<   2015年 08月 ( 16 )   > この月の画像一覧

夏から秋の野菜とくだもの切手 +風景印のおたより

 今日で8月も終わり。ちなみに8月31日は野菜の日(831=やさい)なのだそう。ということで、この切手。
日本郵便:特殊切手「野菜とくだものシリーズ 第4集」の発行

 野菜とくだものシリーズも第4集。これでラストかな?今回は夏から秋への野菜とくだものが図案になっています。爽やかで、美味しそうでいいですね。52円切手はきれいな雰囲気。82円切手は美味しそうな雰囲気です。枝豆食べたい…。れんこんも好き…。

 特印はこちら。
f0079085_21122152.jpg

 オリーヴの実です。メインで食べることはあまりないですが、サラダなどに入っていたりすると食べます。夏の雰囲気ですね。

・第2集・夏:夏の野菜と果物切手&特印
・第3集・春:春の野菜とくだもの切手&特印

******

 話は変わって、季節のご挨拶のおたよりをいただいたのですが、なんと風景印が!
f0079085_21142576.jpg

(一部宛名が被っているので隠しています)
 山梨県清里局の風景印です。八ヶ岳と牧場、牛の図案です。清里の高原ですね…のんびりしていていいなぁ。清里は一度立ち寄ったことがあります。この清里からもう少し行くと、長野の野辺山。国立天文台野辺山宇宙観測所があります。45mの電波望遠鏡を見に行きたいな…と思いながら別方向の目的地へ。清里から野辺山のあたりは、行きたいところのひとつです。おたより、ありがとうございました。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-08-31 21:30 | 興味を持ったものいろいろ

フィンランド人指揮者でベートーヴェン+α N響演奏会に行ってきた

 久々にオーケストラのコンサートが近場であったので行ってきました。オケはお馴染みN響。久々の国内プロオケ。N響は2008年に一度行った以来。
・その時の記事:悲愴交響曲の重さ
 ↑N響と一言も書きませんでしたが、N響だったんです。

【プログラム】
・ベートーヴェン:「エグモント」序曲 op.84
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
交響曲第5番 ハ短調 <運命> op.67
 ピアノ:アリス・紗良・オット
 ヨーン・ストルゴーズ指揮NHK交響楽団

 指揮のヨーン・ストルゴーズ(John Storgårds)さん。何も知らずにチケットを取り、北欧っぽいお名前だけどどこの方だろう?と後から調べたら、なんとフィンランドのご出身。シベリウス音楽院指揮科ヨルマ・パヌラ門下です。なんと…!スウェーデン語のお名前でしたか。ついにフィンランドの指揮者の演奏を聴く機会に恵まれた!プロフィールを読むと、エサ=ペッカ・サロネンの元でスウェーデン放送交響楽団のコンマスを務めていた。その後指揮に転向したとのこと。そういえば、サロネンの指揮でデビューした演奏家ってそれなりに多い気がする。パヌラ門下生が更に新しい指揮者や演奏家を発掘・育成している。フィンランドの指揮者・音楽家が引き継がれていっているのだなぁ。嬉しいことです。
音楽事務所 ジャパン・アーツ:アーティスト情報:ヨーン・ストルゴーズ(指揮)
 ↑ストルゴーズさんプロフィール。検索すると「ストゥールゴーズ」との表記も。スウェーデン語も難しい…。
BBC Proms 2015:Prom 5: Haydn, HK Gruber & Stravinsky
 今年のプロムスにも、BBCフィルハーモニックを指揮していました。動画はこちら(「ペトルーシュカ」)

 私の席は2階の後ろのほう。開演前から、楽団員さんの何人かは舞台で音出ししていたり、舞台裏からも金管楽器の練習している音が聴こえてきました。コンサート開演前のこの雰囲気が好きです。そして開演。N響の皆さんが登場。コンサートマスターは「まろさん」篠崎史紀さん。おお!いつもテレビで観ているまろさんがコンマスとは嬉しい!N響はFMでの定期演奏会生中継や、Eテレ「クラシック音楽館」の放送もよく観ているので、団員さんもそれなりにお名前は覚えている。しかし…私の席からはお顔が判別できない…。木管もどなたが乗っているのかわからないぞ…。いつもはオーケストラ全体を見渡せて、音の響きもいいなら後ろの席でも構わない、と思ってきたのですが…今回は団員さんたちのお顔、表情が確認できる席を取ればよかったとちょっと後悔。または双眼鏡持ってくればよかった。

 指揮のストルゴーズさんが登場して、1曲目、「エグモント」序曲。有名だけど、私はあまり聴いたことがありませんでした。配置は左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ。この曲ではトロンボーンはなし。最初の音から、N響の音の厚みに驚きました。普段ラジオやテレビでよく接しているオーケストラのはずなのに、生の音は違う。これから壮大なドラマが始まると予感させるドラマティックな音楽。刻む弦が印象的。最後は長調で終わるのは5番交響曲に通じるところがある。好きな曲だなと思いました。
 そして、ストルゴーズさんの指揮が熱い。身体全体でダイナミックな指揮。フィンランドの指揮者はスマートでクール(でも熱い時は熱い)、キリッとした指揮をするイメージがありました。キリッとしているのだけれども、動きが大きくて、熱い。でも熱過ぎる、暑苦しい感じはしない。フィンランド人指揮者の個性の幅、そして層の厚さに感心しました。拍手拍手。

 ピアノをセッティングして、2曲目、ピアノ協奏曲第3番。ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中でも一番好きな作品です。アリス・紗良・オットさん、明るい緑のドレスが素敵です。アリスさんの演奏も初めて聴きます。後から知ったのですが、アリスさんはコンサートではいつも靴を履かず裸足なのだそう。このコンサートでもそうでした。ロングスカートで、私の席からは確認できなかった。確かに、靴によってペダリングも微妙に変わってしまうし、女性ならヒールの高い靴だと尚更。合理的だな、と感じました。
 いつもCDで聴いている曲ですが、生で聴かないとわからないことが沢山ありました。編成が小さい。ホルンは2管。やっぱりトロンボーンはいない。大きなホールで聴くとちょっと地味なようにも感じました。ピアノの音域が広い。オーケストラとの掛け合いが何度もあり、お互いを引き立てたり、競い合ったり、一緒に渾身の演奏をしたり…オケもピアノもとても楽しい。
 大きなホールで聴くとちょっと地味?と書きましたが…演奏はピアノもオーケストラもダイナミック、迫力があり、華麗でした。第1楽章のカデンツァの華麗さ、難しさも見て聴かないとわからない。アリスさん、難しい箇所も華麗に弾いてしまう。細いのに力強くて、凄いなと見ていました。第2楽章の弱音もきれい。ピアノもオケも魅力的な曲だと再確認。ますます好きになりました。
 演奏後、大きな拍手にこたえてアンコール。
・ショパン:ワルツ イ短調 遺作
 ベートーヴェンとは打って変わって、愛らしくやさしい演奏。本当に弱音がきれい。この曲は私もかつて弾いてみたいなと思っていた曲。ピアノを弾く人ならよく知っている曲ほど、プロが演奏するのは難しいと思うのですが、魅力的な演奏でした。アリスさん、ありがとうございました!

 休憩を挟んで、後半は交響曲第5番。トロンボーンも出てきて、ヴィオラとコントラバスも人数が増えていた。ホルンも4管に戻りました。第1楽章、速い!テンポはかなり速めです。でもN響の音色は相変わらず厚いし、乱れない。暗く悲劇的なイメージの強い第1楽章ですが、そんなに悲劇という感じがしない。疾風怒濤という感じ。繰り返しもきっちり演奏してます。ストルゴーズさんの指揮はやっぱり動きが大きく熱いのですが、「エグモント」序曲と同じく、熱過ぎず暑苦しくない。速いけど速過ぎない。重過ぎず、軽すぎず。第2楽章以降はそんなに速めには感じませんでした。2・3楽章はヴィオラとチェロのみせどころ。ここで、チェロの首席が藤森さんだったことに気がつきました。動きが大きく、活き活きと演奏されてました。ヴィオラもいい音が出ていて、ヴィオラ好きとして嬉しい。第4楽章は、ベートーヴェン5番ではここでしか出番のないトロンボーンを自然と応援してしまいます。全体を通して、明るく迫力があって、活き活きとして、希望を感じさせる5番でした。第4楽章を聴きながら、楽しいな、かっこいいな、でももうすぐ終わっちゃうのが寂しいな…と感じていました。フィナーレは圧巻でした。会場大拍手。私も手が痛くなるまで拍手していました。ストルゴーズさん、何度もお辞儀をして、コンマスのまろさんや首席の皆さんと握手したり、各パートを立たせて挨拶したり。演奏後のこのカーテンコール、挨拶も好きです。N響の皆さん、ありがとう!ストルゴーズさん、Kiitos!(せっかくなのでフィンランド語で)と心の中で叫んでいました。

 そして、アンコール。ストルゴーズさん、一言言って、指揮台に立ちます
・シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
 最初の音を聴いた瞬間、何の曲かわかりました。シベリウス!!アンダンテ・フェスティーヴォ!!!この曲を生で聴けるとは…もう胸がいっぱいになりました。プロオケでシベリウスの作品を生で聴くのは初めてです。しかも、「アンダンテ・フェスティーヴォ」とは!!嬉しくて嬉しくて…!澄んだ美しい、やさしくあたたかいけれども威厳もある弦楽合奏。N響の弦はいいなぁ。コントラバスの低音がまたいい。ヴィオラも普段は陰に隠れがちだけど、いい音が聴こえる。いとおしむように、耳に焼き付けるように聴いていました。涙腺攻撃容赦ないです。
 ストルゴーズさんがフィンランドのご出身と知って、ならばシベリウスが聴きたいなと思っていました。ベートーヴェンはピアノ協奏曲第3番はいいけど、メインはシベリウスの交響曲2番とか…せっかくの来日なのに、そして今年はシベリウス生誕150年のメモリアル・イヤーなのに。そんなことを思っていましたが、このアンコールで吹き飛びました。
 最後、ティンパニも入って最後の音…ここでストルゴーズさんが右手を上にふわりとあげる指揮を。音もふわりと広がって、曲が終わっても余韻が。この音がとてもきれいでした。その余韻をたっぷりと味わってから大拍手。ストルゴーズさん、Kiitos paljon!!(やっぱりフィンランド語が出てしまうw)最高に嬉しいアンコールでした。

 思えば、N響でシベリウス「アンダンテ・フェスティーヴォ」…思い出があります。昨年2月。東京へ旅行に行った時。ちょうどN響定期公演が、尾高忠明さん指揮のオール・シベリウス・プログラム。1曲目が「アンダンテ・フェスティーヴォ」で、これは行きたい!と同行の友人たちに説明して、でも私一人で行くことに。しかし、その日、東京は大雪。雪の中でシベリウス、いいじゃないか、雰囲気出るじゃないか、シベリウス日和じゃないか!と逆にテンションが上がるw雪国在住、雪なら任せろ!雪靴、コート、雪対策・防寒対策も完璧だ!…しかし、交通等の関係で、渋谷NHKホールまで行けませんでした…。その悔いを晴らしました。きっちりN響で。東京まで行かなくても晴らせたよ!しかもフィンランドの指揮者さんの演奏で!
・その時の記事:大雪の東京へ
・代わりにムーミンカフェでフィンランド成分補充?:雪降る街、ムーミンたちとお茶をしよう

 本当に楽しい演奏会でした。ホールから出ると、薄雲に半月が。やっぱりシベリウス「アンダンテ・フェスティーヴォ」の余韻に浸りつつ帰途へ。
 N響の皆さん、またいらしてくださいね。ツアーも明日が最後。盛況になりますように。ストルゴーズさんも、また来日してくださいね。Hyvää matkaa!(よい旅を!)
f0079085_23114185.jpg


 この秋から、N響の首席指揮者にはパーヴォ・ヤルヴィさんが就任します。今年の就任前のコンサートもよかった。パーヴォさんと更にレベルを上げたN響を聴きたいです。今度はパーヴォさんとの演奏も是非生で聴きたい。パーヴォさんと全国行脚してくださらないかな…。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-08-30 23:21 | 音楽

アリアさんの残暑お見舞い?

 久々に「クインテット」イラストです。

 本当は、暑中お見舞いのつもりで描いていたんです。しかし、あまりの暑さに鉛筆が進まない(寒い当地、自室にストーブは完備していても冷房はない)。そのうち、残暑お見舞いになればと描いていたのですが、もう当地はすっかり涼しくなって秋の気配…。
 ということで、夏の終わり、秋風が吹き始めた海辺を歩くアリアさんになりました。アリアさんの遅めの夏休みということで…。
 自分キャラデザなのは平常運用です。色鉛筆で彩色した後、スキャナで取り込んで、デジタルで色を重ねました。
f0079085_223048.jpg


 涼しくなったこの季節の海もいいですね。暑い最中は身体も身構えて耐えようとしますが、涼しくなるとその暑さの疲れが一気に来て、どっと体調を崩してしまう…私のことです。どうぞ皆様もご自愛くださいませ。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-08-28 22:12 | イラスト・落描き

待ってましたアサイン 金井さんフライト決定!

 国際宇宙ステーション(ISS)では油井亀美也宇宙飛行士が長期滞在、活躍中ですが、日本人宇宙飛行士に関して嬉しい報せが。

JAXA:JAXA 金井宣茂宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在搭乗員の任命決定について
ファン!ファン!JAXA:金井宇宙飛行士のISS長期滞在が決定!

sorae.jp:金井宣茂宇宙飛行士、国際宇宙ステーションへの長期滞在が決定 2017年に出発
NHK:金井飛行士が宇宙へ抱負 「夢への一歩」

 油井さん、来年のISS長期滞在が決定している大西卓哉宇宙飛行士と同期の金井宣茂宇宙飛行士のアサインが決定しました!!第54次/55次、再来年、2017年11月ごろの打ち上げとのこと。おめでとうございます!!油井さん、大西さんと同期の5期生ではありますが、2人に遅れて宇宙飛行士に選ばれ、訓練も半年遅れのスタート。それでも3人一緒にASCAN(宇宙飛行士候補者)訓練に合格、修了。その後、アサインを待ちながら訓練を続けていました。日本が今後ISS計画やその先の有人宇宙飛行にどう参加するのか不透明なまま、金井さんがそれに巻き込まれてフライトできないなんてことがあったらどうしよう…と内心思っていました。なので、このアサインの報せはとても嬉しいです。本当によかった!

 金井さんは先日、フロリダの海底にある訓練施設でのNEEMO訓練に参加していました。その時のレポートがありました。
マイナビニュース:海底から火星を見据えて - JAXAの金井宣茂 宇宙飛行士が語った宇宙へのリハーサル
 火星での探査を想定して、地上との交信も10分のタイムラグが。タイムラグがある交信は大変だなぁと思っていたら、「10分のタイムラグでストレスがかかると同時に、知的好奇心が刺激されてさまざまなアイデアを仲間うちで話ながら進めています」とのこと。タイムラグを有効活用…宇宙飛行士の考え方・視点は違うなぁと感心しました。
 その一方で、訓練の始めの頃はクルーのチームワークも合わず失敗ばかり、相手の嫌な面を見ていたとの吐露も。後に、相手のよい面も見えてチームワークもよくなった、と。宇宙飛行士もやっぱり人間。すぐに誰とでも仲良くなって、チームワークよく作業できるわけでもないのか、と逆に興味深く感じました。

 先日NHKで放送されたドキュメンタリー「宇宙飛行士になりたかった」でも、金井さんは宇宙飛行士の訓練の難しさを語っていました。ロボットアームで「こうのとり」をキャプチャするシュミレーションでもなかなかうまくいかない。ご自身をネガティヴとも語っていたのには驚きました。難しいけれども、ひとつひとつ積み重ねていく。以前読んだ本でどんなに優秀な宇宙飛行士も、最初からそうだったわけじゃない。訓練を重ねて、人間として、宇宙飛行士として成長していけるかが大事なんだ、と。金井さんもそんな宇宙飛行士になってほしいなぁと思います。
NHKドキュメンタリー:宇宙飛行士になりたかった~夢への挑戦から6年~

 油井さんのツイッターや、大西さんのGoogle+でも色々と語られていますが、宇宙飛行士の皆さんが訓練の中で苦手なこと、うまくいかなかったこと、失敗したこともどんどん話してほしいなと思います。金井さんのSNSは現在検討中とのこと。楽しみにしています。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-08-27 22:07 | 宇宙・天文

「こうのとり」5号機 ISS到着

 またしても数日経ってしまいましたが、日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」5号機、無事にISSに到着。油井亀美也宇宙飛行士の操作するロボットアームでキャプチャされました。おめでとうございます!

JAXA:宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の国際宇宙ステーションとの結合について

sorae.jp:「こうのとり」5号機、国際宇宙ステーションに到着 順調すぎて予定前倒し

 地上ではJAXAは筑波宇宙センター、NASAでは若田光一宇宙飛行士がCAPCOMで支援。順調過ぎて予定前倒しでキャプチャ…順調です。キャプチャも非常に安定していて何よりです。素晴らしい。何度も筑波とNASAで合同訓練をしていたそうで、その訓練の成果が実りましたね。
三菱電機 from ME:DSPACE 油井飛行士 宇宙へ!最初の見せ場は「こうのとり5号機」
 チームワークなくして宇宙開発は出来ない、と言ってもいいと思います。

JAXA:油井宇宙飛行士、「こうのとり」5号機に入室、ISSへ物資搬入開始(2015年08月26日)
 ISSでは、早速油井さんが「こうのとり」に入室、搬入作業が始まっています。オレンジやレモンがふわふわ浮いてます。以前の記事で書いた「レイト・アクセス」には生鮮食品も入れることが出来ます。先日、ISSで育てたレタスを試食する実験もしていましたが、現状では新鮮な野菜や果物は補給船が頼り。しかも来た時だけ。宇宙食の改良でISSでの食事は豊かになりましたが、やはり新鮮な野菜や果物は恋しくなるようです。

 「こうのとり」5号機、まさに「宇宙の宅配便」としてキッチリ運んでくれました。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-08-26 21:54 | 宇宙・天文

シャーロック・ホームズの音楽たち

 現在、ロンドンで開催中の音楽祭「BBC Proms 2015」.昨年のラスト・ナイト・コンサートの模様のテレビ放送を観て、今年はもっと聴こうと思い、コンサートやプログラム・演奏曲・出演者・オーケストラなどをチェックしています。

 その中で、ユニークなコンサートがありました。8月16日の公演。
BBC Proms 2015:Prom 41: Sherlock Holmes – A Musical Mind

 「シャーロック・ホームズ」シリーズには様々な音楽が登場します。ホームズはヴァイオリンを嗜み、しかもかなりの腕前。クラシック音楽にも造詣が深く、事件の合間にワトスンと一緒にコンサートを聴きに行っている(しかもそのコンサートホールが、このプロムスのメイン会場である、ロイヤル・アルバート・ホール。一緒なんです!)。作中には出てこなくても、アーサー・コナン・ドイルがホームズが興味を持っていただろうとしていた同時代の作曲家も挙げている。更に、映画やドラマなどの映像作品の劇判・サウンドトラックも、それぞれの「ホームズ」を彩っている。ということで、正典並びに映像作品の「ホームズ」の音楽を堪能できるコンサートがこれ。なんと素敵!

 進行役に、BBCの現代版ドラマ「SHERLOCK」脚本・マイクロフト役のマーク・ゲイティスさんが登場。しかし、英語で何を言っているのか全部わからないのが残念…。

 聴いていておっ、と思ったのが、ラッスス。バロック時代の作曲家です。「ブルース・パーティントン設計書」(「最後の挨拶」収録)で、ホームズがラッススのポリフォニック・モテットに関する小論文を書いている…というエピソードにちなんでいます。最初に正典を読んだ時も、「ホームズ」にはラッススも出てくるのか!ホームズはラッススにも興味を持っているのか!と驚いたのですが、実際にコンサートでそのラッススのモテット(多声宗教曲)を聴けるのは嬉しい。ラッススはCDは持っているのですが、今回演奏された曲は入っていないなかった。

 更に、「ボール箱」(「最後の挨拶」収録)で、ホームズがワトスン相手にパガニーニについて語るシーン。今回のコンサートでは、パガニーニといえばこの曲、ヴァイオリン協奏曲第2番から第3楽章、ピアノ曲「ラ・カンパネラ」のメロディーとしても有名な曲です。ホームズもこのヴァイオリン・ソロのメロディーを弾いていたのだろうなぁ。

 ワーグナー「ワルキューレの騎行」は、「赤い輪」(「最後の挨拶」収録)で、最後に「コヴェント・ガーデン劇場でワーグナーの夕べを見ようではないか」と言っているのが元ネタかな?音楽から正典の元ネタのを探すのも楽しいです。結構大変ですが…。「最後の挨拶」多いな。

 「ボヘミアの醜聞」(「冒険」収録)で、「あの女性」アイリーン・アドラーはコントラルト歌手と出てくるのですが、アイリーン・アドラーが歌っていたであろうオペラのアリアが演奏されたのも印象的。しかも、グラナダ版のアイリーン・アドラーのテーマから繋げてくる。ロッシーニ「セビリアの理髪師」にチャイコフスキー「エフネギー・オネーギン」のアリアを。アイリーン・アドラーはこんな歌を歌っていたのかなぁと思う、とても面白いプログラム。

 映像作品の音楽は、聴けば「ああ!これ!」という曲ばかり。ガイ・リッチー監督、ロバート・ダウニー・Jrがホームズを演じた映画。ハンス・ジマーの音楽がかっこいい。ビリー・ワイルダー監督の「シャーロック・ホームズの冒険(The Private Life of Sherlock Holmes)」は、先日、BSプレミアムで放送していて、私の記憶には新しい作品でした。「シャーロック・ホームズと恐怖の声(Sherlock Holmes and the Voice of Terror)」これは観たことがないので音楽も初めて聴きます。
 ドラマでは勿論、ジェレミー・ブレットがホームズを演じたグラナダ版も。ミステリアスで哀愁漂うあのテーマ曲が流れるとワクワクします。最後はBBC「SHERLOCK」より。オープニングを聴けばもう映像をイメージできます。この曲はどのシーンだっけ?と思いながら聴いていました。なんと言っても、これらをフルオーケストラで聴けるのがたまりません。

 さすがは「ホームズ」のお国イギリス。「ホームズ」シリーズでこれだけのコンサートが出来るのは凄いなと感じました。「ホームズ」シリーズには沢山の音楽がちりばめられていたことも凄いな、と。音楽から楽しむ「ホームズ」もいいですね。

 この演奏会の模様は、公演から1ヶ月間は上記リンクから何度でも聴けます。スマートフォンからは、iOSは「BBC iPlayer」、Andoroidは「BBC Music Player」というアプリを使うと聴けます。でも、こんないいコンサートだし、映像でも観たいなぁ…日本語訳付きで。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-08-22 22:52 | 音楽

ますます頼もしくなった「こうのとり」5号機、ISSへ向かって飛行中

 打ち上げから数日経ってしまいましたが…(体調不良)、日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」5号機を載せたH2Bロケット5号機が無事に打ち上げられました。

「こうのとり」5号機/H-IIB ロケット5号機打ち上げライブ中継 ( KOUNOTORI5 / H-IIB F5 launch live broadcast. )=録画=

 打ち上げは58分ごろから。

朝日新聞:H2Bロケット5号機、打ち上げ成功 こうのとり分離
 朝日新聞の恒例空撮動画。夜だとロケットの眩い光が轟音とともに上がってくる。H2AよりもパワーのあるH2Bなので、迫力満点です。

 打ち上げは何とか生中継を観られました。轟音とともにキュイーンという音が印象的なH2Bロケットの打ち上げ。天候不良で延期はしましたが、19日の打ち上げは安定のオンタイム打ち上げ。アメリカやロシアの国際宇宙ステーション(ISS)への補給機の打ち上げが相次いで失敗。「こうのとり」5号機には、緊急にISSの水循環装置の交換部品も積み込まれました。
JAXA:宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:「こうのとり」5号機に緊急物資を搭載
ファン!ファン!JAXA:「こうのとり」の荷づくり
sorae.jp:「こうのとり」5号機、NASAの緊急物資を搭載 米露の補給船失敗を受けて
 通常の物資は4ヶ月前に積込みを済ませますが、打上げ10日前~80時間前まで積込み可能な「レイト・アクセス」という最終積込みも可能。「こうのとり」は初号機から「レイト・アクセス」の量を増やしているとのこと。いつも以上にプレッシャーのかかる中での見事な打ち上げでした。初号機からどんどんできることを増やしていっている「こうのとり」。頼もしいです。

 さて、「こうのとり」がISSに到着するのは24日日本時間夜。ISSでは、油井亀美也宇宙飛行士がロボットアームで待ち受けます。NASAでは若田光一宇宙飛行士がCAPCOM。地上からバックアップします。

 ISSまで、どうぞご安全に!

 さて、現在またISSが日没後の空に見ることができますが、「こうのとり」も同じように目視できます。
JAXA:「こうのとり」5号機を見よう!
 とは言え、このページ、NASAのサイトの見方を説明しただけのものなのですが…わかりやすいけれども英語ですし…。「ISSを見よう」サイトに「こうのとり」も追加できないのかな…と思います。
 このページにも書いていますが、「こうのとり」はISSに比べて暗いです。出来る限り仰角の大きい日を選んで、天気も雲が少ないほうが望ましいです。
 当地は曇っているので、ISS目視すらできそうにありません…。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-08-21 21:54 | 宇宙・天文

夏の終わりのばら

 当地は真夏日になる日はほとんどなくなり、涼しくなりました。庭のばらも暑さに耐え、涼しくなってまた花を咲かせています。

f0079085_21143459.jpg

↑これが昨日のピンクのバラ。
f0079085_21144291.jpg

↑今日花が更に開きました。

f0079085_21144855.jpg

黄色いバラも咲きました。

 一方私はと言うと、暑さの疲れが今出てきました。皆様もご自愛くださいね。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-08-21 21:17 | 日常/考えたこと

山羊座の友人

 今回も普段は滅多に読まない少年誌から。ネットの「ジャンプ+」で連載された漫画です。偶然「ジャンプ+」を読んだら、タイトルが気になって(私も山羊座なので)読んだら面白かった。単行本化して嬉しいです。元々は小説が原作の漫画です。


山羊座の友人
原作:乙一/漫画:ミヨカワ将/集英社・ジャンプコミックス/2015

 高校生の松田ユウヤの部屋は強い風がいつも当たってきていて、ベランダには様々なものが飛んでくる。その中に、1ヵ月後の日付の新聞記事の切れ端があった。学校では、ユウヤは平穏に過ごしているが、若槻ナオトという同級生の男子が、金城アキラという不良に目をつけられ、いじめられていた。気にはしていたが、見て見ぬ振り、何もしないでいた。そんなある夜、家に帰る途中のユウヤは声をかけられる。声の主は若槻ナオト。手には血のついたバットを持っていた。金城アキラを殺した、というのだ。これから逃げるという若槻を、ユウヤは引き止める。部屋に匿い、更に一緒に東京に逃げることにした。ベランダに飛んできた1ヵ月後の日付の新聞記事には、高校生が殺害された事件で事情聴取を受けていた高校生が自殺した、と書いてあった。若槻を助けたい。そう思うユウヤだったが…。

 この漫画の感想をいつ書こうか迷っていました。先日、いじめが原因で高校生が自殺したのは本当に痛ましい。この漫画でもいじめのシーンは容赦なく描かれています。読むのが辛い。でも、惹き込まれた。ユウヤの部屋の不思議なベランダ。未来の新聞。ユウヤと若槻の逃避行。ユウヤの姉の夫は刑事で、若槻が語る事件の詳細に疑問を抱いたユウヤは逃げながらも、姉に捜査のことを聞いてみる。ユウヤが導いた結論。若槻の選択。そして…。最後はまさかの展開でした。ユウヤがなかなか賢い。鋭い。

 タイトルの「山羊座」。若槻が山羊座生まれで、ヤギに関する雑学に詳しい。身代わりに人々の罪を背負う山羊。若槻がスケープゴートの話をする…。この物語の鍵です。

 ユウヤから見て、自分と同じ普通の高校生の若槻。その若槻が殺人を犯したとは思えない。そして、ベランダに飛んできた未来の新聞記事が本当なら、若槻が自殺するのを阻止したい。自首しようとする若槻を、その日付までは自首させまいとするユウヤ。それまでは友達でもなかった2人。でも、ユウヤはいじめに対して何も行動できなかったから、今度こそは助けたいと思う。一方の若槻は淡々と、でも心には何かを押し込んでいる。感情をあまり表現しないからこそ、若槻君の感情を想像できる。

 ユウヤの周りの同級生にはもうひとり、本庄ノゾミという女子生徒がいる。ユウヤのベランダのことを知っていて、若槻へのいじめについて先生に相談をしていた。真面目で、なかなか賢そうな眼鏡っ娘。ユウヤのベランダに飛んでくるものに興味を持っている。逃避行中は勿論出てこないのですが…。

 最初は、ただ物語の発端になる新聞記事が飛んでくる、ということのためにこのベランダがあるのかなとおもっていたのですが、それ以上の意味があった…それがわかる最後がとてもかなしかった。とにかく、この漫画は最後まで読まないとわからない。

 感想を詳しく書きたいのですが、この作品はネタバレしたくない。是非最後まで読んで欲しい。ということで詳しく書けない…もどかしい…!

 ちなみに、原作は乙一さんの同名小説。原作小説も読んでみようと検索したのですが、ない。単行本・文庫化されていない。雑誌に掲載されたものらしいのですが、その雑誌も何年も前のもので入手困難。単行本・文庫化しましょうよ…。漫画の単行本が出ると決まった時、もしかしたら小説も一緒に出るのかなと思ったら違った。一緒に出してくれたらよかったのに。漫画は原作そのままなのか変えているのかわかりませんが、原作も読みたいです。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-08-16 21:35 | 本・読書

ペルセウス座流星群を見よう2015 流れてくる雲との闘い

 ペルセウス座流星群の観測結果です。

○12日
 天気は深夜には晴れる予報のはずが、夜になって確認したら、深夜に雲が出てくるとのころ。22時過ぎ、外を見ると雲はあるが晴れ間があり星が見えている。これは今から観測したほうが良さそうだ。ということで観測開始。窓から、東の空を見ます。2個流れました。
 しかし、だんだん雲が流れてきて、数分後には空は真っ白。これは無理だ。今日の観測はこれでおしまい…のつもりでしたが、午前0時ごろ空を見ると、晴れている!雲は飛んでいった模様。もう一度観測するも、流れ星は見えない…。流れない…。代わりに雲が流れてきてまた真っ白。もう寝る。

○13日
 予報では曇りのち雨。しかし、23時過ぎに外を見たら雲もまばらで星が見えているじゃないか!最初は東の空を見ていたのですが、作戦変更で西の空を見る。こと座やはくちょう座がきれいに見えていました。そこへまずひとつ流れ星が。速めだけど長い。思わず「流れた!」と声をあげてしまいました。それから1時間ほど観測を続け、約10個見られました。ペルセウス座流星群じゃないと思われるものもいくつか。午前0時過ぎに雲が出てきたので観測終了。
 13日の観測は諦めていたのですが、まさか見られるとは思わなかった。しかも結構見られた。しばらく、流星群観測は惨敗続きだったので、今年のペルセウス座流星群は観測できてよかったです。

 12日はカメラを用意して、一応撮影してみましたが何も写らず。13日はカメラを気にしていると流れ星に気付かないのではないかと思って、目視に専念しました。自分の目で見る。自分の目に焼き付ける。もともと流星の撮影は成功したことがないのだし、この方が集中して見られます。

 一応12日に撮った画像を…
f0079085_21224973.jpg

 Wの字に星が並んだカシオペヤ座。Wが斜めになっています。ペルセウス座はカシオペヤ座の下にあるのですが、写りませんでした。

 以上、今年のペルセウス座流星群観測報告でした。
国立天文台:夏の夜、流れ星を数えよう 2015 ~ペルセウス座流星群を眺めて、みんなで報告しよう
 報告キャンペーンサイトに報告を。「曇ってて星ひとつ見えなかった」という報告も出来ます。少しでも流星群を見ようとしたなら是非報告を。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-08-14 21:26 | 宇宙・天文


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)

プロフィールを見る

お知らせ・別サイト

管理人HN:(はるか)
 熱しやすく冷めにくい、何が好きになるかわからない好奇心のかたまり。このブログでは好きなものを、好き放題に語ってます。

プロフィール
*2014.9.5:更新
はてなプロフィール:遼(halca-kaukana)



web拍手を送る



はてなブックマーク
Mielenkiintoinen!

気になること、関心のある記事や参考にしたサイトなどのブックマーク集。コメント多め。

◆ピアノ録音置きブログ:Satellite HALCA

☆「はやぶさ2」、小惑星リュウグウ目指して順調に飛行中!☆
管理人・遼も小惑星探査機「はやぶさ2」を応援しています。



あかつき特設サイト
JAXA:金星探査機「あかつき」特設サイト

☆祝!「あかつき」は金星の衛星になりました☆
金星軌道上で観測中!

最新の記事

[フィンランド独立100年記..
at 2017-12-13 22:16
映画「ドリーム(Hidde..
at 2017-12-10 22:30
[フィンランド独立100年記..
at 2017-12-08 22:14
物語 フィンランドの歴史 ..
at 2017-12-06 23:17
Suomi Finland ..
at 2017-12-06 22:26
マッティ、旅に出る。 やっぱ..
at 2017-12-05 22:01
[フィンランド独立100年記..
at 2017-12-04 22:40
[フィンランド独立100年記..
at 2017-12-03 14:59
冬のグリーティング切手&特印..
at 2017-12-01 22:19
Im ~イム~ 8
at 2017-11-28 22:39

カテゴリ

はじめにお読みください
プロフィール
本・読書
宇宙・天文
音楽
奏でること・うたうこと
Eテレ・NHK教育テレビ
フィンランド・Suomi/北欧
イラスト・落描き
日常/考えたこと
興味を持ったものいろいろ
旅・お出かけ
information

タグ

以前の記事

2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 01月
more...

検索