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ワトソンが許せないこと、守るもの 人形劇「シャーロックホームズ」第15話

 今回は早めに感想を書きたいNHK人形劇「シャーロックホームズ」第15話「青いシロクマの冒険」。原作は「三破風館」(「事件簿」収録)と、「青いガーネット(紅玉)」(「冒険」収録)。

 感想の前に、大事なお知らせです!サウンドトラックCD発売決定です!!待ってました!!

NHK人形劇「シャーロックホームズ」オリジナル・サウンド・トラック

平松加奈(作曲)/ダニエル・ハーディング(指揮)/マーラー・チェンバー・オーケストラ/nano/ IMX


 発売は2月16日。最終回の翌日です。アマゾンで先行予約受付中です。ようやくあの劇判の数々が聴ける…!!更に、ナノさんが歌う主題歌「Scarlet Story」オーケストラバージョンも収録です!マーラー・チェンバー・オケの演奏にも注目して聴いてください!!

 冒頭、ナレーションワトソンのこんな言葉で始まる今回のお話。
シャーロック・ホームズとの冒険はこれまでにもたくさんあったけど、これから述べる事件ほどドラマチックな始まり方をしたものはない

 明らかにワトソンが回想している形だとわかります。人形劇本編は、ノベライズ程ワトソン視点、ワトソンが語り手と感じさせないのですが、今回はワトソンが語り手であることをかなり意識しています。その訳が、最後まで観てわかりました…!

 221Bに飛び込んで来たのは、6話「生真面目な証人の冒険」で出てきたガルシア(髪がオレンジの方)とヘンダーソン(髪が黄緑の方)。入ってくるなり、赤毛のウィルソンはいるか!!と大声で聞く。いないと強く返すワトソン。穴に落ちた2人だねと言うと、ヘンダーソンはお礼を言うが、ガルシアは強い態度のまま。「愉快な四人組」回のショルトー兄弟みたい。参考にウィルソンに何の用だ?と尋ねるホームズ。「袋の中身を返してくれ」と伝えて欲しい、と。袋ってどんな袋…答えられないヘンダーソン、「袋って言えばわかる!」とガルシア。そして出て行く2人。

 出て行った後、ホームズが合図をすると、本棚の立て看板の裏から出てきたジェイベズ・ウィルソン。221Bにいたんです。厄介なものに巻き込まれてしまったウィルソン…。3日前の夜、その袋を拾った。中庭を歩いていたら、上から落ちてきた。中身はぬいぐるみ。青いシロクマのスティーヴ。シロクマなのに青い?ウィルソンは多分シロクマだと思う、と。手にはペンギンがくっついている。…これ、ペンギン?訝しげに見るホームズ。誰かが誤って上の階から落としてしまったはず。どんな袋か知らなかったので、ガルシアたちではない。
 一方のウィルソンはスティーヴ君が気に入った模様。可愛い、離れたくない、抱き心地も最高、と。可愛いところあるなぁ、ウィルソン。ワトソンに「抱いてみる?」と言うが、「結構」ワトソン、興味ないのね。ホームズが抱いてみる…推理開始です。縫い目の粗さから見て手作り。丹念に愛情込めて作られている…女性が作ったものだろう。不器用だが繊細な人物。尻尾だけ別の布で作られている。違う人間の手が入っている。随分とぞんざいな扱いをされたようだ。これらからわかる、ぬいぐるみの持ち主は…全くわからない。ホームズもお手上げです。コケるワトソンとウィルソンwこのぬいぐるみに一体どんな価値が?ホームズ、事件に興味を持ったので依頼を受けることに。落とし主を探すために、掲示板に張り紙を出す。心当たりのある人はベイカー寮221Bまで、と。

 そして張り紙を出してみた。書いたのはワトソン?ワトソンの似顔絵も描いてあります。掲示板の前にはレストレードとダンカン・ロスが。今回は赤毛じゃありません。2人は仲がいいのか?その後ろからやって来た、背の高い人物…。
 掲示板にはピアノの絵の描いた張り紙もありました。トレジャーズ?他の張り紙もじっくり見たいなぁ。文章も読みたい。

 221Bでは、ハドソン夫人が縫い物をしている。作っているのはぬいぐるみ。…フォークに刺さった肉団子…随分とユニークなぬいぐるみだ…。もう一つ、ウサギと言うハドソン夫人だが…宇宙人?あのピーナッツカバのホームズも呆れているレベル。確かにニンジン持ってるwハドソン夫人の美的センスも一体…wさて、これらを何に使うのか…?
 ちなみに、今では一般的な宇宙人のイメージであるこのグレイ型の宇宙人。このタイプが出てきたのはいわゆる1947年「ロズウェル事件」の頃から。ホームズの時代設定は19世紀終盤なので、まだ出てきていません…。この時代の宇宙人・異星人が出てくるSF小説は、H・G・ウェルズ「宇宙戦争」。1898年の作品です。ちなみに、もしこの「宇宙戦争」にホームズが遭遇していたら、というパスティーシュ「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」という作品もあります(まだ読んでいません。正典読破したので、今度はパスティーシュか?)。どちらも舞台は20世紀初頭の設定。やっぱり合わない…w

 221Bにお客さん…メアリー・モースタンの兄、アーサー・モースタンのルームメイトの、インド人留学生アブドラ。袋を落としたのはアブドラだと。袋の中身も青いクマのぬいぐるみと分かっている。ぬいぐるみ…アクメット君を持って屋根の上にいたら2人組のおかしな奴ら…ガルシアとヘンダーソンがやってきて、怖くてアクメット君を放り投げて逃げた、と。アブドラは、毎晩寝る前に屋根の上で月を見ながらヨガをする時、お尻に敷くクッション代わりにアクメット君を使っていた。随分とぞんざいな扱い…というのは、アブドラのせいだったのかー!可愛がっているようだが、尻にしいて…かわいそうなアクメット君…。アクメット君を返してくれ、というアブドラだが、野良犬にかまれてボロボロになってしまった、と返すホームズ。代わりに、ハドソン夫人の作ったぬいぐるみをプレゼントするよ、と。ハドソン夫人のぬいぐるみは青いシロクマの代わりだったんですね。肉団子ぬいぐるみをお尻に敷いてみて…気に入った模様。シュールなシーンです…wちなみに、アクメット君はどこで手に入れたのか…バザーで買った、だそう。アブドラはぬいぐるみにそれほど愛着を持っていなかった。次はぬいぐるみをバザーに出したのが誰かを探そう!
 ひとつ、ここで指摘したい。アブドラは毎晩月を見ながら…と言っているが、月は毎晩見えません。夜に見えるとも限りません。ファンタジーの世界、ということで…?w天文ネタなので、反応せずにはいられませんでした。そういえば、ホームズは天文学の成績は悪い。苦手と言うより、興味が無い。

 やってきたのは学園の情報通・ラングデール・パイクのところ。チャリティーバザーは月に一度開催されている。この青いクマのぬいぐるみは先月出品されたもの。出品したのが誰かと言うと…いつものように交換条件のパイク。今日も2ペンス…ではなく、あの宇宙人…じゃない、ウサギのぬいぐるみ。渡されたパイク「めっちゃかわいいじゃねーか!!」こんなの好きだったのかw出品したのは、美術のノートン先生。ホームズ、一瞬表情が曇ります。
 今回の原作は「三破風館」。本来、ラングデール・パイクが登場する作品です。パイクは社交界のスキャンダル情報を集め、握っている。情報を得るために、ホームズはパイクと会います。この「三破風館」でしか出てこないパイクが人形劇ではこんなに活躍するとは。

 美術室。ノートン先生はぬいぐるみを見覚えがある、クマのテンプルちゃんだ!と。…テンプルちゃん…?テンプルちゃんと話す口調が乙女でしたよノートン先生…wどこで手に入れたのか、生徒から没収した。女子生徒が廊下の隅にうずくまっていたので声をかけたら、布袋を投げつけられた。女子生徒は慌てて逃げて行ってしまった。回想シーンで、顔面に布袋を直撃され、倒れるノートン先生w返そうとしなかったんですか?とのワトソンの問いにも、顔を隠して逃げたということはやましいことがあるだろう、と。理由は他にもあるんじゃないか、とのホームズの指摘に、「さすがだ」と続けるノートン先生。婚約者であるアドラー先生の誕生日で、プレゼントを用意するのを忘れていたからちょうどいいとプレゼントに。でも、気に入らなかったらしく突き返された…。最初はこのぬいぐるみには尻尾が付いていた。もっと長いもの、恐竜みたいで微妙だった。ノートン先生はそれを付け替えてしまった。尻尾に手を加えたのはノートン先生だったのか!では、これをぶつけた生徒に見覚えは?あんな髪型の女子生徒はこの学園に一人しかいない。アーチャー寮4年、イザドラ・クライン。驚くホームズ、信じられなかったと語るノートン先生。イザドラ・クライン…男子生徒を子分のように扱い、まるで女王のような暮らしをしている。ホームズも何度か会ったことがあるが、凄みのある女子生徒。10代にはとても見えない。先生も一目置いている程。そんなイザドラ・クラインとぬいぐるみが結びつかない。そして、そのイザドラがしゃがみ混んでいた場所は…ベイカー寮221Bの前…!イザドラはホームズとワトソンの部屋の前で、ぬいぐるみを持って何をしていたのか…?
 今回のノートン先生は散々ですw

 渡り廊下を歩きながら、ワトソンも一度だけイザドラに会ったことがある…と思い出す。中庭のベンチで本を読んでいたら、男子生徒…ガルシアとヘンダーソン、ドレッバーにスタンガスンも従えて、堂々と歩いてくる女子生徒…イザドラ・クライン。その時、イザドラの帽子が風で飛ばされ、ワトソンの座っていたベンチの上に。帽子を取って、いつもの笑顔でイザドラに返すワトソン。男子生徒たちは脅えている。
 そして、333A…イザドラ・クラインの部屋へ。部屋の前にはヘンダーソンとドレッバーが。部屋に通されるホームズとワトソン。ワトソンの手には青いクマのぬいぐるみ。イザドラ…確かに凄みのある「女番長」です。アーチャー寮なのか。イザドラはガルシアとヘンダーソンを外へ出し、3人で話をすることに。イザドラとホームズは1年ぶり。イザドラの手下たちを先生に引き渡したホームズ。彼らは集団万引きをしていた。万引きは許されない行為(絶対に許されません)。でも一番気に入らないのは自分では手を染めず、裏から指示した人間が何の咎めもないこと…イザドラのこと。強く言うホームズを正義の味方気取り、思い上がりもいいところ、とイザドラも負けてはいない。2人の対決も凄みがあります。
イザドラ:何が正しくて何が間違っているかなんてあなたにわかるの?
ホームズ:わからないさ。僕にわかるのは、どんなものにも裏があるっていうことだけ。

 この会話でしびれました。呆然と見ているワトソン。今日の本題に。ぬいぐるみを返しに来た。ただし、条件がある。怖い目に遭ったウィルソンとアブドラに謝罪して欲しい、と要求するホームズ。しかし、非を認めないイザドラ。イザドラ・クラインに非を認めさせる人間は、このビートン校にはいない。…イザドラ、凄い。ならば、これを読み上げるまでだ、とホームズ、紙を一枚持ち出す。その紙…手紙を見て、ホームズから取り上げようとするイザドラ。このシーンの操演がすごい。迫力あります。これまで、こんな動きの速い迫力あるシーンは無かった。そこへ、ワトソンが割って入る。イザドラの手をつかみ
僕の親友を傷つけることは許さない!

 ワトソンらしい強い言葉です。手紙はぬいぐるみの中に入っていた。長い尻尾があった…これはクマじゃない。カンガルーだ。手に持っているのはペンギンではなく、赤ちゃんカンガルー。お腹には袋があって、そこに手紙が入っていた。手紙は、ラブレター。イザドラ・クラインはぬいぐるみにラブレターを入れてプレゼントしようとした。それは人に知られてはいけない。だから、ノートン先生に見つかった時、顔を隠して逃げた。相手は…ベイカー寮221Bの前に置いた…何故カンガルーのぬいぐるみなのか…カンガルーのいるオーストラリアからの転校生に一目惚れした…ワトソン!!?といつものように推理を早口で述べるホームズ。イザドラ、怒ってホームズにつかみかかるも…肩を落として泣いてしまう。冷酷非情な女番長にもこんな一面があったのか…と語るホームズに、鋭い強い声が。
ホームズ!いい加減にしろ!君は彼女を傷つけたんだ!わからないのか!本気で泣いてるじゃないか!よく見ろ!
 (中略)
 もっと人の気持ちを考えろ、ホームズ!

 ワトソン…!!いつもは寛大で優しいワトソンが怒った。初めてです。しかもホームズに対して。イザドラがホームズから手紙を取り返そうとした時には、イザドラに対して「親友を傷つけることは許さない!」と。親友を守る。しかし、今度はホームズが言葉でイザドラを傷つけた。だから、ワトソンは本気で、真正面から立ち向かって怒った。親友だからこそ。相手が女番長だろうと、怖がらない。偏見も持たない。しかも、自分に好意を抱いている。その気持ちを大切にしようとしている。ワトソンの優しさからの怒り。この怒ったワトソンの声が、本当に鋭く強かった。ワトソンがもし怒ったらどうなるんだろうかと思っていたのですが、本当に怒る時がくるとは。しかも、ホームズに対して。「よく見ろ!」…ホームズに対して、「観察しろ」と言っている、ワトソンが!逆転しています。

 イザドラに、ホームズがやり過ぎたと謝るワトソン。そして、僕には好きな人がいる、と。イザドラは知っていました。メアリー・モースタン。ワトソンに好きな人がいると知っていても、気持ちを伝えようとした。イザドラがワトソンに会った時、恐れも見下しもしなかった、それが嬉しかった、と。手紙を読むワトソン。中身は語られません。気持ちは伝わった、ありがとうと礼を述べるも、ワトソンにはひとつ疑問が。何故、カンガルーを青にしたの?イザドラの答え。
あなたは、自分の瞳の色がどんなに素敵かご存じないの?

 ワトソンの青い瞳…!はい、正直に言います。私も、ワトソンの青い瞳をきれいだとずっと思ってました!ノベライズで、ホームズの外見と比べて、「平凡な栗色の髪と青い眼」と何度か書いていたワトソン。そんなことないよ!ワトソンの青い瞳はとってもきれいだよ!と思っていました。イザドラ…わかっている人がここにいました…!
 ワトソン、カンガルーのぬいぐるみを手にとり、抱き上げ、
これは、世界にただ一つの青いカンガルーだ

人の想いには真摯に応える。大切にする。ワトソンかっこいい!!そんな2人を「バカバカしい…」と言うホームズですが、「うるさい!」「あっち行ってろ、ホームズ!」2人から怒鳴られてしまいました…。ワトソンを横目で見るホームズの眼差し…印象的です。

 221B。またハドソン夫人が縫い物をしている。
ワトソン「君は謎を解く才能はあるのに、どうして女の子の気持ちを理解できないのかなぁ…?」
ホームズ「興味が無いからさ」
ワトソン「君に欠けているのはそこだ」
ホームズ「大きなお世話だ」

 アガサとの仲直りの時は、ホームズも人の心がわかるようになったか、と思ったのですが…。そういえば、あれ以来アガサは出てきていない…助手じゃなかったんですか?ハドソン夫人が作っていたのは、トマトのぬいぐるみ。ウィルソンにプレゼントするために。ウィルソン、抱き心地最高!と満足そう。よかった。カンガルーは返せないからね、ワトソン。笑い合う3人をよそに、不機嫌なホームズ。一方、イザドラは、部屋にひとり。壁には写真が。ワトソンの写真に、ホームズの写真にはバツ印をつけて、ダーツで刺している。…これは…。物憂げな表情。一体、イザドラは何を思っているのだろうか…。気になります。あと3話で再登場するか?

 前半は「青いガーネット」が原作、後半は「三破風館」が原作でした。まさかワトソン回になるとは…。「バスカーヴィル」回後編でも男前なところが出てきましたが、今回もとても男前だった。最高にかっこよかった!
 思えば、ワトソンは随分と強くなりましたね。1話では、すっかり意気消沈、自暴自棄になって、ベッポに罪を被せられてもそれで事が収まるなら…と罪を被ろうとした。それが、ホームズと出会って、ホームズと一緒に学園内で起こる奇妙な事件を追い、”冒険”し、それを壁新聞に書くという新しいやりがいのあることも見つけた。ホームズは親友になり、寛大で優しい性格で友達も増え、好きな人も出来た。誰が相手でも、評判の悪い人だったとしても、自分の意見をはっきりと言うようになった。はっきりと意見は言うけれど、人の気持ちには寄り添う。元ラグビー部員の腕力もいかして、力でホームズをサポートすることもある。ホームズも成長してきましたが、ワトソンも1話を思うと、随分と成長しました。

 一方のホームズ。イザドラと善悪について語るシーンは鋭い迫力ありました。正典でも、グラナダ版でも、イザドラとの対決シーンはしびれます。グラナダ版では、イザドラは、モリアーティやミルヴァートンと並ぶ手ごわい人間…と出てきます。
 ワトソンへのラブレターですっかり忘れてしまうところでしたが、イザドラは万引きを指示した罪は咎められるべき。ホームズのやり方は酷かったが、悪いことは悪い。前回のケンプも、バーニコットは絵は自分が描いたのだと自分が知っているから、と言っていましたが、盗作・パクりは許されない。その前の化石を売ろうと盗んだことも。これらにはマイクロフトも関与している。ドレッバーとスタンガスンは、ホープ君との賭け事、ミルヴァートン先生を襲ったこと。真実が正しいことかどうかはわからないけれど、やってはいけないこと、悪いことはある。それはちゃんと始末して、反省して欲しい…あと3話でどうなるか…。

 次回は、いよいよモリアーティ教頭が動き出します。あと3話だよ…!?

 前回イラストを描かなかったので、今回は多めに描きましたw
 まず、ずっと描きたいと思っていたけど描けなかったノートン先生。ようやく描けました。
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 出来るだけハンサムに描いたつもり…wそのノートン先生が、今回は…
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 テンプルちゃん…。アドラー先生、どう思っているのかな…。ぬいぐるみを見て、これは貰ってはいけないものだと推理したかも。

 次、一度は描いてみたかったラングデール・パイク。
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 好きなキャラクタです。

 今回のトリは勿論、ワトソンでしょう。描かずにはいられなかった。
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 今回はカラーで描きたかった。青い瞳は特に意識しました。カンガルーも尻尾を直しておきました。ハドソン夫人が直してくれた、ということで。ノートン先生…。
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by halca-kaukana057 | 2015-01-26 21:47 | Eテレ・NHK教育テレビ

すれ違う想いの着地点+踊る人形暗号の謎 人形劇「シャーロックホームズ」第13話

 毎週恒例、NHK人形劇「シャーロックホームズ」感想です。第13話「バスカーヴィル君と犬の冒険」(後編)。原作は引き続き「バスカヴィル家の犬」と「踊る人形」(「帰還」収録)
・12話・前編感想:どちらが本当?どちらが嘘?ワトソンの冒険 人形劇「シャーロックホームズ」第12話

 再びヘンリー・バスカーヴィルとメアリー・モースタンの前に現れたモンスタードッグ。張り込みをしていて、ワトソンとシャーマンも見た。しかも、シャーマンのイヌ語が通じない。シャーマンもモンスタードッグの言葉がわからない。

 そんな状況に、ホームズがようやく動き出しました。現場検証をするホームズ。「やっぱり君がいてくれないとだめだ」ワトソン、単独推理はやはり厳しかった。「あんな犬がこの世にいるとは思えない」とのワトソンの意見に、ホームズも「妄想ではない、でもモンスターでもない」。一体何なのか…そこでシャーマンが足跡を発見。動物の足跡だけど、イヌじゃない。ホームズも、後ろ足のほうが深い、下半身に重心がかかっている、と観察し推理。さらに、後ろ足だけで立っている足跡も。膝で立った跡もある。不思議だ。
 足跡を観察するホームズとシャーマンの一方で、ワトソンはバスカーヴィルとメアリーのもとへ。2度目も大の苦手のイヌを前に逃げ出してしまったバスカーヴィル、言い訳をw「いいんですけど、ちょっと残念です」メアリー、ズバリと言いますwそこへ再び、メアリーの幼馴染のジャック・ステイプルトンが。また化石発掘にやってきた模様。戻ってきたホームズに、ステイプルトンを紹介。ステイプルトン、ホームズを見るなり、「いい頭蓋骨をしていますね~特にこの前頭葉が僕好みだ…」とまたしても頭蓋骨マニアっぷりをwさすがのホームズも反応に困ってるw

 ステイプルトンが頭蓋骨マニアというのは、原作「バスカヴィル家の犬」では別の登場人物でのこと。ホームズを見るなり、同じようにマニアックな発言をw人物設定は変わってしまいましたが、原作を読んで、どこか不気味で奇妙だけれどもユーモラスでもあるこの頭蓋骨マニアを面白いなと思っていました。人形劇でも出てきて嬉しいですw

 ステイプルトンに会うなり、バスカーヴィル「君のせいで僕はえらい目に遭った」と。バスカーヴィルがメアリーとここに再び来たのは、メアリーの離れた心を取り戻すにはそれしかない、とステイプルトンに助言されたから。ステイプルトンを責めるバスカーヴィル。その時、何か臭い、とメアリー。何だろう…メアリーのバッグから、バスカーヴィルが探していた靴下が。バスカーヴィル、大ショック「もうだめだああああ~」と行ってしまう…あーあ…。「ひとつの恋が終わったな」ワトソン、その発言はちょっと腹黒さを感じるんですが…wあの心優しい、寛大なワトソンが…w
 そんなワトソンに、ステイプルトンが奇妙な質問を「何か苦手なものがあるの?」と。ワトソン「バナナ」えっ、意外。子どもの頃、バナナの倉庫に閉じ込められたことがあり、3日間バナナだけ食べてしのいでいた。それ以来、トラウマなんだと。バナナ…意外。それを聞いたステイプルトン
「人間って、いろんな問題を抱えて生きてるんだね」

 意味深な言葉です。

 221Bに戻ったホームズ、ワトソン、シャーマン。シャーマンが読んでいるのは、ロイロット先生が置いていった動物図鑑!!勿論、シャーマンはロイロット先生からの贈り物だとは知りません…。
 あれ、そういえばアガサがいない。アガサのことを話すと苛立つホームズ。そのホームズに、モンスタードッグが出る前に、山の向こうに人影を見たことを話すワトソンとシャーマン。そう言えば、ホームズに似てた…それは僕だ。あれ、ホームズは暗号のことでレストレードに会ったのではなかったの?ここで、その時の顛末を話すホームズ。
 暗号を前に、レストレードと話し合うホームズ。そこへ、アガサがハドソン夫人がお茶を淹れてくれたとやって来る。でも、まだ暗号が解けていない。あとちょっとで解けそうなのに…と粘るホームズ。暗号の気になる部分について考えている。しかも、最後の6文字は強い筆跡で書かれている、思い入れが強いもの…人の名前とか。そこへ割り込むアガサ「わかった、わかっちゃった!」そして解読。まさか!と書き込むホームズ…合ってる!何故読めた?と質問するも、じっと眺めていたら急に読めちゃった。前も、何とか博物館の何とかストーンを見ていたら急に読めちゃったことがある。ミルヴァートン先生もびっくりしていた、と。
 …ちょっと待った!!アガサ、天才ですかあなたは!しかも、何とか博物館の何とかストーン…大英博物館のロゼッタストーンですよねそれ!…アガサ、今すぐエジプト考古学、ヒエログリフを勉強しなさい。19世紀末イギリスではヒエログリフの研究も進んでいるから。そしてエジプトに行って遺跡や発掘した王墓のヒエログリフを読んできなさい!!と興奮気味で真剣に思ってしまったエジプト考古学好きがここに一名。…話がずれました。

 解読された暗号。それが、これ。
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 はい、前編の時点で解けましたよ。

 そしてやって来たベインズ。「ようやくたどり着いてくれましたね。私の尊敬するホームズさんなら、きっと解いてくれると思っていました」と。暗号は昔アメリカのシカゴでギャングをやっていた祖父が使っていたものを教えてもらった、と。暗号表をホームズに手渡す。ホームズに解いてほしかったのに、残念だなぁ~とまたネチネチと…。ホームズ、ベインズに2敗目…。惜しかったと言いつつ、笑いながら去ってゆくベインズ。悔しがるホームズ。アガサはマイペースで、解けたのを誉めてと言うが、ホームズの怒り、悔しさを逆撫で。暗号表を破り捨て、「君がいなければ僕にも解けたんだ。もう少しだったんだ。君さえいなければ、お願いだから僕の前から姿を消してくれ!」アガサ、悲しそうに去ってゆく…。
 ホームズが現場近くにいたのは、アガサに辛く当たってしまったから?言葉では名言されていませんが、そういうことなんでしょう。

 この暗号なのですが、疑問が。上の通り、解けたのですが、Vのところに「B?」と書いています。
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 正典「踊る人形」に出てくる文字と異なるんです!なので、最初あれ?と思ったのですが、文脈からBではなくVだとわかり、解けました。でも、まだ謎です。この正典とは違う暗号は一体どこから出てきたの!?
 検索したら、こんなサイトが。
踊る人形一覧表
桃仙堂:【落書】踊る人形の暗号一覧【ホムズ】

 「ホームズ」シリーズは既に著作権が切れているので、ネット上には自分で訳してみたものがたくさんあります。
コンプリート・シャーロック・ホームズ:踊る人形
 この訳でも、正典と同じ「踊る人形」暗号が。上の2つ、そして人形劇本編で使われた別の暗号は、一体どこから出てきたんだ!?検索して調べていますが、さっぱりわかりません。謎は解けてない!!

 話を人形劇本編に戻しまして、アガサのことはあとで何とかする、とホームズ。ホームズ、きつくあたってしまったことを反省している。仲直りしようとしている。…あのホームズが!!
 それよりも、モンスタードッグ。今度の日曜、ワトソンにメアリーをデートに誘え、と。はじめは照れているも、ホームズに言い諭されて、素直にデートに誘う、と決めるワトソン。がんばれ!場所は発掘現場。モンスタードッグではなく、もっと恐ろしいものをおびき出すため…。

 そしてデート当日。また霧が。怖くなんかない、とバスカーヴィルと同じく「森のくまさん」を歌うワトソン。あれ、普通にいい声、いい歌。あの9話「愉快な四人組」後編のラストの、「あなたは宝物」byワトソンバージョンの酷い歌声(ホームズ曰く「もはや暴力だ!!」)とは大違い。実は音痴でも何でもなかった、あの時はただ舞い上がっていただけだから?
 そこへ、「あれを見て!」出てきたのは…バナナ?モンスターバナナ!!?wなんじゃこりゃwww最初は驚き怖がるも、「来るなら来い!!」とメアリーの前に立ち、立ち向かうワトソン。バナナを投げられるも、「バナナ返し!!」と投げ返す。さすがは元ラグビー部員!ワトソンとモンスターバナナの闘いの途中、ホームズがやって来た!「もうその辺にしておけ、バナナ!」この台詞で吹きましたwバナナってwwwしかも正体はばれている、ステイプルトン!正体を暴かれ、逃げるステイプルトン…。

 ここから、ホームズの推理が明かされます。全てはステイプルトンが仕組んだこと。モンスタードッグも、シャーマンのイヌ語が通じなかった、理解できなかった、イヌじゃない。人間だった。足跡も、膝で立つところから人間が変装したものだと推理。バスカーヴィルをここにおびき寄せたのはステイプルトン。ステイプルトンは、メアリーを愛し慕っていたから。メアリーがバスカーヴィルとは付き合っていない、彼氏もいないと嘘をついたのは、そばにステイプルトンがいたから。ステイプルトンはメアリーに他の男を近寄らせたくなくて、バスカーヴィルが苦手な犬に変装、バスカーヴィルはそれを見て逃げ、バスカーヴィルの靴下を盗んでメアリーのバッグに入れておいた。メアリーがバスカーヴィルに幻滅するように。
 あれ、ということは、メアリーはバスカーヴィルに好意を抱いていたの?あら?ホームズ、またしても人の恋心を見抜きました。これで3回目か(ウィンディバンク、スモール、そしてステイプルトン)。
【加筆訂正】:ホームズが人の恋心を見抜いたのは4回目。ウィンディバンク、スモール、ロイロット先生、そしてステイプルトン。ご指摘ありがとうございます。
 
 メアリーは全てを知っていた。昔から、メアリーが男子と話していると、ステイプルトンは邪魔をしてきた。ボーイフレンドが出来れば、必ず横槍を入れる。
 ワトソンがメアリーに好意を抱いていたのも、メアリーもステイプルトンも知っていた。だから、バナナが苦手ということを聞き出し、モンスターバナナになって待ち伏せしていた。でも、ワトソンは逃げなかった。私を守ってくれた、立ち向かっていった。嬉しかった、と。ワトソンは無我夢中でよく覚えていない。とにかく、メアリーに何かあったらまずいから…ワトソン、紳士だよ。立派な勇敢な英国紳士だよ!!
 このメアリーがワトソンについて話すシーンで、9話で出てきたあのシロフォンのやさしい音楽。これはメアリーの恋のテーマなのかな。いい曲です。

 そこへ悲鳴が。ステイプルトンが、あの底なし沼にバナナの皮で滑って落ちてしまった。泥にはまって身動きできない。ホームズが指示して助けようとするも、アドバイスがお互いすれ違い、さらに沼に沈んでしまう。どうする!?ホームズ、論理的に一番いい方法を考える…と考える。そんなステイプルトンに訴えるメアリー。
私を大事に思ってくれる気持ちは嬉しいけど、お願いだからもう付きまとわないで!
私には私の人生があるの。
あなたは子どもの頃から仲良しだった。私にとっては大切な人だけど、恋人じゃない、ボーイフレンドでもない。
だってあなた、全然話を聞いてくれないじゃない!
でも、信じて。あなたは私の一番の友達よ

 このメアリーの切実な訴え…「私には私の人生がある」この言葉が特に印象に残っています。

 まだ助ける方法を思いつかないホームズ。考える考える…それを切り裂くワトソンの叫び声「僕の手につかまって!」近くにあった木をなぎ倒し、足場にして沼のステイプルトンに手を伸ばすワトソン。がんばれ!がんばって!!とステイプルトンに声をかけ励ます。そんなワトソンを「メアリー、この人は君が付き合った中で一番いい人だ」と、評価するステイプルトン。無事引き上げられたステイプルトン。ワトソン、よくやった!!メアリーもワトソンに駆け寄る。さすが元ラガーマン!ワトソンのポジションはフォワードでフッカーと1話でホームズに言われてしまいましたが、ラグビーでフッカー(背番号2)は、スクラムを組む際に一番前に位置する、がっしりとした体形で体力勝負のポジション。11話「まだら」回ではロイロット先生が捻じ曲げた火かき棒を元に戻すだけの力もある。考えるよりも、何とかしなきゃ。とにかく行動あるのみ!のワトソンの勇気ある行動。かっこいいよ、最高にかっこいいよワトソン!人形劇に限らず、正典、他の映像作品でもワトソン(正典はワトスン)好きとして嬉しいですよ!!ワトソン、本当にいい子だ。
 ステイプルトンが引き上げられてから「やはり人を呼ぶのが一番のようだ」とようやく結論を出したホームズ。…遅いよ。ホームズ、自分の世界に入ると周りのことが判らなくなるのは相変わらずです。

 221Bにはワトソンとメアリー。「大人だったらこんな時はワインで乾杯なんだろうけど」メアリー「楽しみは先に取っておきましょ」とミルクで乾杯。おお!!2人、とってもいい雰囲気!!「四つの署名」回「愉快な四人組」では報われなかったワトソンの恋、実ったか!?もう私も嬉しくて、この後牛乳で乾杯しましたw
 その一方で、ホームズが遅い、と。新しい助手を呼びに行った…と。
 ミルヴァートン先生の部屋。アガサはひとり黒いクマのぬいぐるみと一緒(あれ、このぬいぐるみ、いつ221Bから取り戻したんだろう?捜査から帰って来た後のシーンで221Bにあったよ?)。そこへ物音が。またいつものように悪い奴だったらどうしよう…と独り言を言いながら、ドアを開けると、誰もいない。壁にはあの暗号が。
AGATHA BE MY ASSISTANT SH
(アガサ 僕の助手になって SH)

 SH…シャーロック・ホームズ。喜ぶアガサ。それを見て頭をかくホームズ。照れて頭をかくホームズ!?いつもはワトソンがやることなのに!?何とまぁ…!アガサ、笑って嬉しそうにホームズの元へ。よかったね、仲直り、できたね。ホームズらしい仲直り方法です。しかもアガサだから通じる。

 221Bには、破った暗号表を張り合わせたものがありましたね。ホームズの心の成長がここまでくるとは!1話の時点では信じられませんでしたよ。自分から仲直りしようだなんて。ホームズがどんなことをしても、受け止め理解し、またホームズの足りないところを補ってくれる"親友"ワトソンと一緒に行動するようになった結果の変化なのだろうか。人間の心を、ただの心理としてもののように扱うのでは無く、自分の言動で喜んだり傷ついたりする、自分に関係のある友達の心として理解するようになって来た。ホームズがどんどん15歳の少年らしくなってゆく。これは最終回近くなったらどうなるんだろう。しかも、アガサを助手にした。アガサがホームズの推理にどう絡んでくるのかも楽しみです。一方のベインズ。このままネチネチとライバルとして挑戦し続けてくるのか?ホームズはベインズに勝てるのか?

 そういえば、前編で出てきたあの光る剛毛はなんだったのかね?回収してないよ?ノベライズを待ちましょう。多分書かれるはず。

 今回はワトソンメモは無し。シャーロッQ!はあります。今回もまた、どれもありそうな答えの選択肢。ブリキの缶詰が発明されたのは19世紀初頭だったんだ。しかも軍隊で用いられていた…昔からなんですね。それが、ピクニックにも使われるように。ホームズばりに缶詰ピクニック、春になったらやろうかねw

 次回はアドラー先生再登場!バーニコットが被害に。原作が何なのか、さっぱり見当がつきません。何だろう?

 最後に、今回は特にいいエンディングだったので、描かずにはいられなかった。
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 アガサは初描きです。髪型難しいなぁ。あと、アガサはウエストを絞ったキャラデザ。1年生ながら、スタイルいい。メアリーは少し可愛く描けるようになりました。メアリーは皆のアイドルですね。
 221Bにホームズとアガサが戻ってきた後、こんな感じだったのかな。ワトソンとメアリー…このまま両想いになれるかな、なれるよね?アガサは仲直りのちゅーをホームズに求めてそうwあり得るw
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by halca-kaukana057 | 2015-01-13 23:46 | Eテレ・NHK教育テレビ

どちらが本当?どちらが嘘?ワトソンの冒険 人形劇「シャーロックホームズ」第12話

 お正月でもNHK人形劇「シャーロックホームズ」は平常運用、平常放送です。再び前後編「バスカーヴィル君と犬の冒険」(前編)。原作は「バスカヴィル家の犬」ともうひとつ、「踊る人形」(「帰還」収録)です。

 221Bに依頼人が。ディーラー寮のヘンリー・バスカーヴィル。裏山でモンスタードッグを見た、と。巨大で、目は赤く光り、巨大な口と牙、全身が青白い炎に包まれていた。この世のものとは思えない!と熱弁するも…ワトソンは聞いているが、ホームズは聞いていない。校舎の壁に書いてあった暗号を解くのに夢中になっている。ホームズの横にはアガサ。暗号解読はレストレードに頼まれた、と。ホームズ、一見すると落書きのようだが、ある一定のルールに従って書かれている。暗号をひとつ解読。その一方で、バスカーヴィルのモンスタードッグの話は、青く光る犬なんて存在しない、幻だとバッサリ。でも、バスカーヴィルは自分だけが見たのではない、もうひとり目撃者が…メアリー・モースタン。何故夜遅くメアリーも裏山に?バスカーヴィル曰く、デートをしていた、メアリーは僕の彼女だ、と。…メアリーに片想いしているワトソン、大ショック!!!
 ここで、メアリーが2年ということが判明しました。しかし、メアリーとバスカーヴィル…そんな設定、勿論原作(正典)にはありません!ジョナサン・スモールはどうした!?メアリー…一体どういうこと!?私もショックです…!!!

 ホームズは暗号解読に付きっきりなので、ワトソンが一人でバスカーヴィルの依頼を受けることに。ワトソン曰く、ホームズは意外と不器用、2つのことを同時にできないタイプ、と。そして、事件の半分は僕が解決しているようなものだから…ワトソン、話を盛ってる…。バスカーヴィルの部屋で話を聞くワトソン。メアリーとの馴れ初めを聞く。バスカーヴィルもメアリーに一目惚れ、初めてのデートだったのに…。恐竜の化石が見つかったと噂の場所にメアリーが行ってみたいと言ったので、2人でハイキングへ。帰り、すっかり暗くなってしまい、霧もでている。そこへ、例のモンスタードッグが。しかし、バスカーヴィルは大の犬嫌いで、メアリーを置いて逃げてしまった。メアリーを置いて逃げたことを非難するワトソン。でも、バスカーヴィルにとっては本当に怖かったのだ、と。
 バスカーヴィルが犬嫌いになった回想話が、かわいいイラストのアニメで描かれる。ホームズの推理の演出、ベインズの推理の演出とも違う、ユーモラスな演出。バスカーヴィルも、どこか間の抜けた、ネチネチした話し方の粘着質気質。ワトソンが振り回され気味。そのワトソンも話を盛る…依頼人を安心させようとして、気を張っているのだろうか。
 あと、バスカーヴィルの制服ですが、ベルトがチェーンだった。お金持ち、というよりは、ハードロック歌手みたいw

 では、メアリーの証言も聞いてみよう、とワトソン、メアリーに再会。メアリーにも、最近は僕一人で事件を解決することも多いんですよ、とまた話を盛る…。メアリーと会った中庭の壁にもあの暗号が。ワトソン、バスカーヴィルの証言をメアリーに間違いないか確認。メアリー「刑事さんみたい」と、ワトソンも「かっこよかった?」メアリー「ちょっと」…何だかいい雰囲気。メアリーの証言を聞こうとしたが、現場を見に行ったほうが早い、大丈夫、僕が付いている、と裏山へ。
 メアリーに確認しながら現場検証。そこに落ちていたのは、剛毛の動物の毛。そこへ、アーチャー寮の制服を着た男子生徒が。ジャック・ステイプルトン、メアリーの幼馴染で、恐竜の化石にとても詳しい。化石を探して発掘をしている。ワトソンの顔を見て、ユニークな顔をしている、頭蓋骨はどうなっているんだろう?と不思議な質問を。ここでも下膨れと言われてしまうワトソン。またですか!!ステイプルトンにもモンスタードッグの話をすると、聞いたことがある…この山には底なし沼があって、魔犬が住んでいるという…。僕は信じられない。でも、危ないから沼には近づかないほうがいい、と真剣に話す。
 ステイプルトン、話し方がとても奇妙な男子生徒です。変に笑いを抑えながら話したりもする。しかし、「沼には近づかないほうがいい」の部分は静かに、落ち着いて。何だろう…。
 メアリーがステイプルトンにワトソンを紹介する際、「ジョンでいいよ」と何度もファーストネームで呼ばせようとしたのには笑いました。メアリーと何とか距離を狭めたいワトソン。でも、今回も空回り…?

 ワトソン、再びメアリーに質問し、モンスタードッグはやはりバスカーヴィルの妄想だった、と。犬にトラウマがあった。メアリーも見たのに?それは好きな人の言った事は無条件に信じてしまうから。そして、そんなあなたを置いて逃げ出すような男らしくない奴のどこが好きなんですか?と。メアリーは、付き合っていないと否定。彼氏もいない、と。一安心するワトソンだが、メアリー、沈んだ声で「もうこの件には関わらないで欲しい。これ以上は聞かないで、首を突っ込まないで」と。いつになく強い口調のメアリー。一体何があったのだろう…?

 この時、ワトソンが、メアリーにホームズばりに言ったこの言葉
あり得ないことを全て除外していくとね、最後に残ったものがどんなにあり得ないことであったとしても、それが真実なんだよ

 これは、「緑柱石の宝冠」(「冒険」)のホームズの台詞
ありえないことを取り除くと、残ったものがどんなにありそうもないことでも、それが真実である
(Once you eliminate the impossible, whatever remains, no matter how improbable, must be the truth.)

 に由来していますね。ホームズの推理のモットーです。ちなみに、これに似た言葉は、「ブルース・パーティントン設計書」(「最後の挨拶」)、「白面の兵士」(「事件簿」)でも出てきます。

 再びバスカーヴィルに会って、メアリーの証言を話すも、バスカーヴィルはメアリーは僕の彼女だ、と言う。明日、またあの場所にデートに行くつもりだ、とも。その時、バスカーヴィルは靴下がない、と探している。

 221Bに戻ったワトソン。ホームズは暗号解読に集中。アガサもまだいる。バスカーヴィルとメアリーの、付き合っている・付き合っていないの証言が食い違うことに関して、「嘘をつく理由を持っている方が嘘をついている」、と。モンスタードッグがバスカーヴィルの妄想だ、というワトソンの推理に対しても、2人が同時に同じ妄想を見たというのは厳しい。それに、ワトソンが拾ってきた動物の毛が、青白く光っている…!!明日、バスカーヴィルがまた裏山に行くなら、ワトソンも一緒に行けばいい。ホームズは暗号のことでレストレードに会うので行けない。でも、動物のことならシャーマンがいる。シャーマンはイヌ語も話せる。
 ということで、シャーマンと一緒に裏山へ。シャーマンがどんな犬か、犬種を推理するも、情報不足。ワトソンを「使えない人だ」とバッサリ。山の向こうには人影が。誰だろうと気になるワトソン。そこへ、歌いながらやって来たバスカーヴィルとメアリー。霧も出てきて…本当にモンスタードッグが現れた!!やっぱり逃げるバスカーヴィル、立ち向かうワトソン、イヌ語で話し掛けるシャーマン…しかし、そのモンスタードッグの言葉がわからない…!?シャーマンのイヌ語が通じない、通訳出来ない。これは…犬、なのか…?
 歌いながらやって来るバスカーヴィルの歌声が、無駄にいい声でしたwトレジャーズに入れるんじゃないか?w

 さて、今回前編はワトソン回と言ってもいい回でした。色々な要素が出てきました。食い違う証言、どちらが嘘か、本当か。「嘘をつく理由」を持っているのはどちらか。また、メアリーが「この件には関わらないで欲しい」と強い口調で話したのが気になります。現場に行くシーンでも、メアリーはためらっていた。そんなメアリーの心の動きを捉えて欲しい、ワトソンに。ワトソンなら出来る…と思いたいのですが…。ひとりの捜査、推理、空回りしてしまっている…がんばれワトソン!そんなワトソンも話を盛って、嘘をついていた。ホームズがいなくても、ワトソンひとりでも依頼人には、そしてメアリーに頼りになると思わせなきゃ。これがワトソンの「嘘をつく理由」ですね。
 シャーマンがイヌ語が話せる、という設定が活きる回でもありました。原作にない展開が面白いです。

 一方のホームズは、暗号解読に熱中。「踊る人形」の暗号、私は解読できました。「踊る人形」を読めば、きっと読めます。是非チャレンジを!

 「シャーロッQ!」は、ヘンリーに届いた脅迫文からの問題。どれもありそうな選択肢でした。ホームズの観察眼と知識、本当にさすがです。

 以前メアリーのイラストを描いた時、髪型はショートカットで描いたのですが、正しくは短めのボブでしたね。ということで、また描いた。
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 似てないなぁ…。うーん…。しかし、メアリー、もてますね。ジョナサン・スモールは校外の人間だったからダメだったのか?

 イラストもうひとつ。人形劇からちょっと外れます。
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 1854年1月6日はホームズのお誕生日(と推測されています。あくまで一説で、公式設定ではありません。が、シャーロキアンたちの研究で、ほぼ有力となっています)。お誕生日おめでとうございます。人形劇ではなく、正典の挿絵を意識して描いてみた。無謀でした…。
 ちなみに、ワトソンの誕生日は、1852年7月7日、8月7日、9月18日…とはっきりしていません。海外では7月7日、日本では8月7日がよく出てくる。生まれ年も1842年の説も。こっちの方が謎だ!
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by halca-kaukana057 | 2015-01-06 22:35 | Eテレ・NHK教育テレビ

人形劇ホームズの世界を支える人たち 人形劇「シャーロックホームズ」特別編

 今日のNHK人形劇「シャーロックホームズ」は特別編。「シャーロックホームズ賞(アワード)」。キャラクターたちや製作スタッフを表彰しながら、番組の裏側も見せます。

 司会は、ホームズとワトソン…ワトソンは風邪でお休み。「中継:ベイカー寮」でまず笑ったwしかも、その風邪の原因が、ホームズが夜通ししていた実験のせい。夜中に風の抵抗がどうのこうの…と、かなり、迷惑そう。実験していた本人は元気で、巻き込まれたワトソンは風邪…ワトソン苦労人です…。と言うことで、ワトソンが代理に司会をお願いした、というのが、"Mr.マウント・テンプル"氏…バレバレですってwww

 今日の特別編。本放送直前特番でもそうでしたが、番組制作の舞台裏にスポットを当ててくれているのが嬉しい。
・本放送直前特番感想:NHK人形劇「シャーロックホームズ」本放送直前特番&「冒険ファンブック」

 まず、パペットの操演。操演という言葉は、人形劇業界用語…?でも、観ていると覚えますよね。何もしない、立ててあるだけの人形たちは黙っているのに、操演の方々が持つと、とたんに命が吹き込まれる。ワトソンを担当している友松さんが、ワトソンの操演について解説していたのですが、右手だけであの躍動的なワトソンの動きを表現出来るのが凄い。友松さんに命を吹き込まれたワトソンの動き、手や身体だけでなく、それに伴う服の動き、造形にも魅入ってしまいました。一方のホームズは眼の動きが重要。そしてしなやか。
 過去にも書きましたが、私は学生時代人形劇をやっていたことがありました。普段は読み聞かせなのですが、時々人形劇も。黒い服を着て、まさに今日の放送のように。本当に体力勝負。でも、実際はプロは全然違うなと感じました。

 次は音楽。待ってました!!作曲の平松加奈さん、指揮のダニエル・ハーディング氏、演奏のマーラー・チェンバー・オーケストラの演奏の様子が流れました!!テレビの前で、来た来た来た、これを観たかったんだ!と興奮していましたw
 毎回、流れる音楽には注目しています。人形に命を与えるのが操演者なら、物語に命を与えるのは音楽。音楽ひとつ違うだけで、シーンの雰囲気もガラリと変わります。そんな音楽に、マーラー・チェンバー・オーケストラという世界有数のオーケストラを起用したのは凄い。しかも、音楽監督のハーディング氏も一緒に。ハーディング氏はイギリス人、「ホームズ」のお国の方。番組内でハーディング氏のメッセージが流れたのが本当に嬉しかった。まさか日本が制作した、人形劇で学園もの、ホームズとワトソンは15歳…というこれまでにない設定の「ホームズ」に音楽で参加するとは思わなかっただろうなぁ。
 ちなみに、マーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)は、今年亡くなられた世界的指揮者・クラウディオ・アバドが若い演奏者を育てようと設立したオーケストラが基になっています。ハーディングもまだ若い、39歳。人形劇ホームズを観ている若い世代が、その音楽でオーケストラに親しんでくれたらいいなぁと、クラシック好きとして思います。その意味でも、若い指揮者と演奏者で構成されているオーケストラ、MCOが選ばれたのはいいなぁ、と。ハーディング氏はよく来日して、新日本フィルとの関係も深い。軽井沢大賀ホールの音楽監督もしている。MCOとの来日も多いので、今度の来日の際、機会があれば是非。

 音楽は、主題歌も忘れてはいけません。ナノさんの「Scarlet Story」。ナノさんの普通に話している声を初めて聞きました。タイトルの「Scarlet」…「緋色の研究」に絡めたミステリーの世界観に、10代の心の葛藤を加えた歌詞。2番の歌詞の一部とナノさんのコメントが出てきましたが、これは10代だけではなく、大人も頷きます。この物語を観ていて励まされることが多いのは、主題歌にも込められていたのかな。

 もう、何度も言いますが、早くサントラ聴きたいです。主題歌フル聴きたいです!

 そして、パペットデザイン。井上文太さんが、デザインについて語ってくださいました。ホームズの捜査に協力する犬・トビィのデザインについて。ただ、原作(正典)「四つの署名」に出てくる「トビー」を挿絵を元にデザインしたわけじゃなかった。脚本の三谷幸喜さんの愛犬が関係してくる。
 井上さんは子どもたちに絵を描く楽しさを伝える活動をしている。そこで、パペットのデザインも子どもたちが似顔絵を描いて親しみやすい、落描きしやすいデザインにした、と。以前このお話を聞いた時、いやいや難しいですよ!!と思ったのですが、井上さんの言葉になるほど、と思いました。
絵にうまいとか下手とかあんまないですからね。それよりもいっぱい描いてください

 何よりも絵を描いて楽しむこと。そうか…大人のうまく描こうとする気持ちよりも、まずは楽しむこと。黒板に落描きしているキャラクタたちが可愛い。ホームズも普段と違う雰囲気。可愛い。井上さん直伝のロイロット先生の描き方は面白かった。うん、ロイロット先生は楽しんで描ける。怖い先生なんだけど、憎めない。11話を観るとなおさら。あと、描く時のポイントは、顔のカタチ、目の位置、髪の色。

 これからの物語の予告も。次回12話は「バスカーヴィル君と犬の冒険」。勿論原作は「バスカヴィル家の犬」。原作の中でも特に好きな、スリリングなワクワクする物語です。第15話「青いシロクマの冒険」の原作も明らかに。そう来るか!!タイトルでそのまま予想したけど違ったか…。第16回「ダグラスさんのお屋敷の冒険」、原作は「恐怖の谷」。まだ原作読めてない…お正月中に読もう!まさかのあの人が声優に。どうなるんだろう…?
 ラストでも今後の展開がちょこちょこと出てきましたが、パイクが持ってたあのぬいぐるみは何だ?エイリアン?あのキャラクタは再登場が楽しみ。そして、モリアーティ教頭とマイクロフト…!?ホームズも、ワトソンが手をかけた瞬間…!!?どうなるんだこれは!?今後も楽しみです。

 笑いどころとしては、トビィやソフィ、ウィギンズ率いるベイカー寮遊撃隊の話していることを「字幕通訳:シャーマン」とあったのが笑ったw
 ワトソン、最後にもまた「中継:ベイカー寮」で登場するけど、風邪が…。「夜はちゃんとあったかくして寝てなきゃ駄目だ」と気遣うホームズ。いや、だからあなたのせいですから!「皆も風邪には気をつけてね、夜中に実験する奴にもね!」と言うワトソンwワトソン、次回は出たいと言うが、次回はあるんだろうか。かわいそうなワトソンのために第2弾を是非!
 ラストの山寺宏一さん無双www海外ドラマのエンディングみたいでしたw

 次回、12話「バスカーヴィル君と犬の冒険」(前編)は1月4日の放送です。予告で、まさかの、まさかの展開が…!!思わず「ワトソン!!」と叫んでしまった。どういうこと、どういうこと!?9話感想で書きましたが、三谷さん…それは無いですよ!!
 とにかく、お正月のうちに「バスカヴィル家の犬」、再読しておきます。
 今日の特別編再放送は1月3日(土)お昼12時30分からです。

 井上文太さんがどんどん描いてねと仰っていたので、今日も描いた。落描きです。
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 例のロイロット先生落描き。それをいぶかしげに観るロイロット先生初描き。ちょっとカッコよ過ぎになった?折角描き方覚えたのに、ロイロット先生いなくなっちゃったしなぁ…。
 開いたスペースにレストレードとシャーマンを。シャーマンのぷっくりぷにぷにほっぺを描けません…。
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by halca-kaukana057 | 2014-12-28 23:37 | Eテレ・NHK教育テレビ

15歳ホームズに足りないところ 人形劇「シャーロックホームズ」第11話

 人形劇本編は今年最後の放送(来週28日は年末特番)の、NHK人形劇「シャーロックホームズ」。第11話「まだらの紐の冒険」。先行放送の第6回です。原作は「まだらの紐」(「冒険」収録)と、本編に記述があるとおり「這う男」(「事件簿」収録)。

・先行放送第6回の感想含む過去記事:あと1週間,新発表続々 NHK人形劇「ホームズ」

 夜の221B。ホームズもワトソンも熟睡。そこへ、ドアを激しく叩く音が。目を覚ましたワトソンがドアを開けると、ハドソン夫人が叫びながら飛び込んできた。ドアを勢いよく開けたので、ワトソン、ドアに顔直撃してるw興奮したハドソン夫人絶叫。私、見ちゃったのよ!!まだらの紐~!!夜、ゴミ出しをしていたハドソン夫人が寮の外へ出た時、大きなヘビに遭遇した…と。
 この叫んだハドソン夫人、机の上の黒いものを放り投げていました。前回10話で、アガサが持ち歩いている黒いクマのぬいぐるみですね。
 翌朝、シャーマンにハドソン夫人が遭遇した大ヘビのことを話す。シャーマン、「沼毒蛇ですね」と即答。何とかして欲しいと言うハドソン夫人に、ミルクをあげてもなつかない、かまれたら10秒で死にます、と。そんな恐ろしいことをあっさりと…シャーマンはやはり肝が座っているのか。騒動を聞きつけてやって来たロイロット先生。ハドソン夫人はロイロット先生にも訴えるが、相手にしてもらえない。シャーマンに対しても、動物の鳴き声がうるさいと苦情が来ている、小屋を潰すぞ、と。そしてホームズのことも目の敵に。相変わらずです。ロイロット先生が行った後、うつむいたシャーマンは、ロイロット先生は最近何かと「小屋を潰すぞ」と言ってくる…。シャーマンにとって、動物たちは大切な友達。かなしいだろうなぁ。
 沼毒蛇はミルクをあげてもなつかない…原作(正典)「まだらの紐」に関係あるのですが、こんなあっさりと…w先行放送を観た時はまだ原作を読んだことがなかったので、さらっと流してしまいましたが、後で原作を読んで、そういうことか、と。人形劇、あっさり過ぎます!w

 場面は変わって、221B。教育実習生のヘレン・ストーナー先生が依頼にやって来た。か細く弱々しい声で、何かに脅えているよう。ストーナー先生は化学を専攻していて、ロイロット先生の指導を受け、教師になる勉強をしている。そのロイロット先生が、奇妙なのだ、と。夜、研究室で研究をしていたら、物音がして、廊下に出たら、ロイロット先生の部屋から怪しい動物が出てきた!よく見ると、ロイロット先生!?雄叫びをあげ、4本足で飛び跳ね走っている。その後、研究室をノックする音が。出てみるといつものロイロット先生。「もう寝なさい」と、ストーナー先生に告げ、行ってしまう…。
 「わけがわかりません!!」と叫び、脅え、怖がり、取り乱すストーナー先生。教育実習生で、ビートン校のこともよく知らない。ロイロット先生のことも。あのロイロット先生が奇妙な行動を?興味津々のホームズとワトソン。今夜、ストーナー先生の研究室で確かめることに。ベイカー寮を出て行くストーナー先生、とぼとぼとした歩き方。相当参ってますね。

 その直後、221Bにロイロット先生がやって来る。ストーナー先生がやって来ただろう、と問い詰めるが、はぐらかすホームズとワトソン。依頼人の秘密は守る。普段から目の敵のホームズにさらに怒ったロイロット先生、暖炉の火かき棒をぐいっと捻じ曲げてしまった!勿論、そんな脅しにはホームズは動じません。「僕たちを見くびってもらっては困ります」と、捻じ曲げられた火かき棒をワトソンに渡す。えっ、僕が?と戸惑いながらも、ワトソンも負けじと火かき棒をぐぐぐっと元に戻す。よくやった、ワトソン!!ロイロット先生、黙って221Bを出て行きます。221Bの2人。肉体労働は任せる、とワトソンにラグビーボールを投げて渡すホームズ。ワトソンも、ロイロット先生は異常だったね、と。ホームズ、ニヤリとして「今夜が楽しみだ…」。いい表情です。奇妙なことが大好きなホームズ。怖いという感情は無いのか…?そう言えば、今までも、ホームズが恐怖を表現したことは無かったような。
 原作では、このストーナーが依頼に来た後、ロイロットが221Bを訪れ2人を威嚇する。原作通りです。ホームズがはぐらかしたセリフまで原作通り。後で原作を読んで、「これかぁ!」と再び納得。「隙間風が~」のくだりも原作通りですが、人形劇だと10話とつながっていますね。なるほどこれはうまくつなげたな、と思ってしまった。でも、その後の火かき棒対決は変えてあります。15歳ホームズは細くて、動きは身軽いけれども腕力は無さそうですものね。ここは15歳ワトソンの出番。火かき棒を捻じ曲げるのは、実際かなりの力が無いと出来ないそうです。それを元に戻すのは、もっと困難なのだそう。大人のロイロット先生以上に腕力があるのか、15歳ワトソン…!!

 夜、ストーナー先生の研究室。実験器具、リトマス試験紙を興味深く見ているワトソンw子どものノリですw普段は実験器具は簡単に触れないですものね。ただ、221Bにはホームズの実験器具が沢山置いてあるし(でも触ったらホームズは怒るだろう)、ワトソンも医師の父の仕事場で見ているとは思うのですが…?
 そこへ、ドアをノックする音が。ロイロット先生。今夜も研究かね、とストーナー先生を気遣い、部屋から出ないように、と。その後、また物音と奇声が。脅えるストーナー先生。警戒し、身を寄せる3人の構図がいいシーンです。そして、大きな物音。廊下に出てみると、やはりロイロット先生が動物のように4本足で走り、跳び、暴れている。ホームズの指示でロイロット先生を追いかけるワトソン。でも、見失ってしまいました。だから、ワトソンは足の怪我で走るのがきついんじゃ…。スピード勝負の時はホームズが走ったほうが速そうなのに。

 ロイロット先生の部屋は、引っかき傷があちらこちらに付き、カーテンも破れ、本や家具も散らばり、ひどい有様。部屋には動物の図鑑が何冊も。ダンベルもある。そして、小さなはさみと毛、手鏡…鼻毛の手入れをした跡。ダンベルで筋肉を鍛え、身なりを整え、ストーナー先生の話では香水の匂いがきつくなった、と。ホームズの推理…ロイロット先生は、恋をしている、のだと。誰に…?ストーナー先生ではない。動物図鑑、動物の真似をしている、動物と言えば…シャーマン。シャーマンに事あるごとに「小屋を潰すぞ」ときつく当たっていたのは、愛情の裏返し…。
 ストーナー先生が「まさか、私?」と言ったのに対して「残念です」と言うホームズが面白い…いやひどいwしかも、ストーナー先生がホームズの肩に手を置いたのを、サッと払ったでしょうホームズ…ひどい!w

 「そのくらいにしてくれ」と戻ってきたロイロット先生。ホームズの推理通り、ロイロット先生はシャーマンを好きになってしまった。教師が生徒に…あるまじき恋。動物のことを話しているシャーマンはとても愛らしく、癒される。わかります…シャーマン可愛い、とっても可愛い。ただ、ホームズの推理は間違っている、と。シャーマンの気を引くために動物になりきろうとしたのでは無く、シャーマンが心から愛する動物になりきれば、シャーマンと心を通わすことができるかもしれない、と思ったから。この後のホームズとロイロット先生
「君にはわからんだろうな」
「わかりませんね」
「だろうな。だからお前は駄目なんだ」

この会話、そして駄目と言われた後、無言でうつむくホームズ…普段と違います。一方、ロイロット先生の恋心を知ったワトソンとストーナー先生は、想いはシャーマンに伝わっているの?告白なさるのですか?と質問。勿論伝えられないし、伝えてはならない。「私はそこまで恥知らずではない!」と断言するロイロット先生。でも、恋心は止められないんですよね…。

 その時、悲鳴が。この声はシャーマン!中庭で、シャーマンが沼毒蛇に襲われている。さすがのシャーマンもこれは恐ろしい様子。ここで、動物…エジプトマングースになりきったロイロット先生が応戦。シャーマンを沼毒蛇から救い出し、ロイロット先生、立ち向かいます。襲われても、蛇を殺さないで!と叫ぶシャーマン。ロイロット先生、ヘビに攻撃、噛み付き、ヘビは逃げてゆく。ワトソン、そっとロイロット先生にもう大丈夫ですよ、と伝える。シャーマンを保護しているホームズの元に駆け寄るワトソンとストーナー先生。今のは一体…マングースみたいだったけど…と不思議がるシャーマン。ホームズ「通りすがりのマングースでいいんじゃないかな」それでいいのかwシャーマン、素直に「マングースさん、ありがとう!」と。シャーマンには、マングースだと伝わりましたね、ロイロット先生。
 ホームズ、ストーナー先生には冷たい態度だったのに、シャーマンに対しては、抱きとめるなど親切。普段お世話になっているから…か?
 原作では、この動物のように4本足で人間が走る…あたりは「這う男」から。でも、ストーナーとロイロットは「まだらの紐」の登場人物。勿論、シャーマンは出てきません。「まだらの紐」と「這う男」。読み比べると面白いです。

 そして、ロイロット先生は辞表を提出。学校を去る際、動物図鑑は、シャーマンの飼育小屋に気付かれないようにそっと置いてゆく。勿論、ロイロット先生だとはわからないシャーマン。なんて切ないんだ…。同じことを思うワトソン。愛とは深いねぇ…、とも。一方ホームズは平然とピロピロ笛を吹いている。「興味なし?おやすみ!」相変わらずの221Bです。
 そして、ロイロット先生から生徒指導を引き継いだのは、モリアーティ教頭!夜の校内見回りで、沼毒蛇に遭遇しても、威嚇し返して追い払っている。…さすがモリアーティ教頭。そういえば、モリアーティ教頭が登場するのは1話以来。6話でレストレードがモリアーティ送りになったことはありましたが、話に出てきただけ。直接出てきたのはこの11話のラストで2回目。今後、モリアーティ教頭がどう動くのか、楽しみです。ドキドキです。


 先行放送では第6回、第5話「赤毛」の次でした。本放送では11話に。その間、様々なことがありました。ホームズとワトソンの友情も深まり、15歳のノリで笑い合える親友として、学園の探偵と相棒として、名コンビになってきました。ホームズも、ライバルのベインズが登場し、兄マイクロフトとの確執もあらわになった。推理で負ける経験もした。ワトソンは依頼人のメアリーに恋をし、まさかのライバル?が登場し、1話で面倒を避けるために自分から折れるようなことはもうしない、相手の思いを酌みながら立ち向かうようになった。お互い、成長してきた。先行放送で観て、録画でも何度も観たけれども、本放送6~10話を経て、11話としての「まだらの紐の冒険」はまた少し違う風に感じられました。

 ホームズが恋愛感情を推理し暴いたのは2度目。9話「愉快な四人組」後編以来です。ホームズは人間の心理としての恋愛感情には興味はあるけど、実際の恋愛には興味が無い(アドラー先生に対しては、恋愛感情とはちょっと違うものと捉えています)。だから、4話のサザーランド嬢とウィンディバンクの謎を解いた後のことも、9話で再登場した時も、2人のその後には興味なし。8・9話でワトソンが恋をしても、その親友が惚れた相手にもう一人惚れている男がいることも、平気で推理し暴露してしまう。そして今回、上記引用したホームズとロイロット先生のやり取り。ロイロット先生は、ホームズの何を駄目だと言ったのか。ロイロット先生は、シャーマンと心を通わせたくて動物になりきろうとした。それを、「わからない」と言ったホームズ。想い、心を通わすことが、ホームズには足りないのだ、と。一方、ワトソンとストーナー先生はロイロット先生の想いがシャーマンに伝わっているかどうか、ロイロット先生とシャーマンが心を通わせているのかを気にしている。教師が生徒に恋心を抱くなんて許されないことだけれども…。

 ホームズにとって、人間の感情に深く立ち入ることは推理の妨げになる。誰かの感情で推理を左右されてはならない。3話、アドラー先生に負けたのは観察不足で先走ったのもあるけれども、アドラー先生の感情に惑わされたのもあるかもしれない。6話、ベインズとの推理勝負に負けたのは、何かとネチネチついて来るベインズの態度に多少なりともイライラしていたからかもしれない。感情よりも、わかっている事実を大事にする。想いを、心を通わすことには興味が無い。それを支えているのはワトソンで、ワトソンと一緒に行動するようになって、感情表現も表情も豊かになってきたように思えたのですが…。まだホームズは自己完結の人間だった。親友とは言え、肉体労働はワトソンに任せ、ワトソンにロイロット先生を追わせたり、とひどく言えば使い走らせているところも。ワトソンはそれを苦としない、素直に受け止めるのでいいのですが…。これから、15歳ホームズはどう変わり、どう成長し、どこへ向かうのだろう。そんなことが気になりました。

 今回の「シャーロッQ!」は、「まだらの紐」からの出題。本編は"「這う男」より"と表記していますが、「シャーロッQ!」は「まだらの紐」からの出題というのが面白いです。

 先行放送の際、「まだら」回のイラストは描いたのですが、もう一度。以前のイラストで、ストーナー先生の上着を普通のジャケットで描いていた。正しくは白衣です。ということで。
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 実験中のストーナー先生。好きです、ストーナー先生。「冒険ファンブック」に、「アドラー先生に対抗する大人の女性」と書かれていて、ますますストーナー先生が好きになりました。アドラー先生も素敵なのですが、ストーナー先生も美人さんで素敵な女性です。今回は脅えてばかり、弱々しい雰囲気ですが、事件が解決したら落ち着いて、こんな穏やかな表情で実験し、実習を続けてほしいなぁと思いながら描きました。教育実習生ということは、大体21~23歳ぐらい?アドラー先生は26・7あたりだろうか。ストーナー先生も再登場するかなぁ。してほしいなぁ。そして無事に実習を終えて、いい先生になってほしいなぁ。

 来週は年末特番「シャーロックホームズ・アワード」。ホームズと謎の男・"マウントテンプル氏"が人形劇「ホームズ」の各賞を決めるとのこと。”マウントテンプル”…バレバレじゃないですかwゲストにデザインの井上文太さんが登場。音楽・主題歌についても触れるとのこと。本編とはまた違って楽しみです!
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by halca-kaukana057 | 2014-12-23 23:07 | Eテレ・NHK教育テレビ

見えているもの、見えないもの、見せないもの 人形劇「シャーロックホームズ」第10話

 思えば、もう第10話まで来たんですね、NHK人形劇「シャーロックホームズ」(全18話)。
第10話「失礼な似顔絵の冒険」。原作は、「チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン」(「帰還」収録)。「犯人は二人」、「恐喝王ミルヴァートン」の邦題もあります。むしろ、「犯人は二人」の邦題が一般的。何故、この邦題に?それは、本編を観てわかりました…。

 今回は、オープニング前が長めだった。221Bにやって来たのは、1話の石膏像破事件の犯人、ベッポ(ベイカー寮2年)。転校してきたばかりで、偶然通りすがったワトソンに罪を着せようとした…。「その説はご迷惑をおかけしました」と謝って、「似顔絵を取り返して欲しい」と依頼を。ベッポが持っているのはスケッチブック。中には、先生たちの似顔絵が描かれている。オルムシュタイン校長、モリアーティ教頭…似てる。ページをめくると、ホームズの似顔絵も…これはひどいw爆笑しましたw鼻を強調し過ぎ、眼はとんがっても口もおかしい。福笑いみたい。爆笑するワトソン。おいおい、親友に対していくらなんでも笑い過ぎなんじゃないのか、ワトソン。ホームズは勿論憤慨。ワトソンが笑いながら、またページをめくると、これまたおかしな似顔絵が。「まぬけな下膨れのおじさん」と笑いが止まらないワトソンに、ベッポ「あんただよ」…ひどいw落描きレベルwしかも、ベッポ「自信作なんだ」wこれには笑うホームズ。仕返しのつもりか?wワトソンは言葉を失って似顔絵を凝視…。依頼なのに、何だろうこのワイワイ賑やかな雰囲気。

 さて、本題の似顔絵を取り返す相手は、学園一怖いと嫌われている、歴史のミルヴァートン先生。歴史の授業中、似顔絵を描いていたらミルヴァートン先生に見つかって、取り上げられてしまった。ホームズも授業は受けたことはないが、ミルヴァートン先生のことは噂で怖い、と感じている模様。似顔絵なんてまた描けばいいじゃないか、というワトソンに対して、ベッポはうまく描けた絵はそうなかなか無い、と。わかる。もう捨てちゃったのでは?という質問には、それならその場で見せしめにもなるので破り捨てているはず、とホームズ。似顔絵は、ミルヴァートン先生がまだ持っている可能性が高そうです。

 こういう時は、学園の情報通・ラングデール・パイクの出番。ミルヴァートン先生について聞き出すホームズたち。これまでの、生徒に対する怖い指導の噂を語るパイク。パイクは「あくまでも噂だけどね」と言っているが、生徒たちからは嫌われているのは事実の模様。今日は、モリアーティ教頭のところへ行くらしい。…ミルヴァートンとモリアーティが一緒…正典を読んだ人なら、恐れおののいたと思います…。モリアーティも怖い相手だが、ミルヴァートンはまた違う方向で怖い…。その留守の間を狙って、ミルヴァートン先生の部屋に侵入し、似顔絵を奪い返す。今回は強硬手段のホームズ。ワトソンも少し怖がりつつも、「ホームズ行くところ、ワトソンありだ!」と一緒に行くと言い切ります。怖いけどワクワクしてきた!
 今回のパイクへのお礼は、ベッポの描いた似顔絵。パイクもそっくりでうまい。どこか不満なワトソン…w
 正典では、ミルヴァートンの家に侵入するのに、ホームズとワトスンで話し合いをするのですが、人形劇ではすんなりと決まりましたね。

 夜。マスクをつけたホームズとワトソン。正典の挿絵でも同じようなマスクをつけているのですが…バレバレですよ…。ミルヴァートン先生の部屋の鍵を、針金を使って器用に開け、中に入って引き出しを開けようとするワトソンにこういう時の引き出しの開け方を指南するホームズ。「君は泥棒にもなれるね」多分、これまでも何度かやったことがあるのだろうな…。

 その時、ミルヴァートン先生の部屋に入ってきた女子生徒が。「誰かいる?…いないよねー」と明るく独り言を言いながら、部屋の中を歩き回り…2人を見つけてしまった。その女子生徒…アガサ・ライト(ベイカー寮1年)。最初は泥棒!と騒いでいるものの、ホームズの名前を聞くと、ホームズを凝視している。アガサは何をしているのか…引っ込み思案で周りに人がいると集中できないので、ミルヴァートン先生に言われて、ひとりで補習授業を受けている。さらに続けるアガサ。「ミルヴァートン先生は皆が思っているほど悪い人じゃないよ」と。今夜も、モリアーティ教頭のところに行ったのは、校舎が老朽化し、隙間風が入ってきて生徒たちがかわいそうなので改修のお願いをしに行ったのだ、と。意外や意外。アガサ、まだ続けます。ホームズのことを見たことがある、と。ホームズも、アガサを見たことがある、と回想。「雲は何で落っこちてこないんだ?」と何度もつぶやき、疑問に思うアガサの姿。それをベンチで興味深そうに聞いているホームズ。
 正典では、アガサはミルヴァートンのメイド。名前しか出てこない、ちょい役のちょい役です。名前もファーストネームなのか、ファミリーネームなのかわからない。ホームズは鉛管工に変装して、アガサと親しくなり、ミルヴァートンの情報を聞き出した。さらにアガサと婚約までしてしまった!!事件後、原作のアガサはどうなったのかわかりません…。そのアガサが、こんな可愛いお茶目な女の子に。お茶目に見えるけれども、人前にいるのが苦手。雲の疑問からも、独特の発想の持ち主と思われます。1年生が出てきたのも初めてですね。

 ホームズとワトソンがミルヴァートン先生の部屋で探しものをしていることを知ったアガサ。力になれるかもしれない、と。似顔絵…見たことある、でも教えてあげる代わりに、交換条件。ホームズにキスを迫る!?「チューしたら教えてあげる」…大胆な子です…。ホームズ、勿論断固拒否。ワトソン「してあげなよ」おいwそんなドタバタの間に…ミルヴァートン先生が戻ってきた!うろたえるアガサ。一方ホームズは正気に戻って、ベッポの描いた似顔絵を取り返しに来た、と。ホームズ、ミルヴァートン先生にも全くひるみません。1話のモリアーティ教頭に対峙したシーンを思い出します。ミルヴァートン先生は、返して欲しければベッポ本人が来るべきだ、返さないが、と厳しい態度。さらに、ホームズとワトソンに留守の間を狙って忍び込んだな、と問い詰める。これには、アガサが慌ててフォロー。自習してたら、2人はノックをして入ってきた、と。アガサもがんばります。諦めたミルヴァートン先生、もう行け、と2人に言い放ち、おとなしく従うホームズの一方で…、今度はワトソンがミルヴァートン先生に立ち向かいます…!「何で、生徒に厳しく当たるんです?」「生徒は皆あなたを嫌っています」「あなたは本当は生徒思いの優しい先生だ」意外なワトソンの行動に、思わずえっ!?と声をあげてしまいました。

 ホームズは人や現場を観察し、推理してその人の心理を見抜く。それはワトソンには出来ない。だから、ワトソンは直接訊く。相手を怒らせないように、でも本音を引き出すように。今回、ミルヴァートン先生に対してはストレートに。この第10話で、最もドキドキしたシーンです。ワトソン…やるなぁ!
 この人形劇ではワトソンは15歳の学生。父が医師とは言え、原作ワトスンの医師スキルを15歳ワトソンは持っていません。でも、相手を思いやりながら問診するように、ホームズとも、レストレードやシャーマンたちとも、依頼人や犯人たちとも会話する。そして、ミルヴァートン先生とも。ミルヴァートン先生は本当は優しいとわかった。ならば、そのいいところを認めて引き出す。これがワトソンのやり方。

 ワトソンの問いに、ミルヴァートン先生は、それが仕事だからだ、と。学園生活は、規律を守ってこそ自由がある。それを生徒たちに教えるのが仕事。そのためなら嫌われたって構わない。実際、いますね。厳しいけれども、本当は生徒のことを思ってくれている先生。叱る時にはきちんと叱ってくれる先生。当時は嫌われ、煙たがられても、卒業し大人になると、そんな先生の存在が懐かしく、ありがたくも思います。
 でも引き下がらないワトソン「ものには限度があります!」いつになく勇敢。ミルヴァートン先生は「それが私のやり方なのだ!」とこちらも引き下がらない。まさかワトソンがミルヴァートンに立ち向かうとは思いませんでした、本当に。

 そこへ、部屋のドアを乱暴に叩き、怒鳴り声が。3人に隠れろと指示するミルヴァートン先生。やって来たのは、マスクをして棒を持ったディーラー寮の生徒2人…あの2人…バレバレですって。これまでミルヴァートン先生に厳しくされた仕返しに来た2人。ミルヴァートン先生、抵抗せず殴られる…ああ…。黙っていられない、出て行こうとしてホームズに止められるワトソン。怖がるアガサ。カーテンの隙間から、じっと見ているホームズ。2人の生徒が去った後、ミルヴァートン先生は頭に怪我をして血が。ミルヴァートン先生は、アガサにロイロット先生を呼んでくるように言いつける。残ったホームズとワトソンに再び「これが私のやり方なのだ」と言いながら、ベッポの描いた似顔絵を観る。やはり保管していた。保管していた理由…こんなにうまく描いてもらったのは初めてだ、一生の宝物にしたいところだ、と。ベッポにそう言えばいいのに、とまだ引き下がらないワトソン。しかし、ミルヴァートン先生は厳しい口調のまま、長年培ってきたイメージというものがあるのだ、と似顔絵も破いてしまう…。ああ…。このシーンで流れている音楽が、ミルヴァートン先生の心の奥を表現しているような音楽。楽器はツィターかな?ミルヴァートン先生の語りに合わせて、ぽつりぽつりと鳴ります。いい曲だ。

 殴った2人の生徒は必ず見つけ出して厳重に処罰すると言った一方で、ホームズとワトソンのことはアガサのために見逃す、と。アガサはとてもデリケートな生徒。アガサを巻き込みたくない。
 生徒に対して厳しく嫌われるミルヴァートン先生と、人前が苦手で引っ込み思案で独特の感性を持つアガサ。学園という"社会"から、孤立・疎外されている2人。だからこそ、ミルヴァートン先生はアガサのことを気にかけ補修授業もしているし、アガサもミルヴァートン先生の優しいところも知っている。お互いのことを理解し合えている。
 そう、学校は楽しいところとは限らない。現代ではアガサのように集団に馴染めない子は珍しくないですが、19世紀後半のイギリスの寄宿学校にもいたかもしれない。人形劇を観ている子どもにも、大人(親)にも、学校とは、集団生活とは、と問いかけ語りかけてくる。凄い、「犯人は二人」がこんな話になるなんて。
 だから、今回の原作の邦題を「チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン」にしたのか。「犯人は二人」でも、「恐喝王ミルヴァートン」でもなく。

 ミルヴァートン先生の部屋から出た2人…そこへ生活委員のレストレードと生活指導のロイロット先生が!レストレードが警部、というより、岡っ引きみたいw逃げる2人。ホームズは身軽に逃げるが、ワトソンは足の怪我のせいか、うまく走れない。追ってくるレストレードに物を投げ、命中!足は遅いけど、ラグビーで鍛えた腕は確かなようです。
 翌朝、221Bにレストレードが。頭に怪我をしている。昨夜逃げた2人のことを話す。もうひとりはどんくさくて、マスクをしてても下膨れで…ワトソン…今回も散々です…。ホームズに協力を求めるが、ホームズは拒否。相手がミルヴァートン先生なら仕方ない、自力でがんばると221Bを出て行くレストレード。がんばれレストレード。ミルヴァートン先生を殴ったあの2人を捕まえられるか…捕まえて欲しい。頼むぞレストレード。

 「今回は僕の負けだ」ホームズ、3敗目です…。絵は取り返せず、ミルヴァートン先生の心理も見抜けなかった。でも、落ち込んでいない。
「どうやら人間は僕が思っている以上に奇妙で複雑な生き物らしい。それがわかっただけでも収穫はあった」

 ホームズ、タフになりましたね。これから、さらに成長してゆくことを予感させます。そしてこの2人、いいコンビになってきましたね。お互いを補い合っている。15歳のノリで笑い合える親友としても。
 最初の頃は、「変わり者」「問題児」扱いされて、ホームズこそ学校という"社会"から疎外・孤立していた。それが今では親友も、友達も、助けてくれる人も、尊敬・敬愛している人もいる。ホームズのこれまでの成長にも目を見張るものがあります。

 そんな221Bに今度はハドソン夫人。朝ごはん…?やってきたのはアガサ!食堂で食べるのは苦手で、いつも部屋で食べている。ホームズとワトソンのことが気に入ったので、ここで食べる、と。拒否するホームズに、ミルヴァートン先生の部屋に忍び込んだことを見逃してもらったのは誰のおかげかな?とアガサ…「恐喝王ミルヴァートン」じゃなくて、「脅迫少女アガサ」じゃないですかこれでは!!w怒り、震えながら椅子を抱えるホームズ。「それは投げちゃダメでしょ」と抑えるワトソンwワトソン、お母さんですかw

 ミルヴァートン先生も学校に残っているし、アガサも今後221Bに頻繁にやってくることは確実。221Bに、アガサが持ち歩いている黒いクマのぬいぐるみがありましたね。この2人が、今後どう絡んでくるか楽しみです。ミルヴァートン先生をこのような人物に改変したからには、今後何かしらホームズとワトソンとまた会うことがありそうです。

 今回は「ワトソンメモ」も「シャーロッQ!」もあります。ワトソンメモのイラストは、ベッポの似顔絵を忠実に再現していた。ワトソンもかなりの絵の腕前である。あのひどいホームズとワトソンの似顔絵も。「僕はあんなまぬけな顔じゃない。だよね?だよね?誰かそうだと言ってくれ!」と視聴者に語りかけるのに吹きましたw今回のワトソンは、言動はマヌケじゃなかったですよ!
 今回の「シャーロッQ!」は原作を読めばわかります。でも、そこで終わる「シャーロッQ!」じゃない。そこからわかる19世紀後半のイギリス社会、文化の解説が興味深い。「シャーロッQ!」いいコーナーです。

 私もベッポに負けじと、ミルヴァートン先生描きました。
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 厳格さと優しさを同時に表現するのは難しいです…。

 次回は「まだらの紐の冒険」、先行放送第6回ですね。
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by halca-kaukana057 | 2014-12-16 22:31 | Eテレ・NHK教育テレビ

事件に流れる不協和音、調和の終止? 人形劇「シャーロックホームズ」第9話

 今週のNHK人形劇「シャーロックホームズ」は、先週の続き。第9話「愉快な四人組の冒険」(後編)。原作は引き続き「四つの署名」。

・「愉快な四人組の冒険」前編 感想:恋するワトソンは前途多難? 人形劇「シャーロックホームズ」第8話

 冒頭はナレーションワトソンによる前編のおさらい。事件の経緯を語るワトソン。そして、勿論一目惚れしてしまった依頼人・メアリー・モースタンのことも。…とここでおさらい映像が映写機のようなスクリーンに映されていて、ホームズが「一言多いんじゃないか?」えっ、ホームズが割り込んできた!「うるさいっ!」と照れながら反発するワトソン。ナレーションワトソンにホームズが割り込んでくる、こんな演出は初めて。冒頭から笑ってしまいました。

 夜の寮。複数の人が怒鳴り合い、叫び、殴り合い、物が割れる音がする(誰が誰だかわかってしまう文字放送…いえいえ、文字放送は助かりますよ、本当に。台詞などを正確に確認できるので。)。翌朝早く、ディーラー寮に駆け込んできたホームズとワトソン。寮の入り口には生活委員のレストレードが立っている。立ち入りを規制している。原作(正典)のレストレード警部そのもの。レストレードの話だと、生徒が2人血を流して倒れていた、と。…ショルトー兄弟か!今は保健室にいると聞いて、今度は保健室へ。保健室…アドラー先生再登場です!中に入ると、ロイロット先生が事情聴取中。ホームズ、ロイロット先生に構わずショルトー兄弟に犯人のことを聞くが、双子はそっぽを向いて、ホームズとワトソンによそよそしい態度。そんなの知らない。兄弟げんかをして怪我をしただけだ、と。えっ?何故嘘をつくんだ!?と食って掛かるワトソンだが、双子は更に怒るばかり。保健室を出る2人。…ショルトー兄弟、何か隠そうとしている?

 保健室の外、渡り廊下でアドラー先生から双子の怪我のことを聞くが、兄弟げんかで殴り合って出来たような傷じゃない、2人とも爪は伸びていなかった。さすが、アドラー先生、見抜いています。勿論ホームズも敬服。そんなホームズに、アドラー先生が質問。事件が解決した後、謝礼は貰っているの?と。貰っていない、事件そのものが報酬だ、と。アドラー先生に鼻をちょんとつつかれて、こちらも「素敵」敬服の姿勢。照れ、それを隠そうとするホームズを「カッコつけちゃって」とからかうワトソン。ホームズ、ワトソンを「うるさい!」と思いっきり突き飛ばした!ひどい!wでも、冒頭のやり取りといい、このシーンでも、2人の仲が15歳のノリでいい。
 ちなみに、正典でも、ホームズはほとんどの場合謝礼は貰わず、ただ事件を解決することだけを"楽しみ"にしている。人形劇の学生の設定でも、「仕事」と言うのだから面白い。
 ところで、保健室の前にいたアドラー先生。何かをかじっていたようだけど、何だろう?最初、たばこかと思ったのですが、カリカリとかじっている音が。棒状のビスケット?

 再びディーラー寮へ。現場を見たい、が、やっぱりレストレードが立って規制している。でもそんなのお構いなし。5を数える間だけ…ワトソンのカウントダウンが笑える。ショルトー兄弟の部屋は乱闘の後で散らかった状態(やっぱりショルトー兄弟の部屋のシーンのBGMは、J.S.バッハ「トッカータとフーガニ短調」)。あのワトソンがパイクから買った塗り薬に、アーサーの部屋の屋根にあったあの小さな足跡が。何故犯人はショルトー兄弟の部屋に夜の間に侵入したのか。襲うだけなら夜じゃなくても、部屋にいなくても出来る。部屋の中にある、何かを探している…昼間は持ち歩いていて、部屋には無いだろうもの…楽譜。トレジャーズの合唱曲「アグラの宝物」の楽譜。部屋にはサディアスのパート譜が他の楽譜の中に隠してあった。バーソロミューの楽譜は犯人が持っているだろうが、サディアスの楽譜はここにある。犯人はこの楽譜も狙って、まだ校内に潜んでいるはず。しかも、犯人のひとりはあのにおいのきつい塗り薬に触ってしまっている。そうです、あの子の出番です!

 ワトソンはメアリーを連れて動物小屋へ。7話で登場した犬、トビィの出番です。「四つの署名」ならトビィの出番。勿論貸してくれるのはシャーマン(原作ではおじいさんですが…)。ショルトー兄弟の部屋のにおいをかがせ、トビィと一緒に犯人捜索開始!
 このショルトー兄弟の部屋のシーンでのレストレードが散々でした…。レストレード、今回は許してね…。いや、今後も校内で事件が起きれば、レストレードは生活委員としての使命として現場にいるだろう。そこでまた同じように、ホームズとワトソンと会うことになるかもしれない。ホームズとワトソンが事件を追っていることはわかっているけど、生活委員としての立場が…レストレード、胃薬必要か…?wつらい立場だなぁ…。

 においを追って校内を走るトビィと、ついて行くホームズ、ワトソン、メアリー。ワトソンがメアリーさん、と呼ぶと…呼んだ?と出てきたのは、メアリー・サザーランド嬢。4話「消えたボーイフレンドの冒険」の依頼人。しかも、ウィンディバンクも一緒に。あの後、仲直りしてうまくやっている様子。よかった。また事件?がんばってね!と応援してくれる2人。更に走ると、今度はジェイベズ・ウィルソンが。5話「赤毛クラブの冒険」の依頼人。ウィルソンの髪を見てメアリー、「トマトみたい」…それ言っちゃダメ!!案の定、落ち込むウィルソン…。でも、捜索は続きます。
 メアリー・サザーランドとメアリー・モースタン。2人のメアリー。原作で共演することはありません。ウィルソンも「赤毛連盟」以外で出てくることは無い。舞台が学園という設定だからこそ出来る共演、演出です。
 この捜索シーンで流れている音楽は、2話のスタンガスンの部屋に行くシーンでも使われていましたね。お気に入りの曲です。事件を追うという重さより、冒険に出ているワクワク感が伝わってくる音楽。

 そしてたどり着いたのは、アーチャー寮。ある部屋の前に来たトビィ。その部屋(222A)は…メアリーの部屋。メアリーを部屋の前で待っている間、ワトソンが自分の塗り薬を傷に塗っていたのでした…。ああ…。

 「僕の責任だ」と詫びるワトソン。いや、今のを犯人は見ているだろう。逃げるとすれば、犬が登れない屋根…。ここでホームズ「いよいよ、ベイカー寮遊撃隊の力を借りる時が来たようだ…」えっ?シャーマンが呼んだのは「ウィギンズ」…ネズミ?リーダーのウィギンズ率いる、ベイカー寮遊撃隊、ホームズの部下だと!!?ホームズは犯人の特徴を伝え、遊撃隊出動!
 ベイカー寮遊撃隊、正典では「ベイカー街遊撃隊(ベイカー・ストリート・イレギュラーズ)」。「イレギュラーズ」とよく呼ばれます。ホームズがウィギンズはじめ貧しい子どもたちに賃金を与え、スパイとして犯人捜索をさせていた。まさかイレギュラーズが出てくるとは思わなかった!しかも、ネズミとは!!…ベイカー寮は関係ないんじゃないのか…?(細かいことは気にするなw)ホームズの言葉を理解しているし、シャーマンが通訳をする。7話でマイクロフトに丸め込まれそうになりましたが、シャーロックは自分自身でシャーマンが動物と会話が出来る、と確かめた。実に爽快なシーンです。しかも、シャーマン、「そんなこともあろうかと」と言った!どこの真田さん、もしくは小惑星探査機(初代)ですか!wもう笑い転げましたw

 ウィギンズたちが捜索している間、メアリーはホームズさんはどんな事件でも解決できるの?と、もうひとつの奇妙なことを語り出す。この学校に入る前、家に毎週、絵葉書が届いていた。誰からかはわからない。いつも同じ郵便局の消印で。世界中のきれいな風景の絵葉書だった、と…。
 原作での、メアリーに送られてくる真珠は絵葉書に改変なのですね。このメアリーが語るシーンでの音楽も良かった。シロフォンの音色が優しい。あと、メアリーが語り始める前、朝霧の中で、屋根を見上げるホームズの横顔がとてもきれいだった。後編はこのシーンだけで無く、他のシーンでも朝霧が幻想的な雰囲気を演出している。

 ここで、遊撃隊(イレギュラーズ)が犯人を見つけた!屋根から落ちる犯人…ジョナサン・スモール。そして、スモールの自白。最初は怒るスモールに、
「僕らは敵じゃない」
「あなたがどんなに悔しい想いをしたか、大体わかっているつもりです」
とホームズ。意外だった。スモールの犯行を咎めるわけではないこと、そして、ホームズがスモールの心の内に寄り添おうとしていることが。ホームズは、何故スモールがアーサーやショルトー兄弟の部屋に侵入したか、わかっているからそう言えるのだろう。わかっているから、寄り添おうとする。私にはこの台詞の時までわかりませんでした。

 スモールは郵便配達員。でも、アーサーの家に郵便を届けたことから親しくなり、歌が得意だったのでトレジャーズに入れてもらった。曲を作ったスモール。スモールは作曲は出来るが、譜面が書けない。アーサーが譜面に起こしてくれた。そして出来たオリジナル曲「あなたは宝物」はトレジャーズのメンバーもお気に入り、聴衆にも好評で、学校対抗合唱コンクールに推薦された。でも、スモールはビートン校の学生ではない。スモールが出られないなら、コンクールは諦めようと、アーサーは言ってくれたのに…。アーサーたちは「アグラの宝物」と改作して、コンクールに出ようとした。アーサーたちは裏切った…!それを知ったスモールは怒り、「アグラの宝物」の楽譜を奪おうと事件を起こした。サル(?)のトンガを天窓から侵入させ、ドアのチェーンを外させて、部屋に入り楽譜を奪おうとしたところに、アーサーが起きてきたので殴った、と。
 スモールは作曲は出来るけど譜面を書けず、アーサーが書いた。その曲をアーサーは改作し、自分の曲だ、これでコンクールに出ると言った…某ゴーストライター騒動を思い出します。スモールは何歳ぐらいなんだろう。音楽の才能はあるけど譜面に書けないのは、音楽教育を受けていないから。スモールは学校へ、しかもビートン校のような名門校に入ることが出来ず、働いている、のか?17、8歳ぐらい?

 ワトソンの、楽譜を盗んでも、何回でも書き直せるのに?というスモールへの質問もよかった。楽譜よりも大事なのは、この曲がスモールの曲であること。「アグラの宝物」じゃない、「あなたは宝物」。「あなたは宝物」の歌詞に「誰にも渡さない」とありますが、スモールにとってもこの曲は誰にも渡せないもの。スモールの強い口調。憤りと悔しさ。ここで、病院から戻ってきたアーサーが登場。保健室に移動して、ショルトー兄弟も一緒に。アーサーも反省して、コンクールには出ない、曲はスモールに返す、と。謝り合って、事件解決。謝り合うシーンもコーラスで。「いつものあれ」と言っていたので、これがトレジャーズのやり方なのだろう。きれいなハーモニー。コンクールに出ることよりも大事な仲間。トレジャーズに流れていた不協和音が、調和へ、きれいなハーモニーに揃いました。ハーモニーはメンバーの心が揃うこと。

 ここでホームズがもうひとつ質問。「あなたは宝物」の「あなた」って誰?ホームズのもうひとつの推理…スモールの鞄から落ちた一枚の絵葉書。届かなかった絵葉書。メアリーへの…。

 …えええええええっ!!!?ちょ、ちょっと待ってください!!スモールがメアリーに片想いしていた!?そんなの勿論原作にはありません!!って、メアリーはワトソンと…えええええええ!!!!
 絵葉書がスモールからのものだったと知るメアリー。ここでワトソンの方を向くホームズ。ワトソンは、いつもの笑顔で頷く…メアリーのもうひとつの謎が解けたのを喜んでいるのかな…って、ほのぼのしてる場合じゃないですよワトソン!!メアリーへの恋、破れる…?いや、まだメアリーとスモールが両想いになったわけじゃない、付き合い始めたわけじゃない、よね、ですよね?メアリーは校内にいるから、ワトソンにはまだチャンスがある。この恋はまだ終わってない、はず!!後編では、ワトソンがメアリーのそばにずっといて、事あるごとにメアリーを支えていたし…。
 「冒険ファンブック」のワトソン役・高木渉さんのインタビューで、これから後半、ワトソンがどんどん男前になっていく、と仰っていたのできっと男前になって、メアリーの心を掴むんですよね。そうであって欲しい!原作ではワトスンとメアリーの馴れ初めだった「四つの署名」。それが楽しみで観ていたのに!とんだどんでん返しです…。最後まで15歳ワトソンとメアリーが結ばれなかったら、三谷幸喜さん…そんなのないですよ…!

 221Bに戻ったホームズとワトソン。ワトソンは「あなたは宝物」はメアリーのことを歌った歌だったのかと浮かれている。一方ホームズは興味なし、と再びシャボン玉の実験へ(原作のコカイン…。普段ならピロピロ笛=パイプでしょうが、原作に合わせてシャボン玉)。また会いたいな…とまだまだベタ惚れのワトソン。後編は前編のベタ惚れから抜けて、メアリーの前でもいつものホームズと一緒に事件を追うワトソンだったのに。「あなたは宝物」を歌うが、ひどい。酷い。これはひどい。15歳ワトソン、音楽は苦手なのね……。ホームズ、ワトソンの酷い歌に耐えられず「もはや暴力だ!!」ワトソン…あらゆる意味でがんばれワトソン。
 1話で、ホームズと同室になった生徒は、ノイローゼになって3日で部屋を変えて欲しいと頼む、とスタンフォードが言っていましたが、ワトソンならホームズをノイローゼにさせることができるかも。ある意味強いw


 今回はトレジャーズの仲間割れから起きた悲劇もありつつも、楽しい、笑ってばかりの回でした。原作ネタも前編と変わらず豊富。やっぱり原作読んでたほうが楽しめますよ。4人の署名も原作では違いますし。トンガもうまいこと変えたなぁ。以下他にも気付いた点を。

・今回はホームズがすんなりと事件を解きました。6・7話が一筋縄でいかなかった分、今回は事件を追う間も爽快感がありました。
・前編でトレジャーズが歌を披露しているシーンで、サザーランド嬢が出てきていましたが、後編ではウィンディバンクも一緒に。ウィンディバンクと仲直りしたことも意味していますし、サザーランド嬢にとってウィンディバンクが「宝物」なんでしょうね。
・トレジャーズは最初はスコットランド民謡を歌っていた、とありました。「グリーンスリーヴス」を歌っていましたが、NHKは今期、Eテレでもスコットランド推しですね。それなら、他にも「蛍の光(Auld Lang Syne)」や「故郷の空(Comin Thro' The Rye)」、「The Water Is Wide」も歌って欲しいですね。
 「あなたは宝物」「グリースリーヴス」トレジャーズの歌をサントラに入れてください!勿論フルサイズで!
・OPのキャストクレジットが凄いことになっていた。豪華ってレベルじゃない。後編にハドソン夫人がいなかったのが残念。
・7話でも山寺宏一さんは動物の声など何役もやられていたそうですが、今回も動物たちの声はやっぱり山寺さん。主役なのに!
・そういえば、今回は「ワトソンメモ」が無かった。珍しい。「シャーロッQ!」もありませんでした。イレギュラーズのこととか出して欲しかったのにな。
・「冒険ファンブック」ではミュージカル回と予告されていたのですが、そんなにミュージカルには感じませんでした。もっと歌うシーンが多ければ。

 最後に、今回も描いた。
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 ジョナサン・スモール。今回ワトソンメモがあったらこんな風に描かれるだろう。ボトムが生徒たちの制服のスカートのような感じに見えたのですが、普通のズボンで描いた。スモールは初めての校外の人物ですね。今後も出てくるのだろうか。どう関わってくるのだろうか。ワトソンよりも肌の色が焼けているのは、原作通りの設定からですね。ダンカン・ロスよりもハンサムだなぁ。このスモールと恋敵になるのか、ワトソン。とにかく、スモールとメアリーとワトソンの三角関係(?)がどうなるのか気になります!
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by halca-kaukana057 | 2014-12-08 23:16 | Eテレ・NHK教育テレビ

おやつの時間、コーヒータイム 「クインテット」でコーヒーシリーズ2

 以前描いたイラストの続きです。「クインテット」でコーヒーシリーズ。当地は大雪で、一気に外が真っ白。あたたかいコーヒーも、うっかりすると冷めてしまいます。
・第1回:スコアさんの喫茶店 「クインテット」でコーヒーシリーズ1

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 第2回はアリアさんとチーボーです。
背景が決まらないなぁ…。適当になってしまった…。2人の服は本編のものとは変えてみました。アリアさんはオシャレだから、色々持ってるに違いない。リボンタイのブラウスにカーディガン。リボンタイ、ラッフルタイなど、タイ付きの服が好きです(お前の趣味を誰も聞いてない

 午後、おやつの時間。スコアさんがコーヒーを淹れているところへやって来たアリアさん。ヴァイオリン(と声楽も受けていると思う)のレッスンの帰り。疲れたから甘いものを…とミルクとはちみつ(喉のため)多めのカフェオレでひといき。チーボーも外で遊んできて、ホットミルクでおやつの時間。さすがにチーボーにコーヒーはまずい。公式では11ヶ月の設定だからなぁ…。私は大体3歳~5歳ぐらいで描いてます。それでも随分幅がある。パンケーキ(ホットケーキ…どっちだ?)に焼き菓子は、フラットさんが作ってくれました。アリアさんの手作りお菓子は(以下略 

 アリアさん、レッスンのおさらいをしようとテキストを机の上に出すけれども、読んでいるのはファッション誌…。こんな回、ありましたよね。図書館から借りてきた本を読まず、雑誌を読んでるアリアさん。でも、アリアさんは練習の鬼、ヴァイオリンの演奏に関しては自分に厳しい(他者にも厳しい。即興演奏するフラットさんに「楽譜どおりに演奏して」とケンカになったこともありましたね)優等生タイプだと私は見ているので、ひとやすみしたらちゃんと練習しますよ。

 まだ続きます。いつになるかは未定です(年末で忙しい!)。次回は勿論、あの2人です…。オチ要員?それとも?
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by halca-kaukana057 | 2014-12-07 21:55 | イラスト・落描き

恋するワトソンは前途多難? 人形劇「シャーロックホームズ」第8話

 今週は日曜、放送日に書けます。NHK人形劇「シャーロックホームズ」第8話「愉快な四人組の冒険」(前編)。前後編です。原作は勿論「四つの署名」。

 今回は、最初に一言言わせてください。原作(正典)読みましょう!是非!!次から次へと原作のネタが出てきて、しかも「そう来るか!」というアレンジに唸ってばかりでした。原作を読んでいなくても勿論楽しめますが、読んで元ネタ知ってたほうがもっと楽しめる!
 原作まだ読んだことない…難しそう…と思っている方へはまた後ほど書きます。

 冒頭、ビーカーの液体をじっと見つめるホームズ。注射器で吸い上げ…ま、まさか!!15歳ホームズまで…まさか!!とハラハラしたのは私だけではない、絶対に。その注射器をパイプのようなものに刺し、膨らます…?ここでロフトから降りてきたワトソン。寝巻でナイトキャップもしている、寝起き。夜通しその実験してたの?身体壊すよ?と心配する。その実験していたものとは…大きなシャボン玉。ここで笑うと共に、胸をなでおろしました。よかった…。
 原作のホームズはパイプでタバコもよく吸う…現代で言えばヘビースモーカー並みですが、モルヒネやコカインにも手を出していました。19世紀末のイギリスでは法には触れません。が、勿論身体にはよくない。一時的には活動的になれるけど、切れた後は廃人。原作ワトスンは医師の立場からも、ホームズに忠告します。が、受け入れず…。
 人形劇ではホームズはパイプの代わりにピロピロ笛を吹く。「四つの署名」ではコカインの話が出てくるので、どうするのかなぁ…と思ったらこう改変してきましたか。ホームズの奇妙な実験のひとつに。うまい。人形劇15歳ワトソンも、徹夜の面でホームズの身体を心配しています。

 そんな221Bに、いきなりやってきたハドソン夫人。朗らかに歌っている。何事!?しかももうひとり誰かいる!郵便配達のジョナサンさん。221Bで突撃リサイタルですかw出て行った2人、顔を見合わせ呆然とするホームズとワトソン…。何ですか今回は。冒頭から飛ばし過ぎです!w

 さて、今回の依頼人はアーチャー寮の女子生徒、メアリー・モースタン(学年不明、だが2年以下)。兄のアーサー(アーチャー寮3年)が夜中、突然部屋で殴られ負傷、今は病院にいる。そんなメアリーを見つめるワトソンは…一目惚れしてしまいましたwメアリーのことを語るナレーションワトソンが、原作のワトスンそのままだったw

 このメアリー、前回の感想と予告イラストのとおり、大きな青い目が印象的な可愛らしい女の子。でも、ホームズを最初警戒したり、ホームズが現場検証出来るように兄・アーサーの部屋を事件後のままにしておいたり、手がかりを探そうと屋根に登るホームズを追って屋根に登ったり。221Bから帰る時も、ワトソンの「送りましょうか?」の言葉にも「結構です」とピシャリ。気の強いところもある、しっかりとした、賢く勇気のある子です。再登場のラングデール・パイクの依頼料の代わりの商談にも、思い切りよく「買います」と。
 
 一方のワトソンが…メアリーにベタ惚れで、いいところを見せようとがんばるけれども、メアリーの方がホームズの相棒になれそうなぐらいだ…。屋根に登るシーンでも、ただ「メアリーさん、危ないよ!」と言うばかり。屋根に登ろうとしない。どうしたスポーツマン。鍛えてるんだから屋根に登るぐらい平気でしょう!!と思ったら、公式さんによると高所恐怖症らしい…(公式FBより)。そしてその結果が予告でも出てきたあのシーン。無事でよかった。

 221Bに戻って、メアリーに手当てをしてもらうワトソン。あと、パイクから買った塗り薬。このあたりで、人形劇15歳ワトソンは医師の息子で、医学に少しは詳しいだろうところを見せて欲しかった。ノベライズではそんな表現が少々あるのですが、人形劇本編では、ワトソンが医師の息子と出てきたのは1話冒頭、スタンフォードに医師の父がロンドンで開業して、オーストラリアから戻ってきた、というシーンだけ。何だか寂しいなぁ。
 …いや、ワトソンが医者(医学の知識のある・なし)じゃなくても、ホームズの親友であり相棒である。職業(学生なので関係ありませんが)、過去の経歴、学歴、社会的立場、専門分野…そんなものは関係無く、ホームズとワトソンは親友で、ホームズは事件を推理し、ワトソンは被害者・加害者の心理を察してサポートする。人形劇での2人の関係はそんな関係にしたいのかな?
 でも、この8話のワトソンでは、メアリーの心をつかむのは難しそう…。ワトソンの恋、どうなる。心配になってきました。

 アーサーの部屋に残された、破かれた厚紙。アーサーを含む、4人の名前がサインしてあった。ホームズの推理とパイクの調査でわかったあとの3人のうちの2人…双子のバーソロミュー(サインではBart:バート)・ショルトーとサディアス(サインではThady:サディ)・ショルトー(ディーラー寮3年。原作どおりなら確かにディーラー寮)。弟のサディアスが語る、その4人で結成していたコーラスグループ「トレジャーズ」の話。アーサーは作曲の才能もあり、4人で歌った歌「アグラの宝物」は校内でも大評判。校外でも知られていた。が、そのコーラスグループで困ったことが。全国学生合唱コンクールに出るこになったのだが、ひとりビートン校の学生じゃないメンバーがいる。話し合い、そのメンバーは脱退。歌はうまいのに残念だった…。アーサーの事件はそいつが犯人だ、と。次に狙われるのは、僕らショルトー兄弟。兄のバーソロミューはホームズたちを威嚇し、部屋から追い出してしまう。脱退したメンバーについて聞こうとしても、怒るばかり。そのメンバーがいたら「コンクールには出られない!」この台詞に、これは何かあるなと思いました。

 ショルトー兄弟は6話、ホームズとベインズとの推理対決で出てきた子です(双子…どっちだ?)。ショルトー兄弟の部屋にはグランドピアノがある。さすがディーラー寮。そして2人のBGMが、J.S.バッハの「トッカータとフーガニ短調」。冒頭の有名な部分ですね。何か不吉な雰囲気です…。
 「アグラの宝物」も、こう改変して来たか!また唸りました。4人のコーラスもとてもきれい。歌詞が謎、不思議な内容です。
 あと、ワトソンが渋々パイクから買った塗り薬を、かゆみにも効くからと貰い、塗った弟サディアス。匂いがきつく、行く先々で臭い、匂うと言われてしまうワトソン…不憫。このきつい匂いの塗り薬を塗ったサディアス、後半で何かありそうです。

 その4人目の、脱退したメンバー…ジョニー。冒頭のドタバタ劇が伏線だったとは!!夜、ディーラー寮を渡り廊下からうかがうその男、ジョニー…ジョナサン・スモール。このシーンのBGMにとても惹きつけられました。後編に続きます!
 観る前までは、ワトソン大活躍回か?と思っていたのに、残念な役回りばかり…。後編ではがんばれワトソン。ただ、ショルトー兄弟の部屋から帰って来たシーンでは、ワトソンとメアリーは少し打ち解けた雰囲気。ワトソンの恋の行方はいかに。いつまでもベタ惚れしてないで、4話のサザーランド嬢とウィンディバンクをうまくフォローしたみたいに、ビシッと、ワトソンらしく優しく、決めてくださいよ!

 次回予告では、アドラー先生も再登場!トビィも出番です。「グリーンスリーヴス」を見事なハーモニーで歌う「トレジャーズ」の4人。4人はどうなる?「愉快な四人組」とタイトルにありますが、今の状況では愉快とは言えない。何が起こるのだろう?
 そして…ワトソン、活躍するチャンスはあるのだろうか…次回予告を観る限り、あまりなさそうな…本当に心配です。 

 個人的に、バーソロミューの言動、「アグラの宝物」が歌という点で、ちょっと結末がわかった気がします。原作の筋に沿って行くならば。

 今回は前後編なのであるかな?と思った「シャーロッQ!」。ありました。メアリーに惚れたワトスン、一方何とも思わないホームズ。そのホームズに対してワトスンが言った言葉からクイズ。ワトスンの台詞から出題されたのは初めて。答えのワトスンの台詞の朗読は、勿論15歳ワトソン役の高木渉さんですよね?15歳ワトソンとは全く雰囲気が違う声、話し方。これまではホームズの台詞だけが取り上げられ、朗読はホームズ役山寺宏一さん。声の若さは違うけど、15歳でも原作でも話し方の雰囲気は似ているので、それほど驚かなかったのですが、今回のワトスンは驚いた。カウントダウンアニメも、ホームズとワトソンの一騒動バージョン。カウントダウンアニメは3種類?まだ別バージョンが出てくるかな?
 この「シャーロッQ!」、原作の解説だけで無く、19世紀後半のヨーロッパ、イギリスの社会や文化、科学などの歴史についての解説がとても興味深いです。アーサー・コナン・ドイルがどんな社会・時代背景の中、「ホームズ」シリーズを書いていたのか。それが物語の中でどう反映されているのか。面白い。このコーナー凄い。これまでのクイズも、訳によっては書かれていない、言及されていない内容もあり、物語から一歩踏み込んだ読解が出来るような出題。視聴者をシャーロキアンにする気満々ですね。



 最初でも書きましたが、今回は原作ネタがたっぷり出てきました。立場や職業は改変されていますが、登場人物の性格や言動もほぼ原作通り。まだ読んでいないという方は、「四つの署名」(訳によっては「四つのサイン」「四人の署名」)を読むことをオススメします。
 原作は難しそう…しかも訳が沢山あってどれがいいのかわからない…。わかります。私もそうでした。でも、人形劇である程度予習しているので、きっとついて行けます。勿論学園ものに改変しているので、違うところは沢山あります。そんな違いも、元ネタも探しながら読んでみてください。
 訳ですが、私もまだ正典入門中のため、細かくどれがどうと詳しく解説できません。これ!と断言出来ません。ただ、大まかに分類すると
・新潮文庫:格調ある訳。19世紀英国紳士の雰囲気を堪能できます。挿絵はなし。脚注少なめ。
・河出文庫:訳はやわらかめ。初版での挿絵を全て掲載。解説もとても詳しい。私が今通して読んでいるのがこれ
・光文社文庫、創元推理文庫:訳はこちらもやわらかめ。挿絵あり、脚注もある。
・角川文庫:訳はよりやわらかめ。挿絵なし。脚注は確認してませんすみません…。
・講談社青い鳥文庫:児童文庫なので読みやすい。イラストはアニメ調で親しみやすい。最初と最後に解説あり。
 本当に大まかです…。書店で手にとって読んでみて、読みやすいなと思ったものを読んでみてください。検索すると、もっと詳しいシャーロキアンさんの比較が出てくると思うので、それも参考にしてみてください。

 この人形劇から入った入門者の私が言うのもなんですが…人形劇で面白いと思ったら、是非原作も読んで見て欲しいです。全部は無理でも人形劇で取り上げられたエピソードだけでも。
 映像化作品も沢山あるので、他の「ホームズ」も見て欲しいなぁ。どれも面白い。あと、音楽もいい。
 古典だから、こんなに色々な形で楽しめるのだろうな。訳も同じく。本国ではなく、日本だから、こんなに多様な訳で楽しめる。ホームズ沼は広くて底なしです…。



 今週は先週予告イラスト描いたので、本編とは全く関係の無いイラストを。
 前回、マイクロフトに制服が違うから明らかに転校生…と言われていたワトソン。もうビートン校に大分馴染んでいるし、いつまでも転校生扱いなのがかわいそうに思えたので描いた。ベイカー寮制服ワトソン。
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 スケッチ画。結構似合うかも?タイは前の学校のものを使うことにした。前の学校の茶色の制服もちょっと分析しています。
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 ペン入れして色鉛筆でカラー版。なかなか似合うじゃないか!本編ではずっとあの茶色の制服だろうけど、最終回の最後あたりで着ていたら嬉しい。
 あと、何故茶色の制服のままなのか。ホームズも紺色の制服で、2人同じ色だと映えないから?あの茶色の制服はあれで似合っていて好きです。

 最後に、いよいよ始まりました、渋谷のNHKスタジオパークで人形劇ホームズ展。ビートン校の廊下や221Bなどの舞台の再現、小道具の実物展示が観たい!人形劇実演ワークショップも毎週日曜に開催。いいなぁ、10月だったらNHKスタジオパーク、行ったのに!!
 詳しくは以下公式サイトで確認してくださいね。12月28日まで。
NHKスタジオパーク:イベント情報:NHKパペットエンターテインメントシャーロックホームズ展
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by halca-kaukana057 | 2014-12-01 00:15 | Eテレ・NHK教育テレビ

論理的事実か幻想か 人形劇「シャーロックホームズ」第7話

 今週は火曜になってしまいました。NHK人形劇「シャーロックホームズ」、第7話「イヌ語通訳の冒険」。原作は「ギリシャ語通訳」(「シャーロック・ホームズの思い出(回想)」収録)。はい、「ギリシャ語通訳」と言えばあの人が登場です。

 夜のビートン校。真っ暗。昼間とは全く異なる、薄気味悪さ。5話「赤毛」回で登場した、シャーマン(ベイカー寮3年)の飼育小屋に誰か男子生徒(文字放送だとわかってしまう…)がやって来る。柵を叩いて、開けろ、と。飼育小屋で寝ているシャーマン。こんな夜中に…と小屋を出て柵を開けると、強引に腕をつかまれ、更に目隠し(クマの被り物wシリアスなシーンなのに少しコミカル)をされ、連れて行かれてしまう…。という事の顛末を221Bでホームズとワトソンに話しているシャーマン。今回はシャーマンが依頼人です。途中背負われ、連れて行かれた先は、どこだかわからない。その男子生徒のこともシャーマンは知らない。そこには犬…前回6話で出てきた白い毛の長い犬がいた。男子生徒は「骨をどこに隠したか聞くんだ」と。シャーマンは、動物の言葉がわかり、会話できる。それをその男子生徒は知っていた。早速犬と会話するシャーマン。犬はソフィという名前で、メスの老いた野良犬。年寄りになると物忘れしてしまって…とソフィの話すことを通訳するシャーマン。結局、骨の隠し場所はわからず、ホームズに依頼に来た。事件の捜査ではシャーマンの世話になっているホームズ。喜んで引き受けるよ、と。そう言いながらホームズは、シャーマンの肩に手を置いている。シャーマンには優しい。ホームズとシャーマンの手の大きさの対比に注目。

 先行放送6回(「まだら」回)を観た方、「冒険ファンブック」を読んだ方ならわかると思いますが、シャーマンは一人称が「僕」の女の子。いわゆる「僕っ娘」。一人称が「僕」だけでなく、話し口調も普段から少年っぽい。そのシャーマンが強引に連れて行かれるところで、「やめろ!」「離せ!」「嫌だ!!」とまさに男子のような強い口調で話していた。強引に連れて行かれても脅えたり、か弱く振る舞ったりしない。助けも呼ばず、飼育小屋の動物たちに「戸締りをしろ」と指示する。胆の据わった、なかなか強い子のように感じました。
 5話でも書きましたが、シャーマンは原作(正典)では「四つの署名」に出てくる、剥製屋のおじいさん。ホームズに頼まれて剥製屋にやってきたワトスン(正典では「ワトスン」表記でいきます)を怒鳴りつけます。男性的な気質は、元々は男性キャラだったからかも。

 シャーマンが行った後、ホームズとワトソンはシャーマンが一体どこに連れて行かれたのかを推理する。飼育小屋から10分ぐらい歩いた。飼育小屋はディーラー寮のそばにある(ノベライズ2巻に書かれています)。そこから10分も歩く…一番遠いのはベイカー寮?シャーマンの証言では、途中動物のにおいがした。それは、動物小屋のにおい…5分歩いて、5分で元の方向に戻った。しかもシャーマンは途中で背負われた。どんなところを歩いているのかわからなくさせるため…きっと階段。しかも連れて行かれた場所には窓が無かった。その階段は下り階段で、場所はディーラー寮の地下倉庫!これがホームズの推理。

 この「5分かけて5分戻る」について、人形劇ホームズ公式「シャーロック学園」さんが興味深いツイートを。

「5分かけて歩いて、5分かけて戻る」というトリックは、原作では「ギリシャ語通訳」以外の作品に登場します(原作では「1時間』ですが)。どの作品かはネタバレになるので書きません(ヒント:『冒険』所収の作品です)。 #パペットホームズ #sherlockgakuen
 シャーロック学園 (@sherlockgakuen) :2014年11月23日18:17


 わかりました。確認しました。ヒントなのですが、ある著名な訳…以下自主規制!「シャーロッQ!」番外編ということで。

 ディーラー寮と聞いて、ワトソン「またディーラーか…」。あの連中とはあまり関わり合いたくない、とも。誰とでも仲良くなれそうなワトソンでも、ディーラー寮は苦手な様子。2話のドレッバーとスタンガスンを思い出したのだろう。あのー…、4話の依頼人、メアリー・サザーランドもディーラー寮でしたが…依頼人だったし、女子はいいのか?
 そこでホームズはひとりの生徒の名前を挙げる。マイクロフト。ディーラー寮の6年生(つまり18歳)。あの鼻持ちならないディーラー寮のリーダー的存在。あまり近寄りたくないけど、こういう時には役に立つ。マイクロフト・ホームズ。僕の兄だ、と。

 正典でも、これまで家族のことを話したことも、話そうとしたこともないホームズが家族のことを話した、しかも兄がいるなんて!と驚いていますが、人形劇でのナレーションワトソンも全く同じ反応。向かった先も、正典と同じく「ディオゲネス・クラブ」。私語厳禁、孤独を愛する者のためのクラブ。人形劇では、ディーラー寮の生徒限定、というのも追加されています。

 さあ、マイクロフト登場!ここからは紛らわしくなるのでファーストネームで書きます。シャーロックと同じく、明るい水色の髪と金色の瞳。でも、太っている。221Bに場所を変え、ハドソン夫人もシャーロックに兄がいたなんて、と驚いている。ハドソン夫人…ずんぐりむっくり…ストレート過ぎますwそして、ワトソンを見たマイクロフト…ワトソンがシャーロックと初めて会った時と同じことをしていますwラグビー部であったことを見抜いていますが、その理由のひとつが短足と…ひどい!wワトソンもその辺でいいですと拒否したwシャーロックは胸板が張っている、でしたね。あと背の高さ。

 シャーマンの事件を聞いたマイクロフト。マイクロフトは生徒会長でもある。骨…3日前に、実験室のネアンデルタール人の骨が盗まれた。その骨は高価なもの。もしかしたら犯人は売りさばくつもりでは?野良犬に骨を盗まれたので焦っているのでは?マイクロフトも推理。ディーラー寮の地下倉庫へ入る許可も貰い、いざ現場検証へ。
 シャーロックはマイクロフトのことは「兄さん」と呼び、言葉遣いも丁寧。
 でも、疑問なのは、ワトソンメモでもあった通り、何故シャーロックとマイクロフトは兄弟なのに、マイクロフトはディーラー寮…あの金持ちの生徒しか入れない寮にいるのだろう?シャーロックがこれまで家族のことを話そうとしなかった理由は?

 マイクロフトも一緒に地下倉庫へ。老犬ソフィはいない。どこかへ…骨のありかを思い出して連れて行かれたのか?シャーマンを心配するシャーロック。次に向かったのは飼育小屋。シャーマンはいない。動物たちが何かを必死で訴えているが、勿論わからない。困り顔のワトソンが可愛い。精力的に捜査をするシャーロックとワトソンの一方で、動物の匂いを嫌がるマイクロフト。
 ここで登場したのが、鼻のきく犬のトビィ。トビィにシャーマンの居場所を探してもらおうとする作戦に。見つけたらお礼にフライドチキンの骨をあげよう、とシャーロック。トビィ、がんばります。
 トビィ(「トビー」表記も)は、正典「四つの署名」でもホームズとワトソンの捜査に協力してくれた犬。原作シャーマンが貸してくれました。「四つの署名」回への布石ですね!

 そして、裏山…シャーマンとソフィ、そして男子生徒もいた!ちょうど骨を掘り返したところで御用。犯人の男子生徒は、やはりディーラー寮、2年のウィルスン・ケンプ。ケンプから骨を奪い取り、盗まれたネアンデルタール人の骨かとマイクロフトに確認、確かにそれだと。やはりケンプは骨を売ろうとしていた。あっさりと「ごめんなさい」と謝る。ディーラーの生徒にあるまじき行為、と叱るマイクロフト。いや、ディーラー寮の金持ちの息子たちは甘やかされているので、悪事に手を染めやすい、とシャーロック。それに対してマイクロフト、裕福な家庭に育った人間に偏見がある、と。いや、事実だ。兄弟で言い合いの後、マイクロフトがこんなことを
「だが、そのお坊ちゃんの中にお前自身も含まれていることを忘れるな」

 …!!?どういうことだ…!?
 ケンプはこれからの自己の処分を心配している。大胆なことをやっておきながら、バレてつかまると一転して弱気に。これまでは事件と言っても、10代の子どもによる、ある程度のお咎め、もしくは咎めようがない事件が続いていた。例えば、5話のダンカン・ロスの方がよっぽど思い切りがいい。一方でこのケンプは犯罪。ドレッバーとスタンガスンも、元はと言えば校則違反の賭け事をしていたのだから、厳重に罪を咎められるべき。

 しかし…ここからのマイクロフトの対応で、テレビの前で「はいぃぃぃ…!!?」と声をあげてしまったのは私だけではないはずだ。マイクロフトに怒りを覚えたのも。
「そもそも、犬の言葉を理解する人間なんて、この世にはいないのだから」
「全ては妄想の世界。シャーロック、お前は論理を愛する男だ。まさか本気でそんなことを信じちゃいないだろうな?」

 …!!!?シャーマンが犬の言葉を理解するなんて、証明出来る、論理的な事実ではない。事実じゃないことは、幻想に過ぎない。「最初からもみ消すつもりだったのか!!」とマイクロフトに食って掛かるワトソン。6年生で生徒会長だろうと、親友の兄だろうと、許せないものは許せない。そんな奴には敬語も使わない。正義感の強さ。ちなみに、上の台詞の部分で、ワトソンは骨でマイクロフトに殴られていた…マイクロフトひどい!!一方のシャーロックは言葉少なめに。
「兄さんがどんな人だったか、ようやく思い出しましたよ」

 この台詞とその後のシャーロックのうつむいた表情が何とも辛い。

 これまで、シャーロックは確かに論理的事実、観察によって導き出される事実を元に推理し、事件を解決してきた。3話では、よく観察せず先走ったことでアドラー先生に負けた。4話で小説は作り物と批判、「現実だけが僕の先生」と語る。6話のベインズの推理(と見せかけた作戦)を、「妄想」と批判、事実が足りないから反論しなかった、と。根拠が無い、証明できないことは事実じゃない。事実だけを口にするシャーロック。「シャーロッQ!」のホームズ名言でも取り上げられていましたね。

 ソフィはシャーマンの飼育小屋へ。シャーロックを心配するシャーマンとワトソン。「彼が家族の話をしたがらない理由が少しわかった気がする」とワトソン…シャーロックの後姿がやっぱり辛い。背中だけ、何も言わないのに、シャーロックの失意が伝わってくる…。シャーロックを少しでも元気付けようと明るく、でも優しく話し掛けるワトソンに、シャーロック…!!?シャーロックまで、今回の事件は無かったことだと…!!?

 ここで大混乱。マイクロフトにますます怒りがこみ上げ、放送後もしばらく後味の悪さを引きずっていました。何なんだ、今回は…!!

 でも、録画を見直して、ようやくわかりました。最後、トビィが何か言っている。シャーマンが、トビィとの約束は?骨をあげるのは?チキンの骨は喉に刺さりやすいから、できれば牛の骨にして欲しい、と。

 トビィとシャーロックの約束、シャーマンを見つけたらお礼にフライドチキンの骨をあげる、という約束は、シャーマンは知らない。約束をした時、シャーマンはあの場にいなかった。シャーマンが知りえないことを、何故言っているのか。つまり…!シャーマンは、トビィからその約束を聞いて、知った。シャーマンは、犬の言葉がわかるから。それを目の前で証明できた。シャーマンは犬の言葉がわかる。これは事実!
 だから、ラストカット、振り向いたシャーロックが笑顔で、爽やかな声で「了解!」と答えた。この「了解!」のシャーロックの表情と爽やかさは何?何故?とわからず、随分と後味が悪かった。ようやくすっきりした!物語を読み込む、観察する力がまだまだ足りないな自分、と自覚しました。こんな点でも、この物語・人形劇は「観察すること」を大事にしている。

 しかし、マイクロフト…。ホームズ兄弟は仲が悪い。正典ではそれほど仲が悪くないのですが…。BBC「SHERLOCK」での設定に近い。しかも、シャーロックもお坊ちゃん…ディーラー寮に入る資格があるということか?でもシャーロックは何故ベイカー寮に?ホームズ家のこと、そしてホームズ兄弟の過去が気になります。今後どんな形で、どのエピソードで明かされてゆくのだろう。
 正典では、「英国政府そのもの」とも呼ばれているマイクロフト。マイクロフトなら確かにディーラー寮に入っていてもおかしくない。

 ディーラー寮の生徒の特性も明らかになってきました。ただの金持ちの生徒、というだけではないですね。その頂点にいるマイクロフト。金と権力を思いのままにしている。思えば、1話でワトソンが前の学校でいじめっ子を殴ったが、そのいじめっ子は町の権力者の息子でお咎めなし。ワトソンだけが罪を被った。しかもいじめられていた子は肌の色が違う…人種差別も含まれる(この人形劇は正典と同じ19世紀後半が舞台です)。2話では、ドレッバーとスタンガスンは校則違反の賭け事をしても、親が裏から手を回してお咎めなし。2人にいじめられ、強引に巻き込まれたホープ君は退学処分に。階級社会ですね…。金と権力があれば、事実を曲げられる。シャーロックがマイクロフトと仲が悪く、ディーラー寮にも入らなかったのは、そのあたりに理由があるのかも。

 ここで思い出したのが、前回6話のベインズ。ベインズの血縁関係。正典には勿論無い設定の血縁関係にした理由が関係あるかも?もし、今後ベインズが、シャーロックとワトソンと協力関係になるなら、その血縁関係が役に立つかもしれない。権力には権力を、か…?

 さて、今回も描きましたよ…描いてしまいましたよ…
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 マイクロフト。椅子は、正典のシドニー・パジットの挿絵を参考にしました。正典マイクロフトも「太っている」とありますが、パジットの挿絵では恰幅よくかっこいい。人形劇のマイクロフトは、ハドソン夫人の言う通りずんぐりむっくり…。
 これまでかっこよくはないキャラでも、愛嬌よかったり、ユーモラス、変でおかしかったり、憎めないキャラばかりだった。犯人役でも同じ。4話のウィンディバンクは陰気な性格がよく伝わってきて、あれはあれでいい。1・2話のベッポも変な奴。怖いロイロット先生もやっぱり憎めない(先行放送「まだら」回より)。モリアーティ教頭も、あの非対称な、半分悪人顔がよく似合うし、冷たくかっこいい。ドレッバーとスタンガスンはもう悪役なのであれでいい(おいw)。でも、このマイクロフトはキャラデザといい、性格といい、嫌な奴…!でも描いてしまった。

 ちなみに、今度の土曜にBSプレミアムで放送のグラナダ版「シャーロック・ホームズの冒険」も、マイクロフト登場回です!先週は「ウィステリア荘」でベインズ登場回だったが、人形劇に合わせているのか、NHKさん!?
NHK:シャーロック・ホームズの冒険「ブルース・パーティントン設計書」HDリマスター版
 29日(土)、午後3時半、BSプレミアム
 「ギリシャ語通訳」の他にも、マイクロフトが登場する話があります。そのひとつが、「ブルース・パーティントン設計書」(「シャーロック・ホームズ 最後の挨拶」収録)。グラナダ版のマイクロフトも、やはり太っていますが、貫禄ある英国紳士の雰囲気。
 それなのに、人形劇のマイクロフトは何故こんなにも…。

 マイクロフトよりも、こっちを描いているほうが楽しかった。
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 次回予告!「愉快な四人組の冒険」(前後編)…「四つの署名」回来ます!メアリー・モースタン来ます!!待ってました!!予告で観て描いた。メアリー可愛い。大きな青い目が印象的。
 「四つの署名」、メアリー・モースタンと来れば…、がんばれワトソン。次回予告でも、すっかりやられてますねwその次回予告…ワトソンが…!!大丈夫なのか!?しかも叫び声がwwwわかりやすい子だなぁw最後の「お楽しみに」の言い方、口調が可愛い。がんばれワトソン!私は全力で応援しますよ!


 最後に番組関連本「推理クイズブック」発売中です。まだ本屋で見つけられていません…。
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by halca-kaukana057 | 2014-11-25 23:53 | Eテレ・NHK教育テレビ


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