一緒に音楽を楽しもう Proms(プロムス)2016 ラスト・ナイト・コンサート

 イギリス・ロンドンで7月から9月の2ヶ月にわたって開催される世界最大の音楽祭「BBC Proms(プロムス)」.その最終日の夜のコンサートは、「Last Night of the Proms」と呼ばれ、その年のプロムスの打ち上げ、最後に大騒ぎする類を見ないコンサートです。鳴り物(笛やホーン)、風船、国旗などの持込可。演奏や演奏の合間に国旗を振り回し、風船を飛ばす…クラシックコンサートですよ?さらに、4つの野外会場があり、どう見ても野外フェス。イギリス国内は勿論、海外でもテレビ・ラジオで生中継、BBCのネットラジオで世界中で聴くことが出来ます。一体何万人の人が観ているんだろう…?
 日本では生中継は無く(昔はやってたそうです…)、遅れて大体12月にNHKでテレビ放送されます。しかし、昨年は放送されず…悲しかったです。

 でも!今年は放送されました!おかえりプロムス!!今年最後のプロムスの記事を書くことが出来る…!

 プログラムは以前の記事に書いたのですが、表記に違いがあったり、細かいところも追記して、以下のプログラム、出演者でした。
Proms(プロムス)2016 私選リスト その5 [9月]

Prom 75: Last Night of the Proms

・トム・ハロルド:Raze(世界初演)
・バターワース:青柳の堤
・ボロディン:歌劇「イーゴリ公」第2幕より:だったん人の踊り
・ロッシーニ:歌劇シンデレラ」より:誓って、彼女を見つけ出そう(Si, ritrovarla io giuro)
・ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より:人知れぬ涙(Una furtiva lagrima)
・オッフェンバック:歌劇「美しきエレーヌ」(La belle Hélène)より:イダ山の上で(Au mont Ida)
・ブリテン:マチネ・ミュジカル op.24
 (行進曲/ノクターン/ワルツ/パントマイム/常動曲)
・ジョナサン・ダウ:Our revels now are ended(宴はもう終わりだ)

・マイケル・トーキー:槍投げ(Javelin)
・ヴォーン=ウィリアムズ:音楽へのセレナード
・ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」より:ああ、友よ!(Ah! mes amis)
・アン・ダドリー(編曲):カリブの祭り(アンコール)
 (ムーチョ・コラソン/シナモン色の肌/グアンタナモの娘/今どきの薬草売り)

・ヘンリー・ウッド:イギリスの海の歌による幻想曲
 (小粋なアレトゥーザ/トム・ボウリング/ホーン・パイプ/夜もすがら/スカイ・ボート・ソング/ダニー・ボーイ(ロンドンデリーの歌)/ホーム・スウィート・ホーム/見よ、勇者は帰る)
・トマス・アーン:ルール・ブリタニア!
・エルガー:威風堂々第1番 ニ長調 「希望と栄光の国(Land of Hope and Glory)」
・パリー(エルガー:編曲):エルサレム
・ブリテン編曲:イギリス国歌

 フアン・ディエゴ・フローレス Juan Diego Flórez(テノール)
 ダンカン・ロック Duncan Rock(バリトン)

 フランチェスカ・チェジーナ Francesca Chiejina、イヴ・ダニエル Eve Daniell、ローレン・フェイガン Lauren Fagan、アリソン・ローズ Alison Rose(ソプラノ)
 クレア・バーネット=ジョーンズ Claire Barnett-Jones、マルタ・フォンタナルス=シモンズ Marta Fontanals-Simmons、アナ・ハーヴェイ Anna Harvey、ケイティ・スティーヴンソン Katie Stevenson(メゾソプラノ)
 トライスタン・リル・グリフィス Trystan Llŷr Griffiths、オリヴァー・ジョンストン Oliver Johnston、 ジョシュア・オーウェン・ミルズ Joshua Owen Mills、ジェームズ・ウェイ James Way(テノール)
 ブラギ・ヨンソン Bragi Jónsson、ベンジャミン・ルイス Benjamin Lewis、ジェームズ・ニュービー James Newby、ブラッドリー・トラヴィス Bradley Travis(バス、バス・バリトン)

 BBCシンガーズ、BBCシンフォニーコーラス
 BBCプロムスユースアンサンブル
 サカリ・オラモ Sakari Oramo:指揮、BBC交響楽団

 ネットラジオの生中継、オンデマンドを聴きましたが、ラストナイトはやっぱり映像を観てこそだと実感しました。音だけではわからないものがたくさんあり過ぎる!今年は放送されてよかった…!!

 今年のポイントかなと思われるものをいくつか挙げてみます。まず、南米。リオデジャネイロ・オリンピック/パラリンピックで、今年のプロムスは南米の指揮者、演奏家、オーケストラ、作品をよく取り上げていました。このラストナイトのスターソリストは、ペルー出身のテノール:フローレス。オペラアリアと4曲アンコール、「ルール・ブリタニア」、更に会場のロイヤル・アルバート・ホールの隣のハイド・パーク会場でもギターと歌を披露し大活躍。案内役のアナウンサーさんが「こき使っています」と言っていたのに、確かに、と思ってしまいましたw甘く優しい歌声で、魅了されました。アンコールのラテンメドレー「カリブの祭り」はラテンの情熱的な恋を歌った曲ばかり。ノリノリです。ヴィジュアル面でも魅了されますよこれはw
 フローレスさんの十八番、ドニゼッティ「連隊の娘」より「ああ、友よ!」見事なハイC(三点ド)の連発(9回も!!)には驚きました。声のハリも迫力、強弱もうまい。フローレスさんがリハーサルの際のインタビューで仰っていた男声合唱との掛け合いも楽しい。声楽をやっているものとして、聴く・観るべきところがたくさんありました。
 そのフローレスさんが「ルール・ブリタニア!」を歌います。衣装に驚きました。インカ帝国の王様。カッコイイ!仕草も歌も威厳ある。素晴らしい「ルール・ブリタニア」でした。
Thomas Arne: Rule, Britannia! - BBC Proms

 2つ目のポイントは、シェイクスピア。今年は没後400年。プロムスもシェイクスピア作品を元にした楽曲を数多く取り上げました。ラストナイトもシェイクスピアです。ジョナザン・ダウの「宴はもう終わりだ」は「テンペスト」から。ダンカン・ロックさんの渋いバリトンが、儚い世界を歌い上げます。歌詞には出てきませんが、音楽も儚いものだな…と感じました。ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」は「ヴェニスの商人」から。音楽の美しさを讃える箇所を、16人の若手声楽家たちがそれぞれソロを受け持ち、歌います。以前も書いたのですが、本当に美しい作品です。

 3つ目のポイントは、若手音楽家。1曲目、トム・ハロルド「Raze」を演奏したBBCプロムス・ユース・アンサンブルは10代の音楽家の卵たちがBBC響の楽団員さんたちと一緒に演奏。10代でラストナイトの大舞台で演奏できるなんて凄い!また何年後かにこのロイヤル・アルバート・ホールの舞台に戻ってこいよ!と応援したくなります。作曲したトム・ハロルドさんも25歳。これから、またプロムスで新曲を世界初演するんだろうな…。Razeは「打ちのめす」という意味で、観客にガツンと響け!という思いを込めて作曲したのだそう。ガツンときました。とてもかっこいい作品です。ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」を歌った16人の声楽家たちも若手。また歌声を聴きたい方ばかりです。指揮のサカリ・オラモさんの指揮者スピーチで、これからもプロムスは世界中の様々な音楽を紹介し続けますと仰ってましたが、その時は彼らのような若手音楽家たちが活躍するんだろうなと思いました。

 4つ目のポイントは、「イギリスの海の歌による幻想曲」。ラストナイトの定番曲なのに、2012年以降演奏されていませんでした。今年は完全復活!嬉しいです。トロンボーン、ユーフォニアム、チューバの低音域が活躍する「小粋なアレトゥーザ」。チェロのソロが観客の涙を誘う(観客のみなさんはハンカチで涙をぬぐう仕草をするのがお約束。そのハンカチはBBCがちゃんと用意していましたw)「トム・ボウリング」。コミカルで、指揮者vs.オケvs.観客の屈伸と手拍子とホーンのガチ対決の「ホーン・パイプ」。速さが足りない!ともう一度演奏するのもお約束です。BBC響の皆さんを応援したくなります。一方のオラモさんは踊って指揮してる箇所もあるしwその後はしっとりと、ウェールズ民謡「夜もすがら」、スコットランド民謡「スカイ・ボート・ソング」「ダニー・ボーイ(ロンドンデリーの歌)」。この3曲はウェールズ、スコットランド、北アイルランドの野外会場での演奏を生中継していました(ラジオではロイヤル・アルバート・ホールでのBBC響の演奏)。この3曲も涙が…。タイトルの通り哀愁が漂うオーボエが聴きどころの「ホーム・スウィート・ホーム」。表彰式でよく聴く「見よ、勇者は帰る」。最後は観客大合唱の「ルール・ブリタニア!」観客も一緒になって、演奏に参加できるのもラストナイトの魅力。巨大なホールで大観衆のコンサートなのに、どこかアットホームな感じ。気取らず聴けて楽しめる。この後に続く「ルール・ブリタニア」、「威風堂々(希望と栄光の国 Land of Hope and Glory)」、今年誕生100年の「エルサレム」、イギリス国歌「God save the Queen」そして締めの「Auld Lang Syne」(「昔なじみ」、「蛍の光」は日本独特の歌詞になってしまっているのでちょっと違う)も、プロムスの最後に大騒ぎして打ち上げ、また来年会いましょう!というものなんだと思います。歌詞がイギリス万歳な内容ですが(しかも今年はEU離脱も持ち上がり、EUの旗も振られていました)、根底にあるのは、観客も黙ってないで演奏に参加できる楽しさなんだろうと私は思います。

 その他の曲、今年没後100年のバターワース「青柳の堤」はとても美しいし、ボロディン「だったん人の踊り」は大迫力の合唱にしびれました。演奏後、オラモさんが「パーフェクト!」と言ったとか。ブリテン「マチネ・ミュジカル」も優雅でコミカルで楽しい。どのプログラムも楽しかった。録画を何度も観ては、ああ、今年のプロムスも楽しかったな、これでようやく終われる、来年に繋がると思っています。
 NHKさん、来年も放送よろしくお願いします!


 残り、細かい気になったところを箇条書き。

・ラストナイトの歴史や、今年誕生100年の「エルサレム」の歴史を解説していたのはよかったです。わかりやすかった。
・第1部でフローレスさんが曲の合間に足元に置いていたペットボトルで水分補給。「気にしないで」と言っていたフローレスさん、やっぱり素敵です。
・第1部では普通のタイをしているBBC響の楽団員さん、第2部ではユニオンジャックカラーのタイに変えたりもしていました。粋です。
・第2部、いつもの通り指揮台はカラーテープや国旗、風船でデコレーション。最初の曲「槍投げ」で、譜面台にあった緑色のカラーテープを首に巻いて指揮を始めたオラモさんwしかし、テープの色がシャツについてしまいました…。クリーニング大丈夫だったかなぁ…
・切手になり、結婚式は生中継…フローレスさんはペルーの英雄ですね。
・ドニゼッティ「ああ、友よ!」で、指揮台についていた風船を殴りながら歌うフローレスさんwどういう演出だw最後は風船を割って勝利!!途中風船が指揮台の内側へ。さりげなくオラモさんが元に戻してました。ナイス。
・フローレスさんがくまのパディントンのぬいぐるみをどう受け取ったのか、映像でようやく確認できました。パディントンもペルー出身だったのか。このラストナイトで初めて知りました。
・第2部のフローレスさんのアンコール中、フルートの2人(BBC響の第2フルートは日本人、向井知香さん。日本人演奏者もがんばってるのですから、NHKさん放送お願いしますよ!)が何かを指差して笑っていた。何があったんだろう?気になる。
・オーボエさんが、頬をふくらませ一生懸命演奏しているのが印象に残りました。MVP楽団員です。
・でも、どのパートにも魅せ場があって、BBC響の楽団員さん全員を応援していました。BBC響いいですね。
・オラモさん、今年の指揮者スピーチもいいこと言ってました。音楽は調和、時間や場、人を繋ぐ。そしてプロムスの意義、世界中の音楽を紹介し続ける。まさに音楽の祭典です。
・でも真面目なだけじゃないオラモさん。お茶目なところもあちらこちらで。「ルール・ブリタニア」のインカ王フローレス様が登場の際には、指揮台の上で跪きひれ伏してましたw「イギリスの海の歌~」の演奏前では、飛んでいる風船を指揮棒でつつこうとするwバーミンガム市響、フィンランド放送響初期時代は眼鏡のせいか、とても真面目そうに見えたのに…。
・指揮者スピーチの演奏者紹介で、BBC響のコールの後「Love you!」と、更に観客に向かって「もっと拍手!もっと拍手して!!」とジェスチャーするオラモさん。全プログラム終了後に、オケの皆を穏やかな笑顔で讃えねぎらっていたのも印象的でした。BBC響といいコンビです。
・BBCの他の放送でも気になっているのですが、サカリ・オラモさんのファーストネーム Sakari サカリと発音せずに英語読みのZachary ザカリーと発音してません?(聖書由来の男性名Zechariah ゼカリアが英語だとZachary、フィンランド語だとSakari)日本人から見ると、普通に見たままローマ字読みすればいいのに…と思ってしまうのですが…。
・BBC響は、イギリス国歌をチェロ以外起立して演奏します。
・「エルサレム」、イギリス国歌、「Auld Lang Syne」の流れがじわじわ来ます。「Auld Lang Syne」はオケの演奏は無く、指揮者も舞台袖で見守る形だったのが、去年・マリン・オールソップさんから指揮ありでオケも演奏するようになりました。

 来年のプロムスは、2017年7月14日スタートです!公式ガイド買って、また来年も楽しみます!

【追記】
 夏のBBCでの放送・オンデマンド、NHKでの放送を聴き逃した、見逃した…という方へ。年末年始はプロムスの公演のいくつかが再放送されますが、ラストナイトもありますよ!オンデマンドで聴けますよ!
BBC radio3 : BBC Proms 2016 : Prom 75: Last Night of the Proms
 ラジオ放送のMCや、指揮者スピーチの一部が端折られていますが、全曲聴けます。オンデマンドは1月30日ごろまで。

 ちなみに、この再放送はグリニッジ標準時 12月31日夜9時から始まりました。終わるのは日付、年が明ける午前0時。つまり、「ルール・ブリタニア」や「Land of Hope and Glory」で大騒ぎして年越ししてたんですよイギリスは。そして今年も残り少ないところで締めは、「Auld Lang Syne」.「蛍の光」でその年の締めって…紅白ですかwイギリスでも年越しの時間に「Auld Lang Syne」を歌っていたのかもしれませんw

◇BBC公式、3分で振り返るラストナイト:Last Night of the Proms 2016 in 3 minutes!

◇BBC公式、ラストナイトのバックステージ写真集:BBC radio3 : Proms : Backstage at the Last Night of the Proms 2016

◇ガーディアン紙による舞台裏写真集the guardian : Last Night of the Proms - behind the scenes

【過去のプロムス記事】
・7月編:Proms(プロムス)2016 私選リスト その1 [7月]
・8月前半編:Proms(プロムス)2016 私選リスト その2 [8月前半]
・8月後半その1:Proms(プロムス)2016 私選リスト その3 [8月後半のその1]
・8月後半その2:Proms(プロムス)2016 私選リスト その4 [8月後半 その2]

・2014年ラストナイト:こんなクラシックコンサート観たことない! 「Proms(プロムス)」ラストナイトコンサート2014

・ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」について:美しい月と音楽と
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# by halca-kaukana057 | 2016-12-17 16:43 | 音楽

指揮者特印! 冬のグリーティング切2016特印(押印機)

 先日の「冬のグリーティング」切手。限られた郵便局でしか押してもらうことの出来ない押印機特印。今回の押印機での特印はかなり惹かれたので、郵頼しました。
・前の記事:冬のヒトコマの切手 冬のグリーティング切2016特印(手押し印)

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 指揮者です!切手はピアノにしました。ピアノに指揮はいらない…切手のデザインがよかったので…。
 82円切手に、オーケストラと合唱団のデザインの切手があります。年末の演奏会…ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」、つまり「第九」。もしくは、ヘンデル:メサイア かもしれませんね。そんな指揮者の特印です。人のよさそうな指揮者です。
 切手もよく見ると、2枚、指揮者や楽団員のポーズが違うんです。細かい…!!

 以上、2回にわたってお届けした冬のグリーティング切手特印でした。
 
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# by halca-kaukana057 | 2016-12-08 20:58 | 興味を持ったものいろいろ

師走の一息のISS&月&金星観望

 12月。これから当地は雪の多い季節へ。星見できる日も少なくなります。
 今日はお天気もよく、日没後も快晴。現在、日没後には国際宇宙ステーション(ISS)が見えます。今日しか見るチャンスは無いだろうと、カメラもセットして見ました。
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左から右へ進むISS。ISSの軌跡の上の明るい星は、こと座のベガ。こと座は横倒しです。平行四辺形とVの字の星の並びを辿ってみてね。先日、国際天文学連合(IAU)は「ベガ」など227個の星の名前を正式名称として決めました。「ベガ」はこれまでは通称だったんです(これまでは、「こと座α星(Alpha Lyrae)」)。これからは天文学上の正式名称も「ベガ」です。

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地球の影に入り、消え行くISS。うっすらと、すーっと消えてゆく軌跡。この瞬間を撮影できると嬉しいです。

 12月9日、このISSに向かって、日本の補給船「こうのとり(HTV)」6号機が打ち上げられます。
 まだISSを見るチャンスはあるので、晴れたらJAXAのサイトなどで時間と方角を調べて見てみてね。

 今、日没の頃の西の空は、金星と月が見ごろです。
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 金星はひときわ明るく輝く星なのですぐにわかります。JAXAの金星探査機「あかつき」が金星周回軌道再投入に成功してもうすぐ1年。12月7日のことです。この金星の周りを「あかつき」は今日も周って、金星の謎を解こうと画像を撮り続けていると思うと、金星に向かって応援したくなります。1年前、再投入に成功して本当によかった…!!

 忙しい毎日、師走の一日に一息つく星見でした。
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# by halca-kaukana057 | 2016-12-03 21:53 | 宇宙・天文

冬のヒトコマの切手 冬のグリーティング切2016特印(手押し印)

 久々のブログ更新です。諸事情により、ネットにあまり時間をかけられない状態にあります。海外ラジオでのオーケストラ、クラシックコンサートのオンデマンドを聴く時間も、趣味も何も返上、我慢しての多忙な毎日です。読んだ本の感想も書けません。
 落ち着いたら、また元のようにブログ更新したいです。それまでは、激減不定期更新です。

 今日、郵便局に行く時間は何とか持てたので行ってきました。今日はこの切手の発行。
日本郵便:グリーティング切手「冬のグリーティング」の発行

 毎年恒例の「冬のグリーティング」切手です。このシリーズは好きで、毎年買ってしまいます。デザインもいいんだ。今年もいいデザインです。
 発行日に行かないと、これをもらえない。
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 特印です。お鍋にほかほかのシチューです。あたたかくて美味しそうです。冬の楽しみの一つです。

 特印は、今回は押印機印も郵頼しました。また後日続報記事を書きます。
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# by halca-kaukana057 | 2016-12-02 20:51 | 興味を持ったものいろいろ

Im ~イム~ 5

 10月はあまりブログを書けなかったので、今月は少し増やしていきたいです。まずは読んで感想を書いてない漫画がまた増えたのでそれを…


Im ~イム~ 5
森下真/スクウェア・エニックス、ガンガンコミックス/2016

 クレオパトラにさらわれた八咫黒烏(やた・くろう)支部長を助けるため、船に突撃するイムや晴吾たち。そんな時、コンスから連絡が入る。支部長は15年前、マガイに憑りつかれていて、そのマガイをクレオパトラやジェゼルは狙っているという。15年前…晴吾の家・御空神社での事件。支部長の中にいるのは、御空神社で祀っていたマガイだった。15年前、御空神社で本当に起こったことは何だったのか。支部長は何をして、何故そのマガイが支部長の中にいるのか。そしてそのマガイは何のマガイなのか…。


 話がどんどん壮大になっていきます。古代エジプト神話の創世神話も出てきます。古代エジプト神話をおさらいし直しました。神話と、古代エジプト史と、熱い友情とバトル。5巻はそれらが全部詰まってます。

 晴吾の過去にもようやく決着がつきました。かつての支部長と、晴吾の父の過去。15年前、本当は何が起こったのか。晴吾たちを育て見守ってきた支部長の思い、晴吾たちの思い。とにかく熱いです。これまで、こういうタイプの友情とバトルの少年マンガはあまり読んだことがないので、新鮮で面白いです。支部長に引き取られた子どもたちから浮いていた晴吾、御空神社の息子ということで敬遠してた子どもたち。でも、本当は仲良くなりたかった。そんなわだかまりが4巻で解けましたが、5巻では更に晴吾たちの友情が強くなります。熱いです。支部長の意外な過去にも驚きつつも、やっぱり優しくて強い人なんだなぁと。

 マガイ戦は迫力満点です。イムが月神トトを召喚できるのはラトさんも知らなかったのか。イムは強いけど、イムだけではこのマガイは倒せない。強いチームワークでこそ戦える。いいですね、こういうの。

 イムがクレオパトラと対峙するシーン
俺達古代人(過去の人間)が<現代>(いま)を脅かす権利はない!
(60ページ)

に対してクレオパトラ
妾にだって<現代>(いま)があった!!!
(62ページ)

 この部分が印象に残りました。イムは過去から甦った人間。所々で回想がありますが、クレオパトラの運命も辛いもので…。それ、その時を取り戻したいという気持ちは切ないです。

 マガイを倒して一件落着と思いきや…また混乱が。また話が壮大になりました。そんな相手でも、怖気づかない晴吾。強くなったというか、怖いもの知らずというか…(汗

 一方のコンス。今回の件は、支部の上層部が絡んでいたことを突き止める。支部の中には何があるんだ?倒したマガイがイムに言っていたことと、 コンスの身体にあったもの…あれは何だ?コンスは本当に何者なんだ?そしてラストシーン、え?コンスとあの人が?えええ…!?続きが気になります。

 晴吾編が終わったので、6巻からはまた新しい展開がはじまります。楽しみです。

・4巻:Im ~イム~ 4
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# by halca-kaukana057 | 2016-11-08 22:08 | 本・読書

ラハティ シベリウス音楽祭2016 まとめ

 もう3ヶ月も前…9月8日~11日までフィンランドのラハティで開催された、シベリウス音楽祭。今年で17回目です。昨年はシベリウス生誕150年で普段よりも規模も大きく盛り上がりました。今年は通常の音楽祭の形式に戻って、オーケストラはラハティ交響楽団。あと室内楽の演奏会もあります。昨年はフィンランド国営放送(YLE)で放送がありましたが、今年はなし。でも、ラハティ響の演奏会の動画を配信しているサイトで公開しています。その一部の演奏会映像の公開期限が迫ってきた…ので、覚え書きで記事にします。
(動画が全部揃うまで時間がかかった&10月は忙しかった、というのが言い訳です…汗)

 今年の注目ポイントは、ラハティ響の音楽監督が交代したこと。オッコ・カムさんの後を、ディーマ・スロボデニュークさんが引き継ぎました。スロボデニュークさんはロシア人ですが、シベリウス音楽院指揮科・ヨルマ・パヌラ門下生で、フィンランド放送響他フィンランドのオーケストラとは縁の深い方。フィンランド語も堪能とのこと。新しい音楽監督のお披露目演奏会・シーズンオープニングにもなった今年のシベリウス音楽祭。聴けるうちにどうぞ。

【1日目】
タピオラ op.112(11月18日まで)
ポヒョラの娘 op.49(11月19日まで)
交響曲第1番 ホ短調 op.39(11月21日まで)
鶴のいる情景 op.44-2[アンコール](12月16日まで)
美しい組曲 (Suite Mignonne) op.98a[アンコール](12月17日まで)

 今年も「タピオラ」から始まりました。続いて「ポヒョラの娘」、カレワラ作品続きです。アンコールの「美しい組曲」は弦楽とフルートがまさに美しい作品です。

【2日目】
森の精(The Dryad) op.45-1(11月22日まで)
テンペスト 第2組曲 op.109-2(11月22日まで)
交響曲第4番 イ短調 op.63(11月25日まで)
伯爵夫人の肖像 JS88[アンコール](12月20日まで)
ベルシャザール王の饗宴 第2曲:孤独 op.51-2[アンコール](12月26日まで)

 今年はシェイクスピア没後400年。夏のBBCプロムスでもシェイクスピアに関連した作品がいくつも取り上げられましたが、シベリウス音楽祭でもシベリウスのシェイクスピア作品「テンペスト」を取り上げています。今年のアンコールでも「伯爵夫人の肖像」出てきました。

【3日目】
ペレアスとメリザンド op.46(12月3日まで)
パンとエコー op.53(12月5日まで)
交響曲第3番 ハ長調 op.52(12月9日まで)
フィンランディア op.26[アンコール](12月12日まで)

 珍しい作品「パンとエコー」が登場。舞踏的間奏曲、優美なワルツ、溌剌としてドラマティックな舞曲。最後は恒例の「フィンランディア」で締め。

 ちなみに来年は、シベリウス没後60年&フィンランド独立100年。来年もゲストを呼びます。フィンランドの若手指揮者・サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮エーテボリ交響楽団。2017年秋からロウヴァリさんはエーテボリ響の首席指揮者に就任するので、就任したばかりの演奏会になります。

・過去関連記事 去年のシベリウス音楽祭:Proms2015 シベリウスプログラム&シベリウス音楽祭 まとめ
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# by halca-kaukana057 | 2016-11-07 22:46 | 音楽

「星の物語」切手第4集 押印機特印

 先日記事にした切手「星の物語」第4集の、押印機での特印が届きました。
・先日の記事:惑星と秋の星座 「星の物語」切手第4集&特印

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 押印機の特印は、設置されている郵便局が限られます。私の地域にはないので、郵便でお願いする「郵頼」をしています。毎回、各切手の特印のページに郵頼の方法が書かれています。
 押印機の特印のデザインは土星。切手シートの一番上の大きな一枚の切手と同じ図案です。土星はとても大きな惑星。環も特徴。今年の夏には火星、さそり座のアンタレスと三角形を作っていました。
 押印機の特印は、手押し印と違ってパリッと、はっきりくっきりとしています。機械でがちゃんと押すので、ムラがありません。2種類、並べて眼福です。

 「星の物語」切手シリーズ第5集は来年3月の発行予定です。

 昨日は大西卓哉宇宙飛行士の帰還、明日は気象衛星「ひまわり9号」搭載のH2Aロケットの打ち上げと、宇宙の話題が続きます。大西さんの宇宙・国際宇宙ステーションでのお話をこれから聞くのも楽しみです。明日の種子島はいいお天気になりますように。

【過去記事】
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その1
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その2・機械印編
星座と名月を切手で 「星の物語」第2集&特印
冬の星座と明星、進化する切手 「星の物語」第3集&特印
星型切手 「星の物語」第3集 続編:押印機特印

星座切手シリーズの秘密
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# by halca-kaukana057 | 2016-11-01 21:55 | 宇宙・天文


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)

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