タグ:ピアノ・弾きたい曲 ( 6 ) タグの人気記事

物語を語るように、楽譜を読み解く 「樅の木」譜読み中

 シベリウス「樅の木」op.75-5の譜読みを少しずつ進めている。

・以前の記事(「樅の木」に取り組むことにしたきっかけと、決意表明):「わからない」と放り投げる前に

 約1年前は指が届いてもぎりぎりで辛い、指使いがよくわからない、音を読むのが大変…とすぐに諦めてしまったのですが、今回はなぜか続いています。「演奏すること」ではなく、あくまで「譜読みしてわからないことを無くすこと」を目標にしているからだろうか。

 今は譜読みするのがとても面白い!気づくこと、発見することは沢山。CDなどで演奏を聴いて、「こんな曲だ」とわかってはいる。でも、譜読みをするとさらに「樅の木」の魅力に気づいて、ますます好きになった。アルペジオの部分も音を読んでみて、あの嵐もこんな一つ一つの音から構成されていたんだと思うと、構えていた気持ちが少しほぐれる。音の塊になっていると沢山の情報が一気に頭の中になだれ込んできて圧倒され、難しい!と感じるけど、一つ一つに分けてほぐしてみると「こうなっていたのか」と冷静に、親しみをもって音をなぞることが出来る。自分の指でそれを奏でることは置いておいて、曲に対して感じていたことを譜読みしながら整理する。そして曲を読み解いて、構成や曲の流れ等を確認する。そこから、なぜ自分がこの作品に惹かれ続けているのか…わかると思う。実際、ずーんと響く低音が作る静けさ、奥深さがこの作品の魅力だと思っているが、そのカギになるんじゃないかと思う音・メロディーはこれかな?と楽譜を見ながら考えている。

 譜読みがこんなに面白いものだと、今まで知らずにいた。今まで譜読みは演奏するためにしなくてはならないものと考えていた。不可欠なんだけど、正直面倒。私は楽譜を読むのが本当に遅くて鈍い。楽譜に対して苦手意識を持っていた。オーケストラのスコアを読めたらいいなぁと思ったことが以前あったが、ピアノの楽譜もロクに読めないのに、オケのスコアなんて…と思っていた。ところが、今「樅の木」を譜読みしていて、楽譜には大切なことが、面白いことが沢山隠れているんだと実感した。本を音読する時、ただ文章をそのまま読むのでは味気ない。でも、その本をじっくり読んで、登場人物のキャラクターや声色、彼らの感情やその変化、場面の雰囲気やそれを表すもの、物語の山場などを考えて、語るように音読するとただ読むのとは全く違う作品に思えてくる。実は私は、昔子どもを対象に読み聞かせをしていたことがあって、読み聞かせをする時はそうやって作品を読み込んで、何度も練習して読み聞かせをしていた。どんなに面白い作品でも、作品の読み込みと練習が足りないと、子どもたちは話を聞こうとしない。でも、作品を読み込んで山場で声色を変えてみたり、本のページのめくり方を工夫すると、子どもたちは物語に夢中になる。読んで聞かせていると言うよりも、一緒にその本を楽しんでいるような気持ちになった。本当に楽しかった。

 楽譜はその作品の根幹となるもの。なくてはならないもの。だから、しっかりと読み込んで大切にしなければ。絵本を読み聞かせするように、ピアノにも取り組もう。

 …つか、読み聞かせと楽譜・ピアノの関係にもっと早くに気づくべきだった…。読み聞かせの経験があるのに、それを思い出さないなんて、気が付かないなんて…orz


 それと、「樅の木」に取り組むにあたって、もうひとつ感じたことがある。

 時々、他のピアノ関係ブログ・サイトを覗くと、劣等感を感じる。その進度の速さや挑戦意欲の高さ、練習している作品の難易度に圧倒されて、自分を見失ってしまう。弾きたい曲を弾いている人がいても、自分にはまだ無理、そんなレベルじゃない、と。軽々と譜読みして、演奏しているのを見ると、焦りと悔しさとため息ばかりが募っていった。ピアノへの意欲が薄れていくこともあった。自分には、しっかりとした基礎も技巧も、不可能を可能にするような強いモチベーションもない。

 そんな中で、自分は何を大事にして演奏したいかを考えるようになった。私に技巧はない。技巧が追いつかないんだったら、その作品の背景や込められたもの、自分なりの表現を大切にしたいと思った。そうやって考えて、「この鍵盤の向こう側」の記事に至った。だが、この自分なりの答えを出しても、劣等感や焦り、ため息は消えなかった。消えなかった理由は、ロクに譜読みもせず、「自分にはまだムリ」と挑戦する前から諦めていた自分のままだったからだ。私にとって「弾けることがゴールじゃない」のであれば、それを実践して自分で確かめるべきだった。

 今、私は「この鍵盤の向こう側」で書いたことを、「樅の木」の譜読みで実践している。この「樅の木」だけは、どんなに時間がかかっても焦らず諦めず、他者と比べず、取り組むと決めている。この作品だけは、自分が今まで感じてきた劣等感や、周りのペースから守り抜いて、自分の力で形にするんだ。私にとって「樅の木」は、だれが何と言おうと特別な作品だ。自分のペースで、「樅の木」への道を模索して進もう。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2009-11-16 21:16 | 奏でること・うたうこと

「わからない」と放り投げる前に

 昨日の「原点を振り返って」の詳しい内容です。

 今ピアノはソナチネアルバムを進んでいる(実際は7番で滞っている)が、これは勉強のための曲と割り切って、楽しみのための曲を何かやりたいと考えた。楽しみのための曲、つまり、好きな曲。弾きたいと思っている曲。そう言えば、グリーグ「アリエッタ」以来そういう曲に挑戦してこなかった。ようやくピアノへの意欲が戻ってきた証拠か。

 さて、何を弾こう?と考えている間に、「数学ガール フェルマーの最終定理」を読んだ。この中で、数学を愛する才媛・ミルカさんが中学生のユーリに数学の問題を出すシーンがある。ミルカさんの出す問題は、一筋縄では解けない問題だ。そんな問題を出されたユーリは、反射的に「わからない」と答えるがミルカさんは「だめ。ちゃんと考えなさい」と言いきる。ユーリはそれまで出された問題をもとに考え、答えを出す。間違っていても、考え直して正しい答えを導く。答えを導いたユーリに対して、ミルカさんはほほ笑みかける。ユーリがその問題を自分で考え、答えを導くのをじっと待ち、見守っていたのだ。

 そんなユーリとミルカさんのやり取りを読んで、ハッとさせられた。自分自身も、ユーリと同じような行動をしているではないか、と。ぱっと見て難しそう、間違うのが怖いと感じると、思考停止して「わからない」「私には無理」と思ってしまう。だが、そこで出した「わからない」は、ちゃんと考えないまま出した答えだ。本当に考えたの?考えようとしたの?そのものの、本当の姿を見ようとしたの? …していない。

 これまで、色々な曲を「弾いてみたい」「憧れの曲」だと言ってきた。近い目標もあれば、遠い目標もある。だが、それら「弾いてみたい」曲の多くに、私はまだ手を付けていない。楽譜を見て、ぱっと見て「わからない」と思考停止してしまっていたからだ。弾いてみたいのに、憧れているのに、「わからない」「まだ無理」と、ちゃんと考えもせずに諦めるなんて…嫌だ。好きだから、それらの曲をCDで聴く。いいなぁ、好きだなぁ、演奏できたらいいなぁと思う。やっぱり好きなんだ。憧れに、少しでも近付きたいと思う。その気持ちは変わらなかった。

 「数学ガール フェルマーの最終定理」を読んで、私の心は決まった。弾きたいと思い続けている曲、憧れの曲に取り組んでみようと。ぱっと見難しそうな楽譜でも、「わからない」と放り投げない。まずは譜読み。何がわからないのか、具体的に、どの部分がどうわからないのか。曖昧なままにしないではっきりさせよう。音、音の長さ、指使い、拍子、記号…。ひとつひとつ、紐解いてみよう。その作品に、正面から向き合ってみよう。

 以前、「この鍵盤の向こう側」の記事で、私にとってピアノ演奏とは、楽曲を「演奏できるようになる」ことがゴールではなく、その作品を演奏することを通して、音楽の歴史や作曲家が作品に込めた想いや考えを読みとり表現したいと書いた。その気持ちは、今も変わらない。偉大な作曲家たちが言葉ではなく、音楽で表現した想いを、楽譜を読み込んで知りたい。演奏でそれを表現したい。そのためには、「わからない」で終わらせず、ねばり強くひとつひとつ楽譜を読み込むことが必要だ。


 さて、では何の作品に取り組むか。色々考えたが、やっぱりあの曲が弾きたい。

 私の最大の憧れの曲、シベリウス「樅の木」(「5つの小品(樹の組曲)」op.75-5)。

 約1年前、弾こうと挑戦したが挫折した。でも、今度は挫折しない、挫折したくない。まずは「弾くこと」は考えず、楽譜を読み込むこと、楽曲を読み解くことから始めよう。あの嵐のようなアルペジオも、楽譜を見て「無理だ…」と放り投げたくなるが、今度は放り投げない。あのアルペジオもひとつひとつ音を読んでいけば、何か見つけられると思う。これまで、「樅の木」は何度もCDで聴いてきた。交響曲第4番と第5番の間に作曲された後期の作品で、ロ短調の深い静けさが魅力。…という作品に関する情報は知っている。でも、本当にこの作品の全てを知っているのか、知ろうとしてきたのか。最大の憧れの曲と言ってきたが、私は随分と後ろ向きな態度だったことを自覚した。

 現在、14小節目まで譜読みして、片手ずつ音をとってみている。実際に音をとってみて、こんな音で構成されていたんだ…と気づくことがいっぱいある。たった14小節なのに。実は3声で、中音部がメロディーになっているとか、左手の低音がこれまで弾いたことがないような低さで驚いたり。CDで聴いた時は気が付かなかったけど、実際に弾いてみると「あれ?こんな音だっけ?」と思うところもある(読み間違いしていないか、何度も確認しちゃったよ)。これから、読み進めていけばさらに発見は増えるだろう。あの澄んだ、暗い、静かな深い音色の秘密を、ひとつひとつ味わいかみしめながら、紐解いていきたい。

 最後にもう一度言いますが、今は「樅の木」を「弾くこと」を目標にはしてません。まず、しっかりと譜読みして、「わからない」箇所を無くすことが目標です。


 ソナチネ7番は続けます。第1楽章はひとまず置いておいて、2・3楽章に進もう。2楽章のトリルもハマると面白いです。きれいに、コロコロと弾きたいなぁ。

 無駄に長文になりました…。お付き合いくださり、ありがとうございます。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2009-11-04 22:00 | 奏でること・うたうこと

2009年に弾きたい曲リスト

 2008年ももう終わりに近づいてきました。今年の私のピアノは…随分守りに入っていたと思います。ブルグも「気がかり」「天使の合唱」「バルカロール」「帰途」「つばめ」(現在練習中)私としては結構進んだ方かな?ブルグ以外はグリーグ「アリエッタ」と「プレ・インヴェンション」。ブルグ以外の作品をあまり開拓できなかった。先の記事「初級者として思うこと」に関連するのだが、自分のレベルに囚われて弾きたい曲があってもこれは無理…と最初から諦めていることが多かった。多分、シベリウス「樅の木」を挫折したのも原因のひとつだろう。「樅の木」は弾きたい…でもいつまでも挫折を引きずって、落ち込んでいられない。来年はもっと挑戦する・攻めるピアノにしてみようかと思う。

 と言うわけで、かおるさんのブログ「かおるの凸凹記録帳♪」のトラックバック企画「来年弾きたい曲リスト」に参加します。

かおるの凸凹記録帳♪:トラックバック企画!来年弾きたい曲リスト♪

 かおるさんの企画には、以前楽譜棚見せて企画でも参加していました。あれ以降、楽譜は結構増えました。クラシックCDも。今年はなんと言ってもドイツ・ハルモニア・ムンディの50枚Boxが…。

 わき道にそれたので、本題。2009年に弾きたい曲リスト。


◆ブルグミュラー:25の練習曲「貴婦人の乗馬」
 ブルグ最後の曲です。弾きたい曲と言うよりは、この曲を弾かずに他の曲は弾けない。とにかく楽しんで弾きたい。

◆クレメンティ:ソナチネop.36
 ブルグ25の次はソナチネ。クレメンティの「ソナチネ7番」です。NHK教育「クインテット」で演奏されている第1楽章だけでなく、全楽章。2・3楽章はよく知らなかったりします。これまで小品ばかり弾いてきましたが、ソナチネでは持久力も試されるかも。体力づくりも頑張ろう。

◆シューマン:愛らしい五月よ、お前はもうすぐやってくる
 「ユーゲントアルバム(こどものためのアルバム)」op.68-13.シューマンのロマンチックさが溢れるこの作品。楽譜を見ているとうなってしまうほど難しいのですが…でも好きです。弾きたい。

◆ベートーヴェン:エリーゼのために
 以前やったエリーゼですが、今度こそ練習しなおしたい。いつも練習しなおしたいと言っているのだが、途中で練習をやめてしまう。なので今度こそ。もしかして、私ベートーヴェンを弾くのは苦手なのだろうか?(聴くのは大好き)今年の「いつかは弾きたい曲ランキング2008」でランクインさせたベートーヴェンの2曲へのやる気も、既になくなっている件…orz

◆マリー:金婚式
 毎年「弾きたい曲ランキング」に入れているのに、練習を再開していない。そろそろ取り組む時期じゃないか?左手和音が大変だけど…がんばれ自分。


 以上5曲です。他にも、グリーグ「ソルヴェイグの歌(ピアノ編曲版)」や、J.S.バッハ「6つの小さなプレリュード」第2番ハ短調BWV934「フランス組曲」第2番ハ短調よりメヌエット吉松隆「4つの小さな夢の歌」より第1曲「春:5月の夢の歌」も候補に挙げてます。以前弾いたシベリウス「即興曲op.5-6」もメチャクチャになっているところがあるのでやり直したい。それと、勿論ブルグミュラー25おさらいも。あまり攻めている感じがしませんが、自分としてはこれが精一杯。数はありますね…。全部は取り組めないかもしれないけど、希望を持って来年も音楽を、ピアノを楽しんでいけたらと思います。ただ"弾く"だけでなく、楽曲を解きほぐし、読み解き、発見し、練り直すことを忘れずに。数をこなすだけ、(私にとって)難しい曲に挑戦することだけが目標ではないことも。

 かおるさん、楽しい企画をありがとうございました。

番外編 More
[PR]
by halca-kaukana057 | 2008-12-29 23:27 | 奏でること・うたうこと

いつかは弾きたい曲ランキング2008

 一昨年、昨年とテツさんのブログ「おとのく」での「いつか弾きたい曲ランキング」に参加させていただきました。今年も参加します。本当はもう締め切りを過ぎてしまったのですが、滑り込みで参加です。

おとのく:3周年企画。いつかは弾きたい曲ランキング!

 ちなみに、これまでの私のランキングは以下。
2006年版
2007年版
 この中で、グリーグ「アリエッタ」は弾けるようになりました。今年のランキングは、あまりにも無謀な曲は基本的に入れないことにしました。近い目標からこつこつと。
 今年も、これまでランクインした曲は青、今年初のランクインは赤で表示します。

*****

*いつか弾きたい曲ランキング 2008 遼編

☆第1位
シベリウス:樅の木(5つの小品 op.75-5)
 やっぱり今年もシベリウスでした…。この間譜読みをして、まだ自分のレベルではないと実感。その時ちょっとだけ弾いてみたのだが、その時に出たあの深い静かな和音が忘れられない。
 これまでは、純粋な憧れという意味での1位でした。ほんの少しだけですが練習してみて、今の自分には弾けないという絶望にも似た気持ちを経た今回の1位は意味合いが違う。今の自分には遠い目標だと強く実感している。でも、いつか弾きたい。この曲だけは必ず弾く。


☆第2位
シューマン:美しい5月よ、お前はもうすぐやってくる(ユーゲントアルバムop.68-13)
 シューマンの「子どものためのアルバム(ユーゲントアルバム)」から。とても美しく、優しい曲。待ち望んでいた春の訪れに対する喜びが、活き活きと伝わってきます。


☆第3位
シューベルト:楽興の時第3番 D.780 op.94-3
 今年もランクイン。このほのかで控えめな暗さ・哀しさが滲み出てくるような曲想に惹かれています。装飾譜をきれいに出したい。

☆第4位
ベートーヴェン:バガテル「喜びと悲しみ」WoO.54
 ベートーヴェン自体ランクインするのが初めてです。ピアノソナタなどベートーヴェンは好きなのですが、自分で演奏するとなると手が届かないと思ってしまう。この作品は初級~中級レベル。前半の長調「喜び」の部分と、後半の短調「悲しみ」の部分に分かれています。ベートーヴェンの動と静がくっきりと浮かび上がる、密度の濃い小品です。
 動画サイトを探してみたのだが、見当たらず。途中までですが、楽譜と一緒にヤマハのピアノ・レパートリーガイドで音源をお聴きください。
ヤマハ:ピアノ・レパートリーガイド:バガテル「楽しい―悲しい」WoO.54(ベートーヴェン)

☆第5位
吉松隆:春:5月の夢の歌(「4つの小さな夢の歌」より)
 現代日本人作曲家の作品をランクインさせるのも初めてです。舘野泉さんの「タピオラ幻景」「アイノラ叙情曲集」などの作品で知られる吉松隆。舘野さんも3手連弾で演奏しているこの曲。4月に行った舘野さんのコンサートで聴いたが、本当に美しかった。ピアノソロ版もあったんです(「プレイアデス舞曲集」他吉松氏の作品を演奏してきた田部京子さんがCDを出してました)。
 穏やかな春の日差しと暖かさを思わせる曲。2位のシューマン「美しい5月よ~」と同じく、「5月」とタイトルにある。春の曲想の作品に惹かれやすいのか?
↓こんな曲です。


6位以降はこちら 続きを読む
[PR]
by halca-kaukana057 | 2008-10-06 23:13 | 奏でること・うたうこと

いつか弾きたい曲ランキング2007

 昨年テツさんのブログ「おとのく」のトラックバック企画「いつか弾きたい曲ランキング」に参加させていただきました。今年も開催されているということで、参加させていただきます。テツさん、どうもありがとうございます。

「おとのく:2周年企画。いつかは弾きたいランキング!」

 まず、昨年の私の弾きたい曲リストは以下。
「いつかは弾きたい曲を無謀にも並べてみよう」

 この10曲の中で、弾いた曲・これから練習する予定の曲は以下。
・シューマン:見知らぬ国々
・ブルグミュラー:アヴェ・マリア、タランテラ
・グリーグ:アリエッタ(シベリウス即興曲op.5-6が終わったらすぐ取り掛かる予定)
私にしては結構弾けたんじゃないか…?頑張った。

 さて、では今年はどうなったか行って見ましょう。今年はランキング形式にしました。さらに、上位5曲をテツさんが集計してくださるそうなので、あえてマニアックな曲を上位にランクインさせています(オイ。昨年度もランクインした曲は、今年初のランクイン曲はで表示しています。では、どうぞ!!

**********
 いつか弾きたい曲ランキング2007 遼編

☆第1位
 シベリウス: 樅の木 (「5つの小品(樹の組曲)」 op.75-5)
 またしてもシベリウス。この曲だけは外せません。あのアルペジオの譜面はいつ見てもため息が出ます。最近YouTubeでもこの曲の動画を良く見かけるようになって来ました。だんだん知名度も上がってきているようで嬉しい限り。今年はシベリウス没後50年。メモリアルイヤーにいかがですか?皆さん(誰に呼びかけてるんだ)
 ちなみに、現在同じシベリウスでも「即興曲op.5-6」を練習中。雰囲気は全く違いますが、いい曲ですよ。

☆第2位
 シューベルト: 楽興の時第3番 D.780 op.94-3
 昨年度もランクインした曲。NHK教育「クインテット」でも演奏されました(↓下の記事を参照)。左手もそうだけど、右手も装飾符が難しそう。でも、とても好きな曲。必ず弾く。

☆第3位
 シューマン: 思い出 (「ユーゲントアルバムop.68」第28曲)
 シューマンのユーゲントアルバムから。親友・メンデルスゾーンの死を悼んで書かれたという曲。とても穏やかな、美しい曲です。

☆第4位
 グリーグ: トロルドハウゲンの婚礼の日 (「抒情小品集」第8集第6曲 op.65-6)
 グリーグの抒情小品集から。抒情小品集全66曲の中で最も長い上に難曲。無謀すぎる…。でも、本当に素敵な曲なんです。楽しげな結婚式の様子が浮かんできます。弾けるようになるまで、何十年かかるだろう?ついでに誰かの結婚式で弾けたらいいなぁ…(自分の?無理無理…)

☆第5位
 チャイコフスキー: ドゥムカ op.59
 先日「哀しきチャイコフスキー」の記事で紹介した曲。チャイコのピアノ曲自体マイナーかも…。でも一度聴いてみて。とても哀しく重い曲だけれど、私はそこに惹かれています。この曲もかなりの難曲。今年は無謀な選曲が多いんじゃないか…?
 YouTubeでいくつか探してみました。
YouTubeでの「Tchaikovsky Dumka」の検索結果


☆第6位
 シューマン: ショパン (「謝肉祭」第12曲 op.9-12)
 再びシューマン。「謝肉祭」の1曲。シューマンが空想していた結社「ダヴィド同盟」の一員として数えられていたショパン(ショパンの才能を発掘したのもシューマン)。シューマンからみたショパンの姿です。あくまでシューマンからみたショパンなので、シューマン特有の狂気やロマンスが見え隠れするところがポイント。
こんな曲です(YouTubeより)

☆第7位
 モーツァルト: トルコ行進曲(ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K311 第3楽章)
 昨年度もランクイン。やっぱり好きです。トリルとかいつ出来るようになるんだろう…?

☆第8位
 マリー: 金婚式
 未だに練習再開のめどが立たない。来年には挑戦できるかな…?いや、挑戦する!

☆第9位
 J.S.バッハ: イタリア協奏曲 BWV971 第3楽章
 またもや無謀曲。「クインテット」でひと聴き惚れ。原曲はまた雰囲気が違うけど好きだ。旋律の追いかけっこや絡み具合がとても。しかし、この曲を弾けるようになるためには、インヴェンションが絶対に必要になるだろう。…独学じゃ無理…(初めてこのブログを読む方へ。管理人は独学です。子供の頃は習っていましたが、バイエル程度で辞めた)。

☆第10位
 ブラームス:「間奏曲」変ホ長調 op.117-1
 今年もランクインさせてみた。未だにちゃんと楽譜を見たことがない。和音がすごいことになっているんだろうなぁ。

**********
☆番外編
 ショスタコーヴィチ: 交響曲第11番ト短調 op.103 第2楽章終盤のチェレスタパート
 ショスタコーヴィチの交響曲には、鍵盤楽器も結構使われています。その中から第11番の後半、大虐殺部分の後物悲しく鳴るチェレスタのパートを弾いてみたい。「血の日曜日事件」の大虐殺の後の風景と言えばどんなものか想像はつくと思われます。その言葉では表現できない哀しい風景を描写したあのチェレスタを、チェレスタパートだけでいいから弾いてみたい。まずは聴いてみて。→YouTubeより、第2楽章後半部分。大虐殺部分は2分46秒から。チェレスタは4分12秒からです。スコア…高そう。
 第11番交響曲に関して詳しくは以下の記事を参照ください。
「ショスタコ祭開催中」 現在も開催中です!


 以上、ランキングでした。今年は随分無謀な曲ばかり増えていないか?いや、目標は高い方がいい?達成できなかったら嫌だな…。まずは今の課題を頑張る。


**********

 オマケ。ブルグミュラー「アヴェ・マリア」完成品です。
HPのブルグページからどうぞ。ver.3と、オルガン風バージョンがそれです。
 オルガン風は、キーボードのオルガンの音を使ってみました。しかし、キーボードにはペダルが無いので、柔らかさはあまり出てません。

 ブルグ、次はいよいよ「タランテラ」。憧れの曲です。弾けるのか…?!
[PR]
by halca-kaukana057 | 2007-08-12 22:59 | 奏でること・うたうこと

いつかは弾きたい曲を無謀にも並べてみよう

 留衣さんやこーじさんのブログで面白いものを見つけました。

「おとのく:帰ってきた弾きたい曲ランキング」

 自分の弾きたい曲をブログに書いて、日々の練習の刺激にしようというこの企画。私もやってみます。ランキング形式ではなく、とにかく弾きたい曲を並べてみます。どれも同じぐらい弾きたい曲なので…。

シベリウス「樅の木」op.75-5
 順位はつけないといいましたが、この曲だけは別格。弾きたい曲ナンバーワン。一位がショパンでもなくリストでもなく、ラフマニノフでもモーツァルトでもベートーヴェンでもなくて申し訳ありません…。やはりフィンランドクラシック好き・シベリウス好きとしてはこの曲はどうしても弾いてみたいのです。誰に何と言われようと。冬の森を思わせるあの静けさを表現するのはかなりの練習と読み込みが必要かと。それでも弾きたい。同じ作品番号の「孤独な松の木」op.75-2も素敵なんです。

シューマン『子供の情景』より第1曲「見知らぬ国ぐに」op.15-1
 このブログではお馴染みの曲。今の私のレベルではちょっときつい。聴いている分にはそんな難しい曲と感じないのに、楽譜を見るとわからない箇所がいくつも。独学では無理かなぁ。同じくシューマン作曲『森の情景』より第1曲「森の入り口」op.82-1も弾いてみたい曲。これも難しいんだろうなぁ、楽譜が。

シューベルト「楽興の時」第3番D.780 op.94-3
 これもかなり好きな曲。哀しげだけどどこかチャーミング。左手に結構苦戦しそう。

グリーグ『抒情小品集』より「アリエッタ」op.12-1
 北欧好きとして外せない一曲。グリーグといえばピアノ協奏曲?…無理です。この曲の楽譜は「見知らぬ国ぐに」と似ている。どちらかが弾けるようになれば、両方弾ける様になる…かも。

モーツァルト「トルコ行進曲」(ピアノソナタ第11番イ長調第3楽章 k.311)
 ご存知トルコ行進曲。とにかく楽しく弾いてみたい。これも左手に苦戦しそう。

ショパン 前奏曲第15番変ニ長調「雨だれ」op.28-15
 ようやく出てきたショパン。私が持っている音楽の友社の楽譜集には、初級で載っている。本当に初級なの?これ?どう考えても上級に見えるのですが。あの同音連打はきつい。
 ショパンはエチュード第12番ハ短調「革命」op.10-12と同じくエチュード第23番イ短調「木枯らし」op.25-11も弾きたいけど、限りなく遠い目標です。

ブルグミュラー「タランテラ」op.100-20
 ブルグミュラー25の練習曲の20曲目。限りなく近い目標。ドラマチックで好きです。19曲目「アヴェ・マリア」もいいなぁ。オルガンっぽくて好きです。

マリー「金婚式」
 「クインテット」で一聴き惚れ。原曲はちょっと雰囲気が違うけど、あんな感じを出せたらいいなぁ。ピアノ一台であのふんわりとした感じを出すのは至難の業だと思うけど…。とりあえずシャープ君のトランペットをイメージしたい。

ブラームス「間奏曲」変ホ長調op.117-1
 ブラームスなんてマジで難しいだろう。楽譜も見たこと無いのに無謀なことを書いてみる。


 以上10曲(キリがいい数で終わってよかった)。実現できそうな曲からトライするつもりです。来年、このうちの何曲かは弾けるようになった曲になっていればいいなぁ。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2006-08-10 21:28 | 奏でること・うたうこと


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

お知らせ・別サイト

管理人HN:(はるか)
 熱しやすく冷めにくい、何が好きになるかわからない好奇心のかたまり。このブログでは好きなものを、好き放題に語ってます。

プロフィール
*2014.9.5:更新
はてなプロフィール:遼(halca-kaukana)



web拍手を送る






日々のログ:今、ここ、想うこと
または:Twilog

はてなブックマーク
Mielenkiintoinen!

気になること、関心のある記事や参考にしたサイトなどのブックマーク集。コメント多め。

◆ピアノ録音置きブログ:Satellite HALCA

☆「はやぶさ2」、小惑星リュウグウ目指して順調に飛行中!☆
管理人・遼も小惑星探査機「はやぶさ2」を応援しています。



あかつき特設サイト
JAXA:金星探査機「あかつき」特設サイト

☆祝!「あかつき」は金星の衛星になりました☆
金星軌道上で観測準備中!

最新の記事

「星の物語」切手 第5集 押..
at 2017-03-11 21:47
星の案内人 4 [完結]
at 2017-03-07 22:30
最後は南天 「星の物語」切手..
at 2017-03-04 22:44
2017:あけましておめでと..
at 2017-01-05 21:45
クリスマスの再会 クインテッ..
at 2016-12-24 21:50
【予告】「クインテット」のク..
at 2016-12-17 22:09
一緒に音楽を楽しもう Pro..
at 2016-12-17 16:43
指揮者特印! 冬のグリーティ..
at 2016-12-08 20:58
師走の一息のISS&月&金星観望
at 2016-12-03 21:53
冬のヒトコマの切手 冬のグリ..
at 2016-12-02 20:51

カテゴリ

はじめにお読みください
プロフィール
本・読書
宇宙・天文
音楽
奏でること・うたうこと
Eテレ・NHK教育テレビ
フィンランド・Suomi/北欧
イラスト・落描き
日常/考えたこと
興味を持ったものいろいろ
旅・お出かけ
information

タグ

以前の記事

2017年 03月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
more...

検索