タグ:イラスト ( 93 ) タグの人気記事

スコアさんの喫茶店 「クインテット」でコーヒーシリーズ1

 最近人形劇ホームズのイラストばかり描いているので、「クインテット」のも描こう…と思って、シリーズで描きます。
 すっかり寒くなりましたね。寒い日には、あたたかいコーヒーが恋しいですね。ということで、スコアさんが美味しいコーヒーを淹れてくれました。
f0079085_22284060.jpg

 ツイッターでもアップしたのですが、スキャンの設定を変えて、元のイラストになるべく近づけました。スキャン難しいよ!!

 「コーヒールンバ」の回をイメージしつつ。スコアさんなら、喫茶店店主とかバリスタとかの経歴があってもおかしくない。「美味しいコーヒー100杯淹れたのさ もう一度ご馳走しよう 美味しいコーヒー」(「今だから話そう」のメロディーで)なんて歌ってそうです。
 そのコーヒーを飲みながら、作曲するアキラさん。この2人は落ち着いてていいですね。アキラさん、いい曲が書けそう?

 というわけで、このコーヒーシリーズでクインテットメンバー全員(チーボーどうしよう)描くので、続きます。最初は一枚の絵にしようかと思ったのですが、細かい部分を描くのが大変になるので分割することにしました。以上、続く!
[PR]
by halca-kaukana057 | 2014-11-19 22:34 | イラスト・落描き

ホームズを観察せよ、もしくはホームズ操作術 人形劇「シャーロックホームズ」第6話

 今週も月曜になった、NHK人形劇「シャーロックホームズ」感想です。これまでは先行放送の再放送でしたが、今回から新作です!!(第11話・先行放送第6回「まだらの紐の冒険」除く。これは先行放送分)
 第6話「生真面目な証人の冒険」。元となった原作は、「ウィステリア荘」(「シャーロック・ホームズ 最後の挨拶」に収録)

 いつもの221B。レストレードが、ホームズに頭を下げ、助けてくれ!と必死にお願いしている。しかし、ホームズの態度は冷たい。前回5話、立ち入り禁止区域の沼地にホームズとワトソンが入ったのを目撃した人物が、生活委員であるレストレードに伝える。レストレードは生活委員の使命として、生活指導担当のロイロット先生に報告。おかげでホームズとワトソンは、ロイロット先生にこてんぱんに叱られてしまった。ということで、ホームズはご機嫌斜め。レストレードのことを「友達だと思っていたのに」…!?あの友達のいなかったホームズが、レストレードのことは友達だと思っていた!?ワトソンのことは「親友」と5話で言っていましたが、レストレードも「友達」と。原作(正典)でも、ホームズはスコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)のレストレード警部とは親しくしていますが、15歳では友達ということになったんですね。ホームズは、意外とひとりではない。

 怒っているホームズだが、ワトソンもご機嫌斜め。あの心優しいワトソンまで!ワトソンでも、あのロイロット先生に叱られるのは嫌だ。確かに規則は破ったけど、それはホームズと一緒に「赤毛クラブ」の謎を解き明かすため。1・2話で、消灯時間を破って食中毒事件の解決して欲しいと依頼しに来たのはレストレード。事件の謎を解くためなら、規則を破ることもためらわないホームズのことは、レストレードもよく知っているはずなのに。ワトソンもレストレードを「友達」と思っているんだろう。
 帰ってくれ、と言い放つホームズとワトソン。仕方ない…出て行こうとするレストレードに、「でも、話だけは聞いてやってもいい」…ホームズ、ツンデレですなw
 …あれ、ダンカン・ロスは怒られなかったのだろうか。これは不明。

 そのレストレードが困っていることは、奇妙な事件に巻き込まれたこと。戦略ボードゲームが趣味のレストレード。教室でひとりゲームをしていたら、アーチャー寮2年のアロイシャス・ガルシアという男子生徒が話しかけてきた。ウェリントン将軍(ワーテルローの戦いでナポレオンを破ったイギリスの軍人)を尊敬しているレストレード。ガルシアもウェリントン将軍の戦略について詳しく、話が合い、夕食後にレストレードはガルシアの部屋へ。ヘンダーソンというルームメイトとも意気投合し、盛り上がる3人だったが…。いつの間にか寝てしまったレストレード。目が覚めたらガルシアとヘンダーソンはいない。授業にも出ていない。消えてしまった…?ということで、ホームズに助けて欲しいと頼みに来たのだが…。
 話の途中で、ガルシアに自己紹介するレストレードが、「クーパー寮3年、ゴードン・レストレード」と言っていました。ホームズ、ワトソンと同じ3年であることが、本編でも明かされましたね。レストレードの名前はゴードン…原作ではファーストネームは特に表記されていないので、これは創作?いや、シャーロキアンの間では何か色々な説があるのかも(正典入門中のため、まだまだ勉強中です。まだ全60作読了してないですし…)。

 そこへ、221Bに突然入ってきた男子生徒。ノックもしない。彼は、レストレードと同じ生活委員のベインズ(制服は緑のクーパー寮。学年不明)。ホームズとワトソン、2人を褒め称える。名推理で学園の有名人であるホームズのことを尊敬している、と。やってきた理由は、レストレードをつけてきた。数学のテストに書かれたことから推理して、ホームズの部屋にいるだろう、と。その推理を誉めるホームズ。そしてガルシアとヘンダーソンがいなくなったことで、レストレードが関与している、と…。ホームズばりに推理を論じるベインズ。推理する時の歌舞伎みたいな効果音…ホームズが推理する時、目を開く時「カチッ」と音がしますが、それをマネしているのか?ベインズの推理は随分と大胆。そして、2人が消えた事件の犯人はレストレードと、モリアーティ教頭のところへ連れて行く、と…。ロイロット先生よりも怖い、モリアーティ送り…!動揺するレストレード。ホームズも「機会があったらまた会おう」…冷たい…。ああレストレード…どうか無事でいてくれ…。

 ここから、ホームズとベインズの推理対決?が始まります。ベインズの推理はただの空想だ、現場検証に行こうと、ガルシアとヘンダーソンの部屋へ向かうホームズとワトソン。そこにはベインズが!部屋の鍵を開けてくれる。ベインズはどんどん推理するけど、ホームズはあまり何も言わない。現場を立ち去るホームズ。追いかけてきたベインズは、更に中庭で背を向けて座っている生徒が何をしているか、推理しよう、と。「観察することが大事」と、今回も原点を見失わないホームズだが…、まさかのベインズの勝利。ベインズ、恐るべし…!

 221Bに戻り、怒って取り乱すホームズ。ベインズを「全く子どもらしさがない!」…ホームズ、お前が言うかwこう思ったのは私だけではない、絶対にwさらに、ピロピロ笛がない!!と叫び、物を投げ散らかし、勝手に部屋を片付けたハドソン夫人を大声で呼ぶ。ホームズは正典でも、他の映像作品でも、クールなようで怒ると手がつけられないほど感情的になる様が描かれますが、ついに人形劇でも取り乱すホームズが!しかもピロピロ笛がない、のが原因ですかw中毒ですかwピロピロ笛は、ホームズのシンボルでもあるパイプの代わり(15歳なのでタバコはダメ)。ただ吹いていただけじゃ無く、精神を安定させるためだったんですね。だから19世紀後半のイギリスにピロピロ笛(吹き戻し)なんてあったのかとw(ありませんw)
 呼ばれてすぐやってきたハドソン夫人にも笑った。2話で無実を晴らしてもらい、ホームズのことは「シャーロック」とファーストネームで呼び、ホームズとワトソンのことはとりわけ可愛がっているハドソン夫人。ピロピロ笛も机の上にきれいに並べてあった。ここで正気に戻り、少し恥ずかしそうにしているホームズがまた笑えるwワトソン…苦労するなぁ…。

 そして、ホームズは真相にたどり着く。レストレードが真面目で正直な性格であるのを利用した事件だった、と…。ホームズの推理で事件解決…と思いきや、またベインズ登場!ストーカーか!ここで、ベインズは戦略を種明かし。ベインズ、頭の切れる賢い奴。今回の事件を解決したのはホームズだけど、"解決させた"のはベインズ。ホームズを尊敬しつつも、ライバルである。尊敬していると言われても「全く嬉しくないのは何でだ?」とホームズ。そんな2人を見て、ワトソンの言葉
「陸上競技をやっていた友達が言っていた。ひとりで走るより、二人で走った方が記録が伸びるらしい。ベインズはホームズの前に現れた、初めてのライバル。ホームズにとっても、それはいいことなのかもしれないな」

 元ラガーマン、スポーツマンらしい考え方。ベインズのいいところもちゃんと認め、勿論ホームズのことはしっかり思っているワトソン。ワトソンの視点は本当にあたたかく、優しい。

 さて、ホームズのライバル?のベインズ。アドラー先生も、ホームズに勝った人物ですが、ホームズ2敗目。アドラー先生はホームズの推理を見抜いていた点で勝ちましたが、ベインズとは推理勝負をして負けた。アドラー先生とはまた異なる、ホームズに影響を及ぼす存在。ホームズのことをよく見て、観察していて、ホームズをどうしたら「本気にさせられるか」わかっている。ホームズの負けず嫌いもよく知っているのかもしれない。
 でも、ホームズの親友であり相棒はワトソン。ワトソンもホームズのことをよく見ているし、ホームズが見せようとしない感情の動きも見抜いている。ホームズにとって、ワトソンとベインズはどう違う存在なのか。

 私は、ワトソンに対しては"信頼"、ベインズに対しては"ただの賞賛"と読みました。ホームズは、ワトソンに対してはどう推理したか、何を見るべきか、話す時はちゃんと話す。でも、自己完結型なので、ワトソンを置き去りにしてどんどん先に行ってしまうことはしょっちゅう。
 一方、ベインズに対しては、ホームズはあの推理対決の時以外自分の推理を一切話していない。「わからないね」とはぐらかしている。最初はベインズを、いい推理はするけど僕ほどじゃない、と思っていた。だが、現場検証をしても、すぐに結論は出さないし、手の内は見せたくない…どこかで警戒していたのだろう。だからベインズには何も話そうとしなかった。

 正典ではベインズは「ウィステリア荘」だけに登場する、地方警察の警部。4話のラングデール・パイク、5話のシャーマンに続き、またちょい役が今後も重要な存在になっています。ワトソンが言う通り、今後も、ホームズとベインズは切磋琢磨して、ホームズはその推理を磨いてゆくのだろう。しかし、上記引用した箇所のシーンで、一番腕力があるのはワトソン、君だよ。全力を出しなさいと思ったのは私だけではないはずだw

 生活委員の役割についても明らかになってきました。学校の、生徒たちの生活態度を監視する規律委員、風紀委員のような存在ですね。正典の警部たちが生活委員になるのかな。レストレード以外のスコットランド・ヤードの警部たちは人形劇にはまだ登場していません。グレグスンやホプキンズも今後出てくるかな?
 人形劇ノベライズ1巻では、生活委員になれるのは、成績優秀で真面目な生徒…とありましたが、レストレードの数学のテストの点数が……。これはひどい。とてもひどい。いや、事件に巻き込まれて動揺して、試験に集中できなかったのかも。でも、ベインズに「頭が悪い」と言われていたレストレード…そういえば、モリアーティ送りにされて、どうなったんだろう…?ノベライズ3巻が出たら、フォローあるかも。期待。
 あと、ベインズの意外な血縁関係も。その血縁関係なら、クーパー寮じゃなくてディーラー寮に入れそうな気がするのですが…?

 今回も「シャーロッQ!」あります!そこから出したか!!「Au revoir.」訳によっては書いて無いものもあるかと思うので、結構マニアックな出題です。私は正解できました!
 これまでは、人形劇を観た後に原作(正典)を読んできましたが、今回初めて、先に原作を読んでおいて、人形劇を観ました。「ウィステリア荘」と目星もつけておいたのですが、当たりました。よかった…。原作を知っていると、あの部分がこうなったのか!と楽しめます。

 ちなみに、BSプレミアムでは土曜に、ジェレミー・ブレットがホームズを演じる名作、グラナダテレビ版「シャーロック・ホームズの冒険」を放送中ですが、今度の放送は「ウィステリア荘」の回です。原作に最も近いとシャーロキアンたちが認めるグラナダ版。原作を読むにも時間が無い、原作を読んだけどよくわからない、という方は是非。私もグラナダ版では初めて観るので、どう映像化されているか楽しみです。
NHK:シャーロック・ホームズの冒険「ウィステリア荘」ハイビジョンリマスター版
 11月22日(土)午後3時30分~午後4時25分
 都合よければ是非。都合悪くても録画などで是非(今の元ネタ、わかるかな?)。お忘れなく。

 今週もイラスト描きました。自分流ワトソンメモっぽくなってきた。
f0079085_2238256.jpg

 ベインズ描いてみた。何故か描きたくなった。太っていて、コミカルな風貌なんだけど、描きたくなった。髪は金髪ですが、毛先は紫…血縁関係のあの人と同じです。その血縁関係が、今後の物語で何か影響してくるのだろうか。じゃないとそんな設定にしないだろうし。気になる。
 一緒に、怒るホームズ、助けを請うレストレード、彼らを見守るワトソンも。レストレードが乙女っぽくなってしまったw巻き毛のせいだ、きっと。今回、前半はレストレード回で、レストレードはお気に入りキャラなので嬉しかった。真面目なレストレードの、コミカルな別の面も垣間見れて楽しい回でした。ホームズとの掛け合いがとてもコミカル。ワトソン、ナイスフォロー。戦略ボードゲーム部…赤毛クラブよりも部員いないじゃないですかwワトソンのズッコケがよかったw

 そういえば、以前から思っていたのですが、ワトソンメモのワトソンが描くイラストも、特徴をよく捉えていてうまいよなぁ。ワトソンは文章を書くのは得意ですが、絵を描くのも得意なのか。しかも元ラガーマン、スポーツマンの体育会系でもあり、文学好きな文系要素もあり、父が医師なので理系の要素もある(原作では医師)。オールラウンダーですよ、ワトソン君…。

 最後に、ベインズの推理中の音楽がかっこよかった。サントラ、そろそろリリース情報をください…。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2014-11-17 23:10 | Eテレ・NHK教育テレビ

彗星に降り立った日

 昨日の記事で書いた、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の彗星探査機「ロゼッタ」と、着陸機「フィラエ」。目標天体のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に「フィラエ」を着陸させる一大ミッションに挑みました。報道の通り、「フィラエ」は彗星に着陸しました!おめでとうございます!!

ITmediaニュース:着陸直前の彗星表面、写真公開 フィラエが撮影
 「フィラエ」が降下中に撮影。彗星まで3kmの地点です。

NHK:欧州探査機すい星に着陸 世界初
 パリではパブリックビューイングも開催。集まった市民は興奮。オランド大統領も駆けつけたとか。日本でいえば、「はやぶさ」を思い出させます。

sorae.jp:フィラエ、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星へ着陸 成否は不明
 着陸はしましたが、機体を固定する「錨」が発射されず、固定できてない、と。
sorae.jp:着陸機フィラエ、彗星への着陸を確認 地表からの写真も
 しかし、その後、着陸後の彗星の画像も送られてきました。彗星に「フィラエ」の脚がついているのが写っています。無事成功です!おめでとうございます!!
Twitter:
Philae Lander ‏@Philae2014

 「フィラエ」公式アカウントの着陸後の画像付きツイート。
ESA: Space in Images:Welcome to a comet
 もっと大きな画像もあります。

 画像を見ると、随分とゴツゴツ、デコボコしている(当初の着陸予定地点からずれてしまったようです)。これが彗星の核の部分なのか。彗星は氷と岩石などが固まった「汚れた雪だるま」などと呼ばれています。でも、色は岩石に近い感じ。内部に氷があるのだろうか。それは、これから「フィラエ」が観測してくれると思います。楽しみにしています。

 彗星といえば、昨年のアイソン彗星を思い出します。ちょうど今頃だった。大彗星になるか…と思ったら、核が崩壊して、消滅してしまった。ヘール・ボップ彗星や百武彗星を観たように、アイソン彗星も観るぞ、と思っていたら…。天体望遠鏡での観測も難しく、結局観られずに終わってしまった。同時期に観られたラブジョイ彗星も、画像でしか確認できなかったなぁ。

 遠くから観ると、尾を引いて神秘的な彗星ですが、核に降りて、間近で観るとこうも違うのか。凄いなぁ。まさか、無人であれ、彗星に降り立つ日が来るなんて。「ロゼッタ」と「フィラエ」は、彗星探査の新しい可能性を切り拓き、示してくれた。本当に凄いよ。

 また、続報が次々と来ると思います。今後も気をつけて、がんばるんだよ。見守る視線で応援したくなります。というのは、これのせいだ。
NAVERまとめ:【ようこそ彗星へ】彗星探査機ロゼッタと着陸機フィラエのツイートがかわいい!
 ロゼッタとフィラエはそれぞれ公式アカウントを持っています。そして、ニュースでも積極的に紹介されていますが、可愛いアニメキャラクタになったロゼッタとフィラエの動画や、ツイートにつけられるイラストが可愛い。2機で会話しているツイートも可愛らしい。
 日本の宇宙機「あかつき」や「イカロス」、「みちびき」などのアカウントも、キャラクタ化されて会話するようにツイートしています。ESAの担当の人は、日本のこれらのツイートも参考にしたそう。日本お得意の擬人化、ゆるキャラが海外…宇宙進出?この可愛さに、ヨーロッパらしい洗練されたデザインや演出がついて、解説アニメ動画はとてもわかりやすい。お手本にしたという日本の広報よりもうまいんじゃないか?とも思ってしまいました。

 記念に、イラストを描いてしまった。
f0079085_2373699.jpg

 公式の雰囲気と何かが違うんだよなぁ…。また自分キャラデザになってしまったのかw簡単なようで難しかったロゼッタとフィラエ。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2014-11-13 23:09 | 宇宙・天文

シンプルから複雑へ 人形劇「シャーロックホームズ」第5話

 昨日書けなかったNHK(Eテレ)人形劇「シャーロクホームズ」感想です。第5話「赤毛クラブの冒険」

 今回は、前フリ無しにOPからスタート。何度観てもこのOPは映像も音楽もかっこいい。ああ…、OPテーマ「Scarlet Story」のフルはいつ聴けるのでしょうか…。ナノさんのアルバム、来年1月28日発売までお預けか、その前にサントラが出るか…。だからシングルカットしましょうよ。結構話題なのに。

 ワトソンが221Bに帰って来るとお客さんが。ワトソンの「ただいま」、ホームズの「おかえり、ワトソン」このやりとり、もう2人は自然にルームメイトですね。しかも、そのお客さん…今回の依頼人・ジェイベズ・ウィルソン(クーパー寮2年)に、ワトソンのことを「彼は僕の親友」と紹介するホームズ。あの友達のいなかったホームズが、同じ部屋になるとノイローゼになって3日で部屋を変えてくれと出て行ってしまい221Bにひとりで暮らしていたホームズが、ワトソンのことを「親友」と呼んだ!!これは大事件ですよワトソン君!ワトソンもちゃんと聞いていて、嬉しそう。

 さて、ウィルソンの依頼…。まず、ウィルソンは見事な赤毛の持ち主。真っ赤。何かと言われてしまうので、コンプレックスに感じている。そんなウィルソンが放課後、立ち入り禁止の学校裏の沼地で一人でぶらぶらしていたところ、声をかけられた。ダンカン・ロス(ベイカー寮4年)…彼も赤毛をしていた。そのロスに、「赤毛クラブ」に入らないか、と。燃えるような赤毛の持ち主でないと入れないクラブで、ロスは25代目の部長。全国の学校に赤毛クラブはあって、ロンドンに総本部がある。総本部では総会が開かれ、国中の赤毛が集う、と。部室という小さな物置小屋で、そんな説明を聞いたウィルソン。壁にかけられた写真は、その総会の時のもの。白黒写真で、よくわからないけれど(19世紀後半、白黒写真だからこそ出来ることだよなぁ。現代じゃ出来ない)。よくわからないまま入部したウィルソンは、ロスに持ってくるものを片っ端から赤く塗りつぶして欲しいと言われる。それが部の活動。ウィルソンは毎日部室?でビンやらボールやらを赤いペンキで塗っていたが、ロスはその間不在。塗ったものはロンドンの総本部に持っていくという。ウィルソンの塗り方を誉めるロス。総本部でも話題だと。ロスが塗ったものをどこかへ運ぶのを、そっと後をつけたウィルソン。ロスは、洞窟にこれまで塗ったもの全てを隠していた。ロンドンの総本部のはずじゃ…?わけがわからなくなり、ホームズに相談しに来た、とのこと。奇妙で不可解。赤毛クラブとは何だ?ワトソンも困惑。ホームズも奇妙な事件に興味を持った模様。「あとは僕たちに任せて」とウィルソンを送り出す…。「僕たち」、ホームズだけでは無く、ワトソンも含まれる。ホームズはワトソンを完全に相棒と認めている!!やっぱり大事件ですよワトソン君!!

 不可解なことに巻き込まれたが、ウィルソンはまだ赤毛クラブに通う、と。赤く塗るのが楽しくなってきた、と。内気で集団行動が苦手だけど、律儀でけなげ。ウィルソンもいい子だなぁ。

 ホームズ、これまでのことを考えるために、少し黙っていてくれ、と。「ピロピロ3回分」。いつもホームズが吹いているあの吹き戻し・ピロピロ笛。原作(正典)「赤毛連盟」では、パイプでタバコ3服分。大体50分。ピロピロ3回分…シュールです。いつもホームズがピロピロ笛を吹くシーンはシュールで、コミカルで、笑ってしまうのですが、今回は特にシュール。しかもその3回後に「見えた!」と。ワトソンの「もう!?」私も同じことを言いたいw

 ホームズとワトソンは推理を実証するために調査へ。まず、赤く塗ったものが隠されている洞窟へ。4話でも洞窟が出てきましたが、この学校にはいくつ洞窟があるんだ。そこには様々な赤く塗ったものがあるけれども、ひとつ、不思議なものが…ミロのビーナス像。これがあるのは美術室?

 ということで、美術室へ。絵画クラブが絵を描いている。顧問は勿論、美術の先生のノートン先生。またこの2人ですかw赤いビーナス像を見るなり、何だこれはと驚き呆れるノートン先生。一方、なかなかいいと言うホームズ。またしてもこの2人、美術観で対立。ホームズの態度・言動も気に食わない。ノートン先生はホームズを完全に目の敵にしている。ノートン先生、赤いビーナス像をワトソンに投げるように持たせた!wノートン先生、八つ当たりはいけません!w
 さて、ダンカン・ロスは絵画クラブの部員。ノートン先生曰く、「小柄で、大人しい生徒」。最近は美術室へはやってこない。ロスのイーゼルを見ると、動物のスケッチが。落ちていた鳥の羽根。

 鳥の羽根について聞こうとやって来たのは、動物に詳しい女子生徒・シャーマン(ベイカー寮3年)の飼育小屋。白鳥の羽根だとすぐに分かるシャーマン。どこで見つけたの?と興味津々。一方ホームズも、白鳥について聞く。シャーマンはホームズの質問には答えるけど、ホームズはシャーマンの質問には答えてくれない。「相変わらず人の話を聞かないね」と呆れるシャーマン。美術室でも、そしてシャーマンにも挨拶・お礼を言うのはワトソン。探偵助手は大変です。

 シャーマンは、原作では「四つの署名」に出てくる、剥製屋のおじいさん。そう、原作ではおじいさん。大事なことなので2回言いました。おじいさんが、可愛い女子生徒になっちゃったよ!!ぷるんとしたほっぺとほんわかした雰囲気が可愛い…。話し方、声も可愛い。先行放送の時から可愛い可愛いとお気に入りのキャラクターなのですが、やっぱりシャーマンは可愛い。
 4話ではラングデール・パイク、5話ではシャーマンと、他のエピソードで出てくる、しかもちょい役のキャラクターが、人形劇では準レギュラーとしてホームズに協力する。ここが面白い。シャーマンの「相変わらず~」の言葉から、ホームズはこれまで(ワトソンが転校してくる前)もシャーマンに何か尋ねることがあったのだろう。ホームズに友達はいなかったが、パイクやシャーマン、レストレードと協力してくれる生徒はいる。ホームズは信頼はされているのだろう。

 さて、いよいよ問題の学校裏の沼地へ。立ち入り禁止区域に、心配するワトソン。見つかったらまずいし、根は真面目だからか。「嫌なら帰ってもいい」とバッサリ、真実の前では何も恐れないホームズ。そこにやってきたダンカン・ロスは…。

 ロスの自白、動機はいたってシンプル。ただ、白鳥の絵を描くために、白鳥を静かに観察したいから、人が増えて白鳥が来なくなったら困る。だから、ウィルソンを沼から遠ざけたかった。そのために、ウィルソンの特徴を利用して、赤毛クラブをでっちあげた。
 ホームズも「芸術的」と賞賛するこの事件。「シャーロッQ!」でも紹介されていたこの言葉
「事件は奇妙であればあるほど、かえって本質は、わかりやすくなるものなのだよ」
(小林司/東山あかね:訳、河出文庫より)
シンプルな線画・スケッチに、色を塗り足し、絵は出来てゆく。色彩豊かで緻密で複雑な絵も、元をたどればシンプルなスケッチ。ロスも、ただ単純に沼地を、白鳥の絵を描きたかっただけ。そのために、どうしたらいいか…と考えた末がこの事件。ロス、なかなかやります。確かに「芸術的」。

 ホームズの美術観は、他の人とは随分違う、独特なものなのかもしれない。ピーナッツカバの石膏像や、ホームズ自身も「美術は苦手」と言っている(ワトソンにからかわれて答えたので、本心かどうかはわからない)けど、アドラー先生とノートン先生の描いた校長先生の絵や、赤いビーナス像についての感想といい、学校の成績としてはイマイチだけど、美術観そのものは普通の人と違うだけ。どこを見ているのかも。

 ホームズの思考もそう。鋭い洞察力は、細かく観察した事実に基づいた飛躍した想像力から生まれているものだろう。ピロピロ笛をたった3回吹くだけの数十秒の思考で、ウィルソンの証言から想像を思い切り飛躍させ、推理している。3話のアドラー先生の写真の隠し場所の予想も、そんな飛躍した想像から出てきたものだろう。他の人とは全く異なる思考回路。想像力。複雑なものを目の前にしても、その構造を一気に見抜いてしまう。観察した事実と想像力が釣り合って、ホームズの推理は成り立っているのだろう。
 ホームズは、一体どこをどう見ているのだろう。4話の「シャーロッQ!」ホームズ名言では、「どこを見るべきかがわからないから、大切なところをみな見落としている」が取り上げられました。今後も、ホームズの視点、観察力を学びたい。

 ラストで、ロスが「大人になったら、いい画家になれるといいね」のワトソンの言葉に、ホームズも同意。おや、ホームズが他者のことを気にかけている。4話ではサザーランド嬢とウィンディバンクのことには無関心だったのに。ワトソンとともに行動するようになって、ホームズも変わり始めた証拠かな?

 …本当のラスト…。ウィルソンのオチ…。律儀でけなげなウィルソンを応援したくなるので、このラストは辛いですwノベライズのラストは、ちゃんとフォローがあってよかったなぁ。
・ノベライズ(2巻):[NHK人形劇ノベライズ]少年シャーロックホームズ 赤毛クラブの謎
 ↑「親友」「僕ら」と呼ばれて、俄然がんばる熱いワトソンも応援したくなりますw

 今回も原作解説クイズ「シャーロッQ!」はあります。ピロピロ笛ホームズのアニメが可愛い。百科事典の変遷も興味深いです。原作のホームズ名言集もいいですね。

 ちなみに、3話~5話は、原作(正典)「シャーロック・ホームズの冒険」の冒頭3話を順番に取り上げているのもポイント。「ボヘミアの醜聞」→「花婿失踪事件」→「赤毛同盟」、「ホームズ」シリーズの代表作オンパレードです。
 ここで、元々掲載されていたストランド誌では、間違えて「赤毛」→「花婿」と掲載してしまった。そのため、「赤毛」に「花婿」の記述がある、奇妙な順番になってしまった。新潮文庫では、その「赤毛」→「花婿」のままになっていますが、河出文庫では本来の順番である「花婿」→「赤毛」に直して掲載しています。他の出版社のはどうなんだろう。まだ確認できてません。

 しかし、この学園には洞窟やら沼地やら、色々なものがありますね。沼地は、今後また出てきそうな予感。

 さて、これまでは先行放送でも放送したものでしたが、次回からいよいよ新作です!「生真面目な証人の冒険」。レストレード回です。予告を観ると、派手な髪の生徒2人とレストレード?ホームズに助けを求める。レストレードに何があったのか?楽しみです!
 しかし、来週はリアルタイムで観られないのが残念です。


 今週もイラスト描きました。
f0079085_231553.jpg

 5話のウィルソンとロス。ウィルソンは大分デフォルメしました。角ばった顔と、燃えるような赤い髪…髪型も炎みたい。一方、ロスは小柄。でも、ハンサムです、イケメンです。そういえば、ロスは初めての上級生(4年)ですね。レストレードはホームズたちと同じ3年です。
 いつもはモノクロなのですが、折角なので赤毛にしました。ロスは…?ワトソンメモ風にしてみました。

 以前描いたイラストは、記事下の「イラスト」タグからどうぞ。
[NHK人形劇ホームズ]真面目に描いた +寮とキャラクターの謎?
 このイラストで、2人の会話…5話からイメージしました。「ピロピロ何回分?」
[PR]
by halca-kaukana057 | 2014-11-10 23:26 | Eテレ・NHK教育テレビ

[NHK人形劇ホームズ]真面目に描いた +寮とキャラクターの謎?

 日曜ではないですが、書きたくなった、あと日曜まで待ってられないので、NHK人形劇「シャーロックホームズ」のことを。
 以前、線画は出来てるけど色塗ってないイラストがある…と書きましたが、描きあがりました。
f0079085_21131879.jpg


 ホームズたちが寄宿し学ぶ学校・ビートン校の渡り廊下や中庭の雰囲気が好きです。建物全体が好きです。この作品に惹かれる理由のひとつが美しく幻想的な美術・造形だと感じています。そんな渡り廊下、中庭を舞台・背景に描きたかった。あと、背景にワトソンがホームズの名推理を書いた壁新聞を入れたかった。そしてこうなった。
 色鉛筆、線画はミリペンです。いつもの通りの自分キャラデザです(パペット+ノベライズイラスト+自分キャラデザ)。ワトソンが、かなりイケメンになりましたw顔は丸っこく人懐こい感じで、元ラガーマンのがっしりとした体格のワトソンと、美形ですらっとした体形のホームズの対比。体格、顔の雰囲気も、性格も嗜好も、正反対とまではいかないけれども、違うタイプの2人。でも、このコンビだからこそ学園で起こる奇妙な事件や謎に立ち向かい、解決できる。先日の4話「消えたボーイフレンドの冒険」では、2人の活躍がそれぞれ光る回でよかった。ホームズは鋭い観察力洞察力、推理力で、"もつれた糸かせ"のような事件・謎を解きほぐし、解体し、構造・真実をはっきりさせる。ただ、ホームズは事件の謎は解くけれども、その後は知ったこっちゃ無い。事件は解決しても、当事者たちもそれで丸く収まるとは限らない。1話では、ベッポが石膏像を壊した理由はわからないまま。2話では、ホープは退学に変わりは無い。4話も、ウィンディバンクとサザーランド嬢の関係は逆に壊れる寸前。その謎が解けた後は、ワトソンの出番。2話のホープへの励まし、4話の2人への見事なフォロー。解体したものをもう一度組み上げる。殺人なし、死人なし、犯人も被害者も学園に残り続ける(2話除く)の設定だからこそ、フォローが大事。この15歳のホームズとワトソンだからこそ、この学園での事件を解決できる…のではないかな、と今は思っています。

 この絵ですが、先行放送で5話を既に観ている方なら、2人が言いそうな台詞が思いつくはず。まだ観たことないという方は、5話をお楽しみに。
・ちなみに、描き始めた頃の絵:10月が待ちきれないので
 この絵から、少しは進歩したかなぁ。やっぱりホームズは難しい!クールで、謎めいていて、鋭く、美形…なかなか出せません。この人形劇は手の描写が鍵だと思う。ホームズの手は細くすらりとして美しい。色っぽくもある。一方、ワトソンはスポーツマンの男らしい大きながっしりした手。ワトソンの手をもう少しがっしりと描ければよかった。「ホームズ」絵を描くようになってから、人物を描くのが楽しい。人間の身体ってこんな構造になっていて、こう描けばいいのかと描くのが難しいけど楽しい。
 渡り廊下の壁・柱・装飾、ベンチですが、うろ覚えで描いたので、正確ではありません。「冒険ファンブック」が届く前に線画を描いてしまったので、「冒険ファンブック」を見たら全然違うことが判明。でも、そのまま塗りました。見るだけではだめ、よく観察しないと…ああ、私もアドラー先生に言い諭される…。


*****

 さて、今日、公式ツイッターで興味深いツイートを読みました。
ABCD4つの寮。それぞれニックネームがついています。「Archer」「Baker」「Cooper」「Dealer」。職業の名前ですが、その寮に入っているキャラクターのタイプを微妙に反映しているという噂も…。 #sherlockgakuen
◇Twitter:シャーロック学園 (@sherlockgakuen) / 2014, 11月6日23:36

 ホームズとワトソンの部屋は「ベイカー寮221B」。これは勿論、原作(正典)の「ベイカー街221B」に由来しているものです。それを全寮制寄宿学校の設定にするにあたって、他の寮の名前を決める時、もうひとつの意味をつけた、ということ…?

 では、まとめてみます。

・アーチャー寮(Archer/弓の射手):スタンフォード(3年)、ホープ(2年・退学)
・ベイカー寮(Baker/パン屋):ホームズ、ワトソン、パイク、シャーマン(3年)、ベッポ(2年)、ロス(4年)
・クーパー寮(Cooper/おけ屋、たる製造人、酒屋):レストレード、バーニコット(3年)、ウィンディバンク、ウィルソン(2年)
・ディーラー寮(Dealer/販売人、業者、株のディーラー):ドレッバー、スタンガスン(3年)、サザーランド(2年)

 5話までの登場人物でまとめてみました。ディーラー寮はお金持ちの特別待遇の生徒たちの寮、ということはわかっています。うーん…共通点が見出せません。ワトソン風に「さっぱりわからないよ」と言いたい。第一、アーチャー寮が少ない。ホープ君が退学してしまったのでスタンフォードだけ。今後スタンフォードはメインで登場するのか?今後キャラクターが増えれば、また何かヒントがあるかもしれない…。「噂」だから、深く考えないほうがいいのか?どうなのか?でも、こう書かれると深読みしたくなるんです、はい。

 ということで、人形劇「ホームズ」はまた日曜日に。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2014-11-07 22:23 | イラスト・落描き

自分の眼で確かめ、観察しなさい 人形劇「シャーロックホームズ」第3話

 日曜恒例(と言ってもまだ3回目)の、三谷幸喜脚本人形劇「シャーロックホームズ」第3話「困った校長先生の冒険」感想いきます。

 冒頭は221B。歌うハドソン夫人。大きな紙に何かを書いているワトソン。訝しげな眼で観ているホームズ。「最初の冒険」のホームズの推理エピソードを、壁新聞に書いている。
 原作(正典)では、ワトソンがホームズの推理について本に書いて出版する。それが、私たちの読んでいる「ホームズ」の物語の数々…という内容を、学園もの・15歳の学生ということで、壁新聞に。しかも、ワトソンを誘ったその壁新聞編集委員の名前がストランド。「ホームズ」シリーズが連載されていた「ストランド誌」からですね。しかも、差し障りがあるので、ハドソン夫人は仮名で「ターナー夫人」…この3話の元になった「ボヘミアの醜聞」で、何故かハドソン夫人のことが「ターナー夫人」と表記されていた(シャーロキアンたちを悩ます謎のひとつです)ことに由来しています。もう最初から正典ネタがてんこ盛り。
 そして、貼り出される壁新聞。生徒たちが集まって、ワトソンが書いたホームズの物語を読んでいる。あのドレッバーも。それを遠くから見ているワトソン。「僕の作家デビュー作となった…」とワトソンのナレーションにあります。これは、つまり…。嬉しそうで、ちょっと恥ずかしそうなワトソンが可愛い。

 ここから本題。夜、221Bにやってきた男…今回の依頼人、オルムシュタイン校長先生。その依頼が…先行放送でも「何だよそれ…」と笑い、ひたすらツッコむしかなかったが、本放送で観ても同じだった。まだ青少年、15歳の生徒に、不倫の相談を持ちかける校長先生って何だよ!!?w放課後は校長室で遊んでた…目隠し鬼とか…これいいのか?放送していいのか?ワトソンの「奥さんがいるのに!!?」(全部で4回言いましたw)、「最低の校長先生だね」普段は心優しいワトソンもこの言葉(素直な、率直な感想ではある。ワトソンらしいと言えばワトソンらしい)。本当にどうしようもない…。
「大人になればわかる。人間はたまに、そういう間違いをおかすものなんだ」
"最低の校長先生"だけど、この言葉に共感してしまう。様々な間違いをして、人間は大人になるのだよなぁ…何だか切ない。ホームズが受けた依頼、それは、その相手…保健室の先生のアイリーン・アドラー先生と一緒に撮った写真を、アドラー先生から奪い返すこと。

 そのアドラー先生を観察するために、ホームズは仮病を使って保健室へ。後で、保健室であったことを話すホームズの表情がとても満足そうw完全ドヤァ状態wホームズの顔色を診ようとアドラー先生が顔を近づけ、頬を赤らめるホームズ…人形劇はここまで表情豊かに表現できるのだなぁ、と感心して観ていました。ホームズが顔を赤らめたのは、照明によるもの。CGなどではありません。そこが凄い。美人で優しいアドラー先生と2人きりでいられたなんて…羨ましいと思うワトソン。一方、アドラー先生は美人でいい香りがしたけど、ただそれだけ、と平静を貫き通すホームズ。さて…、ホームズは本当に興味が無いのか、無い振りをしているのか。

 そんな保健室に、来客が。美術のゴドフリー・ノートン先生。ハンサム、美男子としか言いようが無い。校長先生の絵を描きあっている。どちらが似ているか、ホームズに審査してもらう、と…。ちょっと待って、あの”ピーナッツカバ”石膏像のホームズに!wホームズが選んだのは、大胆な色遣いの絵…アドラー先生作。ノートン先生のよく出来たデッサンに対しては、「デッサン力はあるけど、ただそれだけ」と…。”ピーナッツカバ”の作者に、美術の先生の絵がバッサリと…wでも、私もアドラー先生の絵の方が好き。ユーモラスな校長先生を、カラフルに、思い切って表現してる。

 そして、写真は保健室にあるはず、と、ホームズが考えた作戦を決行することに。ホームズが想像した作戦の段取り、写真が見つかるシーンが壮大。一体どんなものを想像しているんだ、ホームズw

 ツッコミはここまで。ホームズとアドラー先生の心理戦の始まりです。火事を”演出・演技”するワトソン。その非常事態にアドラー先生の目線が反応する。写真はここだ…!!と思ったら…。
 アドラー先生が本当にカッコイイ。賢くて、肝が据わっている、駆け引きのうまい、強い女性。ホームズに対してのこの言葉が印象的です。
「いつも自分が一番賢いと思わないこと」
ホームズは、「最初の冒険」でも見事に2つの事件を解決し、この物語で語られる前、つまりワトソンが転校してくる前も、多くの生徒たちの相談にのり、事件や謎を解決してきた。1話で、221Bに生徒たちが行列を作って、ホームズの相談を待っているように。そこにワトソンがやってきて、一緒に事件や謎を解決する相棒・親友が出来た。しかも、壁新聞にその推理を物語にして書き、発表している。ホームズも、自分自身の推理力には自信を持っていたのだろう。しかし…アドラー先生の前で、歯車が狂い始める。

 1・2話では、よく観察することを徹底的に大事にしてきたホームズ。観察力、洞察力の丁寧さ、鋭さが、ホームズの推理を支えている。しかし、この3話では、ホームズがおかしい。いつものホームズらしくない。アドラー先生との心理戦で、写真を見つけ奪い返すことだけに必死で、よく見てよく観察しようとしていない。アドラー先生の目線の動きは見逃さなかったのに、写真を前に気持ちが先走ってしまっている。
「嘘だと思うなら、自分の眼で確かめなさい」
「見るだけではダメ。観察しなきゃ」
アドラー先生にこう言われてしまうホームズ。案の定、写真はオルムシュタイン校長とのものではなかった…。冒頭の、オルムシュタイン校長の言葉を思い出します。「間違いをおかすものなんだ」。ホームズだって間違える。失敗する。

 3話、初期の段階で、この「ボヘミアの醜聞」を元にした物語を持ってきたのがいい。モリアーティ教頭とはまた異なる、ホームズを惑わす存在が学校内にいること。アドラー先生と直接対決をして、ホームズは勝てなかった。ホームズも未熟な部分があるということ。それが、15歳の少年がこれから成長してゆくことを暗示している。アドラー先生の前で引き下がろうとしない、負けず嫌いなホームズ。その一方で、事件が解決すると、アドラー先生に対して敬意を抱き、特別な存在とみなすようになる。
 今後もアドラー先生はちょこちょこ登場するみたいです(「冒険ファンブック」より)。ホームズを更に惑わしつつも、言い諭す存在になってほしい。アドラー先生も、ホームズと同じく目の動きが印象的なキャラクタです。目線が鋭い、でも麗しい。それでいて聡明で強い。「魔性の女」と表現されていましたが、好きだなぁ、アドラー先生。

 先行放送の時は、「ホームズ」シリーズって推理もの、ミステリのはずだけど、こんな話も推理ものなの?と思っていました。その後原作(正典)を読み、3話は学園を舞台にアレンジはしても、原作にかなり近づけてあることが判明。「ボヘミアの醜聞」がおさめられている「シャーロック・ホームズの冒険」はじめ、「ホームズ」シリーズにはこんな誰かにとって重要なものを探して見つけ出したりする、殺人事件のない話も結構多いことを知る。あまり読まないジャンルだったので、推理もの、ミステリ=殺人事件と思っていましたが、そうじゃないんだな。

 しかし、いつの間にかワトソンがビートン校に馴染んでいる。冒頭の壁新聞編集委員のストランドと意気投合したり、先生たちのこともよく知っている。心優しく、誰とでも仲良くなれそうな性格だからかな。ラグビーで、集団行動、人と協力することも養われていそう。人形劇ノベライズでは詳しく書かれていますが、人形劇本編では転校からどのくらい経った設定なんだろう?
 あと、保健室でのシーンでひとつ。アドラー先生の絵を選んだホームズに抱きつくアドラー先生。抱きつきながらノートン先生とも話をするのですが、その間、ホームズの表情が、動きが止まっているwうん、ドキドキするよな、わかるよ、わかりますよ。あんな美人さんに抱きつかれたら、さすがのホームズだって、ねぇw


 さて、今回も描いてしまいましたよイラストを。
f0079085_22512420.jpg

 勿論アドラー先生。表情といい、髪型といい、描くのが難しいキャラクタです。鋭さと優しさ、美しさを同時に表現した…かった。鋭さだけが強くなってしまった。もう少し優しい感じにもしたかったのだが…。
 端っこに男子たちを。ワトソンは「奥さんがいるのに!!?」のシーンでw「火事だー!」でもよかったのですが。描けないだろうと思っていたオルムシュタイン校長を、描いてみたら意外と描けた。ノートン先生は無理でした。何回練習しても似ない!アドラー先生とノートン先生の2ショットを描きたいんです。

 来週はイラストは難しそうだな…先行放送で観ているのですが…どちらも描けそうなキャラクタじゃない。思い切りデフォルメしないと描けそうも無い…。
 そういえば、最近サブキャラばかりで、真面目にホームズとワトソンを描いてない?線画は出来ているんです。まだ色を塗れてません。いつになるか…。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2014-10-26 23:07 | Eテレ・NHK教育テレビ

終わりと始まり、失意と希望 人形劇「シャーロックホームズ」第2話

 昨日書けなかったNHK人形劇「シャーロックホームズ」第2話「最初の冒険」(後編)感想です。

・第1話「最初の冒険」(前編)感想:視野が増え広がれば、この世の中はつまらないものじゃない 人形劇「シャーロックホームズ」第1話

 前回、前編の最後に221Bに駆け込んできたレストレード(クーパー寮3年、公式ガイド「冒険ファンブック」より)。…あれ、レストレードは最初上級生という設定じゃなかったっけ?…だったような気がする…一体どこから仕入れた情報だったっけ…?ノベライズにも書いてないぞ…?つまり、ホームズ、ワトソンと同じ3年、15歳だが、3人並ぶとレストレードは随分背が高い。それで上級生に見えたのか…?(迷宮入り)
 ちなみに、レストレードは私のお気に入りキャラのひとりです。

・「冒険ファンブック」に関して:NHK人形劇「シャーロックホームズ」本放送直前特番&「冒険ファンブック」

 そのレストレードが駆け込んできた理由…ディーラー寮のドレッバーが食中毒で病院に運ばれた。ビートン校は全寮制。食べているもの、食事は皆同じ。でも、夕食の時、寮母のハドソン夫人が生徒たちに配っていた手作りクッキーは食べた人と食べていない人がいる。疑われているハドソン夫人。でも、クッキーが原因なら、もっと多くの生徒が食中毒になっているはず。ハドソン夫人のクッキーが原因ではない。ドレッバー、さらに同じくディーラー寮のスタンガスンも倒れた原因は?犯人は?ホームズの推理が始まる。

 2話はとてもテンポがいい。ドレッバーの部屋での現場検証、ホームズの推理、ついて来たワトソンの質問。ドレッバーとスタンガスンにこき使われていたアーチャー寮2年・ジェファーソン・ホープの存在。ドレッバーの情報や人となりを話すレストレードはまさに原作(正典)の警部のレストレードと一緒。その捜査の途中でやって来たのが、生活指導のロイロット先生。ここで、ホームズのもうひとつの面が。1話でも授業中はほとんど寝ているとありましたが、成績は下の下。原作ではホームズは天文学に興味がなく(事件に関係ないことには全く興味が無い)地動説を知らなかったネタがありますが、人形劇でも出てくるかなぁ?ロイロット先生にそんな弱点を突かれているホームズ、サッとワトソンを盾にした!wひどい!w

 そんな笑える場面もありますが、2話の見どころはホープの自白。全く、本当に、ドレッバーとスタンガスンが酷い。ホームズが「憐れみさえ感じない」と言っていたが、私も同じ。お金持ちで、有力者の息子で優遇されている2人。ホープをこき使い、いじめ、校則違反の賭け事をしてホープが大事にしている物を奪い、賭け事がバレたら親が裏から手を回して2人は咎められず、ホープだけが罪を被り、退学処分に…。本当にホープ君がかわいそうで、辛くて、その自白のシーンは見入っていました。

 ここで、思い出すのが1話、ワトソンが前の学校で同級生を殴ったということ。いじめられていた子を助けるためにケンカをして殴ってしまった。その相手は町の有力者の息子。いじめていた子は罪を咎められず、ワトソンだけ罪を被った。まさにホープ君と同じ。(1話でもありましたが、ワトソンが転校してきたのはその事件とは関係ありません)
 そしてもうひとつ。ワトソンは夢中になっていたラグビーを、脚の怪我でやめた。夢中になっていたもの、人生をかけていたものを失い、失意の中にいる。ホープ君も、退学処分になり、大切にしていた物もドレッバーに奪われ、捨て身で勝負を挑み、勝ったのに壊されてしまった。どうせ、もう終わりなんだ…と。

 だから、ワトソンはホープ君に励ましの言葉をかけたのだろう。
「何言ってるんだよ、僕たちの人生、始まったばかりじゃないか」
「やり直すいいチャンスじゃないか。リセットして、新しい自分になるんだ」
ワトソンがホープ君にかける言葉はとても前向きだけれども、押し付けがましくない。声がとても優しくて、あたたかい。言葉だけでなく、すぐにホープ君のいいところ、長所、特技を見抜いている。この点に関しての観察力・洞察力はホームズ並みと言ってもいいかも。そしてダメ押しの一言
「神様が、なぜ君にホープという名前をお与えになったか。HOPE,希望。君にはバラ色の未来がある」

 原作「緋色の研究」では、こんな台詞は出てきません。愛する人を殺され、ドレッバーとスタンガスンに復讐の賭けをした、という点は同じです。失意の中にある点、権力・強いもの・避けられないものから逃れられなかった点(原作ワトスンはアフガニスタンでの戦争に軍医として出征し、撃たれて帰国した)。そこに、ホープという名前から、失意から希望へ、というアレンジになった…三谷さん、脱帽です。ドツボです。

 あと、ワトソンがホープ君を励ますことができたのは、ホームズに出会い、ホームズと同じように学校の中の「奇妙なもの」に興味を持ち、それで新しいスタートを切れたから。ラグビーはもう出来ないけれど、新しい楽しみ、やりたいこと、やりがいのあることを見つけることが出来た。「リセットして」とありますが…全くのリセットではない。ワトソンは文章を書くこと、ホープ君は手先が器用なこと。得意だと思っていることを、新たな場で伸ばしていく。ワトソンは今後その特技を活かしていきますが、ホープ君もそうなってほしい…退学しちゃったけど…(「冒険ファンブック」をお読みの方は、この「けど…」の意味がわかりますね?)。ホープ君の未来に希望と幸あれ。切ない幕引きでした。

 石膏像事件も謎解明、無事解決。ハドソン夫人も無罪になり、221Bでのラストがまた笑える。ホームズ、ソファの下くぐったwでも、ハドソン夫人からは逃れられないw最後、ワトソンと笑い合うホームズが印象的です。いつもはクールで感情を表に出さないけれど、笑い合う友達ができた。ホームズもワトソンと出会ったことで、これから変わってゆく。そしてこのコンビで学園の謎・事件に挑む。2人のチームワークが楽しみです。

 ところで、指先は器用、というホープ君の長所は、石膏像破壊事件の原作「六つのナポレオン」のベッポに由来しているのかな。人形劇ベッポも器用かどうかは、今後出てくるかも…。

 それで、ホープ君が卵をどこから持ってきたのか、どこで手に入れたのか…人形劇ノベライズにはちゃんと書いてあります。他にも本編に追加されたシーン、説明多数。もっとハマりたい方、ビートン校についてもっと知りたい方は是非!
・感想記事:[NHK人形劇小説版]少年シャーロック ホームズ 15歳の名探偵!! +NHK人形劇版

 あと、細々とした点箇条書き。
・1話から気付いてましたが、ホームズのピロピロ笛(吹き戻し)は、机の上に4本並んでますw気分によって使い分けるとか?コレクションかも?wピロピロ笛コレクター…w
・卵の殻、よく見ると白身も付いているのがわかる。美術が本当に細かいこの人形劇…!
・ホープ君の部屋は「117A」
・ホープ君の自白のシーン、ドレッバーとスタンガスンと”勝負”している時の音楽がかっこいい。サントラまだかな?
・ベッポがホームズの石膏像をカバだと認識した…あのピーナッツカバをwベッポの美術の成績が気になりますw
・オープニング映像は何度観てもかっこいい。最初、真っ白なホームズの像に、原作の文章が入り、原型が出来る。そこに井上文太さんのキャラクターデザイン設定が書き込まれ、色が塗られ、水の音と共に眼が、瞳が開く。この部分がたまりません。
 後で調べて知ったのですが、学校の建物に「踊る人形」の暗号が。うまいです…!「踊る人形」に基づく回もあるらしいですよ?

 以上、ここまでが2話の感想。以下オマケ。

 オマケその1.東京に行って、NHKスタジオパークにも行ったのですが(この記事参照)、そこで素敵なものを貰って来ました!
f0079085_22532060.jpg

 番組ポスターデザインのポストカード!!このデザインがとても気に入っています。美しい。ルーペに写るキャラクタたち。幻想的です。魅入ってしまいます。
f0079085_22543153.jpg

 裏は番組制作スタッフ名簿。皆様、素敵な作品をありがとうございます!これからも楽しみにしています!

 オマケその2.またしてもイラスト描いた。
f0079085_2255375.jpg

 レストレードとホープ君。1・2話の2人。この2人は描きたかった。ホープ君が意外に難しくて、苦戦しました。可愛くならない!!
 レストレードは困り顔が印象的です。

 思い切り長文になりました。ああ、好きな作品について語るのは楽しいなぁ(「クインテット」での長文感想以来の再来か?)
[PR]
by halca-kaukana057 | 2014-10-20 23:06 | Eテレ・NHK教育テレビ

今日はヤサコの誕生日

 twitter経由で、今日はアニメ「電脳コイル」のヤサコの誕生日だと知りました。2014年10月12日生まれ。ちなみに、イサコは2014年4月4日生まれ。
Wikipedia:電脳コイル

 ということで、久しぶりにヤサコ描きました。鉛筆、モノクロ。
f0079085_2325732.jpg

 「コイル」のキャラデザは難しい…以前描いていた頃も難しい難しいと思いながら描いてましたが、やっぱり難しい!この独特の雰囲気。なかなかつかめません。

 「コイル」の世界は2026年。既に電脳メガネの原型のようなものは出来上がっているし、仮想現実・ARも進化し続けている。あと12年、本当に「コイル」のような世界になるかもしれない…。でも、ネットは人が作り出しているもの。ディスプレイの向こうには人がいる。誰かがいる。それを教えてくれたのが、「電脳コイル」でした。

・最終回の後に書いた感想のような記事:誰かへつながる細い道
私たちにつながる物語 電脳コイル総まとめ
 自分自身、再読したい、再確認したい過去記事です。

 もう一度観たくなりました。終盤、かなり難解な展開だったからなぁ。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2014-10-12 23:35 | イラスト・落描き

NHK人形劇「シャーロックホームズ」本放送直前特番&「冒険ファンブック」

 10月、待ってました…!!三谷幸喜さん脚本のNHK人形劇「シャーロックホームズ」。12日から、NHK教育テレビ(Eテレ)にて、レギュラー本放送開始です!!先行放送された第1話「最初の冒険(前編)」、最初からやります!

NHK:シャーロックホームズ
◇もうひとつの公式サイト:シャーロック学園
 ↑twitter,FBの投稿にも注目です。

 さて、12日からのレギュラー放送を前に、昨日5日は直前特番。観ました。そして、本放送前にこれも出たので読みました。

シャーロックホームズ 冒険ファンブック: NHKパペットエンターテインメント (ワンダーライフスペシャル)

三谷 幸喜 / 小学館


 公式ガイドです。

 直前特番と、「冒険ファンブック」。合わせると物凄い情報量です。人形劇、全寮制の学園もの、ホームズやワトソンは学生…そんなこれまでと一味違った「ホームズ」の世界の紹介、案内になってます。関わっているスタッフや出演者、人形劇の操演の方々などのインタビューや舞台裏もじっくりと紹介。更に、原作(正典)の紹介と、各話の元になった正典の解説。

 直前特番ではロンドンでロケをして、ホームズのファン(イギリスでは「ホームジアン」、アメリカ・日本では「シャーロッキアン」)の皆さんに「ホームズ」の魅力を語ってもらったり、人形劇の「ホームズ」を見せてみた…なんてことも。「ホームズ」ものと言えば、BBC「SHERLOCK」も大人気ですが、そのシャーロックとジョンのコスプレをしたホームジアンのお姉さんへの取材までw素敵なお姉さんたちでした。正典から、ドラマまで、「ホームズ」の世界はとてつもなく広くて深い…そして本国イギリスは凄い…そう実感しました。100年以上も昔の作品なのに、こんなに愛され続けている。日本でも、日本語訳は何種類もある(原作を読もう!と思った時、で、どれを読めばいいんだ…どの訳がいいんだ…とかなり迷いました…)。古典だからこそ、深読み(ちゃんとした「ホームズ」研究家の先生方もいらっしゃる)したり、小説や映像作品などにリメイクしたり…作品の幅が広くて深いのだなぁ。今、せっせと正典を読んでいますが、私もそう感じます。何回同じ話を読んでも面白い。だから、この人形劇版のような大胆なアレンジをしても(どうアレンジするかでも違いますが…三谷さん、スタッフの皆さん、楽しみにしてますよ!)、面白く、「ホームズ」の世界がまた広く、深まっていくのだな。

 直前特番では、人形劇の収録現場・舞台裏にも潜入。まだ登場していないキャラクターも出てきて、これは誰だ、どの回で出て来るんだ?とワクワク。各キャラクターの人形を操演する人は、役者や声優と同じように決まっている。ただ、人形を脚本どおりに操作、動かしているわけじゃない。その操演の人が、その役を「人形を通して演じている」。仕草、眼の動き・視線、無言の表現…。しかも、人形劇業界は後継者不足…。若い操演者も加わり、後継者となってくれれば…という話が印象的でした。

 私は学生時代、メインは読み聞かせや朗読でしたが、人形劇にも関わったことがあります。学生のサークル活動。物語、脚本を作って、人形も手作り。やっていてとても面白いのですが、操演と声を一緒にやるのがなかなかハードでした。ただ、卒業してしまえばほとんどは人形劇から離れてしまう。一方、こちらはテレビで人形劇番組を担当するプロ。人形劇「ホームズ」や他の人形劇を観て、人形劇をやってみたいという子どもたち、若い人が増えればいいなぁと感じました。アニメや俳優とは異なる「演じる」魅力がある。テレビで人形劇をやってるのはNHKだけだものなぁ…。重要任務ですよNHKさん。

 「冒険ファンブック」は全部見どころなのですが、特に注目したのが美術・小道具。舞台となるビートン校のセットやそのデザイン、キャラクターたちの持ち物や衣装について詳細に書かれていて、こんなに細かく設定し作ってるのか!と驚きました。19世紀後半のイギリスの全寮制学校の雰囲気、たたずまい。そこに、和紙や染め方など、日本の伝統的な技術も応用する。日本だから表現できる、19世紀イギリスの世界…とても不思議ですが、この世界観が大好きです。これらの設定については、イラストを描く時の資料にもなります。ああ、素晴らしい!貴重です。

 声優・出演者の皆さんへのインタビューも興味深い。特にワトソン・高木渉さん。ホームズは美少年なのに、ワトソンの見た目が…という話を時々見かけます。いやいや、1話から観てるとワトソン株がどんどん上がっていきますよ!特に2話、そして4話!ノベライズ(集英社みらい文庫、2巻まで出てます)も一緒に読むと、もっと魅力的ですよ。そんなワトソンを演じた高木さんに、三谷さんから届いたメールの話がとてもいい話。そして、後半になると更にワトソンが男前になるとのこと…!!楽しみにしてます!!
 思えば、正典でも、BBC「SHERLOCK」でも、BSプレミアムでデジタルリマスター版を放送しているグラナダ版「シャーロック・ホームズの冒険」でも、ワトソン(ワトスン)に惹かれてます…w人形劇も。いやいや、ホームズもかっこよく、頭の回転のキレや速さ、変わり者だけど冷徹ではない…とても魅力的ですよ。

 今後の各回あらすじも。レストレード君今後出番増えるのね!アドラー先生もまだまだ絡んでくるのね!これまで登場したキャラクターも再登場するのね!!どんどん楽しみになって来ました。

 直前特番で残念だったのが、音楽演奏を担当しているダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)についての取材がなかったこと。演奏・収録の模様を観たかった…。「冒険ファンブック」でも、少しだけ触れています。もっと注目していいところだと思うんだけどなぁ…。サントラ、いつ出るかなぁ…。

 主題歌、ナノ「Scarlet Story」ですが、「冒険ファンブック」にテレビサイズの歌詞が載っていました!!やはり全部英語です。日本語訳も載ってます。様々な方向に読める歌詞です。そして、通常バージョンだけでなく、アコースティックバージョンも録音してあるとか。MCOの演奏が活きるアレンジになっているらしい。それ聴きたいです!!どちらにしろ、フルは来年のナノさんのアルバムに収録…それまで待てない…サントラが先かやはり…。せっかくだから、シングルCD出しませんか?通常バージョンと、そのアコースティックバージョンを入れて。

 というわけで、「冒険ファンブック」の怒涛の情報量に驚くとともに、12日からの放送が楽しみです。5話までは先行放送で観てますが、この間も書きましたが、観る度に発見があるのがNHK人形劇の面白いところ。では、2月まで全18話、楽しみますか!

 「ホームズ」記事を書く度に、イラストを描いて挙げている気がする…またしても描いたwレギュラー放送開始記念。
f0079085_21385979.jpg

 ハドソン夫人初描き!記念にいつもより多めにクッキーを焼いてくれました。…多いよ、多過ぎだよwクッキーを塗るので気がおかしくなるかとwその一方で、描いている間、クッキー食べたいなぁ…と思ってましたw
 描きながら思ったのが、ハドソン夫人って一体いくつだ?人形デザインでも、それほどおばさんというほどでもない感じだけど、学生たちから見ればおばさん…。いつもの通りの自分キャラデザですが、このハドソン夫人の年齢をどうするかで悩みました。40~50代ぐらい?

・前回の事前情報まとめ記事:あと1週間,新発表続々 NHK人形劇「ホームズ」


 最後に一言。
 こんな舞台裏、スタッフの方々の裏話、公式ガイドブック…「クインテット」にもあればよかったのに…!!(涙)
[PR]
by halca-kaukana057 | 2014-10-06 22:05 | Eテレ・NHK教育テレビ

あと1週間,新発表続々 NHK人形劇「ホームズ」

 完全に惹き込まれてしまっているNHK人形劇「シャーロックホームズ」。昨日、8月の先行放送で唯一再放送されていなかった「まだらの紐の冒険」が再放送されていました。先行放送ちゃんと観たのに、録画もして何回も観たのに、また観ていましたw「クインテット」で、何度同じプログラムが再放送されようとも、その度に新しい発見があるのが、NHK人形劇の恐ろしい…いや、凄いところ。NHKの再放送システム万歳。

 詳しい感想は10月からの本放送でじっくりたっぷり書こうと思います。ちょっと書くと、221Bにやって来たロイロット先生に対峙するホームズとワトソンのシーンが印象的です。ホームズの「僕たちを見くびってもらっては困ります」普段はクールで大人びているホームズが、内にある感情・熱さをさらりと表現する。しかも「僕ら」…ワトソンを親友・相棒として認めている。その後の火かき棒対決。ここでホームズとワトソンのやり取りが笑えるwワトソンよくがんばった。さすが元ラクビー部員。正典(原作)との違いも見どころです。

 さて、来週はいよいよ本放送直前スペシャル(スペシャルと言っても通常の放送時間20分。…せめて30分、あと10分増やして欲しい…そう来週言いそうな気がする…)。そして10月12日から本放送、第1回「最初の冒険(前編)」、最初からやります。先行放送で見逃した…大丈夫です。これからが本番です。しかも金曜午前0時(木曜深夜)に再放送もあります。

 本題その1.その本放送のスケジュール、各回タイトルが発表されました!
NHK:シャーロックホームズ:ストーリー
 第5回まではいいんです。しかし、第6回(11月16日)が「生真面目な証人の冒険」…あれ、先行放送と違う!?つまり、第6回、11月16日からが完全新作です。
 では「まだらの紐の冒険」はどこへ行ったのか。11回(12月21日)になっています。物語の内容で、「あれ?」と思う箇所が「まだら」回であったので、内容が飛んでしまっていたということか。詳しくは本放送の時に書きたいと思いますが、例えば、ワトソンの怪我した脚。制服の構造(ボトムはスカート)のため、脚を引きずっているような表現がなかなか難しいのですが、ワトソンが歩くシーンの足取り(?)はどことなくぎこちないように見えます。第4回「消えたボーイフレンドの冒険」の、洞窟の前のシーンでは、ホームズの後を必死で追いかけるワトソンの描写もある(それをちゃんと待ってあげているホームズ)。また、ノベライズでの描写がどこまで人形劇本編に影響しているかわからないのですが、ノベライズの「最初の冒険」では、脚を故障しているので相手が走ったら追いつけない、という描写もあります(でも、走らなくてもいいタックルなら出来る模様)。
 そんなワトソンが、「まだら」回では、全力で走っている。脚はどうした!?怪我はどうした!?多分、本放送では11回までの間に、ワトソンの脚に変化がある…かもしれません。「シャーロック・ホームズ」ものということで推理してみたw

 そうか、だからノベライズ2巻には「まだら」回が収録されなかったのか!こちらも納得です。あれ、DVD2巻は…11月19日発売予定でした。第6回放送後だからいいのか。

 各回タイトルを見て、この回の原作はあれだな、あのキャラクターが出てくるんだな、と予想して今から楽しみです。どうアレンジしてくるかも。しかし、変なタイトルが多い。「失礼な似顔絵」…ノートン先生が関係してくるか?(そして、美術が苦手なホームズと対立する…w) 「本当に困った校長先生」…校長先生、今度は何をやってしまったんですか!?w
 予告でこれから登場する新キャラクターがちらりと紹介されていましたが、「イヌ語通訳」は多分あの人が、「愉快な四人組」はきっとあの子が登場しますね。色々と楽しみです。これまでのキャラクタも再登場して欲しいな。特にレストレード君。そして最後は勿論「最後の冒険」…「最後の事件」正典読んで楽しみに待ってます。


 本題その2.人形劇「ホームズ」は音楽も魅力のひとつ。主題歌「Scarlet Story」(歌:ナノ)…歌もかっこいい、OP映像もカッコイイ。最初観た時、ちょっと待て、これが人形劇のオープニングか!?と度肝を抜かれました。その主題歌がいつ発売なのか。ずっと気になっていました。歌詞が知りたい(全部英語?聴き取れない…)。フルで聴きたい。ようやく発表来ました。
1/28発売 ナノ3rdアルバム「Rock on.」PV映像

ナノ:nano Official HP
 アルバムですか!しかも1月とは長いですよ…。シングルで11月ぐらいに出て欲しかったなぁ…。ナノさんの歌は「SAVIOR OF SONG」なども好きなので、アルバムも聴きますよ。

 これはサントラの方が先にでるかな…?
Mahler Chamber Orchestra (MCO):NEWS:Japanese TV series with soundtrack by the MCO
 音楽演奏のマーラー・チェンバー・オーケストラ公式サイトです(英語)。ここによりますと、11月にサントラ発売予定、とあります。マーラー・チェンバー・オケ(指揮:ダニエル・ハーディング)は、劇判だけでなく、主題歌でも演奏を担当しています。主題歌のティンパニや弦楽器の音がそれ。サントラには主題歌のTVサイズが収録されると思うので、それでTVサイズでもいいから歌詞を確認したいです。できれば、ボーナストラックにフルを収録してほしいです。
 しかし、海外のサイトで日本の人形劇が紹介されているのを読むと、何だか嬉しくなります。


 本題その3.来週の直前スペシャルの前に番宣を兼ねた番組があります。
NHK:スタジオパークからこんにちは
 お昼のトーク番組。10月2日(木)、ホームズ役の山寺宏一さんがゲスト。どんなお話になるか楽しみです。共演者からのビデオメッセージもあるかな?今後も、他の出演者の出演があるといいなぁ。トーク番組なら、「あさイチ」の金曜・プレミアムトークでもアリですね。
 山寺さん・山ちゃんと言えば、少し前(10月に総集編映画もありますし、まだ現在進行形ですね)では、「宇宙戦艦ヤマト2199」のデスラー総統役も印象的でした。全然違う…。

 その他にもディアゴスティーニのフィギュアコレクションとか、公式ガイド「冒険ファンブック」など、関連書籍も続々発売ですね。ディアゴスティーニのフィギュアはちょっと高い…。冊子は読みたいのですが…。「冒険ファンブック」は予約してしまいました!w

 以上、本放送向けての、事前情報まとめでした。本放送は、Eテレ日曜夕方5時半から。そして、再放送が先述の通り、金曜午前0時(木曜深夜)、同じくEテレ。
 久しぶりにEテレ・教育テレビカテゴリを復活させることができて嬉しい。Eテレの子ども番組・学校放送からはしばらく離れていました。「みいつけた!」もたまにしか観てない、「おかあさんといっしょ」の月歌もチェックしてない…。でも、そのたまに観ると、やっぱり面白いなぁと思います。
 でも、2014年度下半期は人形劇「ホームズ」です!!

 最後、昨日再放送の「まだらの紐の冒険」を観て、描きたくなったのでイラスト描いた。最近、「ホームズ」でも他の作品でも、猛烈にイラスト描きたい病を発症しています。
f0079085_22535576.jpg

 モノクロ、鉛筆描きです。シャーマンとストーナー先生。「まだら」回の女性2人。思い切り自分キャラデザです。シャーマンは正典を先に読んでいたらまさかの改変ですね…後で読んでも驚きでした(登場は「四つの署名」)。もうシャーマンが可愛い可愛い。正典でファーストネームが出てこないのでどうしようもないのですが、ファーストネームを知りたい。ストーナー先生は幸薄そうだけど美人さんだと思う。人形の前髪の一部だけ揺れるように作ってあるのがお気に入りです。

 ちなみに、タグですが、人形劇「ホームズ」の番組表記は「シャーロックホームズ」…「・」が付きません。今後、正典の記事を書く場合には「・」を付けます。
 【↑訂正】
 色々紛らわしいので、「人形劇 シャーロックホームズ」タグにします。これで他のホームズ作品と区別がつきやすいだろう…。人形劇でも、原作(正典)や他の映像化作品についても関連して語ることはあるんだけどね。

【過去関連記事】
・ノベライズ1巻(1~3話収録)感想:[NHK人形劇小説版]少年シャーロック ホームズ 15歳の名探偵!! +NHK人形劇版
・ノベライズ2巻(4・5話収録)感想:[NHK人形劇ノベライズ]少年シャーロックホームズ 赤毛クラブの謎
・イラスト初描き+感想・雑感:10月が待ちきれないので
・イラスト第2弾+雑感:私選NHK人形劇2作品描いてみた
[PR]
by halca-kaukana057 | 2014-09-28 23:12 | Eテレ・NHK教育テレビ


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

お知らせ・別サイト

管理人HN:(はるか)
 熱しやすく冷めにくい、何が好きになるかわからない好奇心のかたまり。このブログでは好きなものを、好き放題に語ってます。

プロフィール
*2014.9.5:更新
はてなプロフィール:遼(halca-kaukana)



web拍手を送る






日々のログ:今、ここ、想うこと
または:Twilog

はてなブックマーク
Mielenkiintoinen!

気になること、関心のある記事や参考にしたサイトなどのブックマーク集。コメント多め。

◆ピアノ録音置きブログ:Satellite HALCA

☆「はやぶさ2」、小惑星リュウグウ目指して順調に飛行中!☆
管理人・遼も小惑星探査機「はやぶさ2」を応援しています。



あかつき特設サイト
JAXA:金星探査機「あかつき」特設サイト

☆祝!「あかつき」は金星の衛星になりました☆
金星軌道上で観測準備中!

最新の記事

超巨大ブラックホールに迫る ..
at 2017-09-18 23:48
西洋文化に触れた驚き 「遥か..
at 2017-09-03 23:01
BBC Proms(プロムス..
at 2017-09-02 17:07
土星堪能星見 + 今日は伝統..
at 2017-08-28 21:58
BBC Proms(プロムス..
at 2017-08-18 23:48
惨敗。 ペルセウス座流星群2..
at 2017-08-14 21:43
BBC Proms(プロムス..
at 2017-07-31 22:32
BBC Proms(プロムス..
at 2017-07-14 23:08
青い海の宇宙港 春夏篇 秋冬篇
at 2017-07-10 22:58
夏のペンギン切手&特印
at 2017-07-05 21:07

カテゴリ

はじめにお読みください
プロフィール
本・読書
宇宙・天文
音楽
奏でること・うたうこと
Eテレ・NHK教育テレビ
フィンランド・Suomi/北欧
イラスト・落描き
日常/考えたこと
興味を持ったものいろいろ
旅・お出かけ
information

タグ

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
more...

検索