タグ:人形劇 シャーロックホームズ ( 34 ) タグの人気記事

おかえりパペットホームズ! ホームズ&ワトソン 推理(ミステリー)の部屋

 ノベライズの感想で少し書きましたが、人形劇ホームズが帰ってきました!!
・この記事の一番下:[NHK人形劇ノベライズ]少年シャーロックホームズ 名探偵、最大のピンチ!

NHK:シャーロックホームズ:ホームズ&ワトソン 推理(ミステリー)の部屋
シャーロック学園

 16日に放送前の予告特番、23日からはじまりました。本編が20分に対して、今回の特別編が30分だったのは、本編の再放送+ワトソンによる推理クイズコーナー10分で、30分という種明かしでした。本編はこれまで何度も観たし、録画もありますが、それでも何度観てもいい。第1回は「最初の冒険」前編。出会ったばかりでまだ親しくなれていない2人と、傷心のワトソンの描写がいい。あと、ホームズとモリアーティ教頭の対決も。サントラを結構聴き込んだ後なので、音楽にも注目します。この曲がここで流れていたんだ、と。

 そしてワトソンの推理クイズコーナー。色々と面白い。まず、ワトソンがホームズ仕様の制服を着ている。最初は似合う?やっぱり元の制服のほうがいい…?まだ見慣れません。元のワトソンの制服は、ワトソンの広い肩幅や厚い胸板に対応(強調?)するため、両肩の真ん中辺りに縫い目があります。その縫い目が、このワトソン版ホームズ仕様制服にもありました。
 次に、クイズに答えるのはレストレードとラングデール・パイク。物語を支えてきた重要な2人。でも、本編ではこの2人が共演するシーンはありませんでした。生真面目な生活委員と、怪しげなものを校内で売る学園の情報通。全く異なる2人です。下手するとパイクはレストレードに追われる可能性もある。そんな2人が共演とは!しかも仲良さそうに会話して、クイズを考えている。これは貴重です。放送前特番で、ロンドンのシャーロック・ホームズ会の重鎮のホームジアンのおじさまが、モリアーティとロイロットの共演に感激していましたが、レストレードとパイクの共演も見せたら驚くんじゃないだろうか。
 また、部屋は221Bですが、これまでの物語で出てきた小道具があちらこちらに沢山。見つけるのが楽しいです。その221Bにはワトソン、そしてレストレードとパイク。ホームズはいません(クイズのヒントは時々出してくれる)。ということは、これはあの最終話の後の設定なんだろうな。

【150727追記】
 NHKの夏の特集番組サイトに、人形劇ホームズ番組レポがありました。
NHK注目番組ナビ!:夏の特集番組 夏だ!にゃびフェス:ネコ的番組レポその3「ホームズ&ワトソン 推理(ミステリー)の部屋」
 放送前特番に少し出てらした紀平延久プロデューサーにインタビューしています。ここに、今回の特別編の設定が書いてありました。ホームズが学校を去って1年後。ワトソンを中心とした推理倶楽部のようなものがある、とのこと。レストレードとパイクもメンバーということか。レストレードは戦略ボードゲーム好きなので、推理力を磨くのも戦略を磨くのに繋がると思ったのかな。パイクもお客の心をつかむため?
 そして、ワトソンがホームズ仕様の制服を着ていることにも言及が。裏話がありました。そういうことか…。下で描いたイラストでは改変してしまいましたが、意味があってのことだったのか…。
 インタビュー記事の最後には、続きを放送してほしい、2期を期待する声も。NHKのサイトでこう書かれているということは、期待していいのですか?期待しますよ?私からもよろしくお願いします!!
(追記ここまで)

 クイズの内容は、関連本「推理クイズブック」をテレビ番組にしたような感じです。結構ひねってます。第1回のクイズ…1問も解けませんでした…大丈夫かおい。1問目も答えを見れば簡単なのに思いつかなかった。3問目はそう来るか、と。4問目は近いところまで解けたのですが、途中まで、ややこしいことを考えてしまいダメでした。推理クイズブックでも、惜しいところまで解けたのに…!ということが何度もあった。またしても…。
 推理クイズブックは、自分のペースで図やメモを書いたりして何十分でも考えていられますが、テレビは時間制限がある。この時間制限がきつい。カウントダウンのワトソンのイラストがかわいいです。
 全部で10回の推理クイズに答えるうちに、慣れて答えられるようになってくるかなぁ…。

NHKシャーロックホームズ 推理クイズブック

NHK「シャーロックホームズ」製作チーム:編/主婦と生活社


[人形劇関連本]NHKシャーロックホームズ 推理クイズブック
 ああそうか、この「推理クイズブック」も完全ワトソン視点だった。テレビの推理クイズもやっぱりワトソン視点ということね。

 問題は、夜11時から、と遅い時間に放送のこと。いくら夏休みでも、本来のターゲットの子どもたちが起きているのはいかん時間帯じゃないですか。普通に昼間に放送は考えられなかったのか…?推理クイズなんて、ターゲットは子どもたちですよ、これ。再放送で昼間に放送するのかな、と思ったら、再放送がない…。NHKの再放送システムはどうしたんですか!!再放送の保障があってこそのNHKでしょう!昼間に再放送を、強く希望します。
 公式サイトにクイズはそのまま掲載されてはいますがね…でもクイズだけじゃ特別編放送の意味がないのですよ…!

 以上、第1回を観ての感想でした。本編は毎回感想を書きましたが、特別編は時々になると思います。

 放送前に間に合わせたかったのだが間に合わなかった…でも描いた、おかえりなさいイラスト!
f0079085_22514311.jpg

 ワトソンもホームズ仕様制服だとバランスが悪い気がしたので、ワトソンはベイカー寮制服にしましたw

【他にも関連サイト】
NHK:NHK for School:すくどう:シャーロックホームズが謎に挑む!事件なクリップ特集
 NHKの学校放送サイトの、学習に役立つ動画を紹介しているコーナーにホームズとワトソンが!ワトソンが持ってきた謎をホームズが解く、という…。しかしだ、第5問、天文の問題…ホームズは天文学は大の苦手じゃなかったんですか!!(第1話、並びに正典「緋色の研究」参照)まずそこにツッコんでしまった私w
 パペットホームズで学習教材動画を紹介とはいいですね。今後もNHKのあちこちに出没してほしいです。そして2期を!(期待していいんですよね、本当に)

【過去関連記事】
シャーロック・ホームズへの旅
シャーロック・ホームズへの旅 2
 ロンドンのシャーロック・ホームズ会について詳しく書いてあります。予告の番組内で、ライヘンバッハの滝らしきところでホームズとモリアーティが決闘している画像がありましたが、多分この本にも書いてあるスイスツアーのものではないかと思われます(何年のものかはわかりません)。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-07-26 23:01 | Eテレ・NHK教育テレビ

[NHK人形劇ノベライズ]少年シャーロックホームズ 名探偵、最大のピンチ!

 人形劇本編最終回の放送から約5ヶ月。ようやくNHK人形劇「シャーロックホームズ」のノベライズ5巻・最終巻が出ました。14話から最終回18話まで収録しています。

・1巻(1~3話収録)感想:[NHK人形劇小説版]少年シャーロック ホームズ 15歳の名探偵!! +NHK人形劇版
・2巻(4・5話収録)感想:[NHK人形劇ノベライズ]少年シャーロックホームズ 赤毛クラブの謎
・3巻(6~9話収録)感想:[NHK人形劇ノベライズ]少年シャーロックホームズ 消えた生徒たち
・4巻(10~13話収録)感想:[NHK人形劇ノベライズ]少年シャーロックホームズ こわい先生たちのヒミツ

【5巻・最終巻収録の人形劇本編感想記事】
・第14話「百匹のおたまじゃくしの冒険」:すり替えられない真実 人形劇「シャーロックホームズ」第14話
・第15話「青いシロクマの冒険」:ワトソンが許せないこと、守るもの 人形劇「シャーロックホームズ」第15話
・第16話「ダグラスさんのお屋敷の冒険」:外の世界で見たもの、思い知ったもの 人形劇「シャーロックホームズ」第16話
・第17話「本当に困った校長先生の冒険」:信じているからこそ 人形劇「シャーロックホームズ」第17話
・第18話「最後の冒険」:終わりと始まり、そして希望、再び 人形劇「シャーロックホームズ」第18話[最終回]

少年シャーロックホームズ 名探偵、最大のピンチ!
アーサー・コナン・ドイル:原作/三谷幸喜:番組脚本 / 時海結以:著/千葉:絵/集英社・集英社みらい文庫/2015
 最終巻の表紙はホームズvs.モリアーティ教頭。まさに最後の対決です。表紙を開いたそでの部分には、本の一部分が抜粋されカラーイラストもあるのですが、全く予想していなかったシーンでした。そこか!wいや、とても可愛いので満足です。はいw

 最終巻は5話収録なので盛りだくさんです。他の巻よりも厚い。文中のイラストは少なめになっている気がします。でも、本編の通りではありますが加筆、本編とは少し変えた修正部分もあります。そして、久しぶりなので忘れていました。ノベライズは完全ワトソン視点、ワトソンによる回想風の描写であることを…。これが、どんなに重要な意味を持っているかということを…。

 14話「百匹のおたまじゃくしの冒険」。冒頭部分の、宿題をやらないホームズの屁理屈には本編で笑いましたが、焦って宿題を解いてわからない!!とパニックになるワトソンも笑える。ワトソンは数学は苦手なのか、どうなのだろうか。ワトソンの成績に関しては、一度も言及されなかったなぁ。
 そして、221Bを訪れたアドラー先生を迎えるホームズはいつものようにクールにすましているが…人形劇では表現しきれないこともありました。テキパキと掃除をして、アドラー先生を迎えるこのシーンの操演は見事でしたが、更に裏があったとは…。まさに、「どんなものにも裏がある」。ホームズ自身でさえ。
 他の話でもあるのですが、人形劇本編では省略?された推理などの種明かしも詳しくなっています。バーニコットの絵が盗まれ、ホームズとワトソンで取り返したものの、その絵は…の推理も、本編と少し違っています。確かに本編の盗んだ後に描くのは無理がある。あと、一応盗作はいけない、という明示でもあるのかな(それでも、バーニコットの絵は盗まれたままで、そのまま別の人が描いたものになり提出されてしまいますが…)。ただ、バーニコットの自分の作品への揺るがない想いは小説で読んでも清々しい。
 14話の最後のシーンは、ワトソンは登場しないシーン。それをワトソン視点でどう書くか…読んだ後「ワトソン…!!!」と叫んでしまいましたw役得といえばいいのかwきっとその時のワトソンの表情はニヤついていたに違いないw14話はホームズとワトソンの熱い友情、連携プレーも光る回です。

 15話「青いシロクマの冒険」。これはワトソン視点で読みたかった回。人形劇本編だと、映像で出てくるモノがどんな姿形をしているかわかります。しかし、小説、文章だけ(挿絵はありますが少しだけ)で、「青いシロクマ」や他に出てくるモノを想像するのが楽しい。人形劇本編を観ずに読んだら、どんなモノを想像しただろう?と思いながら読みました。
 人形劇本編を観た時に「アブドラは毎晩月を見ながらヨガをしているというが、月は毎晩見えるわけではない」と指摘しました。天文好きとしてこれはスルーできない。小説では、この部分が修正されていました!どんな風に修正されているかは読んでのお楽しみ。これには私も納得です。が、もうひとつ指摘箇所「グレイ型の宇宙人は、20世紀半ばじゃないと出てこない」のは修正されず…。まぁ、ここはいいか…。
 先ほど、この15話を「人形劇本編を観ずに読んだら、どんなモノを想像しただろう?」と書きましたが、それはワトソンのイザドラに対するイメージでも言える。誰かに初めて会った時、見た目や他の人からの噂で先入観を持つか持たないか。イザドラの部屋でホームズとワトソンが対峙しているシーンでも、ワトソンのイザドラに対する思い・イメージの変化は、いつものワトソンだった。それが、怒りに変わる時。真実を知って、またいつもの心優しいワトソンに戻る時。ワトソンが怒ったのは、どちらにせよ相手を想う優しさからだったのだから、ワトソンはワトソンなのだな、と思う。
 あと、イザドラの罪も本編とは変えてきました。本編のだと警察問題、絶対にやってはいけないこと。ノベライズで修正されたものもやってはいけないことに変わりはないですが…。イザドラの反応も、本編と変えているところがあります。
 15話本編のラストシーンで、何かを思いながら写真を見つめるイザドラが出てきましたが、さすがにこのシーンはワトソン視点では表現できなかった。削除シーンは初めてかも。

 16話「ダグラスさんのお屋敷の冒険」。小説でもスリリングな回です。本編では、殺人現場を見に行こうと張り切るホームズの一方で、やめようよと渋っていたワトソン。しかし、
こうなったら、腹をくくるしかない。ここまでにホームズを止められなかったぼくも悪い。……だって、本物の事件なんだぞってわくわくする気持ちが、ぼくにも、どこかにあったんだもの。
(101ページ)

 ワトソンの冒険好きな面が、本格的に出てきたと思える部分。しかし、お屋敷内の殺人現場のシーンは、本編と同じように、いや、本編以上に逃げ腰。…これが普通の反応、だよなぁ。ただ、ワトソンの父は医者という設定で、この物語が正典に繋がってゆくなら、死体への恐怖だけでなく、命を奪われてしまった、という表現もあってよかったんじゃないかなぁ。
 そして、冒険好きだけでなく、ホームズの親友で相棒、ホームズと一緒に行動すると決意を固めたワトソン。1巻から振り返ると、ワトソンは本当にたくましくなりました。
 本当の殺人事件でもひるむことなく推理するホームズや、ホームズとモリアーティ教頭が対峙するシーンは、小説だとじっくりと読んで味わえます。人形劇でのスピード感溢れる展開も好きですが、言葉や台詞をひとつひとつじっくりと味わうと、また違う面白さがあります。

 17話「本当に困った校長先生の冒険」。校長先生が依頼に来て、事の顛末を話すシーン。人形劇本編でもホームズは呆れていますが、小説の挿絵のホームズの呆れた表情が酷いwちょっと可愛いwいや、これが普通の反応だw
 14話の部分でも書いた、本編では説明しきれなかった詳しい種明かしが、17話にあります。レストレードの協力なくしてこの作戦は成功しなかったということが強調されました。あの生真面目なレストレードが、よくこの作戦に乗ってくれたなぁ…と本編を観た後は思っていたのですが、正義感の強いレストレードに協力してもらえるようにうまく説得していたのでした。なるほど。

 18話「最後の冒険」の前に一文が。これにはしびれました。たった一文なのに。
 ホームズがいなくなった221B。残ったワトソンの不安やホームズを想う気持ちが描かれている…ワトソン視点であることの重要さを実感します。
 18話は一文一文じっくり読みたい。ホームズのこれまでの行動も、表情から伺える感情の描写も、鍵となる人々の言葉も。特にマイクロフトとミルヴァートン先生。ミルヴァートン先生に関しては、本当に、正典の恐喝王はどこに行った…と言いたい。
 16話で再登場、17話で見えないけれども鍵となったホープ君が、18話でも実は活躍していたことが嬉しかった。確かに、あれをどこから持ってきたのか…そういえば謎だった。ホープ君、素晴らしい。
 ラストシーンはかみ締めるように読みました。そうか、このラストが、1巻1話の冒頭に繋がるのか…!そして、2人の冒険は続いていくのですね…!感慨深い…。

 5巻にも井上文太さんの描き下ろしイラストがありますよ。



 さて、この5巻が今出たのは、多分、このためです。
f0079085_23255625.jpg

NHK:シャーロックホームズ:ホームズ&ワトソン 推理(ミステリー)の部屋
シャーロック学園

 待ってました!!夏に人形劇ホームズが帰って来るという話がありましたが、これです!特別編「ホームズ&ワトソン 推理(ミステリー)の部屋」。ワトソンがプレゼンターとなって、推理力を高める技をそっと教えてくれるとのこと。ワトソンからの挑戦状もあるそう。しかも、全10回×30分。本編は20分だったので、本編よりも放送時間が長い!これは楽しみです。
 ところで、NHKの公式サイトにある画像。ワトソンの制服が変わってる!転校前のオーストラリアの学校の茶色の制服では無く、ベイカー寮の紺色の制服…と言うよりは、ホームズと同じ形の制服!以前ベイカー寮制服ワトソンを描きましたが、まさかの予想の斜め上!変化球!でも、ラグビーで鍛えたがっしりとした肩幅と、厚い胸板のワトソンに、ほっそりとしたホームズ仕様の制服は似合うかな…?観てのお楽しみということで。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-07-14 23:39 | 本・読書

お疲れ苦労人の休息

 人形劇ホームズのイラストをまた描いた。これまで鉛筆描きはしたけど、カラーでは描いていなかったキャラクター。今回はこのキャラクター。

f0079085_20564597.jpg

 レストレード君。生真面目な生活委員。生真面目に生活委員の仕事はこなすけど、ホームズの捜査に振り回されたり、同じ生活委員のベインズにも悩まされたり、生活指導担当の先生(ロイロット先生、後にモリアーティ教頭)にも圧力をかけられたり…何かと苦労が絶えない、苦労人です。
 私自身が心身疲れていた時、そんな中間管理職のような立場で苦労し疲れているレストレードの絵が思い浮かんだので描きました。お疲れレストレード…。ミルクティーを差し入れしてあげたい。現代で大人なら缶コーヒーで。

 他の映像作品でも、レストレードは苦労人の設定になっているのが見かけられます。BBC「SHERLOCK」、あとアニメ「名探偵ホームズ」。「名探偵ホームズ」では、モリアーティ教授とのいたちごっこで、モリアーティ教授に翻弄されています。

 線画を描いた後、ベンチの脚の部分の構造が違うことに気がつきました…。あーあ…
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-03-30 21:08 | イラスト・落描き

冒険を彩る音楽 人形劇「シャーロックホームズ」サントラ

 もう購入して、聴き始めてから1ヶ月以上。NHK人形劇「シャーロックホームズ」サントラCDのことを。

NHK パペットエンターテインメント シャーロックホームズ オリジナル・サウンドトラック

平松加奈(作曲、Vn)、ダニエル・ハーディング(指揮)マーラー・チェンバー・オーケストラ、ナノ(歌)/ IMX



 音楽について、平松加奈さんご自身によるライナーノーツが「完全メモリアルブック」の中にあります。何故CDのブックレットに収めなかったのかなぁ…。

シャーロックホームズ 完全メモリアルブック: NHKパペットエンターテインメント (ワンダーライフスペシャル)

三谷幸喜 / 小学館



 まず、何と言っても私の注目は、演奏にダニエル・ハーディング指揮のマーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)が参加していること。このサントラでハーディング&MCOが演奏しているのは5曲。「友情のテーマ」(Track1)、「ビートン校迷宮のテーマ」(2)、「シャーロック・ホームズのテーマ」(3)、「モリアーティのテーマ」(15)、「Scarlet Story(Orchestra Version)」(27)。意外と少ない…ですが、聴き応えばっちりです。トラック1の「友情のテーマ」、2話のスタンガスンの部屋へ向かうシーンや、9話の犯人追跡のシーンで流れていた疾走感溢れる明るく爽やかな曲です。聴いた瞬間、澄んだ弦に魅了されました。管楽器も打楽器も援護するけれども主張し過ぎない。バランスがいい。

 この曲から始まって、人形劇本編で流れた音楽が次々と出てきます。聴くと、あのシーンだ!とか、台詞が脳内自動再生。シーンを思い浮かべながら聴くのもよし、純粋に音楽だけを聴くのもよし。本編では部分的にしか使われてなかった音楽が、フルで聴くと意外と長かったと気付いたり、同じ曲でも別の部分を使うと合わせるシーンの雰囲気も変わる。MCO以外の、平松さんを中心にした弦楽四重奏、海沼正利さんのパーカッションの音楽も聴きどころ満載です。演奏者、形態が変わっても弦は澄んでいるし、パーカッションは楽器の種類も多くそれだけ多様な音楽になる。人形劇では出てきませんでしたが、ホームズはヴァイオリン演奏が得意ということで、サントラでもヴァイオリンが中心。平松さんのヴァイオリンソロの協奏曲のような感じの曲が多いです。弦楽四重奏でもオーケストラでの協奏曲のような広がりと深みがある。聴いていて楽しい。

 本編で聴いて気になっていた曲…9話のメアリーが謎の絵葉書のことを話すシーンや、13話の頼もしいワトソンとメアリーのシーンなどで流れるマリンバの可愛らしい曲。「そっと寄り添う心」(14)。優しい気持ちになれる曲です。「ラングデール・パイクのテーマ」(11)は、「シャーロッQ!」でも流れている曲。パイクのコミカルな雰囲気が思い浮かびます。「Taking Block」(10)はワトソンメモの音楽。聴くとあのワトソンメモの日記帳のアニメーションとともにワトソンの語りが自動再生ですw「華麗なる思考」(13)は、ホームズが早口で推理を述べるシーンでよく流れる曲。ホームズの早口での推理と、テンポのよいスリリングな曲がよく合います。「ハドソン夫人のテーマ」(4)はご存知、ハドソン夫人が「♪タララッタラッタララ~ララッララッラ~」と歌っている曲。ハドソン夫人の歌声は入ってませんwでも、部屋や車の中などで一人で聴いている時は歌ってしまいますw

 サントラで聴いて気に入った曲は「ジョン・H・ワトソンのテーマ」(7)。ワトソン好きだから…と言うのもありますがw、いい曲です。ゆったりとした波の大海原のような弦に、南太平洋を思わせるパーカッション。この曲ではあまりヴァイオリンが主張せず、弦のハーモニーが優しく美しい。後半からは力強くなる。人の感情・和を大事にして寛大で優しい、力強さもある、オーストラリアからやって来たワトソンにピッタリの音楽です。「すれ違い」(16)、「犯人の言葉」(17)、「心の窓辺」(24)、「ワトソンの憂慮」(25)のような、しんみり、しっとりとした曲もCDだからこそじっくりと聴ける。これらの曲はヴィオラやチェロがいい味出してます。

 最後を飾るのが、オーケストラバージョンの主題歌「Scarlet Story」。前奏の部分は最終回、ミルヴァートン先生とのシーンで流れました。そして歌の部分はホームズを見送るシーンで。同じ曲でも使う部分で変わる。オーケストラ、しかもハーディング指揮MCOとはなんて豪華なんだ…と実感する曲です。通常のバージョンでは速くて聴き取れない、歌いづらいと感じていても、このオーケストラバージョンならゆったりめのテンポで聞き取りやすく歌いやすいです。

 少し前に、NHKFMのクラシック音楽番組でハーディング指揮MCOの演奏会の録音が放送されました。勿論聴きました。メインの演目は、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。いい演奏でした。MCOはオーケストラでも少人数の室内オーケストラ。でも、音の厚みや広がりは普通のオーケストラに負けていない。和と個のバランスがうまいのだな、と。ホームズとワトソンのコンビのチームワークのよう。前にも書きましたが、若い人たちが人形劇「ホームズ」でオーケストラや弦楽奏に親しんでもらえたらな、とあらためて思います。

 夏の新作では新曲があったりするのだろうか?気になります。

 しかし、人形劇の音楽もよいのですが、「ホームズ」映像作品は今まで私が観てきた作品はどれも音楽がいい!グラナダ版、BBC「SHERLOCK」、ロバート・ダウニー・Jrがホームズの映画、アニメ「名探偵ホームズ」。映画はオペラのシーンが印象的でかっこいい。「名探偵ホームズ」は作曲がハネケン・羽田健太郎さん。「ホームズ」は音楽も楽しめます。人形劇もその仲間入りです。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-03-26 22:49 | 音楽

夏に新たな冒険! 人形劇「シャーロックホームズ」続報+α

 先日日曜の第4話「消えたボーイフレンドの冒険」再放送で、NHK人形劇「シャーロックホームズ」の放送も終わってしまいました…。「ホームズ」関係だと、GyaOで無料配信されていたアニメ「名探偵ホームズ」も配信終了。最終回までばっちり観ました。面白かった!BSプレミアムでは、グラナダ版「シャーロック・ホームズの冒険」が再放送中。ただ、4月からの新年度の放送は無い模様です。春になったら一気に「ホームズ」関係が無くなってしまう…。正典再読、別の訳で読む(私の場合新潮文庫版)、まだ観ていない映像化作品を観るのもあるけど、これはいわゆる「ホームズロス」か…?

 という想いを抱いたまま、日曜の人形劇放送終了後、人形劇公式Twitterアカウントがこんなツイートを。
Twitter:シャーロック学園( @sherlockgakuen ) 2015年3月15日17:52


 そして、NHKの公式サイトでも!
NHK:シャーロックホームズ

 夏に新作放送決定です!!
 正典(原作)では、それぞれの物語は決して時系列に並んでおらず、ワトスンが後から「こんな事件もあった…」と執筆・発表しています。それに倣った形になった模様です。これは正典再読、訳も数種類読んで待ってます!!どの原作が来るかなぁ?予想も楽しい。

 他にも、オリジナルキャラクター(オリジナルパペット)を投稿、パペットデザインの井上文太さんが顧問もして下さるという企画も。スコットランド・ヤードの警部がレストレードしか出てこなかった(ベインズは「ウィステリア荘」だけに登場する地方警部)ので、他のヤードの警部たちが人形劇の世界に入ったら面白そう…などとイメージしています。勿論生活委員で。
 また、人形や小道具・原画の展示、ワークショップなどのイベントも開催予定。昨年末にNHKスタジオパークで特別展がありました。行きたかった…、生でホームズやワトソンたちに会いたかった…。是非とも全国巡回をお願いしたいです。NHKなら、大河ドラマの衣装や小道具などが毎年全国巡回している。それみたいに、出来ないかなぁ。お願いします!

 「完全メモリアルブック」並びにサウンドトラックCDの感想書いてないや…。「メモリアルブック」には、作曲の平松加奈さんによる楽曲解説も。サントラは聴き倒しています。ノベライズ5巻の発売はまだ発表されてないなぁ。夏まで、待ちながら楽しめることはあります。
 あと、ブルーレイBOXも発売されます。明日発売日です。特典がなかなか豪華です。予約はしていませんが…(お財布と相談中)。夏の新作は別にBOXになるのかなぁ…?完全BOXが出たらどうしよう…と思ってしまいます。

 以上、人形劇ホームズの現時点での発表でした。

 以下オマケ。イラスト描いた。
f0079085_22185799.jpg

 夏にまた会おう!
 ちなみにこのイラスト、最初に描いたイラストを意識、繋がっているように描きました:10月が待ちきれないので
 「最初の冒険」からイメージして描きました。ワトソンはまだ脚と心の傷が癒えきっていない状態。2人の仲もまだそれほど親しくない。それがこう変化した。いいコンビになりました…。

 もう一枚。
f0079085_22311446.jpg

 メアリー、アガサ、シャーマン、女の子3人。本編では一緒に行動するシーンはありませんでしたが、ミルヴァートン先生やワトソンの計らいでアガサも徐々に心を開くようになり、こんな風に女の子同士で勉強し合ってるシーンがふと思いついたので描いた。女子キャラのカラーイラストを描いていなかったので描きたかったのもある。
 メアリーは賢いところがあるので成績も良さそう。アガサは教科によって差が大きそう…。シャーマンは生物はトップの成績だろう。アガサ(1年)がメアリー(2年)、シャーマン(3年)と上級生に可愛がられ優しく面倒をみてもらっていたらいいな、と。
 しかし、アガサの髪が難しい!!
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-03-17 22:38 | Eテレ・NHK教育テレビ

[NHK人形劇ノベライズ]少年シャーロックホームズ こわい先生たちのヒミツ

 テレビの人形劇本編放送は終わりましたが、ノベライズはまだ完結していません。人形劇「シャーロックホームズ」のノベライズ4巻です。

・1巻(1~3話収録)感想:[NHK人形劇小説版]少年シャーロック ホームズ 15歳の名探偵!! +NHK人形劇版
・2巻(4・5話収録)感想:[NHK人形劇ノベライズ]少年シャーロックホームズ 赤毛クラブの謎
・3巻(6~9話収録)感想:[NHK人形劇ノベライズ]少年シャーロックホームズ 消えた生徒たち

【4巻収録の人形劇本編感想】
・第10話「失礼な似顔絵の冒険」:見えているもの、見えないもの、見せないもの 人形劇「シャーロックホームズ」第10話
・第11話「まだらの紐の冒険」:15歳ホームズに足りないところ 人形劇「シャーロックホームズ」第11話
・第12話・13話「バスカーヴィル君と犬の冒険」
 どちらが本当?どちらが嘘?ワトソンの冒険 人形劇「シャーロックホームズ」第12話
 すれ違う想いの着地点+踊る人形暗号の謎 人形劇「シャーロックホームズ」第13話


少年シャーロック ホームズ こわい先生たちのヒミツ
アーサー・コナン・ドイル:原作/三谷幸喜:番組脚本 / 時海結以:著/千葉:絵/集英社・集英社みらい文庫/2015

 3巻で表紙にワトソンが加わりましたが、4巻はメアリー・モースタンとアガサも!女の子2人、可愛い!!
 上述の通り、第10話「失礼な似顔絵の冒険」、第11話「まだらの紐の冒険」、第12話・13話「バスカーヴィル君と犬の冒険」(前後編)の4話収録。3巻に続き4巻でも前後編を収録しているのは嬉しいです。あと、10話「まだらの紐」は先行放送の6回。先行放送で昨年夏に観て、ようやく小説化されました。待ってました。4巻の副題が「こわい先生たちのヒミツ」。まさに、ビートン校の怖い先生たちの内面が伺えるお話が、10話と11話に。
 今回も、人形劇本編の加筆、詳しい描写や追加シーンで物語をよりたっぷりと楽しめます。セリフへの加筆もあります。

 10話「失礼な似顔絵」。学園一怖いと噂されるミルヴァートン先生を、生徒たちが非常に怖がっている描写が伝わってくる。パイクも、レストレードも。ホームズも最初ベッポから依頼された時は顔色を変えた。ワトソンは転校生で、ミルヴァートン先生の授業も受けていないので、聞いた話でしかミルヴァートン先生のことを知らない。鞭を持って生徒を有無を言わさず叱る怖い先生、とだけ。だからこそ、ミルヴァートン先生に立ち向かった。
(ホームズ、それでいいの?何も手に入れずに引きさがるなんて…)
ホームズでも、こわくて、しっぽをまいてにげ帰るってことが、あるんだろうか。
そんなんじゃ、事件は解決しない。
みんな、ミルヴァートン先生を嫌ったまま……何も、解決しない。
ぼくのむねのおくに、小さな怒りが生まれた。何に対して怒っているのか、うまく言えないんだけど、とにかく、このままじゃだめだって思う。
(43ページ)

 ワトソンの怒り。温厚で優しく寛大なワトソンが怒るなんてことはあまり無い。ミルヴァートン先生がどんな先生なのかをアガサから聞いて知り、実際に接してみて、何かをしなくてはと勇気ある行動を起こすスイッチが入った。おそらく、ビートン校に来てから、初めての怒りだったのではないかと思う。1話でベッポに冤罪を被せられた時も怒ってはいたけど、その時はそれよりもホームズが助けてくれたことに重きを置いている。今回はこのワトソンの怒りからの行動が、ミルヴァートン先生を、そしてホームズをも動かすことになる。事件の翌日の221Bでのホームズのセリフ
「…どうやら、人間は、ぼくが思っている以上に、『奇妙』で、『複雑』な生きものらしい。それがわかっただけでも、収穫はあった」
(65ページ)

 本編を観た後、これはミルヴァートン先生とアガサのことだと思っていたのですが、ワトソンのことも含んでいるのだろうな、と。ホームズも、ワトソンがあの時思ったように簡単に諦めるつもりじゃなかった。
 10話は、このミルヴァートン先生とのシーン以外は、ギャグ回になってて読んでて何度も笑いましたwベッポの描いたホームズとワトソンの似顔絵を見た2人の反応のシーン。ワトソンのあの「下膨れのおっさん」の似顔絵を載せ爆笑しているホームズのイラスト、ホームズのこんな表情は初めてです。だが、ホームズの似顔絵を載せないのは意図があってですかwワトソンだけwアガサと鉢合わせしたシーンも、かなりコミカル。そして、最後、221Bで勝手に朝ご飯を食べるアガサに怒って椅子を持ち上げるホームズに、ワトソンが…そんなところで元ラガーマンスキル発動しなくていいからwその後のオチもお決まりですwドリフのコントみたいだな(対象年齢のこどもたち、10代の若い子たちはわかるかなぁ…w)

 11話「まだらの紐」、ようやくノベライズで読めた!(2回目)ストーナー先生の描写がいいです。ストーナー先生素敵です。このノベライズは「ホームズ」正典と同じくワトソンが書き手、語り手の、ワトソン視点。だからこそ、ロイロット先生との火かき棒対決を読みたかった。ワトソンはどう思っていたのか。ホームズは出来ると信じているからこそ、火かき棒をワトソンに渡した。その信頼に応えなければ!と力を振り絞り、元に戻した棒をロイロット先生に突き出した。これは本編にはないシーン。ワトソン、カッコイイ!
 ロイロット先生の自白のシーン…本編で観ても切なかったのですが、文章で読むとさらに切ない。
「だろうな。だから、お前はダメなんだ」

このロイロット先生の言葉に象徴される、ホームズに足りないもの…人と心を通わすことには興味が無い。わかろうとしない。人間の心理には興味はあっても、実際目の前にいる自分に関わりのある人が何を思って、誰にどんな想いを抱いて、その想いをどうしたいのか…現実の人間の感情の動きには深く立ち入ろうとしなかった。人形劇本編を観た後、そんなことを思ったのですが、ノベライズ10話、11話を読んでいると、ホームズはかなり人の気持ちに配慮して行動しているところが伺えます。ミルヴァートン先生がホームズとワトソンを見逃してくれたこと、沼毒蛇に襲われたシャーマンを助けたマングースのロイロット先生のことを「通りすがりのマングース」と表現したこと。出来ないわけではないけれども、推理に夢中になっている時はダメということか…?成長の途中なので、ムラがあるということか…?そういうことにしておきます。
 ストーナー先生の研究室で、人形劇本編ではワトソンが実験器具を物珍しげに見ていましたが、ノベライズは…ホームズがそれ以上にノリノリでしたwだよなぁ、221Bには実験道具がたくさんある。化学実験好きのホームズが惹かれないわけないよなぁw

 12話・13話「バスカーヴィル君と犬」。心を通わす、というテーマがここでひとつの点に着地します。ヘンリー・バスカーヴィルが靴下を探していたシーンが、バスカーヴィルの部屋でもなく一体どこなのか不思議に思っていましたが、ノベライズで詳しく書かれていました。ワトソンが拾ったモンスタードッグの毛が何故光っていたのかも、ちゃんと答えが出されています。本編では伏線回収しないまま終わっちゃったからなぁ。
 メアリーとバスカーヴィルの関係を気にし、メアリーへの想いが通じて欲しいとアピールするワトソンですが、どんな行動からもメアリーの優しさや心遣いを汲み取り、メアリーの幸せを願う姿が本当に一途です。そして、やっぱりワトソンは話を盛っていましたw
 4巻のワトソンは、自分の気持ちに正直に行動している。ミルヴァートン先生とのことも、沼にはまったステイプルトンを助けようとするシーンも。事件のことに深入りしないでと言ったメアリーも含めて、辛い思いをしている人を放っておけない。目の前で困っている人がいて、力になれるのならなりたい。そんなワトソンの感情と行動が一致し、力になって表れるのが13話のステイプルトンを助けるシーン。
 一方のホームズは、やはり考えて行動するタイプ。考えて行動したいのに、それを妨げられた時、ホームズも感情的になってしまう。ベインズが仕掛けた暗号をアガサは解読してしまい、ホームズは解読できなかった。ベインズの行動とネチネチとした態度、アガサの無邪気さは、ホームズが考えた行動の想定外。でも、アガサに冷たく当たってしまったことは後悔していて、仲直りしたい。ホームズが心を通わすこと、自分から折れることが出来るようになったのは、本当に大きな成長です。このシーンは、ワトソンは見ていないので、ワトソン視点ではどのように描かれるかと思っていたのですが、そう来ましたか。

 この12・13話、残念なのが「踊る人形」暗号部分の記述。黒板に暗号が書かれ、それをじっと見ているホームズとアガサのイラストのところでしか、暗号を見ることが出来ない。「E」の暗号がどの暗号なのかが本文を読んだだけでははっきりとわからない。本編にあったとおり、暗号の一部が強い筆跡で書かれているはずなのに、イラストではそのように書かれていない。暗号解読のシーンでも、日本語訳だけセリフで書いて、どの暗号がどのアルファベットに対応しているのかわからない。正典(原作)「踊る人形」の表記のようにしてほしかった。あくまでテレビで放送されたもののノベライズですが、テレビで放送されたものを観ないと暗号のことがよくわからないとは…。小説でよりじっくり味わいたいなら、これは逆効果では…。児童文庫なので、英語を載せるわけにもいかない…いえいえ、児童文庫・児童向けの訳の「ホームズ」正典の「踊る人形」では、一般向けのものと同じようにどの暗号がどのアルファベットを意味しているのか、英文もちゃんと記述しています。この人形劇はアレンジはしてありますが、正典に沿った物語になっている。「踊る人形」暗号も正典と同じ。だからこそ、ノベライズでも正典と同じように表記して欲しかった。英文は今はわからなくても、後で英語を習った時に思い出したり、「踊る人形」原作を読んだ時に同じだと気がつけるように。英語を学んでいる10代の子たちにはいい勉強にもなると思う。勿体無い。ここがとても残念です。

 4巻には、パペットデザインの井上文太さんのイラストが載っています。よかった、復活して。

 5巻はいつ出るのだろう?3月にも出るだろうと思ったらなかった。次の巻に14話~18話最終話まで載せるのかなぁ?
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-02-23 22:23 | 本・読書

終わりと始まり、そして希望、再び 人形劇「シャーロックホームズ」第18話[最終回]

 ついにNHK人形劇「シャーロックホームズ」最終回です。第18話「最後の冒険」。原作は勿論「最後の事件」(「思い出」収録)

 校長がイザドラに渡したラブレターを使って、校長を脅したケンプから見事手紙を奪い返し、事件は解決したかに見えた前回。しかし、モリアーティ教頭に呼び出され、ホームズがケンプを利用して自分で事件を解決したように見せかけ校長の信頼を得ようとした、と冤罪を被せられてしまった。謹慎中だったにも関わらず寮の部屋から出歩いたこともあり、このままではホームズは退学処分になってしまう。221Bを出て、教頭から逃げながら裏で操っている人物を洗い出そうとする。
 ここまでが前回17話のお話です。その続き。

 そのホームズを、探し出し捕まえようとするモリアーティ教頭と生活委員たち。221Bにはワトソンひとり。ホームズを信じて待っている。そこへ、ハドソン夫人と塗装業者がやって来た。部屋の壁を塗り替える…と。「相変わらずよく見てないな」塗装業者は、ホームズだった!見事に変装し、ハドソン夫人もバレないものね~と喜んでいる。ハドソン夫人はホームズの味方。そう言って出て行く。よかった、無事だった!これまでの顛末を、ホームズが話します。「その前に一服させてくれ」とピロピロ笛を吹く。ああ、ホームズ、無事でよかった!!
 ホームズの変装がようやく、最後の最後で出てきました!正典(原作)のホームズは変装の達人。ありとあらゆる人に変装して、事件に関わっている人から情報を聞きだしたり、犯人を追いかけたり。オープニングのプロジェクションマッピングでもホームズの変装が出てきますが、ようやく本編でも見られた!

 これまでのホームズの足取り。まず、シャーマンの飼育小屋で寝泊りしていた。シャーマンも味方。そこへレストレードが来た。レストレードは「本当はこんなことしたくないけど、生活委員だから」…レストレード、複雑です。17話では生活委員の仕事、謹慎中のホームズが外を出歩かないか見張ることよりも、ケンプから手紙を奪い返すための作戦に協力してくれた。しかし、今回はそうもいかない模様。レストレードも本当は味方。

 飼育小屋を出た後は、ディーラー寮のディオゲネス・クラブへ。入り口でマイクロフトと出くわし、マイクロフトは自分の部屋へシャーロックを連れて行き、かくまう。マイクロフトは生徒会長だが、弟であるシャーロックを心配してるのか?そこへ、「ディオゲネス・クラブの会合が始まる」と呼びに来た声…ウィルスン・ケンプの声。マイクロフトが出て行った後、シャーロックの中で推理が、「赤い糸が繋がった!」。案の定、マイクロフトとケンプは生活委員を部屋に連れてきて、ホームズの居場所を教えようとするが…ホームズは逃げた後。マイクロフトとケンプのつながりが怪しい。

 その後、保健室へ。しかし、保健室には「Out」アドラー先生不在の札が。がっかりしているところへやってきたのは生活委員のベインズ。「言ったでしょ、あなたは私の憧れだ」この言い方がちょっとユーモラスだった。ベインズは勿論、ホームズがアドラー先生に憧れていることを知っていました。そして、ベインズは生活委員だが、教頭の話を真に受けてはいない。ホームズが誰かに嵌められている、と同じように考えている。さすが。そこで、ベインズとホームズが取った行動は…。

 再びマイクロフトの部屋。生徒会長のマイクロフトに、ホームズを捕まえた、とベインズが報告に来た。その前に、マイクロフトに会いたい生活委員がいる…と通した生徒。シャーロック。「あとは兄弟で」シャーロックとマイクロフト、一対一の対決です。
 ここで、部屋に入ってくるシャーロックが、ディアストーカー帽(鹿撃ち帽)をかぶっていました。そう、シャーロック・ホームズと言えば、ディアストーカー帽をかぶった姿が有名です。が、原作の文章ではそんな格好をしていた記述は出てこない。シドニー・パジットの挿絵で、そのホームズが描かれました。どの作品が最初か…探してみてくださいね(「シャーロッQ!」風にw)

 まず、シャーロックが推理を話します。校長からラブレターを受け取ったイザドラ。呆れ、どうしようもなく、相談するのは…生徒会長のマイクロフト。ラブレターを受け取り、預かった。それをケンプに見せた。これまで、マイクロフトはケンプが起こした事件をもみ消してきた。あのケンプの部屋にあったケーキ。メッセージには、ケンプの名前はフルネームで書かれているのに、相手は「ホームズ」と苗字だけ。「ホームズ」は、シャーロックのことでは無く、マイクロフトのことだった。「尽きることのない友情に感謝して」…マイクロフトとケンプは大の仲良し。そしてマイクロフトはケンプにラブレターを見せ、ケンプはそれを使って校長をゆすった。マイクロフトは今回ももみ消そうとした。
 マイクロフト曰く、ケンプは「悪事の天才」。「あの顔を見ていると怒る気になれなかった」。そんなマイクロフトに対してシャーロックがキッパリと言い放ちます「あんたらは仲良し過ぎる!!」。シャーロックとワトソンは、相手が悪い時にはちゃんと怒る、自分が悪い時は相手を巻き込もうとしない。シャーロックとワトソン、マイクロフトとケンプの友情の違い。マイクロフトとケンプはつるんでるだけの感じです。まさに10代にありがちな。しかし、ケンプの罪を何とかしようと言った後のケンプ、マイクロフトのことを「マイキー」と呼んですりすり抱き付いている…何なんだお前ら。
 
 しかし、その計画がモリアーティ教頭に知られてしまった。このままではケンプとマイクロフトは退学処分。しかし、教頭、誰かに罪をなすりつければいい…弟に。驚くマイクロフト。シャーロックのことを厄介払いしたいモリアーティ教頭、後は任せてくれ、と。
 マイクロフトはシャーロックを売った。教頭と話をしている時のマイクロフトの物憂げな表情。しかも、シャーロックのことで。これまで見たことありません。でも、マイクロフトは後悔していない、と。
「お前は親の期待を裏切り、これまで好き勝手に生きてきた。その分、どれだけ僕が苦労したか。お前のせいで、僕は一切の自由を奪われ全てを背負わされ、何一つ楽しい思いもせず生きてきたんだ。ホームズ家の名誉を守る。ただそれだけのために。
(中略)
お前は僕のためにこの学校を去ってくれ。それがホームズ家に生まれた弟の務めなんだ!」

 マイクロフトは卒業後、ビートン校の理事になる。それがホームズ家の代々のしきたり。シャーロックが、兄にはさんざん迷惑をかけてきた、とワトソンに語る…。
 マイクロフトの言い分…長男の責任。名門校であるビートン校の理事を代々やっているぐらいだから、ホームズ家は相当の家系なのだろう。その"家"の重み…わかる、と思ってしまいました。私も一人っ子なので、長子と同じ。"家"に期待される、"家"に縛られる重圧と責任の重さ。自由がない、全てを背負わされた。このマイクロフトの思い…痛い程わかります。一方シャーロックはいい意味で言えば"家"の縛りを自分の力で壊し自由を手に入れた。悪く言えば、"家"のすべきことから逃げ出した。マイクロフトは、シャーロックを羨ましがっていたのだろうな…。そしてシャーロックの口から、「兄に迷惑をかけてきた」なんて言葉が出てくるとは。あんなに敵視していたマイクロフトに、こんなに共感するなんて。マイクロフトにとって、ケンプはいい弟分だったのだろう。でも、2人のつるんでいる関係はいいとは言えない。そして自らの保身のために、弟を犠牲にしたことも。

 モリアーティ教頭のところへ行くと決意したホームズ。その前に、会っておきたい…アドラー先生に。レストレードたちをうまく騙して、保健室へ。しかし、やはり保健室には不在の札。「もう諦めたら?子どもじゃないんだから」とワトソン。「嫌だ!僕らは子どもだよ」…この会話、1話と対になっています。1話、ベンチに一人座っていたホームズに話しかけたワトソン。「皆と遊ばないの?」とのワトソンの問いに「僕は子どもじゃない」と。ワトソンが自信をつけ成長し、大人びてきた。ホームズは16話で外の世界を見て、自分が子どもだと自覚した。これはこれでホームズの成長です。一言に成長と言っても、その人によって違う。自分に足りないものを見に付けること。自覚すること。それが心の成長なんだね。

 ここにいても生活委員に見つかる、と、2人が向かったのはミルヴァートン先生の部屋。アガサがお茶を淹れてくれた。アガサには、今回の事件のことは耳に入れないようにさせているミルヴァートン先生。アガサをハドソン夫人のところへ行かせ、3人で話し合います。アガサが相変わらずホームズの奥さんになってるw可愛いw
 ミルヴァートン先生にアドラー先生を待っていることを説明すると、「新婚旅行に行っている」と。なんと!!ホームズ、ショック!「落ち込んでます」と解説するワトソンwwアドラー先生に会えないとわかり、心置きなくモリアーティ教頭のところへ行ける、と言うホームズ。そんなホームズに、ミルヴァートン先生が語ります。
「学校を去るということは、何かが終わることではない。それは始まりなのだ。君は新しい世界に飛び立っていくのだ。自分の身に起こったことを決して悲観してはならない」

 ミルヴァートン先生…!!最高の励ましの言葉です。これも、1・2話を思い出します。失意の中にいたワトソンを、さりげなく励ましたホームズ。今度はホームズが励まされる。

 さて、いよいよモリアーティ教頭との対決です。校長先生の銅像の前で待ち合わせしたホームズ、ワトソン、モリアーティ教頭。ホームズ、再びケンプのケーキのことを話します。ケンプは自分の名前はフルネームで描いていたのに、相手のことはホームズと苗字しか書いていなかった。…いや、本当は書いていた。マイクロフト・ホームズ、と。それはどこに行ったのか…モリアーティ教頭が割って、食べてしまった!ホームズの観察力と洞察力。さすがです。
 ここで、ワトソンも黙っていません。何故そこまでしてホームズを追い払いたいのか。ホームズは凄い才能を持っている、何故それを認めないのですか!ワトソンも、ホームズと同じようにもうモリアーティ教頭が相手でも引き下がらない。自分の意見をはっきり言っている。
 モリアーティ教頭の言い分…ホームズは秩序を乱す、秀でた個性など必要ない。だが、モリアーティ教頭が本当に疎ましい、秩序を乱す原因と思っているのはホームズではなかった。うぬぼれるな、と…凄みがあります。モリアーティ教頭が厄介払いしたい本当の相手…オルムシュタイン校長。いい加減で、ふしだらで、生徒に愛されている。モリアーティ教頭が理想とする学校をつくるためには、オルムシュタイン校長は邪魔な存在。ホームズはあくまでついでだった…。

 ここで、ホームズ「だそうですよ、校長先生」…校長先生の銅像の目が開いた!しゃべった!!?動いた!!?何と、ホームズの計画で、オルムシュタイン校長はずっと銅像に成りすましていたのです。ワトソンも知らない。ワトソンは知ったら、気にしてやたら銅像に目をやって計画が台無しになるだろう、と。「何か悔しいな」ワトソンの弱点でもありますが、人間性ですね。
 オルムシュタイン校長、モリアーティ教頭に語ります。教頭は優れた教育者かもしれない。しかし、真実を曲げてはいけない。真実こそ大事なものはない。学校には秩序は必要。だが、教師と生徒は支配し支配される関係ではない。教師とは知恵や知識を授けてくれるだけではなく、時には大人の駄目さを教えるサンプルでもある…。
 真面目なことを話す校長先生。しかし、銅像のまま動くのはかなりシュールです…笑えます…ww

 最終回で、教育問題ぶち込んできましたか。駄目な大人、反面教師だけど愛嬌があって憎めないオルムシュタイン校長。秩序こそ尊ぶべきもの、秀でた個性は秩序を乱す、教師は生徒を支配し、生徒はそれに黙って従う、規則は絶対的なものと考える厳格なモリアーティ教頭。学校には規律が必要、規律があってこそ自由がある。でも、アガサのようなはみ出してしまった生徒を見過ごさない優しさも持つミルヴァートン先生。3人の先生の違い。誰が正解で、誰が間違っているとは言えません。いろんな先生がいる。これは教育、教育者にとっての永遠の問題です。
 ただ、モリアーティ教頭の言う「秩序」は、生徒を自分の言う通りにする、縛りつけ思うままにしたい、という意味に私はとりました。だから、秀でた個性をないがしろにしている。そんなことをしようとしても、心の中までは縛れない。個人の心の中は自由なのだから。

 原作ではモリアーティは、「犯罪界のナポレオン」と呼ばれる存在。ありとあらゆる犯罪の黒幕で、法律をかいくぐり、手下を使って事件を未解決にしている。そう、モリアーティにとって、ホームズは最初から宿敵ではなかった。ただ、諮問探偵として様々な事件に取り組んでいるうちに、未解決の事件の裏に何か大きな力があるとわかってきた。それを突き止めていったら、モリアーティにたどり着いた。ホームズは正義のため、モリアーティが警察に捕まるようにしたが、すり抜けてしまった。そしてホームズの前に現れたモリアーティは、邪魔をするならホームズを消し去る、と言い残し去っていった…。ここから、ホームズとモリアーティが対決することになったのです。

 人形劇では、モリアーティ教頭の最終的なターゲットはオルムシュタイン校長…学校という組織のトップにいる。学校は社会や国家の縮図でもある。そのトップを狙っているモリアーティ教頭。でも、校長は駄目な部分をたくさん持っている。生徒には最低と言われつつ憎めない存在。教師も大人も人間。弱点や苦手なもの、嫌いなものもあるし、過ちを犯すこともある。
 そして、社会や国家にも、完全な秩序を保っているものはない。どんなに理想的と言われている国家、社会でも、何かしら問題を抱えている。はみ出して見えないものもある。それらを裏の面と呼ぶならば、ホームズが言っているこの学校で学んだこと「何にでも裏がある」。その通りですね。

 オルムシュタイン校長、「パッカーン!!」と銅像を割り(!?)元の姿に。事実を捻じ曲げた教頭は教育者として失格!と言い切る。オルムシュタイン校長も責任を取って辞めるが、教頭も同じ。校長に肩を叩かれ、崩れ落ちるモリアーティ教頭。またしても一件落着ですね。
 「パッカーン!!」の部分…一昔前のギャクですかw(私もわかりませんw)ワトソンの悲鳴がwwこの部分の操演、かなり難しいですよ!?凄い。
 オルムシュタイン校長、モリアーティ教頭ともに辞職。モリアーティ教頭は、スイスのライヘンバッハ研究所へ…ライヘンバッハ!!そうか。ここで教授になり、ホームズと再び対決することになるのか…?モリアーティ教頭が生きている、これポイント。後は原作で!!
 新しい校長には、ミルヴァートン先生が。ミルヴァートン先生なら、厳しいけれども生徒思いのいい学校をつくってくれそうだ。よかった。でも…原作を思うと、まさかミルヴァートンがこんなキャラクタになるだなんて、信じられません…!!後は原作で!!(2回目w「犯人は二人(もしくは、「チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン」、「恐喝王ミルヴァートン」)
 マイクロフトはお咎めなし。ただ、シャーロックとの写真をじっと見つめている…。

 事件は解決したけれども…ホームズは学校を辞めることに。納得できないワトソン。ホームズは清々しそう。僕の才能が社会でどれだけ通用するか、楽しみで仕方ない、と。そう、本物の探偵になる。ホームズ、ワトソンに「向こうで待ってる」「君は僕の最高のパートナーだ」。2人のコンビは無くなりません!!
「あの夕陽の先には、新しい朝が待っている。僕らはまだ始まったばかりなのさ、ワトソン」

 このセリフも、2話と対になっています。学校を退学することが決まっているホープ君に、「何言ってるんだよ、僕たちの人生、始まったばかりじゃないか」「やり直すいいチャンスじゃないか。リセットして、新しい自分になるんだ」と言い励ましたワトソン。その言葉を聞いて、後で「僕らの人生、まだ始まったばかり、か…先は長いな」とつぶやいたホームズ。2話と口調が全く違います。気力と希望に溢れています。

 そして、ビートン校を去るホームズ。221Bの窓を見てから、門に向かって歩いていると、ワトソンの声が。ハドソン夫人も。ワトソンが「ほら!」と言うと、その先には仲間たちが。レストレード、ベインズ、ベッポ、スタンフォード、パイク、ジェイベズ・ウィルソン、ダンカン・ロス(赤毛)。ドレッバーとスタンガスンも。お前らは反省しろ!!サザーランド嬢とウィンディバンク。バーニコットは泣いている。シャーマンと動物たち、メアリー、「トレジャーズ」の4人…アーサー、ショルトー兄弟、ジョナサン・スモールも。ガルシアとヘンダーソン、アブドラも。渡り廊下の陰にイザドラ、ケンプも。ヘンリー・バスカーヴィルにステイプルトン(バナナ被り物w)。アガサ、ミルヴァートン先生、ストーナー先生。…ロイロット先生!!?先生どっから出てきたんですか!!?しかも農作業をしているような格好。違う職に就いたのかな。わざわざ見送りに来てくれたの…?ロイロット先生…!アガサは案の定大泣きしている。そして、振り返るとアドラー先生の姿が…!と思ったら、消えた。幻だった。「いるはずないか」そんなホームズを、そっと励ますように呼ぶワトソン。頷いて、ホームズ、また歩き出します。泣きじゃくるアガサには、「大丈夫、きっとまた会える」前回、ワトソンはホームズのことを何があっても信じていると書きましたが、事件が解決することだけじゃない。いつだって、何があっても、ホームズとワトソンはお互いのことを信じている。ああ熱く美しい友情!

 ホームズが向かう門の外には、ジェファーソン・ホープ君がホームズのことを呼んでいる。ホープ…HOPE,希望。2話の、ワトソンがホープ君に語った言葉…「HOPE,希望。君にはバラ色の未来がある」。そう、ホームズの行く先にも希望がある。うまいことを…!ジェファーソン・ホープがこんな鍵になるなんて。

 最後に皆が見送りに来てくれた。ホームズは「問題児」「変わり者」「友達がいない」と最初は言われていたけど、それでも信頼されていた。友達だったと最後にわかった。それも「真実」なのかな。最後にわかった真実。

 爽やかな終わりでした。やはりホームズは学校の外の世界へ。16話の感想で書いた通り、学校という狭いコミュニティの中では収まり切らない。どこの世界でも真実を捻じ曲げるものはいる。でも、真実の"赤い糸"を追い求めて、どこまでも突き進んでゆく。ワトソンは学校に残るけれども、ホームズとワトソンは、また再会して、正典の世界に行くのだな、と。最後にアドラー先生がいなかったのは何故だろう。アドラー先生がいたら、ホームズは学校に残ろうとするからだろうか。ノートン先生もいませんでしたね。はい、2人で新婚旅行。でも、保健室の鍵は壊れていたはず。中に入って、手紙を残してくることも出来たんじゃないのか?そのあたりはノベライズに期待したいです。

 終わってしまいました。が、「ホームズ」正典も読破はしましたがまだまだわからないことばかり。映像作品も観ていないものがいっぱいある。この人形劇をきっかけに「ホームズ」シリーズにハマったのですが、私もまだまだこれから、ここからが始まりのような気がします。そして、この物語が伝えようとしていることも。

 放送後、公式HPを見てみたら…何だこれ?
NHK:シャーロックホームズ
シャーロック学園
 NHKのほうは、何か意味深なメッセージ。シャーロック学園のほうは、これからの楽しみ方。物語が終わっても、それが終わりじゃない。しかも、オリジナルパペット創作推奨公認してるしwオリジナルパペットとは、創作したオリジナルのキャラクターのこと。二次創作ってことですか!?そして一番気になる、未公開ストランド壁新聞とワトソンメモを夏に公開…?
 2期、続編、番外編、大歓迎です!!お待ちしております!

 ひとまず、18話の感想はここまで。ノベライズ4巻の感想とか、サントラCDの感想もあります。今回は感想だけで、イラストはまた後々。ノベライズはまだ続きが出ます。人形劇ホームズ、まだ終わりません!!

 来週からは再放送。1~4話。見逃してしまった、途中から見て最初観てない方、是非どうぞ!

 ひとまず、制作スタッフの皆様、素敵な作品をありがとうございました!人形劇の可能性と芸術性に改めて惹きこまれました。昨年3月の先行放送から、じわじわずるずるとハマリ、ここまで来ました。とても楽しかったです。あ、でもまだ終わりませんよ。ひとまず。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-02-18 21:45 | Eテレ・NHK教育テレビ

信じているからこそ 人形劇「シャーロックホームズ」第17話

 クライマックス間近のNHK人形劇「シャーロックホームズ」第17話「本当に困った校長先生の冒険」。原作は「マザリンの宝石」(「事件簿」収録)。放送前にあらすじを読んで、ホームズが単独で調査をしていた…というあたりで、もしかして!と思ったら当たりました。

 授業を終え、221Bに戻ってきたワトソン。ホームズは前回の校則違反で1週間の謹慎中。部屋にはアガサがいて、掃除をしている。ワトソンも言っていたが、奥さんか!wワトソンが謹慎が解けているということは、3日以上1週間未満ということか。
 ここで、「謹慎」は授業にも出席できず、食事も部屋で。寮の部屋に缶詰状態という罰。1話「最初の冒険」(前編)で、石膏像破壊事件の犯人だとベッポに罪を被せられそうになったワトソンが、謹慎になりかけたことがありました。6話「生真面目な証人」では、ガルシアとヘンダーソンも罰を受けていましたが、2人は「外出禁止」。授業と食事とトイレ以外は部屋から出てはいけない。「謹慎」と「外出禁止」は別ものの罰で、授業に出ることも認められない「謹慎」がいかに重いかわかります。

 そんなホームズは椅子に座って外を見ている。少しは身体を動かさなきゃ…と手をかけた瞬間、ホームズは倒れてしまう。!!?観察してないな、とホームズの声…ロフトの上にホームズ。椅子に座っていたのは人形。ジェファーソン・ホープにつくってもらったのだそう。外では生活委員のレストレードが、謹慎中のホームズが出歩かないか見張りをしている。それを欺くことが出来る。一方本物のホームズは謹慎中でも出歩いていた。新しい事件の調査をするために。その話を聞いて
ワトソン:ずるいじゃないか!僕に隠れて
ホームズ:これ以上、君を巻き込みたくなかったんだ
ワトソン:今更そんな事、言ってほしくないんだけど

 ホームズがワトソンの身を案じている…!ホームズがワトソンのことを本当に親友だと思っているからこそ、迷惑はかけたくない…。でも、ワトソンもホームズのことを本当に親友だと思っているから、迷惑だなんて考えてほしくない。2人の友情熱いよ!
 アガサはホームズの身の回りのことを終え、221Bから出て行く。「私がいないと何もできやしないんだから」。本当に奥さんですかwでも、そんな役はこれまでハドソン夫人がやってたんじゃ?そんなアガサを見てワトソン「このイラッとくる気持ちは何だろう…」嫉妬か?w

 ホームズ人形…人形の人形…w目が貼ってあって、怖いです。前回再会したホープ君につくってもらった。名前だけでもホープ君がまた再登場して嬉しい。連絡を取り合っているんだね。しかし、手紙はまだいいが、こんな大きな荷物、よく怪しまれずに送ってもらったなぁ…。
 ホームズの助手になったアガサがようやく助手?らしいことをして登場してきました。このアガサの立場は、原作(正典)ではビリーという少年。ホームズの助手をしています。
 原作「ホームズ」は、ワトスンが語り手となって、ホームズが関わった事件を記録執筆、物語として出版するという形になっています。が、この原作「マザリンの宝石」は、ワトスンが語り手ではない。第三者からの視点で書かれています。少しネタバレになりますが、ワトスンは「四つの署名」の後メアリーと結婚し、221Bを出ます。でも、往診の途中で訪れたり、ホームズに呼び出されたりして、ともに事件を追うのは続きます。「マザリンの宝石」でも、ワトスンは221Bを久しぶりに訪れ、ホームズが単独調査していた事件に関わることになります。という意味で、人形劇では謹慎中のホームズがワトソンに内緒で単独調査をしていた、というアレンジになりました。ちなみに、「緋色の研究」や「恐怖の谷」での、後半の事件に至るまでの顛末の部分も第三者視点で書かれています。「マザリンの宝石」は短編ですが全編第三者視点で書かれた珍しい作品。第三者視点で書かれると、同じ「ホームズ」でも、違った雰囲気に感じます。続きは原作で!

 その事件とは…、依頼人は校長先生。とても困っている、とやって来た校長先生は、好きな女の人が出来てしまった、と語りだす。ここで食事をしていたホームズがむせて「またですか!?」私も同じ、視聴者全員同じことを言いたかっただろうwその相手とは…何と生徒!アーチャー寮4年、イザドラ・クライン!!イザドラに一目惚れしてしまった校長、想いを何十通も手紙に書き、手紙の束をイザドラに渡した!返事は何日経っても来ない。そんな時、校長室に手紙が。イザドラへのラブレターは、人の手に渡ってしまっていた。手紙は、返してほしければ1万ポンド払え、という脅迫状だった。さもないと、ラブレターを張り出す、と。

 校長先生…。「ロイロット先生を見習え!!」と、何度も連呼してしまいましたw生徒に恋した挙句、ラブレターを渡すとは…。本当にロイロット先生を見習え。しかも相手はイザドラ・クライン。…イザドラは、ワトソンのことは今はどう思っているのだろう?ワトソンはイザドラの気持ちは受け取り、あの青いカンガルーのぬいぐるみも221Bに置いてあった。でも、メアリー・モースタンを好きなことは変わっていないはず。イザドラのワトソンへの恋は叶わないけど、気持ちは伝え、受け取ってはくれた。慕ってはいるのか?ちなみに、イザドラは18歳ということが明言されました。留年?
 そんな校長の話を聞いていたホームズ。途中でピロピロ笛スタンドを取り出し、「どれにしようかな…」と言わんばかりに選び、1本取って…ということをしていたw相当呆れてますw
 校長室で、校長が読んでいた本は、チャールズ・ディケンズ「二都物語」。4話「消えたボーイフレンド」の回で、ワトソンが読んでいた小説です。2人の男が1人の女性を愛する物語。前回はその通り(?)でしたが、今回は、校長→イザドラ→ワトソン…繋がらない。

 ホームズは部屋を抜け出し、調査を始めた。まず会ったのはイザドラ・クライン。校長からのラブレターは、欲しいと言う人がいたのであげた。誰かはノーコメント。校長がゆすられていても自業自得。生徒にラブレターなんて教育者としてどうなのよ。それだけ魅力的な私にも、罪はあるんだけどね、とイザドラ。ホームズ、イザドラが相手だと苦戦の模様?
 イザドラの最後の言葉が意味深です。イザドラの罪…忘れていませんよ。

 次にホームズが目をつけたのは、脅迫状の裏。数学のテスト。パイクに頼んで、その試験を受けた人間を洗い出した。ディーラー寮2年の生徒。その中の誰か…こんな事件を考えるのは、あの生徒しかいない。ウィルスン・ケンプ。またお前か!!ホームズはケンプを221Bに呼び出し、もうすぐ来る予定。その作戦に、ワトソンに協力してほしい、と。勿論!
 そこに、ハドソン夫人が。お茶をもって来てくれた。ホームズは急いで隠れ、人形のホームズ2号に話し掛けるハドソン夫人。夕食は何時にする?との質問に、6時半…明後日の。笑いながら行ってしまったハドソン夫人。「大事なのは先入観さ」とホームズ。作戦開始です。

 ワトソンメモは、前回のおさらいがメイン。ホームズが何故謹慎になったのか。謹慎中なのにそれを破って出歩き調査をしているホームズ。モリアーティ教頭にばれたら大変なことになる…何だか嫌な予感がする…!イザドラのことも、ケンプのことも書いて無い。事件のことよりも、危険なことをしているホームズの身を案じるワトソン。冒頭ではホームズがワトソンのことを案じていましたが、今度は逆です。本当にいい親友同士だ…!

 221Bにやって来たケンプ。迎えるワトソンとホームズ…ケンプ、ホームズ2号を人形とすぐに見破った!「さすが、よく見てるな、ケンプ」…ワトソンは見事に騙されてましたが…ケンプ、結構観察力あるのか…?ホームズは、校長のイザドラへのラブレターを渡してほしい、と言う。帰る、と言うケンプを止めるホームズ。
「いい加減目を覚ませ!!」
「このままじゃ君はろくでもない大人になってしまう。僕はそれを心配しているんだ」
「こんなことを続けて何になる。人に迷惑をかけない生き方をしてみろ」

 これまでケンプが起こし、マイクロフトにもみ消してもらった2つの事件についても
「でも!神様は見てるんだ!」
「まだやり直せる。僕らには未来がある。お願いだから、目を覚ましてくれ」

 ホームズらしくない言葉…ですよね。「神様は見ている」は特に。2話で、ワトソンが失意のホープ君に「神様が、なぜ君にホープという言葉をお与えになったか」と言ったのを思い出します。ワトソンならしっくり来るのに、ホームズだとしっくり来ない…?でも、ホームズも正義感の強いところはある。人の生き方を心配しているあたりがしっくり来ないのか。
 そこへいきなりやって来たレストレード。謹慎中なのに出歩いていたことで、モリアーティ教頭がお呼びだ、とホームズを連れて行ってしまう。ばれたか!

 221Bに残ったワトソンとケンプ。2人でソファに座り、ワトソンがケンプに向き合って、語りかけます。
「僕は、君が本当に悪い奴にはどうしても思えないんだ」
「君は、本当はいい奴だ」

 そして、オーストラリアに住んでいた時、友達に貰ったコアラの置物を取り出す。オーストラリアに昔から住んでいる人たち…先住民族のアボリジニはこの置物に向かって、自分が犯した罪をそっと告白する。そうすると、魂が清められて、とてもいい気持ちになる、と。置物に興味を示すケンプ。しかし、罪を告白する気はない。そんなケンプに再び向き合うワトソン。ケンプの顔、眼をじっと見つめる。
「君の心の奥が見えてきた。悪いことをした後の罪悪感で押しつぶされそうになってる」
「最近肩が凝るだろう?原因は罪悪感だ。溜まると体に出るんだよ」
「君も辛いよね。君は悪ぶっているだけなんだ。その澄んだ眼を見ればわかる。」

 ケンプ「そんなこと、言われたの初めてだよ」ケンプの心がほどけてきた模様。ワトソンが言うと説得力あります。相手をじっと見つめ、心に語りかけるように優しく穏やかに言い諭す。心から身体に出る体調不良まで。ワトソンの医師スキルついに発動か!!?丁寧に診察してくれる優しく頼りになるお医者さんのような、カウンセラーのような。

 そして、ワトソンは置物に罪を告白するように言って、221Bを出て行く。告白する時は、出来るだけ詳しく正確に。詳しければ詳しいほど効果がある、と。ワトソンが出て行ったのを確認して、ケンプは静かに置物に打ち明けます。
別に悪い事して金儲けしようとか、そんな風に考えたことなくて、ただ何て言うか、俺、勉強もできないし、あまり目立つタイプじゃないから、そういうことでもしないと注目されないっていうか、それだけなんです。

 そして、手紙の在りか…体に巻きつけていることも。話し終わると「ありがとう、ケンプ」椅子から立ち上がるホームズ!人形の2号じゃない、本物のホームズ!椅子に座っているのは人形という先入観に惑わされた。そして手紙を奪い返す。完璧です!ホームズは部屋を出てから、ワトソンと話をしている間に窓から入って2号と入れ替わった。ここ2階ですよ?下から這い上がったの?それとも隣の窓から跳び移ったの?いくらワトソンの話に気を取られているとはいえ、ケンプは何度も窓のほうを見ていたじゃないですか。ホームズ凄い。レストレードも、今回の作戦の協力者。あの生真面目なレストレードが、生活委員の仕事よりもホームズの作戦に乗るとは、変わったのかな?相手がケンプだったから、というのもあるかもしれない。今回は見事な解決でした!

 しかし、ワトソンがケンプに語りかけるシーンには、私も惹きこまれました。作戦とは言え、ワトソンが言ったことは本心だろう。7話「イヌ語通訳」でも、バレた後、すぐ弱気になって処分を気にしていたケンプ。打ち明けたことも、悪いことでも何でもいいから注目されたい。それだけだったのだろう。ケンプは2年だから、14歳。14歳らしいです。ワトソンだからこそ、ケンプに本当のことを言わせることができた。しかも、強要ではなく、良心に語りかけるという形で。ホームズは、重要な役をワトソンだからこそできると信頼して頼んだ。ワトソン…またワトソン株が上がりましたw
 3話「困った校長先生」で、アドラー先生に、お芝居の練習をしておくようにと言われたホームズとワトソン。あの時はまだ2人の息もぴったり合わず、芝居も下手ですぐに見破られてしまった。しかし、今はホームズとワトソン、そしてレストレードも息ぴったり。ホームズもワトソンも成長したからこそ、作戦は成功した。いやー、すっきりしました。

 221Bを出て行くケンプ。何だか、心がとても楽になりました、と。結構素直。その姿を見て、これで生き方を改めてくれるといいんだけど、とワトソン。ホームズは人の人生には興味は無い、と。やっぱり…wコアラの置物は、実はただの置物だった。でも、人は心に思っていることを口にすると凄く楽になれる、これは本当だ。僕も転校してきた時、ホームズに聞いてもらって元気になった。覚えてるか、ホームズ、と聞くワトソンですが…「忘れた」…どうかなぁ実際は…?
 ただの置物だったわけですが、それでもどこか愛嬌のあるコアラの置物…ほしいです。

 そして手紙を校長に返す。喜ぶ校長。そこへ、モリアーティ教頭が!教頭が学園のことで知らないことはない。イザドラに、ラブレターの事件のことは誰にも言うなと指導してきた。校長にも厳しく。それに対して校長「寂しい子なんだよ、校長先生は友達になってあげたかったんだ」…だったら最初からそれでいいじゃないですか!!wロイロット先生を見習え!
 一方、謹慎を破ったホームズに対しての処罰も。モリアーティ教頭のこの厳格な厳しさ、好きです。ミルヴァートン先生もですが、こういう先生・大人がいないとだめだ。そんなモリアーティ教頭に、無理言ってお願いしたのだから大目に見てやってくれ、と校長権限発動。「これにて、一件落着!」と見得を切る校長先生。声の中村梅雀さんだからこそできる、ハマるシーンです。

 これで解決したかに見えたが…。夜遅く、寝ているワトソンを起こすホームズ。何事か。困ったことになった。さっき、モリアーティ教頭が221Bにやってきて、ホームズと廊下で話をした。モリアーティ教頭が言うには、ホームズがイザドラからラブレターを手に入れ、校長を脅したのだと。ケンプを使って校長を恐喝し、自分でそれを解決した。校長の信頼を得るために。モリアーティ教頭に目をつけられ、モリアーティ教頭を恐れ、校長に取り入ろうとした。でも、元々校長はホームズのことは信頼していたし、ホームズは1話、そして前回16話からもわかるように、教頭に怖気づくような生徒じゃない。しかし、モリアーティ教頭はホームズとケンプが裏で繋がっていた事実を握っている。ケンプの部屋で見つけたケーキ。ホームズへ、尽きることの無い友情に感謝して、と書かれている。問い詰めたらケンプも認めた。廊下の端で、そっと見て、逃げて行くケンプ。謹慎を破り校長を欺いた…退学処分、と。考え込むホームズ。誰かが、僕を嵌めようとしている。そして逃げてきた。221Bにもいられない。真実を見つけに行ってくる、とワトソンに語る。一緒に行こうとするワトソンを止める。友達だからこそ。
何が起こっても、君だけは僕のことを信じていてほしい。

当たり前だ。ワトソンの手を握るホームズ、握り返すワトソン。ホームズの色白で細い手と、ワトソンの日焼けしたがっしりした手。…じんと来ます。そして、また会おうと言い残し、ロフトから飛び降り、窓から出て行くホームズ。身軽い…。力はそんなにないが身軽い。ホームズはどうなってしまうのか…!次回最終回!!


 ケンプのケーキは、一体どういう意味なのだろう。ケンプが今回の事件で心を改めて、ケーキを用意したようにも思えるし、誰かの陰謀のようにも…。陰謀と言えば…。ケンプの自白もどうなんだろう。1話でワトソンが罪を被りかけたのを思うと、ケンプも同じように罪を被ってしまった可能性もあり得る。廊下でホームズとモリアーティ教頭が話しているのを見ていたケンプ。一体本心は?
 第一、夜中に生徒を呼び出すモリアーティ教頭の行動もおかしい。モリアーティ教頭が、ホームズが校長を欺いたという話にも無理がある。ケーキは証拠になるのか?
 一体何がどうなっているのか、さっぱりわかりません。次回、最終回、どうなるのか…、待てません!気になります!!

 次回最終回で、これまでの伏線を全て回収出来るのか?ホームズ兄弟の確執とホームズ家のこと。イザドラはワトソンのことを今はどう思っているのか。そしてイザドラの部屋にあったホームズの写真。ワトソンとメアリーの恋の行方。ミルヴァートン先生が襲われた事件。ホームズとベインズの対決。ベインズと校長の血縁関係の理由も。20分じゃ無理だろう…30分、1時間!せめて45分に拡大しましょうよ!そして、「最後の事件」をやったなら、「空き家の冒険」も、つまり2期を…!

 今回、観た後しばらく圧倒されていました。最終回は、きっと魂抜かれると思います。ああ、どうなるんだ…。

 最後に、モリアーティ教頭を描きたいのですが、描けません。あの髪型といい、目つきといい一番難しい!!
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-02-10 21:09 | Eテレ・NHK教育テレビ

外の世界で見たもの、思い知ったもの 人形劇「シャーロックホームズ」第16話

 人形劇「ホームズ」も、もう16話。クライマックスが近づいてきました…。
 その前に、ようやく、主題歌「Scarlet Story」フルが聴けるようになりました!!

Rock on.

ナノ / フライングドッグ


 ナノさんのアルバムに収録されています。演奏クレジットにはしっかりと、ダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラと記載されています。弦楽器の鋭さ、緊張感、繊細さ、物悲しさ…1曲の間で豊かな表現。最後が切ないです。歌詞もようやく公開。しかし…和訳が無かった。こうなったら自分で訳す!と辞書を片手に訳してみたものの、不自然な日本語に…。英語は学生時代は得意だったんだがなぁ…。「冒険ファンブック」にはテレビサイズの歌詞の和訳が載ってますが、比べたら随分違う。
 今度発売のサントラには、歌詞の和訳もつけてください。


 16話「ダグラスさんのお屋敷の冒険」。原作は「恐怖の谷」。「ホームズ」シリーズで4作ある長編のひとつ。これで、人形劇は4作の長編全てを映像化しました。

 夜、221B。ホームズはカエルの実験、ワトソンは寝巻で寝る準備。そこへ、ハドソン夫人が駆け込んでくる。学校の裏のアメリカ人のダグラスさんのお屋敷で、殺人事件があったのよ!!と。殺されたのはご主人。殺人事件と聞いて、興味津々のホームズ。こんなチャンスは滅多にない!と出て行こうとする。しかし、ビートン校は夜8時以降は外出禁止。ワトソンがそう言って止めようとするが、ホームズはお構いなし。規則が何だ!本物の殺人事件なんだ!!と、さっさと出て行ってしまいます。慌てて後を追うワトソン。

 人形劇「ホームズ」では、学園もので、殺人なし、死人一切無しでずっと描かれてきました。殺人事件が原作のものも、うまく10代の子どもたちがやりそうなことに置き換えていた。しかし、本当の殺人事件…。学校の外ならいいのか?と、あらすじを読んだ時からもやもやしていました。

 ワトソン、寮から出て行くシーンでは制服に。着替えるの早い。いつも疑問に思っているのですが、ワトソンの寝巻はどういう仕組みになっているのだろう?ポンチョのように上から被る、袖がないタイプであることはわかるのですが。寝巻の上にあのポンチョを羽織っているのだろうか?
 あと、ハドソン夫人がエプロンをつけていなかった。黒いドレス、素敵です、お似合いです。

 学校の門を開け、学校の外へ。ビートン校の外が描かれる、舞台になるのは初めてです。門を出る時も、ダグラス邸に入る時も、ワトソンはやめようよ、と言う。それでもホームズについて行くのがけなげ。一方のホームズは、ダグラスさんのお屋敷の中へ。天井の高い、とても大きなお屋敷です。屋敷の中では、警官たちがあちらこちらへ。その警官たちの目を盗んで、ホームズとワトソンは現場へ向かう。そして、現場には横たわる人…。人形なのに、何だろうこの不気味な雰囲気は…。音楽もいつもと雰囲気が違う気がする。そこへ、「そこで何をやっている!」2人に声をかけたのはマクドナルド警部。大柄でがっちりとした体形。視線が冷たい…。うろたえる2人に、「ホームズ、何やっているんだ」と声をかけたのは…ジェファーソン・ホープ君!!「早く仕事に取り掛かるんだ」と、何事も無かったかのように2人に話しかける。「こいつら、うちの従業員なんです」とマクドナルド警部に説明し、別室へ連れて行き、掃除を始める。

 マクドナルド警部が行ってしまうと、再会の時間。「冒険ファンブック」で再登場することはわかっていましたが、実際に再会すると、感慨深い…何度も、ホープ君!ホープ君!!と叫んでいたのは私ですwホープ君は、今は美術品専門の運送会社で働きながら、本格的に彫刻の勉強をしている、と。ああ、ホープ君も自分の道を見つけたんだ、よかった…!

 ところで、ワトソンがホープ君が退学になったのは、2話の食中毒事件の責任…と言っていましたが、えっ?違いますよね?ドレッバーとスタンガスンに校則違反の賭け事に巻き込まれ、学校にバレたが、ドレッバーとスタンガスンは親のコネでお咎めなしになり、ホープ君だけが罪を被り、退学処分になったのでは。どうせ退学なのだから、その賭け事で奪われた父の形見の懐中時計を取り戻すため、捨て身でゆで卵で2人に賭けを持ちかけ、賭けに勝ちドレッバーとスタンガスンは食中毒に。なので、ホープ君の退学の理由は食中毒事件ではなく、賭け事に巻き込まれてホープ君だけ罪を被せられたせい。

 ホープ君がダグラス屋敷にいたのは、広間にかけられている絵のことで呼ばれたから。ホープ君がダグラス邸に来たのは2度目。主人のダグラスさんは、あまり品のいい人ではない。左手の薬指にごつい大きな金の指輪をしている。結婚指輪の上に。イギリス人はあんなおしゃれはしない。アメリカ人だ、と。ホープ君、よく見ています。そして、絵も元々は事件現場の書斎に飾ってあったもの。ところが、ダグラス夫人がここに飾って欲しいと頼み、移動した。ホープ君曰く、この部屋には合わない。お金持ちの考えることはわからない。絵を飾る前に、あの金庫を何とかしろ、と。ホープ君の前には金庫、というよりは宝箱が。「お金持ちの考えることはわからない」…ディーラー寮の2人を思い出しているのだろうか…。ホープ君は仕事が終わったので帰ることに。会えて嬉しかったよ、と握手をする3人。ああ、再会の時間は短い…。

 ホープ君、すっかり変わりました。2話では、ドレッバーとスタンガスンにいじめられこき使われ、罪も被せられ退学処分になり、弱気な内気な少年だった。しかし、父の形見の懐中時計の話のシーンでは、内に強いものを持っているのも伺えた。そんなホープ君を初対面でも励まし、部屋にあったカバの石膏像から手先が器用なことを誉めたワトソン。ホープ君は退学にはなってしまったけど、それでよかったのだろう。もういじめられることもないし、手先が器用なのを活かして彫刻家を目指して働きながら勉強もしている。たくましくなったなぁ。マクドナルド警部に見つかって、うろたえる2人に自然に声をかけ、うまく逃がすこともやってのけた。機転も効く。成長しました。私もホープ君に再会できて嬉しい。立派に成長していること、元気でいることがわかって本当に嬉しかった…!
 ホープ君の成長した姿に感心するワトソン。自信をつけるって大事なことなんだな!と。2話の時は、ワトソンも足のケガでラグビーをやめ、ホープ君と同じく自信も何もかも無くした状態だった。2人とも、それぞれ成長しましたよ。

 さて、ホームズとワトソンはいよいよ事件現場の書斎へ。書斎からマクドナルド警部と警官たちが出て行った隙に、2人は書斎へ。その前に、制服の胸に警察バッヂをつける。ホームズ、どこからそんなものをwどこの少年探偵団ですかw
 書斎。横たわる死体。ワトソンは怖がってばかり。死んだ人を見るのは初めてのワトソン。ホームズも初めて。顔に被せられている布をとり、死体の顔を確認するホームズ。顔は散弾銃で撃たれている…うわあああ…私もこれを書くのはちょっと控えたい…。指には大きな金の指輪。でも、指輪はそれだけ。部屋にはダンベル。ワトソン、半ば強引に書斎からホームズを連れ出します。
 ドキドキという鼓動が、緊張感を高めています。

 死体から目をそらし、嫌がるワトソン。ひたすら冷静なホームズ。2人の対比は、性格の違いからでしょうか。ワトソンはその優しさゆえ、感情移入してしまう。一方のホームズは、本物の死体でも事件を解く重要な鍵と捉えている。感情より事実と理論。正典では医師のワトスンは、怖気づくことも無く死因や推定時刻などを分析する。人形劇15歳ワトソンも父は医師だが、死体を見たことは無かったか。人の生死に携わる医師だからこそ、死を軽んじてはならない、興味本位で見てはいけないもの、と教えられてきたのかもしれない。

 書斎を出ると、女性の鼻歌が。女性…ダグラス夫人がお茶を飲みながらクッキーを食べている。あなたたちは?と尋ねられ、警部に頼まれて捜査を手伝っている、と答えるホームズ。夫人に事情聴取をしようとするが、マクドナルド警部がやって来る。まずい!屋敷から逃げ出す2人。

 ここで、奇妙な点が。マクドナルド警部や警官たち、ダグラス夫人の動きがとてもぎこちない。ぎこちないどころか、手も腕も脚も動いてない。木目の人形は「新・三銃士」の時と同じだけど、とても冷たい感触。視線も冷たい。ホームズやワトソン、ホープ君はよく動くし、眼にも生きているような感じがあるのに、警部や夫人は眼も生きているような感じが無い。なんだろう、この奇妙な感じ…。異世界のよう。

 庭で事件について話し合う2人。ワトソンは奥さんが怪しい、と。旦那さんが殺されたのに、暢気にお茶を飲んでいた。確かに不自然。ホームズは立ち上がると、庭にある池へ。長い木の枝を持ち、池の中に。何かを探している模様。ワトソンに身体を押さえていて欲しい、と。よくわからないまま、ホームズを支えるワトソン。そこへ…モリアーティ教頭が!!マクドナルド警部から学校に連絡があったのだ、と。しかし、モリアーティ教頭が来てもホームズはお構いなし。枝に引っかかったあるものを引き上げようと必死。さすがのワトソンも支えきれない。教頭先生に手伝って、と。えええ!?モリアーティ教頭、ワトソンを支える…何だこのシュールな絵はw音楽もコミカル。あのモリアーティ教頭がこんなことになるなんてwww
 このシーンで、ホームズとワトソンの靴が見えていました。いつもは見えない2人の脚。脚のある人形もあるのか!このシーンの操演、とても難しいと思う。お見事でした!
 池から引き上げたのは、上着。誰の服?その前に、私に礼はないのか!?と苦しそうなモリアーティ教頭。ホームズは事件の真犯人がわかった、と。警部にそれを伝えなければならない。教頭は学校に帰ると止めようとするが、「それを伝えるのは市民の義務です!」と走って行ってしまう。ワトソンも強行突破。これまたコミカルな音楽。教頭、散々です…。モリアーティ教頭が本格的に登場したのに、何だこれは一体…w

 屋敷で、ホームズはマクドナルド警部に真犯人がわかったんです!と推理を言おうとする。しかし、警部は子どもの言う事なんかに、と聞く耳も持たない。そこへモリアーティ教頭が。捜査の邪魔をしたことを詫び、ホームズは学業そっちのけで校内の事件に首を突っ込む困った生徒だ、と説明する。しかし、続けて、真実を見極める直感と論理的に考えを組み立てる能力は優れている。せっかくなので彼の話を聞いてみては、と警部に話すモリアーティ教頭。モリアーティがホームズを誉めてる!認めてる!かばってる!!1話の石膏像破壊事件では、他の先生たちと同じようにホームズを問題児、目の敵にしているような雰囲気でしたが、モリアーティ教頭はホームズのことをちゃんと見ていた、理解していたんだ…。

 そして、ホームズは推理を述べることを許される。まず、遺体の指輪。結婚指輪が無いのがおかしい。事件現場にあったダンベル。2つの重さが違う。片方のダンベルから抜き取られた錘はどこへ?池から引き上げた上着に、そのダンベルの錘が入っていた。上着に刺繍されたイニシャルから、服はダグラスさんのものではない。

 そして、事件の真相…ダグラスさんは殺されてはいなかった。死んでいたのは、ダグラスさんを狙い襲った賊。顔が判別できないことをいいことに、ダグラスさんは自分が死んだことにした。ダグラスさんはどこにいるのか…あの、ホープ君が運んだ絵。事件の後に部屋の模様替えをするなんておかしい。絵を動かし、その裏の戸…ホープ君の言っていた金庫をしまうはずの場所を開けると…人が。ダグラスさん。狭いところから出られたことと、奥さんと再会した喜びを表現するダグラスさん。ホームズの華麗な推理の後に…コミカルw書斎の死体は、テッド・ボールドウィン。一体何があったのか、テッド・ボールドウィンは何者か、何故ダグラスさんは狙われたのか…聞きたいところだが、今度こそホームズを学校に連れて帰るモリアーティ教頭。「その話、長くなりそうですか?」とのワトソンの問いに、「長編小説半分ぐらい」「本を出すから、読んでみてよ」とダグラスさん。
 確かに、「恐怖の谷」の半分はダグラスの回想です。続きは原作で!!読んでない人は読んでね!

 学校に戻ってきた3人。モリアーティ教頭、ホームズに対して、厳格に話します。ホームズがどんなにしゃしゃり出ても、警部は相手にしなかった。しかし、モリアーティ教頭が間に入ると途端に聴く耳を持った。世の中と言うのはそういうもの。教頭、厳しく続けます。
己の小ささを思い知れ、シャーロック・ホームズ。
お前は学校から一歩でも外に出れば、名探偵でも何でもない、ただの小生意気な小僧に過ぎんのだ。

 ホームズの表情の陰りが、無念を物語っています。
 そして、校則を破って外出した2人に、謹慎1週間を言い渡す。それに対して、ホームズは、ワトソンは強引に連れて行ったので許してやってほしい、お願いします、と。ホームズがワトソンをかばってる!ワトソンは3日に。

 221Bに戻った2人。溜息をつくホームズ。ここで、ナレーションワトソン…はい!!?一体何と言いました!!?
「まだ僕らはそのことを知らない」
 ワトソンの回想であることがわかります。しかも、このナレーションワトソンの声は、普段のトーンの高い、ちょっとひょうきんな雰囲気もある15歳ワトソンの声とは違う、大人っぽい声だった。大人になったワトソンが回想している、ということか…。あと2話、ホームズはどうなっちゃうの?やっぱり、ホームズは最後は…。そんな…。せっかくワトソンといいコンビ、親友になれたのに…。卒業まで、卒業した後も一緒に冒険していて欲しい。あと2話…。

 さて、ホームズとワトソンが見た、学校の外の世界。全寮制なので、外の世界に出ることはない。ホームズはビートン校内では、次々と生徒たちが問題を相談に来る名探偵。しかし、学校の外に出れば、ただの15歳の少年に過ぎない。真実を知っていても、大人は、子どもの言うことなんて、と相手にしない。15歳ホームズには力がない。なんとも理不尽です。まるで、ディーラー寮のお金持ちのお坊ちゃんの生徒たちと、他の寮の生徒たちの格差、階級のよう。マイクロフトが生徒会長の権力と、ディーラー寮のボスとして事実を捻じ曲げたのにも似ている。それでも、校内にはホームズのことを理解し、信頼してくれる人たちがいる。親友のワトソンも、友達でもあるレストレードやシャーマン、アガサ、パイク…これまでの依頼人や被害者たち。アドラー先生も、ホームズのことを理解し、可愛がっている。前回15話のノートン先生は、前ほどホームズを目の敵にしていなかった。そして、モリアーティ教頭も、何だかんだ言って、ホームズの能力を理解していた。

 モリアーティ教頭に援護してもらったが、学校の外でも、ホームズは見事な、完璧な推理をした。ホームズは学校の外でもやっていけるはず。最後のナレーションワトソンの言葉、この人形劇のラストは、学校という狭いコミュニティに収まりきらない…という意味なのだろうか。対照的なのがホープ君。退学になったが、学外で居場所を見つけ、彫刻の勉強もして、成長している。そんなホープ君の姿が、ホームズに影響を与える…のかもしれない。
 でも、ワトソンはどうするんだよ…。

 殺人事件に関しても、学外なら、相手が賊ならいいのか…?と思っていました。あの死体の描写は辛いものがありました。
 今回の物語は、ほぼ原作通りです。20分に収めるのに、あちこち端折っていますが、これまでのように原作を大幅にアレンジはしていません。マクドナルド警部はスコットランド・ヤードの警部のひとり。ほぼ原作の世界に入りこんだ15歳のホームズとワトソン。ホームズは違和感無く溶け込んでいた。ワトソンは、いい意味でまだ15歳の少年だった。外の世界=原作の世界を知ったホームズ。やはり、15歳ホームズは学校内=原作に基づいているけれどもアレンジしている世界に収まり切らない…ということか?
 でも、だからワトソンはどうするんだよ…!2人が離れ離れになるのは寂しいよ!

 モリアーティ教頭が本格的に登場したのは、1話ぶり。厳格だけれども、生徒のことをちゃんと思っている”先生”でした。最後、このモリアーティ教頭と対決することになるの…?マイクロフトとの確執はどうなる?あと2話で伏線回収できるのか?
 次回は、「本当に困った校長先生の冒険」。校長先生…またですか…。

 今回のイラストは勿論この子!
f0079085_23255760.jpg

 ホープ君!制服ではなく私服。かっこよかったです。たくましく働いている感じを。
ちなみに、2話の時のホープ君イラストと比べてみましょう:終わりと始まり、失意と希望 人形劇「シャーロックホームズ」第2話
 この時は、似ない、可愛く描けない…と悩んでいた。私の絵も少しは成長したかなぁ?
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-02-03 23:42 | Eテレ・NHK教育テレビ

ワトソンが許せないこと、守るもの 人形劇「シャーロックホームズ」第15話

 今回は早めに感想を書きたいNHK人形劇「シャーロックホームズ」第15話「青いシロクマの冒険」。原作は「三破風館」(「事件簿」収録)と、「青いガーネット(紅玉)」(「冒険」収録)。

 感想の前に、大事なお知らせです!サウンドトラックCD発売決定です!!待ってました!!

NHK人形劇「シャーロックホームズ」オリジナル・サウンド・トラック

平松加奈(作曲)/ダニエル・ハーディング(指揮)/マーラー・チェンバー・オーケストラ/nano/ IMX


 発売は2月16日。最終回の翌日です。アマゾンで先行予約受付中です。ようやくあの劇判の数々が聴ける…!!更に、ナノさんが歌う主題歌「Scarlet Story」オーケストラバージョンも収録です!マーラー・チェンバー・オケの演奏にも注目して聴いてください!!

 冒頭、ナレーションワトソンのこんな言葉で始まる今回のお話。
シャーロック・ホームズとの冒険はこれまでにもたくさんあったけど、これから述べる事件ほどドラマチックな始まり方をしたものはない

 明らかにワトソンが回想している形だとわかります。人形劇本編は、ノベライズ程ワトソン視点、ワトソンが語り手と感じさせないのですが、今回はワトソンが語り手であることをかなり意識しています。その訳が、最後まで観てわかりました…!

 221Bに飛び込んで来たのは、6話「生真面目な証人の冒険」で出てきたガルシア(髪がオレンジの方)とヘンダーソン(髪が黄緑の方)。入ってくるなり、赤毛のウィルソンはいるか!!と大声で聞く。いないと強く返すワトソン。穴に落ちた2人だねと言うと、ヘンダーソンはお礼を言うが、ガルシアは強い態度のまま。「愉快な四人組」回のショルトー兄弟みたい。参考にウィルソンに何の用だ?と尋ねるホームズ。「袋の中身を返してくれ」と伝えて欲しい、と。袋ってどんな袋…答えられないヘンダーソン、「袋って言えばわかる!」とガルシア。そして出て行く2人。

 出て行った後、ホームズが合図をすると、本棚の立て看板の裏から出てきたジェイベズ・ウィルソン。221Bにいたんです。厄介なものに巻き込まれてしまったウィルソン…。3日前の夜、その袋を拾った。中庭を歩いていたら、上から落ちてきた。中身はぬいぐるみ。青いシロクマのスティーヴ。シロクマなのに青い?ウィルソンは多分シロクマだと思う、と。手にはペンギンがくっついている。…これ、ペンギン?訝しげに見るホームズ。誰かが誤って上の階から落としてしまったはず。どんな袋か知らなかったので、ガルシアたちではない。
 一方のウィルソンはスティーヴ君が気に入った模様。可愛い、離れたくない、抱き心地も最高、と。可愛いところあるなぁ、ウィルソン。ワトソンに「抱いてみる?」と言うが、「結構」ワトソン、興味ないのね。ホームズが抱いてみる…推理開始です。縫い目の粗さから見て手作り。丹念に愛情込めて作られている…女性が作ったものだろう。不器用だが繊細な人物。尻尾だけ別の布で作られている。違う人間の手が入っている。随分とぞんざいな扱いをされたようだ。これらからわかる、ぬいぐるみの持ち主は…全くわからない。ホームズもお手上げです。コケるワトソンとウィルソンwこのぬいぐるみに一体どんな価値が?ホームズ、事件に興味を持ったので依頼を受けることに。落とし主を探すために、掲示板に張り紙を出す。心当たりのある人はベイカー寮221Bまで、と。

 そして張り紙を出してみた。書いたのはワトソン?ワトソンの似顔絵も描いてあります。掲示板の前にはレストレードとダンカン・ロスが。今回は赤毛じゃありません。2人は仲がいいのか?その後ろからやって来た、背の高い人物…。
 掲示板にはピアノの絵の描いた張り紙もありました。トレジャーズ?他の張り紙もじっくり見たいなぁ。文章も読みたい。

 221Bでは、ハドソン夫人が縫い物をしている。作っているのはぬいぐるみ。…フォークに刺さった肉団子…随分とユニークなぬいぐるみだ…。もう一つ、ウサギと言うハドソン夫人だが…宇宙人?あのピーナッツカバのホームズも呆れているレベル。確かにニンジン持ってるwハドソン夫人の美的センスも一体…wさて、これらを何に使うのか…?
 ちなみに、今では一般的な宇宙人のイメージであるこのグレイ型の宇宙人。このタイプが出てきたのはいわゆる1947年「ロズウェル事件」の頃から。ホームズの時代設定は19世紀終盤なので、まだ出てきていません…。この時代の宇宙人・異星人が出てくるSF小説は、H・G・ウェルズ「宇宙戦争」。1898年の作品です。ちなみに、もしこの「宇宙戦争」にホームズが遭遇していたら、というパスティーシュ「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」という作品もあります(まだ読んでいません。正典読破したので、今度はパスティーシュか?)。どちらも舞台は20世紀初頭の設定。やっぱり合わない…w

 221Bにお客さん…メアリー・モースタンの兄、アーサー・モースタンのルームメイトの、インド人留学生アブドラ。袋を落としたのはアブドラだと。袋の中身も青いクマのぬいぐるみと分かっている。ぬいぐるみ…アクメット君を持って屋根の上にいたら2人組のおかしな奴ら…ガルシアとヘンダーソンがやってきて、怖くてアクメット君を放り投げて逃げた、と。アブドラは、毎晩寝る前に屋根の上で月を見ながらヨガをする時、お尻に敷くクッション代わりにアクメット君を使っていた。随分とぞんざいな扱い…というのは、アブドラのせいだったのかー!可愛がっているようだが、尻にしいて…かわいそうなアクメット君…。アクメット君を返してくれ、というアブドラだが、野良犬にかまれてボロボロになってしまった、と返すホームズ。代わりに、ハドソン夫人の作ったぬいぐるみをプレゼントするよ、と。ハドソン夫人のぬいぐるみは青いシロクマの代わりだったんですね。肉団子ぬいぐるみをお尻に敷いてみて…気に入った模様。シュールなシーンです…wちなみに、アクメット君はどこで手に入れたのか…バザーで買った、だそう。アブドラはぬいぐるみにそれほど愛着を持っていなかった。次はぬいぐるみをバザーに出したのが誰かを探そう!
 ひとつ、ここで指摘したい。アブドラは毎晩月を見ながら…と言っているが、月は毎晩見えません。夜に見えるとも限りません。ファンタジーの世界、ということで…?w天文ネタなので、反応せずにはいられませんでした。そういえば、ホームズは天文学の成績は悪い。苦手と言うより、興味が無い。

 やってきたのは学園の情報通・ラングデール・パイクのところ。チャリティーバザーは月に一度開催されている。この青いクマのぬいぐるみは先月出品されたもの。出品したのが誰かと言うと…いつものように交換条件のパイク。今日も2ペンス…ではなく、あの宇宙人…じゃない、ウサギのぬいぐるみ。渡されたパイク「めっちゃかわいいじゃねーか!!」こんなの好きだったのかw出品したのは、美術のノートン先生。ホームズ、一瞬表情が曇ります。
 今回の原作は「三破風館」。本来、ラングデール・パイクが登場する作品です。パイクは社交界のスキャンダル情報を集め、握っている。情報を得るために、ホームズはパイクと会います。この「三破風館」でしか出てこないパイクが人形劇ではこんなに活躍するとは。

 美術室。ノートン先生はぬいぐるみを見覚えがある、クマのテンプルちゃんだ!と。…テンプルちゃん…?テンプルちゃんと話す口調が乙女でしたよノートン先生…wどこで手に入れたのか、生徒から没収した。女子生徒が廊下の隅にうずくまっていたので声をかけたら、布袋を投げつけられた。女子生徒は慌てて逃げて行ってしまった。回想シーンで、顔面に布袋を直撃され、倒れるノートン先生w返そうとしなかったんですか?とのワトソンの問いにも、顔を隠して逃げたということはやましいことがあるだろう、と。理由は他にもあるんじゃないか、とのホームズの指摘に、「さすがだ」と続けるノートン先生。婚約者であるアドラー先生の誕生日で、プレゼントを用意するのを忘れていたからちょうどいいとプレゼントに。でも、気に入らなかったらしく突き返された…。最初はこのぬいぐるみには尻尾が付いていた。もっと長いもの、恐竜みたいで微妙だった。ノートン先生はそれを付け替えてしまった。尻尾に手を加えたのはノートン先生だったのか!では、これをぶつけた生徒に見覚えは?あんな髪型の女子生徒はこの学園に一人しかいない。アーチャー寮4年、イザドラ・クライン。驚くホームズ、信じられなかったと語るノートン先生。イザドラ・クライン…男子生徒を子分のように扱い、まるで女王のような暮らしをしている。ホームズも何度か会ったことがあるが、凄みのある女子生徒。10代にはとても見えない。先生も一目置いている程。そんなイザドラ・クラインとぬいぐるみが結びつかない。そして、そのイザドラがしゃがみ混んでいた場所は…ベイカー寮221Bの前…!イザドラはホームズとワトソンの部屋の前で、ぬいぐるみを持って何をしていたのか…?
 今回のノートン先生は散々ですw

 渡り廊下を歩きながら、ワトソンも一度だけイザドラに会ったことがある…と思い出す。中庭のベンチで本を読んでいたら、男子生徒…ガルシアとヘンダーソン、ドレッバーにスタンガスンも従えて、堂々と歩いてくる女子生徒…イザドラ・クライン。その時、イザドラの帽子が風で飛ばされ、ワトソンの座っていたベンチの上に。帽子を取って、いつもの笑顔でイザドラに返すワトソン。男子生徒たちは脅えている。
 そして、333A…イザドラ・クラインの部屋へ。部屋の前にはヘンダーソンとドレッバーが。部屋に通されるホームズとワトソン。ワトソンの手には青いクマのぬいぐるみ。イザドラ…確かに凄みのある「女番長」です。アーチャー寮なのか。イザドラはガルシアとヘンダーソンを外へ出し、3人で話をすることに。イザドラとホームズは1年ぶり。イザドラの手下たちを先生に引き渡したホームズ。彼らは集団万引きをしていた。万引きは許されない行為(絶対に許されません)。でも一番気に入らないのは自分では手を染めず、裏から指示した人間が何の咎めもないこと…イザドラのこと。強く言うホームズを正義の味方気取り、思い上がりもいいところ、とイザドラも負けてはいない。2人の対決も凄みがあります。
イザドラ:何が正しくて何が間違っているかなんてあなたにわかるの?
ホームズ:わからないさ。僕にわかるのは、どんなものにも裏があるっていうことだけ。

 この会話でしびれました。呆然と見ているワトソン。今日の本題に。ぬいぐるみを返しに来た。ただし、条件がある。怖い目に遭ったウィルソンとアブドラに謝罪して欲しい、と要求するホームズ。しかし、非を認めないイザドラ。イザドラ・クラインに非を認めさせる人間は、このビートン校にはいない。…イザドラ、凄い。ならば、これを読み上げるまでだ、とホームズ、紙を一枚持ち出す。その紙…手紙を見て、ホームズから取り上げようとするイザドラ。このシーンの操演がすごい。迫力あります。これまで、こんな動きの速い迫力あるシーンは無かった。そこへ、ワトソンが割って入る。イザドラの手をつかみ
僕の親友を傷つけることは許さない!

 ワトソンらしい強い言葉です。手紙はぬいぐるみの中に入っていた。長い尻尾があった…これはクマじゃない。カンガルーだ。手に持っているのはペンギンではなく、赤ちゃんカンガルー。お腹には袋があって、そこに手紙が入っていた。手紙は、ラブレター。イザドラ・クラインはぬいぐるみにラブレターを入れてプレゼントしようとした。それは人に知られてはいけない。だから、ノートン先生に見つかった時、顔を隠して逃げた。相手は…ベイカー寮221Bの前に置いた…何故カンガルーのぬいぐるみなのか…カンガルーのいるオーストラリアからの転校生に一目惚れした…ワトソン!!?といつものように推理を早口で述べるホームズ。イザドラ、怒ってホームズにつかみかかるも…肩を落として泣いてしまう。冷酷非情な女番長にもこんな一面があったのか…と語るホームズに、鋭い強い声が。
ホームズ!いい加減にしろ!君は彼女を傷つけたんだ!わからないのか!本気で泣いてるじゃないか!よく見ろ!
 (中略)
 もっと人の気持ちを考えろ、ホームズ!

 ワトソン…!!いつもは寛大で優しいワトソンが怒った。初めてです。しかもホームズに対して。イザドラがホームズから手紙を取り返そうとした時には、イザドラに対して「親友を傷つけることは許さない!」と。親友を守る。しかし、今度はホームズが言葉でイザドラを傷つけた。だから、ワトソンは本気で、真正面から立ち向かって怒った。親友だからこそ。相手が女番長だろうと、怖がらない。偏見も持たない。しかも、自分に好意を抱いている。その気持ちを大切にしようとしている。ワトソンの優しさからの怒り。この怒ったワトソンの声が、本当に鋭く強かった。ワトソンがもし怒ったらどうなるんだろうかと思っていたのですが、本当に怒る時がくるとは。しかも、ホームズに対して。「よく見ろ!」…ホームズに対して、「観察しろ」と言っている、ワトソンが!逆転しています。

 イザドラに、ホームズがやり過ぎたと謝るワトソン。そして、僕には好きな人がいる、と。イザドラは知っていました。メアリー・モースタン。ワトソンに好きな人がいると知っていても、気持ちを伝えようとした。イザドラがワトソンに会った時、恐れも見下しもしなかった、それが嬉しかった、と。手紙を読むワトソン。中身は語られません。気持ちは伝わった、ありがとうと礼を述べるも、ワトソンにはひとつ疑問が。何故、カンガルーを青にしたの?イザドラの答え。
あなたは、自分の瞳の色がどんなに素敵かご存じないの?

 ワトソンの青い瞳…!はい、正直に言います。私も、ワトソンの青い瞳をきれいだとずっと思ってました!ノベライズで、ホームズの外見と比べて、「平凡な栗色の髪と青い眼」と何度か書いていたワトソン。そんなことないよ!ワトソンの青い瞳はとってもきれいだよ!と思っていました。イザドラ…わかっている人がここにいました…!
 ワトソン、カンガルーのぬいぐるみを手にとり、抱き上げ、
これは、世界にただ一つの青いカンガルーだ

人の想いには真摯に応える。大切にする。ワトソンかっこいい!!そんな2人を「バカバカしい…」と言うホームズですが、「うるさい!」「あっち行ってろ、ホームズ!」2人から怒鳴られてしまいました…。ワトソンを横目で見るホームズの眼差し…印象的です。

 221B。またハドソン夫人が縫い物をしている。
ワトソン「君は謎を解く才能はあるのに、どうして女の子の気持ちを理解できないのかなぁ…?」
ホームズ「興味が無いからさ」
ワトソン「君に欠けているのはそこだ」
ホームズ「大きなお世話だ」

 アガサとの仲直りの時は、ホームズも人の心がわかるようになったか、と思ったのですが…。そういえば、あれ以来アガサは出てきていない…助手じゃなかったんですか?ハドソン夫人が作っていたのは、トマトのぬいぐるみ。ウィルソンにプレゼントするために。ウィルソン、抱き心地最高!と満足そう。よかった。カンガルーは返せないからね、ワトソン。笑い合う3人をよそに、不機嫌なホームズ。一方、イザドラは、部屋にひとり。壁には写真が。ワトソンの写真に、ホームズの写真にはバツ印をつけて、ダーツで刺している。…これは…。物憂げな表情。一体、イザドラは何を思っているのだろうか…。気になります。あと3話で再登場するか?

 前半は「青いガーネット」が原作、後半は「三破風館」が原作でした。まさかワトソン回になるとは…。「バスカーヴィル」回後編でも男前なところが出てきましたが、今回もとても男前だった。最高にかっこよかった!
 思えば、ワトソンは随分と強くなりましたね。1話では、すっかり意気消沈、自暴自棄になって、ベッポに罪を被せられてもそれで事が収まるなら…と罪を被ろうとした。それが、ホームズと出会って、ホームズと一緒に学園内で起こる奇妙な事件を追い、”冒険”し、それを壁新聞に書くという新しいやりがいのあることも見つけた。ホームズは親友になり、寛大で優しい性格で友達も増え、好きな人も出来た。誰が相手でも、評判の悪い人だったとしても、自分の意見をはっきりと言うようになった。はっきりと意見は言うけれど、人の気持ちには寄り添う。元ラグビー部員の腕力もいかして、力でホームズをサポートすることもある。ホームズも成長してきましたが、ワトソンも1話を思うと、随分と成長しました。

 一方のホームズ。イザドラと善悪について語るシーンは鋭い迫力ありました。正典でも、グラナダ版でも、イザドラとの対決シーンはしびれます。グラナダ版では、イザドラは、モリアーティやミルヴァートンと並ぶ手ごわい人間…と出てきます。
 ワトソンへのラブレターですっかり忘れてしまうところでしたが、イザドラは万引きを指示した罪は咎められるべき。ホームズのやり方は酷かったが、悪いことは悪い。前回のケンプも、バーニコットは絵は自分が描いたのだと自分が知っているから、と言っていましたが、盗作・パクりは許されない。その前の化石を売ろうと盗んだことも。これらにはマイクロフトも関与している。ドレッバーとスタンガスンは、ホープ君との賭け事、ミルヴァートン先生を襲ったこと。真実が正しいことかどうかはわからないけれど、やってはいけないこと、悪いことはある。それはちゃんと始末して、反省して欲しい…あと3話でどうなるか…。

 次回は、いよいよモリアーティ教頭が動き出します。あと3話だよ…!?

 前回イラストを描かなかったので、今回は多めに描きましたw
 まず、ずっと描きたいと思っていたけど描けなかったノートン先生。ようやく描けました。
f0079085_0412631.jpg

 出来るだけハンサムに描いたつもり…wそのノートン先生が、今回は…
f0079085_0421551.jpg

 テンプルちゃん…。アドラー先生、どう思っているのかな…。ぬいぐるみを見て、これは貰ってはいけないものだと推理したかも。

 次、一度は描いてみたかったラングデール・パイク。
f0079085_043369.jpg

 好きなキャラクタです。

 今回のトリは勿論、ワトソンでしょう。描かずにはいられなかった。
f0079085_0443072.jpg

 今回はカラーで描きたかった。青い瞳は特に意識しました。カンガルーも尻尾を直しておきました。ハドソン夫人が直してくれた、ということで。ノートン先生…。
[PR]
by halca-kaukana057 | 2015-01-26 21:47 | Eテレ・NHK教育テレビ


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

お知らせ・別サイト

管理人HN:(はるか)
 熱しやすく冷めにくい、何が好きになるかわからない好奇心のかたまり。このブログでは好きなものを、好き放題に語ってます。

プロフィール
*2014.9.5:更新
はてなプロフィール:遼(halca-kaukana)



web拍手を送る






日々のログ:今、ここ、想うこと
または:Twilog

はてなブックマーク
Mielenkiintoinen!

気になること、関心のある記事や参考にしたサイトなどのブックマーク集。コメント多め。

◆ピアノ録音置きブログ:Satellite HALCA

☆「はやぶさ2」、小惑星リュウグウ目指して順調に飛行中!☆
管理人・遼も小惑星探査機「はやぶさ2」を応援しています。



あかつき特設サイト
JAXA:金星探査機「あかつき」特設サイト

☆祝!「あかつき」は金星の衛星になりました☆
金星軌道上で観測準備中!

最新の記事

マッティは今日も憂鬱 フィン..
at 2017-06-23 22:49
イリジウムフレアを見たくて
at 2017-06-20 22:21
6月はばらの季節
at 2017-06-12 22:49
Im ~イム~ 6・7
at 2017-06-12 22:43
カリグラフィニブが楽しい
at 2017-06-10 22:49
お久しぶりISS
at 2017-06-06 22:23
まだ間に合う!?「GCOM-..
at 2017-05-30 23:26
ライラックの季節も過ぎて
at 2017-05-29 21:55
メロディ・フェア
at 2017-05-17 22:51
日本・デンマーク国交樹立15..
at 2017-05-12 22:18

カテゴリ

はじめにお読みください
プロフィール
本・読書
宇宙・天文
音楽
奏でること・うたうこと
Eテレ・NHK教育テレビ
フィンランド・Suomi/北欧
イラスト・落描き
日常/考えたこと
興味を持ったものいろいろ
旅・お出かけ
information

タグ

以前の記事

2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
more...

検索