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フォーレを聴こう その1「シシリエンヌ」

 最近、よくフォーレを聴いています。最近気になっている作曲家です。これまで、フランス近代ものはあまり聴いてきませんでした。どうもフランス近代もの、とりわけドビュッシーに苦手意識があったから。しかし、以前、サン=サーンスやプーランクに興味を持ち、聴いて少しずつその苦手意識も無くなってきました。最近、またプーランクも聴いているのですが、同時に気になっているのがフォーレ。合唱曲や歌曲(今年はオペラ・声楽強化中ということで)、室内楽、ピアノ・器楽曲を中心に聴いています。が、これまでの持っているCDや図書館から借りたCDを調べてみたら、ほとんどフォーレが出てこない…!有名な曲はいろいろあるのに、全く眼中に無かった…。自分でも驚くほどでした…。

 まず、取り上げるのがフォーレの超有名代表作「シシリエンヌ(Sicilienne)」。「シチリア舞曲」、「シシリアーノ(シチリアーノ)」とも表記されます。「シシリエンヌ」だとフランス語表記ですね。劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」op.80の第3曲(声楽つきの「メリザンドの歌」が入る場合だと第4曲)。「ペレアス~」は様々な作曲家によって音楽がつけられたり、オペラにもなった戯曲。これまで、シベリウスの「ペレアス~」ばかり聴いてきました。フォーレのは、もともとはチェロとピアノのために書かれた曲(op.78)でした。

 あまりにも有名で、これまで、オーケストラの小品、アンコールピース程度にしか思っていませんでした…ごめんなさい…!集中してよく聴いてみると、とても美しい。とにかく美しい。オーケストラ版は、フルートのソロにハープや管弦楽がやさしく呼応する。この曲はト短調。そういえば短調だった。しかもト短調は荘厳で少し重めの調性。モーツァルトにとっては特別な調性として有名です。モーツァルト(交響曲第25番、第40番、弦楽五重奏第4番)だと重く暗く響くのに、フォーレだと雰囲気が違う。これは面白い。

 もともとのチェロとピアノでの演奏は、チェロの落ち着いた内面を押さえた音が深い。ピアノも静かに寄り添っている。オーケストラでも、チェロとピアノでの演奏でも、4分程度の短い小ロンド形式の曲なのに、ひとつの物語になっているように感じる。聴いているとじわりとこみ上げてくることもある(疲れているのか…?)。ちなみに、聴いたのはフレデリック・ロデオン(Vc)、ジャン・フィリップ・コラール(P)盤。

 この曲は様々な楽器で編曲されて演奏されていますが、どんな楽器で演奏してもいい。ミカラ・ペトリのリコーダー版は、フルートとはまた異なる笛の音。フルートよりも素朴であたたかい。今日、偶然ラジオでN響オーボエ奏者の池田昭子さんのオーボエ版も聴いたが、これもきれい。オーボエの透き通る音色が爽やか。
 動画サイトでピアノソロ版も聴いたのですが、しっとりと、どこか憂いがある。他にも様々…。オーケストラ版もたくさんあるので、聴き比べが楽しそう。今後も様々な版で聴いてみようと思っています。

 これまで、ほとんど気にしてこなかった、軽く聞き流していた曲なのに、あらためて聴いてみると惹きこまれることがある。フォーレの「シシリエンヌ」は、私にとってそんな存在の曲になりました。「ペレアスとメリザンド」全曲もまだちゃんと聴いていないので、こちらも。
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by halca-kaukana057 | 2014-05-30 22:37 | 音楽

静けさの中から ピアニストの四季

 1年以上も前に本屋で見つけ、無性に気になり、物凄く惹かれたので購入。その後、何度も何度も読み返している本。いい加減感想書こう…と何度も思ったのに感想を書けずにいる本。


静けさの中から ピアニストの四季
スーザン・トムス:著/小川典子:訳/春秋社/2012

 著者はイギリス人のピアニスト。ピアノソロ演奏の他、「フロレスタン・トリオ」というピアノ三重奏団を組んでの演奏活動もしている。演奏会などで各地を旅し、その旅先で出会ったものや人々、演奏会でのこと、子どもの頃ピアノとどう向き合っていたか、演奏する作曲家について、聴いた他の演奏会のこと、家族のこと、ふと見たもの聞いたこと考えたこと…トムスさんの「音楽家の日常」に触れられる本です。

 サブタイトルに「ピアニストの四季」とあるのですが、12ヶ月間に分けて、日記のようなエッセイになっています。読んで思ったのが、トムスさんの目の付け所がとても鋭い。しかもそれを読み手にまっすぐ届くような言葉で表現している。素直で、飾らない。時にユーモアも交えて。同じくピアニストである小川典子さんの訳もすばらしいのだろう。音楽のことも、音楽に関係ないことも、「音楽家」の視点だったり、一般人とあまり変わらないような視点で語られる。ピアノや楽譜、音楽に向き合うのは、楽しいけれど、サボりたいと思うこともある…プロの演奏家でも練習が嫌いなこともあるのか、とちょっと身近に感じてしまうことも。それでも、「芸術」を希求する心が表現する文章の強さに、何度も何度も読み返してしまっています。

 もうひとつ、読んでいて思ったのは、「音楽家」といっても、「芸術家」と「優等生」に分かれるのかな、ということ。楽譜の通り、間違いなく演奏している生徒の話が出てくるのだが、それだと「優等生」になる。音楽だけじゃない、この本ではスポーツやバレエなどについても語られているが、ただより速く、より高く、より遠く、正確にやって勝てることもあるけれど、「芸術家」はそれだけではない。身体の一連の動きや演技の流れが自然で、かつ高度。難易度の高い技をやっても、無理をしていると感じさせない。技巧の他に何かがある。それを、私達は「芸術性」と呼び、スポーツでも芸術的な面、表現力が評価の対象、得点に関わるものもある。音楽は芸術のひとつだが、私はこれまで、音楽が「芸術」であることを忘れていたかもしれない…と読んでいて冷や汗をかきました。「芸術」とは何か。表現力とは何か。技巧・テクニックだけがよくても、表現力がなければ…と思っていたけれども、その表現力って何?しかも、音楽・演奏は、その時その場限りのもの。二度と同じ演奏は出来ないし、録音してもその時の演奏をそのまま再生できるわけではない。一瞬の一音一音にこめるものの大きさを実感し、その中で何をどう表現するのか。今も考えています。

 「優等生」は、ひたすら練習、努力する。「芸術家」も人の何倍も練習、努力しているけれども、他の人には真似できない繊細な動きや、楽譜からより多くのことを読み取って演奏で表現する。それは才能だけなのか。どんなに小さい頃から音楽の勉強をしても、プロの音楽家になれるのは一握り。さらに、第一線で活躍するとなれば、一つまみぐらいのものだろう。音楽をやる=プロになる、ではない。技巧がおぼつかないアマチュアの演奏でも、心惹かれる時もある。「優等生」と「芸術家」。音楽を少しかじっている者としても、この違いは、何なのだろう…考えてしまっています。

 という私の悶々とした問答はさておき、本当に面白い本です。トムスさんが接した演奏会の聴衆の不思議な、奇妙な言動も笑えるけれども、自分はさてどうだろうか…と自らを省みる。世の中に音楽はあふれている。その音楽の中から、音楽を通して、トムスさんは様々な発見や問いかけをしてくる。何度読んでも面白いです。

 と、読んだのはいいが、トムスさんは一体どんなピアニストなのだろうか。演奏を聴いたことが無い。この本を読むまで、トムスさんのことも存じ上げませんでした。聴いてみよう。
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by halca-kaukana057 | 2014-05-29 22:32 | 本・読書

目を覚ました「だいち2号」と「IKAROS」

 先日打ち上げられた陸域観測技術衛星(地球観測衛星)「だいち2号(ALOS-2)」、その後です。人工衛星は打ち上げられ、軌道に載ってからが本番です!

JAXA:陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)のLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)アンテナ展開結果について
ファン!ファン!JAXA!:「だいち2号」から届いた! Lバンド合成開口レーダ展開画像
 「だいち2号」が"自分撮り"した、アンテナの画像。とてもわかりやすいです。

時事ドットコム:だいち2号のアンテナ展開=予定より半日遅れ-宇宙機構
sorae.jp:「だいち2号」、合成開口レーダーのアンテナを展開 不具合乗り越え成功

 「だいち2号」の”眼””瞳”である「Lバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)」アンテナが展開されました。上記リンクの「だいち2号」から送られてきた展開画像を見ると分かりますが、衛星の下にある長方形の板のような部分、これがPALSAR-2アンテナです。これで地上を、昼夜、天候問わず、高精度で観測することが出来ます。
 このアンテナの展開の際、ちょっと不具合が。何らかの原因で展開がうまくいかず、予備の駆動回路で展開完了。何かあった時のために用意しておく(いわゆる「こんなこともあろうかと」)冗長系。用意しておいてよかった予備系統!よかった…。

ファン!ファン!JAXA!:「だいち2号」、機能確認に向けて準備完了!
JAXA:陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)のクリティカル運用期間の終了について
 打ち上げられた人工衛星が実際に観測を始めるまでは、数ヶ月かかります。太陽電池パドルやアンテナを開き、観測機器をひとつずつチェックしてから、観測を始めます。
 アンテナも無事に開き、通信用のアンテナも展開。衛星の姿勢も予定した通りにする。ここまでを「クリティカル運用」期間と呼びます。クリティカル運用も無事クリアしました。「だいち2号」はこれから2ヵ月半かけて、観測機器をチェックし、本格的な観測に備えます。
 さあ、これからです。がんばれ、だいち2号!


 さて、「だいち2号」の一方で…この子が目を覚ましました!
JAXA:ISAS・宇宙科学研究所:IKAROS:3回目の冬眠モード明けについて
ITmedia ニュース:宇宙ヨット「IKAROS」、3度目の冬眠から目覚める
 ソーラーセイル実証機「IKAROS(イカロス)」。昨年9月に3度目に冬眠モードに入っていました。4月あたりからそろそろ冬眠明けするのではないかと予想されていたそうですが、先日5月22日、IKAROSからの電波を受信したそうです!3度目の冬眠明け。世界初のソーラーセイルだというのに次々と予定されていたミッションをクリアし、エクストラミッションも難なくこなし、ミッションコンプリートしても冬眠明けしてくる…なんと恐ろしい子!wしかも、5月21日が「IKAROS」、そして金星探査機「あかつき(PLANET-C)」が打ち上げられて4周年だったのですが、それに合わせたかのように。
 今後、冬眠中のデータを降ろす予定だそうです。「IKAROS」はどんな夢を見ていたのか…なんてね。


 こんなおめでたい報せの一方で、気がかりなことも。
JAXA:第一衛星利用ミッション本部:温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測停止と再開について
 二酸化炭素などの温室効果ガスを宇宙から観測する「いぶき」。その太陽電池パドルの片方が、動かなくなってしまったそうです。先ほどのIKAROSは太陽との位置関係・姿勢によって電力が低下し冬眠モードに入りますが、「いぶき」等の衛星は姿勢や太陽との位置関係に合わせて太陽電池パドルを動かし、常に電力を得ることが出来るようになっています。その太陽電池パドルが動かなくなった…電力が低下し、観測を停止しているとのこと。しかし、電力が半分でも観測は可能なため、原因を解析・究明しつつ、30日には再開するとのこと。
 「いぶき」の設計寿命は5年。2009年1月に打ち上げられ、5年過ぎました。まだ大丈夫だと思うのですが…ちょっと心配です。
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by halca-kaukana057 | 2014-05-27 22:07 | 宇宙・天文

地球を見守る新たな眼 「だいち2号」打ち上げ

 この日を待っていました。陸域観測技術衛星「だいち2号(ALOS-2)」打ち上げです。

JAXA:H-IIAロケット24号機による陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の打上げ結果について
 今回も時間通りの打ち上げ(オンタイム打ち上げ)、かつ、予測値と実測値がほぼ同じ。見事な打ち上げでした!

JAXA:陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の衛星状態および軌道計算結果について
 太陽電池パドルも無事展開しました。

NHK:「だいち2号」載せて 打ち上げ成功
 メディアでは、「地球観測衛星」と呼ばれています。そのほうが分かりやすい?
朝日新聞:H2Aロケット打ち上げ成功 観測衛星だいち2号搭載
 毎回恒例となりました、朝日新聞の打ち上げ空撮。今回もきれいに撮れてます。更に、見学している人々の歓声やロケットを見つめる表情、ロケットが飛んだ後白い煙が残る「ロケットロード」もいい絵です。拍手!!
 今回の24号機だけでなく、過去の空撮動画も観られるようになってます。

JAXA:だいち2号特設サイト

 打ち上げは、家で、いつものようにネット中継を観ていました。打ち上げの時間、お昼12時5分はちょうどNHKのニュースの時間。生中継してくれました。ありがとうございます!各地のパブリックビューイング会場も盛り上がったようです。現地で生で観てみたいのもあるけど、パブリックビューイングに参加したいのもあるな。皆で一緒にカウントダウンして、盛り上がって打ち上げを見守りたいです。

 今日の種子島はとてもよいお天気、ロケット打ち上げ日和でした。打ち上げ後、固体補助ロケット(SRB-A)分離も、分離後もきれいに見えていました。リフトオフ後、各段分離も順調。「だいち2号」が分離、軌道に投入されたアナウンスを聞いて、私もPCの前で拍手していました。おめでとうございます!!

 以前、初代「だいち」が運用停止になった時、「だいち」シリーズは気象衛星「ひまわり」シリーズのように私たちの身近な衛星、無くてはならない衛星になっていると思います。「だいち」が運用停止し、そして今日までの期間の長かったこと。この間にも、いくつもの災害がありました。「だいち」がいてくれたら、後継機が上がっていれば、と思ったことは少なくありません。これからは、「だいち2号」がいます。初代よりもパワーアップして、いつでも地球を見守ってくれる衛星となるでしょう。本格的運用開始はもう少し先。無事運用開始しますように!!

 そして、「だいち」と一緒に、「だいち2号」の可視パスも見たいです。「だいち2号」は「だいち」とは形がかなり違います。それが見え方に違いが出てくるのだろうか。

 打ち上げ成功を祈念(打ち上げ前)して、以前「だいち2号」ミッションマーク選定キャンペーンに応募してもらったペーパークラフトをようやく作りました。
「だいち2号」ミッションマークキャンペーンその後

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 ペーパークラフトを作りなれていないせいか、Lバンド地表可視化レーダ「PALSAR-2」の向きを反対に貼り付けてしまったり、脚の組み立て方がしばらく理解できなかったり…ちょっと苦戦しました。シンプルだけど、なかなかうまく出来てます。

 プラス、イラストも描いてました。
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 シンプルな形ですが、レーダーがシンプルだからこそ難しい。宇宙機を描くのは楽しい、けど難しい。デッサン力の無さがこれでわかります…。

【「だいち」「だいち2号」関連過去記事】
「だいち」への祈りと感謝と(2011.4.23)
ありがとう、お疲れ様、「だいち」(2011.5.12)
 東日本大震災後、最後の最後まで観測を続けた「だいち」。無事に弟が宇宙へ飛び立ちましたよ…。

陸域観測技術衛星「だいち」を観たい!(2012.7.12)
陸域観測技術衛星「だいち」 ようやく観れた(2012.7.17)
「だいち」後継機は「だいち2号」 ミッションマーク選定キャンペーン(2013.2.26)
観たら、撮影もしたい「だいち」(2013.5.17)
「だいち」を観て、撮影も…できた!(2013.5.24)
夜明けの月と金星、夜は「だいち」(2014.4.26)
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by halca-kaukana057 | 2014-05-24 22:13 | 宇宙・天文

日の丸ロケット進化論

 明日は陸域観測技術衛星「だいち2号」の打ち上げ。その前に、この本を。
JAXA:H-IIAロケット24号機による陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の打上げ時刻及び打上げ時間帯について
 打ち上げはお昼12時5分!


「はやぶさ2」打ち上げをもっと楽しむために 日の丸ロケット進化論 ~分解できる「イプシロン」超精密ペーパークラフト付き~ (ロケットコレクション)
大塚実・大貫剛/マイナビ/2014

 タイトルの通り、日本のロケットの歴史や開発・打ち上げられてきたロケットの数々を紹介し、ロケットの魅力に迫る、ロケット・宇宙開発好きにはたまらない本です。糸川英夫博士のペンシルロケットに始まり、宇宙科学研究所(ISAS)の固体ロケット、旧宇宙開発事業団(NASDA)の液体燃料ロケット、そして現在のH2A,H2B,イプシロンに至るまでを詳しく解説しています。

 宇宙で活躍する人工衛星・探査機などを載せ、宇宙へ向かって飛ぶロケット。人工衛星や探査機などはその後長い運用が始まりますが、ロケットはその打ち上げのためだけのもの。M-Vのようにその衛星・探査機ごとにカスタマイズするロケットもあれば、H2Aのように必要な打ち上げ能力に合わせていくつかの型を持っているものもある。が、宇宙へ到達し、衛星・探査機を切り離せば、ロケットの役目はそこで終わる。そんな儚い面も持っているロケット。打ち上げの時は轟音とともに、力強く飛び立つ。その様は、映像で観ていてもワクワク、ドキドキする。これを生で観たら、大変なことになるんだろうなぁ。ああ、種子島、内之浦に行きたい。

 日本のロケット開発の歴史の紆余曲折、それぞれのロケットのスペック、打ち上げた衛星・探査機から、種子島・内之浦ロケット見学ガイド、ロケットの基礎基本・何故ロケットは飛べるのか、ロケットの構造、近未来のロケットと、ロケットに関するあらゆることを網羅してあります。さらに、この本は昨年初号機が打ち上げられたイプシロンロケットに注目。イプシロン打ち上げレポや、プロジェクトマネージャーの森田泰弘先生のインタビュー。イプシロン&衛星「ひさき」のペーパークラフトまで!森田先生のインタビューで、イプシロンにかける想いも読めます。

 イプシロン&「ひさき」のペーパークラフトは、とても細かいです。本格的です。未だに手をつけられていません…。作れる自信がない。

 ロケットファン、ロケット好きの人にも、去年のイプシロンや、H2A・H2Bで何となくロケットに興味は持っているけどよくわからないという初心者にもこの本をオススメします。基礎基本からマニアなネタまで、ロケットの魅力ぎっしりの本です。

 ロケットの打ち上げには見惚れてしまいますが、この段階でロケットはどんな動きをしているのか、というところにも注目するともっと打ち上げを楽しめます。点火前、打ち上げの様子、補助エンジン(SRB)切り離し、第1段、第2段切り離し。あと、ロケットについているカメラの映像や、ロケットがどのあたりを飛行中なのかのCG。そして衛星の切り離し。管制室の様子にも注目。

 明日の「だいち2号」打ち上げ、成功しますように!
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by halca-kaukana057 | 2014-05-23 22:56 | 本・読書

北国の春 2014 その2

 春と言うよりもう初夏ですが…少し前に撮った春の花画像を。
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しだれ八重桜。花の咲き方がきれいです。

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こちらは八重桜。花のボリュームが凄い。とても豪華で華やかです。

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菜の花。田畑に咲く菜の花の鮮やかな黄色は、目を引きます。この日は晴れていて、青空との対比がとてもきれいでした。

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花ではないですが、今の季節の楽しみは、白樺の若葉。白い幹に青々とした緑。そよ風にゆれる葉に、初夏を感じます。
今の季節は、ライラックやナナカマドの花も咲いています。画像は撮れず…。眼で楽しんでます。
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by halca-kaukana057 | 2014-05-21 21:39 | 日常/考えたこと

宇宙兄弟 23

 若田さんも無事帰還したので、そろそろ「宇宙兄弟」23巻の感想書きます。いつ出たんだっけ…この23巻…。表紙はせりかさん&絵名ちゃん!…なのに、ぶち壊しのムッタ…w

宇宙兄弟 23
小山宙哉/講談社・モーニングKC/2014

 民間宇宙開発企業「スイングバイ」による、民間宇宙飛行士選抜試験。その試験会場には、奈々美と古谷がいた。面接では、面接官に福田も。
 一方六太はキャプコムとして、ビンスたちCES-62クルーの帰還に携わっていた。そして、せりかと絵名もISSへ向かおうとしていた。2人の家族も打ち上げを観るためにアメリカへ。せりかの母、絵名の妹、そして日本では子ども時代のせりかと交友のあった者も、それぞれの想いを抱きながら打ち上げを見守る。

 23巻は盛りだくさんです。まず、民間宇宙飛行士。ムッタとゲイツさんの奮闘と笑川さんとの合意で、新たに開かれた宇宙への道。22巻の最後のほうで出てきましたが、あの古谷やっさんが再登場です。ばななちゃんこと奈々美ちゃんも一緒に、これは今後目が離せない展開になってきました。ばななちゃんが可愛いです。

 23巻のメインは、ISSへ向かうせりかさんと絵名ちゃん。病に倒れた父と、同じ病と闘っているシャロンのためにも、ISSで治療薬の研究がしたい。その夢を叶える時が来ました。時を越えた父からのお祝いメッセージには、私もうるっと来てしまいました。日本では、せりかさんが子どもの頃に親しかったコロッケ屋のおじさんも打ち上げを見守る。誰かが持つ夢は、他の人の心も照らすのかもしれない。そう感じます。
 一方、絵名ちゃんも、家族に見守られて宇宙へ飛び立ちます。弟や妹たちの面倒を見てきたしっかり者の絵名ちゃん。その姿を一番よく見ていた妹のケイちゃん。以前も、ケイちゃんは登場しましたが、ケイちゃん視点の絵名ちゃんのかっこよさにしびれる。

 そんな2人の打ち上げの前、少し不穏な出来事が。以前からせりかさんを付回していた製薬会社の社員たち。自社の薬を宇宙へ持っていってもらおうと直談判。勿論、JAXAとNASAの審査を通らなければ実験に組み込むことも、持ち込むことも出来ません。何とかその場を離れたせりかさん達ですが…製薬会社の男の一言が気になる。これから何も無ければよいのだが…。せりかさん、絵名ちゃんのミッションが無事に、何事も無く完遂しますように…。

 さて、ムッタたち「ジョーカーズ」CES-66の打ち上げも近づいてきましたが…ここでアクシデント発生。これは一体…。何かを知っているようなエディ。ムッタたち「ジョーカーズ」は無事に月へ行くことが出来るのか。ムッタなら、きっと今度もやってくれると思うけど…。24巻を待ちます。

・22巻:宇宙兄弟 22
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by halca-kaukana057 | 2014-05-16 21:31 | 本・読書

おかえりなさい、コマンダー若田さん

 今日、若田光一宇宙飛行士が地球に無事帰還しました。お帰りなさい!!

JAXA:若田宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(37S/TMA-11M)の帰還について
 奥村理事長と、来年ISS長期滞在、初飛行に向かう油井亀美也宇宙飛行士のコメントもあります。油井さんを含め、再来年飛行予定の大西卓也宇宙飛行士、アサインを待ちつつ訓練中の金井宣茂宇宙飛行士の訓練記がとても面白いので、是非どうぞ。訓練の合間のこれまでのお仕事のことや、趣味のことなども書かれています。
JAXA:宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:新米宇宙飛行士最前線!

JAXA:宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:ソユーズ宇宙船(37S)着陸!(2014年05月14日)

毎日新聞:若田宇宙飛行士:「経験、言葉で言い表せない」 一問一答
NHK:若田光一さん 元気に帰還報告
 帰還後の若田さんのコメント。とても元気そうで何よりです。日本人初のISSコマンダーとしての任務も無事完遂。その経験談も、帰国報告会・講演会などで聞きたいですし、何より、後に続く宇宙飛行士たちに継承していってほしいです。
 そんなコメントの中に「今日はゆっくり休みたい」と。いくら元気そうとは言え、半年振りの重力はきついと思います。ゆっくり休んでください…。そして、ヒューストンに帰ると、リハビリが始まります。

電通:ロボット宇宙飛行士「KIROBO」と若田光一JAXA宇宙飛行士 国際宇宙ステーションにおける会話実験を終了
NHK:若田さん 会話実験のロボットともお別れ
 帰還前、これも話題になりました。日本の補給船「こうのとり(HTV)」4号機に”搭乗”し、ISSで若田さんと一緒にミッションをこなしてきたロボット宇宙飛行士「KIROBO(キロボ)」君。キロボ君は今年末に地球に帰還予定。キロボ君のお別れの挨拶が…だめだこういうの弱い…けなげだ。
 これはキロボ君帰還後に、是非とも地球で再会編をお願いします。

 今日の帰還の模様は、スマートフォンで中継をちらちらと観ていました。朝7時39分、ソユーズはISSを分離、出航。この時、テレビは朝のニュースの時間帯なのに、どこも生中継せず…残念だなぁ。
 その後、10時40分頃に大気圏再突入。パラシュートで降りてくるソユーズ宇宙船。カメラはソユーズを追っていたのですが…途中で見失い、着陸直前の逆噴射・着陸の模様を中継出来ませんでした…。なんてこった…。私も、あれ、ソユーズどこ行った?カメラどこ撮ってるの?と混乱。カメラ担当の人も混乱していたようです…。上空から撮影していた映像は、着陸までちゃんと撮影していました。

 カメラはソユーズを見失い、探して混乱してましたが、管制室にはいつもの表示が。
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 着陸後のソユーズには、こんな滑り台のようなものが取り付けられます。

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 こちらは最初に出てきたロシアのミハイル・チューリン宇宙飛行士。こんな風に滑り台を滑って降りるように降ろします。これは初めて観た気がする…私がこれまで観たことが無かったんだと思う。

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 2番目に出てきた若田さん。お帰りなさい!!若田さんがソユーズから降ろされ、椅子まで運ばれると、「若田さんお帰りなさい!」と日本語が飛び交っているw記者さんたちの声だと思います。目立ちます、すぐに分かります。
 帰還直後、重力できついはずですが、いい笑顔。とても元気そうです。

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 ご家族と電話中。この電話も帰還したばかりの若田さんにはとても重いはず。支えてもらっています。

 帰還の模様は、YouTubeのJAXAチャンネルにもありますので、見逃した方はどうぞ。
若田光一宇宙飛行士ライブ中継 【ソユーズ宇宙船分離】
若田光一宇宙飛行士ライブ中継 【ソユーズ宇宙船着陸】

 ソユーズに乗り込む若田さんの映像で、首にネックレスをしているのに気がつきました。
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 この部分。指輪…結婚指輪をネックレスにしている模様。これまで観たことがなかったので、あれ?と思いました。大気圏再突入の間、何があるかわかりませんし、ソコル宇宙服を着ているので外すわけにもいかない。指輪は外しておくのがルールなのかな。これも初めての発見でした。

ニコニコ動画:【離任】JAXA 若田光一宇宙飛行士 ISS指揮権移譲式
 前後しますが、ISSコマンダー交代・引継ぎ式の模様。始まる前、日本実験棟「きぼう」でくるくる宙返りして遊んでいる模様もw「きぼう」は広いからなぁw

 あと、帰還の時、密かに楽しみにしているのが、ロシア宇宙局・ロスコスモスのロゴ入りのブランケット。かっこいいな、ほしいなといつも思っていますw今回も楽しみにしていたのですが、今の季節、ブランケットは必要ありませんでした…。
 今後の若田さんのお話が楽しみです。お疲れ様でした。
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by halca-kaukana057 | 2014-05-14 21:56 | 宇宙・天文

"中の人"に届いたら

 先日、以前書いた感想記事について、その製作者の方が読んでくださり、喜んでいたと教えていただきました。この他にも、時々、本でも音楽でも何でも感想記事を書いたのを作者・関係者の方々…いわゆる"中の人"が読んでくださり、感想を寄せてくださることがあります。

 観たり読んだり聴いたりして、面白い!と思ったものについて、感想を書きます。これが面白かったよ、と伝えたいのもあります。でも、その好みは人それぞれ。私が面白いと思っても、他の方はどう思うか分かりません。
 また、その時はこう思っても、後で読み返す、見返す、聞き返した時、違うことを思うかもしれない。よくあります。と言うわけで、私自身、自分の書いた感想記事は、その時その作品に触れてどう思ったか、について書いています。その時の自分の置かれている状況や悩んでいること、考えていることが反映されることも多いので。誰かに伝えよう、という意識は、そんなに強くありません。自分が書きたいから、書いています。

 なので、文章としておかしな部分があったり、うまく言葉で表せないこともあったり、感情が先行、暴走しているものもあったり…。後で読み返して「何だこれは…」と自分でもあきれてしまうことも少なくありません(汗
 そんな感想記事でも、何かのきっかけ・縁で、"中の人"の目に留まって、読んでくださった。感想まで寄せてくださった…本当にありがたいですし、嬉しいです。誰に宛てるでもなく、ビンに詰めた文章を海に投げ込んで、その書いた内容の主に届く、届くだけじゃなくてお返事が帰ってくるのだから、奇跡にも思えます。本当にありがとうございます。

 読んでいただけるだけで幸運、ありがたいのですが、たまに、この作品の作者・関係者の方々はあの感想記事を読んでくださったかなぁ…と思うことがあります。感想を届けたくて書いたわけじゃないけれど、特に好きな作品は、"中の人"に届いていたらいいなぁ…と思ってしまいます。もし読んでくださったとして、どう感じるかは分かりませんが。お気を悪くされるかもしれない。「そうじゃない、そんなことを言いたかったんじゃない」とか、「ちょっと勘違いしているな」、とか。「そこまで書いたつもりは無いのだが…」と私の"深読み"に困惑されるかもしれない(汗 だから、届いたとしても、どうなるか分からないのですが、とにかく、ここにあなたの作品が好きな人がいますよ、ということはお伝えしたい…。読み返して、見返して、聞き返して、新たな感想があればまた感想記事を書きたいぐらいのものもある。書いたことは無いけれど…(本当は書きたいけど、しつこいように思われそうなので…)

 もしも、この感想記事が届いたら…。そんなことを、時々思います。
 が、やはり、面白かったから、そのことについて書きたいから書くんです。そこは変わりはありません。
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by halca-kaukana057 | 2014-05-13 22:08 | 日常/考えたこと

来い!イリジウムフレア

 今日は晴れ。朝からとても気持ちよく、清々しい一日でした。そんな一日の星空。月のそばに、赤い火星が輝いています。そして今日は土星の「衝」。真夜中には南中し、一晩中観ることが出来ます。

 さて、今日はイリジウムフレアもいい条件のが来ました。予報だとかなり明るい。これは期待していいかもしれない。カメラをセットして、時間を待ちます。

 小さな光の点が、一気に増光。かなり明るめのフレアでした。「来い、来い、来たー!明るいの来たー!!」と心の中で叫びつつ見ていましたwその位テンションが上がるほどの明るさでした。そして、何事も無かったかのように、すーっと減光。見えなくなってしまいました。イリジウムフレアはこの一瞬の煌めきがたまらないんです(イリジウムフレア萌え/燃えポイント?w)。

f0079085_21174494.jpg

 画像右端のうしかい座の一等星アルクトゥールスよりも余裕で明るい。画像で観るよりも、目視の方が明るく感じました。今日のフレアはいいフレアでした。
 今日もヘルクレス座、かんむり座あたりでのフレアでした。この辺りでのフレアが最近多い気がする。イリジウム衛星はいくつもあります。たくさんあります。それが、ほぼ同じ位置でフレアを起こす。どういう理由・原理なんだろう?
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by halca-kaukana057 | 2014-05-11 21:36 | 宇宙・天文


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