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怖い?シベリウス4番 カラヤン&ベルリンフィル(1976年版)

 最近シベリウスに関しては歌曲とか声楽付き管弦楽曲が多い気がします…(でもPromsとシベリウス音楽祭では交響曲も聴いたよ)。シベリウスイヤーもそろそろ追い込みの季節。今日は最近聴いた交響曲第4番について書きます。

 聴いたのは、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル。1976年の録音です。
 カラヤンがシベリウス4番を録音したのは、調べてみたら3回あるそうで。1953年にフィルハーモニア管と1回目、1965年にベルリンフィルと2回目。そして1976年にベルリンフィルともう一度録音したのが、今回私が聴いた演奏。公式にCDになってないライヴを含めるともっとあるんだろうなぁ。

 最初、このカラヤンBPOの4番を聴いた時、あれ?と思いました。そしてだんだん怖くなってきた。暗くて重くて怖い。シベリウスの交響曲の中でも4番は特に好きな交響曲です。最初はなかなか親しめませんでしたが、聴けば聴くほどこの暗さにハマっていく。この4番からシベリウスの独特の音楽が更に深まっていくのだろうなと感じます。チェロのソロの暗さ、第4楽章は一瞬明るくなるけれども、また暗くなって静かに沈むように終わる。落ち込んでいる時、ひとりになりたい時にもよく聴く曲です。そんな時にこそすっと入ってくる。あと、「夜の騎行と日の出」op.55、弦楽四重奏曲「親しい声」op.56、「吟遊詩人」op.64、「ルオンノタール」op.74など、この交響曲第4番op.63と同じ時期に書かれた作品には好きなものが多いです。

 なのですが、カラヤン&BPO(76年版)の4番…聴いていて今までにない怖さ、暗さを感じた。聴き終わった時には、なんだこのシベ4…!?と呆然としていた。シベ4で特に暗くて凄みのある演奏といえば、ヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団のもの。これは本当に真っ暗。パーヴォ・ベルグルンド指揮ヘルシンキフィルや、オスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ響も結構暗め。一体何に私は「怖い」と思ったのか。ケーゲル盤を聴いてみたが、最初から最後まで、ただならぬ緊張感で、やっぱり真っ暗。でも、カラヤン&BPO(76年版)とはまた違う。カラヤン&BPO(76年版)はそこまで真っ暗ではないけれども、ずっしりと重く、暗く、険しいものを感じます。金管の音色や弦の響き、ティンパニの強さ、テンポ、トーンがそう感じさせるのかなと、別の演奏と聴き比べつつ何度か聴いて思いました。

 私がシベ4をどんな音楽か表現する時、いつもこんな風に答えます。
 澄んだ透明な冷たい湖の水の中にいて、光はあまり差し込んでこなく暗い。音も余計な音は聴こえず静か。水は澄んでいるのに底が見えない。深い湖の水の中に、ずっと漂っている。湖面は鏡のようで、静かに森と空を映している。
 この表現は、ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管の演奏を聴いた時に思いついたのですが、他のシベ4もそんな雰囲気だなと聴いていました。ですが、このカラヤン&BPO(76年版)の演奏は、湖の水の中というよりも、暗い暗い、深い森の中。その森がフィンランドの森なのか、ドイツの森なのか、どこの森なのかはわからないのですが、これまでのシベ4とは違ったものを感じました。

 何度か聴いた今は、最初に聴いた時の「怖さ」はあまり感じなくなったのですが、シベ4で怖いと感じたのは初めてだったので驚きました。聴いた時の精神状態もあったのかもしれない。
 ちなみに、聴き比べしようと持っているシベ4をひたすら聴き続けていたら、気分が悪くなってしまいました…。好きだけど、さすがにあの暗い曲をいくつも聴き続けていたら精神的にやられるのだな…。危険なのでおすすめしませんw

 シベリウスイヤーの今年のうちに聴きたいシベリウス作品・演奏、やってみたいことがたくさんあるのですが、全然消化しきれません。しかも、ネットラジオ・オンデマンドでライブもどんどん増えているので手に負えない状態に。シベリウスの誕生日は12月8日、この日で生誕150年を迎えるので、生誕150年は今年の12月8日から来年の12月7日ということで、シベリウスイヤー延長してもよろしいでしょうか…(勝手にやりなさいw)

・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団のシベリウス4番:真っ暗4番
・シベリウスイヤー記念、Proms&シベリウス音楽祭まとめ:Proms2015 シベリウスプログラム&シベリウス音楽祭 まとめ
 Promsはもう聴けなくなってしまいましたが、シベリウス音楽祭はまだ聴ける演奏があります。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-29 22:31 | 音楽

続・生のオペラを観に行こう ヴェルディ:椿姫

 オペラに関する記事は久しぶりです。声楽なら、オペラよりも歌曲(伴奏はピアノでもオーケストラでも)やオペラアリア抜粋を中心に聴いていました。オペラ全曲となるとなかなか時間が…。なので、やはり生で観るのが一番集中できます。
 昨年初めて生のオペラを観に行ったのですが、今年も観に行く機会がありました。2年連続でオペラ公演があるなんて当地では考えられない…と思いながらw演目は、ヴェルディの「椿姫」。「乾杯の歌」が有名ですね…ってそれしか知らなかった…予習もロクにせずに観に行くことに…大丈夫か?

・ヴェルディ:作曲:歌劇「椿姫」(全3幕)
 プラハ国立歌劇場
 マルティン・レギヌス指揮、プラハ国立歌劇場管弦楽団、合唱団、バレエ団
 演出:アルノー・ベルナール

 開演前、購入したパンフレットのあらすじを読んで簡単に予習。舞台はパリ。ヒロインは売れっ子娼婦のヴィオレッタ。華やかな毎日を送るが、そのせいか彼女は結核に侵されていた。そのヴィオレッタのパーティに、アルフレードというひとりの男性がやってくる。アルフレードはヴィオレッタに一目惚れし、会いたい思いでパーティに参加した。パーティの途中、誰もいなくなり、ヴィオレッタは具合が悪そうにしている。そのヴィオレッタを心配し、愛を告白するアルフレード。その一途な思いに、ヴィオレッタは心動かされる。ヴィオレッタもアルフレードのことを愛するようになる。が…

 舞台は白の壁の建物、白のソファ。ヴィオレッタも白のドレス。一方、アルフレードや合唱の取り巻きの人々は黒の衣装。白と黒だけのシンプルでモダンな舞台。でも、第2幕では床に黄色のカーペット代わりのようなものがあり、日の差し方も変えている。場面が変わると白の建物の位置を動かして、黒い面を出している。シンプルだけど、シンプルだからこそ多様な見せ方が出来る舞台にしてあるんだな、と感じました。

 第1幕の最初に、「乾杯の歌」が。字幕を見て、ああ、こういう歌詞だったんだとようやく知りました。今まで、例えばNHKニューイヤーオペラでも歌詞字幕を見ていたはずなのですが、物語のあらすじ、これからどうなるのかがわかって、「乾杯の歌」の歌詞もわかった。ただ楽しく盃を交わし、宴を楽しもうという意味だけでなく、今が楽しければそれでいいというヴィオレッタの信条に基づいていたのだな、と。

 ヴィオレッタは多くの男性と過ごすけれども、心から誰かに愛され、愛すということを知らない。そんなヴィオレッタに一途に愛を告白するアルフレード。こんな気持ち初めて…と人を愛する感情に目覚めるヴィオレッタが印象的でした。でも、「花から花へ」で、自分はその時その時の快楽に生きる、と…。このあたりから、ヴィオレッタに幸せになってほしいと思いながら見ていました。この「花から花へ」の自問するヴィオレッタの歌がとてもきれいでした。

 第2幕では娼婦を辞め、ヴィオレッタはアルフレードと暮らしている。アルフレードの一途な思いが届いた…よかった…と思ったのもつかの間。2人の生活は楽ではない、お金の問題。そして、アルフレードの父・ジェルモンがやってきて…。2人がだんだんとすれ違っていってしまうのが悲しい。2人とも一途にお互いを思っているからこそのすれ違いなのかもしれない…。
 2人が再会するフローラのパーティでバレエも登場。でもあまり存在感がなかったような。多分、パーティの客がごちゃごちゃと回りにいるせいかもしれない。

 すれ違ったまま、最後の第3幕。この第3幕への前奏曲がまた重く悲痛。結核が悪化し、ヴィオレッタの命は残り少ない。ヴィオレッタの世話をするアンニーナもけなげ。残り少ない命、アルフレードと愛し合った日々を回想するヴィオレッタ…このまま終わってしまうのか…?あらすじを読んで終わりがわかっていてもそう思ってしまう。そして、戻ってきたアルフレード。ジェルモンも謝り、誤解が解け、再会を喜ぶ2人。でも…。最後はつらかった。でも、ヴィオレッタは報われた、救いのある最期だったのだと感じました。昨年観た「カルメン」よりは救いのある最後だと思う。

 心から愛し、愛し合うこと。愛のすれ違い。その時その時だけの快楽に身を任せて生きること。現代でも色褪せないテーマで、考えながらも観ていました。「椿姫」ってこういうオペラだったんだ。やはりオペラは生で観るほうが集中して、物語も楽しめます。やっぱり今回も字幕を見て、歌手を見て、演出を見て…目が忙しくて大変でした。
 前回はオケピットがあまり見えない位置に座っていたのですが、今回はオケピットが見える位置に座ったので、オケピットを見るのも面白かった。暗い中演奏するのは大変そうだなぁ…。

 昨年の「カルメン」はフランス語、今回の「椿姫」はイタリア語。声楽でイタリア歌曲集をやっているので、イタリア語の単語にも反応しました。特に、愛を意味する「amore」。何度も出てきます。イタリア歌曲集でも「amore」と歌われる歌はたくさんあり、今私も取り組んでいます。その表現や歌唱についても勉強になりました。イタリアオペラもいいなぁ。

 ヴィオレッタのソプラノの美しい声、アルフレードのテノールの甘く強い声にも惹かれました。ジェルモンのバリトンも渋い。メゾソプラノがあまり出てこないのが残念…。

 また他の作品も生で観たいです。オペラはやっぱり面白い。
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・昨年の「カルメン」:オペラ事始 その4 生のオペラを観に行こう
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by halca-kaukana057 | 2015-10-27 23:13 | 音楽

【コダモン】クジラの進化をたどる

 生命進化学習アプリ「コダモン」新生代、ゆっくりと進んでいます。ちょうどこの間進んだところが面白かったので記事にまとめてみます。

 最初に出てきたのがこれ。
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 パキケトゥス。「陸上に生息していた最古のクジラ類」…これがクジラの祖先?本当、オオカミみたいな感じでクジラには似ても似つかないのですが…。これが進化すると海へ行くのか?ということで、クジラの進化をたどることにしました。

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 次に出てきたのがこれ、アンブロケトゥス。背景は海です。新生代でも海が出てきた!やはり海洋生物が好きです。まだクジラには似てない。でも水陸両用だった模様。憎めない顔をしていますw

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 次に出てきたバシロサウルス。かわいい!クジラっぽくなってきました。初期のクジラ類。足がなくなり、ヒレになりました。新生代にも「~サウルス」という名前の生物がいたんですね。
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 プレイ画面はこんな感じ。とてもかわいい…!

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 次はこれ。スクアロドン。体が細く、スマートになりました。初期の歯クジラ類、小型のイルカのような身体をしていた。食べていたのは魚。なるほど…。

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 そして現代へ…シロナガスクジラです。地球上最大の生物。ゆうゆうと泳ぐ姿を目の前で見てみたいものです。
 コダモンは生物のデフォルメ具合がいい塩梅でかわいいです。親しみやすい。

 この通り、クジラへの進化の道をたどってみました。最初は陸上で、クジラとは似ても似つかない生物だったのが、水の中でも生活するようになり、海へ。新生代は他の年代に比べると短いですが、その中でも地道で劇的な進化を遂げて、今の生物にたどりついているのだなと思うと感慨深いです。

 ちなみに、系統樹では、スクアロドンで二手に分かれます。もう一方はまだやってません。一体何の生物が出てくるのか楽しみです。新生代、もう少しかかりそうですが、「コダモン」完全クリア目指して少しずつ進みます。

 最後に…
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 前の記事でも書きましたが、フィオミアがあまりにものんびりとしていて和みます。実際の生物はもっと違ったのでしょうが、コダモンではこのゆるさです。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-26 21:21 | 興味を持ったものいろいろ

夜明け前の星見 徐々に近づく惑星たちと流星・人工衛星

 今朝も4時頃に目が覚めました。外は快晴。この秋一番の冷え込みで寒いですが、快晴の暗い澄んだ夜空に星がたくさん見えました。かなり暗い星まで見える。東の空には、金星、木星、火星の3惑星が集合しています。

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 しし座の全景と金星、木星、火星の3惑星。今回はスペルミスしてませんよ…。この間よりも3惑星が随分と近づいてきました。26日にはもっと近づきます。

 今の季節はオリオン座流星群の極大の頃。とは言え、オリオン座流星群はマイナー流星群。そう簡単にたくさん流れるものでもない。なので見る予定はありませんでした。ですが、この時星見していたら、オリオン座方向から流れてきたオリオン群と思われる流れ星を2つ確認しました。尾が長く明るいものもありました。まさか見られるとは思わなかった。嬉しい。
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 その輻射点のオリオン座。線は屋根です。

 流れ星だけでなく、人工衛星もいくつも見られました。
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 ちょうど3惑星としし座を撮影していたら、視界に人工衛星が入ってきました。しかも明るめ。おおお!!これは写るぞ!と興奮しながら見ていました。きれいに撮れて嬉しい。偶然人工衛星を撮影できるなんて、なかなかありません。いいショットです。

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 北の空には北斗七星。

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 空が明るくなってきました。前回と同じく、しし座は明るい星が多いので、空がある程度明るくなっても星座を結べます。結んでみてね、

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 夜明けの空の色が好きです。寒かったですが、とてもいい星見でした。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-23 23:40 | 宇宙・天文

再び宇宙機小型印 今度はペンシルロケット

 以前、金星探査機「あかつき」の小型印(期間限定でイベントや記念行事、その地域に関連した図案の消印)があり、郵頼したのですが、また宇宙機の小型印が出ました。今度はこれです。
日本郵便:小型印:ペンシルロケット60周年記念★2015宇宙切手部会展

 ペンシルロケットです!60周年記念で出たとのこと。また、会場では、宇宙関係の古い切手も貰えたそう。いいなぁ。

 郵頼して、届きました!
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 今回も「星座シリーズ」の切手を使いました。小惑星探査機「はやぶさ2」も一緒です。いいないいなこれ。貰ってまじまじと見つめています。更に、このお願いした台紙以外にも、返信用封筒にもこの小型印を押して下さいました。嬉しい。ありがとうございます。

・「あかつき」編:「あかつき」小型印
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by halca-kaukana057 | 2015-10-20 23:23 | 宇宙・天文

夜明け前の金星・木星・火星、その他星見

 夜明け前の東の空はまだまだ賑やか、見ごろです。今朝早く目が覚めて、外を確認したら晴れている。東の空に3つの惑星がきれいに見えていました。星見せずにはいられません。

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(※「Venus」のスペルを間違えていました…a要らない…)
 しし座に金星、木星、火星が集まっています。木星と火星はとても近い。肉眼で確認できる二重星(北斗七星のミザールとアルコルみたいな)のように寄り添っています。後で気がついたのですが、これを望遠鏡で見たらきれいだっただろうなぁ。木星のガリレオ衛星のそばに火星が見えたはず。望遠鏡を組み立てる、という発想がなかった…。金星は相変わらずとても明るく輝いています。

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 その金星・木星・火星を観望中のこと。南東方向から光の点が。人工衛星だ。急いでカメラを人工衛星の方向に向けました。徐々に光度も増してゆく。何とか撮影できました。徐々に光度が減少し、見えなくなるまでを撮影できました。ISSやイリジウムフレアのように狙って見る人工衛星もいいですが、こうやって偶然見えた人工衛星もいいものです。ちなみに、調べてみたら「SKYMED 2」という人工衛星らしいです、多分。
 この画像では、かに座と球状星団M44・プレセペ星団も割りとはっきりと写っていました。有名だけれども、淡くて見つけにくいプレセペ星団。私のカメラでも撮影できたのは初めてです。空の条件もよかったのかもしれない。

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(※「Venus」のスペルをここでも間違えていました…a要らない…要りません…)
 空がだんだん明るくなってきました。それでも、しし座と3つの惑星ははっきりと見えていました。しし座は「ししの大鎌」が目印の見つけやすい、星の並びもわかりやすく、明るめの星も多い星座。この画像では星座線は入れていないので、しし座をたどって見てくださいね。
 それにしても木星と火星が寄り添っている様がとてもきれいです。

 日が進むにつれ、今度は金星と木星が接近していきます。しばらく、明け方の東の空はまだまだ楽しく見られます。早起きして、晴れていたら是非東の空を見てみてくださいね。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-19 22:36 | 宇宙・天文

シンプルに綴る懐中日記

 10月、そろそろ来年のカレンダーや手帳を考える季節です。手帳にはそんなに凝っていませんが、欠かせないのが日記帳。毎日でなければ小学生から、高校生になると毎日書くようになりました。ノートはコクヨのキャンパスノートA6サイズのB罫。1日1ページですが、書きたいことがある日は2ページ、3ページも使ったりします。1年で4冊。これがちょうどいいです。

 今年から、もうひとつ毎日つけているものがあります。ツイッターでフォロワーさんが書いていた「3good」。その日のよかったことを3つ書くだけ、というもの。何だか面白そうなので私も今年の途中からやってみることにしました。ただ、ツイートはせず、自分用の記録として。最初はスマートフォンのカレンダーアプリで書き始めたのですが、やっぱりノートにも記録したい。でも、日記帳には余裕がないこともある。何かいいのはないか…?とたどり着いたのがこれ。

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 博文館の「懐中日記」。今年のと、来年のも用意しました。表紙に干支の絵が描かれたデザイン。拍子カバーを外すとオレンジ色の表紙が。調べてみたら、日本で最初に出版された日記帳らしいです。最初、ちょっと古めのデザインだな…と思っていたのですが、使っていると飽きない。定番のデザインで落ち着きます。紙は薄め。

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 中身は1ページに2日の日記スペースが。そのほかに、こんな1年間の情報があるのがいい。新月・上弦・満月・下弦の日付や日食・月食の情報もあるのが嬉しい。日記スペースには月の満ち欠けもあります。天体観測・星見にも少し役立ちます。

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 各月にも情報コーナーが。季語は手紙を書く時にも役立ちます。行事や記念日も。ここも古めのデザインなのがいい。巻末にも情報がたっぷりです。
 そして小さいので持ち運んでもかさばらない。キャンパスノートA6サイズとほとんど同じ大きさなので、一緒に机の上に置いても邪魔になりません。

 「3good」を書いていて、どんなに辛いことばかりがあった日にも何かしらいいこともあったと思えるようになります。後で読み返すのもいい。来年もこれでいこうと思います(アプリも同時平行で書いてます)。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-18 22:29 | 興味を持ったものいろいろ

正倉院の宝物を切手で 第2弾+特印

 毎度お馴染み記念切手と特印です。今回の切手はこちら。
日本郵便:特殊切手「正倉院の宝物シリーズ 第2集」の発行

 歴史の教科書で見た正倉院に収められている宝物を切手で楽しめます。一度図鑑・図録と照らし合わせてみたい。デザインもシンプルで、宝物の詳細までじっくり見られるいい切手シリーズです。
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 切手と特印。切手は「平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)」にしました。鮮やかな色の螺鈿がきれいです。特印の図案は「鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)」に描かれている唐風の女性。この屏風の髪は日本製だったことが判明しており、日本で描かれた屏風なのだそうです。切手で勉強になります。

 第2弾とタイトルに書きましたが、第1弾は?昨年10月、所用&旅行で東京に行った時に、日本橋局で貰っていました。日本橋局には押印機もあります。
・東京駅周辺の郵便局・風景印めぐりもあわせてどうぞ:東京風景印めぐり 東京駅周辺編

 あれから1年経ったのか。早いなぁ…。第1集のも気に入っています。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-16 22:08 | 興味を持ったものいろいろ

続・伴奏じゃない、ともに奏でること

 久しぶりに声楽レッスンで思ったこと、気づいたこと、感じたことを。

 以前書いたこの記事:伴奏じゃない、ともに奏でること
 この記事ではチェロとピアノ、「チェロソナタ」だけど、ピアノが伴奏だけになっていないことについて書きました。

 コンコーネ50番練習曲も、イタリア歌曲集でも、最近のレッスンでピアノと「一緒に歌う」ことを意識させられています。コンコーネ50番練習曲は全部で50曲あるのですが(ピアノのツェルニー100番・30番練習曲でも、ブルクミュラー25の練習曲でも、タイトルに曲数が出ていますね)、中盤に差し掛かってきました。だんだん難しくなってきています。音の跳躍やリズムも複雑。シンコペーションが苦手だったことを思い知った曲もありました。コンコーネは何が苦手なのかをあぶりだしてくれるいい曲集です(コンコーネ好きですよ~)。

 今取り組んでいる曲に共通していることは、ピアノ伴奏がない箇所が課題だということ。イタリア歌曲集の中でも、他のシューベルトやシューマンなどのドイツリート(先生の許可が下りません…)、様々な歌曲では、伴奏のメロディーと歌のメロディーが一致しない曲が多い。ピアノは休符・お休みしていたり、和音は一応歌のメロディーに合っているのだけどピアノも複雑な演奏をしていたり…。歌曲もオーケストラの協奏曲のような部分があるのだなと感じます。
 ピアノ伴奏がない箇所では、音が取りにくい。音は合っている(ドならド)けど、微妙なピッチが合っていない・揺らいでいることがよくあり、指摘されます。これまで音楽の演奏はピアノだけやってきて、ピアノはドの鍵盤を押せばドの音が出る。ひとつのピッチのドしか出ない。でも、ヴァイオリンなどの弦楽器なら、同じドでもピッチを微妙に変えられる。ドにも範囲がある。声楽も同じように、ドにも範囲があり、微妙に揺らいでいる。この揺らぎは音が不安定になるので、安定したピッチの音を出すことが求められる。ピアノ伴奏がドを出していれば、歌うほうもドの声を出しやすい。でも、苦手な音域…私の場合高い音域や跳躍する音になると、ピッチが揺らいでしまいがち。そこに伴奏がないと思い切り外してしまうこともある。自分では準備をして、「いくぞ」と心の中で思いながら臨むのですが…外してしまうと「ああ、うまく出なかった…」残念です…。

 ピアノ伴奏がない、つまり、歌手の歌のみせどころ。聴かせどころ。強調するところ。自分の声だけで、どう演出するか。どう響かせるか。課題です。
 反対に、前奏や間奏、メロディーの合間などのピアノだけの箇所も、歌っている側はお休みしているだけでない。そこもその音楽、作品。特にメロディーのちょっとした合間は大事にしたいと思っています。
 また、前の記事でも書いた通り、ピアノ伴奏も弾けなくても読めないとダメだなと実感しています。歌のリズムが難しい場合、ピアノ伴奏にヒントがあることが多い。ピアノ伴奏と歌がどう絡んでいるのかも、その曲を読み込み、どう歌うかを決めるポイントになる。ピアノをひとりで弾いてきたのとは違う感覚です。似ているけど、ちょっと違う。

 ピアノはただの伴奏じゃない。歌も伴奏に頼ってばかりでもダメ。そんな課題に今ぶち当たっています。

 あと、声楽に関して思ったことを箇条書きで。
・歌っている時、歌いながら指揮のようなことをしたくなりますwリズムが難しい曲は手で脚を軽く叩きながらリズムを取っていることも多いのですが、声の強弱や質感、雰囲気など、オーケストラの指揮者のように指揮を自分自身にしたくなります。楽譜にも書いているのですが、指揮のようなことをしたほうがわかりやすいかな、と。実際やってみるとハマる。ピアノだと両手がふさがっていたのでそんなことは出来ませんでしたが、声楽なら手は空いています。声楽をはじめて、ピアノだけではわからないことが色々と見えてきました。勿論、家での練習だけで、レッスンではやりませんw無意識に小さく振ってしまうことはあります。あと、オペラのように簡単な振り…手の動き程度のことも入れてしまうこともあります。声楽はより身体でも表現する音楽ですね。

・最近、声楽付きの交響曲や管弦楽曲を聴くことが多いです。声楽付きの交響曲…シベリウスの「クレルヴォ」交響曲(交響曲に入るのか、入らないのか、と論議はありますが)、「ルオンノタール」、マーラーの交響曲第2番や第3番(今まで敬遠してきたのですが、聴くといつの間にか楽しんでいて、聴けるようになってきました!)、グリーグの「ペール・ギュント」の「ソルヴェイグの歌」などなど。声楽付きの古楽、モーツァルトやフォーレ他の「レクイエム」のような宗教曲も。オペラ、オペラアリア抜粋とはまた違う、歌の可能性を感じます。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-15 23:26 | 奏でること・うたうこと

Im ~イム~ 2

 3巻が出るまでは少し余裕があるようなので、2巻はゆっくりと感想を…。


Im ~イム~ 2
森下真/スクエア・エニックス・ガンガンコミックス/2015

 マガイを探してイムと陽乃芽がやってきた神社「御空神社」。そこで出会った少年・竜。竜がマガイに襲われそうになった時、イムよりも先にマガイを倒したのは、御空晴吾(みそら・はるご)という青年。イムを敵対視し、倒そうとする。陽乃芽とアヌビスの助けで戦闘を止めさせ、晴吾は御空神社で起こったこと、何故イムを恨んでいるのかを語る。そして後に、イムも「大罪人」と呼ばれている理由を話す。それは、3千年前、エジプトでのことだった…。

 1巻のラストでどうなるかと思いましたが、休戦になってよかった。イムが何故「大罪人」と呼ばれているのか、一体3千年前のエジプトで神官だったイムが何をしたのか。晴吾は何故イムを倒そうとするのか。それぞれの想いが交錯して、過去編はとても切なかった。

 晴吾が言っていた「アメン神官団」…古代エジプト神話・宗教では、大気の守護神。ただ、古代エジプトの神々の中では新しい方。中王国時代からの古代エジプトの首都・テーベ(現在のルクソール)にあるカルナック大神殿に奉られている。しかし、イム…イムホテプが活躍したのは古王国時代、ピラミッドは初期の階段ピラミッドの時代。アメン神信仰は新王国時代が最盛期。有名なツタンカーメンも、厳密な名前はトゥト・アンク・アメン(Tut-ankh-amen)と、アメン神に由来しています。この頃、アメン神官団も活躍します。先日読んだ「ツタンカーメン 少年王の謎」(河合望:著)にも出てきます。なので、実際には、イムホテプの時代にはアメン神官団はありません…が創作なので細かいことは気にしない。

 晴吾との戦闘シーンは息をのむ。イムも様々な手を使って攻撃するが、晴吾も強い。イムへの攻撃を容赦しない晴吾に立ち向かい、イムを守ろうとする陽乃芽が勇敢で、優しくて強い。
貴方なんにも知らないでしょ!?イムの罪だけ知ってて イムって人間(ヒト)は知らないでしょ!?
貴方の悲しみとは比べ物にならないけど イムは私を孤独から救ってくれたの!!
その恩人を傷つけられたら 守ろうとするのは当然でしょ!?
(41ページ)

 1巻の感想で書くのを忘れたのですが、1話で最後は自分で始末する、とマガイのもととなっていた箱を自分の手で壊した陽乃芽もとても勇敢でかっこよかった。2巻でも陽乃芽はかっこいい。イムにどんな過去があっても受け止め理解する。過去は過去。何と言われようとイムは自分を救ってくれた恩人で友達。気の強い性格もあるけれども、長い間孤独で、人間関係のドロドロした部分を見てきたからこその視点なのかもしれない。

 晴吾の過去もかなり辛い。その晴吾に対して、心から詫びるイム。普段は強気で偉そうな態度ですが、他者の痛みは素直に、真摯に受け止め、謝罪すべき時は謝罪する。だてに神官をやっていたわけではない。大人な部分のイムもかっこいいです。

 この漫画に出てくるキャラクタたちはそれぞれ、傷と痛み、孤独を抱えている。イムも、陽乃芽も、アヌビスも、晴吾も。こぶしや竜もそう。彼らの傷や痛みは、誰よりも軽いとか比べられるものではない。そんな孤独を経験したからこそ、人を一面から見ないことや、友情をより強く感じられるのだろう。この漫画のこんなところが好きです。熱く、あたたかい。

 そして語られるイムの過去。「大罪人」の理由。ここで新キャラが2人。アメン神官団上位神官のコンス。イムが復活した時の身柄引受人でもある。王子様のようなキャラクタです。俺様なところがユーモラスですが、シリアスに語る時は語る。そして人をよく見ています。

 もうひとりは、ジェゼル王子。史実では古王国時代のファラオで、彼のピラミッドは古代エジプト初のピラミッド(階段ピラミッド。史実のイムホテプが設計した)。ですが、思い切り創作入ってます。思う存分割り切って創作を入れたほうが物語が面白い。
 そのジェゼル王子とイム。後にファラオになるであろう王子と、神官のイム。明るく情の深い王子は、国民のことを思い、イムを宰相にして一緒に王家と神官団が手を取り合い国民を守る国造りをしたい…そう願っていた。しかし、ジェゼル王子は自分も知らないある運命を背負っていた。それを知っていたイム。王子がそれを避けられるように尽力するが…最悪の事態、悲劇が起こってしまう…。読んでいてとても辛かった。ジェゼル王子がファラオになれば、きっといい国になるのに。クールだったイムも、明るく楽天的で優しいジェゼル王子の人柄に触れ、友情を深めていく。友達だからこそ助けたい。陽乃芽のイムに対する思いと重なります。それなのに…。イムは大変なことを起こしてしまう。イムが、というよりは、イムの周囲がイムを焦らせてしまった…。イムもかなりの魔力を持った神官だが、未熟なところがあった。本当に辛い。友達を守るつもりが裏目に出てしまうなんて…。
 ジェゼル王子もいい王子です。王子でも偉ぶったりしない。国民に対してとても優しい、頼りになる。だからこそ、ジェゼル王子があんな運命を背負ってしまったのが辛い。

 もうひとつ、この漫画は何かの犠牲の上に何かは成り立っている、ということもテーマなのかな。何の犠牲もない世の中はないと思うのですが、それでも、あまりにもこの犠牲は辛い…。

 その後、封印されてしまったイムとジェゼル王子。3巻ではイムがエジプトへ?ジェゼル王子はどうなる?3巻は来年発売予定。楽しみにしてます。

 巻末には、連載前の読み切り版の「イム」も収録されています。イムの雰囲気がかなり違う!これはこれでかっこいい。読み切り版はもう1作あるそうなのですが、そっちも読みたいです、是非。

・1巻感想:Im ~イム~ 1
・アメン神官団・史実の話はこちらで:ツタンカーメン 少年王の謎
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by halca-kaukana057 | 2015-10-14 22:36 | 本・読書


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