に。子どもの頃から星が好きで、天文部員でもあったそう。かなり本格的な天文ファンです。驚きました。

◇驚いたきっかけになったのがこのブログ:篠原ともえ ふたご座流星群見に行ってきました~!!!(2009年12月17日)
 天文写真も本格的です。凄い!

 9月にBSプレミアムで放送した「おふっ、」で、篠原さんの天体観測の回があって観たのですが、ここでもかなり本格的な星見(8月のペルセウス座流星群、金星食)を楽しんでいた篠原さん。番組のタイトルやコンセプトに「これは…」と困惑していたのですが、観たらよかった。天文部漫画「宙のまにまに」の美星や小夜、姫ちゃんが大人になって、星見を楽しんでいるとしたらこんな感じなのかな、という風に観てました。お仕事の合間を縫っての星見、楽しそうでした。いいなぁ、私はペルセ群も金星食も観れなかったよ…。
NHK BSプレミアム:ココロとカラダ満つる時間(とき) おふっ、:篠原ともえ いつも星が…

 そんないわゆる「宙ガール」の篠原さんが、とことん星・天文に関する歌とお話を送る1ヶ月。番組では星空ソングのリクエストや、星・天文にまつわる思い出のお便りも募集中。番組HPから送ってね。この「とことん○○」で放送する曲のジャンルは結構幅広いそうなので、洋楽からJ-POP,アニメソング、「みんなのうた」や教育テレビ・ETVソングでも可らしいです。自分でもリストアップしてみたら、結構ある。リクエストしてみようかな。
(歌じゃないとダメなんだろうか。歌なし、クラシック音楽の管弦楽曲やピアノなどの器楽曲や、映画やドラマのサウンドトラックはダメ?)

 放送時間が深夜で、私はほぼ寝ている時間…聴くのは厳しい。しかし、再放送もあるので、各地域の番組表をチェックしてくださいね。再放送を聴く予定です。ちなみに、放送曲リストは番組HPに掲載されます。

篠原ともえ NHK FM「とことん星空ソングス」のDJします!☆!
 番組では篠原さん自作のジングル(アイキャッチ)も流れるとのこと。作曲も出来るの!?
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by halca-kaukana057 | 2012-10-30 22:28 | 宇宙・天文

[コミック版]天地明察 3

 発売されたのいつだったっけ…発売後すぐ買って読んだのに、色々あって感想が今頃に(2巻でもそうだったよな…)。映画も公開された小説「天地明察」のコミカライズ3巻です。映画は観に行ってません。DVD待ち…(でもまだ公開しているんだよね、観に行こうかな、どうしようかな)。


天地明察 3
原作:冲方 丁/漫画:槇 えびし/講談社・アフタヌーンKC/2012

 渋川春海(安井算哲)が、関孝和に算術の設問をしたが、それが解けない問題=誤問だと判明。酷く落ち込む春海。しかし、春海はすぐに老中・酒井忠清から命じられた北極星観測の旅に出なければならなかった。旅の間もその間違いを引きずるが、観測隊を率いる建部昌明と伊藤重孝との算術・天文・天測、そして会話で、春海の心は晴れてゆく…。
 原作の北極出地の旅の前半を描いています。

 関の算術に衝撃を受け、算術で近づきたい、挑んでみたいと思い自作の問題を出したのが2巻。しかし、その問題を関は解かず、春海は誤問であること気づいてしまう。なんと愚かなことをしたものか…。そんな気持ちのまま、天測の旅へ。その旅を共にする、建部と伊藤の2人の存在で、春海は救われてゆく。

 原作でも、この部分は特に好きな部分です。大きな間違いを犯し、落ち込み、寝るのを忘れて読んだ関の稿本も読めなくなってしまう。算術に恐怖まで感じてしまっている。その一方で、各地での北極星の緯度を算術で予測し、対決している建部と伊藤。2人が外れても合っていても楽しんでいる様、そして「全霊を尽くして誤答を出すがよい」「精魂を打ち込んで誤謬を為した」「精進せよ」…謙虚に学び、間違っても何度でも挑戦すること、算術へのあくなき努力と情熱を感じる。

 何かの道を歩み進む時、必ず何かの間違いはする。負けることもある。それでも、その道に進みたいと思ったからには、好きなら、またその道に戻ろうとするはず。何度でも間違えて、負けて、それが精進につながる。己を磨こうと努力する。努力とは、小さくても繰り返し繰り返し、一歩ずつ進んでゆくこと。建部・伊藤の2人に、関に出した問題を見せた後、更なる恥を覚えつつも、2人の算術への情熱と言葉に助けられ、清々しい顔になってゆく、134・135ページの春海の表情がいい。このあたりを読んでいると、私も建部・伊藤の言葉に救われているような気がするのです。間違って、負けて、悔しい思いをして、その分どんどん精進しよう、努力しよう、と。今年に入ってから、間違うこと、負けること、失敗すること、迷うことを恐れている自分がいるのですが、前に進もうという気持ちが出てきました。

 建部・伊藤の2人は本当に素敵なおじいさま、おじさまです。齢をとっても、こんな気持ちでいたいなと思います。後半は、重い部分もありますが、晴海の今後に影響してゆく。春海がこの2人と出会えてよかったなと思う。

 春海も落ち込んでいるとはいえ、天測・北極星観測の機材を見た時の表情がいい。ときめいている。天測の機材は私も観たらワクワクが止まらないと思うw機材だけでワクワクするのだから、それを使っての観測はもっとワクワクするだろうなぁ。暦に関しても、ワクワクしつつ、本題へ入ろうとしている。続きは4巻で。この漫画版は面白いな。

・2巻:[コミック版]天地明察 2

 ちなみに、現在発売中の「ニュートン」に、江戸時代の天文学について書かれています。これまた面白い。iPS細胞でノーベル賞の山中先生の表紙が目印です。
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by halca-kaukana057 | 2012-10-29 23:52 | 本・読書

シャープ&フラットの凸凹友情物語・ほのぼの原点編 今週の「クインテット」

 今週は土曜日のうちに書きます。

 ドラマパートは「シャツとパンツ」。オリジナルミニミュージカル「シャツとパンツ」の第1作です。昨年度最後に続編の「帰ってきたシャツとパンツ」を放送していました。その原点がこれです。
・「帰ってきたシャツとパンツ」の回:シャープ&フラットの凸凹友情物語 今週の「クインテット」+この1年を振り返って

 お天気のよいある日。スタジオではアキラさんはいつものようにピアノの前で作曲をして、スコアさんはロッキングチェアでうたた寝をしている。おひさまポカポカ、気持ちがいい。アリアさんもご機嫌です。しかし、シャープ君とフラットさんがいない。何しているのかしら?とアリアさん。
 場面は変わってシャープ君とフラットさん。2人は洗濯物を干している。フラットさんがシャツを干し、シャープ君がパンツを干している。干す場所取りでけんかに。「またけんかしてる」アリアさんも呆れ気味。そして、フラットさんがシャツ、シャープ君がパンツで「シャツとパンツ」。途中でアリアさんも入り、仲介をするように歌う。最後は「僕たち、コンビでーす!」と仲直り。爽やかなフィナーレです。

 前も書いたけど、シャープ君とフラットさんは、よくけんかもするけど本当に仲が良いのだなぁと思う。管楽器コンビでもあるし、シャープ(♯)・フラット(♭)の音楽記号も裏を返せば同じ。「シャツとパンツ」はその2人の友情・心の動きをシンプルだけどストレートに捉えた、シャープ君とフラットさんらしさが出ている歌・ドラマだと思うのです。その原点であるこの回。和みます。

 ドラマの最後、スコアさんが「変な夢を見た」と言ってましたが…スコアさんの夢オチなの…?

 パート3は「クインテットショッピング」。ト音記号を、音符を引っ張る機関車に見立てた「トオンキ号」の回。あれ、今週も鉄道ネタが入ってる。10月14日の鉄道の日に合わせて、13日の放送で出来なかったので分割してやっているのだろうか…?
 トオンキ号があれば、音楽の旅を楽しめる。家にいても、音楽を聴けば・演奏すれば、外国も見知らぬ土地も、宇宙へも空想の世界にも行けてしまう。その作曲家が生きた時代へも。時空をも飛び越えて旅を出来る音楽。その音楽の全てが詰まった楽譜。その楽譜の音符たちを引っ張るト音記号。こう考えると、楽譜のト音記号も見方が変わる。
 姉妹品にはヘ音記号の「ヘオンキ号」も。ならば、ヴィオラで使うハ音記号の「ハオンキ号」もありますよね?

 アイキャッチもト音記号でした。このアイキャッチが好きです。

 コンサート前、アリアさんが楽譜を読んでいる。しかし、蚊がうるさい。蚊…ちょっと季節はずれですね。アリアさん、あまりのうるささに「あっち行って!!」と叫ぶ。すると、映像は蚊の目線に。アリアさんから離れた蚊は、隣のフラットさんへ。カップラーメンを食べようと待っているフラットさん。持っている箸で…パシン!
 フラットさんの超絶技巧…。アリアさんもびっくり…。フラットさんは平然とした顔をしている。フラットさんが、スナイパー…。
 しかしフラットさん、そのお箸はちゃんと洗いましょうよ!

 コンサートは、ベートーヴェン「交響曲第5番 運命」。先週のワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー 前奏曲」もですが、オーケストラでドーン!と演奏する曲を、6~7人の室内楽編成にしてしまうこの発想、そして編曲が凄い。アキラさんがピアノを演奏中、髪をバサッ!と後ろに振り上げる様がかっこいい。「ラヴァーズコンチェルト」でもあります。かっこいい。バサッ!と思い切り振っても、ちゃんと元に戻るサラツヤ髪…憧れますね(何

 ところで、この「クインテット」の前に、ラジオ・文化放送「玉川美沙ハピリー」内の、アキラさん・宮川彬良さんのレギュラーコーナー「ハピリーくらしっく」を聴いたのですが…「運命」ネタが(「どれみふぁワンダーランド」の「音楽の深読み」「運命」回の「下がるぞー」のアレ)。「クインテット」も「運命」。なにこれ!「ハピリーくらしっく」で、アキラさんの「運命」の”深読み”に大爆笑して(「どれワン」のよりも、歌詞がちょっとグレードアップしてた)、まだその余韻が残っている時に、「クインテット」で再び「運命」。狙った訳じゃないよね?wあの歌詞で歌いそうになって、困りましたw

 更に、夜18:30からはBS朝日「題名のない音楽会」アキラさんと大阪市音楽団(アキラさんとの時は「大阪市音楽Dahhhhhn!」。読み方も「だーん!」ですw)の2回目再放送。「ゲバゲバ90分」、「スーダラ節」、「私のお気に入り」、そして「大ラッパ供養」。日曜の放送を観て、録画もあるのに観てしまいました。何回でも観たい、聴きたい楽しさ。市音の皆さんの表情もいい。「私のお気に入り」の編曲も何度聴いてもカッコイイ(でも演奏するのはかなり難しいらしい)。金管楽器の寿命の話(弦楽器は古くなれば古くなるほど価値が上がるが、金管楽器は金属疲労で寿命を迎えてしまう…)に、金管楽器のはかなさや、大切なパートナーである楽器を大切にしようという演奏者の想いに胸を打たれつつ、「大ラッパ供養」でノリノリ。楽しい。
 という、アキラさんデーでございましたw
(この10月、そして11月も何かとアキラさんのテレビ・ラジオ出演とか、コンサートとか、CD発売とか、色々あるんだよなぁ…。何故か集中している。しかも、NHKより民放の方が多い気が…どうしたNHK!)
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by halca-kaukana057 | 2012-10-27 22:30 | Eテレ・NHK教育テレビ

今夜は栗名月・十三夜

 今日は旧暦では九月十三日。「十三夜」です。中秋の名月「十五夜」もですが、この十三夜の月も古くから美しいと愛でられてきました。

・十五夜(ぴったりではないが)関連記事:十五夜を過ぎても月を愛でる

 十五夜のお月見をしたら、十三夜のお月見もしないと縁起が悪いと言われています。「片月見」と呼んでいます。十五夜はサトイモをお供えすることから「芋名月」と呼ばれているのに対して、十三夜は栗や豆をお供えするので「栗名月」「豆名月」とも呼んでいます。今は栗が美味しい季節ですね。十三夜は日本古来・日本独特の風習だそうです。スーパーでも「十三夜」お月見セットが売られていて、驚きました。日本古来の天文にまつわる文化が見直されているようで、嬉しいです。

 さて、十五夜はお天気が悪くてお月見はできませんでした。今夜は晴れ。今はちょっと薄雲がかかってますが、きれいに見えています。
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 私のコンパクトデジカメを限界まで使って撮影してみた。満月に向かうこの形が、いいですよね。双眼鏡で見てみると、クレーターもはっきりと見えます。天体望遠鏡・双眼鏡で月を見る時は、満月もいいのですが、満月は明る過ぎるので半月~満月の間がちょうどいいんです。

 夜空は月明かりで明るいですが、東の空には木星が目立って輝いています。現在はおうし座に位置しています。一等星カペラが目印のぎょしゃ座、おうし座と東の空から昇ってきて、続いてオリオン座やふたご座といった冬の星座たちも昇ってきます。冬が来る。夜空の星の動き、見える星座で季節を感じます。

 9月中旬から忙しく、色々とバタバタしていたので、久々にゆっくりと月見・星見出来ました。やっぱり、私の日常には星見・宇宙天文もないと寂しいなぁ。

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by halca-kaukana057 | 2012-10-27 21:38 | 宇宙・天文

東京駅前でマリメッコに出会う

 コンサートのことを中心に書いた今回の東京旅行。コンサートだけじゃない。そんなに多くないのですが、色々と足を運んでみました。

東京に行ってきました
 上の記事で、改修の終わった東京駅丸の内駅舎を観てきたと書きました。その丸の内駅舎の向かい、新丸ビルにフィンランドのテキスタイルメーカー・マリメッコ(marimekko)のお店があるというのです。おお、東京駅前にあるのは嬉しいな。便利だな。早速行ってみた。

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 昨年、吉祥寺のマリメッコに行ったのですが、同じマリメッコのお店でも雰囲気が違う。新丸ビルの中にあるということで、落ち着いたその雰囲気に合わせている感じのディスプレイ。でも、マリメッコの鮮やかさは変わりません。

 店内に入ると、魅了されます。マリメッコのデザイン、色彩、鮮やかさ…触れるたびに惹かれていく、好きになります。「ウニッコ(Unikko)」の新色もあった。見ていると、時間を忘れます。

 せっかく来たのだから、また何か買っていこう。選ぶのにかなり迷いました。同じものでも、色や柄が色々あるので、どれにしようか迷う。迷いに迷った中から買ったのがこれ。
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 タオルハンカチ、大きめの「ウニッコ」のがま口ポーチ、同じく「ウニッコ」のリフレクター(反射板)キーホルダー。色々柄があるけど、ウニッコは外せない。がま口は去年買って、非常に使い心地がよく、大きめのものも欲しいなと思っていました。タオルハンカチは日常でも重宝しそう。日常生活で使って、役立ててこそ、フィンランドのデザインプロダクトのよさがわかる。

 一押しはリフレクター。夜道を歩く時、リフレクターがあると自分の位置を車や自転車に知らせることが出来て、安全。しかもマリメッコのデザインなら可愛い。このリフレクターも色や形がいろいろあるので、やっぱり迷いました。どのバッグにも合わせやすい白で。
 実際、バッグにつけてみて、可愛いし、反射板としての機能もばっちり。いつも使っているバッグにマリメッコ・ウニッコが付いていると思うと、気持ちが上向きになります。うきうきします。

 新幹線の待ち時間でも行けるマリメッコ丸の内。いいところです。

・去年の吉祥寺:吉祥寺でフィンランドを味わう その2- marimekko編
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by halca-kaukana057 | 2012-10-24 23:38 | フィンランド・Suomi/北欧

アリアさんの一人旅 今週(10月20日)の「クインテット」

 アキラさん&大阪市音楽団東京公演のレポで精一杯で、「クインテット」レポが今頃に…。忘れてたわけじゃありません!「クインテット」もちゃんと観てます!

 ドラマパートは「ラ メール」。「La Mer」フランス語で「海」の意。ドビュッシーの交響詩「海」も原題は「La Mer」。フランスの作曲家・作詞家・シャンソン歌手であるシャルル・トレネ(Charles Trenet)の作品です。曲も歌詞も海辺でのんびりと楽しんでいる様が思い浮かぶよう。

 いつものスタジオ。いるのは男性陣4人。その4人に、アリアさんから絵葉書が届いた。話によると、コート・ダジュール(フランス南部の海岸)に行っているらしい。いつの間に。絵葉書には、海のイラスト。そして「皆もくればよかったのに」と書いてある。海でバカンス、ちょっと季節外れな感じもするけど、いいなぁ。4人もいいなぁと思いつつ、「ラ メール」を演奏。1番はフラットさんが渋く、2番はシャープ君がのびのびと。歌に合わせて、アリアさんの海でのイラストも。
 歌い終わって、「今頃どうしているかな」とつぶやいていると…あれ、アリアさん。「まだ行ってないんです。行ったつもりで書きました」と。アリアさん…!!4人は大コケ。ちゃんちゃん♪

 またコンサートに関係してきますが、旅に出るのはいいですよね。旅に出る前のドキドキも、移動中のワクワクも。旅先での体験、見たもの、何気ないきれいな景色、その土地の美味しいもの。お土産選びも楽しい。日常とかけ離れた、でも日常に繋がっているところもいい。旅から帰ってきた後、いつもの日常がちょっと違って見えたりします。
 でも、私の場合、旅疲れでぐったりしてしまうことも多い…。体力が無いorz

 パート3はアニメ「鉄道唱歌 山手線」内回り。あのー…、これを先週13日にやってほしかったんですよ!翌日14日が「鉄道の日」なので。
 ちなみに、またコンサートでの話なのですが、山手線に乗って、この歌を心の中で歌ってました。はい、駅名を数えるためにw年に1回乗るか乗らないかの山手線。それなのに、駅名と駅順を言えるのは「クインテット」のおかげです。ありがとうございます。

 コンサート前、アリアさんがコンサートを前に自己暗示中。「間違えないで演奏できますように!」と何度も唱え、自分に言い聞かせている。練習の鬼(「うそ」ドラマより)、コンサートとなれば超絶技巧もこなすアリアさん。でも、自信のない時、気合を入れる時だってあるんです。さぁ、いざコンサートへ!…あれ、楽譜じゃなくて、ピザ屋さんのメニューを持ってた。「楽譜、間違えた!」このアリアさんが凄く可愛かったw

 コンサートはワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲。ワーグナーの醍醐味ともいえるオーケストラの迫力満点のこの曲を、7人編成(コントラバスが裏で鳴っているのです…)で演奏しようという発想、そしてこの編曲と演奏にいつも感服してしまいます。ピアノの音がアクセントになっていると思った。
 この曲をCDに入れて欲しかったなぁ…。(前も書いた

 最後に、コンサートに行く前、東京駅のNHKキャラクターショップと、渋谷NHKスタジオパークのショップにも行きました。「クインテット」グッズがありませんでした…orz 買うならオンラインショップで。あと、スタジオパーク内の「こどもライブラリー」で、「クインテット」の映像もばっちり流れてました。食い入るように観ていたのは私ですw(+この後アキラさんのコンサート行くよ!と思いつつ)。
 スタジオパーク内は写真撮影禁止だったので、画像は無し。
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by halca-kaukana057 | 2012-10-24 22:26 | Eテレ・NHK教育テレビ

「目の前にいる人を楽しませたい」 宮川彬良と大阪市音楽団 コンサートレポその3

 やっぱり長文になってしまっている、宮川彬良さん&大阪市音楽団・東京公演レポその3です。
・その1(第1部):「ヤマト」音楽・宮川音楽は偉大! 宮川彬良と大阪市音楽団 コンサートレポその1
・その2(第2部):コンサートという名の「舞台」 宮川彬良と大阪市音楽団 コンサートレポその2

 第2部・自作のバレエ音楽「欲望という名の電車」の後、鳴り止まない拍手。ブラボーも飛び交う中、舞台に戻ってきた彬良さん。アンコールだよね?アンコール来るよね?とワクワクしている私。指揮棒・手を挙げて、「ワン、トゥー、スリー!」気合の入った力強いカウント声。これはもしや!

【アンコール】
宮川彬良:作・編曲 「マツケンサンバⅡ」

 来た!「マツケンサンバⅡ」!! 松平健さんの、アキラさん作曲の大ヒット曲。待ってました!CDや動画で演奏を聴いて、観て、これを生で聴いたらとても楽しいのだろなぁ、やっぱりアキラさんの指揮で聴いてみたいなぁと思っていました。
 カウントの後、最初の「ジャン!」の和音だけで、場の雰囲気を一気に変えてしまう。「ゲバゲバ90分」のノリにも近い、底抜けの明るさと楽しさ。会場からは勿論手拍子。管楽器も打楽器もノリノリ。アキラさんは踊りながらの指揮w動画で、どんな指揮なんだwと思っていたのを…生で観てしまいましたwいや、アキラさんだからいい!楽しいからいい!!ちなみに、天井にはミラーボールがw
 「ゲバゲバ90分」のノリに近い…と書きましたが、宮川泰・彬良親子の、音楽・音楽を目一杯たのしもうという要素が音楽の中にぎゅっと詰まっている点・パフォーマンス・ノリ…素晴らしいなと実感。第1部の「ヤマト」の、西崎プロデューサーのどんな要求にも応えた泰さんのエピソードで、「目の前にいる人を楽しませようという宮川のDNAが…」と仰っていた彬良さん。泰さんは、西崎プロデューサーだけじゃなく、多くの人をたのしませる(ただ「楽しい」だけじゃない、喜怒哀楽全ての感情と学びたい・興味深いと思う要素を含んだ「たのしさ」)音楽をつくった。「ゲバゲバ90分」も。そして、彬良さんもそのDNA・「たのしさ」を大事にしている。このアンコールの「マツケンサンバⅡ」も「宮川DNA」が全開フルスロットルでした!
 途中、フルートのソロ・トリオが入るのですが、めちゃくちゃ巧い!!音が跳躍しているのに、滑らか、音が伸びる伸びる。この部分では、皆聴き入っていたのか手拍子は控えめ(私も無意識に控えめにしてた)。終わった後は盛大な拍手!曲も終盤、盛大に盛り上がって、曲が終わると舞台左右端から金銀のテープがシュパーン!と飛び出してきた!w仕込んでたのねw聴き終わって、気分は爽快でした!

 会場大拍手。ブラボーも止まない。ということで、もう1曲アンコール!


【アンコール 2曲目!】
・いずみたく、リロイ・アンダソン:作曲、宮川彬良:編曲
 「見上げてごらん夜の星を」<ファイブ・サックス・コンチェルト>

 「欲望という名の電車」CDの最後に収められている曲が来た!「見上げてごらん夜の星を」を、4種類のサックスで協奏曲風に編曲・演奏。サックスの魅力を堪能できる1曲です。
 時に色っぽく、時に愉快に(ちょっとマヌケにw)、時にカッコよく…サックスと、サックス奏者の皆さんの演奏・小芝居に魅了されます。サックスによる、サックスのための「舞台」。サックス陣4人の皆さんが素敵でした!演奏でボケて、アキラさんに指揮棒でツッコミが入る(まさに関西のノリw)チンドン屋風の後、一転して「くまんばちの飛行」のような超絶技巧には驚いた。サックスだけでなくて、あとのパートも盛り上げている。拍手喝采の1曲でした!サックス陣の4人の皆さんの表情、チームワークがよかったなぁ~。交代の時のハイタッチがいい雰囲気でした。

 曲が終わって、拍手は更に強く、もう鳴り止まない!そこへアキラさん「『題名のない音楽会』観てください」と宣伝w はい、この関東公演の前後の14日・21日のテレビ朝日「題名のない音楽会」はアキラさんと大阪市音楽団が出演しました。
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 プログラムの裏にしっかりと宣伝がw

 盛大な拍手の中、アキラさんと市音の皆さんが退場。市音の皆さんは笑顔で手を振ってくれました。はい、降り返しましたよ~。市音の皆さんが全員退場し終わるまで拍手は続いていました。私も止められなかった。素晴らしい演奏を、「舞台」をありがとう!そんな気持ちを込めて。
 もっと聴きたい!まだこの時間が終わって欲しくない…と思いつつも終演。楽しい余韻に浸って放心状態。ロビーでアンケートを書こうと椅子に座ると、ロビーの端っこに机が。もしや、サイン会?アキラさんに会ってお礼の気持ちを伝えたい。後ろの席だったから、ちゃんとアキラさんにお目にかかりたい。ここまで来たのに、そう簡単に帰れますか…帰れません!ということで、物販ブースでCDを買って、サイン会の列に並びました。物販ブースには市音のCDのほか、「クインテット」やアンサンブル・ベガ、大阪フィル・大フィルポップス、新日本フィル・コンチェルタンテⅡ、サックス奏者・平原まことさんとのデュオCDもある。アキラさん関係なら何でもあったwあと、楽譜(「クインテット」コンサートスコアも!)や、グッズも。
 買ったのはこのCD

ブラスバンド・バラエティ 宮川彬良&大阪市音楽団 炸裂ライブ!マツケンサンバ2!!

大阪市音楽団 宮川彬良 / キングレコード



 ちなみに、このCDも買おうかなーと思っていたのです…。

大ラッパ供養 宮川彬良&大阪市音楽団

宮川彬良 大阪市音楽団 /


 21日の「題名のない音楽会」の最後で演奏された曲。以前動画サイトで観て、カッコイイ曲だなと思っていました。「題名~」で演奏されることは知っていたので、買おうかなーと思っていたのですが、上のCDだけを買ってしまった。そして、「題名~」を観たらやっぱり聴きたい、欲しくなった…。両方買えばよかったんだよ!w放心状態と、アキラさんのサイン会にドキドキしていて、頭がちゃんと動いてなかった…。
 ちなみに、「題名~」放送後、アマゾンのクラシックMP3ランキング1位、総合で7位と急上昇!ツイッター検索をしてみたら、「大ラッパ供養カッコイイ!」の絶賛の声多数。凄い…!CDは落ち着いたら買います。「大ラッパ供養」も生で聴きたいな。生で聴きたい曲が増えました。「ブラック・ジャック」も聴きたいのですよ(吹奏楽版も、元々のアンベガ室内楽版も)
◇詳しくは販売元、おふぃすベガさんのサイトで:おふぃすベガ:「大ラッパ供養」音源情報(CD、各種配信)
 大反響が私も嬉しい、おめでとうございます!

 話がそれました。サイン会。いろんな層の人が並んでいる。往年の「宇宙戦艦ヤマト」ファン(分厚いスコアを持っている方も!)、制服を着た高校生、アキラさんファンと思われる若い女性、若い男性も。「クインテット」を観ているであろうお子さんと親御さん。楽器を持った方も。コンサートそのものも、幅広い層のお客さんがいました。

 以前から、アキラさんに会ったら自分卒倒するんじゃないかwなどと思っていたのですが…、待っている間、そして自分の番が来た時、確かにドキドキはしていたけど、意外と落ち着いている自分もいた。不思議である。列に並んでいる前の方々とお話している様子、そして自分もお話してみて、凄い方なのにフレンドリーで、いい意味で親しみやすい、あたたかい雰囲気。直にお礼を伝えられて、他にも少しお話も出来て、本当に感謝です。そして、サイン、更に握手!大きな、あたたかい手でした…。がっしりと握手してきましたよ!
(彬良さん、この手でスコアを書いたり、演奏したり、指揮したりしてきたのだなぁと思うと感激…)

 あの熱演後、かなりお疲れのはず。それなのに、ひとりひとり丁寧にサインして、お話して、握手して…アキラさんのファンサービス精神に感服、頭が下がります。これも、先述した「目の前にいる人を楽しませようという宮川のDNA」からなのかもしれない。
 生のコンサート、更に直にお話も出来て、ますますファンになりました。本当にありがとうございます!また行きます!
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 そんなサイン会の列に並ぶ私を待って、アキラさんとお話中に写真撮影もしてくれた友人にも感謝です。このようなコンサートにあまり行ったことのない友人も「すっごく楽しかった!」と喜んでいました。もっとお堅いものを想像していたらしく、「こういうコンサートで指揮者が話すのってよくあるの?宮川さんのトークが面白い~!」とも。アキラさん&市音だからこそ、です。コンサート後、一緒にご飯を食べながら色々と話しました。はい、レクチャーしてきましたwアンベガとかコンチェルタンテⅡなども行ったら、喜ぶかなぁ?

 今度は、アンサンブル・ベガか、新日本フィル・コンチェルタンテⅡか、それとも…。情報によると、埼玉・熊谷公演では九州から来たという方や、2公演ハシゴしたという方もいるそう。常連さんも。他のコンサートでは味わえない「たのしさ」「面白さ」がある。常連になりたくなる気持ちがわかりました。

 市音の皆さんの演奏に魅了されました。個人の技巧・表現も、アンサンブルも。何より楽しんでいるのがいい。先述した「題名のない音楽会」公式ブログにこんな記事がありました。
題名のない音楽会:キャンディーちゃんの題名日記:発展し続ける楽団の秘訣
 「ゲバゲバ90分」でのパフォーマンスは、2007年「題名のない音楽会21」に初出演した時に番組から提案されたものだった、と。市音は元々、吹奏楽のマーチングはやらない。しかも、コンサートでマーチングのようなパフォーマンスなんて前代未聞。でも、市音の皆さんは全員で検討し、この形になったのだそう。また、リハーサルでも、予定時間よりも早く終わっても練習したい箇所は徹底的に練習する。日本で最も古い・歴史のある吹奏楽団、大阪市音楽団。音も、演奏も、音楽・演奏への姿勢も、サービス精神もピカイチの吹奏楽団。「題名~」での演奏も、今回のコンサートも、その「市音の音楽」が満ち溢れていた。そんな素晴らしいコンサートに行けて、一緒に楽しむことが出来て、本当に嬉しいです。

おふぃすベガ:レポート:関東ツアー終了!「宮川彬良と大阪市音楽団」
 主催のおふぃすベガさんの公式サイトにあるとおり、市音は存続問題を抱えている辛い状況の真っ只中。そんな中、関東公演を行ってくださったことに感謝です。ありがとうございます!
 そして、今後、市音の未来に確かな希望があることを願っています。大阪から離れた地からですが、応援しています。CD購入も応援に繋がるのかな?

 ちょっと気になることも。
ブラスウィーク2012、今日は宮川彬良率いる大阪市音楽団の登場でした!とびきり元気がよくノリノリのコンサートでした。ただ昨晩の客層とは大きく違い吹奏楽少年少女の姿はほとんどいませんでした。こういう底抜けに音楽の楽しさを感じられるコンサートにも足を運んでもらいたいものです。
・Twitter:題名のない音楽会 ( @daimeiofficial ):2012年10月16日 23:13

 前日は行っていないのでわかりませんが、確かに中学生・高校生は少なかったような。でも、先述もしたとおり、客層は幅広かったよ。
 あと、一部空席の列がありました。チケットを取る時、発売数日後だったのに「残席少」の状態で、東京のコンサート凄い…チケット争奪戦凄い…と焦ったのですが、あれは何だったのかなぁ…。
 「題名~」出演で彬良さん&市音に魅了された方も多い模様。今度は是非、コンサートホールで!生の臨場感は全然違うよ!

…「こんなこともあろうかと、アキラさん&市音をもう一度関東で聴けるチャンスがあるぞ」
(「ヤマト」の真田さんの声でw)
宇宙戦艦ヤマト2199 公式サイト:『宇宙戦艦ヤマト2199』ヤマト音楽団 大式典2012
↑サイトにあるアキラさんイラスト…なんだこれ!w
 「2199」音楽担当・アキラさんの指揮で、市音&土気シビックウインドオーケストラという豪華コラボ。主題歌と「真っ赤なスカーフ」(第3章エンディング)を歌うささきいさおさんや第1章エンディングの結城アイラさん、第2章エンディングの美郷あきさんも。豪華!
 11月10日、舞浜アンフィシアターにて2回公演です。

 最後に、舞台裏話を。
舞台監督のつぶやき:宮川彬良と大阪市音楽団 関東ツアー
 「舞台監督」さんによる、関東ツアー秘話。こんな関係者の方のお話を読めるのは嬉しい。


 以上、自分でも思った以上に長くなってしまいました。コンサートレポもこれにて。

 宮川彬良さん、大阪市音楽団の皆様、東京芸術劇場のスタッフの皆様、主催のおふぃすベガスタッフの皆様はじめ関係者の全ての方々へ、心より感謝を。ありがとうございました!!また行きます!

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 東京芸術劇場は、とてもきれいで素晴らしいホールでした。

 長い上に読みにくいレポなのに…ここまで読んでくださった皆様にも感謝です。ありがとうございました!
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by halca-kaukana057 | 2012-10-22 17:47 | 音楽

コンサートという名の「舞台」 宮川彬良と大阪市音楽団 コンサートレポその2

 宮川彬良さん&大阪市音楽団・東京公演レポその2です。
・その1:「ヤマト」音楽・宮川音楽は偉大! 宮川彬良と大阪市音楽団 コンサートレポその1

「ゲバゲバ90分」で思い切り盛り上がった後、休憩へ。もう楽しくて仕方ない!ロビーでは、ビールやワインが…。「ゲバゲバ90分」は「のどごし生」のCMで流れてますね…ビール飲みたい…と横目で見つつ、休憩終了。(「のどごし生」は正確にはビールじゃない、発泡酒だ)

 飲まなかったのは飲んだらきっと寝てしまうだろう…と思ったから。寝てはいられません。第2部は「欲望という名の電車」。この曲を生で聴きたいと思ったのが、このコンサートに来るきっかけでした。寝るわけにはいかない。心して聴く。またあの開演チャイムが聞こえる。市音の皆さんもステージへ。A(ラ)のチューニングの音。さぁ、第2部の始まりです。

【第2部】
宮川彬良:作編曲
 バレエ音楽「欲望という名の電車」から 
 <I.鏡~回想 II.街 III.孤独 IV. 博奕 V.少年 VI.愛欲 VII.迷宮 VIII.幻>
指揮・ピアノ:宮川彬良/吹奏楽:大阪市音楽団


 第1部では指揮台があったのですが、撤去されていました。アキラさんの弾き振りです。楽器の配置も少し変わったみたい。
 舞台にアキラさんが登場。紫色のベスト。いつもなら、スタスタと、颯爽と登場するアキラさんが…いつもと違う。ゆっくりと登場、舞台中央まで行かず、途中で止まって、曲紹介。まるで、脚本の台詞を語るように。ここで、「ああ、これはただのコンサートじゃない。アキラさんと、市音の”舞台”なんだ」そう直感しました。

 第1曲、「鏡~回想」…揺らめくように静かにピアノが鳴り、サックスのメロディーが…これだ、この曲だ。CDで聴いて、魅了されて何度も聴いた。でも、CDと音が違う。生の音。生の迫力。CDでは再現しきれなかった音がバシバシ届く。聴こえてくる。そして、CDにはない、演奏しているアキラさんと市音の皆さんの姿。

 「アキラさんと、市音の”舞台”」…元々はアキラさんが音楽を担当した創作舞台「欲望という名の電車」の音楽、舞台のための音楽(舞台を観たことがないのが残念…)。台詞も、バレエ(日本舞踊)も、振りもある。台詞・言葉と身体表現で、役者の皆さんはその舞台の世界を演じる。ならば、音楽家は同じ舞台でも、コンサートという場・機会で、音楽を台詞として、表現をつけて演じる(演奏する)。
 私は音楽家ではない。音楽は大好きだ。演奏は、ピアノをほんの少しだけ(しばらく練習していないけど)。楽典を完璧に理解しているわけでもない。この曲を聴いて、スコアが頭に浮かぶ、こともない。だから、音楽家の”音楽という言語”を理解しきれてはいない。でも、音や音色、響き、アキラさんの指揮や市音の皆さんの表情・表現から、想像することは出来る。
 テネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」原作は読んで、新幹線の中でも予習だと読んできたので、この曲は原作のあの部分かな?と思うところはあった。でも、演出は原作とかなり違うから、同じ、合っているとは限らない。だから、色々と想像する。登場人物たちの苦悩や孤独、それらと隣り合わせの欲望。登場人物だけのものじゃない、ステージのアキラさんや市音の皆さんもどんな気持ちで演じて=演奏しているのだろう。そして自分や、誰かのことにも重ねてみる。CDを聴いた時、自分がこの音楽の中にいて何か苦悩を演じているよう…と書いたのですが、生で聴いてもその気持ちはありました。が、自分に置き換えるよりも、曲そのものを受け止める方が強かった。
 食い入るように舞台を見つめ、音楽を耳だけじゃなくて、音という空気の振動を身体で受け止めながら、何かを考えたり、感じたり、何も思わずにただ音楽を受け止めてみたり。ライトの演出も、音楽を盛り上げていました。

 第2曲「街」を聴くと、路面電車の走る街とそこに生きる人々の姿をイメージします。街の雑踏の音、人々の話し声、そして彼らが持つ欲望や孤独。第3曲「孤独」はピアノとサックスがお互いの孤独をぼつぼつと語るよう。そして第4曲「博奕」の迫り来る力強い音とリズム。ドラムとエレキギター、ベースがアクセントになっていて、これまたロック。この曲の途中、シャウト声が入り、CDを聴いた時に「これは一体?」と思っていたのですが、声の主がわかりました。コンガを演奏していたパーカッションさん。原作だと、男たちがポーカーをしているシーンだろうか。第5曲「少年」はピアノもたっぷりと。第6曲「愛欲」は「街」の再現部、でもちょっと違う。この冒頭のピアノの不協和音が、不安になるのだけれども病みつきになる。原作ではだんだんと精神を病んでゆくブランチか…私も不安になってゆく。第7曲「迷宮」、「孤独」の再現部。しかし、「孤独」とは違ってピアノ協奏曲のようなスケールに。弦楽器はないけど、吹奏楽でここまでの広がりを表現できるんだと驚いていると、あの暗いワルツが。ここで、アキラさんはアコーディオンを。指揮して、ピアノ演奏して、譜めくりもして、今度はアコーディオン。変拍子もある現代的な部分もある曲なのに、演奏も乱れないのは物凄い練習を重ねているからなのかな。この部分がピアノではなく、アコーディオンである意味も考えてみる。ピアノよりも人間の声に近いような気がする。このピアノ協奏曲風部分~ワルツ部分の盛り上がりが凄かった。そして最後「幻」。一転して穏やかな、優しさや明るさを感じる曲調…平和?いや、「幻」だ。また不安が、「鏡~回想」へ。大きな結末を迎えたような壮大なラスト。

 約40分にも渡る楽曲、何度もCDで聴いていた曲なのに、自分の中でこの音楽をどう受け止めたらいいのかわからない気持ちにもなりました。困惑とか、意味不明という意味ではない。音楽とそれが伝えるものの激しい流れが、一気に頭と心の中に流れ込んできて、自分の頭の中で処理が追いつかない。しかも、今度は視覚からの情報もある。演奏後、拍手をしながら、ただ圧倒されていました。あまりにも圧倒されていて、今もその響きが耳に、頭に残って離れません。CDを聴いても、やっぱりコンサートでの音が頭の中にあります。

 熱演後のアキラさんと市音の皆さんは、とても清々しい表情をしていました。

 ちなみに、第7曲「迷宮」の後で、ここで終わりかと思って拍手が。違う違う!まだ続くよ!ラストはこの後だよ!と心の中で叫んでいました…。でもあの熱演は、拍手ものだったと思います。

・CDの感想記事:この音楽の中に自分がいる 宮川彬良&大阪市音楽団「欲望という名の電車」
↑この記事の最後で、このコンサートのことも書いてました。「行きたい」と。行ったよ、自分!

欲望という名の電車

宮川彬良/大阪市音楽団/ フォンテック/2012



 ちなみに、11月23日、ホームの大阪・ザ・シンフォニーホールでもコンサートがあるのですが、ザ・シンフォニー・ホールのサイトに、アキラさんのインタビューがありました。「欲望という名の電車」に至るまで、「私のお気に入り」(「サウンド・オブ・ミュージック」より)、ソナタ「ブラック・ジャック」(これも生で聴きたい大好きな曲!)の秘話も含めて語っています。コンサートに行った方、これから行く予定の方、CDでもコンサートでもいいから聴いてみたくなった方、必読です。
ザ・シンフォニー・ホール:公演情報:炸裂ライヴ!宮川彬良&大阪市音楽団

(その3に続く)
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by halca-kaukana057 | 2012-10-21 23:56 | 音楽

「ヤマト」音楽・宮川音楽は偉大! 宮川彬良と大阪市音楽団 コンサートレポその1

 先日のお知らせ記事の通り、宮川彬良さん&大阪市音楽団・東京公演に行ってきました。
・予告記事:東京に行ってきました
 改修の終わった東京駅丸の内駅舎の画像もどうぞ。

 アキラさんのコンサートに行くのは、今回が初めて。ようやくチャンスを作ることができました。彬良さんがアーティスティック・ディレクターを務める大阪市音楽団(以後、「市音」と書きます)。いつもは大阪や関西で公演をしていますが、関東での公演は数年ぶり。しかも、今、市音はご存知の通り困難な立場に立たされている。関西まではなかなか行けないから、少し近くなる関東公演は聴きに行くチャンスだ。次の関東公演はいつになるかわからない。
 あと、演目が「宇宙戦艦ヤマト」に、「欲望という名の電車」。「欲望~」はCDで聴いて、これは是非とも生で聴きたいと思っていた。これは、行くしかあるまい。ちょうど、東京に住んでいる友人にこのことを話したら、興味を持ってくれて一緒にコンサートに行きたい、と。ちなみに、友人は彬良さんのことをほとんど知らない。どんな反応をするだろうか…と思いつつ、チケット発売して少し後に2枚購入。チケットを見て、「自分、本当にアキラさんのコンサートに行くんだ…」と半分信じられないような気持ちで、当日を迎えました。

 コンサートレポですが、長くなるので、いくつかに分けて書きます。

東京芸術劇場:ブラスウィーク2012 10月16日 宮川彬良と大阪市音楽団

【宮川彬良&大阪市音楽団】 2012埼玉・東京公演PV

 主催のおふぃすベガさん制作の、予告編&アキラさんからのメッセージ。

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 公演チラシ。会場にあったので、即もらってきた(遠征組なので、現地でないと手に入れられない)。

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 今回のコンサートは、東京芸術劇場リニューアル記念企画「ブラスウィーク2012」の公演のひとつ。吹奏楽を堪能できる3日間です。あとの2つも興味深いなぁ。

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 開演前のステージ。私の席は3階の後ろの方。中央にフルコンサートグランドピアノ。吹奏楽のコンサートも初めてなのですが、オーケストラに比べると椅子の数が少ない、つまり編成が小さい。打楽器が多めです。この編成で、どんな音が聞こえるのだろう?そしてこのライトの演出。何かが始まる、そんな予感をさせます。

 ホール入り口には、楽譜出版社の東京ハッスルコピーさんと、シエナ・ウィンド・オーケストラさんからのお花が。急いでいたので、写真を撮れませんでした…。
 開演を待っている時、ホールにフルートの音が。フルートの方が音出しをしているのだろうか?…と思ったら、開演チャイムでした。
 この開演チャイムですが、今回は普段のものとは違うのだそうです!主催のおふぃすベガさんに確認したところ、彬良さん作曲の「出囃子」を、舞台袖で彬良さんの付き人さん(フルートを演奏されるのだそう)がフルートで生演奏していたそうです!なんと!!粋なリズムの曲でした。開演チャイムまで、彬良さんの自作によるもので統一している(しかも生演奏とは!生演奏…付き人さんも緊張しただろうなぁ。ありがとうございます)。まさに彬良さんと市音の「舞台」なのだと感じました。凄い…!
 おふぃすベガさん、情報をありがとうございました。

 普段の東京芸術劇場の開演チャイムは、あの吉松隆さんが作曲したものです。鳥の音楽をイメージしているとのこと。また芸劇に行って、こちらも聞きたいです。
・詳しくは吉松先生のブログをどうぞ:八分音符の憂鬱:真夏の開演ベル
 (吉松先生のブログを読むと、フルートのほかにオルガンなどで演奏された曲…と書いてあって、あれ、フルートしか聞こえなかったよ?聞き取れなかったのかな?おかしいな…?と思っていたのです。謎が解けました。)

 開演チャイムのあと、市音の皆さんがステージへ。そしてアキラさん登場。青色のベストです。始まります。

【第1部】
◇「宇宙戦艦ヤマト」宮川音楽の勉強会
宮川泰:作曲
・サスペンスA
・組曲「宇宙戦艦ヤマト」<序曲・宇宙戦艦ヤマト・出撃・大いなる愛>
・ファンファーレ
・無限に広がる大宇宙(伴奏のみバージョンも)
・探索艇
・美しい大海を渡る(フルートのみで)
・艦隊集結
・ワープ
・地球を飛び立つヤマト
・コスモタイガー 2199ver.

・萩原哲晶:作曲 クレージーキャッツ・メドレー
           <スーダラ節・ホンダラ行進曲・無責任一代男・ハイそれまでヨ>
・宮川泰:作曲 ゲバゲバ90分

編曲・指揮・ピアノ:宮川彬良/吹奏楽:大阪市音楽団

 まず、演奏されたのが「サスペンスA」、「ヤマト」の劇判のひとつ。ものものしい雰囲気の、これから何かが起こる…と思わせる曲。ゾクゾクする曲です。続けて、組曲「宇宙戦艦ヤマト」。「序曲」の憂いを帯びたサックスのソロから、「宇宙戦艦ヤマト」のテーマに続くクレシェンドに息をのむ。後ろの席なのに、音が最弱音からフォルテシモまでダイナミックに届く。これが生の吹奏楽の音の幅、迫力、息吹というものなのか…(ホールの音響も素晴らしいのだと思う)。まずここで圧倒。「宇宙戦艦ヤマト」テーマはすべてのパートが出力全開!これまでCDで聴いてきたけど、迫力が全く違う。市音の皆さんも熱っぽく演奏している様子。ああ、何度聴いてもワクワクする曲だなぁ。「出撃」は航空隊が発進、出撃するシーンがありありとイメージできる。「大いなる愛」は一転して広大な宇宙を思わせる。ホルンの音色が、あたたかく優しくて、うっとりとしてしまう。曲の間、ステージはライトの演出が。最後にはバックに青い地球。まさに「ヤマト」の世界!

 曲のあと、アキラさんがマイクでトーク開始。この東京芸術劇場は、「ヤマト」音楽の作曲者であり、父である宮川泰さんが逝去した直後、アキラさんが指揮で「ヤマト」音楽のコンサートをやったホール。その時のことを思い出して演奏していた、と…。このお話を聞いて、涙が出そうになりました。当時、NHKが泰先生の追悼番組を放送したのですが、その中でアキラさんのインタビューもありました。そこで、その「ヤマト」コンサートのことも紹介されていた。そうか、このホールだったんだ…。そして、最後にバックに写った地球を見て、生前「おれが死んだらヤマトな」と自身の葬儀で流して欲しい曲をアキラさんに伝えていた泰先生。「さらば地球よ」の歌詞の通り、出棺の時に「宇宙戦艦ヤマト」テーマを演奏した。そう話していたアキラさんは、お父様を偲ぶように、静かに話しておりました。

 演奏は情感たっぷりに、トークは静かに始まったのですが、この後はいつものアキラさんのトークに。「宇宙戦艦ヤマト」が放送されて38年。今年は、リメイク作「宇宙戦艦ヤマト2199」が公開され、音楽はアキラさんが担当。オリジナルの音楽を再現しようと、約70曲を耳コピで譜面を書き、編曲、演奏(オリジナルの楽譜は散逸、テープも伸びてしまって聴けない状態であるため)。そんな「ヤマト」の記念すべき今年、ヤマトの音楽・宮川音楽を勉強しよう!というのがメイン。ここでトランペットが「ファンファーレ」。

 「宇宙戦艦ヤマト」が生まれたのは1974年。この時はまだあの「スターウォーズ」も生まれていない。もしかしたら、「ヤマト」が影響を与えたかもしれない、と。そんな昔なのか!また、「ヤマト」が生まれたのは、戦艦大和があったから。さらに市音の歴史も語りつつ、「ヤマト」も市音も、長い歴史の中で生まれ、育ってきたのです、と。市音が誕生したのは1923年。大正時代です。
 そして、ステージ上にホワイトボードが。…後ろの席からは見えません!でも、アキラさんがちゃんと話してくれるので問題はない。”「ヤマト」の音楽はロックだ!”と。それを証明するのが、「無限に広がる大宇宙」。組曲でも「序曲」の中で流れる曲。クラシックのように聞こえる曲ですが、リズムはロック。では演奏…の前に、アキラさん、何やら小道具を取り出した。ロック風の扮装をしている模様(やっぱり席が後ろで見えない)w 演奏すると、確かにエレキギターやベース、ドラムがロックの雰囲気。アキラさんもピアノを演奏。演奏後、伴奏パートだけを演奏してみると、ロックのビートがはっきりとわかる。伴奏は、1音ずつ下がってゆき、それが宗教音楽・クラシックのような音になる。この手法を使っているロックの名曲は、ビートルズの「Let it be」.ああ、「宮川彬良のショータイム」で「大阪で生まれた女」J.S.バッハ「G線上のアリア」ミックスバージョンの回やってた!と思い出した。「ヤマト」も同じだったのか!宗教音楽・クラシックに、ロックを組み合わせる。この手法、凄いでしょう!泰先生は凄い!と拍手。ちなみに、この曲はイスカンダル星のテーマであり、「宇宙のお葬式」と泰先生は仰っていたそう。
 「探索艇」もロックのビートの効いた曲。アキラさん、ノリノリで指揮をしています。半分踊ってるw

 ちなみに、「ヤマト」の音楽はロック、しかもプログレという話の詳しいところは、この本のインタビューをどうぞ

別冊カドカワtreasureVOL.1 総力特集 プログレッシヴ・ロック 日本人に愛される理由 62484‐49 (ムック)

角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)


・「大阪で生まれた女」バッハ風が登場した「ショータイム」のは第4回でした:その想いをミュージカルで代弁します 「宮川彬良のショータイム」第4・5・6回感想まとめ

 「美しい大海を渡る」では、「オズの魔法使い」の「Over the rainbow(虹のかなたに)」をイメージしたもの、と。フルート陣で「美しい大海を渡る」を演奏するのですが…途中から「Over the rainbow」にw

 「ヤマト」の音楽を作る際、「ヤマト」のプロデューサーだった西崎義展さんが、音楽に徹底的に注文を。その注文を受けて、父・泰先生は苦しみつつも作曲し続けた。2人とも妥協しなかったのが、「ヤマト」の音楽が後世…今でも残り、愛され続けている。その代表的な曲が「艦隊集結」。このほかに、「空母の整列」という曲もある。…タイトルが似ている。一体どう違うんだ!? でも、西崎プロデューサーは曲のイメージを言葉にするのがうまかった。ということで、「艦隊集結」。ティンパニの響きがカッコイイ。重さと同時に、メロディーも異国のような響き。今後、「2199」でも聴くのが楽しみ。
 ちなみに、この「艦隊集結」は映画「ベン・ハー」のテーマに似ているらしい…(「ベン・ハー」が後)w
 
 次は「ワープ」。「2199」では第3話で登場します。「ワープ」という言葉自体、「ヤマト」で知った人も多いかもしれない。ワープ中の、ワームホール内の不思議で幻想的な空間をイメージする曲、ですが、短い。劇判というのは難しいものです、とアキラさん。

 そして勉強会(という名の「宮川泰を褒め称える会」と…まさしく!)の締めは、「地球を飛び立つヤマト」と「コスモタイガー 2199ver.」。「地球を飛び立つヤマト」待ってました!!これを生で聴けるのが嬉しくてたまらない。聴いていて、「2199」2話最後の、ヤマトが飛び立つシーン、古代と島が言葉を交わすシーンが頭の中に。この曲もロックのビートが効いている。中盤の低音がたまりません。
 「コスモタイガー」は「2199」では冥王星で航空隊が発進するシーンで流れます。軽快で、トランペットのメロディーがカッコイイ。演奏している市音の皆さんも楽しそう。聴いている側も楽しい、ノリノリです。友人もノリノリでした。

 ちなみに、この「コスモタイガー」オリジナルと違うのが、「ウルトラマン」シリーズで出てくる「ワンダバ」のスキャットが入っている。どうしてこうなった…榎本明弘チーフディレクターのアイディアだそう。頼まれたら作るしかない音楽担当…。今回のコンサートでは、ワンダバは入ってませんw「2199」で聴いたら、思ったよりもよかった。このシーンでの「隼をおろせ!!」の沖田艦長の台詞がカッコイイ、そして「はやぶさ」に反応した宇宙ファンは私ですw

 「ヤマト」シリーズで泰先生が作曲した曲は、なんと約920曲!(確か…記憶が定かではない…900曲は越えているというとで…)それだけ音楽に力を入れていた「ヤマト」。お父様・泰先生の偉大な遺産を、息子・彬良さんが引き継いでいる。コンサートでも、「2199」でも。「2199」を観た感想でも書きましたが、「こんな面白い物語が38年前にあったのか!」物語だけじゃない、「こんな凄い音楽が38年前に生まれていたのか!」。「ヤマト」の音楽で、日本のアニメの音楽は大きな変化と進化を遂げたという説もある。過言じゃないと感じました。

 事前に「ヤマト2199」第1・2章を観ておいたおかげで、とても楽しめました。アキラさんの生ピアノ演奏も堪能。CD/テレビ以上に美音でした。伴奏パートを演奏している部分も多かった。あと、アキラさんお得意のグリッサンドもよく出てきました。生グリッサンド…!更に、「ワン、ツー!」のカウントも。「クインテット」2008年度までのコンサートを観ていた方なら反応するはず。あのカウント声が好きで、生でカウントを聞けるとは…嬉しい!!トークの最中、笑いどころがいくつも。会場からも笑いがwアキラさんのトークは楽しい、テレビで観たまんまです。それを生で聞いちゃったよ!
・「ヤマト2199」第1・2章感想:きっと還って来ると誓って 「宇宙戦艦ヤマト2199」第1・2章

 さて、ヤマトの次は、泰先生が音楽を担当した「シャボン玉ホリデー」と「ゲバゲバ90分」の話に。「シャボン玉ホリデー」は1961年、「ゲバゲバ90分」が1969年。「ヤマト」が生まれる前の作品です。「シャボン玉ホリデー」からクレージーキャッツの名曲をメドレーにした「クレージーキャッツ・メドレー」。「シャボン玉ホリデー」もリアルタイム世代ではないですが、谷啓さんや植木等さんのジョークは大好きです。そんな名曲のメドレーを、「当時の高度経済成長期の雰囲気の豪華さ」で編曲。この時代、バブル期とは違う勢いがあったんだなぁ…と音楽で感じてしまう不思議。緩急に富んだメドレーで、楽しいです。
 演奏の後、「スーダラ節」の「ちょいと一杯のつもりで呑んで~」から「わかっちゃいるけどやめられない」の部分を、歌詞の心理に合わせて楽器を変えて演奏するとこうなります、とメロディー部分だけ演奏。楽器ごとで異なる音色、性格を、歌詞に合わせている。最後の「やめられない」はチューバ。泥酔しちゃったんですねw面白い!やっぱりアキラさんの編曲は興味深い!友人も「面白い~!w」と喜んでいました。

 第1部の最後はこれもお父様・泰さん作曲の「ゲバゲバ90分」。リアルタイム世代でなくても、「のどごし生」のCM曲などで有名な曲。アキラさん&市音のコンビでこの曲の生演奏を聴けるとは、最高にテンションが上がります。演奏が始まると、会場から自然と手拍子が。市音の皆さんも気合入ってます。音の迫力が凄い。そしてこの曲、市音の皆さんが、立ってパフォーマンスをするところも見所。途中、第2主題(?)の部分で、回るところも。ホルンやファゴットなんて、回って演奏するのは大変そう…。第1主題に戻ると、全員総立ちで演奏。アキラさんも客席側を向いて、鼓笛隊の指揮のような振りを。会場では勿論手拍子。これは、ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートの「ラデツキー行進曲」のノリじゃないですか!w私も楽しく手拍子して、ノリノリで聴いてました。これは楽しい!最後には、ステージ後ろに用意しておいたくす玉を割る演出もwいいなぁ、このノリ!

 こんな第1部でした。「ゲバゲバ90分」で盛り上がりすぎて、このあとどうなるんだw

(その2に続く)
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by halca-kaukana057 | 2012-10-20 23:54 | 音楽

きっと還って来ると誓って 「宇宙戦艦ヤマト2199」第1・2章

 昨日の記事で書いたとおり、宮川彬良さん&大阪市音楽団東京公演の感想を書く前に、まずコンサートの演目にもあった「宇宙戦艦ヤマト」の音楽の予習、且つアニメそのものも楽しみにしている、且つ「2199」はアキラさんが音楽担当(クレジットではオリジナルの音楽を担当したお父様・宮川泰さんと連名!!)なので観ないわけにはいかない…という理由で、DVDで第1章・第2章(1話~6話)を観ました(前置き長いw)。第1章は、この前にもバンダイのアニメ配信サイトで観たのですが、もう一度観直し。

宇宙戦艦ヤマト2199:公式サイト

宇宙戦艦ヤマト 2199 (1) [DVD]

バンダイビジュアル


宇宙戦艦ヤマト2199 (2) [DVD]

バンダイビジュアル



 元々、「ヤマト」のアニメそのもの(実写版映画も)を観たことはなく、物語も大まかなあらすじしか知らない程度。音楽が宮川泰さん、主題歌、あと真田さんの「こんなこともあろうかと」の台詞ぐらい(しかも、探査機「はやぶさ」経由で知った…w)。「2199」の話があってから、詳しいあらすじや登場人物についてを読んだり、劇判音楽も聴いたりしました。

 そんな私ですが、「2199」を観て、「38年前にこんな面白い物語があったんだ!!」とまず感じました。物語の細かいところはオリジナルと変わっている点もあります。それでも、地球を救うため、遥か彼方のイスカンダル星(大マゼラン銀河にある、という設定も「2199」の話があってから知りました。天文ファンとして反応してしまう点です)へ、地球を浄化する装置を取りに行く。その旅路は、敵のガミラスとの決戦もある。人類が経験したことのない恒星間飛行という未知の危険もある。第2章で冥王星まで進みますが、太陽系内でもドキドキの展開でした。

 興味深いと思ったのが、ヤマトの波動砲に対する考え方について。「2199」では、木星で波動砲を試射するのですが、その破壊力は物凄い。試射をするまでは、クルーもその威力をわからずにいた。その破壊力を目の当たりにして、沖田艦長の波動砲に対する考え方、言葉、ヤマトは何のために戦うのか…その言葉の重さをずしりと感じました。物凄い「力」を手にしたら、その使い方に慎重にならなければならない…。深いです。

 ガミラスも、ただの悪役・敵という描写だけでなく、ガミラスに侵略され、ガミラスの人々には差別されつつも認めてもらおうとするシュルツたちの葛藤に魅入りました。デスラーも今後どんな動きを見せるのか…。気になります。

 そして、何よりも第1章で、ヤマトに乗り組むクルーたちが出発前に言葉を交わすシーン。無事を祈る家族たち、そして各々が「必ず還って来る」と誓う。ここで、観る側はヤマトの乗組員の側に立つか、地球で待つ家族たちの側に立つか分かれるかな?と思ったのですが、私は待つ側かな。(でも、旅立ったら乗組員の側に)
 とにかくあらゆるシーンで、沖田艦長がカッコイイ。言葉も、意思も、たたずまいそのものもカッコイイ。徳川機関長が心から信頼している理由がわかる。古代の兄・守を戦死させてしまったことを古代に詫びる姿も。第2章のエンケラドス(またしても天文ファンとして反応)でのエピソードで、もう涙腺が…。

 最初はぎくしゃくしていたクルーたちも、徐々に信頼しあったり、冗談を交わしたりするようになっていく様も面白い。「2199」ではオリジナルには出てこなかった女性キャラクターも登場。美人でキャリアウーマン、でも素直じゃないところもある雪も素敵だが、航空隊の紅一点の玲がカッコイイ。冥王星での決戦での航空隊のカッコよさにしびれました。

 そんな物語を盛り上げるのが音楽。宮川泰さんの音楽があるからこそ、「ヤマト」は面白いのだと感じました。特に好きなのが、「地球を飛び立つヤマト」。ここでの、古代と島のやり取りも含めていいなぁ、と。「2199」では、オリジナルの復刻のほかに、アキラさん作曲のものも。木星でのガミラスとの決戦などで流れた、「宇宙戦艦ヤマト」テーマを「ズンチャズンチャズンチャズンチャ…」のリズムに乗せた曲(サントラがまだ出ていないのでタイトルがわからない)が特に気に入ってます。サントラで早く聴きたい…(vol.1が11月発売です)。あと、1話冒頭、守の乗る「ゆきかぜ」のクルーが歌っていた「銀河航路」(「♪銀河水平波間を越えて~」の歌)。最初聴いた時はなんだこれ!と思ったのですが、聴いているうちに好きになった。時々口ずさんでしまいますw第2章でも出てくるのが嬉しい。

 第2章で冥王星、まだ太陽系内。第3章からいよいよ太陽系を越えての旅が始まります。第3章は現在劇場で公開中。東京に行った時に観てくればよかったかな…。またDVDでゆっくり観よう。第4章は来年1月公開。長いですが、付き合います!ヤマトの旅路を見届けたいです。そして音楽にも注目。「2199」としてリメイクされたことで、「ヤマト」に出会えて嬉しいと感じています。

 以上、「ヤマト」入門者の感想でした。さて、これで次のコンサートの感想を書ける…
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by halca-kaukana057 | 2012-10-18 22:26 | 興味を持ったものいろいろ


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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