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私の音楽・ピアノの原点:「ブルグミュラー25の練習曲」をオーケストラで

 6月9日放送「題名のない音楽会」は、宮川彬良さんを迎えての回。ピアノ練習曲の定番中の定番「ブルグミュラー25の練習曲」特集。先月もルロイ・アンダソン特集をやっていましたが、今回はさらにパワーアップしたと私は見ました。なにせタイトルが
「バカにするなよブルグミュラー」

 なんと挑戦的で直球ストレートなタイトル。このタイトルを見て、「そうだそうだ!!」と拳を突き上げて全面同意しましたw

 観ていて、NHK教育「クインテット」のコンサートを思い浮かべていました。「クインテット」でも、「ブルグミュラー25の練習曲」の曲目がいくつも演奏されています。第2曲「アラベスク」、第14曲「スティリアの女」&第23曲「帰途」、第15曲「バラード」、第25曲「貴婦人の乗馬」。今回はこの中から、「帰途」以外を、オーケストラ編曲(+ピアノ)で演奏。「クインテット」コンサートをオーケストラ編曲にしちゃった!そんな感じで、嬉しくてたまりませんでした。「クインテット」が帰ってきたような気がして。3月末に終了して以来、思い出しては「終わっちゃって寂しい、残念、惜しい番組を…」と思ってきました。今回の番組を観ている間、何度「クインテット」カムバック…!と思ったことか。

 今回のオーケストラ編曲版、そしてアキラさんやブルグミュラーに詳しい音楽学者・西原稔さん、そして佐渡裕さんのお話を聞いていて、あらためてブルグミュラーの凄さ、楽しさ、魅力を実感しました。お話のあらゆるところで、「わかる、それわかる!」「そこ魅力ですよね」と相槌を打ってしまう。初心者向けだけどかっこよく聞こえる(簡単そうに見えるけど実は深い…これは私の視点)、曲が立体的、歌心がある、全ての曲にタイトルが付いていて親しみやすい・イメージしやすい…。
 また、アキラさん視点では、オーケストラをイメージして作曲したのでは、と推測。私も練習していて、この部分は弦(高音・内声・低音)、木管、金管、打楽器…とイメージすることが多かった。イメージすると、演奏しやすい。佐渡さんの音楽の基礎が詰まっている、にも同感。楽譜から音楽を読むことも、技巧も表現も、このブルグミュラーには詰まっている。

 お話のあらゆるところで「わかる!」と頷いてばかりだったのですが、「クインテット」では、編曲と演奏以外、説明は一切何もない。自分で練習した時は、楽譜などの解説も読みましたが、「クインテット」版の編曲や楽譜そのものから読み取れることを頼りに、どう弾いたらいいか、どう弾きたいかイメージして演奏していた。「クインテット」の、演奏・音楽そのものだけで、その楽曲の魅力や聴きどころを伝える力に、あらためて驚き、感服し、素晴らしい、本気の音楽番組だったのだなと実感しました。「クインテット」カムバック…!(2度目…って、これ「クインテット」の感想じゃない、「題名のない音楽会」の感想だ、自分よw)

 以前も書きましたが、私が「ブルグミュラー25の練習曲」と出会ったのは大人になってから。友人が弾いているのを聴いて気になり、その後「クインテット」で聴いて好きになり、自分でも演奏してみたいとピアノを再開。ピアノを再開したきっかけであり、私のピアノの原点である「ブルグミュラー25の練習曲」(+「クインテット」)。子どもも、大人も、初心者も、難曲を弾きこなすプロも、それぞれの立場で、それぞれのイメージで向き合い、進んでいける。それぞれの解釈がある。ブルグミュラーの魅力に再会、再発見した30分でした。



 以下、各曲の感想を。

○「アラベスク」
 ブルグミュラー25の練習曲で人気ナンバー1の第2曲。25曲ある曲集の第2曲でいきなり短調、しかも左手でメロディーを弾く部分もある、難しい曲でもあります。
 編曲は「クインテット」版と大体同じ。速いテンポで、ドラマティックに展開する音楽がかっこいい。冒頭「剣の舞」っぽいところがあると感じました。
 そういえば、同じく宮川彬良さん音楽担当で、同じ日曜の番組である(放送局は違いますが)アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」の戦闘曲「ヤマト渦中へ」もこんな雰囲気。アキラさんはこういう編曲が結構得意なんだなぁと感じます(「クインテット」の「マイムマイム」の編曲も凄かった)

○「清い流れ」
 この曲はピアノソロ、原曲そのまま。アキラさんのピアノソロ…これはあまりお目にかかれない。貴重です、保存版です。感激して聴いていました。カメラもっと手を写して!!と連呼もしていましたw
 アキラさんが仰っていた通り、この曲は本当に立体的。メロディーがいくつも存在する。どれがメロディーか自分で決めて、オーケストラや室内楽のような編成・編曲をイメージして演奏するのも楽しい。
 アキラさんの演奏は、テンポ遅め。楽譜の指定ではもう少し速いです。でも、ゆっくりめでも、清らかに流れる小川がイメージできる。テンポの速さで、どんな小川か変えることが出来る。遅くしても違和感がない。すごいなと思います。私はこのアキラさん演奏のテンポが好きです。

○「貴婦人の乗馬」
 演奏前の解説で出てきたアキラさんの歌…どうしてくれるんですか! もう「♪上下動~上下動~私は貴婦人~」にしか聞こえなくなっちゃったじゃないですか!!w「クインテット」のベートーヴェン「交響曲第5番」”運命”第1楽章(これは「どれみふぁワンダーランド」も)といい、モーツァルト「フィガロの結婚」序曲といい…まともに聴けなくなった曲が増えてしまった…しかもブルグ25…。
 これも「クインテット」版とほぼ同じ。トランペットも、シャープ君のあのまんま。オーケストラだと音色も多彩です。

○「スティリアの女」
 「クインテット」版では「帰途」と一緒に演奏されていましたが、今回は単曲で。ピアノもなしで。「クインテット」版とアレンジも色々と異なります。クラリネットの部分が弦になっていたり。そんな違いが、またちょっと違う味わいに。
 アキラさんの妄想想像が楽しい曲です。

○「バラード」
 トリは人気ナンバー2の「バラード」。私も大好きな曲です。解説で、「ピンクパンサーみたい」というのに笑いましたwでも、「葛藤し、自問自答する」…同感です。ブルグミュラーがどんな作曲家だったのかの解説で、シューマンが出てきましたが、シューマンのような狂気、と以前私はこの曲を読みました。シューマンの二面性を象徴する、活発で行動的な「フロレスタン」と物静かで瞑想的な「オイゼビウス」のような。
 「クインテット」版よりもゆっくりめ。「クインテット」版の方が少しテンポが速く、メリハリがあってよりドラマティックです。オーケストラなら、そのドラマ性をもっと劇的に表現できるのに、抑え目にしたのがまた面白い。抑え目にした方が内面の葛藤が感じられる、かな?
 最後の音も、楽譜では「sf(スフォルツァンド)」。強い音でジャーン!と終わるのですが、このオーケストラ版でも同じように。一方、「クインテット」版は弱音で消え入るように。「クインテット」版の終わり方が、張り詰めた緊張感を表しているようで好きだったのですが、オーケストラだとジャーン!と強い音で終わっても劇的。室内楽とオーケストラでの違いが面白いなぁ。


 観ていて、一緒に音を口ずさんだり、指を動かしたりしてしまいました。ブルグミュラー25を、ピアノを弾きたくなった。ずっと離れているのに。そんな気持ちにさせてくれるブルグミュラー25(+アキラさん編曲+「クインテット」)は、やはり私のピアノの、音楽そのものの原点です。

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私のブルグ25楽譜。まだ手をつけていませんが、「18の練習曲」も持ってます。いつか演奏したいです。

◇番組公式サイト:テレビ朝日:題名のない音楽会
 今回の裏話もあります。
 ちなみに来週は、ストラヴィンスキー「春の祭典」特集。今年初演から100年を迎えたバレエ「春の祭典」。初演後、その音楽や振付の前衛さ・斬新さに、パリの聴衆が大騒ぎ・大乱闘になったという「ハルサイ」。ちょうど100年にあたる5月29日、TwitterでNAXOS公式さんを中心に「ハルサイ」祭り(+中二病音楽祭り)をやっていたのですが、楽しかったです。
 ゲストに池辺晋一郎先生…ダジャレ警報発令ですw(…先生、どんどんやっちゃってくださいw

【過去関連記事】
ブルグミュラーと共に歩んで
ブルクミュラー25「バラード」を読む

・演奏録音置き場ブログ:Satellite HALCA:カテゴリー:ブルクミュラー25の練習曲
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by halca-kaukana057 | 2013-06-10 23:09 | 音楽

ピアノ録音置き場ブログ引越し完了しました +過去の演奏を聴いて

 ピアノの練習記録の演奏録音をアップしているホームページの容量などの問題で、HPの中身をSeesaaブログに引越しする作業を少しずつ、ゆっくりと続けていました。ようやく全て引越しが完了しました。

・引越し先:Satellite HALCA
 サイトタイトルは旧HPと一緒です。このブログのサブサイト=衛星=Satellite.元々人工衛星の名前が由来のHNだから、という理由もあります。

 引越しをしながら、かつての録音を聴いていました。聴きながら、苦戦してたんだよね…とか、自分結構演奏できるじゃないか(今は無理…)と思ったり。

 それ以上に思ったのが、「自分、とても楽しそうに演奏しているじゃないか!」ということ。特にブルクミュラー25の練習曲。苦戦した、練習が辛かった曲(「せきれい」や「帰途(再会)」)もありましたが、それでも楽しい気持ちはあった。楽しかった曲(「貴婦人の乗馬」など)は、楽しいという感情が伝わってきた。自分、ピアノを演奏するのが、音楽するのが好きだったんだな、楽しくてたまらなかったんだな、と。

 一体、どこでピアノから遠ざかってしまったのだろう。ソナチネアルバムか…?うん、ソナチネは簡単そうに見えて聴こえて、実際演奏するととても難しい。自分でもよくわかっていない。クレメンティのソナチネ7番op.36-1でさえ、音楽がつかめていない。あと、腕の手術をしたり、家のことで色々あったり…という間にピアノから遠ざかってしまった。

 あのブルグ25を演奏していた時のように、たとえ難しくて練習が辛いと思っても、最終的には楽しいと、音楽する喜びをかみ締めながら演奏したい。またピアノを弾きたい。演奏したい曲は色々ある。でも、がむしゃらに練習しても、また途を、音楽を見失ってしまうだろうなぁ、とも思う。ブルグ25を練習していた頃は、ブルグ25を全部弾くぞ、演奏するぞ!大好きなブルグ25にどっぷり浸かりたい、という気持ちがあった。では、ソナチネは…残念ながら、ない。嫌いではない。苦手ではある。どう付き合ったらいいかわからすにいるだけだ。ブルグ25の次はソナチネ、というコースを外れてもいいのかな。でも、そのうちソナタを演奏するようになったらソナチネは大事だろうし、古典派作品にとってソナチネは通る途だろうし、ソナチネの構成そのものから学べることもたくさんあるし…。困った。

 困ってはいますが、解決する方法を考え、どう実行に移したらいいかも考え中です。

 久々にピアノカテゴリの記事を書きました。カテゴリ倒れ、するもんか。
・過去関連記事:パリ左岸のピアノ工房
 この本を読んで、またピアノを弾けたらなと思ったのです。積読の本に、ピアノや音楽関係の本が。読むピアノ、読む音楽も面白い。
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by halca-kaukana057 | 2012-12-11 23:36 | 奏でること・うたうこと

例のアレ 今週の「クインテット」

 今日も「クインテット」絶賛放送中です!

 ドラマパートは「ナニは音頭」。下山啓さん作詞、アキラさん・宮川彬良さん作曲のオリジナルソングです。しかし、CDにもDVDにも入っていないというレア曲。後期の曲なのに…どちらにも入っていないなんて…。今からでも遅くない、童謡・唱歌やポップスなどの既製曲と一緒に、コンプリートBOX出しましょうよ。買いますから!きっと需要ありますから!

 いつものようにチェロを演奏しているスコアさん。演奏し終わって、「この曲の題名は何でしたっけ?」アキラさんも、フラットさんもアリアさんも思い出せない。楽譜を探すも…ここから、「ナニ」「アレ」と連発の会話。もう何がなんだかさっぱりわからないwでも、スコアさん・アリアさん・フラットさんの間では通じている…そんな3人を見てシャープ君、「どうしてナニだけでわかるんだ~!?」と叫ぶ…わかるw
 思い出せない時、ついつい使ってしまう「ナニ」「アレ」という言葉。そんな気持ちを歌にした「ナニは音頭」。「それそれそれそれ」の掛け声は、「ソレ」という意味も含んでいるん…ですよね?合ってる?合いの手の部分での踊りや、アキラさんのカットがノリノリでいいなぁ。

 パート3はクインテット絵描き歌。フラットさん編。食いしん坊のフラットさんにぴったりの、食べ物ばっかりの絵描き歌。何度聴いても可愛いなぁ。

 コンサート前、くしゃみを連発しているフラットさん。アリアさんも心配している。こんなにくしゃみをしていたら、演奏できない…?いや、根性で乗り切ります!と今日のフラットさんは強気の発言。いつもは「演奏できない…」なんて言いそうだけど、フラットさんもプロの演奏家。根性見せます!でも、くしゃみは止まらない。大丈夫…?

 コンサートは、ブルクミュラー「アラベスク」。「ブルクミュラー25の練習曲」の2曲目でおなじみの曲ですね。久しぶりな気がする。この編曲にはいつも驚かされます。原曲の鋭さを保ちつつ、更にドラマティックに。途中の、アキラさんのピアノのアルペジオが華麗です!
 久々に、ブルグ25を弾きたくなったなぁ。「アラベスク」は指がまわるかな…(自信ない

 コンサート後、再びフラットさんとアリアさん。くしゃみしないで演奏できました!と喜ぶフラットさん。アリアさんも喜ぶ。しかし、「クラリネット、どうだった?」「…自分の演奏に集中して、聴いてなかった」。アリアさん!!自分の音だけ聴いてアンサンブルはできないでしょう!?なんという発言。がっかりしたのかフラットさん、再び大きなくしゃみ…。あーあ…。
 コンサート後の寸劇もあると嬉しくなる。シャープ&フラットのご飯を炊いたのとか、たまごかけご飯とか(ご飯多いw)。あと、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の演奏後、幕が下りてその幕の内側…演奏後のクインテットメンバーが写るアレ(またかよw)。アキラさんが皆をねぎらうような笑顔が眩しい。

*****

 ここからはおまけ。+α。先週、今週は彬良さんが音楽を務める「宇宙戦艦ヤマト2199」音楽ウィークだと書きました。今日のコンサートイベント「ヤマト音楽団大式典」、行かれた方でここを読んでいる方はいらっしゃるかなぁ?検索したら、とても盛り上がった模様。何よりです。大式典の模様をノーカットでDVD・BDにして発売してくれないだろうか…。欲しいよ、買うよ。

 そして、「ヤマト2199」サントラ第1集も発売。発売日前日に売り出したところもあったのが…その前日の間に完売したところもあるそうで…。現在は品薄状態。凄いな…。私はネットで注文、発送の翌々日というゆっくりペースで到着。聴きまくっています。

宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック Vol.1

TVサントラ / ランティス


 で、「ヤマト2199」サントラと今日の「クインテット」を観て見つけた、共通点が。音楽が彬良さん…だけじゃありません。

・「アラベスク」と「ヤマト渦中へ」の雰囲気が似ている。
 「ヤマト渦中へ」…ファンの間では「ブンチャカヤマト」とも呼ばれている、「2199」での新曲。以前、私の「ヤマト2199」感想で、”「宇宙戦艦ヤマト」テーマを「ズンチャズンチャズンチャズンチャ…」のリズムに乗せた曲”と書いたアレです(ここでアレを使う…w)。私も大好きな曲です。聴いたことがない方は、アマゾンなどで試聴できるので聴いてみてね。この曲の雰囲気が「アラベスク」クインテット編曲版に似ていて、「あ、ヤマト渦中へに似てる…」と感じました。リズムの取り方とか、音の鋭さが似ているからかも。

・「クインテット」演奏者が「ヤマト2199」にも!
 「2199」サントラのライナーノートの最終ページに、演奏者一覧があります。サントラCDで、演奏者一覧は必ずチェックします。その中に、「クインテット」の演奏を担当していた方も何名かいらっしゃいます。代表は、シャープ君のトランペット・西村浩二さん。パーカッションの中村祐子さん。他にも「クインテット」CDの演奏者一覧にお名前が載っている方が何人も。嬉しいですねぇ。ヴァイオリンやチェロなどの弦セクションは、”篠崎正嗣ストリングス”と書かれていたので、その中に誰がいるのかわからないのが残念…。「クインテット」の演奏には参加していませんが、アンサンブル・ベガのヴィオラ・馬渕昌子さんは篠崎正嗣ストリングスに参加していたこともあるので、もしかすると参加しているかも(あくまで予想です)。
 「2199」サントラを聴いていて、このトランペットはもしや西村さんかな?と予想してみたり。
 あと、届く前はこの方も参加しているんじゃないかと予想もしてました。外れました。これ以上は「ヤマト2199」サントラで別記事書いたほうがいいですね、そうですね。

 ということで、「ヤマト2199」だけど、今週は「クインテット」で記事を締めくくれたぞ!w
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by halca-kaukana057 | 2012-11-10 22:47 | Eテレ・NHK教育テレビ

あしたに向かうための、夕方の10分間 今週の「クインテット」

 11月第1週の「クインテット」です。忙殺の毎日の、休息と元気チャージの10分間です。

 ドラマパートは「あした」。この歌、大好きなんです。「クインテット」オリジナル曲は好きな作品ばっかりですが、この「あした」は特に好きなもののひとつ。歌詞にグッと来ます。
あしたは今日のくりかえし あしたは新しいはじまり
あしたはどうなるの あしたが待ち遠しい

 まずこの冒頭の部分。明日という日は、日付は変わるけれども、今日と繋がっている。よほどのことが無ければ、今日の繰り返し。仕事も家事も、勉強も、繰り返し、繰り返す。でも、その日付が変わることが、新しい何かが始まるのではないかという期待を持たせる。まだ見えない明日。不安もあるけど、期待は膨らみます。
 そして最後の部分
きっと あしたはうれしい日
もっと あしたは楽しい日
あしたまで がんばろう
あしたこそ がんばろう
あしたから がんばろう
あしたまた がんばろう

 微妙に変わってゆく歌詞が巧いなぁと思います。今日は、落ち込むことが多い日だった人は、明日こそ、明日また、と思う。新しいことをこれから始める人は、明日から。今日はまだ終わらない、明日も続けることがある人には、あしたまで。それぞれの人にとっての、それぞれの明日。どんな状況に置かれていても、その明日へ向かうために…。マーチのリズムとホ長調の調性も、希望を感じさせてくれる。この歌を聴いていると、元気が出ます。ついついテレビの前で口ずさんでしまいました。途中のスコア&フラット、アリア&シャープの輪唱コーラスもうまい。アリア&シャープのパートはやっぱり難しいです。

 パート3は「ちょっと」。おお、久しぶり。「ちょっと」という微妙なニュアンスの言葉で遊んだ、可愛い歌です。これも大好き。ドラマも「ちょっと」「ちょっと」と連呼して楽しい。同じ系統では、「ナニは音頭」も。「ナニは音頭」、CDにもDVDにも入っていないんだよなぁ…。結構あるんだよなぁ、オリジナル曲なのにCDにもDVDにも入っていないものが。補完しませんか?補完しましょうよ!!

 コンサート前の、フラットさんの目薬ネタは今年度2回目だった気が。コンサート前のコントが2回目なのは初めてかも。

 コンサートはブルクミュラー「スティリアの女・帰途」。ピアノ初級者向け練習曲・ブルクミュラー25の練習曲より、第14曲「スティリアの女(シュタイヤー舞曲)」、第23曲「帰途(再会)」の2曲を続けて。ブルグシリーズ来ました!!ピアノで、当時ブルグ25に取り組んでいた私。「スティリア」も「帰途」も、やはりこの「クインテット」版を聴いてますます演奏したくなった曲です。「スティリア」はクラリネットやシロフォンの音色を結構イメージして練習していました。途中転調する部分は、ヴァイオリンの音の伸びやかさを意識して。この曲を聴くと、練習していた頃を思い出します。…今、弾けません。
 一方、「帰途」。「クインテット」版を聴いてカッコイイなと思ったはいいが、同音和音連打に非常に苦労しました。大変だった。苦労したなぁ、ここが弾けなかったんだよなぁと思いながら聴いていました。今は勿論、弾けません!w 17小節目からの低音がメロディーになる部分は、チェロが映えますね。

 「クインテット」でますます惹かれたブルクミュラー25.せっかく全曲制覇したんだし、演奏し続けていきたいな。私にとって、私とピアノにとって、ブルグ25と「クインテット」は欠かせない、無くてはならなかった存在ですから。ブルグ25と「クインテット」に出会わなかったら、ピアノを再開していなかった。ブルグミュラーと「クインテット」のおかげで、子どもの時とは違うピアノ演奏の楽しさを味わえました。本当に感謝しています。さぁ、練習練習。

 で、このプログラム…完全に夕方向けですね。夕方放送が無いこの寂しさよ。ええい、録画を夕方に観ればいいんだい!ちくしょー!来年度は夕方放送復活でお願いしますNHKさん!(勿論、来年度も再放送続きますよね、続きますよね、続きますよね<強調
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by halca-kaukana057 | 2011-11-05 21:58 | Eテレ・NHK教育テレビ

後ろ向きシャープ君&ブルグ25の魅力 今週の「クインテット」

 今週の「クインテット」です。月曜、サッカー女子ワールドカップで日本・なでしこジャパンが優勝。祝・世界一!ということで、「めざせワールドカップ」が放送されたらいいな、と思っていたのですが、叶いませんでした。「めざせワールドカップ」の回は、歌も物語も大好きです。サッカーもトランペットもどちらも大好きなシャープ君の気持ちが、よくわかります。さぁ、男子も女子も、目指せワールドカップ!

 では本題。ドラマパートは何だったのかというと、「つまんない歌」/「花火」。花火大会が中止で、つまんないとぼやくシャープ君。シャープ君はいつもはハイテンションでポジティヴ、楽天家。たまにフラットさん並みにネガティヴになることもありますが、基本的には好奇心旺盛で、何でも器用にこなし、楽しんでしまう。しかし、「つまんない歌」の歌詞…ネガティヴとはまた違う次元で、とても後ろ向き!ひたすら「つまんない」を連呼し、「おもしろいことする気もない」とやる気もない。後ろ向き過ぎるシャープ君、とても珍しいです。スネアの演奏はしっかりとしているけど、表情が…だるそうに見えるw歌の途中、ちらりとアキラさんが映ったのですが、アキラさんはとても楽しそうw他のメンバーもいつも通りに演奏している。なんだこの差はw

 ところで、この「つまんない歌」は、つまんないとぼやくシャープ君の気分を変えるために何か演奏しようということになり、アキラさんがこの楽譜を皆に手渡していた。アキラさん、シャープ君の心情を即座に読んで作曲した、ということか?オリジナル曲でなくても、メンバーの心情を即座に読んで、アキラさんが演奏を始めるということがよくあります。先日の「追憶」での管楽器コンビの空気読めないぶりは酷かったですが、アキラさんの空気読みは物凄いのかも…。

 ますますやる気を失ってしまったシャープ君。気分を変える曲は無いのか…とスコアさんが提案したのが、「花火」。花火大会の季節が近づいてきましたね。今年は、ぱーっと明るい花火で、夏を楽しみ、元気になりたいです。私も地元の花火大会に、久々に行ってみようかな…。

 先週もアリアさんの「楽器の話」でしたが、今週も「楽器の話」来ました!深海のサキソフォン。テナーサックスの音色が、まさに深海で揺らめくほのかな光。その深海魚のサキソフォンが奏でているのは、恋の歌…。サックスらしいですねぇ。カッコイイですねぇ。演奏は、サックスといえばこの方、平原まことさんかな。

 コンサート前には、スイカと地球を冷やそうネタが。花火にスイカ、夏ですねぇ。

 さて、コンサート。ブルグミュラー「バラード」です!ブルグミュラー25の練習曲op.100より、第15曲目。ブルグ25は、私の大好きな練習曲集(個人的には、練習曲というくくりで捉えたくない)。「クインテット」で更にその魅力に取り付かれた作品集です。「バラード」のドラマティックな展開が、クインテットアレンジで更にドラマティックに。ブルグ25を練習している時、クインテット版「バラード」が放送され、この曲を早く弾きたいと思い、取り組めた時はとても嬉しかったですし、練習も楽しかったです。練習している時も、クインテット版アレンジを意識した表現にしてみたり。ブルグミュラー25シリーズをはじめとする、「ソナチネ7番」や「エリーゼのために」「チョップスティックス」などのピアノ初級者向け作品をコンサートで、アレンジで新たな魅力を見せてくれるのは、本当に素晴らしいと感じています。(多少誇張表現ありですw)

・私の「バラード」演奏:ピアノ録音置き場ブログ:ブルクミュラー25「バラード」

 しかし、「クインテット」で取り上げて欲しいブルグ25作品は、もっとあったなぁ。「すなおな心」、「タランテラ」や「天使の合唱」、「バルカロール(舟歌)」、「つばめ」…。ああ挙げたらキリが無い…。

*****

 さて、ここからは”今週の「クインテット」+α”(いつの間にそんなものを作ったんだw) ヤマハのサイトに、アキラさん・宮川彬良さんのインタビューがありました。

ヤマハ株式会社|音楽情報・サービスファミリーアンサンブル:プロの演奏家は、本物の家族のようなアンサンブルを目指している 宮川彬良さん

 アキラさんが、アンサンブルについて、編曲について、”家族で”演奏すること(お父様・宮川泰さんとのエピソードも)、そして「クインテット」のことも語っておられます。とてもいいインタビューで、読んでいて楽しくなりました。ヤマハさんGJ!!ちょっと引用します。
プロのアンサンブル集団は本物の家族じゃないけど、本物の家族のような演奏を目指しているわけで、家族であれば自然にできることがあるんです。だけど、義務であると思った瞬間に良さが消えてしまう。僕は「クインテット」を8年間やる中で、1回だって仕事だと思ったことがない。だから続けられたんだと思います。楽しい遊びだと思っていたから1回も嫌だと思ったことがなかったですね。

 ああ、「クインテット」(アンサンブル・ベガ+フレンズ)の演奏に惹かれる理由は、ここに合ったのかなぁと感じました。家族で演奏する、という経験が無いので実感としてはわからないのですが、息を合わせようとしなくても、自然に合う。一体感がある。それを目指して、演奏・収録してきたのだなぁ、と。そして、仕事ではなく「楽しい遊び」だと思って作られた番組だから、音楽にも脚本にも、楽しさ、豊かな喜怒哀楽が満ち溢れているのだなと感じました。
 また、編曲についても、演劇のように編曲する。演奏者も役者のように。”舞台音楽家”ならではの考え方だなと感じます。

 ちなみに…、編曲については、この本にもっと詳しく、興味深いことが書いてあります。

編曲の本

日本作編曲家協会 / ヤマハミュージックメディア


 以前ピアノ練習記事で書いた、音楽に関する本を読んで和音・和声の勉強を始めた…きっかけがこの本でした。服部克久さんが中心となって、現代日本を代表する作曲家の方々が作編曲について、音楽についてを語っている本です。メンバーが豪華すぎて凄いです。図書館で是非どうぞ。アキラさんも、編曲のテクニックを詳しく語っています。さらに詳しくは、ピアノ練習記事で書こうかな?
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by halca-kaukana057 | 2011-07-23 23:19 | Eテレ・NHK教育テレビ

挑戦からの逃避

 PC復旧後初のピアノ練習記録です。が、あまり練習は進んでいません。

【ソナチネアルバム】
◇クレメンティ:7番 Op.36-1 第1楽章
 いまだに練習しているこの曲…。なめらかに弾けないのです。指くぐりのあるスケールでは高い確率で転ぶし、左手の伴奏はロマン派のような音になってしまう。どうしたらいいんだこの曲。一旦終わらせて、あとでまた取り組むことにしようか。この曲のことを考えると、頭が痛いです…。

◇第2楽章
 というわけで、2楽章にも進んでみる。ゆったりとしたテンポで、第1楽章よりも弾きやすい。でも、問題がひとつ。3箇所トリルが出てきます。トリルには初めて取り組みます。聴いた音源をもとに、「こんな感じかな?」と試行錯誤中。それで合っているのかどうかもわからない。独学とはいえ、これは自分だけではどうにかできる問題ではないかもしれない。そのうち、トリル部分だけ録音して、アップしてみます。ご指摘よろしくお願いします。


【ブルグミュラー25・おさらい】
◇7:清い流れ
 ゆっくりと練習中。さらさらと、ささやくように弾きたいのだが、まだベタベタ。右手ももちろん大事なのだが、ソレソレの繰り返しの左手もべたべたにならないように注意しないと。問題は曲調が変わる9小節目から。右手と左手のつなぎのタイミングが悪い。フレーズのまとまりも意識できておらず、ただ「弾いているだけ」になってしまっている。どこで息継ぎをするのか、曲の流れが変わるのか、意識して。

 プレ・インベンションは次どこに進もうか考え中なのでお休み。また、新しい曲を始めたいとも思っている。しかし、よさそうな曲を見つけても、ちょっとでも難しい部分があると「無理…」と思って逃げてしまう。新しい曲に挑戦することに、臆病になっている。初めて弾く曲なのだから、わからない部分、難しい部分が出てきて当然。それなのに、それから逃げようとしている。傷つきたくないのだろう。そういうのを乗り越えてこそ、新しい曲に取り組む楽しみがあるはずなのに、その楽しみよりもリスクのことばかり考えてしまう。その一方で、新しい曲に進んでいる人を見ると焦っている。自分は自分、マイペースマイペースと思いつつも、自分はどうしよう、どこへ進んだらいい?と悩んでいる。目の前にあるのはどうしようもないソナチネ7番。この頃、ピアノの練習に楽しみを感じられなくなってきた。ピアノに向かう時間が減っている。さて、どうしたことか。


 この歌を聴いていると、こんな気持ちで、夢中になってピアノに向かいたいと思う。楽器は違うけど、音楽を楽しみたいという気持ちは同じだと思うんだ。
 以前何回か話題に出したアニメ「けいおん!」キャラソンより。
「けいおん!」キャラクターイメージソング・平沢唯(CV:豊崎愛生):ギー太に首ったけ
Let's Try 無口すぎるキミ 饒舌に変えてあげるよ
生かすも殺すも ただ私の腕しだい

 「生かすも殺すも ただ私の腕しだい」…心に突き刺さる歌詞だ。
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by halca-kaukana057 | 2009-09-09 21:27 | 奏でること・うたうこと

音の粒を揃えること

 前回のピアノ練習記事「ソナチネはごまかせない」から約3週間。未だにクレメンティのソナチネ7番op36-1第1楽章から抜け出せずにいる。音のひとつひとつが雑で、粒が揃わない。スケールが荒っぽく、流れるような音が出ない。少し速度をあげると、すぐにつまづいたり、よろけたり…。散々です。本当に難しいよソナチネ、古典派…。適当なところで終わらせようかと一度考えたこともありましたが、ここでテキトーに終わらせたら、後で後悔すると思う。あとあとモーツァルトのK545や、ベートーヴェンのソナチネなどではもっと力を試されると思う。ここはソナチネ、古典派の入り口なんだから、徹底的にやってみよう。今はそんな気持ちでいます。もうやるだけやってやる。



 一方、「プレ・インヴェンション」はテレマンシリーズの最後、リゴドンを仕上げ。この曲も音が雑に、荒っぽくならないように丁寧に演奏することが求められる曲。こちらも苦労しました。
テレマン リゴドン ピアノ録音置き場ブログに飛びます。
 たった25秒の曲なのに…集中力の高さが求められていると感じました。粒が揃っていないところがありますが、あの波のような16分音符の連続をこの速度で弾くのは、私にとってきつい。一旦ここで切り上げます。



 もうひとつ、ブルグミュラー25のおさらい。第6曲「進歩」。これも、両手の音と粒を揃えて弾くのが難しかった。でも、後半部分の左右の追いかけっこが楽しい。
進歩 同じくピアノ録音置き場ブログに飛びます。

 以前の記事「新しい気持ちで…のはずが」で、2小節目にはクレッシェンドが付いているのに、6小節目には付いていないことが何を意味しているのだろうと疑問に思っていた。多分、2小節目はその後3小節目を盛り上げるために、2小節目でクレッシェンドしておく。一方、6小節目は次の7小節目ではなく、8小節目をより強く盛り上げるために抑え目に弾く…のではないだろうか、と読んだ。
 以前の記事では、子どもたちが兵隊さんごっこをして遊んでいるような曲…と書いたのだが、後半部分を聴いていると、この追いかけっことその音の響きを純粋に楽しむ、それだけでもいいと感じるようになった。
 ブルグおさらい、次は「清い流れ」。…来ましたよ、難曲が。でも、この曲は本当に美しい曲だと思う。美しく演奏できるように頑張ろう。
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by halca-kaukana057 | 2009-08-09 21:03 | 奏でること・うたうこと

新しい気持ちで…のはすが

 ブルグミュラー25をコンプリートしましたが、ピアノの道は終わりません。ソナチネアルバム1に進みました。しかし、この頃練習が思うように進みません。…ただ単に別なことに夢中になって、練習がおろそかになっていただけです。白状します。…ニコニコ動画などで笑えるアニメMADを観まくってましたorz こういうものは一度ハマると、なかなか抜け出せなくなります。中毒症状…。いかん、そろそろ気を入れ替えて、ピアノにも向かうことにしよう。時々観て大笑いしてストレス発散するぐらいなら、いいんですけどね…。

【ソナチネアルバム1】
◆クレメンティ op.36-1 第1楽章
 「ソナチネ7番」として「クインテット」でも演奏されているあの曲です。「クインテット」で聴いて、とても楽しそうな曲だなぁと思っていました。「クインテット」での演奏の終盤、アキラさんがソロで演奏する部分の音色と、その楽しそうな感じが強く印象に残っている。楽譜を見ても結構簡単そう?

…そう簡単にはいきませんでした。

 この曲、まずソナタ形式になっている。ソナチネ=小さなソナタなのだし。短い曲の中に、第1主題-第2主題-展開部-再現部と提示されていく。ソナタ形式に関して、これまで漠然とした知識しかなかったのだが、これからは演奏する立場からこの形式も意識する必要があるようだ。ブルグミュラー=ロマン派の作品とはまた違う弾き方になるのだな。まずはこれを意識して、読み込もう。
 もうひとつ、簡単なんだけれども、音域が結構広い。左手も簡単なようであっちこっち移動する。その移動に慣れるまで大変だった。そしてスケール。よくスケールが出てくる。「貴婦人の乗馬」と繋がっているみたい…。時代も形式も全然違うのに。

 演奏していて、ブルグミュラーの方が楽しかったかなぁ…と既に懐古の気持ちが出てきてしまっています。他の曲を見てみると、とても難しそうに見える。ソナチネ…大丈夫かなぁ。心配にもなってきました。まだソナチネの魅力に気づけるほど弾き込んでいないのもある。先を悲観しすぎず、今取り組んでいる作品に集中して、気長に付き合ってみよう。人間関係でも相手のことはすぐにはわからない。音楽作品も同じはず。


【プレ・インベンション】
◆15:リゴドン/テレマン
 「プレ・インベンション」も進みます。またまたテレマンで、「リゴドン」。ターンのような16分音符が何度もあるのですが、ここに苦戦。しかも、アレグレット。これは大変。なかなか指が動きません。バロックも簡単そうに見えて、いざ弾いてみると指が動かないという曲が多い。これもそんな曲です。とにかく、弾いて弾いて慣れるしかない。この16分音符を軽やかに弾ける様になるのはいつだろう…。


【ブルグミュラー25】
 コンプリートしましたが、おさらい続行。やっぱりブルグは楽しいなぁ。なかなか離れなれません。

◆6:進歩
 これまたスケールの練習曲。でも、スケールだけでなく後半の不思議な両手での追いかけっこも面白い。

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2小節目と6小節目に注目。2小節目にはクレッシェンドが付いているのに、6小節目には付いていない。何故?この違いが何を意味しているのだろう?まだ模索中。

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9小節目から16小節目までの後半部分。両手で追いかけっこ。アクセントの付け方がポイント。その後、13小節目からはスタッカートとスラーでどう音を繋いでいくか。楽譜を良く見ないと変なところでスタッカートをつけてしまう。右手に集中しがちだけど、左手も歌って。16小節目は鐘の音みたい。
 この曲をCDで聴いたり、弾いてみて小さな兵隊さんの行進をイメージした。兵隊さんごっこをしている子どもたち。全音の楽譜では「進歩」と訳されていたのに対して、音友の楽譜は「前進」。そこからもイメージした。ちなみに、原題「Progres(プログレス)」と聞くと、ロシアの無人宇宙船「プログレス」を連想します。関係ないです、すみません…。

 そのうち、「18の練習曲」にも挑戦したいです。まずは楽譜とCDを手に入れよう。

 あと、今度こそ「エリーゼのために」もおさらい中。滑ってばかりで、なかなか優しいしっとりとした音が出ません。完成するのはいつのことやら。

 とにかく今は気長に新しい曲に取り組み、その魅力に気づくことを優先。いいスタートを切ったとは言えないけれど、マイペースで。
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by halca-kaukana057 | 2009-06-27 18:08 | 奏でること・うたうこと

ブルグミュラーと共に歩んで

 「貴婦人の乗馬」を終え、「ブルグミュラー25の練習曲」25曲全て終えることが出来ました。終わったとはいえ、終わった実感がまだ沸きません。今もピアノに向かうと、ブルグミュラーを演奏してしまいます。ブルグミュラー25を終えて、感じたこと、考えたこと、学んだこと、思い出話などを語ってみようと思います。

 ブルグ25を始めたのは、2004年春(途中ブランク1年ほど有り)。子どもの頃にやめたピアノを再開する時、大学時代の友人が演奏していたのと、NHK教育「クインテット」でも演奏されていたのを聴いて楽しそうだと思い、ブルグ25から始めました。
*その辺の詳しい過去記事:私とピアノとブルグミュラー(2006.6.10)

 この時、ブルグ25を選んで正解だったと思います。ブルグのよさといったら、なんと言ってもその曲想の豊かさ。25曲全てにタイトルが付いていて、そのイメージを膨らませやすい。曲調もバラエティに富んでいて、元気で明るい曲、のんびりした朗らかな曲、悲しげな暗い曲、ドラマティックな激しい曲…。子ども向けの練習曲集なのに短調作品が比較的多めであることも、特徴のひとつだと思う。様々な曲想と、曲の中に織り交ぜられた技巧の練習。練習曲なのに練習曲と思わせない。ブルグミュラーの良いところだと思う。

 私にとってブルグミュラー25は、イコールピアノだった。ブルグミュラーを通して、ピアノ・音楽を演奏することとは一体何なのか、考えるようになった。子どもの頃、ピアノ教室に通っていた時は間違えない演奏がいい演奏だと考えていた。大人になって再開して、ミスタッチしないことだけがいい演奏だとは思わなくなった。自分がその作品から何を感じたのか、その作品の背景にあるものは何か、その作品をどう解釈して、どう演奏したいのか…。そのために、どんな表現が求められるのか。どんな音色をピアノから引き出せばいいのか。そんなことを考えるようになった。実践する場は、ブルグミュラー。ブルグミュラーはそれを実践するのにちょうどいい曲集だった。タイトルは付いているけど、解釈の幅は広い。CDやネット上の演奏を聴くと、人それぞれ違った演奏をしている。解釈や表現を自分なりに考える面白さを教えてくれたのもブルグミュラーだった。

 ブルグミュラーを練習し続けて、楽しかったことばかりじゃない。苦しかったことも辛かったこともある。特に私の場合、独学であることをコンプレックスに感じていた。技術的な壁にぶち当たって、独学では無理なのかと思うことも何度もあった。そんな時はレッスンに通い、サークルやオフ会などで仲間を作り、「ピアノ対自分」だけではない、「ピアノ対自分対他者(師や仲間)」である人たちが羨ましく、心を閉ざしたこともあった。でも、ピアノ・音楽を演奏する・楽しむ際の形態に、万人に当てはまるベストな形態はない。それ以上に、独学でも「ピアノ対自分」でも、とにかく音楽に触れていたい、ピアノを演奏し続けたいという想いは変わらなかった。とにかくブルグミュラー25だけは全曲演奏したい。どれも個性的で、魅力的な25曲の作品たちを、全曲演奏したら見えてくるものがあるんじゃないか…。そう思い続けてきた。

 ブルグミュラー25を全曲演奏して感じたことは、音楽は自由だということ。楽譜という基準はあるけれども、それをどう解釈するかはその人次第。イメージを膨らませ、そのイメージをかたちにする演奏をひとつひとつ作り上げることの楽しさと難しさを感じている。
 そして、音楽する気持ちは誰にも止められないということ。独学だろうと、偏りやこだわりがあろうと、それはその人が選んだ道だ。誰もとがめたり、文句を言うことは出来ない。そういう意味でも、自由だ。

 ブルグミュラーは私にとって、ピアノの基本であり、親友であり、恩師である。全曲演奏し終わったが、また何度でもここに戻ってくるだろう。他の曲集や作品に取り組んだ後、ブルグを演奏してみたらまた違う発見があるかもしれない。実際、一度演奏し終わった曲をおさらいしてみて、色々な発見があった。ブルグミュラーは何度でも新鮮な気持ちにさせてくれる。

 ブルグミュラー25は終了した。でも、私のピアノ・音楽の道は終わらない。まだまだ、ここからが始まりだ。この先には広大な世界が広がっている。今、そのスタートラインに立ってどこへ進もうか迷っている。でも、どんな方向に進んでもブルグミュラーで学んだことは活きて来るはず。離れても、ずっとそばにいて欲しいなと思う。私にとっては、愛おしい存在でもあります…。

 沢山の音楽の楽しみを教えてくれてありがとう。


******

 せっかくなので、ブルグミュラーでランキングしてみる。

○好きな曲ベスト5
1.16:甘い嘆き(小さな嘆き)
2.15:バラード
3.1:素直な心
4.25:貴婦人の乗馬
5.24:つばめ
 
 一番好きなのが「甘い嘆き」。大人っぽい響きが大好きです。2位は「バラード」。暗と明、狂気と喜びが入り混じった不思議な感覚。癖になります。「素直な心」は最初弾いた時はあまり好きではなかったのだが、おさらいして好きになった。「貴婦人の乗馬」は楽しいの一言。「つばめ」も意外と好きです。
 次点では10:「やさしい花」、14:「スティリアの女(シュタイヤー舞曲)」、19:「アヴェ・マリア」、22:「舟歌」、3:「牧歌」も。ベスト10にすればよかったかな。


○苦手な(苦労した)曲ベスト5
1.11:せきれい
2.23:帰途(再会)
3.18:気がかり(心配)
4.21:天使の声
5.20:タランテラ

 なんと言っても苦労したのが「せきれい」。あのすばやいスタッカートの難しさといったら。同じ部類に入るのが「帰途」。好きな曲ではあるのですが、苦手です。この2曲を練習中、独学コンプレックスが非常に強くなり、かなり落ちこむことがありました。「心配」は息つく暇も無い。「天使の声」も好きなんですが、アルペジオの雰囲気を出すのが難しかった。「タランテラ」も好きなんだけど…速いパッセージの曲は苦手です。

 以上、ランキングでした。また時間が経てば変わるかも。

 最後に、ブルグミュラーの魅力について語っているピティナの連載「みんなのブルグミュラー」から、第9回の文章に共感したのでリンクを貼っておきます。
ピティナ:みんなのブルグミュラー:連載:第9回 鳴り響きの可能性~1/25曲×∞
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by halca-kaukana057 | 2009-06-13 22:08 | 奏でること・うたうこと

のんびりピクニック 「貴婦人の乗馬」

 一作品集中練習中のブルグミュラー25「貴婦人の乗馬」。苦戦もしましたが完成しました。

 やっぱりこの部分が難しかった。とくに37小節目から。
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38~39小節目にかけて、転んでしまうことが多いです。

 最初この曲を練習し始めた時は、「ベルばら」のオスカルのような気品ある凛とした貴婦人が巧みに馬を操る、馬術競技のような場をイメージして練習していた。ところが、練習を重ねるうちにだんだんイメージが変わってきた。気品ある凛とした貴婦人であることは変わりないのだが、カッコイイ馬術競技ではなく、森・丘陵地を馬に乗ってピクニックしているイメージになってきた。一人だけではなく、2人?32小節目からは小川を渡っているのかな?
 私の演奏のテクニック・表現の限界(もしくは得意不得意)もあるのだろう。YouTubeなどにアップされている演奏を聴くとテンポが速めの演奏が多いが、私はちょっと遅めの方が好みなので、演奏速度によるイメージもある。ピンと張り詰めた雰囲気よりも、のんびりとした雰囲気の方が私にとっては演奏しやすいし、イメージしやすく、楽しい。
 ということで、私なりの「貴婦人の乗馬」を追求したら、こうなった。

貴婦人の乗馬 完成版録音ver.2,3,4です。


 3つの録音をアップしてみました。もっとダイナミックな演奏が出来ればよかった。38~39小節目の部分も転んでいる。そんな反省もありますが、苦戦していた最後のスケールは克服。やればできるじゃないか。

 と言うわけで、「ブルグミュラー25の練習曲」はこれにてコンプリートです。終わった…んだな。終わったという実感がわきません。あまりにも長い時間をかけすぎたので、私にとってピアノとは、ブルグミュラーを意味するほど。ブルグミュラー25を終えて思うこと、ブルグから学んだことなどのまとめは、また別記事にして語ろうと思います。近日公開予定。

 ブルグが終わって、次はソナチネか。まずはクレメンティのソナチネ7番だ。
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by halca-kaukana057 | 2009-06-09 21:34 | 奏でること・うたうこと


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