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オペラ事始 その4 生のオペラを観に行こう

 今年はオペラ・声楽強化年。続きです。

 NHKBSプレミアムなどで、オペラ公演を収録した放送が結構あり、録画して観ています。しかし、いまいちピンと来ない。集中できず、途中で挫折してばかり。物語のあらすじが、登場人物と声域、誰がどのアリアを歌うのか、登場人物たちの関係が覚えられない!やはりオペラは長い、難しい、敷居が高い、のか。独特の台詞の言い回しも慣れない。ラジオでの全曲放送なら、全部聴けないことも無いのですが…。
 そんな私が、オペラを観に行くことにしました。ビゼーの「カルメン」。以前、ハイライト版を聴いたのですが、全部を観るのも聴くのも初めて。オペラを観に行くこと自体人生初めて。「カルメン」は前奏曲もアリアの数々も超有名曲ばかりですが、物語のあらすじを読むと「うーん」と思ってしまう。この物語を楽しめるのだろうか。集中して観ていられるだろうか…。そんな不安も抱きつつ、行ってきました。

・ビゼー作曲:歌劇「カルメン」(全4幕)
 スロヴェニア マリボール国立歌劇場
 ロリス・ヴォルトリーニ指揮、マリボール国立歌劇場管弦楽団/合唱団/バレエ団
 演出:フィリップ・アルロー

 舞台の両サイドに、字幕用の電光表示板が。舞台の下にオケピットが。これがオケピットか…と思いつつ、開演を待ちます。
 開演、マエストロの登場。そしてあの前奏曲。威勢のいい前奏曲を聴きながら、だんだんワクワクしてきました。

 全幕、飽きずに集中して観られました。終わって一言、「楽しかった!!」オペラって楽しい!凄い!これが音楽と舞台の総合芸術だ。実際の舞台では、台詞の言い回しも気にならなかった、自然だった。オペラという世界に引き込まれているからか。歌手の皆さんの歌も素晴らしい。広いホールに、自分の声だけで朗々と響かせて歌う。歌いながら、演技もする。演劇やミュージカルとは違う、音楽・歌でも魅せるオペラの手法にすごいなぁ、すごいなぁと思ってばかりでした。演出も、親しみやすかった。コミカルなシーンも所々にあって、クスリと笑えました。勿論、シリアスなシーン、カルメンが魅了するシーンも惹かれる。バレエも美しい。舞台セットや背景も物語を引き立てている。

 あらすじ、ハイライト版では分からない物語の全容もようやく理解しました。ああ、「カルメン」ってこういうお話だったんだ。ここでこの登場人物がこんな台詞を言って、こんな風に歌に入って…生で観ないとわからないことばかりでした。字幕で台詞や歌詞が出るので、追いやすい。ただ、字幕を観て、舞台の歌手を観て、背景や舞台演出を観て…目が忙しい。目が疲れました(苦笑

 真面目な衛兵のドン・ホセ、ホセの婚約者のミカエラ。ホセは田舎の母親のことを心配し、結婚を誓い合う幸せな2人だったのに…自由奔放な恋愛を楽しむカルメンの登場で、ホセは変わってしまう。カルメンに気に入られたホセ。ホセも婚約者がいるのに、カルメンに惹かれ、恋に落ちてしまう。そして、ホセの人生も堕ちてゆく…。ホセの視点でずっと観ていて、終わった時の感想が、「ホセ、かわいそう…」。カルメンに出会わなければ、ミカエラと幸せに結婚し、親孝行も出来たのに…。
 とは言え、カルメンも「魔性の女」であるけど、何故か憎めない。相手のことを考えない、自由奔放過ぎる、でも、心は自由だとうたい、今を生き、そのためなら死をも恐れない。カルメンにとっての「自由」とは何だろう?と考える。未練がましくない。強いなぁと思う。カルメンが死を悟るシーン、そしてラストシーンは息をのみました。

 数々のアリア、二重唱、合唱にも魅了されました。カルメンのハバネラ、ホセの「花の歌」、闘牛士・エスカミーリョの「闘牛士の歌」は心の中で「来たー!」と叫んでました。どの歌も好きです。オペラは、アリアの後に拍手をする。この雰囲気もよかった。カーテンコールは拍手しまくりました。

 第1幕の「子供たちの合唱」は、地元の小学生が歌っていました。元気よく舞台に出てきて(翻弄される大人たちw)、元気よく歌う姿が可愛かった。プロのオペラ歌手と共演、オペラの舞台で歌えるなんて凄いなぁ、いい経験だなぁ。この日のために、フランス語の歌詞を覚えて練習したんだろうなぁ。第2幕の後、子どもたちが先にカーテンコール。可愛かった。
 親御さんと一緒に観に来ている小学生もちらほらと。「カルメン」の物語は子どもにはちょっと…と思ったが、こんな美しい舞台、豊かな歌・音楽のオペラを小学生の頃から観せてもらえるなんて羨ましいなぁ…とも。制服姿の高校生も。どう観るんだろうなぁ。

 オペラは生で観てこそその魅力がわかる、と実感した夜でした。ようやく、オペラの魅力がわかった。これまで、台詞などの面で、何故オペラはこんな表現方法を使うのだろう。クラシック音楽には音楽劇もたくさんありますが、音楽劇じゃダメなのか、とよく思っていました。しかし、音楽と舞台の総合芸術であるオペラだからこそ表現できるものがあるんだ、とようやくわかった気がします。本当に楽しかった!また、様々なオペラを生で観たいです(東京などに遠征しないと観られないですが…)。

 ということで、たまっているオペラ番組の録画を消化せねば…。

 
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・過去関連記事:ハイライト版を聴いてみた:オペラ事始 その2 ビゼー「カルメン」(ハイライト)
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by halca-kaukana057 | 2014-06-10 23:11 | 音楽

フォーレを聴こう その1「シシリエンヌ」

 最近、よくフォーレを聴いています。最近気になっている作曲家です。これまで、フランス近代ものはあまり聴いてきませんでした。どうもフランス近代もの、とりわけドビュッシーに苦手意識があったから。しかし、以前、サン=サーンスやプーランクに興味を持ち、聴いて少しずつその苦手意識も無くなってきました。最近、またプーランクも聴いているのですが、同時に気になっているのがフォーレ。合唱曲や歌曲(今年はオペラ・声楽強化中ということで)、室内楽、ピアノ・器楽曲を中心に聴いています。が、これまでの持っているCDや図書館から借りたCDを調べてみたら、ほとんどフォーレが出てこない…!有名な曲はいろいろあるのに、全く眼中に無かった…。自分でも驚くほどでした…。

 まず、取り上げるのがフォーレの超有名代表作「シシリエンヌ(Sicilienne)」。「シチリア舞曲」、「シシリアーノ(シチリアーノ)」とも表記されます。「シシリエンヌ」だとフランス語表記ですね。劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」op.80の第3曲(声楽つきの「メリザンドの歌」が入る場合だと第4曲)。「ペレアス~」は様々な作曲家によって音楽がつけられたり、オペラにもなった戯曲。これまで、シベリウスの「ペレアス~」ばかり聴いてきました。フォーレのは、もともとはチェロとピアノのために書かれた曲(op.78)でした。

 あまりにも有名で、これまで、オーケストラの小品、アンコールピース程度にしか思っていませんでした…ごめんなさい…!集中してよく聴いてみると、とても美しい。とにかく美しい。オーケストラ版は、フルートのソロにハープや管弦楽がやさしく呼応する。この曲はト短調。そういえば短調だった。しかもト短調は荘厳で少し重めの調性。モーツァルトにとっては特別な調性として有名です。モーツァルト(交響曲第25番、第40番、弦楽五重奏第4番)だと重く暗く響くのに、フォーレだと雰囲気が違う。これは面白い。

 もともとのチェロとピアノでの演奏は、チェロの落ち着いた内面を押さえた音が深い。ピアノも静かに寄り添っている。オーケストラでも、チェロとピアノでの演奏でも、4分程度の短い小ロンド形式の曲なのに、ひとつの物語になっているように感じる。聴いているとじわりとこみ上げてくることもある(疲れているのか…?)。ちなみに、聴いたのはフレデリック・ロデオン(Vc)、ジャン・フィリップ・コラール(P)盤。

 この曲は様々な楽器で編曲されて演奏されていますが、どんな楽器で演奏してもいい。ミカラ・ペトリのリコーダー版は、フルートとはまた異なる笛の音。フルートよりも素朴であたたかい。今日、偶然ラジオでN響オーボエ奏者の池田昭子さんのオーボエ版も聴いたが、これもきれい。オーボエの透き通る音色が爽やか。
 動画サイトでピアノソロ版も聴いたのですが、しっとりと、どこか憂いがある。他にも様々…。オーケストラ版もたくさんあるので、聴き比べが楽しそう。今後も様々な版で聴いてみようと思っています。

 これまで、ほとんど気にしてこなかった、軽く聞き流していた曲なのに、あらためて聴いてみると惹きこまれることがある。フォーレの「シシリエンヌ」は、私にとってそんな存在の曲になりました。「ペレアスとメリザンド」全曲もまだちゃんと聴いていないので、こちらも。
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by halca-kaukana057 | 2014-05-30 22:37 | 音楽

オペラ事始 その3 序曲・前奏曲は楽しい水先案内人

 クラシックは好きだけどオペラは全くの入門者が、今年はオペラを聴いてみる。ゆっくりとですが、オペラに親しむ道を歩んでいます…。

【これまでの歩み】
オペラ事始 その1 オムニバスから始めてみる
オペラ事始 その2 ビゼー「カルメン」(ハイライト)
オペラ事始・番外編 オペラ歌手が本気で歌のたのしみを伝える声楽アンサンブル

 この他にも、その1では男声のオムニバスを聴きましたが、女声(ソプラノ・メゾソプラノ)のオムニバスも聴きました。ソプラノ、と一言で言っても、繊細で優雅な高音もあるし、情感たっぷりにふくよかな高音もある。女声の高音は凄いけど、何だか苦手だなぁ…と思ってきたのですが、そんな声の"色合い"にも注目して聴くと、声楽はとても面白いなぁと感じます。

 オペラはアリアもいいですが、舞台が始まる前の序曲、前奏曲も魅力。その作品の主題も入って、物語の世界にいざなってくれる存在。そんな序曲・前奏曲のオムニバスを聴きました。またしてもオムニバス。全曲を聴こうとしても、まだ慣れない、途中で集中が切れてしまうんだよなぁ…。

ヴェルディ:序曲・前奏曲集

クラウディオ・アバド:指揮/ベルリン・フィル/ ユニバーサル ミュージック クラシック


 オペラと言えばアバド、という感じになってきています。数々のオペラをのこしたヴェルディの作品の序曲・前奏曲を集めました。ヴェルディ…「アイーダ」や「椿姫」、「リゴレット」などなど、全曲は聴いたことはなくても、有名なアリアや劇中曲が沢山。そして物語もドラマティック。序曲や前奏曲もドラマティックです。序曲・前奏曲だけで、もうこれだけでも十分魅力的、と思ってしまいます(物語はここからだぞ!)。曲の終わり方が、ジャーン!ジャジャン!と壮大な終わり方をするのも、そのせい?
 ヴェルディのオペラには、歴史上の実話を基にしたものも多く、大河ドラマと考えればいいのかな。と言うことは、序曲・前奏曲は大河ドラマのテーマ曲と考えればいいのかな…(当たってるのか違うのか…どうなんだろうこの解釈…)


名序曲集

オムニバス(クラシック) / ユニバーサル ミュージック クラシック


 こちらはバロック・古典から現代作品まで、様々な序曲・前奏曲を集めたオムニバス。オペラだけじゃなくて、バーンスタインのミュージカル「キャンディード」序曲や、メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」序曲、ブラームス「大学祝典序曲」にガーシュウィン「キューバ序曲」も入ってます。
 ビゼー「カルメン」前奏曲に、オッフェンバック「天国と地獄」序曲、ヨハン・シュトラウス2世「こうもり」序曲、スッペ「軽騎兵」序曲、ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲、モーツァルト「フィガロの結婚」序曲と、超有名曲も入ってて、楽しくなります。作曲家によって、作品によって、時代によって、国(言語)によって…と聴き比べも出来る。ここから、またアリアのオムニバスや、ハイライトに進んでいけばいいのだろう。序曲・前奏曲は、オペラの世界への水先案内人のようにも思えます。
 しかし、あまりにも有名な曲ばかりで、テレビのテーマ曲やCM曲になっていて、聴くとそれを思い出したり(「キャンディード」序曲を聴くと日曜朝9時かと思う、とかw)、私にとっては「クインテット」のコンサートで演奏されたものを思い出したり。超有名曲でも、出だししか知らないものもあるし、超有名な部分しか知らないのもあるので、全曲はこんな曲だったんだ!聴き直すことも出来ます。

 あと、もうひとつ。こちらはCDでは聴いてない、しかもオペラではないのですが、声楽ものなので入れておきます。
Marc-Antoine Charpentier - Te Deum Prelude

 フランスバロックの作曲家・マルカントワーヌ・シャルパンティエの「デ・テウム」ニ長調 前奏曲。聴き覚えがある…ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの生中継のオープニングで流れる曲がこれでした!この曲だったんだ!!全曲聴いても30分ほど。古楽と声楽の美しさに浸れる曲です。

シャルパンティエ「テ・デウム」前奏曲聴き比べ

 バロック作品なので、演奏によって大分雰囲気が異なる。ということでこの聴き比べも楽しいです。こんなに違うのか…。


 オペラだけでなく、声楽全般、合唱から宗教曲、歌曲と幅広く聴いていくのがあっているかなと感じています。しかも、バロックの方が入りやすそう…とも感じています。
 あと、声楽はCDで音楽・歌だけ聴くよりも、映像で歌手の表情を観ながら聴くほうがわかりやすいとも思いました。歌曲でも、CD・音楽だけだと聞き流してしまうことが多い。言語・歌詞がわからない(対訳を読んでいても終えなくなってしまうこと多し…)ので、表情から読み取るような。
 声楽は歌曲だろうとオペラだろうと、合唱だろうと、宗教曲だろうと、”舞台”なんだなと感じます。歌って、何かの役を演じている。たとえ歌曲・歌だけだったとしても。

 以上、オペラ事始と言うより、声楽全般事始になってきました。
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by halca-kaukana057 | 2014-04-17 22:37 | 音楽

オペラ事始・番外編 オペラ歌手が本気で歌のたのしみを伝える声楽アンサンブル

 オペラ・声楽をもっと聴いてみようと色々手をつけてみています。こんな時便利なのが、テレビやラジオでの放送。過去の名演から、最近のオペラ公演・演奏会まで放送してくれるのがありがたい。しかも放送だと、全く知らない歌手・曲にも巡り会える。そこから興味を持ってハマってしまうことも多い。と言うわけで、オペラ・声楽関係の番組は片っ端から録画し、ラジオも聴けるものは聴いています(出来れば録音も)。クラシック音楽を聴き始めた頃も、こんなことをしていたなぁ。今もクラシック番組は片っ端から観て聴いて録画録音しています。

 先日、テレビの番組表を見ていたら、「びわ湖ホール四大テノール演奏会」というのが合った。NHKBSプレミアムの「クラシック倶楽部」。びわ湖ホール?四大テノール?声楽だし、これも録画しておこう…と予約し、今日放送、観ました。
 観て、なんだこれは!!?ぶっ飛びました。めちゃくちゃ楽しい、面白い!!

NHK番組表:クラシック倶楽部 びわ湖ホール四大テノール演奏会
◇この公演のお知らせ:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール:2014年1月22日:びわ湖ホール四大テノールコンサート

◇公式:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール:びわ湖ホール四大テノール
◇非公式まとめ:NAVERまとめ:【BST】びわ湖ホール四大テノールがすごい!【Biwako Super 4 Tenors】

 メンバーは、関西を中心に活動している若手テノール歌手。清水徹太郎さん、竹内直紀さん、二塚直紀さん、山本康寛さん。それぞれ、オペラなどでも活躍している。昨年の日本音楽コンクール声楽部門では、清水さんが入賞、山本さんが2位を受賞。この日本音コン声楽部門も、昨年末に放送され、「こんなこともあろうかと」(ないw)録画しておいたので、再び見直しました。お二人とも豊かな声、表情。伸びやかな歌に聞き惚れました。日本音コン、他の受賞者の方々の歌も素晴らしかった。

 話を元に戻して、「四大テノール」演奏会。いつものこの番組なら、演奏者のインタビューが入ったり、すぐに演奏が始まるのだが、何故か開演前のホールの様子が。そして開演前のアナウンス(カゲアナ)。何故そんなものを?と思ったら、内容がぶっ飛んでたw
「携帯等を鳴らしたら、メンバーが一緒に歌います」
「公演中の会話は、メンバーへのブラボーや日本一!等以外はお控えください」
「メンバーが客席のそばを通っても、触ったり、エサをあげないでください」
(※全て意訳です)

 なんだこれはww場内のお客さんも笑っている。

 そして演奏会スタート。「琵琶湖周航の歌」から、リーダーでMCの竹内さんメンバー紹介。4人それぞれのヴェルディやプッチーニ、レオンカヴァルロ、ドニゼッティのオペラアリア独唱集。テノールと一言で言っても、個々人で声の雰囲気も質感も異なる。オペラそのものは知らないものもあるのですが、実際オペラでもこんな風に歌っているのだろうなと思うと、劇場でオペラそのものも聴きたくなります。こういうところからオペラに入っていくのはいいなぁ。

 4人での迫力ある「タイム・トゥ・セイ・グッパイ」のあとは、「テノールdeコント」…コント?ロッシーニ「猫の二重奏」を、日常風景で再現。ネコの被り物をした竹内直紀さんと二塚直紀さんが、夫婦コントをwニャーニャーとネコの鳴き声で歌いながら会話、サラリーマンの夫と妻、飲んで遅く帰って来た夫と、それを怒っている妻。おかしくて爆笑しました。これ、会場で生で観たら大変なことになりそうですw
 ちなみに、コントを考えているのも、リーダーの竹内さんだそうです。

 更に、NHK繋がり?で「あまちゃん」が。あのテーマ曲のピアノ演奏が流れると、出てきたメンバーは「北の海女」の扮装、アキちゃん、ユイちゃん、夏ばっぱ。歌うは勿論「潮騒のメモリー」!後から太巻さんも出てきたwテノール4人で「潮騒のメモリー」は新鮮でした。アキちゃん&ユイちゃんの可愛らしい歌、春子さんの清楚な歌、鈴鹿さんのしっとりとした歌もいいですが、テノール四重唱もいい!

 そして名物だというクリスタルキングの「大都会」。扮装がまた笑えますが、歌は本気。「♪あーあ~果てしない~」たっぷりの声量でハーモニーもきれい、高音も伸びやか。凄い。高いド(ハイC)が出てくるテノールにとって難易度の高い歌らしい(実際大変そうな表情をしていた)のですが、迫力満点です。

 「サンタ・ルチア」や「カタリ・カタリ」などのイタリア・カンツォーネ・メドレーは馴染み深い歌を豊かに楽しく歌っていて、ますます楽しくなる。「ヴォラーレ」はジャズ風でかっこいい。「フニクリ・フニクラ」は2番が「鬼のパンツ」の歌詞wあの振りもちゃんと付いてます。子ども向けのコンサートをすることもあるそうで、これは子どもたちも喜ぶだろうな。凄い歌のお兄さんたち…。「おかあさんといっしょ」にゲスト出演して、だいすけお兄さん(国立音大卒、同じくテノールです)と一緒に歌って欲しい…なんてw

 「アンコールは、第3部です」とツッコミたくなるようなMCで始まったアンコール。レハールのオペレッタ「メリー・ウィドウ」から「女・女・女」は、踊り出し、その踊りもEXILE風w最後は扇の組体操でキメるwあんな踊りをしながら、あの声量・発声で歌うのは大変そう…と思いつつ、それをやってのけるのオペラ歌手の本気の実力に脱帽しました。しかも笑いまで取るなんて。
 「オー・ソレ・ミオ」も4人のハモリと同時に高音を競って出しているサービスも。楽しい放送でした。
 ちなみに、放送ではカットされてしまった曲、曲順の違いもあるそうです。「潮騒のメモリー」も実際にはアンコールだったそう。


 これまで、声楽のコンサートには何度か足を運びました。でも、日本の歌曲や童謡・唱歌、好きな作曲家歌曲(ドイツリート、シベリウスの歌曲)ぐらい。イタリア語もフランス語もわからない。オペラも詳しくない…ということで、声楽のコンサートはちょっとハードルが高いと感じていました。オーケストラ、室内楽なら、知らない曲や作曲家の作品でも聴いてみようと思うのに、オペラのアリアや歌曲になると、「歌詞がわからないから…」という壁を作ってしまう。語学の壁。日本の歌曲でも、親しみやすいとは言えない現代作品もある。歌い方も独特。それでも、歌そのものに惹かれれば、語学の壁だろうがなんだろうが聞き入るのだろうが…なかなかそんなコンサート・歌手には出会えていません。

 しかし、このびわ湖ホール四大テノールは、クラシックから民謡・唱歌・歌謡曲にコントまで、ジャンルの壁を取っ払って、歌のたのしみを伝えようとしている。テノールという声域もちょうどいい。明朗で快活、且つ男声の迫力もある。そして、先述したとおり一言でテノールと言っても、声の高さや質、声色は異なる。4人できれいに揃い、ハモる。そんな歌で、クラシックのオペラも、馴染み深い流行歌やカンツォーネ、民謡・唱歌も全部「歌」なんだよ。「歌」の世界はこんなに広くて、楽しいよ!と伝えている。メンバーの想いが伝わってきました。
 これはいつか生で聴けたらいいなと思う声楽アンサンブルです。この録画は永久保存版にします。

【ふと思ったこと】
・滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール…立派な劇場、ホールじゃないですか!!これが「県立」なのだから凄い。滋賀県羨ましい…我が居住自治体が貧弱過ぎる…(音楽面では。他の面では、公立でも充実しているところもある。どこかがいいと、どこかがよくない?)

・この「びわ湖ホール四大テノール」のノリ…「宮川彬良&アンサンブルベガ」のノリに似ている!wテノールアンサンブルか、室内楽かの違い。
 アンベガも、日本各地のオーケストラのコンサートマスターや首席奏者を集めた実力派揃い。宮川彬良さんの軽妙なMCと、原曲の魅力をふんだんに味わえる編曲のクラシック名曲の数々。宮川さんが作・編曲しない純クラシック作品の演奏もある。そして、実力派のメンバーが普段は見られない一面を見せてくれるコントと巧みな演奏で、音楽を読み解いてしまう「音符の国ツアー」。…この「クラシック倶楽部」の枠で出来るじゃないですか!!放送の検討を、前向きにお願いします!
 NHK教育「クインテット」の演奏を担当したメンバーがいるアンサンブル、というNHK繋がりもありますし。アンコールの「ゆうがたクインテット テーマ」は外せませんね。と言うことで、検討お願いします!!


 今日はFMで新国立劇場の「カルメン」の放送も。途中から聴いたのが残念でしたが、全曲になるとこうなるんだ、と聴いていました。再放送されないかなぁ。録音したい。
 ということで、オペラ・声楽堪能の一日でした。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-21 23:19 | 音楽

アバドのたのしい音楽会

 先日亡くなられた指揮者、クラウディオ・アバド(Claudio Abbado)。その訃報が流れた時に、この本の存在を知りました。アバドの演奏と共に読んでみました。


アバドのたのしい音楽会
クラウディオ・アバド:文/パオロ・カルドニ:絵/石井勇・ 末松多壽子:訳/評論社・児童図書館・絵本の部屋/1986

 アバドが子どもたちに音楽の魅力や楽しさを優しく語りかけている本です。音楽一家に生まれ、子どもの頃から音楽に囲まれて暮らしていた。ヴァイオリニストの父の演奏、更にはミラノ・スカラ座オーケストラを聴いて感動し、指揮者になりたいと決意。それからピアノを習い始め、家族でも、様々な機会でも演奏をし、そして指揮者になった。
 後半は室内楽やオーケストラの規模や仕組み、楽器の種類とそれぞれの個性、指揮者の役割、オーケストラやオペラの練習と本番など、詳しく親しみやすく説明してある。


 ヴァイオリニストの父が練習・演奏するのをそっと見て、聴いていた。その父がヴァイオリンを演奏している時の表現が素敵だ。
ある日、魔法のような音にひかれて、居間にそっと近づいてみると、ドアがちょっと開いていて、なにかぼくにはわからない言葉でバイオリンに話をさせているパパが見えた。それは、とても美しい言葉だった。ぼくは、ドアのかげにかくれたまま黙って聴いていた。パパとバイオリンとの魔法の対話を邪魔してはいけないと思ったからだ。
(4ページより)

 そしてミラノ・スカラ座でのコンサートを聴いて、指揮者になると決意し(後に本当にミラノ・スカラ座を指揮する指揮者になってしまうのだから凄い)、ピアノを習い始める。ある日父のヴァイオリンの伴奏をすることになった時の話も印象深い。思うようにいかない。ヴァイオリンについていけない。その時、父がこう教えてくれた。
誰かといっしょに音楽をやるときには、自分がうまく弾けるとか、よい耳を持っているとかいうことはそれほど重要ではない。音楽的”対話”のある伴奏とは、その会話を感じとり、受けいれ、その神秘的な意味の端々まで完全に理解することなのだ。音楽においても日常生活においても、ほかのひとの言うことに耳を傾けることが最も大切なのだ
(15ページ)

 父が大事にしていた音楽的”対話”。耳を傾け、意味を理解しようとする。音楽というものを、とても神聖な、手で優しく包み込むような大事なものと考えて、指揮・演奏されていたのだなと思う。ちなみに、音楽評論家の故・黒田恭一さんの「尋ねる耳」の話を思い出しました。

 指揮者の役割や、オーケストラの仕組み、楽譜や楽器のこと、コンサートまでの練習…特にオペラについては詳しく書いてある。指揮者は一体何をしているの?オーケストラはその指揮者の何・どこを見て演奏しているの?オーケストラには色々な楽器があるけど、それぞれどんな楽器なの?オペラって何?交響曲・協奏曲って何?どんな練習をしているの?…普段からクラシック音楽に親しんでいる人ならなんてことないことだが、高尚で、近寄りがたい雰囲気がする…クラシック音楽家って一体どんな人たちなの?そんな疑問にも答えてくれます。これは子どもたちだけでなく、大人にも一読をおすすめしたい。もし、初めてクラシックコンサートに行く機会が出来たなら、この本を読んでから行くことをおすすめします。楽器のイラストも精巧で、きれい。弦楽器やオーボエ、トランペットなどの精巧なスケッチがとてもきれいで、見惚れてしまいました。全体像を見たい、全部の楽器で見たい!と思うほどでした。楽器って、描くのが本当に難しい…。

 最後に、アバドから、音楽家を志す人、よい聴衆になるであろう人々へのメッセージが書かれています。音楽を「聴く」とは。作曲された作品、音楽と実社会は常に密接な関係を持っていること。そして、もしよくわからない音楽に出会った時に心に留めておいてほしいこと。
君たちが、なんだかよく理解できそうもない音楽を、初めて聴いたとき、「つまらない」の一言で片付けてしまわないでほしいということです。私も、現代の新しい音楽を耳にして、まごつくことがあります。それでも、自分が理解できなかったからといって、一方的にドアを閉じることはしません。私は、どんな音楽も、よく聴いて学ぶ努力をしています。その音楽も一つの表現として、私たちの時代を、歴史を、そして私たち自身を語っているのだと確信しているからなのです。
(49ページ)


 私は、アバドの訃報を知るまで、それほどアバドの演奏を聴いてこなかった。全く恥ずかしいことに、アバドが大指揮者であることも知らなかった。何曲かは録音は持っていたので、訃報の後聴いてみた。そして、今、オペラも聴き始めたこともあって、アバドの演奏に前よりも耳を傾け始めた。好きな演奏も見つけ始めている。訃報の時、twitterでアバドの来日公演に行った、生であの演奏を聴いた、というツイートをいくつも見かけた。私にそのチャンスは無い。CDやDVDなどで触れるしかない。しかし、それらの演奏・指揮をしていた時、アバドはこの本に書かれていることを忘れずに演奏していたのだろう。アバドの演奏を聴いて、アバドがその時代を、歴史を、この世界をどうとらえて、どう表現しようとしていたか、じっくり耳を傾けたい。

 アバドは、若手の育成にも力を入れていた。ユースオケを作り、指揮をして支え、若い音楽家たちを育てていた。この本も、そんな気持ちで書かれたのだろう。アバドが伝えたかったことは、演奏でも、この本の言葉でも、残って受け継がれていっている。今更かもしれないけれど、私もアバドの言葉・音楽に触れられてよかった。

 この本の中で、アバドが子どもの頃ミラノ・スカラ座で聴いて感動したという、ドビュッシー「ノクターン」(Nocturnes)より第2曲「祭り」(Fêtes)。聴いたことが無かったので、探しました。
C. Debussy - Nocturnes ( Fetes at Argenteuil ) - Claudio Abbado

 トランペットに、近づいて遠ざかる音に、ワクワクする。子どもの頃の感動を思い出しながら演奏していたのかなぁ。


 ちなみに、昨日、こんなことを書いたけれど、この本を読んで、「優劣」「うまい・へた」よりも気にすべきことがあると実感しています。もっと大事なことがある。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-17 22:55 | 本・読書

オペラ事始 その2 ビゼー「カルメン」(ハイライト)

・前記事:オペラ事始 その1 オムニバスから始めてみる

 今年は私にとってのオペラ・声楽強化年ということで、引き続き色々と聴いてみています。これまで、オペラに抱いていたイメージは、「長い」「物語が難しい、理解しづらい、とっつきにくい」「派手すぎる」「オペラの歌い方に耳が慣れない」「外国語の歌詞で意味がわからない」「地方では生の舞台に触れる機会が非常に少ない」「チケットが高い」などなど…(こうやって並べると随分と酷い…)。更に、歌手と配役、声域が覚えられない。また、歌劇・オペラとミュージカルの違いはわかるようになった。しかし、グリーグ「ペール・ギュント」やビゼー「アルルの女」、メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」、フォーレ/シベリウス「ペレアスとメリザンド」、バルトーク「中国の不思議な役人」などの演劇は劇中歌、合唱もあるし、オペラには入らないのか…(何となく違いはわかるのだが、何となく。はっきりとはわからないまま)。わからないので、オペラに関する本を読めば、わからない用語ばかり。結局わからない…。これが、これまでオペラを敬遠していた理由です…。

 今は、理論や知識よりもまず聴いてみる。ということで、オムニバスから始まって、聴きやすそうなもののハイライトを聴こうというところまできました。選んだのがこれ。

ビゼー : 歌劇「カルメン」ハイライト

テレサ・ベルガンサ(MS)、プラシド・ドミンゴ(T)、イレアーナ・コトルバス(S)、シェリル・ミルンズ(Br)/アンブロジアン・オペラ合唱団、ジョージ・ワトスン・カレッジボーイズ・コーラス/クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団/ポリドール



ビゼー:歌劇「カルメン」(ハイライト)

レオンスタイス・プライス(S)、フランコ・コレルリ(T)、ロバート・メリル(Br)、ミレルラ・フレーニ(S)/ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン少年合唱団/ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーンフィル/ SMJ



 「カルメン」は「前奏曲」も有名ですし、ハバネラ「恋は野の鳥」、闘牛士の歌「諸君の乾杯を喜んで受けよう」など歌も有名なものが多く、聞きやすい。最初は物語や歌詞はあまり見ずに音楽や歌を聴いてみてから、物語や歌詞、誰(音域も)がどの歌を歌うのかを、ライナーノートを読みながら追っています。面白い。ドラマティックな恋物語。しかもラストが切ない…(オペラになかなか親しめずにいたのは、悲劇であることもひとつの理由でした。悲劇が嫌いなわけではありませんが、重い)
 物語を追いながら歌を聴いていると、オペラ特有の歌い方が合うと感じます。情感豊かに、ふくよかな迫力のある声量。これがマイク無しで、広いホールにオーケストラをバックに歌い響かせているのだから凄い。

 まず聴いたのが先日亡くなったアバド盤。闘牛士の歌の冒頭で、合唱の人々が雄叫び(掛け声?)をあげるのが、気持ちが高揚してていいなと感じます。
 カラヤン盤は、同じハイライトでも収録曲が若干違う。こうなると次は全曲か。まだ誰がどの歌を歌っていて、物語全体が把握できてないので、もう少しハイライトで楽しみます。ちなみに、「カルメン」は台詞を普通に語っているものと、後にグランド・オペラ形式になった台詞がレチタティーヴォになっているものの2種類があるそうで、全曲を聴く場合はどちらの形式なのか把握しておいた方がいいらしい。ふむふむ…。

 オペラ事始めの道、まだまだ長い道程です。でも楽しい。面白い。「カルメン」はフランス語ですが、ヴェルディやプッチーニなどのイタリアオペラ、モーツァルトやワーグナーはドイツ語。ヨハン・シュトラウス2世「こうもり」やレハール「メリー・ウィドウ」のようなオペレッタ(喜歌劇)もある。やっぱり長い道程だ…。
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by halca-kaukana057 | 2014-03-06 22:34 | 音楽

オリンピックを思い出しつつ、ロシアバレエの響き

 ソチオリンピックも終わりました。競技は、好きなカーリングやノルディックスキーをよく観ていた気がする。
 カーリング男子決勝(カナダ対イギリス)を録画で観たが、カナダチームのスーパーショットの連続に絶叫しながら観ていた。イギリスチームのストーンだけを、ハウス(あの円)から一気に4個もはじき出し、自分のストーンはハウスの中心に残す。カナダのスキップのショット成功率が95%とは何事ですか…!?日本は代表が女子だけなので、男子の試合はなかなか観る機会が無いが男子の試合は迫力があってまた面白い。女子も、日本代表も健闘しました。女子もカナダが強かった…。
 ノルディックスキー、特にジャンプは、日本チームが「復活」したのが嬉しかった。その起爆となったのが、ずっと代表だったベテラン・葛西選手というのも。ベテランが若い選手たちを導いて、若い選手たちも続いて支えているのがとてもよかった。一方で、ジャンプ大国・フィンランドはまだ元気が無い。あのヤンネ・アホネン選手がまだ現役だったのは嬉しかった。団体の2回目、130m越えの大ジャンプを決めてくれたことも。現在36歳のアホネン選手も葛西選手のようにならないだろうか。次のオリンピックではフィンランドも「復活」して、日本対フィンランドのジャンプ対決が観たい。そう感じました。
 スノーボードや、フリースタイルスキーは自由な雰囲気で、若い選手がのびのびとしていてよかったなぁ。ハーフパイプの選手紹介のPVがかっこよくて、「魅せる」、盛り上げるのがうまいなと感じました。

 ロシアでの大会ということで、開・閉会式の音楽や演出も注目していました。が、開会式は旅行中で観られず。話によれば、ロシア宇宙開発の歴史も、音楽・芸術の歴史も堪能できるものだったそうで…残念。閉会式は録画で何とか部分だけ観られました。さすがはロシアと思わせるきらびやかで豪華な音楽にバレエに演出。これは東京五輪どうするよ?こんな素晴らしいショーを魅せられて、後の大会が大変だ…なんて思ってしまいました。勿論、かつての長野五輪は覚えていますし、閉会式の「WAになっておどろう」は私の中では一番楽しい閉会式と記憶しています。まさにお祭りだった。

 ソチオリンピックとロシア音楽の話をしようと思っているのに、オリンピックだけで終わりそうだ…w

仮面舞踏会 ~ロシア・バレエ音楽集

パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団/ EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)


 そんなオリンピックの余韻に浸れる一枚を。ロシアのバレエ音楽のオムニバスCD。指揮はパーヴォ・ヤルヴィ。華麗な音を出してます。うまいなぁ。チャイコフスキーにプロコフィエフ、ハチャトゥリアン、ショスタコーヴィチ…。超有名曲から、開・閉会式で流れた曲もありますし、よくフィギュアスケートで取り上げられる曲も。
 19世紀から20世紀まで、現代21世紀でも、ロシアにはバレエ芸術とその音楽が息づいているのだな、と感じます。優雅なグラン・バレエから、近現代まで。幅が広く、層が厚い。聴きながら、あのショーを思い出します。

 スポーツ競技でも、開・閉会式のショーでも魅せるソチオリンピック、面白い大会でした。このCDで余韻に浸っていようと思います。
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by halca-kaukana057 | 2014-02-24 22:44 | 音楽

オペラ事始 その1 オムニバスから始めてみる

 昨年末と、年初めに、今年はオペラを聴く、と書いた。少しずつ聴いています。これまでクラシック音楽は聴いてきたけれど、オペラは敬遠してきた。有名な作品の序曲は何となく知っている程度、アリアもわからないものが多い。歌手・声楽家も名前は聞いたことがあっても歌はあまり聴いたことがなかった。声楽は歌曲ばかり聴いてきたからなぁ…。というわけで、オペラ分野に関しては全くの初心者。クラシック音楽を聴き始めたころのことを思い出す。手当たり次第、図書館でCDを借りて聴いてみる。今また同じようなことをしています。

 1作品丸ごと聴くのがいいのだろうけど、まずはオペラの歌・歌い方に慣れるつもりで、オムニバスCDから始めています。

清きアイーダ (不滅のオペラ・アリア集)〔男声篇〕

オムニバス(クラシック)/ EMIミュージック・ジャパン


 まずこれ。ヴェルディ「アイーダ」より「清きアイーダ」や、「リゴレット」より「女心の歌」、ビゼー「カルメン」より「闘牛士の歌」や「花の歌」、モーツァルト「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「魔笛」、ロッシーニ「ゼビリャの理髪師」より「何でも屋の歌」、そして「プッチーニ」より「誰も寝てはならぬ」などなど、「これなら知ってる」「聴いたことがある」という曲ばかり。歌詞はあまり見ずに、まずは歌声そのものを楽しんでいます。
 この中に、ワーグナー「タンホイザー」より「夕星の歌」があるのですが、歌っているのはご存知名バリトン、フィッシャー=ディースカウ。フィッシャー=ディースカウと言えば、シューマンやシューベルトの歌曲でばかり聴いてきました。そうか、オペラも歌うんだ(当たり前だ)。新鮮でした。

 こんなCDもありました。

テノール御免! バリトン&バス名デュエット集

トーマス・ハンプソン(Br),サミュエル・レイミー(B)/ミゲル・ゴメス=マルティネス指揮ミュンヘン放送管弦楽団/ ダブリューイーエー・ジャパン


 タイトルで惹かれて聴いてしまったwテノールは一切出てこない、バリトンとバスだけのオムニバス。テノールの伸びやかな歌声も好きですが、渋く物語を引き立てるバリトンとバスが好きです。楽器でも低音の楽器の方が好みなのですが、声域でも低音が好きらしい。こちらは知っている曲はあまりありませんが、聴いてみていいなと思う作品はありました。

 ちなみに、どちらも男声だけ。そういえば、合唱曲はこれまでそれなりに聴いてきましたが、男声合唱が好きだったなぁ…。可憐なソプラノ、迫力のあるメゾソプラノや落ち着いたコントラルト(アルト)の女声も好きですが、どうしても低い方に惹かれがちです。

 ここから、気になる作品を全曲で聴いてみることにします。有名な歌オムニバスから始められるのは、オペラの入りやすい点かも知れないなと思っています。交響曲も有名な楽章だけ聴いて、その後全楽章聴いてみるという手もありますが、私はあまりやらなかったなぁ。ピアノソナタや管弦楽組曲ならその手も使っていたのに、交響曲だけは最初から全曲聴くスタイルでした。何故だろう。
 オペラでクラシック音楽を聴こうとした初心に戻ってみる。いい機会です。
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by halca-kaukana057 | 2014-02-03 23:02 | 音楽

ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「ディナミーデン」が気になる

 今年のウィーン・フィル・ニューイーヤーコンサート。元日の記事でも書きましたが、今年もよかったです。指揮は、ダニエル・バレンボイム。2009年以来2度目なんですね。しかも、「平和」というテーマを掲げて、選曲もそれを意識したものになっていました。

 バレエも、衣装はヴィヴィアン・ウエストウッドがデザイン。私は知らなかったのですが、著名な方なようで、ツイッターではかなり話題になっていました。
FASHION HEADLINE:ファッショントレンドニュース:ヴィヴィアン・ウエストウッド、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの衣装をデザイン
 正統派なドレスから、チェックの現代的な可愛らしい服、「美しき青きドナウ」では正統派だけれども柄が印象的なドレス。どれもきれいでした。

 さて、観ていて気になった曲が1作品。ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「ディナミーデン」(Dynamiden) Op. 173。「ディナミーデン」…日本語にすると「秘めたる引力」「神秘の磁力」「神秘な磁力」と訳されるようです。テレビの解説には、原子や分子が引き合う力のことを、とありました。どういうことだ?
Josef Strauss - Dynamiden-Walzer, Op. 173


日本ヨハン・シュトラウス協会:2014年ニューイヤーコンサート プログラム
 一番下から、解説文PDFに飛べます。
ウィキペディア:ヨーゼフ・シュトラウス
 初演は1865年。急速な工業発展の時代、目に見えない力に注目が集まり、最初は工業技術者の道を進んでいたヨーゼフも興味を持ち、ワルツの題材にしてしまったのだと思います。
 この曲は、2007年、ズービン・メータも演奏していました。

 そういえば、ヨーゼフ・シュトラウスと言えば、昨年も気になった作品があった。
・昨年の記事:ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「金星の軌道」…何故「金星」の「軌道」?
 金星の軌道、更に原子や分子が引き合う力も題材にワルツを書いてしまったヨーゼフ。元々工業技術者で、理工系のものに関心があったから、金星の軌道も、原子や分子が引き合う力も、代表作である「天体の音楽」も書いたのかなぁ…?と思いました。ヨーゼフの作品がますます好きになりました。

 ちなみに、このワルツ「ディナミーデン」は、リヒャルト・シュトラウス(シュトラウス一族とは関係はありません)のオペラ「ばらの騎士」の「オックス男爵のワルツ」の原曲になっています。今年、リヒャルト・シュトラウスは生誕150年の記念年。「ばらの騎士」も聴いてみよう。
 そういえば、3日のNHKニューイヤーオペラコンサートでも、「ばらの騎士」より三重唱「心から愛しています」が歌われていました。3人の交差する想いが切ない歌でした。これまで、大晦日のN響の第九、元日のウィーンフィル・ニューイヤーは観るのに、3日のNHKニュイーイヤーオペラは観てきませんでした。…オペラは敬遠してきたんです。大晦日の記事に書いたとおり、興味を持ったので、今年はオペラを聴きます。「ばらの騎士」も聴きます。NHKニューイヤーオペラも初めて観ましたが華やかでよかった。歌もきれい。日本にはこんなにオペラ歌手がいるのか…とも思いました。聴いた中で、全曲聴いてみたいものも出てきたので、順番に聴いてみます。


 最後に、ウィーン・フィル・ニューイヤーの今年の見どころとしては、ヨハン・シュトラウス2世のワルツ「ウィーンの森の物語」で、ツィターも演奏されたこと。お琴のような楽器に、あの楽器は何だろう?と思っていました。名前は聞いたことがあったけど、ツィターそのものは観たことが無く、演奏しているところも初めて観ました。きれいな音です。リヒャルト・シュトラウスは、歌劇「カプリッチョ」から「月光の音楽」。これもきれいな曲でした。

 毎年お楽しみのネタは、ヨハン・シュトラウス2世「エジプト行進曲」、ヨーゼフ・シュトラウスのポルカ「憂いもなく」で、楽団員さんたちが歌ったり掛け声をしていたところ。「エジプト行進曲」の時はラジオで聴いていたので、この歌はどこの合唱団が歌っているんだろう、うまいなぁと聴いていました…wまさか楽団員さんたちが演奏しながら歌っていたとはwウィーン・フィルは歌もうまかったw

 そして、「美しき青きドナウ」では、バレエの2人が最後に会場へ。2008年、2009年に続き3回目です。そして「ラデツキー行進曲」では、バレンボイムが一切指揮をせず、楽団員さんたち全員と握手してまわるという、全く予想もしていなかった展開にw客席へ手拍子の合図はしてましたが、それ以外での指揮は一切しない。演奏中に握手してたら、楽団員さんは演奏できないじゃないかwと思いつつも、和やかでいいなーと笑いながら観てましたw最後、ひととおり握手が終わっても、やっぱり指揮はしないw結局指揮はしないで終わってしまったバレンボイムでした。ネタが、歌・掛け声だけだったので、いつもよりも控えめだなと思っていたら…油断してましたごめんなさい!!

 あと、ツイッターでハッシュタグをつくり、「ドナウ」の演奏前の新年のご挨拶で、世界中から新年のご挨拶を一斉にツイートするという現代らしい企画も。もちろん私も乗りました。
あけましておめでとうございます!幸せな一年になりますように!#prosit2014
 遼(@halcakaukana) 2014.1.1 21:30

 この時のこのタグの流速の速いこと速いこと。世界中で、皆が観て、聴いていたんだな。そんな今年のニューイヤーでした。
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by halca-kaukana057 | 2014-01-04 22:18 | 音楽

初夢がんじつクインテット 「ニューイヤイヤコンサート」&「ぼくのカゲ」再放送

 昨日元日のNHK教育(Eテレ)「クインテット」リクエスト再放送。番組の放送は終わったのに、年初めから40分間も、普段の4倍も「クインテット」を楽しめて最高でした!
・予告記事:【予告】2014年は「クインテット」ではじめよう 再放送決定!

NHK:Eテレ:お願い!編集長:「クインテット」どうしても見たいものがあります!シャープ君の声を担当されている大澄賢也さんが振り付けし、人形のシャープ君とアリアさんがダンス(タンゴだったかと思います)を踊ったドラマ。「乾杯の歌」で、メンバーが酔っ払ったまま演奏をしているコンサート。…
NHK:Eテレ:お願い!編集長:「クインテット」 「クインテット」と「ハッチポッチステーション」のコラボがあった「ニューイヤイヤコンサート」の再放送をお願いします!…

 この2件の再放送リクエストに応えての再放送でした。「ニューイヤイヤコンサート」は2009年の放送。当時まだVHSビデオで、HDに保存できたのが嬉しい。
 放送されたのは、予告どおり2009年1月2日放送の新年特番「ニューイヤイヤコンサート」(30分)と、2010年6月21日放送のドラマ「ぼくのカゲ」回。「ぼくのカゲ」はお願いどおり、ドラマで来ました。パート3の歌PV版ではありません!リクエストどおりの再放送、ありがとうございます!

・「ニューイヤイヤコンサート」当時の感想記事:あけましてクインテット ニューイヤーコンサート
・「ぼくのカゲ」は新作の回でした(この感想は翌週の再放送の時のものです):チャレンジング・クインテット&レイア様SP! 今週の教育テレビ


 まず、「ニューイヤイヤコンサート」。上にも書きましたが、1月2日の放送だったんです。元日ではなかった。でも、今回元日に再放送。この再放送の後に、本家ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートもあり、「クインテット」とウィーンフィルの両方を元日に楽しめることになりました。元日に「クインテット」の新年特番があればいいなぁと思っていたんです。それが、放送が終了した再放送で実現するとは…!まさに初夢です!

 オープニングはいつものテーマ曲ではなく、コンサート形式で「一月一日」(作詞:千家 尊福、作曲:上 真行)。コンサート形式で歌うのも珍しい。歌は、1893(明治26)年に文部省より出た「小学校祝日大祭日歌詞並楽譜」に掲載されたもの。作詞の千家尊福(せんげ・たかとみ)は出雲大社の宮司さんだったそう。そんな歴史のある歌なんですね。まさに元日にぴったりな歌。

 新春時代劇「鞠と殿様」。歌はCD「エッ!センス?」にも収録されています。冒頭、「ていへんだていへんだー!」と走ってくるシャープ君の背景、「五人囃し」とある。「クインテット(Quintet)」は日本語訳すると「五重奏」ですが、より日本語らしく「五人囃子」…おお!これには初めて気がつきました!「鞠と殿様」のインパクトのある低音が好きです。アコーディオンもいい。
 更に新春大神楽、新春かくし芸、クインテットかるたとミニコーナーと、フラットさんの寝正月など寸劇も盛りだくさん。クインテットかるたでは、フラットさんの口笛「口笛吹きと犬」、シャープ君のにらめっこも。おおう…!パート3の各キャラクターコーナーが。特にシャープ君のにらめっこは久しぶり、放送終了前でもあまり放送されてなかったはず。また、アリアさんがベートーヴェン「交響曲第7番」第1楽章から一部分を披露。全曲聴きたい!と思う華麗な、つややかな音色でした。さすがアリアさん!アキラさんはピアノで新年のご挨拶。このアキラさん・宮川彬良さんがピアノ演奏だけで表現していた「クインテット」、今となっては貴重になったのかなぁ。音楽担当舞台では演奏に徹しているから、そこでは観られるか。ただ、全国区のテレビ放送という場の影響力は大きいからなぁ。

 コンサートは4曲。当時新曲だったヴィヴァルディ「四季」より「冬」第2楽章、チャイコフスキー「くるみ割り人形」、ヨハン・シュトラウス2世「トリッチ・トラッチ・ポルカ」、「美しく青きドナウ」。「くるみ割り人形」は獅子舞付きの特別バージョンです。また、舞台にもお花を飾っている(ように見せて)、ウィーン・フィル・ニューイヤーを完全に意識。「美しく青きドナウ」を本家の前に聴けるなんて、何たる至福。元日から「クインテット」コンサートを4曲も堪能して、幸せだ幸せだ…とひたすらつぶやいてましたw(元日のツイート参照)

 最後は、これも当時新曲「ことしこそ」。元日からこの歌詞wこの「クインテット」のノリ、ユーモア、「あるあるw」というところをついてくる痛切さが大好きです。「目はおこってる」「おわびのスキャット」「ただいま考え中」などなど。脚本・作詞の下山啓さんのセンスが大好きです!

 そしてこの「ニューイヤイヤコンサート」の見どころは、あの「ハッチポッチステーション」との夢の共演。普段からもハッチポッチメンバーからお花が届いたり、影がうつったりしていましたが、はっきりと確認できるほどに出演したのはこの回ぐらい(クリスマス回などでちらりとうつったりもしてましたが)。「ハッチポッチ」も作・脚本は下山啓さん。そして数々の教育テレビの子ども向け番組を生み出した近藤康弘プロデューサーも、「ハッチポッチ」、「クインテット」で下山さんとタッグを組み続けました。このお二方の存在無しに、「ハッチポッチ」も「クインテット」は生まれませんでした。伝説とも言えるこの2作品を生み出してくださったことに、感謝感謝です。

 エンディングは冬テーマ。1月の放送なので冬テーマです。でも、映像は今回のダイジェスト。スタッフエンドロールの仕方もいつもと違います。ここ重要。

*****

 さて、もう1本。ドラマ「ぼくのカゲ」回。上記当時の感想では、ドラマのことについては詳しく書いてなかった。再放送2年間の間も、ドラマは再放送されなかったので。書いておきます。
 手影絵をして遊んでいるクインテットメンバーたち。フラットさんもスコアさんもアリアさんも、手で色々な動物の影絵を作って遊んでいる。アキラさんも真似をしてみている(この表情がコミカル)。シャープ君は感心して見ている。シャープ君の作った影絵は…巨人。スクリーンに近づくと普通の大きさなのに、ライトに近づくとシャープ君の影が大きくなって巨人のよう。影って面白い!と話す4人。
 ここで「巨人」に吹きましたwはい、巨人…「進撃の巨人」。前日の紅白で主題歌のLinked Horizon「紅蓮の弓矢」が歌われたばかり。紅白は完全にアニメ「進撃の巨人」の演出・アニメ映像でしたね。シャープ君が巨人化…シャープ君なら立体機動に最初は苦戦してもいつの間にか器用に操ることが出来そうw巨人化しても結構強そうな気がする。「クインテット」メンバーで一番強そうなのは、怒ったアリアさんだと思う…w(但し人類側にも被害が及ぶ危険性大)すみません「クインテット」から脱線しました!!w

 話を「クインテット」に戻して、歌。オリジナル曲「ぼくのカゲ」、映像はシャープ君振り付けのダンス。シャープ君が振り付けしました。そして踊るシャープ君。間奏ではアリアさんも一緒に踊ります。楽器演奏の操演だけでもリアリティを追及している「クインテット」ですが、ダンスでも操演の巧みさはリアル。歌詞も何度聴いても深い、哲学的だと感じます。自分本体と影。両方があって存在する。この存在とは何だろう、と。

 パート3は、「ニドネノサンバ」アニメ。シャープ君の歌を堪能できます。こちらはゆったりと。二度寝、お正月にぴったりですね。アニメではピンクのくまさんが踊っていますが、この歌でもシャープ君振り付けのダンスが観たいと思いました。

 そしてパート3もう一本。おたよりイラスト紹介コーナー「展覧会の絵」。えっ!!再放送で「展覧会の絵」!!?再放送2年間の間、ルールが2つありました。ひとつ、「展覧会の絵」は無い。ふたつ、エンディング無しの回も無い。その法則が破られました!放送終了したから法則なんて無いけど…でも驚きです。「クインテット」のイラスト紹介は、絵も得意なシャープ君がトランペットで「展覧会の絵」プロムナードを演奏しながら、届いたイラストを紹介する。シャープ君がしゃべることは無い。朗々としたトランペットの演奏と、最後に「素敵な絵をありがとう!」と言わんばかりのジェスチャーのみ。そう、アキラさんと同じ。言葉を言わず、言葉を使わず、音楽だけで表現し伝えようとする音楽番組である「クインテット」ならでは、「クインテット」らしい演出に、いいなぁと思っていました。他の番組では絶対に真似できない。

 コンサート前、鏡の前にいるフラットさんとシャープ君。フラットさん、「痩せていい顔になったと思わない?」と話しかけてくる。いや、いつもと同じだと思う…。シャープ君もいぶかしげ。そんな態度に怒ったフラットさん、ならば多数決。「フラットさんが痩せていい顔になったと思う人~!」と聞いて、自分で手を挙げる。ひとり、ふたり…鏡に映ったフラットさんも入れて2人。えええ!?wそんなの無いですよフラットさん!wしてやったり、ドヤ顔なフラットさんでした…。

 コンサートはグリーグ「ペール・ギュント」第1組曲より「山の王の宮殿で」。おお、久しぶりです。イプセンの戯曲「ペール・ギュント」の劇付随音楽として作曲され、後に組曲に。「山の王の宮殿で」は、魔王の娘に結婚を申し込んだ主人公ペール・ギュントが、魔王に合うために山の宮殿に行くのですが、そこで魔王の手下のトロル(北欧神話に出てくる妖精…風貌は怖い)たちに追われ、娘に結婚を申し込んだことで魔王は怒り…大変なことに。劇付随音楽原曲では、男声合唱が入ります。
 「クインテット」版も、緊迫感のあるピアニッシモからフォルテシモへ、おどろおどろしいメロディーが迫力満点で演奏されます。この緊張感、迫力、グロテスクでダークな雰囲気にビリビリ来ます。殺気、狂気に満ち溢れたフォルテシモの部分はスリルも満点。管弦楽版の迫力にも劣らない。「クインテット」コンサートの本気です。

 エンディングは無しのまま終了。えっ!上述した再放送の法則、二つ目も破られました。異例。本当に珍しい形の再放送です。驚きました。せっかくだからエンディング(6月なので夏テーマ)も聴きたかったのですが…仕方ないので自分で歌ってましたw


 あっという間の40分でした。40分も観られると思っていたら、あっという間だった。音楽も演奏も歌も寸劇も次々とやって来て、密度の高い40分でした。ああもっと観たい。また再放送してください!
NHK:Eテレ:お願い!編集長:クリスマスプログラムの集中再放送(もちろん12月に)があったらとてもうれしいです。「リトル・ドラマー・ボーイ」「サンタさんへの手紙」をぜひ。
 クリスマス回「リトルドラマーボーイ」の再放送要望が、まだ検討中なんですね。これの実現をお願いします!投票、応援コメントはまだまだ受付中です!

 あと、コンサートでは、ああこのヴァイオリンが、チェロが、クラリネットが、そして表にはいないけど裏にいるコントラバスが…とアンサンブル・ベガのコンサートのことを思い出していました。放送は終わったけど、「クインテット」の元であり、演奏にメンバー数人が参加している「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」のコンサートは今年も各地で開催予定。まずは明日3日、兵庫でニューイヤーコンサート。5日日曜にも新潟であります。今度は生で、リアル「クインテット」ミュージック(サウンド)を楽しんでみてね。

 本当にいい初夢でした。いや、夢じゃないね現実だったね。この”夢のつづき”また観たいなぁ。観たい。また再放送してください。このままお蔵入りなんて、残念過ぎます。
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by halca-kaukana057 | 2014-01-02 23:09 | Eテレ・NHK教育テレビ


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