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超巨大ブラックホールに迫る 「はるか」が創った3万kmの瞳

 私のHNの由来でもある、大好きな宇宙機、電波天文衛星「はるか」(MUSES-B)プロジェクトの集大成の本が出ました。

超巨大ブラックホールに迫る 「はるか」が創った3万kmの瞳
平林 久/新日本出版社/2017


 まず、「はるか」はどんな人工衛星か…宇宙科学研究所(ISAS)のプロジェクトのページをどうぞ:宇宙科学研究所:電波天文観測衛星「はるか」

 著者は、「はるか」のプロジェクトマネージャーの平林久先生。文章は、中学生も読みやすいような、丁寧でわかりやすい文章です。

 まずは、「はるか」の観測方法の基礎基本、電波天文学について、歴史をたどりながら、仕組みや技術も解説します。宇宙から電波がやってくるのを発見した、カール・ジャンスキー。ここから始まります。電波天文学について、わかっているようで、わかっていないことも学び直しながら読みました。電波天文学がどのように発展していったのか、これまであまり学んだことがなかったので、電波天文学、電波での天文観測についての基本を学ぶ本としてもいい本です。

 この本は、中学生でも読みやすいような…書きましたが、平林先生が、ご自身の研究人生を振り返りながら書かれているのも、読みやすさの理由だと思います。東大に入学し、天文学を専攻し、どのように電波天文学に関わっていかれたのか。論文を書く話では、時代は違いますが、大学で天文学を学ぼうと思っている高校生に論文のイメージが伝わるんじゃないかな、と思います。平林先生が電波天文学を学んでいった時代は、日本の電波天文学の黎明期。通信衛星用のパラボラアンテナの建設も進みました。そして、野辺山に45mミリ波電波望遠鏡、ミリ波干渉計を建設。日本でも、干渉計(複数の電波望遠鏡を並べ、結んで、より高い分解能で観測することができる方法)での観測が始まった。一方、1967年、遠く離れたアンテナで干渉計を構成する「VLBI」の手法に成功。野辺山の45mアンテナもVLBIに参加。これが、さらに大きなVLBI…スペースVLBI(VSOP)、「はるか」に繋がっていきます。

 その「はるか」で何を観測するか。この本のメインテーマが「ブラックホール」の観測。ブラックホールは可視光では観測できない。ブラックホールらしきものは、銀河の中心にあるらしい。また、ブラックホールらしきものを電波で観測していると、電波の強さが時々変化したり、フレアを起こしたりする。これはどういうことなのか。ブラックホールはどうなっているのか。こうして、「はるか」につながる、VSOP計画は進んでいきます。

 VSOP計画がスタートしたのは1988年。MUSES-B、のちの「はるか」計画がスタートしたのは1989年。打ち上げは1997年…他の人工衛星でもそうだが、宇宙機のプロジェクトは、本当に時間がかかる。しかも、スペースVLBI、宇宙に電波望遠鏡を打ち上げて、地球の電波望遠鏡と干渉計を用いて観測するという、全く新しいプロジェクトを立ち上げて、実行するのは相当大変なことなのだと実感する。平林先生のご家族のお話や、平林先生ご自身のお話も所々に出てくるが、人生を掛けているのだな、と。
 また、「はるか」の特徴である、花びらのようなアンテナ部分をどうするか。衛星は過酷な宇宙環境に耐えられるのか。その設計や試験の箇所も興味深いです。

 1997年、M-Vロケット初号機で打ち上げられた「はるか」。ブラックホールの詳しい姿を次々と観測します。「はるか」によって、それまでわからなかったブラックホールの姿が明らかになっていく。ブラックホールの想像以上の大きさ、ブラックホールから出るジェットの激しさ。これほど面白いものはありません。

 活躍した「はるか」ですが、衛星にも寿命はあります。最期の時、停波のコマンドを送る時…グッとくるものがあります。それ以上に、その後、「はるか」でお世話になった方々を訪ねると、感謝の気持ちが伝わってくる…プロジェクトは終わっても、終わらない何かがあるのだなと感じます。

 そして、「はるか」の後継機、「ASTRO-G」計画を立ち上げますが…目標のアンテナの精度が達成できない、予算の問題などで、計画は中止に。ロシアの電波天文衛星「ラジオアストロン」についても書かれています。「ASTRO-G」がなくなって、VSOP衛星は「ラジオアストロン」だけだったので注目していたのですが、わからないことも多く…取り上げられていてよかったです。

 この本では、ブラックホールの合体を捉えた、アメリカの重力波検出装置LIGOについても触れています。重力波も、干渉計を使います。そして、観測するのはブラックホール。「これからは重力波天文学が花開く」(167ページ)とありますが、世界各地で重力波検出装置が動き出している一方で電波天文学もALMA望遠鏡があります。これから、天文学はますます面白くなるのだろうと思っています。


【過去関連記事】
電波天文観測衛星「はるか」に想う
無念… 電波天文衛星「ASTRO-G」開発中止
2月12日は「はるか」記念日
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by halca-kaukana057 | 2017-09-18 23:48 | 本・読書

土星堪能星見 + 今日は伝統的七夕

 先週末、天気がよかったので久しぶりに望遠鏡を持って星見してきました。春に、星仲間さんたちと観望会をしたのですが、その時も久しぶりに望遠鏡を出したので、望遠鏡操作にもたつくところも少なくなく…お客さんに申し訳なく思い、夏の間に自主練をしようと思っていました。それに、今は土星が見ごろ。土星を観たくて、望遠鏡を出して見晴らしのいいところへ。

 望遠鏡の組立て、ファインダーの調整(これをおろそかにすると、見たい天体を導入するのが遅くなる=操作にもたつく)もすんなりできました。この日は風が強め。雲も時折流れてきます。最初、月を見ようとしたのですが、雲の中に…。

アストロアーツ:【特集】土星を見よう(2017年)
 今年の土星は、傾きにより、環が広く太めに見えます。これを見ておきたかった。私の望遠鏡ではそんなに大きくは見えない、寧ろ小さいですが、環もしっかりと見えました。ずっと見ていました。
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アイピースにカメラをくっつけて、辛うじて撮れた土星。環の感じ、伝わりますかね?

 ずっと土星を愛でていたら、月は沈んでしまった…。他に見たい天体…夏なら、はくちょう座の二重星・アルビレオ。しかし、この時天頂近くにあり、望遠鏡の角度の限界、導入できません。残念、見られませんでした。秋になってもしばらくは見られるので、また今度…。

 アルビレオの話題が出たところで、今日は伝統的七夕です。
アストロアーツ:【特集】七夕/伝統的七夕(2017年)
 7月7日の七夕は梅雨で曇りやすい上に、月の満ち欠けがその年によって異なり、満月近くで星見には適さないことがある…ので、旧暦7月7日を「伝統的七夕」と呼んで、よりこと座・わし座や天の川を観察しやすいようにキャンペーンしています。旧暦7月7日は月は上弦のあたりで、月明かりの影響も受けずに済みます。
 今年の7月7日は満月でした。天気は晴れ。星が見えていました。今年は梅雨明け後も曇り雨のところが多かったですね。週末は晴れたものの、今日は曇りです。伝統的七夕前倒しということで…。

 その7月7日に、面白いツイートを読みました。フィンランド大使館さんのツイートです。
フィンランド語で「りんぬんらた」ってなーんだ?りんとぅ=鳥で、らた=道。つまり、鳥の道。これは天の川を意味するよ。古代フィンランドでは、南に暖かな「鳥の住処」があって、そこに鳥が道を通って毎年移動すると信じられてたんだ。ちなみに#七夕 の習慣はないよ #フィンたんのふぃん単
駐日フィンランド大使館‏ @FinEmbTokyo:2017年7月7日 15:17
 へぇ、初めて聞いた。調べてみました。「Linnunrata」=天の川、つまり、天の川銀河、銀河系のこと。フィンランド語では、神話の上だけではなく、天文学の銀河系のことも「Linnunrata」と呼んでいるそうです。古代からの神話、言い伝えで今でも「鳥の道」と呼ぶなんていいな、素敵だなと思いました。フィンランドの神話といえば民族叙事詩「カレワラ」ですが、「カレワラ」には「Linnunrata」の記述はありません。イルマタル(大気の精、シベリウスの「ルオンノタール」)の宇宙創造はありますが、古代フィンランドの宇宙観、世界観については書かれていません。現在の「カレワラ」を編纂したリョンロットも書ききれなかったフィンランドの歴史と神話があるんだなと思いました。
参考にしたのはこちら:ウィキペディア:フィンランドの神話
◇フィンランド語での「Linnunrata」のウィキペディア:Linnunrata

 今日、晴れている地域の皆さんは織姫星と彦星、夏の大三角を探して見てくださいね。


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by halca-kaukana057 | 2017-08-28 21:58 | 宇宙・天文

惨敗。 ペルセウス座流星群2017

 今年も、ペルセウス座流星群の季節がやって来ました。
アストロアーツ:【特集】ペルセウス座流星群 2017
国立天文台:夏の夜、流れ星を数えよう 2017 ~ペルセウス座流星群を眺めて、みんなで報告しよう
 毎年恒例のキャンペーンサイトです。

 今年は月明かりで条件はあまりよくありません。建物などで月を視界から隠して、月明かりを目に入れないようにするのがコツです。観測の始め、15分ぐらいは夜空を眺めて、目を暗さに慣らすのもコツです。
 しかし、それ以前に、大きな問題が…お天気がよくありませんでした。曇り、雨で星ひとつ見えない。惨敗です。
 さらに、数日前から腰痛が…。観測中はどうしても無理な姿勢をとりがちなので、痛みに耐えて観測…厳しいです。

 と言うことで、今年は無理しないことにしました。冬のふたご座流星群の時にかけます…。

 お天気が悪くても、ひとつも見えなくても、キャンペーンサイトで報告することができます。是非報告を。

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by halca-kaukana057 | 2017-08-14 21:43 | 宇宙・天文

「星の物語」切手 第5集 押印機特印

 先日発行された「星の物語」切手シリーズ 第5集の、頼んでいた押印機特印が届きました。
最後は南天 「星の物語」切手第5集&特印 +完結編
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 りゅうこつ座(竜骨座)です。

 りゅうこつ座は、日本からは辛うじて見える南天の星座。一等星カノープスが有名です。全天で21個ある一等星の中で2番目に明るい星です(1番目はおおいぬ座のシリウス。南半球なら、シリウスとカノープスが競うように輝いています!)関東以南なら、今の時期、カノープスを南の空低い位置に見ることが出来ます。一等星ですが、低いところにあるので暗く探すのは難しめ。滅多に見えないので、見えると長生き出来る星として、「南極老人星」と呼ばれています。
アストロアーツ:【特集】カノープスを見よう
国立天文台:カノープスを探してみよう
日本気象協会 tenki.jp:カノープスを見てみよう

 りゅうこつ座は、元々は「アルゴ船座」という大きな星座でした。アルゴ船はギリシア神話に出てくる船で、ギリシア神話の英雄たちが乗り込んだ船です。トレミー(プトレマイオス)の48星座のひとつでしたが、1922年の国際天文学連合総会で、「とも座」「ほ座」「りゅうこつ座」の3つに分けられました(一部にはらしんばん座も含まれる)。

 りゅうこつ座は南天の星座の中でも、話題の多い星座です。関東以南にお住まいなら、カノープスを探してみてね。

 これで、「星の物語」シリーズ切手に関しては終わりです。ですが、来年度、新しい天体シリーズの切手が発行されるようです。楽しみです。


【過去記事】
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その1
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その2・機械印編
星座と名月を切手で 「星の物語」第2集&特印
冬の星座と明星、進化する切手 「星の物語」第3集&特印
星型切手 「星の物語」第3集 続編:押印機特印
惑星と秋の星座 「星の物語」切手第4集&特印
「星の物語」切手第4集 押印機特印

星座切手シリーズの秘密
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by halca-kaukana057 | 2017-03-11 21:47 | 宇宙・天文

星の案内人 4 [完結]

 ずっと読んだ本の感想書いていませんね…。少しずつ書いていけたらと思います(諦めてない)。

 プラネタリウム天文漫画「星の案内人」、3巻の発売から随分経ってからの4巻が出ました。そして、完結です…。なんと…。


星の案内人 4
上村五十鈴 / 芳文社・芳文社コミックス/2016

 ある日、トキオは不思議な雰囲気の青年と出会う。旅人のような雰囲気で、カメラを持っていた。おじいさんのプラネタリウム「小宇宙」にいると、その青年・チハルが訪ねてくる。チハルはカメラマンで、かつておじいさんの家・小宇宙に居候していたことがある。チハルはおじいさんと出会った頃、チハルの世界は真っ暗だった。


 4巻で登場し、4巻の鍵となる人物、チハルさんの登場です。子どもの頃、心優しく優秀な兄を不慮の事故で亡くしてしまう。事故と兄の死は自分のせいだ、自分が死ねばよかったと、自分を責めるチハル。学生時代はグレた生活をしていたが、そのグループで違和感を覚え、さまよい、おじいさんに出会った。何も聞かず、食事や寝床、服やお風呂を用意してくれたおじいさん。おじいさんの心のあたたかさに触れ、おじいさんと生活することに。そして、おじいさんとの天文や自然に関する会話から、自分が生きていていいと思うようになる。

 チハルさんは、「ムーミン」のスナフキンのような人。でも、過去にとても重いものを背負い、おじいさんに救われた。いや、おじいさんはひとつのきっかけであって、チハルさんの「生きたい」という気持ちを引き出したのかな。スナフキンのような言動は、おじいさんの影響です。おじいさんがもっと若くて、もう少し静かな人なら、チハルさんのようになったかもしれない…。

 このチハルさんが、トキオくんを動かします。27・28話、トキオくんも、おじいさんの心のあたたかさに触れ、おじいさんとの交流や星の話から、自分自身を認められるようになった。でも、もしおじいさんがいなくなったら…。生きること、死ぬこととはどういうことか。ひとりになるとはどういうことか。トキオくんの不安を、おじいさんのプラネタリウムと星の話、そしてチハルさんが優しく支えます。

 24話のトキオくんやコータのクラスメイトのスエツグくん、25話の謎の美女、26話のナノハちゃんの友達のしのちゃん。初期のオムニバスが戻ってきたようなこのあたりでも、チハルさんとトキオくんの話でも、そして最終話でも、この漫画は宇宙と人間の関わりを、科学の側からも、神話や文学・芸術の側からも教えてくれる。どちらも、人間が「宇宙のことをもっと知りたい、宇宙にもっと近づきたい」と思って、観測や研究を重ね、歴史の中で物語や作品がつくられてきた。プラネタリウムもそのひとつと言える。宇宙や星の姿や謎が少しずつ解明されるなかで、人は同時に宇宙に生きることとは何かという問いを映す。どう生きたらいいのか。辛いことや悩みがあって、ふと夜空を見上げて星空に見入ってしまうのも、そんな思いの投影だろう。

 25話で、おじいさんの奥さんについて語られたり、29話でおじいさんがどんな風にプラネタリウムをつくっていったか簡単な説明があったけれど、おじいさんはかなり苦労してきたんだと思う。でも、そう思わせない。表に出さない。全て肯定している。やって来た人は誰であれ拒まず、おじいさん流に心あたたかく迎え入れる。そんなおじいさんだからこそ語ることのできる星の話があり、このプラネタリウム「小宇宙」はおじいさんで生を受けているのだと思う。

 最終話(前後編)。トキオくんも、アスカちゃんも、皆、またひとつ成長します。トキオくんのラスト、志村さんに言った言葉がかっこよかった。でも、その後、「小宇宙」に来ていた人たちがどうなったかは語られません。でもプラネタリウム「小宇宙」はある。中に入れば、おじいさんが食べ物や飲み物とともに迎え入れてくれて、プラネタリウムを見せて星の話をしてくれる。そんな場所が、日本のどこかにあって欲しいなぁと思うラストでした。

 登場する人々が、色んな過去・現在を抱えていたり(過去や現在に問題を抱えていない人なんていないと思う)、最初は反発していたり。でも、心の奥底にはあたたかいものを持っている。それを引き出してくれるおじいさんとプラネタリウム。宇宙のことも学べて、心もあたたかくなる、素敵な漫画でした。ありがとうございました!!
 また好きな天文漫画が終わってしまった…(涙

 カバーを外した表紙のおまけマンガで、トキオくんがヴァイオリンで演奏していた曲のひとつが判明しました。クライスラー:作曲、「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」のアレグロ。この曲です。
Itzhak Perlman-Pugnani Kreisler-Preludium and Allegro
 パールマンのヴァイオリンでどうぞ。この曲の後半部分、2分24秒辺りからです。トキオくん、こんな曲を弾けるんだ…!!すごい。この曲、知りませんでした。作者の上村先生はクラシックがお好きなのかなぁ?

・3巻感想:星の案内人 3
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by halca-kaukana057 | 2017-03-07 22:30 | 本・読書

最後は南天 「星の物語」切手第5集&特印 +完結編

 毎度お楽しみの切手シリーズも、これで最後です。
日本郵便:特殊切手「星の物語シリーズ 第5集」の発行

 今回は南天の星座を10種類。前回の「星座シリーズ」切手では南天は出なかったので嬉しいです。南天の星座の代表・みなみじゅうじ座や一等星カノープスが目印のりゅうこつ座、日本からでもギリギリ見られるつる座やケンタウルス座。日本からは全く見えず馴染みも薄いきょしちょう座やとびうお座など。南天の星座は、大航海時代の科学技術や、南半球にしかいない珍しい生物や自然を星座にしたものなど、ユニークで面白いです。星座の本などで、ひとつずつ読んでいるだけでも面白いですよ。

 特印はぼうえんきょう座。
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 今回もこの手押し印の他に、押印機印も頼んでいます。届いたらまたアップしますね。
 今回、第5集はホログラムの隠し文字はないみたいです。多分。いくら見ても見つけられません。

 そして、最後なのでこんな豪華なセットも。
日本郵便:販売品「星の物語シリーズ 完結編セット」の発売
 「完結編」ですか!黄道12星座の切手と、解説本、レターセットのセット。最初は買おうかどうか迷っていたのですが、ネットで完売したという話を聞いて購買意欲が…w
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 冊子の表紙も中身もとてもきれいです。黄道12星座は、目立たない見つけにくい星座も少なくありません。でも、この冊子を読んで、実際の星空で探してみる人が増えたら嬉しいです。冊子には野尻抱影の著書による内容もあり、嬉しいです。

【過去記事】
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その1
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その2・機械印編
星座と名月を切手で 「星の物語」第2集&特印
冬の星座と明星、進化する切手 「星の物語」第3集&特印
星型切手 「星の物語」第3集 続編:押印機特印
惑星と秋の星座 「星の物語」切手第4集&特印
「星の物語」切手第4集 押印機特印

星座切手シリーズの秘密
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by halca-kaukana057 | 2017-03-04 22:44 | 宇宙・天文

「星の物語」切手第4集 押印機特印

 先日記事にした切手「星の物語」第4集の、押印機での特印が届きました。
・先日の記事:惑星と秋の星座 「星の物語」切手第4集&特印

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 押印機の特印は、設置されている郵便局が限られます。私の地域にはないので、郵便でお願いする「郵頼」をしています。毎回、各切手の特印のページに郵頼の方法が書かれています。
 押印機の特印のデザインは土星。切手シートの一番上の大きな一枚の切手と同じ図案です。土星はとても大きな惑星。環も特徴。今年の夏には火星、さそり座のアンタレスと三角形を作っていました。
 押印機の特印は、手押し印と違ってパリッと、はっきりくっきりとしています。機械でがちゃんと押すので、ムラがありません。2種類、並べて眼福です。

 「星の物語」切手シリーズ第5集は来年3月の発行予定です。

 昨日は大西卓哉宇宙飛行士の帰還、明日は気象衛星「ひまわり9号」搭載のH2Aロケットの打ち上げと、宇宙の話題が続きます。大西さんの宇宙・国際宇宙ステーションでのお話をこれから聞くのも楽しみです。明日の種子島はいいお天気になりますように。

【過去記事】
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その1
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その2・機械印編
星座と名月を切手で 「星の物語」第2集&特印
冬の星座と明星、進化する切手 「星の物語」第3集&特印
星型切手 「星の物語」第3集 続編:押印機特印

星座切手シリーズの秘密
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by halca-kaukana057 | 2016-11-01 21:55 | 宇宙・天文

惑星と秋の星座 「星の物語」切手第4集&特印

 毎度お楽しみの星座切手が出ましたよ。
日本郵便:特殊切手「星の物語シリーズ 第4集」の発行

 今回は、秋の黄道12星座から3つ。やぎ座、みずがめ座、うお座です。切手シートのテーマは惑星。1枚の大きな切手は土星。木星や火星が描かれています。今回もホログラムがきれいです。

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手押し印の特印です。3つの星座がデザインされています。みずがめ座の下の方に、大きな星があります。これは、みなみのうお座(南の魚座)の一等星「フォーマルハウト」だと思います。みずがめ座と隣接していて、秋の星空では唯一の一等星なので図案に入れたのだと思います。でも、みなみのうお座の星です。みずがめ座の星座物語に出てくる少年(ガニメデ)の持っている水瓶から流れた水が、みなみのうお座に流れ込んでいる。水つながりで覚えると覚えやすいです。

 今回も、切手シートのホログラムの部分に隠し文字がありました。2つあります。最初見つけられず、今回はないのかと思ったら、見つけた方がいらっしゃって、何度も見直してようやく見つけました。難易度高いです。見難いです。虫眼鏡が必要かもしれません。

 今回も、押印機の特印を郵頼しています。届いたらまた記事にします。

【過去記事】
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その1
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その2・機械印編
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星座切手シリーズの秘密
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by halca-kaukana057 | 2016-10-28 22:05 | 宇宙・天文

行ってらっしゃい、「オシリス・レックス(OSIRIS-REx)」

 昨日書くつもりが書けなかった。NASAの初めての小惑星探査機「オシリス・レックス(OSIRIS-REx)」(英語読みだと、「オサイリス・レックス」「オサイレス・レックス」)が昨日日本時間午前8時5分に打ち上げられました。探査機は打ち上げ約1時間後、分離、予定の軌道に入りました。順調に飛行中です。おめでとうございます!

アストロアーツ:探査機「オシリス・レックス」打ち上げ、小惑星ベンヌからのサンプルリターン目指す
NHK:米初の小惑星探査機打ち上げ 生命の起源に迫れるか

 「オシリス・レックス」は、言わばアメリカ版「はやぶさ」「はやぶさ2」。現在飛行中の「はやぶさ2」の計画が本決定しなかった頃、NASAも小惑星サンプルリターン探査機の計画がある、それに対抗せねば…という話もありました。「はやぶさ2」のよきライバルです。

 「オシリス・レックス」が目指すのは、小惑星「ベンヌ(Bennu)」探査機の名前に合わせて、古代エジプト神話から取られています。ESAの「ロゼッタ/フィラエ」といい、古代エジプトから名前を取る探査機が多いですね。2018年にベンヌに到着、2年間ベンヌを観測し、2020年7月に地表にタッチダウンしてサンプルを採取します。サンプルが地球に届くのは2023年の予定です。

 「オシリス・レックス」の重量は打ち上げ時で2トン。「はやぶさ」「はやぶさ2」は500~600kg。随分と大きいです(日本の探査機が小型なだけ?)。サンプル採取は、アームを伸ばし、その先端についている装置を小惑星の表面に押し付け、窒素ガスで表面物質を吹き飛ばしてサンプルを採取する方式です。60g以上のサンプル採取を目指します。サンプルは、「はやぶさ2」と「オシリス・レックス」で提供し合うことが決まっています。よきライバルですが、パートナーでもあります。

sorae.jp:アメリカ版はやぶさ「オシリス・レックス」打ち上げ ~アメリカが描く「小惑星探査構想」第1弾の出発~
毎日新聞: オシリス・レックス打ち上げ「小惑星野郎」の交流進展と成果に期待−−津田雄一・はや2プロマネがエール
 運用チーム同士の意見交換、交流も深まっている模様。リュウグウとベンヌの比較も興味深いですし、タッチダウン、サンプル採取の方法が違うのも興味深い。「はやぶさ2」と「オシリス・レックス」、無事の航海とミッション完遂を祈ります。
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by halca-kaukana057 | 2016-09-10 23:39 | 宇宙・天文

土星・火星・アンタレス 一直線

 昨日書いた土星、火星、さそり座のアンタレスの並びが三角形ではなく一直線になってきている話の続きです。今日が一直線の日でした。これは是非とも観測したい。夜は晴れ。星見日和です。
・昨日:三角形じゃなくなった土星・火星・アンタレス

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 19時前のまだ空が明るい時間から、この3つの星は目立っていました。夜になるとより分かりやすく。画像では火星があまり赤く見えなくなっていますが、火星は赤いです。アンタレスも赤く、「火星に対抗するもの」「アンチ・アーレス(anti Ares)」という名前の由来であるのがよくわかります。

 明日もまだ縦に3つ並んで見えるので、今日を逃がした方は明日どうぞ。
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by halca-kaukana057 | 2016-08-24 22:15 | 宇宙・天文


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)

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