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[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう オラモ&BBC響

 フィンランド独立100年の記念日を過ぎましたが、まだ聴いた「クッレルヴォ」があるので続けます。寒波襲来で、「クッレルヴォ」は猛吹雪に合う気がします。



 今回もCDなのですが、ちょっと普通のCDとは違います。
サカリ・オラモ:指揮、BBC交響楽団
ヨハンナ・ルサネン=カルタノ(ソプラノ)、ワルテッリ・トリッカ(バリトン)、
ポリテク合唱団、BBCシンフォニーコーラス(男声合唱)

 2015年のBBCプロムス、ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音です。BBC Music Magazine 2017年9月号で付録のCDになりました。一般に販売しているCDではないですが、CDではある。BBC Music Magazine は聴きたいCDが付録の時や、興味のある記事の時買います。読み込めてないですが…。

◇公式サイト:classical-music.com:September 2017
◇HMVならまだ買えるみたいです。:HMV:BBC Music Magazine 2017年 9月号

・その時のプロムス シベリウスプログラムまとめ:Proms2015 シベリウスプログラム&シベリウス音楽祭 まとめ
 2015年はシベリウス生誕150年。その記念の公演。その時、BBC radio3 のオンデマンド配信も聴きました。改めてCDで聴いてみて、その時の印象とはまた違った感想を持ちました。
 ちなみに、前回はアメリカのオーケストラ。今回はイギリスのオーケストラ。イギリスオケはベルグルンド&ボーンマス響以来です。

 最初に聴いた時は、まだ「クッレルヴォ」をそんなに聴いたことがなく、私にとっては目新しいものとして聴きました。「カレワラ」のクッレルヴォの章は、救いがない。でも、クッレルヴォは悲劇の「英雄」。「英雄」なんです。過酷な運命に毅然と力強く立ち向かうクッレルヴォの姿を思い浮かべました。

 というイメージは変わってはないのですが、付け足された感想がいくつか。テンポは速めですが、すごく速いというわけでもない。第3楽章は結構速いなとは感じます。それよりも、演奏時間約71分、流れに勢いよく乗って、クッレルヴォの章、ドラマを紡いでいく印象です。でも、さらさらと流しているわけではなく、語るところは語る。急緩も全部流れに乗っている。例えば第2楽章の「ジャーン!ジャジャジャジャン!」と強いところがありますが、その後休符が数秒。その無音、休符で何を語っているのだろう?強弱もコロコロと変わる。アクセントも随所につける。それらも全部ひとつの、この演奏全体の「流れ」に感じます。自然に思える。それが、ドラマティックに思う所以なのかなと思いました。若干響きがソフトに感じるのはあの大きなホール、録音のせいだろうか?

 第3楽章、ポリテク合唱団とBBCシンフォニーコーラスの合唱は滑らかでアクセントも効いている。役者寄りの合唱かな、と。ヨハンナ・ルサネンさんはもうお馴染みのクッレルヴォの妹役。澄んだソプラノはどの録音でも素敵です。クッレルヴォに自分のことを明かす部分は悲痛。バリトンのワルテッリ・トリッカさんは、フィンランドの若手バリトン。クラシックだけでなく、ポップス歌手とのコラボなど、多方面で活躍しているバリトンさんです(Spotifyでソロアルバムを聴けます。いい感じです)。「クレルヴォの嘆き」の部分が結構速いです。ショックで叫び、悲しみ、自分を責めているような歌い方。伴奏のオケも強い鋭い音を出して、クッレルヴォの叫びを代弁しています。若々しく、たくましいバリトンです。若手のクッレルヴォ歌手がこれからどんどん増えて、育ってきて欲しいなと思いました。



 ちなみに、「クッレルヴォ」から少し離れますが、シベリウス繋がりなので。今シーズンのオラモさんとBBC響はシベリウス・チクルスをやっています。BBC radio3のオンデマンドで現在聴けるものがあるので、リンク貼っておきます。
BBC radio3 : Radio 3 in Concert : Sakari Oramo Sibelius Cycle: Symphony No 6
 4番、6番。その間にスウェーデンの作曲家・ヒルボルイのヴァイオリン協奏曲第2番。12月29日ごろまで配信。
BBC radio3 : Radio 3 in Concert :Sakari Oramo Sibelius Cycle: Symphony No 1
 報道の日 祝賀演奏会のための音楽(イギリス初演)、2つの荘重な旋律 Op.77、1番。「Finland Awakes」と銘打って、フィンランド独立100年記念日の12月6日が演奏会でした。1月6日あたりまで配信。
 残る2番と7番、加えて「ルオンノタール」は1月6日(日本時間7日早朝)。

 それと、オラモさんとBBC響で忘れちゃいけない、BBCプロムス ラストナイトが放送されます!今週日曜深夜です!
NHK : プレミアムシアター
NHK番組表:プレミアムシアター プロムス2017/NHK音楽祭「ドイツ・レクイエム」
 12月18日 午前0時30分から。お忘れなく!


【これまでのの「クレルヴォ」特集まとめ】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その6 パヌラ盤
 ヨルマ・パヌラ:指揮、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その7 ベルグルンド&ヘルシンキフィル盤
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう スロボデニューク&ラハティ響
 ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団 (2017年 シベリウス音楽祭より)
[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう ロウヴァリ&エーテボリ響
 サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ:指揮、エーテボリ交響楽団 (2017年の演奏会より)
[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう サロネン&ロスフィル
 エサ=ペッカ・サロネン:指揮、ロスアンジェルス・フィルハーモニック


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by halca-kaukana057 | 2017-12-13 22:16 | 音楽

映画「ドリーム(Hidden Figures)」

 久しぶりに映画を観てきました。宇宙開発ものと聞けば観たくなります。邦題で話題になりましたね…。公開後、私の近隣の地域の映画館では上映がないようだ…とがっかりしていたのですが、今になって上映されました。嬉しいです。

20世紀フォックス:映画「ドリーム」オフィシャルサイト
リンク先に飛ぶと予告編が再生されるので注意。

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 フライヤーとパンフレット。

 1961年。アメリカ、ヴァージニア州のNASAラングレー研究所。「西計算グループ」に所属する計算手の黒人女性たちは、日々計算を仕事としていた。ドロシーはリーダー格だが、1年も管理職が不在な「西計算グループ」を心配し、管理職を希望していたが、上司のミッチェルに管理職を置くことも、ドロシーが管理職になることも却下されてしまう。メアリーは宇宙船のカプセルの試験をする技術部に転属。エンジニアになりたいが、黒人で女性の自分には無理だと思っているところへ、上司からなりたいんだろうと言われ、望みを叶えたいと思い始める。「西計算グループ」で一番の数学の頭脳をもつキャサリンは、マーキュリー計画の宇宙船の軌道計算をする「宇宙特別研究本部」に黒人女性で初めて配属される。白人ばかりの職場はキャサリンに冷たい。「宇宙特別研究本部」のある建物は「西計算グループ」のある建物からはかなり離れており、有色人種用のトイレがない。厳しい環境ではあるが、ドロシー、メアリー、キャサリンをはじめとする黒人女性計算手たちはそれぞれの仕事でマーキュリー計画に貢献しようと奮闘する。ソ連はガガーリンを宇宙に送り、NASAは先を越されてしまうが、マーキュリー計画は進んでいく。キャサリンはその数学の腕で、計画を支えるようになる…。


 邦題は「ドリーム」なんてタイトルになってしまっていますが、原題は「Hidden Figures」隠された姿。マーキュリー計画で、NASAに黒人女性が差別下にありながら仕事をしていたというの話は私も初めて知りました。ドロシー、メアリー、キャサリンも実在した人物。1960年代はまだ黒人、女性への差別が根強く残っていた。NASAは宇宙開発の最先端の組織なので、実力さえあれば人種は関係ないと思っていた…アメリカという国にある人種差別を甘く見ていました。有色人種への差別は未だにあるのだから。

 物語の中には、様々な「隠されたもの」が出てきます。ドロシー、メアリー、キャサリンをはじめとする黒人女性計算手の存在もですが、キャサリンが「宇宙特別研究本部」の白人男性ポールから手渡されるものも「隠されたもの」。3人が抱く様々な想いも、表には出てこず「隠されたもの」。彼女らを取り巻く様々なものが「隠されて」いる。「隠れていて」白人たちはそれを知らない、というものもあります。例えばトイレ。でも、「数字(figures)」は正直。隠れない、隠されない。彼女たちは数学、数式を駆使し、数字で自分たちの存在を示そうとする。数学の知識、腕前に自信を持っている、心から信頼していて、「できます」とはっきりと自己主張する。ここはアメリカだなぁと思いました。

 彼女たちは厳しい環境に置かれながらも、向上心を持ち続けている。エンジニアの夢に向かって歩き始めたメアリー。コンピューター、IBMを導入し、計算手は必要なくなるのでは…と心配するが、コンピューターでのデータ処理をするのは人間じゃないとできない。プログラミングを学び始めるドロシーたち。軌道の数値が日々変化し、計算が追いつかない…そのために必要なことは何か。それを叶えていくキャサリン。彼女たちを応援しながら観ていました。黒板に数式を書いて計算しているキャサリンはとても素敵です。

 自分たちは黒人で、差別されるのが当たり前。差別される存在なのだと自覚しているキャサリンたち。勿論差別を受けるのですが、仕事が出来れば人種など関係ないと思っている人もいる。「宇宙特別研究本部」のハリソン本部長。技術部のメアリーの上司。「マーキュリー・セブン」宇宙飛行士のジョン・グレン。ハリソン本部長は尊敬できるし、グレンはかっこよすぎ。差別していた他の白人職員たちが悪いというわけではない。映画を観ている間は少々ムカつきはしたけど。それが当然だったのだから。メアリーの「前例」の話のように、前例がなかったから。この頃は、「前例」を作っていく時代だったのだ。

 3人はNASAで仕事をしているが、同時に母親、妻でもある。ただの数学のエキスパート、計算手という面だけでなく、職場を離れればひとりの女性という面も描かれていてよかったと思う。黒人差別や、NASAでの仕事だけの映画ではない。彼女たちの生活も、「隠されたもの」だろうか。歴史の表には出てこない物語。
 仕事と家庭の両立という面では、現代の日本にも通じるものがあると思った。雇用形態、お給料、職場環境など。日本には人種差別はないけれど、違う差別がある…。
 アメリカから見たソ連のロケットについての考え方も、今の日本に通じるものがあると思いました。あまり思いたくはないけれど…。

 1960年代アメリカのファッションがとてもオシャレで素敵だなと観ていました。特にメアリー。かっこいい。キャサリンもドロシーも似合うファッションをしている。音楽もアメリカという感じの歌がいくつも使われていて、雰囲気が出ていました。「宇宙特別研究本部」のオフィスの美しいこと。大きな黒板があり、2階のフロアはハリソン本部長の部屋。ガラス張りになっていてかっこいい。

 私はこの映画を、どんな環境でも向上心をもって奮闘する人たちの物語として観ました。日程的にもう一度映画館に行けそうにないので、DVDが出たらまた観たい。その時はもっと細かいところまで観られると思う。

 原作小説も出ています。買いました。DVDが出るまで読みます。

ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち


マーゴット・リー シェタリー:著、山北めぐみ:訳 / ハーパーコリンズ・ ジャパン、ハーパーBOOKS/ 2017



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by halca-kaukana057 | 2017-12-10 22:30 | 宇宙・天文

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう サロネン&ロスフィル

 今日、12月8日はシベリウスのお誕生日。今年で152年目です。150年から2年経ったんだな。去年は何を書いたっけと過去記事を見てみたら、書いてなかった。去年は忙しくて聴いて記事を書けなかった。聴いてはいた。今年は聴いている。そして書こう。お誕生日おめでとうございます!! Hyvää syntymäpäivää !!

 「クレルヴォ(クッレルヴォ)」を聴こうシリーズを続けます。今日はCD。
エサ=ペッカ・サロネン:指揮、ロスアンジェルス・フィルハーモニック
マリアンネ・ローホルム(Marianne Rörholm)(ソプラノ)、ヨルマ・ヒュンニネン(バリトン)
ヘルシンキ大学合唱団

 1992年の録音です。ジャケットのサロネンが若いです。来年還暦の今も若々しいです。

 テンポは全体的に速め。重厚にクッレルヴォの物語を語るというよりも、次々とクッレルヴォを襲うかのような過酷な運命を鋭く突き刺すように提示していきます。でも、ここぞというところで溜める。ここぞというところで弱音にする。その力加減が絶妙だなと思いました。クッレルヴォの運命を重々しく語ることも出来るし、サスペンスドラマのようにショッキングに語ることもできる。

 第3楽章、ヘルシンキ大学合唱団による男声合唱はソフトな印象です。第5楽章も。合唱は「カレワラ」のクッレルヴォの章を歌詞にして歌っていますが、少し離れた位置からナレーションのような合唱なのかなと思いました。盛り上がる部分は熱っぽく歌っています。朗読するような合唱もあるし、オペラのように役者として演じているような合唱もある。ヒュンニネンによる「クッレルヴォの嘆き」の部分は重々しい。バスかと思うぐらいの低さ、重さです。クッレルヴォが犯してしまった罪を劇的に歌っています。

 ロスアンジェルス・フィル(ロサンゼルス、ロサンジェルス、LA…有名だけれども表記に悩む地名です)の演奏も巧み。これまで、このシリーズではフィンランドと北欧のオーケストラばかり取り上げていたことに気がつきました。アメリカのオーケストラは初めて。サロネンといい関係だったんだなと思えます。ティンパニの響きが印象的です。
 サロネンのシベリウスの録音は少ない(実演は多いです)ので、この録音が残っていてよかったなと思いました。

 ちなみに、シベリウスの誕生日の12月8日は、フィンランドでは「フィンランド音楽の日」とされています。フィンランドYLEのクラシック専門ラジオ YLE Klassinen では一日中フィンランド作曲家の作品を放送しています。初めて聴く曲も多いので楽しいです。何か音楽を聴きたいけど何を聴くか決まっていない方は、是非どうぞ。
YLE Klassinen ←リンクに飛ぶと、再生が始まります。


【これまでのの「クレルヴォ」特集まとめ】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その6 パヌラ盤
 ヨルマ・パヌラ:指揮、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その7 ベルグルンド&ヘルシンキフィル盤
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう スロボデニューク&ラハティ響
 ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団 (2017年 シベリウス音楽祭より)
[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう ロウヴァリ&エーテボリ響
 サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ:指揮、エーテボリ交響楽団 (2017年の演奏会より)

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by halca-kaukana057 | 2017-12-08 22:14 | 音楽

物語 フィンランドの歴史 北欧先進国「バルト海の乙女」の800年

 100年目のフィンランド独立記念日に、ぴったりの本を読みました。こういう本が読みたかった。


物語 フィンランドの歴史 北欧先進国「バルト海の乙女」の800年
石野 裕子/中央公論新社・中公新書/2017
 フィンランドは帝政ロシアから独立して100年。しかし、その前にも歴史があり、独立後、現代に至るまで苦難も多々あった。人口500万人、ロシアとスウェーデンに挟まれた小さな国。それでも、しっかりとした存在感を示し、特徴ある文化などで世界に注目されてきた。そんなフィンランドはどのように生まれ、どんな道を辿ってきたのか。

 フィンランドの歴史というと、私もよくわかっていなかった。スウェーデンに支配された後、帝政ロシアに支配される。独立しようというナショナリズムが興り、「カレワラ」といったフィンランド固有の文化が注目される。ロシア革命のドサクサにまぎれて独立し、その後白衛隊と赤衛隊で内戦が起きる。ようやく国が統一されたと思ったら、冬戦争に継続戦争。敗戦国となったが、戦後は産業、経済面での復興を遂げ、その中からフィンランドデザインの製品が生まれた。トーヴェ・ヤンソンの「ムーミン」シリーズが人気となり、今では様々な面で世界から注目される国である…ぐらい。ざっくりと。

 この本は、フィンランドの起源から始まります。紀元前、フィンランドに人が住み始め、鉄器時代には定住、貿易も始まっていた。スウェーデンにどのように統治されていたのか。その時代に、戦争も三度あった。その後、知識人も生まれたが、ロシアとスウェーデンが対立。フィンランドはロシアに渡ってしまう。

 独立100年と聞くと、新しい国なんだなと思う。でもそれは、フィンランド共和国となってから。独立前にも、他の国に組み込まれていてもフィンランドはあった。そこで暮らしている人たちがいた。フィンランドは小さいながらたくましい国と言われる。そのルーツは、独立のずっと前から育まれていたのだろう。

 帝政ロシアの支配化での状況、独立までの経緯も詳しく書かれています。そして独立はしても、内戦が起きる。他国と戦うならまだしも、同じフィンランド人同士なのに、戦わなければならない状況というのはどんな状況だろう…胸が痛む。

 この本で初めて知ったのが「大フィンランド」構想。カレリア地方も広くフィンランドに組み込もう、領土を拡大しようという動きだ。これが、継続戦争で目指すものとなる。冬戦争は独立を保つために巻き込まれて戦争することになったが、現在、継続戦争は領土拡大の意図があったことがわかっているそうだ。また、スウェーデン語系フィンランド人やサーミの人々などに対して、フィンランドへの「同化」政策もあった。今でこそ福祉国家と呼ばれるフィンランドでも、そんな歴史があったのだ。だからこそ、今のフィンランドがあるのかもしれない。

 大戦後も、ソ連に翻弄されつつも、したたかに、たくましく冷戦下をしのいでいく。資源がないので産業を興そうと、マリメッコやアルテック、イッタラ、ノキアなどが躍進し始める。「ムーミン」もこの頃生まれた。資源のなさは、教育の充実にも繋がった。100年は短いように思えるが、たくさんのことがあった。

 今も、フィンランドからは新しいものが生まれ続けている。アップルの躍進でノキアは下火になっても、また新しい分野で伸び始めた。IT分野での、ベンチャー企業の躍進もめざましい。柔軟さや多様性も、フィンランドにはある。

 この本は主に政治、経済の面を中心に書かれているが、フィンランドはどの時代でも興味深い国だ。面白いことをやっている。芸術や文化面に関しても、コラムがある。フィンランド語とスウェーデン語。サウナにムーミンにサンタクロース。この本には書ききれなかった魅力もある。どんな切り口から見ても、フィンランドは面白い。そんなフィンランドを支えてきたのは、フィンランドの人々のたくましさとしたたかさなのだろう。「sisu(シス)」と呼ばれる、「フィンランド人魂」なのだろうか。

 フィンランドの歴史(特に政治経済面)について知りたいと思ったら、この本をオススメします。政治経済が苦手でも、新書なのでそんなに分厚い本でもないので、ゆっくりと読んでいけると思います。いい本が出ました。

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by halca-kaukana057 | 2017-12-06 23:17 | 本・読書

Suomi Finland 100 Hyvää itsenäisyyspäivää! フィンランド100回目の独立記念日

 今日、12月6日はフィンランドの独立記念日。独立したのは1917年。今年で100年です。Hyvää itsenäisyyspäivää! 100年目の独立記念日おめでとうございます!!
 この後、日本時間22時(フィンランドは15時)からリントゥ指揮、フィンランド放送交響楽団の独立記念日コンサートがYLEで放送されます。後日オンデマンド配信もあるので、後でゆっくりでもどうぞ。
◇映像:YLE Areena:TV:RSO Musiikkitalossa
Itsenäisyyspäivän konsertti

◇ラジオ:前半:YLE Areena:Radio:Konsertteja Radion sinfoniaorkesterin itsenäisyyspäivän konsertti
後半:YLE Areena:Radio:Konsertteja Radion sinfoniaorkesterin itsenäisyyspäivän konsertti
 前半はロッタ・ヴェンナコスキ、マグヌス・リンドベルイの作品。後半はシベリウス:クッレルヴォです。

 フィンランド各地では、スオミブルーのライトアップがあちこちで行われています。昨日、5日からコーヒーで乾杯したり、6日は祝日でお店はお休み(100年記念でやっているところもあります)前に買い物をしたり…。100年に一度のお祭りです。
 フィンランドの様子は、フィンランドYLEの動画配信でも観られます。
YLE Areena:TV:Suomi Finland 100

 さて、私もフィンランド独立100年をお祝いします。今年に入ってから、こぎん刺しを始めました。津軽地方に伝わる伝統的な刺し子。教えてもらう機会があり、それ以来少しずつですが刺して、小物を作っています。無心で刺している間は楽しいです。
 こぎん刺しの本を見ていたら、フィンランド国旗のような図案があったので、それを刺してみました。
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 コースターです。でも、縦と横の比率が何か変…。違う…。
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 下を折るとちょうどいい…。
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 これじゃあんまりなので、もうひとつ作りました。ひもをつけてオーナメント。ピンクッションにもなります。こちらは縦の横の比率はおかしくないです。
 フィンランド国旗がシンプルなデザインでよかったです…。

 独立100年を記念して、こんな企画も。
Apocalyptica - 'The Symphony Of Extremes' (Official Video)
 フィンランド政府観光局が、フィンランド人のDNAをもとに、音楽をつくろうという企画をスタート。フィンランドは東西の境界線にあり、DNAも多様なのだとか。作曲はApocalyptica(アポカリプティカ)のエイッカ・トッピネン。アポカリプティカによる演奏、そしてこのビデオ。とてもカッコイイです。

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 ケーキを買ってきてお祝いしました。素晴らしい独立記念日になりますように!!

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by halca-kaukana057 | 2017-12-06 22:26 | フィンランド・Suomi/北欧

マッティ、旅に出る。 やっぱり今日も憂鬱 FINNISH NIGHTMARES 2

 夏に紹介した、フィンランドでベストセラーのコミックの日本語版「マッティは今日も憂鬱」。フィンランド本国では第2弾が出ている、第2弾も日本語版をよろしくお願いします!と書いたのですが、まさか年内に出るとは思わなかった。第2弾、日本語訳が出ました!



マッティ、旅に出る。やっぱり今日も憂鬱
カロリーナ・コルホネン:著、柳澤はるか:訳/方丈社/2017

 マッティは典型的なフィンランド人。目立つことが苦手。静かなのが好き。パーソナルスペースは大事。馴れ馴れしいのや雑談が苦手。人の平穏を乱したりするのもしたくない。そして照れ屋。
 第2弾では、フィンランドとフィンランド人の夏、旅行先にて、再び買い物にて、その他フィンランド人あるあるを取り上げています。やっぱり、今回も「わかる」「あるある!」「マッティ、もう友達になろうよ」と思ってばかりでした。マッティが相変らずかわいい。第2弾では、マッティの家族も出てきます。奥さんはアイノさん。フィンランド人の女性の名前ではポピュラーな名前です。そう、「カレワラ」に出てくるアイノ。シベリウス夫人もアイノ。

 そして今回も、日本、日本人と似ていると思うところがいくつも。旅行の飛行機での座席の話は、全くその通り。わかる。新幹線やバス、コンサートホールや映画館などでもあるあるです。道に迷った時の行動も。フィンランドに旅行に行った日本人が迷って困っているけれども、声をかけていいのかわからない…というフィンランド人の話をよく聞きます。助けてあげたいのだけれど、声をかけられない、と。フィンランド人と日本人が遭遇すると、やっぱり似た者同士なんだなと思います。
 他にも、人の性格だけでなく、習慣、文化の面でも似ているところが。チップの習慣がない、家には靴を脱いで入る。そうか、フィンランド人もチップの習慣のある国に行って、チップで困ることがあるのか…。私は海外に行ったことはないですが、もし行くならチップはどうしたらいいんだろう…?と思います。やっぱり行くならフィンランドか。

 今回は、フィンランドの文化や習慣について、さらに詳しく書かれています。サマーコテージは羨ましいなと感じます。湖のほとりの森の中で、静かに夏を過ごすことができたらどんなにいいだろう。バーベキューのソーセージ・マッカラ(Makkara)。フィンランド紀行番組を観るとよく出てきます。ソーセージを火であぶって焼いただけなのに、本当に美味しそう。食べたい。アイスクリームが大好きで、夏になると街中にアイスの屋台が出るそうです。

 第2弾を読んで、更にフィンランドが好きになる。第1弾では夏至の時に書きましたが、今度は独立記念日とクリスマス。100年目の独立記念日は、盛り上がっているのだそう。盛大にお祝いして、あたたかくクリスマスを迎える12月にも、フィンランドの人々に憂鬱なことが起こらないようにと祈るばかりです。

・第1弾:マッティは今日も憂鬱 フィンランド人の不思議
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by halca-kaukana057 | 2017-12-05 22:01 | 本・読書

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう ロウヴァリ&エーテボリ響

 フィンランドの独立記念日が明後日に迫っています。シベリウス:クレルヴォ交響曲(クッレルヴォ)を聴こうシリーズ。今日も演奏会のオンデマンド配信のものです。
サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ:指揮、エーテボリ交響楽団
ヨハンナ・ルサネン=カルタノ(ソプラノ)、ヴィッレ・ルサネン(バリトン)
オルフェイ・ドレンガル
GSOplay:Sibelius’ sibling drama
◇上の動画が重い場合は:SIBELIUS Kullervo - Rouvali

 この秋から、エーテボリ響の新首席指揮者に就任したロウヴァリさん。5月にはタンペレ・フィルと来日してましたね。聴きに行きたかった…。以前のシリーズでエーテボリ響は、ネーメ・ヤルヴィ指揮のCDを取り上げましたが、あれは1985年の録音。あれから30年以上。若い指揮者とどう演奏するのか楽しみです。声楽ソロは、前回のラハティ響と同じルサネンきょうだい。

 動画を再生して視聴していたのですが、最初から驚きます。いきなりテンポを遅くする。えっ、ここで?とびっくりする。他のところでも、えっ、こうするの?と驚く箇所があちこちに出てくる。でも、ずっと聴いていると、説得力がある。「クレルヴォ」の物語ってこうだったんだ、と思う。いつの間にかロウヴァリさんの「クレルヴォ」の世界に入っている。すごい。完全にやられました。
 ロウヴァリさんの指揮はご存知の通り個性的。華奢で小柄な身体をいっぱいに使って、踊るような、大きな動きをする。こちらも最初はびっくりするのですが、オーケストラ側からのアングルで見てみると、わかりやすい指示だなと思う。しなやかに、力強く、ゆるやかに、決然と…多彩。自由自在。本当に面白い。

 声楽ソロは前回スロボデニューク&ラハティ響と同じルサネンきょうだいなのですが、歌い方が全然違う。まず、登場の演出に驚きました。まさに、クレルヴォと妹が森の中で出会うような。歌も力強い。クレルヴォが森で出会った女性(この時はまだ妹と知らない。妹も兄とは知らない)を誘うところで、最初は妹が思いっきり罵倒するのですが、力強い口調で早口で罵る。その後も2人の掛け合いや、告白、嘆きなどは力強く、ただ歌うだけじゃない、セミステージ方式のオペラを観ているかのよう。
 男声合唱のオルフェイ・ドレンガルのうまさにも驚きました。揃ったハーモニー。層が厚い。さすがです。これもまた、オペラのように感じます。

 一度だけで無く、2度3度聴くとハマってきます。まだコンビを組んだばかりなのに、こんな面白い演奏をするなんて、これからのロウヴァリ&エーテボリ響が楽しみになります。エーテボリ響とも来日しないかなぁ。


【これまでのの「クレルヴォ」特集まとめ】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その6 パヌラ盤
 ヨルマ・パヌラ:指揮、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その7 ベルグルンド&ヘルシンキフィル盤
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう スロボデニューク&ラハティ響
 ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団(2017年 シベリウス音楽祭より)
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by halca-kaukana057 | 2017-12-04 22:40 | 音楽

[フィンランド独立100年記念]続・シベリウス クレルヴォ交響曲を聴こう スロボデニューク&ラハティ響

 今年はフィンランド独立100年。夏のBBCプロムスの記事でも何度も書きました。独立記念日は12月6日。もうすぐじゃないか!独立100年記念企画を何かやろう…と考えていました。音楽面なら、シベリウスだけじゃなくて、フィンランドの音楽全般について書きたい、と思っていたのですが、勉強不足な部分が多く、記事にならない(そこまで完成された記事にしないといけないのか、とも思いますが)。色々と考えて、シベリウス生誕150年の時にやった、「クレルヴォ交響曲」op.7の演奏色々について、さらに取り上げることにしました。あれ以来、クレルヴォ(クッレルヴォ)はさらに聴きました。前回はCDとして出ているものをメインに書きましたが、今回はコンサートのオンデマンド配信になっているものも取り上げたいと思います。フィンランド独立100年記念で、「クレルヴォ(クッレルヴォ)」を取り上げるオーケストラも増えています。いいことだ。

 最初に取り上げるのはこちら。
ディーマ・スロボデニューク:指揮、ラハティ交響楽団
ヨハンナ・ルサネン=カルタノ(ソプラノ)、ヴィッレ・ルサネン(バリトン)
YL男声合唱団

◇演奏会動画:classic Live:Lahti Symphony Orchestra Sibelius:Kullervo
 今年のラハティ シベリウス音楽祭での演奏です。ラハティ響は、前回の特集でヴァンスカとの録音を取り上げましたが、今回は現在の音楽監督 ディーマ・スロボデニュークによる指揮です。声楽ソロは、「クレルヴォ」ではお馴染みのルサネンきょうだい。男声合唱はYL男声合唱団。シベリウスホールは本当にきれいなホールですね。行ってみたい。

 「クレルヴォ」はシベリウスの初期、若い頃の作品、さらに「クレルヴォ」の物語からも、荒々しいイメージがあります。この演奏を聴いていると、「カレワラ」の世界の、黎明期のスオミの原野をイメージします。荒々しいというよりは、素朴で、素朴と言ってもほっこりしたイメージではなく、荒涼としていて素に近い。弦はざらざらという感じではなく、でも絹のような滑らかさというわけでもない。ウールの毛糸と麻と綿が混じったような手触り(難しい…)。金管はクレルヴォのむき出しの強い感情を代弁するかのように時々吼える。男声合唱は力強く、クレルヴォの世界観を語る。力強いけれども、弱音をとても大事にしている。最初は霧の中から音楽が聴こえてくるような感じ。随所で弱音を効かせている。今もラハティ響の魅力は弱音ですね。最後、「ジャーン ジャン!!」と勢いよくならず、残響を長く響かせるように終わるのも、この演奏に合っているなと感じました。

 声楽ソロのルサネンきょうだいも、さすがの落ち着き。ヨハンナさんの澄んだソプラノ。ヴィッレさんの、「クレルヴォの嘆き」の部分、時々内面を打ち明けるように歌う(語っているようにも聴こえる)のが印象的です。


【前回の「クレルヴォ」特集まとめ】
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その1
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ボーンマス響盤
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その2 P.ヤルヴィ盤
 パーヴォ・ヤルヴィ:指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィル盤
もうひとつの「クレルヴォ」
 番外編:レーヴィ・マデトヤの交響詩、アウリス・サッリネンのオペラ
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その3 バレエのクレルヴォ?
 ユッカ=ペッカ・サラステ:指揮、フィンランド国立歌劇場管弦楽団、バレエ付き。
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その4 ヴァンスカ盤
 オスモ・ヴァンスカ:指揮、ラハティ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その5 N.ヤルヴィ盤
 ネーメ・ヤルヴィ:指揮、エーテボリ交響楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その6 パヌラ盤
 ヨルマ・パヌラ:指揮、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
[シベリウス生誕150年記念]クレルヴォ交響曲を聴こう その7 ベルグルンド&ヘルシンキフィル盤
 パーヴォ・ベルグルンド:指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

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by halca-kaukana057 | 2017-12-03 14:59 | 音楽

冬のグリーティング切手&特印 2017

 12月になりました。当地は11月から雪が積もり、今日も雪の一日でした。

 久しぶりに切手と特印を。これまで、切手の発行日に郵便局に行く余裕がありませんでした。
日本郵便:グリーティング切手「冬のグリーティング」の発行

 今年の冬のグリーティング切手は可愛いです。まさに冬の風景。62円は冬の町並み。82円は冬の自然。どちらも好きです。冬の寒さの中のあたたかさ、冬だからこそ見えるもの。絵柄も素敵です。

 特印はこちら。
f0079085_22154493.jpg

雪だるまです。かわいい。

 12月から来年1月にかけて、魅力的な切手が続きます。12月20日の絵本の世界シリーズは五味太郎「きんぎょがにげた」五味さんの絵本は大好きです。来年1月10日にはムーミンが。1月23日の「和の文様シリーズ」は第4集になりました。12月13日の「おもてなしの花」シリーズはシーンを問わず使える、安定したシリーズです。悩ましい…。
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by halca-kaukana057 | 2017-12-01 22:19 | 興味を持ったものいろいろ


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