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あれから1年

 1年前のブログ
10年間のありがとうを ~音楽はこれからも地球のどこかで 今週の「クインテット」【最終回】

 1年前、「クインテット」の放送が終了しました。今もはっきりと思い出します。ラスト、サイドパネルの「10年間ありがとう」の言葉に手が震え、涙腺決壊したこと…。
 その後、秋と今年の元日に再放送がありました。放送が終わっても、視聴者からのリクエストで再放送が実現するのは、10年間愛されてきた証拠なんだなと嬉しくなります。
 私も昨年秋、悲願だったアンサンブル・ベガのコンサートに行きました。「クインテット」の演奏を一部メンバーが担当しているアンベガの生の演奏に触れ、ああ、この音色・演奏が「クインテット」をつくり、支えていたんだ…と実感しました。アンコールでは「ゆうがたクインテット テーマ」(アンベガ版編曲)も聴けました。感激でした。

 この1年間の間、私は「クインテット」から離れてはいませんでした。これからもずっと、大好きな音楽であり続けると思います。
 そんなことを(ちょっと感傷的に)思う、1年後の今日です。
 来年度も、再放送があるといいな。再放送があってほしい。再放送してください。

 記念イラスト描こうと思ったけど描けなかった。イメージはあるので、そのうち…。

【おまけ】
 アンベガ1stヴァイオリン・辻井淳さんの新CDに…
HMV:ヴァイオリン小品集『愛のよろこび』 辻井淳、藤井由美
タワーレコード:辻井淳:Plaisir d'Amour
Eテレ「クインテット」で実はお馴染!辻井淳のオタケンレコード第1弾!
NHK Eテレ「クインテット」のアリアさんのヴァイオリンでお茶の間にお馴染みとなった辻井淳のオタケンレコード移籍第一弾のヴァイオリン小品集!

 …!!?
 確かに、アリアさんのヴァイオリンは辻井さんが担当してますが、まさか辻井さんのCD紹介に書かれるとは思いませんでしたw
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by halca-kaukana057 | 2014-03-29 21:39 | Eテレ・NHK教育テレビ

ブルー?ブルーブラック?

 万年筆のインクの話です。

 現在私がよく使っているインクは、セーラーのジェントルインク・ブルーブラック、パイロットの色彩雫・冬将軍、プラチナのカートリッジインク・ブルーブラック。他は気分で使っています。

 ちょっと興味が合って、国内3社カートリッジインクの使い比べをしてみました。色は万年筆の王道・ブルーブラック。
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 パイロットの色彩雫は使っているけど、普通のカートリッジインキを使うのは初めて。パイロットのを使ってみて、あれ…これ、ブルーブラック?青に近いけど…。
 セーラージェントルインクのブルーと比較。ほぼ同じ…寧ろセーラーの方が濃い青だぞ?
 プラチナのブルーブラックとも比較。こっちも青い。淡めの青。
 で、いつも使っているセーラージェントルインクのブルーブラック。これは「ブルーブラック」…藍色、暗い青。

 一言で「ブルーブラック」と言っても、メーカーで随分違うのだな…と実感しました。では、パイロットのブルーはもっと明るい青なんだろうか。そのうち使ってみます。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-29 21:15 | 興味を持ったものいろいろ

春の海

 全国各地で桜が咲き始めましたね。当地はまだ先ですが、日中はストーブをつけなくてもいいぐらいあたたかくなりました。雪解けもどんどん進んでいます。

 そんな春の海を見てきました。
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 風も冷たくなく、海をのんびりと眺めていました。

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 この船はどこへ行くのだろう?


 この頃、ブログの更新が殆ど進んでいません。相変わらずのセーフホールドモードです。書くことがないわけではない、読んだ本などはあるのですが、それを言葉に、文章にして書いておく…のが億劫になっています。他に今、新しく取り組んでいることがあって、そっちの方に時間をかけているのもあります。そのことは、またお話できればいいなと思います。(書かないかもしれません。)
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by halca-kaukana057 | 2014-03-27 21:09 | 日常/考えたこと

オペラ事始・番外編 オペラ歌手が本気で歌のたのしみを伝える声楽アンサンブル

 オペラ・声楽をもっと聴いてみようと色々手をつけてみています。こんな時便利なのが、テレビやラジオでの放送。過去の名演から、最近のオペラ公演・演奏会まで放送してくれるのがありがたい。しかも放送だと、全く知らない歌手・曲にも巡り会える。そこから興味を持ってハマってしまうことも多い。と言うわけで、オペラ・声楽関係の番組は片っ端から録画し、ラジオも聴けるものは聴いています(出来れば録音も)。クラシック音楽を聴き始めた頃も、こんなことをしていたなぁ。今もクラシック番組は片っ端から観て聴いて録画録音しています。

 先日、テレビの番組表を見ていたら、「びわ湖ホール四大テノール演奏会」というのが合った。NHKBSプレミアムの「クラシック倶楽部」。びわ湖ホール?四大テノール?声楽だし、これも録画しておこう…と予約し、今日放送、観ました。
 観て、なんだこれは!!?ぶっ飛びました。めちゃくちゃ楽しい、面白い!!

NHK番組表:クラシック倶楽部 びわ湖ホール四大テノール演奏会
◇この公演のお知らせ:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール:2014年1月22日:びわ湖ホール四大テノールコンサート

◇公式:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール:びわ湖ホール四大テノール
◇非公式まとめ:NAVERまとめ:【BST】びわ湖ホール四大テノールがすごい!【Biwako Super 4 Tenors】

 メンバーは、関西を中心に活動している若手テノール歌手。清水徹太郎さん、竹内直紀さん、二塚直紀さん、山本康寛さん。それぞれ、オペラなどでも活躍している。昨年の日本音楽コンクール声楽部門では、清水さんが入賞、山本さんが2位を受賞。この日本音コン声楽部門も、昨年末に放送され、「こんなこともあろうかと」(ないw)録画しておいたので、再び見直しました。お二人とも豊かな声、表情。伸びやかな歌に聞き惚れました。日本音コン、他の受賞者の方々の歌も素晴らしかった。

 話を元に戻して、「四大テノール」演奏会。いつものこの番組なら、演奏者のインタビューが入ったり、すぐに演奏が始まるのだが、何故か開演前のホールの様子が。そして開演前のアナウンス(カゲアナ)。何故そんなものを?と思ったら、内容がぶっ飛んでたw
「携帯等を鳴らしたら、メンバーが一緒に歌います」
「公演中の会話は、メンバーへのブラボーや日本一!等以外はお控えください」
「メンバーが客席のそばを通っても、触ったり、エサをあげないでください」
(※全て意訳です)

 なんだこれはww場内のお客さんも笑っている。

 そして演奏会スタート。「琵琶湖周航の歌」から、リーダーでMCの竹内さんメンバー紹介。4人それぞれのヴェルディやプッチーニ、レオンカヴァルロ、ドニゼッティのオペラアリア独唱集。テノールと一言で言っても、個々人で声の雰囲気も質感も異なる。オペラそのものは知らないものもあるのですが、実際オペラでもこんな風に歌っているのだろうなと思うと、劇場でオペラそのものも聴きたくなります。こういうところからオペラに入っていくのはいいなぁ。

 4人での迫力ある「タイム・トゥ・セイ・グッパイ」のあとは、「テノールdeコント」…コント?ロッシーニ「猫の二重奏」を、日常風景で再現。ネコの被り物をした竹内直紀さんと二塚直紀さんが、夫婦コントをwニャーニャーとネコの鳴き声で歌いながら会話、サラリーマンの夫と妻、飲んで遅く帰って来た夫と、それを怒っている妻。おかしくて爆笑しました。これ、会場で生で観たら大変なことになりそうですw
 ちなみに、コントを考えているのも、リーダーの竹内さんだそうです。

 更に、NHK繋がり?で「あまちゃん」が。あのテーマ曲のピアノ演奏が流れると、出てきたメンバーは「北の海女」の扮装、アキちゃん、ユイちゃん、夏ばっぱ。歌うは勿論「潮騒のメモリー」!後から太巻さんも出てきたwテノール4人で「潮騒のメモリー」は新鮮でした。アキちゃん&ユイちゃんの可愛らしい歌、春子さんの清楚な歌、鈴鹿さんのしっとりとした歌もいいですが、テノール四重唱もいい!

 そして名物だというクリスタルキングの「大都会」。扮装がまた笑えますが、歌は本気。「♪あーあ~果てしない~」たっぷりの声量でハーモニーもきれい、高音も伸びやか。凄い。高いド(ハイC)が出てくるテノールにとって難易度の高い歌らしい(実際大変そうな表情をしていた)のですが、迫力満点です。

 「サンタ・ルチア」や「カタリ・カタリ」などのイタリア・カンツォーネ・メドレーは馴染み深い歌を豊かに楽しく歌っていて、ますます楽しくなる。「ヴォラーレ」はジャズ風でかっこいい。「フニクリ・フニクラ」は2番が「鬼のパンツ」の歌詞wあの振りもちゃんと付いてます。子ども向けのコンサートをすることもあるそうで、これは子どもたちも喜ぶだろうな。凄い歌のお兄さんたち…。「おかあさんといっしょ」にゲスト出演して、だいすけお兄さん(国立音大卒、同じくテノールです)と一緒に歌って欲しい…なんてw

 「アンコールは、第3部です」とツッコミたくなるようなMCで始まったアンコール。レハールのオペレッタ「メリー・ウィドウ」から「女・女・女」は、踊り出し、その踊りもEXILE風w最後は扇の組体操でキメるwあんな踊りをしながら、あの声量・発声で歌うのは大変そう…と思いつつ、それをやってのけるのオペラ歌手の本気の実力に脱帽しました。しかも笑いまで取るなんて。
 「オー・ソレ・ミオ」も4人のハモリと同時に高音を競って出しているサービスも。楽しい放送でした。
 ちなみに、放送ではカットされてしまった曲、曲順の違いもあるそうです。「潮騒のメモリー」も実際にはアンコールだったそう。


 これまで、声楽のコンサートには何度か足を運びました。でも、日本の歌曲や童謡・唱歌、好きな作曲家歌曲(ドイツリート、シベリウスの歌曲)ぐらい。イタリア語もフランス語もわからない。オペラも詳しくない…ということで、声楽のコンサートはちょっとハードルが高いと感じていました。オーケストラ、室内楽なら、知らない曲や作曲家の作品でも聴いてみようと思うのに、オペラのアリアや歌曲になると、「歌詞がわからないから…」という壁を作ってしまう。語学の壁。日本の歌曲でも、親しみやすいとは言えない現代作品もある。歌い方も独特。それでも、歌そのものに惹かれれば、語学の壁だろうがなんだろうが聞き入るのだろうが…なかなかそんなコンサート・歌手には出会えていません。

 しかし、このびわ湖ホール四大テノールは、クラシックから民謡・唱歌・歌謡曲にコントまで、ジャンルの壁を取っ払って、歌のたのしみを伝えようとしている。テノールという声域もちょうどいい。明朗で快活、且つ男声の迫力もある。そして、先述したとおり一言でテノールと言っても、声の高さや質、声色は異なる。4人できれいに揃い、ハモる。そんな歌で、クラシックのオペラも、馴染み深い流行歌やカンツォーネ、民謡・唱歌も全部「歌」なんだよ。「歌」の世界はこんなに広くて、楽しいよ!と伝えている。メンバーの想いが伝わってきました。
 これはいつか生で聴けたらいいなと思う声楽アンサンブルです。この録画は永久保存版にします。

【ふと思ったこと】
・滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール…立派な劇場、ホールじゃないですか!!これが「県立」なのだから凄い。滋賀県羨ましい…我が居住自治体が貧弱過ぎる…(音楽面では。他の面では、公立でも充実しているところもある。どこかがいいと、どこかがよくない?)

・この「びわ湖ホール四大テノール」のノリ…「宮川彬良&アンサンブルベガ」のノリに似ている!wテノールアンサンブルか、室内楽かの違い。
 アンベガも、日本各地のオーケストラのコンサートマスターや首席奏者を集めた実力派揃い。宮川彬良さんの軽妙なMCと、原曲の魅力をふんだんに味わえる編曲のクラシック名曲の数々。宮川さんが作・編曲しない純クラシック作品の演奏もある。そして、実力派のメンバーが普段は見られない一面を見せてくれるコントと巧みな演奏で、音楽を読み解いてしまう「音符の国ツアー」。…この「クラシック倶楽部」の枠で出来るじゃないですか!!放送の検討を、前向きにお願いします!
 NHK教育「クインテット」の演奏を担当したメンバーがいるアンサンブル、というNHK繋がりもありますし。アンコールの「ゆうがたクインテット テーマ」は外せませんね。と言うことで、検討お願いします!!


 今日はFMで新国立劇場の「カルメン」の放送も。途中から聴いたのが残念でしたが、全曲になるとこうなるんだ、と聴いていました。再放送されないかなぁ。録音したい。
 ということで、オペラ・声楽堪能の一日でした。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-21 23:19 | 音楽

こんなものつくりました+色々と雑感

 twitterでNHKPRさんがこんなことをやっていたので、つい便乗しちゃいました。

iPS細胞の山中教授と野田秀樹さんが進行役になって「細胞」の謎に迫る4回シリーズ「NHKスペシャル▽人体 ミクロの大冒険」。今月29日から2週連続土日、土日で。 pic.twitter.com/h8SfY0dPwE
 NHK広報局(ユル~く会話しますよ) (@NHK_PR) :2014年3月19日


「NHKスペシャル▽人体 ミクロの大冒険」のポスター、セリフなし版もつくったので、みなさん自由に番宣コメント入れてください! pic.twitter.com/ZcpBOnbkKE
NHK広報局(ユル~く会話しますよ) (@NHK_PR) 2014年3月19日


◇皆のつくってみたまとめ:Togetter:#人体セリフ

 まずはこれ
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これはつくるしかないと思ってつくってみました #人体セリフ #nhk_quintet 私の大好きな番組です…放送終わってさみしい
 山中先生になんてことを言わせているんですかw
 私が「クインテット」が好きなだけです、それだけですw

 「人体」・細胞のことを少しは宣伝しなくてはと思って、NHK絡みで考えた。
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NHK絡みでもうひとつ #人体セリフ #ごちそうさん
 「ごちそうさん」、観てます、ハマってます。そのセリフをちょっとアレンジしてみました。

 ちなみに、このイラストポスターは山中先生ご公認だそうです。ノーベル賞受賞した先生が、こんなことになってしまうとは…。そして「自由に番宣コメント入れてください!」とやってしまうNHKもNHK…w
 Nスペで「人体」といえば「驚異の小宇宙」シリーズ。Nスペ大型科学シリーズものの代表作ですね。第1作も好きですし、第2作「脳と心」も面白かった。第3作「遺伝子・DNA」これも録画して観てました。今も録画したVHS持ってますよ。今回のは「驚異の小宇宙」シリーズではないんですね。どう違うのだろう?

 関係無いのですが、先日のNスペ「東京が戦場になった日」観ました。東京大空襲のすさまじさに言葉を失いました。「ごちそうさん」で、悠太郎が語っていた焼夷弾の恐怖はまさにその通りだった…(「ごちそうさん」と時代が同じであるため、被る部分が多く、その点でも観てました)
 家族が戦時中のことを話してくれたのを思い出します。東京ではないですが、空襲に遭ったこと。少し離れた村に住んでいて、空襲に遭っている町が燃えているのを遠くから見ていたこと。
 戦争と平和、ちゃんと考えないといけないことですね。あの戦禍の後に、今の社会があり、自分が生きている。戦渦を繰り返さないため、平和を保つ、守ってゆくにはどうしたらいいのか。

 何の話をしているのだが、よくわからない記事になりました。ツイートもでしたが、今日の自分は何かおかしい。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-20 23:44 | 興味を持ったものいろいろ

アバドのたのしい音楽会

 先日亡くなられた指揮者、クラウディオ・アバド(Claudio Abbado)。その訃報が流れた時に、この本の存在を知りました。アバドの演奏と共に読んでみました。


アバドのたのしい音楽会
クラウディオ・アバド:文/パオロ・カルドニ:絵/石井勇・ 末松多壽子:訳/評論社・児童図書館・絵本の部屋/1986

 アバドが子どもたちに音楽の魅力や楽しさを優しく語りかけている本です。音楽一家に生まれ、子どもの頃から音楽に囲まれて暮らしていた。ヴァイオリニストの父の演奏、更にはミラノ・スカラ座オーケストラを聴いて感動し、指揮者になりたいと決意。それからピアノを習い始め、家族でも、様々な機会でも演奏をし、そして指揮者になった。
 後半は室内楽やオーケストラの規模や仕組み、楽器の種類とそれぞれの個性、指揮者の役割、オーケストラやオペラの練習と本番など、詳しく親しみやすく説明してある。


 ヴァイオリニストの父が練習・演奏するのをそっと見て、聴いていた。その父がヴァイオリンを演奏している時の表現が素敵だ。
ある日、魔法のような音にひかれて、居間にそっと近づいてみると、ドアがちょっと開いていて、なにかぼくにはわからない言葉でバイオリンに話をさせているパパが見えた。それは、とても美しい言葉だった。ぼくは、ドアのかげにかくれたまま黙って聴いていた。パパとバイオリンとの魔法の対話を邪魔してはいけないと思ったからだ。
(4ページより)

 そしてミラノ・スカラ座でのコンサートを聴いて、指揮者になると決意し(後に本当にミラノ・スカラ座を指揮する指揮者になってしまうのだから凄い)、ピアノを習い始める。ある日父のヴァイオリンの伴奏をすることになった時の話も印象深い。思うようにいかない。ヴァイオリンについていけない。その時、父がこう教えてくれた。
誰かといっしょに音楽をやるときには、自分がうまく弾けるとか、よい耳を持っているとかいうことはそれほど重要ではない。音楽的”対話”のある伴奏とは、その会話を感じとり、受けいれ、その神秘的な意味の端々まで完全に理解することなのだ。音楽においても日常生活においても、ほかのひとの言うことに耳を傾けることが最も大切なのだ
(15ページ)

 父が大事にしていた音楽的”対話”。耳を傾け、意味を理解しようとする。音楽というものを、とても神聖な、手で優しく包み込むような大事なものと考えて、指揮・演奏されていたのだなと思う。ちなみに、音楽評論家の故・黒田恭一さんの「尋ねる耳」の話を思い出しました。

 指揮者の役割や、オーケストラの仕組み、楽譜や楽器のこと、コンサートまでの練習…特にオペラについては詳しく書いてある。指揮者は一体何をしているの?オーケストラはその指揮者の何・どこを見て演奏しているの?オーケストラには色々な楽器があるけど、それぞれどんな楽器なの?オペラって何?交響曲・協奏曲って何?どんな練習をしているの?…普段からクラシック音楽に親しんでいる人ならなんてことないことだが、高尚で、近寄りがたい雰囲気がする…クラシック音楽家って一体どんな人たちなの?そんな疑問にも答えてくれます。これは子どもたちだけでなく、大人にも一読をおすすめしたい。もし、初めてクラシックコンサートに行く機会が出来たなら、この本を読んでから行くことをおすすめします。楽器のイラストも精巧で、きれい。弦楽器やオーボエ、トランペットなどの精巧なスケッチがとてもきれいで、見惚れてしまいました。全体像を見たい、全部の楽器で見たい!と思うほどでした。楽器って、描くのが本当に難しい…。

 最後に、アバドから、音楽家を志す人、よい聴衆になるであろう人々へのメッセージが書かれています。音楽を「聴く」とは。作曲された作品、音楽と実社会は常に密接な関係を持っていること。そして、もしよくわからない音楽に出会った時に心に留めておいてほしいこと。
君たちが、なんだかよく理解できそうもない音楽を、初めて聴いたとき、「つまらない」の一言で片付けてしまわないでほしいということです。私も、現代の新しい音楽を耳にして、まごつくことがあります。それでも、自分が理解できなかったからといって、一方的にドアを閉じることはしません。私は、どんな音楽も、よく聴いて学ぶ努力をしています。その音楽も一つの表現として、私たちの時代を、歴史を、そして私たち自身を語っているのだと確信しているからなのです。
(49ページ)


 私は、アバドの訃報を知るまで、それほどアバドの演奏を聴いてこなかった。全く恥ずかしいことに、アバドが大指揮者であることも知らなかった。何曲かは録音は持っていたので、訃報の後聴いてみた。そして、今、オペラも聴き始めたこともあって、アバドの演奏に前よりも耳を傾け始めた。好きな演奏も見つけ始めている。訃報の時、twitterでアバドの来日公演に行った、生であの演奏を聴いた、というツイートをいくつも見かけた。私にそのチャンスは無い。CDやDVDなどで触れるしかない。しかし、それらの演奏・指揮をしていた時、アバドはこの本に書かれていることを忘れずに演奏していたのだろう。アバドの演奏を聴いて、アバドがその時代を、歴史を、この世界をどうとらえて、どう表現しようとしていたか、じっくり耳を傾けたい。

 アバドは、若手の育成にも力を入れていた。ユースオケを作り、指揮をして支え、若い音楽家たちを育てていた。この本も、そんな気持ちで書かれたのだろう。アバドが伝えたかったことは、演奏でも、この本の言葉でも、残って受け継がれていっている。今更かもしれないけれど、私もアバドの言葉・音楽に触れられてよかった。

 この本の中で、アバドが子どもの頃ミラノ・スカラ座で聴いて感動したという、ドビュッシー「ノクターン」(Nocturnes)より第2曲「祭り」(Fêtes)。聴いたことが無かったので、探しました。
C. Debussy - Nocturnes ( Fetes at Argenteuil ) - Claudio Abbado

 トランペットに、近づいて遠ざかる音に、ワクワクする。子どもの頃の感動を思い出しながら演奏していたのかなぁ。


 ちなみに、昨日、こんなことを書いたけれど、この本を読んで、「優劣」「うまい・へた」よりも気にすべきことがあると実感しています。もっと大事なことがある。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-17 22:55 | 本・読書

「優劣」はどこから来る?

 ふと目にした言葉に、射抜かれた気持ちになることはよくある。そんなこと考えてもどうしようもないのに、考えてしまうことがある。

 今日目にしたのは、”芸術の「優劣」”について。
 音楽(作品・演奏)でも、美術でも、演劇…「芸術」というものの「優劣」ってどう決めるんだろう?「芸術」を書くと高尚なものをイメージしてしまうけど、文学やサブカルチャーも含まれるだろう。
 「優劣」をどう判断、どう評価するのだろう?
 コンクールで優勝とか、大絶賛の演奏とか、その基準はなんなのだろう?

 あまり考える範囲を広げると、その風呂敷をたためなくなってしまうので、今回は音楽の演奏で考えてみる。
私は、プロだろうが、アマチュアだろうが、演奏会でお金を取っていようが無料だろうが、大規模だろうが小規模だろうが、「コンサート」と呼ばれるものだろうが「発表会」と呼ばれるものだろうが、そんなことは関係ないと思っている。どんな立場であっても、どんな場であっても、演奏することはその時限り。その作品・作曲家、聴衆のため、そしてその作品を練習し”研究”してきた自分のひとつの通過点(ゴール・答えとは限らない)として、自分自身への挑戦として、その時限りの演奏をする。自分自身、人前で演奏する機会は少ないけれども、そう私は考えている。聴衆の立場にいる時も。聴衆の立場にいる時は、「今、演奏者は何を考えてこの演奏をしているのだろうか?」と考える。

 「うまい」「へた」は、あると思う。これまで、コンサートに行って、途中で帰りたいと思うほどの演奏にめぐり合ったこともあった。ミスが多かった、響いてこない、残念だったなぁ…と思うことはあった。
 それが、「優劣」なのだろうか。いや…まだ結論じゃない。 

 今思い返すと、何が、「残念だった」のだろうか。何を「残念だ」と思ったのだろう?技巧や表現のことだろうか。それとも、個々人の「好み」だろうか。その演奏・表現・解釈が自分と相性が合わなかっただけだろうか。

 好きな作品であればあるほど、自分が演奏できなくても「理想」のようなものを持っている。あの指揮者の、あのオケの、あの演奏家の、あの演奏。「理想」…「お手本」と言えるかもしれない。それが「優劣」や「残念」かどうかを評価するポイントになる。それは、評価、批評するため…?
 いや、私は、批評するために、音楽を演奏を聴いているんじゃない。これだけははっきりと言える。

 繊細でうっとりとするような演奏もあれば、荒削りでも未知の世界につれて行ってくれるような、スリリングなドキドキする演奏もある。ミスはあるけれども、そのミスを打ち消してしまうようなインパクトの強いものをもった演奏もある。「CDで聴いたのと全然違う!」という生で聴くからこその演奏もある。聴いた後、それまでの価値観が崩れノックアウトされて、帰宅後疲労困憊で寝るしかない演奏もある。どんな演奏がいいか、その作品、場、機会、演奏者…全く変わってくる。だから、音楽は面白い。

 考えていて、私は演奏者視点と聴衆視点、どちらも持ちたいと思った。欲張りなような気がするけれど、それが私にとって、音楽(芸術)に触れる際の感性を磨くことになると思っている。

 この二者は、きっと、すれ違う、一致しない、温度差ががある。理想とするもの、目指すものが異なる。一致した時、会場はステージ上も客席も物凄い熱気に包まれるのだろう。
 演奏家が、聴衆に「ウケる」ようなものばかりをやるのはどうかと思う。聴衆も「あの作品を演奏して欲しい」「この人ならこんな演奏をしてくれるはず!」と期待する。期待に応えてくれるのは嬉しいけど、媚びているような気もする。評価を気にしすぎて自滅してほしくもない。
 聴衆も、何でもベタ褒めは出来ない。「あの人の演奏だから、間違いない」なんて妄信(盲信)は避けたい。感じたこと…ポジティヴでもネガティヴでも、どんなことでも言うことは言っていいと思う。ただ、批判だけしたくもない。そして、それが先述した「優劣」とはという問い、技巧や表現のことなのか、個々人の「好み」、その演奏・表現・解釈が自分と相性が合わなかっただけなのか…客観なのか、主観なのか。これらを混同させたままで「批評」するのは、私はしたくない。その感じたことの源を自覚しておきたいと思う。

 演奏会に行けば、配布されるプログラムにアンケート用紙が入っていることがよくある(無い場合もあるけど…できる限り、主催者はアンケート用紙を用意して欲しいと思っている。声を伝える、一番しやすい方法だから)。最近はツイッターなどで、公式アカウント宛に直接感想ツイートすることもできるし、直接じゃなくても公式・中の人は検索して見ているかもしれない。
 少し前から面白いなと思っているのが、名古屋フィルハーモニー交響楽団。公式アカウントでは、コンサートのリハの様子から詳しくツイートして、コンサートが終われば、専用ハッシュタグを作って、「感想をツイートしてください」と呼びかける。感想と言っても、「大絶賛から厳しい批評まで何でもどうぞ」と言っているのだから凄い。
名古屋フィルハーモニー交響楽団:オフィシャルページ
Twitter:名古屋フィルハーモニー交響楽団
◇感想ハッシュタグをまとめたもの一例:togetter:名フィル第411回定期演奏会(2014年3月14日(金)・15日(土))感想まとめ #名フィル411
 ↑このまとめはコンサートに行ったファン・定期会員によるもの。公式公認。ファン・定期会員とオケ公式が、いい関係にあるんだなと感じられます。これを読んでいて、名フィルを聴きに行きたくなりました。

 音楽・演奏(芸術そのほか)の「優劣」とは何だろう。「うまい」「へた」の基準は何だろう、どこから来るのだろう、何に所以するものなのだろう?この記事に書いただけじゃわからない。世界的な大指揮者、大演奏家でもわからないことかもしれない。ただ、演奏を聴いた時、演奏している時の思ったこと、考えたこと、感じたことが、何に由来しているのか。主観・客観・経験・理想…どこから来たものなのか、それは考えて端っこだけでも掴んでおきたい。そして、それを表現する言葉は磨いておきたい。アンケートなどで伝えるためにも。素敵な、好きな演奏だと思ったら、まだまだ伸びると思うことがあったら伝えたい。

 要するに、「うまい」「へた」「優劣」の単語だけ、その基準だけで終わらせることはしたくない。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-16 22:10 | 日常/考えたこと

[原作小説]魔女の宅急便 4 キキの恋

 実写映画が公開されている「魔女の宅急便」シリーズ(原作。ジブリアニメはまた別物)映画を観に行く予定はありませんが、原作を引き続き読んでいます。

・1巻:魔女の宅急便 (原作)
・2巻:[原作小説]魔女の宅急便 2 キキと新しい魔法
・3巻:[原作小説]魔女の宅急便 3 キキともうひとりの魔女


魔女の宅急便 4 キキの恋
角野栄子/角川書店・角川文庫/2013
(単行本は福音館書店、2004.その後福音館文庫、2012年)

 キキは17歳になり、コリコの街で今日もお届けもの屋さんの仕事をしている。とんぼさんはナルナの町の学校で、虫や生き物、自然の勉強をしている。夏になり、学校は夏休み。とんぼさんがコリコの街に帰ってくるのを楽しみに待っていたキキだが、とんぼさんは夏休み中、「雨傘山」という山に入って山のことを調べたいという手紙が届く。とんぼさんが帰ってこない、とんぼさんに会えないことにひどく落胆するキキ。
 一方、キキと同年代の仲良しのモリさんは、将来の夢のため、隣町のレストランに1ヶ月間住み込みで手伝いをし、料理を習いに行きたいと言う。そこで、弟の8歳のヤアくんをキキに預かってほしいと頼む。ヤアくんと夏を過ごすことになったキキ。ヤアくんはオソノさんの子どものオレくん、ノノちゃんと仲良くなり、毎日冒険をして遊んでいる。
 とんぼさんに会えず、お届けもの屋さんの仕事ではちょっとしたトラブルがあり、くすりぐさの刈り取りのことも忘れ…落ち着かないキキ。
 ある日、キキはお祭りで出会った同年代の友達の集まりに誘われる。しかし、お届けもの屋さんの仕事が入る。コリコの街から離れた遠いところへ向かうキキ。そのお届け先のザザさんは、キキにゆっくりしていって欲しいという。焦るキキ。そして、何故かほうきがなくなってしまう…。


 17歳。とんぼさんへの恋がメイン。表紙のキキも随分と大人っぽく、艶っぽくなりました。扉絵のキキととんぼさんのイラストもいい。
 しかし、17歳…まだ17歳。自分自身の恋心、欲望とうまく付き合えないキキ。とんぼさんは大好きな生物の研究に没頭して、夏休みなのに会えない。同年代のカップルが会うのを引き立てるお届けものをすることになり、嫉妬している。やきもち焼きなところは変わってません。その一方で、キキの評判は今もうなぎのぼり。同年代の若者たちと、お祭りで仲良くなり、魔女として注目の的になる。とんぼさんはいないけど、自分を認めてくれる、褒めてくれる、素敵だ・カッコイイと言ってくれる人たちがいる。…この時、キキは大事なことを見失っていました。

 キキの魔法は飛ぶこと。あと、くしゃみのお薬を作ること。これだけ。でも、「魔女」というだけで特別な存在に見られてしまう。キキ自身は、飛ぶことぐらいしか出来ない、大したことは出来ない、といつもは謙遜するのですが、この4巻の前半では、すっかり舞い上がっている。

 そんな時、山のほうに住むザザさんと出会う。自分を特別な存在と持ち上げてくれる友達との約束のため、早く帰りたい。でも、ザザさんは様々なおもてなしやお話をする。普段のキキなら、そんなザザさんのことを面白がるのに、うっとうしいと思ってしまっている。その時、キキに起こった大事件。置いたはずのほうきがない。ザザさんを疑い、ザザさんの家から逃げる。しかし、外は暗い森。何も見えないまま歩くも、うまく歩けず、身体も冷えてくる…そんな中で、キキが思い出したこと。暗闇の中で自分自身の心が見える、といいますが、まさにその状態。キキはいつしか、心の暗闇の中にいた。大切な人に会えない、仕事もうまくいかないと自分を見失い、自信を失っていた。自分を持ち上げてくれる友達がいても、それは満たされるものではなかった。17歳だからこそぶつかるようなキキの悩む姿と、そこから解放される様が清々しい。

 「夕暮れ路」の先の庭で会ったヨモギさんとのお話も印象的。以前もあったが、キキが運んでいるのは物だけではない。送り主から、受け取り人への気持ち・想いも運んでいる。ヨモギさんへ運ぶモノ、物質ではなく、キキの気持ち、キキの存在そのものだった。「夕暮れ路」は3巻で、歌手のタカミ・カラさんが歌うことを再開するきっかけになった場所ですが、また、この場所が特別なものになりました。読んでいると、光がきらきらしている樹木が美しい小路をイメージします。絵にしたら、どんな路になるのだろう?
 その夕暮れ路での出来事の後、キキが話した言葉が心に留まりました。キキが愚痴を言わなくなった、というジジに対して、
「ダメのつぎは、ダメじゃないわ。トンネルのむこうはいつだって光があるのよ」
「でも永遠にダメってことはないわ。わたしは、そう思うの」
(203ページ)


 そして、この4巻の最後は…恋から愛情を自覚する。母・コキリさんが体調を崩して寝込んでしまう。恋はいつか、愛情に変わる。キキにとって大切な人はとんぼさんだけじゃない。コキリさんがどうなってしまうのか…まさか、まさか…私も不安で、ページをめくりました。先輩魔女として、母として、そしてキキを導く存在。いつかは、その時が来るのだろうと思うと辛いが、キキはコキリさん、そして父・オキノさんからも、愛情・愛することを学んでいる。コキリさんの言葉も、深く深く読みたい。
「そうね、いっぱいしようね。おかあさんの思い出、話してあげるね。出会えて、生まれて……思いかえすとたのしいことばかり。でもね、すぎた日の思い出も魔法だけど、これからつくる思い出こそ魔法なのよ」
(248ページ)


 またひとつ大人になったキキ。それにしても、モリさんの成長も清々しい。立派、立派過ぎるほど…こんな立派でしっかりした人間にはなれないよと思ってしまうが、その境遇を考えると、自然な成長なのかもしれない。モリさんにも注目しています。
 5巻も読むのが楽しみです。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-10 22:26 | 本・読書

オペラ事始 その2 ビゼー「カルメン」(ハイライト)

・前記事:オペラ事始 その1 オムニバスから始めてみる

 今年は私にとってのオペラ・声楽強化年ということで、引き続き色々と聴いてみています。これまで、オペラに抱いていたイメージは、「長い」「物語が難しい、理解しづらい、とっつきにくい」「派手すぎる」「オペラの歌い方に耳が慣れない」「外国語の歌詞で意味がわからない」「地方では生の舞台に触れる機会が非常に少ない」「チケットが高い」などなど…(こうやって並べると随分と酷い…)。更に、歌手と配役、声域が覚えられない。また、歌劇・オペラとミュージカルの違いはわかるようになった。しかし、グリーグ「ペール・ギュント」やビゼー「アルルの女」、メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」、フォーレ/シベリウス「ペレアスとメリザンド」、バルトーク「中国の不思議な役人」などの演劇は劇中歌、合唱もあるし、オペラには入らないのか…(何となく違いはわかるのだが、何となく。はっきりとはわからないまま)。わからないので、オペラに関する本を読めば、わからない用語ばかり。結局わからない…。これが、これまでオペラを敬遠していた理由です…。

 今は、理論や知識よりもまず聴いてみる。ということで、オムニバスから始まって、聴きやすそうなもののハイライトを聴こうというところまできました。選んだのがこれ。

ビゼー : 歌劇「カルメン」ハイライト

テレサ・ベルガンサ(MS)、プラシド・ドミンゴ(T)、イレアーナ・コトルバス(S)、シェリル・ミルンズ(Br)/アンブロジアン・オペラ合唱団、ジョージ・ワトスン・カレッジボーイズ・コーラス/クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団/ポリドール



ビゼー:歌劇「カルメン」(ハイライト)

レオンスタイス・プライス(S)、フランコ・コレルリ(T)、ロバート・メリル(Br)、ミレルラ・フレーニ(S)/ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン少年合唱団/ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーンフィル/ SMJ



 「カルメン」は「前奏曲」も有名ですし、ハバネラ「恋は野の鳥」、闘牛士の歌「諸君の乾杯を喜んで受けよう」など歌も有名なものが多く、聞きやすい。最初は物語や歌詞はあまり見ずに音楽や歌を聴いてみてから、物語や歌詞、誰(音域も)がどの歌を歌うのかを、ライナーノートを読みながら追っています。面白い。ドラマティックな恋物語。しかもラストが切ない…(オペラになかなか親しめずにいたのは、悲劇であることもひとつの理由でした。悲劇が嫌いなわけではありませんが、重い)
 物語を追いながら歌を聴いていると、オペラ特有の歌い方が合うと感じます。情感豊かに、ふくよかな迫力のある声量。これがマイク無しで、広いホールにオーケストラをバックに歌い響かせているのだから凄い。

 まず聴いたのが先日亡くなったアバド盤。闘牛士の歌の冒頭で、合唱の人々が雄叫び(掛け声?)をあげるのが、気持ちが高揚してていいなと感じます。
 カラヤン盤は、同じハイライトでも収録曲が若干違う。こうなると次は全曲か。まだ誰がどの歌を歌っていて、物語全体が把握できてないので、もう少しハイライトで楽しみます。ちなみに、「カルメン」は台詞を普通に語っているものと、後にグランド・オペラ形式になった台詞がレチタティーヴォになっているものの2種類があるそうで、全曲を聴く場合はどちらの形式なのか把握しておいた方がいいらしい。ふむふむ…。

 オペラ事始めの道、まだまだ長い道程です。でも楽しい。面白い。「カルメン」はフランス語ですが、ヴェルディやプッチーニなどのイタリアオペラ、モーツァルトやワーグナーはドイツ語。ヨハン・シュトラウス2世「こうもり」やレハール「メリー・ウィドウ」のようなオペレッタ(喜歌劇)もある。やっぱり長い道程だ…。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-06 22:34 | 音楽

TL,ネットとの距離

【お知らせ】今後しばらくの間のtwitterについて

 この記事を書いて、twitterから距離を置いて1週間ほど経ちました。TLを見る時間は減りました。しかし、完全に離れてはいません。はてなブックマークの連携でのツイートもあるし、時折ちらりと見て気になったツイートをリツイートやお気に入りしてみたり。ふと思ったことをツイートしてみたり。全然変わってない…?いや、やっぱり時間は減りました。実際、TLを長い時間追おうとすると、疲れてしまいます。

 先月28日、H2Aロケット23号機/GPM主衛星・小型衛星たちの打ち上げがありましたが、打ち上げ時間は未明3時。寝てました。起きられませんでした。そして朝起きて、打ち上げどうなったかな?とチェックしたのはtwitter。TLに流れている見事な打ち上げ画像に、ああ成功したんだ、きれいな打ち上げだったんだと知り、成功に嬉しくなりました。
 しかし、その打ち上げの画像や打ち上げ後の種子島の様子などのツイートを見ていたら、どっと疲れが。先日書いたようなうねりに翻弄され始めるような感覚を覚えてしまいました。

 今は、TLをずっと見ない時もあるし、少し見てすぐ閉じる。そんな状況です。PCも携帯もあまり見ない、連携ツイートもしない、TLをほとんど見ない日もあります。連携だけ流して、TL本体は見ないことも。ネットそのものから離れていることも少し増えました。
 時に、携帯も全てオフにして、数日完全にネット断ちしたいと思うことはあります。実際そういうのがあるらしい。
 ネットがあればテレビや新聞はいらないという意見も聞きますが、私は逆だなと思っています。ただ、テレビは観るものは選びます。新聞はローカル紙なので、全国紙と雰囲気が違う。さらっと世の中の動きを捉える程度。ラジオも聴いているのはNHKFMのクラシック番組ぐらいなのですが、未聴CDの消化や好きな音楽を徹底的に聴くのに当てている方が多いかな。

 マスメディアから少し距離を置いてみる。それらは悪いものでは無いし、うまく使えば可能性は無限大。でも、今の自分はうまく扱えない、丁度良い距離を保てない。今の私にとって程よい距離を模索しつつ、しばらく最低限の付き合いを続けたいと思います。

 その時間は、思っていることをノートに書いたり、音楽を聴いたり、読書したり、雑用をしたりしています。早めに寝ることも。天気が良ければ夜は星見をしたいのですが、天気が…。本当にどうしようもない…。

 ブログの更新も、2月は少なかった。今後、更新頻度は減るかと思います。アウトプットよりもインプット。ゆっくりとインプットして、それをねかせるような。3月もそんな感じで過ごそうと思います。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-05 22:38 | 日常/考えたこと


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