<   2012年 12月 ( 23 )   > この月の画像一覧

2012年、ありがとうございました+欠礼状

 2012年も終わろうとしています。明日、何かが変わるわけじゃない。でも、リセットされる瞬間って、必要なのかなと思います。気持ちを新たにしたり、前に進むために。

 年越しとはいえ、様々な年越しがあるなと感じています。自宅で、実家・帰省先で、仕事の人(お疲れ様です)、友達や仲間と、旅行先で、海外で…。本当に色々だなぁと。

 今年は、あまりにもいろいろなことがありすぎて、ひとつにまとめられません。とても辛い時・苦しい時・ストレスフルな時もあったし、楽しい・嬉しい時もあった。かなしい時もあった。前に進もうと思っていることもある。これからどうしよう?と悩んでいることもある。
 来年も、今ごろのんびりと大晦日を迎えられることができればいいな、とだけ思います。

 本年も、ご愛読、お付き合い(コメント欄閉じてましたが)ありがとうございました。お世話になりました。

 来年も、どうぞよろしくお願いします。皆様にとって素敵なことがある一年になりますように。良いお年をお迎えください。

 新年のご挨拶は、喪中のため控えさせていただきます。明日以降も、通常通りです。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2012-12-31 22:59 | 日常/考えたこと

水がお湯になるように

 前の記事のあとがきみたいなものです…。
前の記事

 以前から思っていたことがあって、ずっとモヤモヤしていました。でも、どう言葉にしていいかわからず、更にこれは自分が言っていいことなのだろうか。自分は言う立場に無いんじゃないか。そう感じて、言葉にするのをおさえていました。

 しかし、日ごとにモヤモヤは増すばかり。考えも、徐々に形になってくる。そして昨日あたりから一気に形が出来始め、夜寝る時に「明日、書こう」と決めました。モヤモヤしたまま年越ししたくない。

 何かを考えている時、沸点というのがあるのではないかと思います。水から、沸いてお湯になるように。その沸点がいつ来るか、自分にもわからない。

 書いたことでモヤモヤが晴れたかというと、「これでいいんだろうか」という気持ちが出てきています。予想通りです。でも、書かないまま、自分の中で墓場行きにはしたくない…そう思って、やっぱり言葉にする、伝えることに決めました。

 年内に書き終えることが出来てよかったです。

 以上、あとがきのような駄文でした。ツイッターにも書いたのですが、ブログにも残しておきます。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2012-12-31 22:50 | 日常/考えたこと

大阪市音楽団存続問題と「文化の空白」+存続支援運動に対して思うこと

 今年、私にとって最も大きかった出来事のひとつが、宮川彬良さんと大阪市音楽団(市音)のコンサート(東京公演)に行けた事、ずっと聴きたい・生で直に触れたいと思っていた”アキラサウンド”に触れることが出来た、思う存分楽しんだことでした。10月のこと、あれから3ヶ月。思い出しては「いいコンサートだったなぁ」「行ってよかった」とかみ締めています。
・コンサートレポ:その1(第1部) / その2(第2部) / その3(アンコール・終演後・感想雑感)
 ↑この記事に特に関係するのは「その3」。

 今回、行こうと決めたのは、市音の東京公演はなかなかない、関西から遠く離れている私の地域から行くなら東京公演がチャンスだったということ。それから、存続問題で揺れている市音を応援したいということ。

 音楽のことを語るのに、政治やいち政治家・首長の意見を出さねばならない、しかも音楽”そのもの”には関係がないのに…これは正直苦しい。ただ、音楽、楽団(吹奏楽、オーケストラ、室内楽…大小プロアマ関係なく)、その活動と運営、コンサート・公演…もっと大きな視点で見ると「芸術文化」が政治や行政と全く関係のないものではない、と実感しています。社会というものの中に、「芸術文化」もある。だから、政治や行政とも繋がっているところがある。歴史的に見ても、音楽と政治が何らかの関係があったことも少なくない。音楽”そのもの”は、政治とは無関係だが、音楽が、「芸術文化」が存在するには政治と関係がある…。苦手だとか無関心だとか言っていられない。
 それでも、音楽”そのもの”、「芸術文化」”そのもの”は、政治や行政では語れない。経済とも語れない。売れてるか売れていないか=優れているかどうか、ではない。これは明示します。


○文化の空白地帯が生まれたら

 市音が存続の危機にある…と思っていたら、先日、他の楽団も存続の危機に立たされていることを知った。市音だけじゃない。崖っぷちではなくても、他の楽団も何らかの問題を抱えているところも少なくないだろう。その一方で、奮闘しているところもある。先日、「題名のない音楽会」で紹介された兵庫県立芸術文化センター。楽団ではないが、芸術文化施設ということで例に挙げます。ここはただのホール、施設ではなく、地域の人々と施設のスタッフが話し合う機会を持ち、「地域の中で生きている」施設。オペラ上演の前夜祭として地域でお祭りを開催したり、地域の人々も施設に関心を持っている。一方で、やはり堅苦しいイメージのあるクラシック音楽に触れてもらいたいけれど、ここは譲れないというところを施設のスタッフも持っていて、地域に働きかけている。施設と地域が一緒になって、時には切磋琢磨して盛り上げている。とてもいいなと思った。
◇詳しくはこちら:題名のない音楽会:キャンディーちゃんの題名日記:街が誇りに思う劇場

 さて、市音や他の存続の危機にある楽団に話を戻して、私が思うのは、優れた芸術文化施設や楽団がある地域・街から、それらが無くなったら、そこは「文化の空白地帯」になる、ということ。

 市音が廃止されるという報道があって、市音の存在を初めて知った、という人も少なくないようだ。市音は、大阪市が運営している。それを、大阪市に住んでいるわけではない自分が語るのは意味がない、大阪市民の意見ではないと思う方もいると思う。私自身、市音をどこまで語っていいのか、と思うこともある。だが、大阪市だけの問題ではないと思う。市音は、東京佼成ウィンドオーケストラ、シエナ・ウィンド・オーケストラと「日本三大吹奏楽団」と呼ばれている。吹奏楽コンクールの課題曲の演奏録音で、全国の吹奏楽部員の学生さんたちの”憧れの音”でもある。春の選抜高校野球の開会式・入場行進の演奏録音もしているなど、その活動は大阪市にとどまらない。

 もし市音が無くなったら、そこから吹奏楽の、音楽の文化が消える。空白地帯になる。ただ、その空白はそこだけではなく、全国へ広がってゆく。他の楽団があるじゃないか、いや、楽団それぞれの個性がある。音楽・演奏はどれも同じ、ではない。同じ曲でも指揮者・楽団によって解釈や表現が異なり、得意とするジャンルも異なる。その個性がひとつ、消える。
 空白地帯の影響は更に、文化の無い、枯渇した状態が続くだろう。市音は上記の全国的な活動よりも、大阪市に向けたワンコインコンサートや、市の式典、学校での演奏など地域に密着している部分も大きい。それが無くなった影響は、後から少しずつ出てくると思う。日本で一番古いという歴史もあり、全国で三本の指に入るレベルの楽団が与えてきた影響は、意識はしていなくてもどこかに根付いていると思う。音楽が好きな、音楽を志す学生の目標がひとつ消える。意識して聴いていなくても、どこかで聴いた経験、存在感があったと思う。どこかで大阪市の文化を支えていると思う。先述したとおり、大阪市だけでなく、全国の吹奏楽という文化を。

 私の住んでいる地域には、プロのオーケストラや吹奏楽団は無い。プロのオケ・演奏家が来てのコンサートも、少ない。プロオケが来ない年も増えた。アマチュアオケ・吹奏楽団はある。地域にある楽団だから、と聴きに行くことも少なくない。アマチュアながら奮闘している。でも、正直なところ、プロのオケ・吹奏楽団を地元で聴きたいと思う。交通機関は発達したので、「遠征」しやすくはなっているとは思う。だが、様々な事情で「遠征」できないことも多い。子ども連れや、病気や障害を持っている、仕事の関係など。
 そんな時、地元にプロのオケ・楽団があるのはいいなぁと思う。身近なところでプロの、日本屈指の演奏に親しめる。文化が身近にあることがいいなと思う。理想である。廃止するかどうか論議しているものがある…それすら羨ましいと思ってしまう。こちらは、廃止するものすらないのだから。施設もただのハコでしかない。

 「空白域」にいる側から大阪市・市音を見ていると、そんなことを思う。存続問題を抱え、消えるオケや楽団が増えれば、空白域が増える。どんどん増えて、日本の音楽の文化は知らない間に薄くなってしまうだろう。



○「市音」を守りたいのか、それとも…

 さて、その市音を守ろうと、宮川彬良さんと楽団員の有志で「Go!Go!市音! 大阪市音をほめる会」という特別コンサートを開催。更に同志の支援者たちも集まって、「Go!Go!市音の会」として存続支援運動をしている。最近では、大阪だけでなく、東京でも支部を結成する模様で、大阪以外からも働きかけてゆくのはいいなと思っています。
◇公式:GO!GO!市音!大阪市音をほめる会
◇twitter:GO!GO!市音の会 @gogoshion
◇東京支部twitter:GO!GO!市音の会 東京支部 @gogoshiontokyo

 この有志による活動を見ていて、思うことがある。中心にいるのが宮川彬良さんなので、「大阪市音楽団」を応援支援すると言うよりも、「宮川彬良&大阪市音楽Dahhhhhn!」を応援しているように見える。市音が彬良さんと組むと「音楽Dahhhhhn!」として、いつもの吹奏楽とは違った雰囲気になる。彬良さんの強い個性が前面に押し出された形となる。実際、コンサートに行ってみて、他のコンサートとは違うとはっきりと感じた。本当に面白い。軽快でユーモアたっぷりの音楽を読み解くトークも、演奏も。また行きたい。
 しかし、いつもの「市音」は、吹奏楽のレパートリー…吹奏楽曲や、クラシックの吹奏楽アレンジ、ポップスやジャズの演奏。以前、NHKBSプレミアムで市音定期演奏会の様子が放送されていたのを観たが、「音楽Dahhhhhn!」とは異なる、「吹奏楽」のイメージの演奏会だった。

 市音東京公演に行った後、地元のアマチュア吹奏楽団、学生の吹奏楽部の演奏会に行ってみている。そこで思うのは、「吹奏楽」というジャンルがある、ということだ。オーケストラや室内楽、器楽ソロのクラシック音楽のコンサートとは違う。クラシック音楽作品の編曲ものはあっても、オケのものと違う。楽器の編成だけではない。コンサートの構成が違うからか。(クラシックは休憩を挟んで前半に短めの曲と協奏曲・後半は交響曲など長めの曲。吹奏楽は3部構成で吹奏楽曲やクラシックの編曲もの、ポップス、ジャズなど。ゲストプレイヤーを呼んで演奏することも多い。クラシックのコンサートと同じような時もある)そして、吹奏楽オリジナルの楽曲は、独特だと感じている。近・現代の曲が多く、吹奏楽部に親しんだことが無い、慣れないうちは知らない曲ばかり。聴いてみて、いいなと思う曲もあるし、管弦楽とは違う、管楽器と打楽器のみの独特の響きも面白い。ただ、慣れないと、作曲家も知らない人ばかり、音楽もクラシックのようなものかと思っていると全然違うところがある。(吹奏楽をやってきた方々にとっては失礼な発言かもしれません。すみません。)

 今後、市音は一般財団法人への運営移管も考えている。「Go!Go!市音の会」などでの活動が、移管しても人々を惹き付けることに繋がって欲しいと思う。市音を存続・運営し続けてゆくために。でも、「Go!Go!市音の会」がすすめていることが、「音楽Dahhhhhn!」の面ばかりで、いつもの「市音」とかけ離れてしまっているのではないか、と憂慮しているし、疑問にも思っている。存続させたいのが「大阪市音楽団」なら、いつもの「吹奏楽」の面も押し出していかないと、元吹奏楽部などで吹奏楽に親しんできた人で無いと、敷居が高い、門戸が狭いと感じてしまうのではないだろうか。音楽にジャンルなし、と彬良さんのコンサート活動等を観ていると強く思う。でも、市音を支えているのは彬良さんだけない。ここにもやもやしている。今後も、彬良さんと市音のコンビは続いて欲しい、演奏を聴きたいと思っている。でも、頼り過ぎているようにも感じている。問題発言…?いや、自分自身が彬良さんのファンだからこそ、まず私自身がうやむやにしないで、疑問点として提示したいと思って書きました。

 とは言っても、ここでも私は大阪市民ではない、東京支部もこれからできるけど東京・関東民でもない。そんな私がどう支援していったらいいのか…。
 ひとつ言いたいのは、市音を支援したい人は、大阪・関西だけでなく、東京・関東だけでなく、他の地域にもいるということ。
 (決起集会か、ちょっと羨ましい…と遠くから見ています。)

 非常に長くなりました。この記事は、批判ではなく、いち意見・疑問として書きました(批判に読めてしまったらすみません)。市音は2013(平成25)年度はこのままの活動を続けてゆけるそうですが、その後は自立しなければならない現状にあります。離れてはいますが、コンサートに行く機会も今後何回あるかわからない、保証できないのが悔しいのですが、応援はしている。時には意見も言うかも。そんな立場でいたいと思います。

 以上です。大晦日、年の瀬にこんな長文…。失礼しました。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2012-12-31 22:35 | 音楽

風邪引きフラットさんの無茶振り 今週の「クインテット」

 2012年最後の「クインテット」です。年末ですが、放送あります。

 ドラマパートは「ごんべさんの赤ちゃん」(アメリカ民謡)、「ともだち賛歌」(阪田寛夫:作詞、曲:アメリカ民謡)。どちらも曲は同じ。でも、歌詞が違うとこんなに変わるんです。

 マスクをして、咳とくしゃみを連発のフラットさん。風邪ですね。悪寒もする、と。4人も心配している…且つ、ちょっと迷惑そう。アキラさん、楽譜でブロックしてるしwこんなに咳・くしゃみをされたら、ねぇ…。しかし、フラットさん「演奏したいんです」「演奏すれば、元気になります!」と。確かに、「クインテット」ではいつもネガティヴな状況でも「演奏すれば、元気になります」が定番の台詞ですが、今回はちょっと違う…。
 それなら、とスコアさんがチェロで演奏したのが「ごんべさんの赤ちゃん」。ところが、フラットさん「私はごんべさんの赤ちゃんじゃありません!」。「お友達なら、もっと優しくしてください」「お友達が協力すれば、風邪なんて吹っ飛んじゃいます!」そんなフラットさんの発言に一同「ええー!!」全くだ!
 そんなフラットさんのために、「ともだち賛歌」。フラットさん、タクトを振って指揮して歌う。この曲、アレンジがとても好きです。元気が出る、明るく朗らかなアレンジ。フラットさんがクラリネットではなく、指揮して歌っているのもいい。途中の掛け声も。最後の「みんなで歌え」の後、「いち、に」、英語で「ワン、ツー(one,two)」、ドイツ語で「アイン、ツヴァイ(eins,zwei)」、スペイン語で「ウノ、ドス(uno,dos)」と各国語で言うのもいい。
 歌の後、元気になったかと思いきや…悪化。病院行ってきます…最初から行きなさいよ…。一同「あーあ…」いつものフラットさんでした…お大事に…。

 各国語での「1,2」のところで思い出した。エルガーの「愛の挨拶」にあわせて、各国語の「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「さよなら」を歌うあのシリーズ。ずっと放送してないなぁ…観たいなぁ…何ヶ国語までやったっけかなぁ…。


 パート3はシャープ君版「楽器の話」。「コルネット帽」。色々なことが頭の中をぐるぐる、眠れない夜ってあるよね。嫌だよね。そんな時にはコルネットを被って寝よう。トランペットよりもやわらかくあたたかい音色のコルネット。子守唄を演奏してくれたら、すぐに眠れそうです。かぶるのは…固くて痛そう…?
 シャープ君の歌がいいなぁ。

 コンサート前、フラットさんが窓の外を見て「明日は晴れるかな?」と。アリアさんがヴァイオリンを演奏、とてもいい音。「明日は晴れるって、ヴァイオリンが言ってます」。このコンサート前、とても好きです。アリアさんのヴァイオリンの音色がとてもきれい。つやがあって、のびのびとしていて。うん、晴れそう。
(明日30日は荒天の予報です…)
 コンサートホールの前には、門松が。

 コンサートはポーランド民謡「クラリネット・ポルカ」。朗らかなクラリネットの音色に、楽しい気持ちになる曲です。シャープ君のマリンバの音も優しく朗らか。そしてアキラさんのピアノとの掛け合いが、また楽しく微笑ましい。この曲もアレンジが好きだ。

 ドラマパートではボロボロなフラットさんでしたが、最後は元気になってびしっと決める。いつもの「クインテット」です。ということで、年納め。来年は来週、1月5日の放送です。いつも通りです。お忘れなく。
(朝から仕事で観られない…年初めの「クインテット」をリアルタイムで観られないなんて…!)

 ということで、また来年「クインテット」!さて、2013年最初の放送は何が来るかな。
 コンサートは、シュトラウスか、それとも生誕200年・没後130年のアニバーサリー・イヤーのワーグナーか。「椿姫」のヴェルディも生誕200年。「カヴァレリア・ルスティカーナ」のマスカーニも生誕150年。「アルルの女」「カルメン」のビゼーも175年。「剣の舞」のハチャトゥリアンは生誕110年。チャイコフスキーは没後120年。「ペール・ギュント」のグリーグは生誕170年。ブラームスは生誕180年。…結構ある。このうちのどれかだ、多分…。
 ちなみに、「クインテット」には出てこないですが、ラフマニノフは没後70年。プロコフィエフが没後60年。

 そして、アンサンブル・ベガが結成15周年です!
[PR]
by halca-kaukana057 | 2012-12-29 23:34 | Eテレ・NHK教育テレビ

都会の星

 「この本は出て欲しかった」「出版、待ってました!」「本当に書籍化したんだ!」この本が出ると知った時、手に取った時の心の叫びです。

都会の星
石井ゆかり:文/東山正宜:写真/洋泉社/2012
 
 以前読んだ「星をさがす」の著者・石井ゆかりさんと、朝日新聞の記者(2010年6月14日、朝日新聞朝刊1面の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還の写真を撮影した方)・東山正宜(まさのぶ)さんによる、星景写真集です。



 この写真集は、元々東山さんの星景写真の展覧会から生まれました。
RING CUBE | Ricoh Japan:doughnuts企画 写真展「都会の星 -写真:東山正宜 ナビゲート:石井ゆかり-」
 ↑写真展のサイト
アストロアーツ:都会の空にも星は巡る 銀座で比較明星景写真展が開催中(2012.7.13)
 ↑「星をさがす」で星空観測、天文学について監修したアストロアーツでも記事になりました。

 都会は真夜中でもネオンや街頭、家の明かりが明るく、光害が酷いので天体観測、星見は難しい、厳しい。でも、カメラを三脚に固定して、数分~数時間シャッターを開けっ放しにして、その画像を合成すると、星が日周運動をしている軌跡が描かれる。ビルや様々な建築、夜景と一緒に星空を楽しむ「比較明星景」の手法の星景写真を広めたのが、東山さん。朝日新聞で記者をしている傍ら、街角で三脚にカメラを固定し、撮影し続けた星空。その写真展を開催するにあたって、星占いコラムで人気の石井ゆかりさんに、その星空にぴったりのコラムを書いてもらって一緒に展示しよう、というのがこの展覧会でした。「星をさがす」に続き、これも見事な天文と文化の融合。展覧会を観に行きたいと思っていたのですが、東京…地方民には厳しい。写真展で、石井さんのコラムも付くのだから、書籍化されたらいいのにな、と思っていました。そうしたら、本当に書籍化されました。素晴らしい!ありがとうございます!!

 上でも、都会では天体観測、星見は厳しいと書きました。私は田舎に住んでいて、家からは4等星ぐらい、空が暗く澄んでいれば5等星以上、夏なら天の川がぼんやりと見える、ありがたい場所で星見を堪能できています(ただし、天候が変わりやすい)。東京在住の方から2等星も見えない、と聞いた時、私は東京には住めない…と思いました(東京在住の皆様ごめんなさい)。それでも、私の住んでいるところでも、繁華街は夜も明るく、2等星ぐらいまでしか見えないことには驚きました。地方でもこんなに光害が…。家に戻ってきて、夜空を見上げると、見える星の数が違う。やっぱりこっちだよなぁ、とも。同じ空なのに、ちょっと条件が違うだけで見える星の数、星座の数が大きく違ってしまう。光害を憂うばかりです。

 でも、星座を探す時に、星が見え過ぎて逆に探せなくなる、ということもあります。贅沢な、と言えばそうなのですが、実際、そんな星空(プラネタリウムでも)を観ると、ただ圧倒されてしまいます。あれが北斗七星で、北極星があって、おうし座オリオン座、おおいぬ座とこいぬ座、ふたご座。おうし座のプレアデス星団・すばる、オリオンのベテルギウスとリゲルの色の違い、おおいぬ座のシリウスとこいぬ座のプロキオンと、ベテルギウスを結べば「冬の大三角」。おうし座の一等星・アルデバランの近くに見えている明るい星は、星座の星ではなく惑星・木星…と探してゆくには、星が見え過ぎても困るのです。適度に星が見える明るさの夜空。都会だと、明るい星しか見えないので、逆に考えると、目立った星を探しやすい。天文観測入門者には、都会の空で著名な星を探すのがやりやすい。都会でも、星は見えている。星見が出来る。望遠鏡や双眼鏡で天体観測だって出来ます。東京には国立天文台や科学館の観望会も多いし、天文愛好家たちが行っている観望会も多い。田舎だと、満天の星空に圧倒される形ですが、都会だと、明るい星をひとつひとつ確認しながら親しんでいける。星見の形がちょっと異なるけれども、星見は楽しめる。

 そして、東山さんの「比較明星景」は、都会の星空のまた違う一面も見せて(魅せて)くれる。本を手にとって、開いて…圧倒されました。これが、都会、都心で撮影された星空…?明るいビルに、星ぼしの軌跡。圧倒されました。星もそうですが、ビルや建築物と一緒に写っているのがいい。歴史のある建造物や、人気の観光スポット、夜景のきれいな場所。そんな「人工」の世界に、「自然」の星ぼしが軌跡を描いている。飛行機の航跡が写っているものもある。「自然」と「人工」が調和しているように見えます。それは写真と、宇宙が刻んできた時間や、星・天体の名前の由来や伝説についての石井さんのコラムが調和しているからだと思う。そして、人間も、人工のものも、星ぼしも、宇宙というひとつの空間の中にあるから。

 石井さんのコラムと星空の写真を一緒に観ていると、宇宙が身近に感じられる。田舎で見る星空は、崇高で、まさに遠くにある感じもある。確かに自分が立っている地球の大地と、空と繋がっているのだけれども、その宇宙は果てしなく遠い。これ以上光害を酷くしてはならない、守り続けねばならない、そんな気持ちにもなる。一方、都会の星空は、人の暮らしとともにあるような感じがする。歩いていてふと見える明るい星を、「きれいだな」と思う。そんな身近さ。田舎でも同じことは思うのだけれども、以前旅行で東京に行った時、木星が見えていて「ここでも木星が見えている」と安心した気持ちになれた。人ごみで疲れたせいだろうか。

 最後には、国際宇宙ステーション(ISS)の可視パス画像と、冒頭に書いた小惑星探査機「はやぶさ」の帰還の画像もあります。「はやぶさ」の画像を見て、あの帰還の日、帰還までの7年間、帰還後のことを思い返すとともに、石井さんの文章も合わせて涙が出そうになりました。人工の星も星だ。星をつくりたいのだ。これからも、遠くの宇宙を観たくて、宇宙の過去を知りたくて、太陽系や地球がどうやって出来たのかを知りたくて、人工の星をつくり、飛ばす。その遠くへ向かう、遠くを見つめる姿は、美しい。その最後の輝きも。

 「はじめに」を石井さん、「おわりに」を東山さんが書いています。どちらの文章にも共感しました。

 私たちは、星空とともに、宇宙の中で生きている。
 どんなに夜空が明るくて暗い星が見えなくても、星はそこにある。
 見えなくても、そこにある。

 書籍化に心から感謝します。

 最後に、展覧会とこの本が生まれる背景を東山さんのブログからどうぞ。
痛い目みてなんぼ:写真集「都会の星」ついに発売!
 東山さんのブログには、「比較明星景」の写真がアップされています。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2012-12-27 23:36 | 本・読書

フィンランドのサーモンスープ、再び

 クリスマスの夜、いかがお過ごしでしょうか。私はクリスマスらしいことと言えば…昨日はNORADとグーグルでサンタさんがプレゼントを配るのを追尾して、フライドチキンとケーキを食べてお腹いっぱい。あとはクリスマスに関する音楽を聴くぐらい。外は雪。ホワイト・クリスマス…じゃないと「異常気象」になってしまう当地。現在は…寒波クリスマスです…。

 そんな寒い日には、以前作ったフィンランドのサーモンスープ「Lohikeitto」(ロヒケイット)。きっとフィンランドの食卓にも並んで、クリスマスの夜、家族や親戚が揃って食卓を囲んでいるのだろうなぁ…。

 ということで、また作りました。
・作り方は以前の記事で:フィンランドのサーモンスープ「Lohikeitto」を作ってみた(2011.2.25)
f0079085_22372484.jpg


 ディルの風味が美味しいです。鮭は生鮭を使うところを、今回は生のスモークサーモンを使ってみました。スーパーで安かったので…wしかもサラダや手巻き寿司のねたに使えるように、切り落としで。便利でした。あらかじめ味がついているので、塩・こしょうの加減が違うな、と。あと、今回もブイヨンではなくコンソメを使いました…。

 寒い日に、温まるスープです。前回も書いたとおり、カレーやシチューの作り方に似ているので、そんなに難しくありません。是非どうぞ。

 ちなみに、フィンランドにはクリスマスのお菓子にこんなものがあるそうだ。
ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版公式サイト:世界のおやつ探検隊 第70回 簡単可愛いフィンランドのクリスマス菓子

 Joulutoruttu(ヨウルトルットウ)、「クリスマスのパイ」という意味。プルーンのジャムのパイで、作り方を見ると結構簡単に作れそうだが、プルーンのジャム…ない。プルーンのペーストは良く見かけるのだが…。プルーンから作ろうにも、プルーンそのものも売ってない…。フィンランド・北欧の果物と言えばベリーということで、いちごやブルーベリー、カシス(ブラックカラント・黒すぐり)のジャムでもいいかなぁ…と考えていたら、作る余裕はなくなっていました…。来年チャレンジします。いや、クリスマスじゃなくてもいいか。

 あと、これも美味しそう。
クックパッド:北欧フィンランド★キャベツキャセロール
 Kaalilaatikko(カーリラーティッコ)、キャベツのキャセロール。ご飯を使うので、ドリアに似ているのかな?これも寒い季節にぴったりの、あたたかい美味しそうな料理だなぁ。

 最後に、ちょっと思ったのだが、フィンランド料理を作って、「これがフィンランドの味なのか~」と思うが、材料等は日本のもの。味付けも、自分が好みの、日本人好みの味付けになってしまっている可能性はある。実際のフィンランド現地でのオリジナルは、全く同じレシピで作っても味が全く異なる可能性もある。フィンランド料理だけど、フィンランドのものと違う?フィンランド風料理?何だかわけがわからなくなってきましたが、現地フィンランドの、もしくはフィンランドの方が作ったフィンランド料理を食べたいです。そして自分のつくったものと比べてみたい。

 では、あたたかな、幸せなクリスマスをお過ごしください。Hyvää Joulua!
[PR]
by halca-kaukana057 | 2012-12-25 23:05 | フィンランド・Suomi/北欧

音楽で語る・振り返る「平清盛」

 そういえば、かなり前に書くと言っていたはずなんだが…最終回終わってしまったよ。

 今年、初めてNHK大河ドラマを1年通して観ました。「坂の上の雲」もかなり熱心に観てましたが、あれは大河ドラマじゃない…。今年の大河「平清盛」。これまでちらりと観るか、ほとんど観ていなかった大河ドラマを1年、50話全部観るきっかけになったのが、音楽でした。

NHK大河ドラマ《平清盛》サウンドトラック

吉松隆 / 日本コロムビア


NHK大河ドラマ《平清盛》オリジナル・サウンドトラック 其の二

吉松隆 / 日本コロムビア



 音楽は、作曲家の吉松隆先生。そう聞いて、それは凄い、ここで観ようという気になりました。しかし、1年間も続く、50話もある物語。しかも日本史。日本史はあまり得意では無い。普通のテレビドラマもここ数年はろくに観ていない。そんな私が1年続けて観られるのだろうか…。
 でも、テーマ曲・劇判に”左手のピアニスト”としても著名な舘野泉さんも参加されると聞いて、これはやはり観たい。そして1話…テーマ曲・劇判に聞き入りました。ドラマも、最初は「時代劇らしくないなぁ…?」と思いつつも、青臭い清盛(高平太)が徐々に成長してゆく様や、父・忠盛や白河院、盛国や家貞をはじめとする平氏一門、ライバルで親友の義朝、義清(のちの西行)、最初はちょっと頼りなさげな学問大好き青年だったのが徐々に権力者へとなってゆく信西、義朝の父為義、朝廷の人々…挙げるときりがない個性的で活き活きしている脇役の方々の物語を観ているうちに、ドラマそのものにもハマってしまい、毎週観るのが楽しみになってしまっていました。あれ、そういえばこのドラマを観るきっかけってなんだったっけ…と本来の目的を忘れてしまうほどw

 テーマ曲は、清盛の生涯を2分30秒にまとめた、と吉松先生がブログに書いていた通り、劇的なテーマ曲。舘野さんの静かな、美しいピアノで始まり、オーケストラが唸る、吠える。最初の頃は、エネルギーをもてあましている高平太・若き日の清盛のように力強くたくましく、荒々しさの中にも平氏一門へのやさしさも感じていました。しかし、清盛が太政大臣となり、どんどん国の頂へ上り、栄華の裏で頼朝たち源氏が動き出すあたりでは、最初のピアノもはかなく寂しげで、荒々しさもむなしさを伴うように聴こえた。同じ曲、同じ演奏なのに違って聴こえる。不思議だなぁと思いつつ、頼朝挙兵後、清盛が武士の心を取り戻した終盤ではまた力強く、荒々しく。不思議です。

 BGMも、サントラを聴いていると様々なシーンを思い出す。頼朝のナレーションや、各登場人物の台詞や表情が浮かぶ。勇ましい曲も、きれいな曲も。
 ちなみに、テーマ曲の中に主題・モチーフがいくつか入っていて、その変奏曲のような形で劇判も作曲されています。
◇詳しくは吉松先生の記事で:月刊クラシック音楽探偵事務所:大河ドラマ「平清盛」音楽制作メモ
◇音楽制作の裏話も:月刊クラシック音楽探偵事務所:大河ドラマ「平清盛」音楽全仕事
 これを読んでいると、大河ドラマの音楽をつくるって、本当に大変なんだなぁ…。

 「遊びをせんとや生まれけむ」のメロディー、歌も印象的。劇中では後白河院が歌っていたのが印象的です(後白河院は「遊びをせんとや~」を含む今様の数々を「梁塵秘抄」にまとめました)。しかし、このデモを「初音ミク」で作ったという…wさすがですwサントラ2には、そのミクのデモバージョンも収録。NHKのサブカル番組「MAG・ネット」でも紹介されたほど(ミクのフィギュアを持って笑顔の吉松先生wPCの壁紙も「はちゅねミク」…凄いw)。

 そして、吉松先生が既に作曲・編曲していた作品も登場。まずはなんと言っても「タルカス」。エマーソン・レイク&パーマー(ELP)のプログレの名曲。この「清盛」を観るまで曲のことも知らなかったし、吉松先生がオーケストラ編曲していたことも知らなかった。
◇2010年のことでした:月刊クラシック音楽探偵事務所:夏休み総力特集「ロックmeetsクラシック」
 番組で聴いて、「これは!」と思った。現代のプログレが、平安時代に合う?合ってる。…凄い。平安時代も、一般的な雅な部分と、武士や民衆の「生きること」がむき出しの部分の2つの面がある。その面を知ったのもこのドラマだったし、「タルカス」はそこにぴったりだった。オーケストラ編曲版と原曲を聴いて、どちらも好きになったし、オープニングで今日は「タルカス」が出てくるのかチェックするのが楽しみだった。最初は「噴火」の部分だけだったのが、「マンティコア」、そして「アクアタルカス」。「アクアタルカス」って、ちょっと…!と思ったが、最終回を観て、これまで考えていた意味とは違う意味で聴こえた。「アクアタルカス」は、最後に再び「噴火」のモチーフに戻る。滅亡が終わりではない、と。

 もう1曲、「5月の夢の歌」(「4つの小さな夢の歌」より第1曲)。元々はギターとハーモニカのための作品で、その後ピアノソロ、更に舘野泉さんも演奏できるように3手連弾版も。以前、館野さんのCDで聴いてすぐに気に入り、コンサートで生で聴いて、ますます大好きになった。それが、ドラマの感動的なシーンで流れる。ここぞというところで。第1話、幼い清盛(平太)と忠盛、鱸丸(後の盛国)が小船に乗って会話しているシーン。その穏やかな雰囲気と、忠盛が話した台詞にこの曲…ノックアウトされたシーンでした。その後も、サントラ2の「絆」とタイトルがついたアンサンブル版も登場。これも良かった。最終回、遺言のシーンで最後の登場…涙を誘いました…。

 この他にも、「アイノラ抒情曲集」や左手のための「カッチーニのアヴェ・マリア」、「サイバーバード協奏曲」など、吉松作品が次々と。たまりませんでした。

 このドラマを1年観て…日本史が面白くなった。歴史が躍動的に見えてきた。歴史もののドラマや映画はこんなところがいいな。あと、古典文学を読みたくなった。これが一番大きい。「平家物語」も、「梁塵秘抄」も。「保元物語」「平治物語」もあるし、「新古今和歌集」や西行の歌の数々も。清盛の妻・時子が愛読していた「源氏物語」も、いきなり全部は厳しいので入門編から少しずつ。高校の古典の教科書・参考書を引っ張り出してきてしまっていました。

 最終回を観て、1年観てきて面白かったな、と思っています。音楽もドラマも、登場人物たちも。最終回の再放送と総集編がまだ残っている。もう一度1話から観直したい。

 サントラですが、コンプリートBOXも出ましたよ…

平清盛×吉松隆:音楽全仕事 NHK大河ドラマ《平清盛》オリジナル・サウンドトラック

吉松隆 / 日本コロムビア


 サントラ2には収め切れなかったドラマ終盤の音楽や、デモ版などが全て収められているとのこと。「タルカス」もサントラには入らなかった「マンティコア」「アクアタルカス」も入ってる。「5月の夢の歌」も、館野さんのアルバムの演奏はテンポ速めなのですが、番組で使われたのはゆっくりめ。このゆっくりめなのもいいんだよなぁ…欲しい。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2012-12-24 23:55 | 音楽

クリスマスがやってくる 今週の「クインテット」

 12月22日の「クインテット」です。クリスマスが近いので、クリスマス回と予想されます。さて、どうなった…。

 クリスマス回でした!!

 ドラマパートは「明日は月の上で」(サルヴァトーレ・アダモ:作詞・作曲、訳詞:岩谷時子)。サルヴァトーレ・アダモ(Salvatore Adamo)はイタリア生まれのベルギーの作曲家・シャンソン歌手。「雪が降る」も有名ですね。
 訳詞は岩谷時子さん。「ふりむかないで」、「恋のバカンス」、「ウナ・セラ・ディ・東京」、「逢いたくて逢いたくて」、「君をのせて」(沢田研二)…宮川泰作曲作品の数々、「君といつまでも」、「誰もいない海」…作詞作品を挙げるとキリがありません。調べてみて、岩谷時子さんの訳詞作品だと初めて知りました。
◇原曲:Adamo - À demain sur la lune (1969)

 原曲もトランペットが印象的ですね。


 スコアさんとアキラさんはいつものように演奏、アリアさんとフラットさんがクリスマスツリーを飾っているいつものスタジオ。とても華やかな、大きなツリー。そこへやってきたシャープ君。ツリーに驚き、喜ぶ。サンタさんを驚かそうと思って、このツリーにしたのだそう。「quintet」のアルファベットがさりげなく飾り付けられてます。皆さんはサンタさんにどんなプレゼントをお願いしたんですか?と尋ねるシャープ君。フラットさんはハーモニカ(「シロフォン・アコーディオン・ハーモニカ」で演奏してましたね)。アリアさんはハンドベル。スコアさんは尺八。渋い!では、シャープ君は何をお願いしたのかというと、ロケット。おもちゃの?いえいえ、本物のロケット。ロケットに乗って月に行きたい、と。シャープ君らしいなぁ。
 月世界旅行、宇宙旅行を夢見て歌う「明日は月の上で」。シャープ君の歌がとても伸びやかです。宇宙遊泳しながら歌って、トランペットも演奏。シャープ君はどこへ行っても楽しそうだ。スコアさんの尺八の音が、いいスパイスになってます。尺八を入れる編曲なんて、凄い。さすがはアキラさん。
 歌の後は、「月の上からクリスマスの飾りみたいな地球を見よう」の歌詞にちなんで、地球儀の飾りを。可愛い。クインテットの宇宙的視野クリスマス。

 しかし、サンタさんにお願いすればロケットがもらえる…なら私もお願いしようか。宇宙行きたい、月行きたい(すみません宇宙ファンの独り言です)
 それから、前から思っていたのだが、シャープ君って、「宇宙兄弟」の日々人に似てる。日々人の髪を半分茶色に染めればシャープ君?シャープ君の髪はフワフワしているからちょっと違うか(でも私が描くと、日々人っぽくなるw)。
・「明日は月の上で」初回:クリスマス週間は、宇宙週間? 今週のクインテット(2009.12.25)

 アイキャッチもクリスマス仕様。いつものレコードも、クリスマスソング。

 パート3はフラットさんの口笛「ホワイトクリスマス」。フラットさんの口笛は久しぶりだ。ドラマパートではよく聴くけど、この単独コーナーでのものは久しぶり。ツリー、ケーキにプレゼントを用意して、すっかりクリスマス気分のフラットさんと、愛犬フォルテ。フォルテが何かを訴えているが、フラットさんは陽気に口笛を吹いている。そのうち、フォルテはケーキを引きずって行ってしまった。気がつくと…ケーキをたいらげてしまったフォルテ。頭を抱えるフラットさん。フォルテはケーキが食べたかったんだね。フラットさん…クリスマスもツイてませんw

 アイキャッチの代わりに、サンタクロースが登場。…「ハッチポッチステーション」のジャーニー君がゲスト出演、ですよね。さすがは兄弟番組(普段もコンサート前に「ハッチポッチ」メンバーからのお花が)。
 コンサート前、プレゼントを忙しそうに運ぶアリア・シャープ・フラット。それを見たスコアさん「どうしてクリスマスが近づくと、あわただしくなるのでしょうな」確かに。

 コンサートは、ヴィヴァルディ「四季」より「冬」第2楽章。冬限定曲が来ました。コンサートホールというより、家の中でホームコンサートを開いているような趣のアニメーション。音色もあたたかい。好きです、大好きです。シャープ君のアンティークシンバルの音がいい。アンティークシンバル…名前がわからなくて、以前検索に苦労したなぁ…。

 以上、クリスマス回クインテットでした。あれ、クリスマス回と言えば、定番のアキラさんのピアノ・クリスマスメドレーは?…今年は無しですか!!あれを観ないと、聴かないとクリスマスを迎えた気持ちにならないのに!(過言ではない) 去年は「しあわせクリスマス」でしたが、あれも大好きだし、クインテット版「きよしこのよる」も「クインテット」らしくハジけていていいw2010年度に出てきた「ジングルベル」も良かったし、1年目の伝説曲「リトル・ドラマー・ボーイ」もまた観たい。フラットさんが歌う名曲「サンタさんへの手紙」も。「クインテット」のクリスマス回は、名曲神曲が多くて素晴らしい。もっと観たいよー。週一じゃ足りないよー!

 サンタさんへのお願い…「クインテット」の放送枠を増やしてください。来年度も放送が続きますように…!

 今年のアキラさんのピアノ・クリスマスメドレーは、CD(「ソングス」)と録画を観ることにするか…。
あと、これも。
Akira Miyagawa Special アキラさんスペシャル
 これの2曲目。本当に楽しくなる!


 さて、来週29日は2012年最後の放送です。ちゃんと放送ありますよ。8:25はNHK教育テレビ(Eテレ)で!
[PR]
by halca-kaukana057 | 2012-12-22 22:18 | Eテレ・NHK教育テレビ

月に惹かれる

f0079085_22253786.jpg


 数日前に撮影した、青空の中の白い細い月。雲にまぎれて見落としそうなこんな月を青空に見つけると、嬉しくなります。青空の昼間の月でも、夜の月でも、観ると嬉しくなる。仕事帰りの道で、空に月が見えていると嬉しくなるし、ほっとする。仕事がきつい、失敗した、疲れている時は格別だ。夜、寝る前にふと窓の外を見て、月が見えると気持ちが落ち着く。

 勿論、双眼鏡でじっくり月面観察するのもいい。余裕があれば望遠鏡を組み立てて、クレーターをじっくり観察したい。

 月にこんなに惹かれるのは何故だろう?一番身近だから?

 一番身近な天体だけど、まだまだ謎は多く解明されていないことだらけ。そんな天文学的な魅力もある。

 何より、観る時に全く同じ姿でないところも魅力だと思う。満ち欠けによる形、時間、位置、他の星との位置関係、見ている場所…。同じように見えても、微妙に異なる。月そのものは同じだけど、観る側からすると同じじゃない。不思議だ。

 色々な星・天体に惹かれますが、月にもとても惹かれます。

 月をじっくり観る時は、この本をお供に。魅力的な本です。

月の地形ウオッチングガイド

白尾 元理 / 誠文堂新光社


[PR]
by halca-kaukana057 | 2012-12-21 22:40 | 宇宙・天文

コルシア書店の仲間たち

 今年読んだ本は、今年中に感想を書いておきたい。しばらく前に読んだのですが、感想を書くとなると難しい、文章にしにくいと思ってしまうのは何なのだろう?読んでいて、とても惹かれた本なのに。
・読んでいた頃の過去記事:活字に飢える(2012.6.4)
 体調不良、精神状態不安定だった頃だ…。

コルシア書店の仲間たち
須賀敦子/文藝春秋・文春文庫/1995(単行本は1992年)

 1960年代須賀さんが若い頃、イタリアへ留学し、ミラノで「コルシア・デイ・セルヴィ書店」という小さな書店に出入りするようになる。カトリック神父のダヴィデ・マリア・トゥロルド神父が中心となり、理想の共同体をつくろうと政治的な活動も行う若い人々が書店に集っていた。そんなコルシア書店に通い、集う仲間たちのことを綴ったエッセイです。

 イタリア、と聞くと、地中海の明るい日差しが降り注ぐ海と街、朗らかで陽気な人々、彩りよく美味しいイタリア料理やワインをイメージする。しかし、この本で描かれているイタリア・ミラノは、そんなイメージとは異なる。須賀さんが描くミラノは、淡く、どこか暗く、「モノクローム」もしくは「セピア色」という言葉が似合う。銀板写真のようなイメージもある。

 しかし、描かれている人々は個性的で、活き活きとしている。彼らが生き、暮らす周囲は鮮やかだ。一癖あるけれども、愛おしい人々。夫となるペッピーノをはじめ、読んでいてその人たちへの愛情が伝わってきた。

 それと同時に、イタリアやヨーロッパの歴史も語られる。第1次世界大戦、ナチスとユダヤ人、第2次世界大戦…。戦争は過去のものではない、人々が生きることを脅かした身近なもの、自分たちに繋がるものと書かれている。歴史の教科書やドキュメンタリーとは違う、リアルさを感じた。

 どの章も印象的なのだが、「銀の夜」のダヴィデの詩に惹かれる。「街」で描かれるミラノの2面性。「大通りの夢芝居」のミケーレはどうなったのだろうと気になってしまう。先述したナチスとユダヤ人の「家族」。「小さい妹」のガッティと共に描かれるミラノの風景。夜、アイスクリーム屋へ向かう道の描写に惹かれる。そして日本に帰ってからの「ダヴィデに」。

 コルシア書店はなくなってしまい、集っていた人々も離れ離れになってしまう。夫・ペッピーノも他界してしまう。同じ場に集っていて、ひとつのものを目指している仲間たち。でも、その心の中が全く一緒とは限らない。私もそんな経験は何度もある。その度にかなしい、残念だけれども、これは当然のことなんだ、私と他者は「別人」なのだから、と言い聞かせる。でも、完全に「別人」でもない。「孤独」とは。最後の232ページを読んで、また最初から読むと、描かれている人々がますます愛おしく感じる。

 文章を味わい、描かれている情景や人々を味わう。いとおしむ。優しく抱きしめたくなる。最初に書いたとおり、「モノクローム」な味わいもありますが、そんな雰囲気もまた愛おしい。何度でも読み返したい本です。

 須賀さんの本は、これからも読みたい。読みます。既に積読になってます。
・前回読んだ須賀さんの本:遠い朝の本たち
[PR]
by halca-kaukana057 | 2012-12-18 22:58 | 本・読書


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)

プロフィールを見る

お知らせ・別サイト

管理人HN:(はるか)
 熱しやすく冷めにくい、何が好きになるかわからない好奇心のかたまり。このブログでは好きなものを、好き放題に語ってます。

プロフィール
*2014.9.5:更新
はてなプロフィール:遼(halca-kaukana)



web拍手を送る



はてなブックマーク
Mielenkiintoinen!

気になること、関心のある記事や参考にしたサイトなどのブックマーク集。コメント多め。

◆ピアノ録音置きブログ:Satellite HALCA

☆「はやぶさ2」、小惑星リュウグウ目指して順調に飛行中!☆
管理人・遼も小惑星探査機「はやぶさ2」を応援しています。



あかつき特設サイト
JAXA:金星探査機「あかつき」特設サイト

☆祝!「あかつき」は金星の衛星になりました☆
金星軌道上で観測中!

最新の記事

映画「ドリーム(Hidde..
at 2017-12-10 22:30
[フィンランド独立100年記..
at 2017-12-08 22:14
物語 フィンランドの歴史 ..
at 2017-12-06 23:17
Suomi Finland ..
at 2017-12-06 22:26
マッティ、旅に出る。 やっぱ..
at 2017-12-05 22:01
[フィンランド独立100年記..
at 2017-12-04 22:40
[フィンランド独立100年記..
at 2017-12-03 14:59
冬のグリーティング切手&特印..
at 2017-12-01 22:19
Im ~イム~ 8
at 2017-11-28 22:39
ヴィンランド・サガ 19
at 2017-11-22 22:56

カテゴリ

はじめにお読みください
プロフィール
本・読書
宇宙・天文
音楽
奏でること・うたうこと
Eテレ・NHK教育テレビ
フィンランド・Suomi/北欧
イラスト・落描き
日常/考えたこと
興味を持ったものいろいろ
旅・お出かけ
information

タグ

以前の記事

2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 01月
more...

検索