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まだまだ フィンランド人指揮者でシベリウス

 

 今回はオスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団(音が鳴るので注意)の交響曲全集(BIS)。以前「幻の協奏曲」でも取り上げたコンビ。それ以来好きになった指揮者とオケで、交響曲も聴きたいなぁと思っていた。収録されているのは交響曲全7曲と交響詩「タピオラ」、そして交響曲第5番初稿版。

 まず何はともあれ5番初稿。初稿を聴けるのは嬉しい。冒頭、現行版では金管があって木管が出てくるのに、初稿ではいきなり木管が出てくるのでびっくり。現行版のほうがはっきりとしていて華やかかな?と感じた。初稿版は少し控えめでぼやけたところがある。そして、初稿版は現行版に比べると暗い。現行版では4番を引きずっているかのように1楽章の途中まではどこか暗い。でも、1楽章の最後で吹っ切れてしまう。一方初稿の方は最終楽章もほの暗い。曲を直している間に、4番の頃の暗さが和らいできたのだろうか。


 演奏は落ち着いたピアニッシモがきれいだなぁと感じた。耳を澄まして聴かないと聞き取れない。音と音の間、音が無いところにも何らかの意味や効果があるのだなと感じる。それなのに、フォルテは大音量でダイナミック。特にティンパニの勢いが物凄い!でも、大盛上げ大会にはならず抑え目なのは、オーケストラの規模が小さいことも関係しているのかな?

 この中からのお薦めは3番、4番、5番(両方とも)、「タピオラ」。小さな音が丁寧なので、静かで暗めの曲でその良さが出てくる。初めて聴いた時には訳が分からずとっつきにくいと思っていた「タピオラ」も、この演奏を聴いて分かった訳ではないけれども、良いなぁと感じるようになった。ひっそりと始まる冒頭と、最後の天に上るような音(説明不足で申し訳ない)がとにかくきれい。タピオラ、つまり「カレワラ」に出てくる森の神・タピオの領地。人間の力の及ばない畏れ多いひっそりとした森と言えばいいのだろうか。不思議な曲だけれども好きだ。3番・4番も同じく聴き始めた頃はよくわからなかったけれども、今では大好きな曲。私の場合、3番の第2楽章と4番の第3・4楽章は落ち込んだ時によく聴く曲。この暗さ、静けさに慰められるように感じるし、何故か落ち着く。

 このコンビで聴きたいCDは色々あるのだが、BISのCDは高いのでなかなか手が出ないのが困ったところ。

 ちなみに、ヴァンスカが音楽監督を務めているミネソタ管との演奏がネットストリーミングで聴けます。(American Public Mediaというサイト。)シベリウスはありませんが、ベートーヴェンやモーツァルト、フィンランドの作曲家のカレヴィ・アホの交響曲などが聴けます。しかもヴァンスカのインタビュー(解説?)付き。ここはお薦めしておきます。インタビューはいいけれども、出来れば日本語がいいという方はAll Aboutのインタビューで。(かく言う私も英会話を聴いて理解するのは苦手…。)あと、ミネソタ管のサイトは動画も多く、充実していて面白い。“Vänskä”の発音についてラジオで解説?している動画なんてのもあって笑った。(ここの一番下。)


 ところで、全くの駄文で蛇足なのですが、ラハティ響でこれをやってみました…。

結果はこっち
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by halca-kaukana057 | 2006-05-17 20:12 | 音楽

フィンランド初心者、ふと思う

 ネット上を見渡してみると、フィンランド好きもしくはフィンランドに住んでいる方のブログが結構多いことに気がつく。様々な分野においてフィンランドは注目されている国。嬉しい一方でブーム・流行が苦手な者としては、一時的に盛り上がって熱が冷めれば忘れられてしまうのではないかと不安になる。とは言え、多くの人がこの国に興味を持っているのはやはり嬉しい。

 しかし、私はこの国に興味を持って1年にも満たない新参者だ。フィンランド語もなかなか覚えられないし、まだまだ分からないことは多い。日本で知識だけ詰め込んでも、実際に行ってみて直に触れるのとでは大きく違う。だが、海外旅行はおろか飛行機にすら乗ったことのない私には、フィンランドに行くなんて夢のような話だ。(旅行で使う交通手段はほとんど鉄道。使いやすいので。)

 そんな私がこのブログで何を語ればよいのか。ありとあらゆる情報を網羅し、得た情報をただ羅列して垂れ流す。それは面白くない。私なりの何かを入れていかないと。私がフィンランドについて一番知りたいこと、伝えたいこと。それなのだろう。フィンランドのことについて書くといっても範囲は広い。あれもこれもと欲張ってはまとまりが悪い。

 こんなことを書いてはみたが、まだ方向は見えてこない。付き合っているうちに見えてくるかもしれない。それまで手探りの記事が続きそう…。これも勉強勉強。
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by halca-kaukana057 | 2006-05-17 19:37 | 日常/考えたこと

フィンランド人指揮者でシベリウス

 フィンランドのクラシック音楽を詳しく調べていくと、フィンランド出身の指揮者が物凄く頑張っていることに気付く。よくもまぁこう何人も。人口の多い国ならまだしも、500万人の小さな国からこれだけ出てくるのだから、恐ろしく思えるほど。それで、聴くならやっぱりシベリウスでしょと色々借りたり買ったりしたものを紹介してみます。フィンランドにはシベリウス以外にも色々な作曲家がいるらしいのですが、初心者ゆえにまだよく分からないので後々。



 今回取り上げるのはエサ=ペッカ・サロネンとジョシュア・ベルが共演したヴァイオリン協奏曲(ロスアンジェルス・フィルハーモニック)(Sony classical)。何ですか、このイケメンコンビは。そういう類のディスクなのかなぁ…と思ったらそんな事無かった。良いじゃん。ヴァイオリンも指揮も活き活きしていて、聴いていてワクワクする。特に第3楽章。♪ドンドコドンドコ…というこのリズム、病み付きになりそう…いえ、既に病み付きです。か細い部分と力強い部分のメリハリも効いているし、オケも好きだ。


 このヴァイオリン協奏曲の話が出ると、シベリウスのこんなエピソードが語られることが多い。シベリウスが14歳ぐらいの時ヴァイオリンを手にしてから演奏に夢中になり、ヴァイオリニストになることを目指して懸命に練習した。「森と湖の国」フィンランドらしく、舟をこいで誰もいない湖の中にある島で練習していたそうだ。姉がピアノ、弟はチェロを弾いて兄弟で室内楽も楽しんでいた。その後、音楽大学(今のシベリウスアカデミー)ではトップの腕前を持つ程にもなったのに、極度のあがり症で人前で演奏できなかった。ある時はメンデルスゾーンの協奏曲を演奏しようとステージに立っても、何も演奏できずそのままステージから降りてきたほどだとか。さらに、ウィーンフィルのオーディションを受けたが勿論惨敗。それで作曲家に転向したという話。実は私はこのエピソードがとても好きだ。写真ではいかにも堅物そうなシベリウスにもこんな愛らしい(?) エピソードがあったと思うと微笑ましく、どこか嬉しくなる。とはいえ、この曲自体は微笑ましくない。身を裂くような第1楽章が特に。夢を諦めざるを得なかったシベリウスの想いを象徴するかのように。でも、シベリウスが作曲家にならなかったらこの曲も、そして他の曲も無かった…と思うとちょっと複雑。

 駄文ですが、以前、この曲を聴きながら雪の中を散歩していたことがあったのだが、あの冒頭部分のヴァイオリンソロで凍りつくかと思った(笑) いや、笑い事じゃなくて正直な話。是非冬になったらやってみて。
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by halca-kaukana057 | 2006-05-13 22:04 | 音楽

北欧デザインを知る

「北欧デザインを知る ムーミンとモダニズム」(渡部千春、NHK出版:生活人新書、2006)



 以前、かの「無印良品」でフィンランドの若手デザイナー、ハッリ・コスキネンがデザインしたカップが期間限定で販売されていた。私はこの頃、他の製品のコスキネンのデザインが気に入っていたので、是非実物を手に取ってみようと店に行って探してみた。そして、店で見つけてちょっとびっくりした。無印というとシンプルというよりも無駄が全くないというイメージを持っているのだけれど、そのコスキネンのカップも彼のデザインだと知らなければすーっと素通りしてしまうぐらいシンプルで、無駄のないデザインだった(しかも無印はデザイナー名を書かないので余計分からない)。コスキネン自身、「生活のベーシックで、見せびらかしでなく、目的が明確」(70ページ)かつ、「美しいライン」を大切にしてデザインしているらしい。デザイナーの個性が「シンプル」であること。個性といえばその人特有の強烈なものを想像してしまうが、こういう“個性”もアリなんだな、と納得した。(実はその時、それが期間限定販売であることを知らずそのまま買わずに帰ってきてしまったのだけれど、後で売ってないことが判明し、惜しいことをしたなぁと思った。)


 フィンランドに興味を持つようになって、フィンランドがデザイン大国であることをようやく知った。フィンランドだけじゃない。北欧諸国がデザイン大国となっている。それからずっと、なぜ北欧のデザインが良いと言われるのか考えていた。この本「北欧デザインを知る」はその答えを考えるのにうってつけの本。著者はフリーのデザインジャーナリスト(そんな職業もあるのかと感心した)で他にも北欧デザインに関する著書がある。

 まず知ったことのひとつに、北欧諸国の「強さ」がある。おなじみの充実した福祉制度や何かと注目されている教育だけでなく、経済での国際競争力、豊かさ比較でも北欧諸国はトップクラス。G7に代表される強そうな国の陰で、地道に力をつけているのが北欧諸国だということに驚いた。北欧諸国は国土も狭いし人口も少ない。資源も少なく、歴史的には目立たない国々のはず…。アメリカやイギリスを映画のトップスターだと例えれば、北欧諸国は実力派の名脇役(あくまで私の想像ですが…)。目立たないけど力がある。ただ何でも先進国になればいいわけじゃないと教えてくれる。

 かつては目立たない存在だったけれど、今では雑誌でも特集されたり、携帯電話の「ノキア」や家電の「エリクソン」、「マリメッコ」や「イルムス」「イケア」など日本進出を果たしたりしてメジャーになってきた。「そう言えば、あのメーカーも北欧のものだったんだ」と言われて始めて気づくものもある(私にとってはエリクソン。アアルトのスツールのデザインも)。著者はここで「ムーミン」と比較してみている。1969年にはじめてアニメ化されて以来、ムーミンは日本でも人気者になった。アニメは90年に「楽しいムーミン一家」とリニューアルして放送され(私も楽しんで観ていた。)、キャラクターグッズも沢山ある。でも、「爆発的に人気を博す」ものではない。著者曰く「ひそやかにやってきて、他の地でも根を生やす。」(32ページ) 「ムーミン」とデザインに共通するこの控えめなところ。そう言えば、北欧の人は控えめで大人しく日本人に似ていると何かで読んだことがある。(「かもめ食堂」に関する監督や主演俳優インタビューでもそんなことを読んだ)この本にも、「『個人の主張をはっきりとさせる』という特徴は北欧ではさほど強くない。口数も少なく、押しも強くなく、みなおしなべて同じ、という均質化、標準化の指向があるようだ」(213ページ)と。その土地に生きる人の気質が反映されているのだろうか。


 著者が北欧を訪れて取材した話も面白い。日本では北欧発ともてはやされる物が、日常生活で当たり前のように使われている。そりゃ、自分の国で作られた物なのだから当たり前なのだが、生活必需品として古くなっても大切に使う。日本でも有田焼の食器や漆塗りのはしやお椀、ガラス製の風鈴に藍染の風呂敷等を丁寧に使っているところは使っている。ただ、今ではそのような家庭が減ってきた一方で、北欧では今でも使っているという違いはある。

 北欧諸国でも、90年代にバブルが崩壊し、不景気に陥った。その時、産官学が共になってITを産業にしようとしたのだそうだ。(参考リンク:読売新聞の記事より) デザインでも、政府が援助する機関があり若いデザイナーをサポートしたりレクチャーを開いたりしている。それは、「美術品」としてのデザイン製品ではない。あくまで日常で使うための物、日用品、工業製品として。北欧諸国でもスーパーではアジア製の安い食器が売られている。かのアラビア社もイッタラ社と統合した。そう、北欧でも安い製品との競争が存在する。それでもそれらのデザイン製品が人々に愛され、今でも大切に使われているのはそのデザインの基本が「大衆によいものを、普段の生活に楽しさを与える」ものだから。アンティークブームを起こしただけでは、その製品は飾っておくだけの「美術品」にしかならない。日常で使うことが出来るようにデザインされた物なのに。政府も経済界のトップもそのことをちゃんと理解している。そこが日本との違いなのかもしれない。

 シンプルなデザインの北欧の製品は、日本の暮らしにもなじみやすい。日本と北欧の文化や風土、どんなものを美しいと感じるかという意識は似ているとも言われる。先に述べたように人の気質も似ている。だからこそ、いつの間にかじわじわと日本でもメジャーになり始めた北欧のモノ。しかし、そこには危険もはらんでいると思う。少しこの本から離れるが、「spoon.」(プレビジョン刊)2004年12月号のフィンランド特集の最後に、興味深い文章があった。この特集では、ムーミンやイッタラ、アラビアなどの「可愛いもの」を取り上げていたのだが、そのイッタラ社の広報担当者が日本での北欧デザイン人気、さらにはそのライフスタイルを実践するために北欧に移住したいという人も多いということを聞いてこう述べたのだそうだ。
「それは嬉しいことね。だけど覚えておいて、don’t be Scandinavian」(同誌36ページ)

 この「spoon.」の取材をした林みき氏もはじめこの言葉がよく分からなかったのだが、イッタラの資料館で同社の巨匠・カイ・フランクの資料を見ていた時にその意味が分かったのだそうだ。カイ・フランクも日本文化に感銘を受けたのだそうだが、作風は“日本化”せずフィンランド人デザイナーとしての作風を貫き通した。ちょっとその後の部分を引用してみる。

「またフィンランドの新世代デザイナーと呼ばれる若手のデザイナーたちも自国での仕事よりも海外での仕事の方が多く、外国文化の影響を受けやすい状態にいるにも関わらず各々の個性、言うなれば“フィンランドらしさ”を失わずに活躍しています。自分の生まれた国、自分が育った環境、そしてそこから得た知識や経験、そして感性はそう簡単に捨て去ることはできない。無理に全く違うものを完全に取り入れようとすると、それは決してプラスにはならない。もし自分のライフスタイルに取り入れたい異国の文化や風習があったら、自分が日本人であること、日本の文化の中で生まれ育ったことを認識した上でバランス良く、取り入れるべきである。北欧信仰主義にハマりすぎて、自分を見失ってはいけない―――そう彼女は言いたかったのではないかと。」(37ページ)


 まだフィンランドを深く知ろうとし始めて一年にも満たない私には、いくらシンプルでなじみやすいとは言え、どこか自分からかけ離れているものを北欧デザインに感じている。マリメッコの可愛いテキスタイルの服やバッグを見ても、可愛いと思うだけで実際に使おうとは思えない(以前買ったCDケースは使っているが、外を着て歩くとなるとという意味)。ノキアの携帯もカッコイイと思うけど、私には今までの折りたたみ式携帯の方が使いやすく感じる。長く使っていて違和感がない人も勿論いらっしゃると思う。多分私の場合、いきなりフィンランドなら何でもと意識したからこんなことになったのだと思う。今まで当たり前のように使ってきた自分の生まれた国・地方の慣習や風土に目を向け、その上で自分に合うものを選び、「美術品」としてではなく「日用品」として生活に取り入れとにかく使う。北欧デザイン製品の本来の目的を私も思い知った。


 北欧デザインをただ単に「シンプルで可愛く、なおかつ質がよい」とばかり思ってきたが、その根底にはしっかりとしたデザインやモノへの意識があった。さらには経済発展に隠された事実や、真の国際理解のためのヒントまでも。本当に北欧デザインは奥が深い!長く付き合ってこそ面白い。ただブームで集めるだけじゃその面白みは見えてこない。ここで、いつもの私の何かを深く追求したい欲がかきたれられるのだが…(笑)そういうものがこの日本でも人気があるのを嬉しく感じる。


 おやおや、随分長文になってしまった。計算したら約3500字って……。大学のレポートかよ!…申し訳ない。
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by halca-kaukana057 | 2006-04-22 21:16 | フィンランド・Suomi/北欧

リコリスに挑む

 「リコリス」とはヨーロッパでよく食べられている「甘草」のお菓子。咳やのどの痛みに効くのだそう。そのリコリスのキャンディを店で見かけ、前から気になっていたのですがようやく買ってみました。噂では…まぁ、びっくりする味らしい。挑戦してやろうじゃないの。
まずは外見から

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ドイツのものだそうで、なかなかポップなデザイン。
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中は黒い。猫の形とは可愛らしい。袋にも猫の目と口がデザインされている。

 さて、問題の味。

 …………ううむ。甘さに変な味、表現不可能な味がするんですけど。

 正直あまり美味しくない…。何とか耐えて最後まで食べようと思ったけどギブアップ。最後まで食べきれず断念。そんなに大きくないのになぁ。もっとミントなんかのハーブの味がすれば、結構スッキリして最後まで食べられそうだと思いました。

 で、なぜ今回リコリスに挑戦してみたかと言うと、フィンランドには同じくリコリスを使ったお菓子で「サルミアッキ」というのがある。このリコリスに、何とアンモニアが入っている。日本で言えば納豆みたいなものらしい。つまり、慣れれば何てことないが、食べたことのない外国の人にはちょっと…という食べ物。一説には「世界一まずい飴」とも言われているらしい。どんな味なのか是非挑戦してみたいのだけれど、日本ではまず見かけないみたい。いつかフィンランドに行ったらきっと挑戦します。その後どうなるかは知りませんが…。

 ちなみに、リコリスはお茶としても利用されているのだそう。健康にいいとのこと。確かに、私がこのリコリスを買ったお店でもリコリスとハーブをブレンドしたお茶が売られていた。今度はそっちに挑戦か?!お茶も美味しくないのかな…。以前、花粉症に効くと聞いて「甜茶(てんちゃ)」を飲んでみたことがあったけど、あれも美味しくなかったなぁ。


 当記事はJUSSIさんのブログ「JUSSI SALMIAKKINEN(ユッシ☆サルミアッキネン):L-007 Katjes Kinder・75g 」にトラックバックしています。様々なリコリス・サルミアッキが紹介されていて興味深いです。
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by halca-kaukana057 | 2006-04-19 21:20 | 興味を持ったものいろいろ

フィンランド国旗のマグカップ

 以前、雑貨屋さんで写真のマグカップを購入しました。なんと、フィンランド国旗のデザイン。
f0079085_204550100.jpg


トップでもその画像を使っています。(ちなみに前に写っているのは「わたしのオーケストラ」というミニチュア楽器食玩のヴィオラ。他にもホルンやトランペット、ティンパニなどがあるのですがとても精巧。)

 フィンランド国旗の他、中国やギリシャ、デンマーク、ドイツなどの国旗がありました。国旗のデザインとは面白い。しかも内側にも小さく国旗と「FINLAND」と国名が書かれている(さすがに「SUOMI」は無理か)。デザインで選ぶもよし、好きな国を選ぶもよし。好きな国の国旗って、結構欲しいと思うのにあまり売っていない。国旗実物があったとしても、大きいのはちょっと…と思うのでこれはいいと思う。

 しかし、フィンランドの国旗ってシンプルな上にデザインがいい。白地に青の十字。まさに湖の国。ところでこの青、水色でもないし真っ青とも違う。このカップでは水色になっているが、実際の国旗の色とはちょっと違う。一体何の青なんだ?
 
 マグカップ自体は日本製。大きめで頑丈。持った感じはちょっと重い。私の場合、部屋に飾っています。使う勇気がないので…。間違って壊したら…。



 この記事はmikamyyさんのブログ「Finland:見つけた!フィンランド国旗のマグカップ」
mfさんのブログ「ザ・フィンラン道!:愛国(?)カップ」
にトラックバックしています。
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by halca-kaukana057 | 2006-04-03 20:59 | フィンランド・Suomi/北欧

フィンランド近現代史を知らずにフィンランドを語れるか?!

 フィンランドが好きだといっておきながら、手を付けずにいたフィンランドの歴史。世界史の参考書を引っ張り出してきても、フィンランドのことなんて少しも書いていない。書いてあっても年表に「1917年 独立」ぐらい…。図書館で関係のありそうな本を開いては見たけど、何故か読む気がしない。これではいかん。という訳で、まずは以下の2冊から。


「戦う北欧」(武田龍夫、高木書房、1981)
「白夜の国ぐに 米ソ対立の谷間で」(武田龍夫、中公新書、1985)


 どちらも古いが、近現代史入門にはちょうどいいかも。とにかく、ソ連・フィンランド戦争、いわゆる「冬戦争」と「継続戦争」がドラマチック。ナチスドイツが勢力を増す中、ソ連もポーランド東半分やバルト三国に軍を駐留させ、さらにフィンランドに手を伸ばそうとしていた。ソ連の要求をなんとか平和的に退け、中立の姿勢を保ちたいフィンランド政府に対してソ連はひるまず。1939年11月、「冬戦争」が始まる。大国ソ連に対してフィンランドは小国。ソ連側もすぐに占領できると思っていたら、フィンランド軍の大反撃。ここからがすごい。カレリアの森をスキーで移動するフィンランド軍はソ連軍戦車を破壊しまくり、武器や食料も奪ってしぶとく戦う。…これがフィンランド魂“sisu”か。すごい…。

 休戦後、ソ連を侵略しようとするナチスドイツに加担してしまうフィンランド。この経緯が未だよくわかっていないらしい。でも、冬戦争の「継続戦争」であることは確か。失った国土を回復するための戦争であることには変わりないらしい。

 フィンランド近・現代史のもうひとつのヤマは力のある指導者がいたこと。冬戦争では元帥として軍を率い、のちに大統領となったマンネルヘイム。ナチスドイツに加担したと戦争犯罪者となってしまったが、苦しい戦況の中でソ連と和平を結ぼうとしたリーチ大統領。戦後、ソ連に同調を強いられる中半世紀にもわたって大統領を務めたケッコネン。大国に挟まれて苦労が絶えないにも関わらず、指導者に恵まれたのは本当に幸い。

 フィンランド近現代史からみると、私が今まで見てきたフィンランドは歴史のほんの一部なんだと感じる。まさに悲劇の国。とは言えまだまだ入門程度。他にも色々本を見つけてきているので、徐々に読み込んでいくことにする。
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by halca-kaukana057 | 2006-03-23 21:37 | フィンランド・Suomi/北欧

トリノの夢のあと

 オリンピックが終わってしまった。男子アイスホッケー決勝…フィンランド残念無念。いい線までいっていたのに。本当に残念。しかもスウェーデンに負けるとは。きっとフィンランドの人々も悔しがっていることだろう(スウェーデン系フィンランド人の人々は複雑な心境なのだろうけど)。それでも、決勝まで無敗、決勝は負けはしたがどちらも健闘したと思う。フィンランドのゴールキーパー・ニーティマキはMVP。(時事通信社のニュースより)改めて健闘を称えたいです。

 *****

 それで、閉会式の様子をニュースで見ていて何かイライラした。何にイライラしている?映像を良く観ながら考えていた。金メダルを掲げて肩車してもらっている荒川選手。周りで楽しそうにしている日本勢。皆笑顔だ。楽しそうだ。そこでふと思った。

「本当に楽しいの?楽しんでいる暇なんてあるの?」

 今回、日本の成績は知ってのとおり。お世辞にもいいとは言えない。健闘した選手もいるけれど、期待はずれに終わった選手も少なくない。オリンピックが始まる前にはメダルを期待され、期待してくださいと言わんばかりの選手も。競技が終わってみれば唖然。応援していた人々も勿論だが、選手本人が一番現実を知っているはず。それなのに、閉会式では何事もなかったかのように楽しそうにしている。競技の後で流したあの涙は、あの悔しさの言葉はどこへ行ったのか。私は体育会系の部活をやっていたわけではないから、スポーツの厳しさを理解できていない。だから言う資格なんてないのだろうけど、でもすっきりしないものを感じた。
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by halca-kaukana057 | 2006-02-27 20:55 | フィンランド・Suomi/北欧

恐るべしスオミ

 トリノ五輪はまだまだこれからだ。まず、女子アルペン大回転。プティアイネンがやってくれましたよ。本当にあの山のないフィンランドでどうやって練習したんだ?とにかくめでたい。

 男子カーリング。…こっちは残念。でも銀メダルだし、カナダの恐ろしいショットには勝てん…。日本でもチーム青森の健闘で盛り上がっているカーリングですが、フィンランドではそれ以上に盛り上がっているのだそうだ。このニュースによると、フィンランド国民のほぼ全員が応援していたってことか?ハロネン大統領はトリノまで駆けつけて応援。力の入れ方が違うよ。フィンランドの国営放送YLEのニュース動画より、試合の様子等を。私もこれは何を言っているのかさっぱり分かりません。

 さて、見事決勝に勝ち進んだ男子アイスホッケー。ロシアを撃破しましたよ。決勝はなんとお隣スウェーデン。しかし、ロシアといいスウェーデンといい、昔フィンランドを支配していた国が相手なのは偶然か?ハイライトを観ましたがパックの動きが速すぎ。でもカッコイイ。

 あと、女子フィギュアのポイキオもかわいいが、キーラ・コルピがとにかくかわいい。夜中だったもので、生で演技を見られなくて残念。

 最後まで目が離せません。
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by halca-kaukana057 | 2006-02-25 22:09 | フィンランド・Suomi/北欧

ついに出る!ハンドパペット!!

 久々にクインテットの話題をば。3月1日、クインテットのキャラクターの、
ハンドパペットが出るんですって!!

 失礼しました。取り乱しました。詳細はNHKエンタープライズで。…か、可愛い。アリアさんとスコアさんについては手で動かしている動画もあります。何て可愛いんだ。しかしです、アキラさんのは無いのですか…。ちょっと残念。ピアノの上に置きたいと思っていたのに。各1260円。さて、どれにしようか。皆買うのは辛い。もうちょっと手に入れやすいファイルとかシールとか携帯ストラップとかも出してくれるといいのだが。

 あと、NHKの編成予定によりますと、4月から朝に「クインテット プチ」なるものが放送開始されるのだとか。つまり、「ゆうがたクインテット」ではなく、「あさがたクインテット」???コンサート中心なら嬉しいのだが。

 今日のフラットさんはかわいそうだ。あれだけ盛り上がっておいて、はっきりと招き猫は要らないだなんて。フラットさんも随分かっこよく歌えるようになった。先週の話だが、「花のまわりで」の、メンバーの後ろで回っているアキラさんに爆笑。

 そろそろコンサート新曲を期待したいのだけど…今年度はもう無い?あ、あと少しでDVDが出るんだった。



<全く関係ないがフィンランド@トリノ>
 ジャンプ団体、すごかった!アホネンも良かったがハウタマキの2回目、距離も着地も最高。オーストリアの怒涛のジャンプには負けたけど、スカッとした。岡部も2回目は良かったのにね。ラジオで実況を聴いていて、ようやくジャンプの点数の付け方がわかりました。
 調べてみたら、オーストリアの選手は随分若い。モルゲンシュテルンはまだ19歳。コフラーも21。4人のうち3人が80年代生まれ。若さの勝利なのかなぁ。
 ノルディック複合スプリント。マンニネン…16位。トップとは1分10秒差でスタート。W杯のように距離でぐんぐん追い上げられるか。コイヴランタ、タルスもこのままの順位を維持できれば。
 フィギュアは眠いので寝ます…。
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by halca-kaukana057 | 2006-02-21 20:48 | Eテレ・NHK教育テレビ


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


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