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冬のヒトコマの切手 冬のグリーティング切2016特印(手押し印)

 久々のブログ更新です。諸事情により、ネットにあまり時間をかけられない状態にあります。海外ラジオでのオーケストラ、クラシックコンサートのオンデマンドを聴く時間も、趣味も何も返上、我慢しての多忙な毎日です。読んだ本の感想も書けません。
 落ち着いたら、また元のようにブログ更新したいです。それまでは、激減不定期更新です。

 今日、郵便局に行く時間は何とか持てたので行ってきました。今日はこの切手の発行。
日本郵便:グリーティング切手「冬のグリーティング」の発行

 毎年恒例の「冬のグリーティング」切手です。このシリーズは好きで、毎年買ってしまいます。デザインもいいんだ。今年もいいデザインです。
 発行日に行かないと、これをもらえない。
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 特印です。お鍋にほかほかのシチューです。あたたかくて美味しそうです。冬の楽しみの一つです。

 特印は、今回は押印機印も郵頼しました。また後日続報記事を書きます。
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by halca-kaukana057 | 2016-12-02 20:51 | 興味を持ったものいろいろ

イギリス四季暦 春夏篇/秋冬篇

 図書館でシャーロック・ホームズやシェイクスピアについて調べていたら、イギリスの文化や自然・風習のことも調べ始めて、この本を読んでいました。

イギリス四季暦 春夏篇
出口保夫:文、出口雄大:イラスト/中央公論社・中公文庫/1997

 3月から8月が春夏篇、9月から2月が秋冬篇と2冊に分かれています。優しい色遣いのイラストと、イギリスの四季の自然やイギリスの人々の生活風景が書かれています。

 北欧、特にフィンランドに興味を持って、その自然や人々の暮らし、文化などに惹かれてきましたが、イギリスも惹かれる。イギリスも北欧とはまた違う(同じ北欧でも緯度の範囲は広いので、国・地域によって違いはあります)。日本よりも北にあり、北国に属するイギリス。北国生まれ北国育ちの私が惹かれないわけがなかった。日本の北国とは違いはありますが、季節の変わり方や植物などに共通点もあるなと感じました。

 ロンドンらしいのは、雨と霧。傘よりもレインコート。紅茶の話がよく出てきますが、雨が多く涼しいので、あたたかい紅茶文化が浸透しているのかなと思いました。あくまで予想です。北欧もコーヒー消費量が多い。読んでいると、あたたかいミルクティを飲みたくなります。ちゃんと淹れたものを(うまく淹れられない…)

 イギリスの文化や暮らし、季節の風習はキリスト教に基づいている。ここはやはりヨーロッパなんだなと感じた。クリスマスだけでなく、イースター(復活祭)や11月のハロウィンも。クリスマスとイースターは期間と規模が違います。

 自然では鳥のこともよく書かれています。ロンドンは大都市ですが、ハイド・パークなどの大きな公園もあり、緑も多い。人々の暮らしは主にロンドンのことが書かれていますが、スコットランドのことも。冷涼な荒野にヒースが茂る様を想像してしまいました。印象的だったのが、春夏篇では「ちいさな紳士の贈り物」、秋冬篇では「フォート・ウィリアムの宿」やはり人との触れ合いは心に残ります。

 薄めの文庫本なのでさらっと読めます。もう少しイギリスの文化についても書いてあったらいいのになと思いましたが、9月のところにプロムナード・コンサート、つまりBBCプロムスのラストナイトコンサートのことも書いてありました。今とは雰囲気や構成が違うような…?過去の映像を観ても今とそんなに変わらないと思うのだが、文章でしかないので何とも。

 イギリス文化入門書という感じです。やっぱり淹れたてのミルクティが飲みたいです。
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by halca-kaukana057 | 2016-09-28 23:08 | 本・読書

フィンランド 白夜の国に光の夢

 図書館で見つけて、面白そうだと借りてきた本。タイトルだけで気になりました。


フィンランド 白夜の国に光の夢 (世界・わが心の旅)
石井幹子/日本放送出版協会/1996

 NHKBS2で放送された「世界・わが心の旅」シリーズのフィンランド編の書籍化です。番組は見たことはありません。照明デザイナーの石井幹子さんが大学卒業後の1965年、北欧デザインを紹介した本を読んだことがきっかけで、フィンランドで働きながら留学したいと考える。特に気になった女性デザイナー・リーサ・ヨハンソン・パッペさんの下で照明デザインの勉強をしたいとフィンランドへ。ヘルシンキにある、ストックスマン・オルノ社で働きながら、フィンランドの自然や人々、そして光に対するフィンランド人の感性に触れ暮らす毎日。


 本を読んで、これは番組を観たかったなぁ。本にも写真はいくつが掲載されているのですが、季節や時間で変化する光とヘルシンキの町並み、石井さんがどのようにデザインの仕事を手がけていったのか、作られた照明器具などは映像で観たかった。書籍では、石井さんがフィンランドに仕事をしながら留学した時のこと、フィンランド人の光に対する捉え方や暮らし、番組で30年ぶりにフィンランドを訪れたエッセイになっています。

 北欧デザインというと、フィンランドだとマリメッコのようなカラフルなテキスタイル、アルテックのような木のぬくもりを感じられるシンプルな椅子、イッタラやアラビアのような生活に溶け込む食器を思い浮かべますが、照明も忘れてはいけません。石井さんがフィンランドに留学した後の作品ですが、ハッリ・コスキネンの「ブロックランプ」…氷のようなガラスに電球を閉じ込めたようなライトなど、やわらかくあたたかい光を演出するデザインの照明機器が多いです。シンプルで、木やすりガラスを使っているあたりは日本と似ているような感じもします。そんな照明デザインがどのように生まれたのか。フィンランドの人々の暮らし、フィンランドの気候にヒントがありました。

 春分を過ぎ、昼の時間が長くなってきましたが、夜の時間が長く、さらに雪雲で日照時間も少ない冬場は暗く、冬季うつ病になりやすい…わかります。雪明りでまだ明るいとも思えますが、吹雪の日は本当に暗い。さらに寒い。これだけでもう気分は落ち込み、憂鬱になります。北日本でもこの有様なので、フィンランド・北欧諸国ではもっと厳しいのだろうなと思います。冬をなるべく明るく暖かく過ごそうと、照明やキャンドルで光を演出し、大事にするフィンランドの人々。一方、夏になり、白夜の季節でも、その明るさの中で思う存分楽しむ。自然の中の光と闇の狭間で、フィンランドの人々の光への感性が磨かれていくのだなと感じました。

 その照明も、ただ明るくすればいいというものではない。日本のような蛍光灯の白い明るさの強い照明で部屋を均一に明るく、というのはない。間接照明でやわらかく、本を読む時など明るい照明が必要な時はライトでそこだけを明るくする。闇を全否定しない。暗い冬の長い夜、光で闇を一切なくすのではなく、共存している感じがある。グラデーションを大事にしている。

 フィンランドの人々との出会いや彼らの暮らしにも書かれています。サウナや、家で食事に頻繁に友人たちを招く。現在と同じように、1960年代から既にフィンランドは女性の社会進出が盛んな国だった。また、スウェーデン語系フィンランド人についても触れています。あと、旧ソ連との関係も。1960年代、冷戦真っ只中です。

 30年後に石井さんがフィンランドを訪れて向かったのは、フィンランディアホール。アルヴァ・アアルト設計のヘルシンキの名所です。かつてはフィンランド放送響、ヘルシンキフィルの拠点となっていましたが、音響が悪いとずっと言われてきました…。そこで現在は、サントリーホールの音響も手がけた永田音響設計による、ヘルシンキ・ミュージック・センターが出来、2つのオーケストラの拠点であり、シベリウス音楽院でも利用し、ヘルシンキの演奏会・音楽界の拠点になっています。とはいえ、やはりアアルト設計のあの白い内壁のデザインは美しいなと思います。照明の関係で譜面台にひとつずつライトが付いているのも、演奏する側からはどうかわからないのですが素敵。まさに光と暗さを共存させている。この2つのホールの証明の使い方を見ると、とても対照的だなと感じます。

 石井さんは旅の締めくくりにロヴァニエミ、ラップランドへ。オーロラを見て、「光のシンフォニー」と。フィンランドはやわらかな光と共に暮らしている。そんなフィンランドに、またさらに惹かれました。
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by halca-kaukana057 | 2016-03-23 22:27 | 本・読書

シンプルに綴る懐中日記

 10月、そろそろ来年のカレンダーや手帳を考える季節です。手帳にはそんなに凝っていませんが、欠かせないのが日記帳。毎日でなければ小学生から、高校生になると毎日書くようになりました。ノートはコクヨのキャンパスノートA6サイズのB罫。1日1ページですが、書きたいことがある日は2ページ、3ページも使ったりします。1年で4冊。これがちょうどいいです。

 今年から、もうひとつ毎日つけているものがあります。ツイッターでフォロワーさんが書いていた「3good」。その日のよかったことを3つ書くだけ、というもの。何だか面白そうなので私も今年の途中からやってみることにしました。ただ、ツイートはせず、自分用の記録として。最初はスマートフォンのカレンダーアプリで書き始めたのですが、やっぱりノートにも記録したい。でも、日記帳には余裕がないこともある。何かいいのはないか…?とたどり着いたのがこれ。

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 博文館の「懐中日記」。今年のと、来年のも用意しました。表紙に干支の絵が描かれたデザイン。拍子カバーを外すとオレンジ色の表紙が。調べてみたら、日本で最初に出版された日記帳らしいです。最初、ちょっと古めのデザインだな…と思っていたのですが、使っていると飽きない。定番のデザインで落ち着きます。紙は薄め。

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 中身は1ページに2日の日記スペースが。そのほかに、こんな1年間の情報があるのがいい。新月・上弦・満月・下弦の日付や日食・月食の情報もあるのが嬉しい。日記スペースには月の満ち欠けもあります。天体観測・星見にも少し役立ちます。

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 各月にも情報コーナーが。季語は手紙を書く時にも役立ちます。行事や記念日も。ここも古めのデザインなのがいい。巻末にも情報がたっぷりです。
 そして小さいので持ち運んでもかさばらない。キャンパスノートA6サイズとほとんど同じ大きさなので、一緒に机の上に置いても邪魔になりません。

 「3good」を書いていて、どんなに辛いことばかりがあった日にも何かしらいいこともあったと思えるようになります。後で読み返すのもいい。来年もこれでいこうと思います(アプリも同時平行で書いてます)。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-18 22:29 | 興味を持ったものいろいろ

暮らしのヒント集 3

 毎号読んでいる雑誌「暮しの手帖」。その中のひとつのコーナー「暮らしのヒント集」。毎号まず読むのがこのコーナーです。これまで、選集やムックも出版されてきました。今回の記事で取り上げるのが、選集の第3集。
・これまでの選集やムック:暮らすこと、生きること 「暮らしのヒント集」

暮らしのヒント集 3
松浦弥太郎/暮しの手帖社/2013

 第3集も、「暮らすこと」「生きること」に関するちょっとしたアドバイスやヒントがまとめられています。どこから読んでもいい、自由な本です。「暮しの手帖」本誌では、短いヒントしか書いていませんが、選集では解説が書いてあるものもあります。解説が書いてあっても、ゆるさ、余裕、自由な雰囲気がある。読者に問いかけるような内容のものもある。例えば、
164:
一休みして心を落ち着けましょう。どんなことにもすなおである自分の心を確かめましょう。今、すなおでしょうか?(81ページ)

217:
自己紹介の内容を紙に書いてみましょう。自分は、何が出来て、何がしたくて、何を考えているのか。他人に知ってもらいたいことを書くのです。(102ページ)

など。「では、自分ならどうする?、どう思う?」と問いかけながら読む。問いかけるような内容でなくても、「これは忘れていた、おろそかにしていることだ」「これは私も大事にしている、わかる」と自分と対話しながら読んでいる。この本は、自分を見直し、自分と対話する本なのかな、と。

 「まえがき」で、「暮らしのヒント集」を執筆している「暮しの手帖」編集長の松浦弥太郎さんは、こう書いている。「暮らしのヒント集」は、日々の暮らしを「観察」することから生まれている、と。
 「観察」とは、ものをよく見るとということです。見るということは、どういうことでしょう。見ることは、誰もがあたりまえのようにしています。しかし、見つめることを意識的にしているか、というとどうでしょうか。
 見つめること、それはそのものに隠れているものを、見つけるということではないでしょうか。そしてまた、そのものを、深く考えることではないでしょうか。
(中略)
 「観察」とは、目に見えないものを見つめるということかもしれません。一日の中で、どのくらい心を使って、目に見えない、はっと思う美しさを見つけられるか。それは、暮らしに好奇心を持ち、すなおで、飽くなき観察者の瞳を持つことでしょう。
(6~7ページより)

 「見る」と「見つめる」、「見つける」。同じ「みる」でも全然違う。ただボーっと眺めるだけになっていないか。たまにはそんなことも必要ですが、その眺めた景色の中に、何を見つけて、どう見つめるか。この本は、ヒントは書いてありますが、それに対してどう思うかや、答えを出すのは読者一人ひとりだと思っています。私はちょっと違う、と思ってもいいと思います。それが、自分の心を見つめて出した答えなら。

 そういえば、年始に自分の「暮らしのヒント集」を作りました。
自分の「暮らしのヒント集」つくってみた
 今日から12月。その後どうなったか…書いてつくったはいいものの、読み直すことは徐々に減り、机の上の本立てに収められたまま数ヶ月…。なかなか難しい…。この12月は自分の「暮らしのヒント集」を読み返して、一年を振り返り、また年明けにつくってみようと思います。
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by halca-kaukana057 | 2014-12-01 22:28 | 本・読書

あなたは欠けた月ではない

 かなり前に、光野桃さんのエッセイ「可愛らしさの匂い」を読みました。久しぶりに、光野さんの著書をまた読みました。
・過去記事:可愛らしさの匂い


あなたは欠けた月ではない
光野桃/文化出版局/2011

 以前読んだ「可愛らしさの匂い」やその前に読んだ「実りを待つ季節」でも、光野さんはファッション誌編集者を経て、イタリア・ミラノへ移住。その経験を活かして、ファッションや女性の生き方に関するエッセイなどを執筆している。あたたかな文章で、今回もその文章に惹かれた。ただ、おしゃれや生き方に対して詳しく、洗練されたセンスをお持ちの方なんだろうなと勝手に思ってきた。この本を読んで、違うと感じた。

 この本では、おしゃれや生き方に関するエッセイもありますが、光野さんがご自身のこれまでを振り返り、書いています。それは、想像以上につらいものだった。子どもの頃から、人間関係・交友関係に悩み、自己評価も他者からの評価も低かった。光野さんがご自身の性格を分析した文章に、私もだ…とうなづいてしまった。この後、私の場合「だから私はダメなんだ」と続く。
 一方の光野さんは、ファッション誌に魅了され、編集者になることを志す。その夢を叶え、仕事に邁進し成功もおさめる。だが、自己評価は低いまま。「みんなとおんなじ」、そして「女性ならこうでなければならない」という暗黙の価値観に心を痛めていた。その後、思い切って結婚し、子どもも生まれる。そして、仕事一筋人間だった光野さんが、「ファミリーガール」として仕事を辞め、夫の転勤でミラノへ移住する。ミラノでの生活は、光野さんにとってショックの連続だった。ミラノの女性たちは、どの年齢の人も、女性であることに自信をもっている。おしゃれも似合うものを楽しんでいる。光野さんはそんなミラノの女性たちと比べては劣等感を抱いていたが、その姿を観察し、それが帰国後の執筆活動に繋がってゆく。帰国後も、お子さんの事故や、光野さんご自身の年齢など、苦労は絶えない。だが、年齢を重ねるごとに、だんだん自由になってきたという。

 年齢を重ねるのは怖い。年相応の生き方をしているか、自信が全く無い。キャリアも無い。それは、私だけの悩みではないようだ。ファッションの面では、顔立ち、体形、様々なコンプレックスを隠すように、目立たないようにものを着る。しかし、隠すことばかりでは、更に自信を失ってしまう。自分を輝かせてくれる装いに出会った時、人は外見も、内面も輝く。自信を持てる。それは、年齢とは関係ない。光野さんの言葉があたたかい。

 また、時代・社会の中での女性の立場に関しては、鋭い視点でこう書いている。
 婚活という言葉も、結婚をひとつのシステムとして捉えすぎてしまうのではないか、と危惧していた。仕事のキャリアや成功と同じように、結婚や出産を人生のキャリアアップの一環と考えるひとが増えてしまうのではないか、と。(23ページ)

 結婚や出産が、人生で勝ち取るべきものの一環として考えられているように感じる(24ページ)

 その通りだと思った。(最近の時事問題に当てはまると感じた。狙ったわけではない。何とリアルタイムな)

 この本を手にとって、パラパラと読んでいて、作曲家・ロベルト・シューマンについて書かれているのを見つけた。光野さんがシューマンについて、何を書いているのか気になり、この本を読むきっかけになった。ポーランド人ピアニストのピョートル・アンデルシェフスキさんのインタビューからの内容だった。シューマンの美しさと失敗。
 ピョートルさんは語る。
「今日の世界でわたしたちが必要としているのは、醜く成功するよりも、失敗と美なのではないでしょうか」
 成功するために醜く生きるより、美しく生きて失敗してもいい。
 美しくとは、自らを信じ、あきらめず果敢に挑戦し、常にその過程にいることだろう。結果ではなく、過程に意味を見出して生きることができたら、わたしたちはもっとずっと充足し、豊かでいられるはずだ。
(111ページ)

 私がシューマンの音楽に惹かれる理由が、わかったような気がする。シューマンを聴きたくなった。ピアノ曲や歌曲も美しくていいが、特に、オーケストレーションに文句をつけられがちな交響曲を。

 この本のタイトル「欠けた月ではない」。月は満ち欠けをするが、実際に欠けているわけではない。地球と月と太陽の位置関係、光の当たり方でどう見えるかだ。照らされず見えなくても、無いわけじゃない。暗闇で失敗しても、私はここに存在している。それを認めて、信じられるようになれたら…。やっぱりシューマンが聴きたい。
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by halca-kaukana057 | 2014-06-24 22:26 | 本・読書

続けて、積み重ねる

 今日の「ほぼ日」の「今日のダーリン」。とても共感したので記事にします。明日になって消えないうちに、引用しておきます。
このごろ、いままで以上に強く思うようになったのは、
「明日がある」ということです。
ま、あるに決まってるような気もしますが、あえて、
「明日がある」ということを思い出すことにしてます。
 
それまでの考えは、ぼくの考えということじゃないけど、
真剣にやるときには、これが最後だと思ってやる、
というようなものだったと思うんです。
一度一度に、全力を尽す。
その考え方、わからないではないです。
きっと、ぼくも無意識でそう思ってきたんじゃないかな。
次がない、後がない、背中に断崖絶壁がある‥‥。
だからこそ、後悔しないためにすべてを出し尽くす、と。
 
ほんとうに、そうしたほうがいい場面も、あるでしょう。
でも、たいていの場合、
その時どきの失敗は、その時どきの失敗で、
次がないわけでもないし、失敗の可能性も計算ずみです。
「それでも、次はないと思ってやります」っというのは、
ほんとうの力を出しにくいでしょうし、
1回1回のチャンスを、ある意味では
粗末にしてるとも言えるんじゃないでしょうか。
 
まぁ、こういうことを言うと、
「真剣にやってる人間に失礼です」とかね、
「明日があると思っていたら、いいかげんになります」
なんてことを言ってくる人もいるかもしれないけれど、
それは、外野の応援席みたいな人の考えでね、
実際に真剣にやってる当事者は、だいたい、
最終的な集中とリラックスと両方を求めているはずです。
 
「明日がある」ということは、
「やりなおしが利く」という意味じゃないんです。
今日、いまやっていることの結果の上に、
次や、その次の真剣さを重ねていけるってことなんです。
この一撃に、すべてを望んで最大効果を狙っても、
それじゃ1点にしかならないかもしれない。
でも、この一度の続き続きを連ならせたら、
5点にでも10点にでも100点にでもつながるわけです。
もっと若いときに、そう思ってればもっとよかった。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
いまやってる試合は、明日の試合の一部分でもあるんやで。

 私も、このチャンスは一度きり、今日は今日限り。後悔しないように、その時に全力を尽くす。そう思ってきました。せっかくのチャンスなのに、ちょっとしたことで逃がしたり、失敗してダメにしてしまったり。その度に後悔して、あれほど後悔しないように全力で、と思っていたのに…と悔しさを覚えたことは何度もあります。今もあります。あの時、行動に移せていたら。あの時、勇気を出して話していたら。後悔はしたくない。そうは思っても、人間完全には出来ないので、後悔することが出てきてしまう。それを認められずにいました。

 今日の「今日のダーリン」を読んでいて、「積み重ねる」について考えました。一度きりのチャンスに全力を出す、つまり、一発勝負。それがうまくいくとは限らない。一発勝負と考えれば考えるほど、プレッシャーもかかる、緊張してしまう。

 でも、人間は毎日積み重ねて、続けてゆくことが出来る。明日がある。ここぞという時に決める力は大事だけど、その決める力を毎日の練習や努力を続けて積み重ねていくことは出来る。毎日続けているからといって、なかなか思い通り積み重ねられないこともある。伸び悩み、マンネリすることもある。それでも、続けて、その続けている自分自身の成長を毎日こと細かく観察していれば、少しの変化にも気づくことだって出来る。また積み重なっている、伸びている自分を実感できる。

 寧ろ、何の積み重ねも無しに一発勝負で決まるものの方が少ないんじゃないかと思う。

 私は以前から毎日続けているものが、いくつかあります。ノートに書いている日記など。毎日、思ったこと、思いついたこと、悩んでいること、頭の片隅にあること、夢中でいること…色々と書いていると、ふと思いつくこともあります。

 このブログも、毎日ではないですが、今年で通算9年…?そんなに続けているとは思わなかった。何かしら、書きたいことがあるんだなぁ。書いていたら、こんなになってました。

 今日の真剣さを、明日も明後日も真剣さを積み重ねてゆく。その中でみえてくるものがあると信じたい。
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by halca-kaukana057 | 2014-01-14 21:36 | 日常/考えたこと

自分の「暮らしのヒント集」つくってみた

 新しい年になり、心も新たに、一年の抱負や目標を…と毎年思うもの。しかし、意識しているのは1月あたりだけで、年末にはすっかり忘れ、また新年に目標を掲げ…まさにNHK教育「クインテット」の「ことしこそ」状態。ちょっと今年は変えてみよう。と思って、これを思い出した。
暮らすこと、生きること 「暮らしのヒント集」

 雑誌「暮しの手帖」の一コーナー「暮らしのヒント集」。「暮しの手帖」はずっと愛読していて、「暮らしのヒント集」も毎号楽しみにしています。また、増刊で各界の各年齢層の人の「暮らしのヒント集」を教えてもらう特集も。この「暮らしのヒント集」は松浦弥太郎編集長が考えているのだそうですが、増刊では様々な人たちの「暮らしのヒント集」が出てくるし、書籍を読んで自分の「暮らしのヒント集」を作ってみようかな、なんて思っていた。あれから数年…。ならば、今年の抱負・目標は自分の「暮らしのヒント集」をつくってしまおう。今の自分の状況、環境に沿った、合った、暮らしの中で大事にしたいこと、心がけたいこと、どんな暮らしをしたいのか…それを考えてみよう、書いてみようと、元日から考えてきました。

 そして、出来ました。ノートに、1ページにひとつ。
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 こんな感じです。勿論万年筆大活躍。下に余白をつけて、あとから気づいたことやメモ、更に発展した内容も書けるようにしておきます。ノートはページ多めのものを選んで、まだ増やせるようにしました。
 これを事あるごとに読み返して、心がけ行動しながら、自分の日々の暮らしをよりよくしていきたいです。


暮らしのヒント集

暮しの手帖編集部 / 暮しの手帖社


暮らしのヒント集2

松浦弥太郎 / 暮しの手帖社


わたしの暮らしのヒント集

暮しの手帖編集部 / 暮しの手帖社


続・わたし暮らしのヒント集

暮しの手帖社


暮しの手帖別冊 暮しのヒント集3 2014年 01月号 [雑誌]

暮しの手帖社


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by halca-kaukana057 | 2014-01-04 22:50 | 日常/考えたこと

つくること、あじわうこと 対立ではなく多層

 「ほぼ日」こと、「ほぼ日刊イトイ新聞」のトップにある、糸井重里さんによる日替わりエッセイ「今日のダーリン」を読むのが日課になっています。毎日、糸井さんの目の付け所、考え方が面白くて読んでいます。
ほぼ日刊イトイ新聞

 今日6月23日の分を読んだのですが、頷くところ、考えるところが沢山ありました。明日には消えてしまう(ログも無い)ので、以下引用します。
ジャムをつくりはじめたときも、砂糖を少なくしました。
「甘すぎない」のをつくってやれ、と思ったのです。
そっちも、うまくいきませんでした。
いまは、ジャムには材料の50%の砂糖が必要だと思います。
梅干しにしても、ジャムにしても、
食べる立場だけでいたら、いまでも、
減塩だの低糖だのとえらそうに語ってたかもしれません。

「つくる」と「あじわう」は、
わかることがちがうんですよね。
「つくる」だけの人がわからないこともあるし、
「あじわう」だけの人にわからないこともある。
そして、実際に「つくる」人の数のほうが、
圧倒的に少ないというのが、現実の地図ですよねー。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
実際の「やる」「つくる」は、ほんとうに学ばせてくれる。


 ジャムに入れる砂糖の量のところで、梨木香歩「西の魔女が死んだ」を思い出しました。まいとおばあちゃんが野イチゴのジャムを作っている時、おばあちゃんは沢山の砂糖を用意する。それを見たまいは、こんなに砂糖を入れたのを食べたら病気になっちゃうよ、と。おばあちゃんは何故ジャムに砂糖を沢山入れるのかを話し、また、ジャムは一気に沢山食べないから大丈夫、とも。この部分に、ジャムをつくったことのない自分はなるほどそうなのか、と思いました。私もつくるなら、砂糖は控えめにするなと考えたに違いない。

 話を本題に戻して、「つくる」ことと「あじわう」こと。
 両方体験してわかることがある、頷きました。先ほどのジャムの話もそうですし、例えば、ピアノでもある。聴いている分にはそんな難しそうに聞こえないのに、楽譜を見て愕然とする曲は沢山ある(シューマン「ユーゲントアルバム」とか。モーツァルトのピアノソナタも、聴いていると難しくないように思えるけど、弾いてみるととても難しいとよく聞きます。)実際難しくないはずなのに自分にとっては何故か難しいものもある(ソナチネ7番第1楽章…何故だ、何故難しいんだこれは…)。そして、自分で弾いてみて、はじめて表現についてじっくり考える。自分の楽器がピアノなので、他の器楽曲や管弦楽曲・交響曲などでは聴く側=「あじわう」側にしか立てないことが残念なのですが、それでも、ピアノだけでも一応「自分の楽器」があるのはいい。それに、弾く・弾けないのどちらかで、「つくる」「あじわう」に分けられてしまうのも残念に思える。「自分の楽器」は無いけど、「つくる」ように音楽を聴くことが出来る人だっているはず。深く読解しながら。

 つくってみて失敗するのも大事だと思う。ジャムの話のように。失敗して、その理由に気づくのは大事だ。

 それから、よく思うのが、「つくってみたい」けど自分の技術やつくるために必要なものが無くて、つくれないものも沢山ある。精巧できれいな絵・イラストとか、手描きのアニメ、きれいな写真、難しい料理、面白い文章、やってみたい仕事…。頭の中ではイメージはどんどん膨らんでいるのに、形に出来ないこのもどかしさ。頭の中のイメージを、形に出来る機械とかあればいいのにと何度思ったことか。

 でも、それでいいのかも、とも思う。何でも簡単にはつくれない。つくるための基礎知識を学んだり、道具の使い方・扱いを練習したり、つくっては壊して…案を出してはボツにしての繰り返し。難しいけど夢中で作業したり…そんな”生みの苦しみ”があるからおもしろいのだと思う。苦労して努力する、なかなか思ったものが出来上がらない辛さも、「つくる」ための過程。

 ここまで書いて、今の自分のことを省みた。今の自分は「あじわう」方が圧倒的に多い。糸井さんが仰るように、「実際に「つくる」人の数のほうが、圧倒的に少ない」…まさに。ただ、「つくる」ものは、プロの仕事だけとは限らないし、大きなものだけとも限らない。日常の些細なことでも、いつの間にかつくっていると思う。

 いつの間にかつくっているもの。つくりたくて、つくっているもの。意識してみるとおもしろいかも。

 あと、つくりたいものの中から、実際につくるものを選ぶことも必要になってくる。つくりたいもの全部はつくれない。よほどの才能が無いと難しい。何をつくりたいか。それを選ぶのは、自然にいつの間にかこうなったことが多いのでは無いかと思う。

 「つくる」にも色々ある。「あじわう」だけだったはずがいつの間にか「つくる」側にもなっていた。そんな多層的な考え方も出来るんじゃないかなと思いました。
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by halca-kaukana057 | 2013-06-23 23:44 | 日常/考えたこと

ひらがな暦 三六六日の絵ことば歳時記

 今日は春分の日。国民の休日の意味としては、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日なのだそうだ。

 春分の日は、天文学上の呼び名では「春分日」。地球が、「春分点」を通過する日。地球は太陽の周りを公転していますが、ここで仮に地球を中心にして太陽がまわっていると考えます(あくまで仮にです)。太陽の天球上の通り道のことを「黄道」と呼びます。一方、地球の赤道を天球上に延長したものを「天の赤道」と呼びます。黄道は天の赤道に対して、23.5度傾いています。この黄道と天の赤道が交わった2つの点を「春分点」「秋分点」と呼びます。「春分点」は太陽が赤道の南から北へ向かって横切る点のほう。赤経・黄経は共に0度。はじまりの点。ちなみに、毎年少しずつ西に移動していて、今は黄道上ではうお座に位置しています。

◇参照:国立天文台:質問3-1)何年後かの春分の日・秋分の日はわかるの?
 暦は、国立天文台の大事な、私たちにとって一番身近なお仕事です。

 …という天文学上の暦の話をしてしまいましたが、春分・夏至・秋分・冬至の日は、特に暦を意識します。ということでこの本を読みました。

ひらがな暦 三六六日の絵ことば歳時記
おーなり由子/新潮社/2006

 366日、一日1ページに、短い文とイラストで描かれた歳時記。暦と季節と自然の移り変わり、天候や気温、その時期の植物や生き物、野菜、料理、「何の日」とおーなりさんの思い出…毎日やさしくあたたかい言葉と絵で語られます。

 読んでいて、毎日、同じ日は二度とないのだなと実感する。地球は太陽の周りをまわり続け、季節は、身の回りの自然や風景、天候・気温は僅かずつ変化する。二十四節気があり、七十二候もある。毎日何かの行事があり、記念日で、誰かの誕生日で、御命日で、思い出のある日。旬のものも季節とともにめぐる。そんな毎日が愛おしくなる本です。何気なく過ごしている毎日は、こんなにも豊かな季節感に溢れていて、毎日何かが起こっている。

 この本では、おーなりさんの住む関西がベースになってはいますが、他の地方のことも書いてある。日本は狭いようで広く、季節・気候に幅があると実感する。実際、私の地域は今日は冷たい雨の降る日で、今夜は暴風雪。一方関東ではもう桜が咲いていて、あたたかい。まだこちらは積もりに積もった雪がまだまだ残っていて、コートを着ないと寒い、モノクロの風景なのに…。でも、一足はやく雪が消えた地面には、緑の芽が。春は近づいているのだなぁと思う。

 毎日その日を開くのもいいし、最初から読むのもいい。目に付いたページを読んでいくのもいい。季節のお料理レシピもあって、作りたくなります。今の季節は、「なのはなサンドイッチ」。菜の花のことではないんです。春を待ちながら食べたいなと思いました。宇宙天文好きとしては、季節の星空・星座の話も出てくるのが嬉しい。しかも、おーなりさんは結構天文にお詳しいのかな?と思うほど(ライカ犬の乗ったのは「スプートニク2号」ですが…ここは残念)。

 歳時記は、歴史でもあると感じました。暦も、「天地明察」の渋川春海(安井算哲)をはじめとして、様々な人々が日本の季節に合う暦を作ってきた。その季節ごとの行事や風習も、古来の人々がつくってきたもの。つくってきたものが積み重なって、現代でも行われている。古来の人がどんな思いで、どんな願いをこめてこの行事や風習をつくり、続けてきたのだろう。そして、歴史に刻まれたひとつひとつの記念日の出来事と意味と重み。そんなことを思いながら読んでいたら、いつの間にか目頭が熱くなっていました。まさかこの本で涙腺が緩むとは思わなかった…。

 こんな歳時記を自分でも書いてみたいなと思いました。私の地域の、私の歳時記。おーなりさんが見た毎日の歳時記とは違う、自分の歳時記。歳時記は生きている記録とも感じました。しかし、短い文でも毎日の暦の知識・教養がないとこれは書けないなと思います。おーなりさん、凄い。簡単に書けるものではない。でも、いいなぁ。

 巻末に、天文学での暦や二十四節気の解説もあり、本格的です。今、旧暦や七十二候に関する本が色々と出回っていますが、いわゆる「スローライフ」視点でのものが多く、暦や七十二候がどうやって出来たのかについても、つくった渋川春海らの名前も書いていないのが残念だと思っていたのです。これはいい本だと思いました。

 開くのが楽しみな本です。
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by halca-kaukana057 | 2013-03-20 22:50 | 本・読書


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