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冬の星座と明星、進化する切手 「星の物語」第3集&特印

 最近切手と特印・風景印のことを書いていませんでした。はい、しばらく切手は買わず、特印も貰ってませんでした。郵便局に行きそびれてました。でも、今回の切手は外せません。待ってました。「星の物語」シリーズ、第3集発行です。

日本郵便:特殊切手「星の物語シリーズ 第3集」の発行

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 今回はおひつじ座、おうし座、ふたご座の3星座を取り上げています。おひつじ座はちょっとわかりにくいのですが、おうし座とふたご座は今の季節、冬を代表する星座です。プラス、明星という切手。星型をしています。そして、望遠鏡で天体観測をしているホログラムの絵がすごいです。光の当たり方、角度によって色が変化します。切手のホログラムもキラキラしています。前回の月のホログラムも凝っていましたが、今回も凝っています。さらに凝っているように感じます。いいぞ日本郵便さんw

 今回も隠し文字があります。切手のホログラムを、あらゆる角度から、方向から見て探してみてください。少し見てなかなか見つけられず、今回は無いのかなと思ったのですが、逆さまにしたりして見てみたら見つかりました。

 特印はこちら。
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 3つの星座がデザインされています。
 ちなみに、今回は押印機の特印も郵頼しました。届くのが楽しみです。届いたらまた続きを書きます。
【押印機特印届きました:星型切手 「星の物語」第3集 続編:押印機特印

 切手で星のつながりを確認したら、実際に夜空でおうし座とふたご座を探してみてね。おうし座はプレアデス星団・すばる、赤い一等星アルデバランとヒヤデス星団、ふたご座は隣り合ったカストル(二等星)とポルックス(一等星)が目印です。

【過去記事】
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その1
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その2・機械印編
星座と名月を切手で 「星の物語」第2集&特印
星座切手シリーズの秘密
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by halca-kaukana057 | 2016-01-22 22:29 | 宇宙・天文

絶好の条件! ふたご座流星群を見よう 2015

 毎年恒例、ふたご座流星群の季節がやって来ました。1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群とこの12月のふたご座流星群を「三大流星群」と呼んでいますが、この中では一番観望しやすい流星群だと私は感じています。
 当地では、しぶんぎ群は大体吹雪いている、ペルセ群はちょうどお盆の頃で観やすいけれども蚊などの虫がうるさい。
 ふたご群も寒く、雪で吹雪く可能性は高いのですが、冬の澄んだ空気と、オリオン座やシリウス、おうし座のプレアデス星団・ヒヤデス星団など煌びやかな冬の星空の中を明るい流星が飛んでいき、これが絵になる。明るい流星も多い。毎年安定して出現している。当時が近い夜の長い頃、放射点があるふたご座は一晩中夜空に輝き、流星も夜9時ごろの早い時間から観測可能なのでお子さんも観やすい(他の流星群は深夜過ぎてから放射点のある星座が空の高いところに位置し、深夜から夜明け前にかけてが観測に向いた時間帯になってしまう)。
 以上の通り、ふたご座流星群は観測しやすい。しかも、今年は月明かりがありません。絶好の条件です。

アストロアーツ:【特集】ふたご座流星群(2015年)
国立天文台:ふたご座流星群 2015年

 後はお天気が問題…。数日前に観測しようとしたら一晩中曇りで星ひとつ見えず。昨日14日~15日深夜にかけてが極大。晴れるかな…晴れました。快晴でした。夜9時半過ぎからいつものように、部屋の窓から観望開始です。東~南の空を観ていました。

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 南東の空にはオリオン座が堂々と輝いています。今年もオリオンの季節がやってきました。右上にはVの字のヒヤデス星団(おうし座)が。一番明るい赤い星がおうし座の一等星・アルデバラン。おうしの目玉です。

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 放射点のあるふたご座。横倒しです。

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 天頂にはおうし座のプレアデス星団(すばる)、ヒヤデス、左側には五角形のぎょしゃ座。一等星ばかり、空気も澄んで、ご近所さんの窓からの明かりも少なく空が暗いので星の輝きが映えます。冬の星座を眺めているだけでも楽しいのに、流星群もあるなんて。流れ星どんどん流れろやーい!!

 と思っていたら、次から次へと流れること流れること。速さは速いのもあったりゆっくりなのもあったり。ゆっくりな流星は面白いです。じわーっと流れる。明るい流星がとても多い。
 観望中は暗闇に慣れた目に光を入れたくないので、目安に大体1時間程度の音楽を聴きながら観望することにしました。
 選んだのは、シベリウスの「クレルヴォ交響曲」(大体70分)。フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」に出てくる悲劇の英雄・クレルヴォを描いた大作、星空を眺めながら聴く曲ではない…w雄々しいクレルヴォの姿がオリオンに重なって見えたり(いやクレルヴォとオリオンは全然違う…)、「カレワラ」では星空や星、星座の描写はありませんが(宇宙創成、太陽や月はある)、フィンランド独自の星座ってあるんだろうか?(北部・サーミ地方にはあったはず)と疑問に思ったり、日本よりも夜が長く今の季節はオーロラも見えるフィンランドで見るふたご座流星群はどんなものだろう?と想像したり、なかなか楽しくなりました。今の季節なら、年末ということで、ベートーヴェンの交響曲第9番(「合唱付き」、第九)も大体70分程度でいいと思います。第4楽章の高らかな合唱と雄大なオーケストラの演奏は合うと思います(多分、私の予想では)。

 30分程度でもう10個以上見えました。凄かったのが、ふたご座からオリオン座にかけて、とても尾が長く、明るい火球のような流星(火球ほどではない)。塵が核?となっているのがはっきりとわかる。その核のような部分がバーストするように明るく輝き、長く、消えるまでに3秒程度はかかったと思います。流星痕はなかった(はず)。久々にすごい流星を見ました。
 聴いていた「クレルヴォ交響曲」が終わるまで、計23個もの流星を観測しました。これが東の空~南の空だけの結果。全天を見回すように見ていたら、もっと見えたと思います。すごい。プラス、ふたご座方向からではない散在流星も3個程度見ました。

 夜11時。さて、夜中にもう一度起きて第2ラウンドをやるか…と思って予報を見てみたら、日付が変わる頃には曇るとのこと。空は曇る気配は全くなかったのですが、どうしようか…。反対側の西の空を10分程度見て、1個確認。身体も冷えてきたので寝ることにしました。寒い。

 今年は素晴らしい観望ができて満足です。去年はお天気が悪く惨敗だった。今年は大勝利です。たっぷり星見、星分補給できました。嬉しいです。
・去年の惨敗の記事:寒波で惨敗ふたご座流星群…と久々の星見

国立天文台:ふたご座流星群キャンペーン:ふたご座流星群を眺めよう 2015
 毎年恒例の国立天文台のキャンペーンサイト。曇ってて見えなかった場合でも報告できます。

 最後にオマケ。冬の星見は寒さ対策が大事。これが活躍しました。
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 ムーミンのフリースブランケット。某衣料品チェーンで売ってて、思わず買ってしまった。ムーミンやスナフキン、スニフたちと森のイラストがかわいい。厚めで、裏は毛がモコモコしていてあたたかい。ボタンが付いていて羽織ることもできる。羽織って、寒さ対策に活用しました。普段はひざ掛けに使っています。ムーミン好きな方ならおすすめします(某衣料品チェーンの回し者ではありませんw)
 シベリウス聴いて、ムーミンのブランケット使って…フィンランドだらけの星見じゃないか!(通常運用です
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by halca-kaukana057 | 2015-12-15 22:02 | 宇宙・天文

沈みゆく夏の大三角

 しばらく曇りの日が続いていて、なかなか星空にお目にかかれませんでした。今夜はようやく晴れました。久々に星見です。

 西の空には沈みゆく夏の大三角。こと座のベガ、はくちょう座のデネブが明るく輝いています。
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 大好きないるか座も写ってます。天の川のあたり、星屑がいっぱい。

 南の空には半月が。その近く(勿論見た目の)を、飛行機が飛んでいきました。息を吐くと白くなる冷たい秋の夜。月明かりに飛行機雲が照らされ、白く輝いていました。その飛行機雲は風でたなびく。とても美しい一瞬でした。画像が撮れなかったのが残念です。

 どうせ曇っているから…と早朝の惑星集合もしばらく見ていません(その分寝てます)。晴れていたら、目の覚めるような冷たい空気と徐々に明るくなる空に輝く惑星たちをまた観たいです。
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by halca-kaukana057 | 2015-11-19 22:48 | 宇宙・天文

夜明け前の金星・木星・火星、その他星見

 夜明け前の東の空はまだまだ賑やか、見ごろです。今朝早く目が覚めて、外を確認したら晴れている。東の空に3つの惑星がきれいに見えていました。星見せずにはいられません。

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(※「Venus」のスペルを間違えていました…a要らない…)
 しし座に金星、木星、火星が集まっています。木星と火星はとても近い。肉眼で確認できる二重星(北斗七星のミザールとアルコルみたいな)のように寄り添っています。後で気がついたのですが、これを望遠鏡で見たらきれいだっただろうなぁ。木星のガリレオ衛星のそばに火星が見えたはず。望遠鏡を組み立てる、という発想がなかった…。金星は相変わらずとても明るく輝いています。

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 その金星・木星・火星を観望中のこと。南東方向から光の点が。人工衛星だ。急いでカメラを人工衛星の方向に向けました。徐々に光度も増してゆく。何とか撮影できました。徐々に光度が減少し、見えなくなるまでを撮影できました。ISSやイリジウムフレアのように狙って見る人工衛星もいいですが、こうやって偶然見えた人工衛星もいいものです。ちなみに、調べてみたら「SKYMED 2」という人工衛星らしいです、多分。
 この画像では、かに座と球状星団M44・プレセペ星団も割りとはっきりと写っていました。有名だけれども、淡くて見つけにくいプレセペ星団。私のカメラでも撮影できたのは初めてです。空の条件もよかったのかもしれない。

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(※「Venus」のスペルをここでも間違えていました…a要らない…要りません…)
 空がだんだん明るくなってきました。それでも、しし座と3つの惑星ははっきりと見えていました。しし座は「ししの大鎌」が目印の見つけやすい、星の並びもわかりやすく、明るめの星も多い星座。この画像では星座線は入れていないので、しし座をたどって見てくださいね。
 それにしても木星と火星が寄り添っている様がとてもきれいです。

 日が進むにつれ、今度は金星と木星が接近していきます。しばらく、明け方の東の空はまだまだ楽しく見られます。早起きして、晴れていたら是非東の空を見てみてくださいね。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-19 22:36 | 宇宙・天文

夜明けの空に惑星集合

 現在、夜明けの東の空に惑星・月が集まって見えています。昨日は残念ながら曇り。でも今朝は快晴でした。そして私も早起きできました!

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 こんな感じで集まっています。しし座のあたりです。火星は結構暗めです。とにかく金星が明るくて、目を引きます。

 そして南の空に目を向けると、オリオン座が堂々と。
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 残念画像です…。シャッターを開けっ放しにしている時間が長過ぎた(これは30秒)。
 肉眼で見ると、空が暗く澄んでいて、細かく暗い星まできれいに見えました。オリオン座は冬の天の川のそばにあり、このあたりは空が暗ければたくさんの星が見えます。東の空の惑星集合、南の空のオリオン座周辺。オリオンの隣のシリウスが目印のおおいぬ座。オリオンの足元のうさぎ座。こいぬ座のプロキオンとの冬の大三角。この競演がとてもきれいな星空でした。寒かったですが、ずっと見ていたい星空でした。

 陽が昇り、夜が明けました。
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 空が明るくなっても、木星と金星ははっきりと見えました。細い白い月も美しいです。細く白い月にはとても惹かれます。

 金星を見ながら、金星探査機「あかつき」の金星周回軌道再投入まであと2ヶ月を切っていることを思い出しました。「あかつき」は8月末の近日点を無事に通過した模様です。金星へのアプローチの再挑戦、うまくいきますように!

 ちなみに、惑星集合はもうひとつ。
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Stella Theater Webより。水星もありますが、高度が低い。地平線から見える頃には空も明るくなり始め、見つけるのはかなり難しいです。

 早起きして、いい星空を拝めました。
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by halca-kaukana057 | 2015-10-10 22:10 | 宇宙・天文

「はやぶさ2」は"竜宮"へ、カプセルは玉手箱

 小惑星探査機「はやぶさ2」の目的地である小惑星「1999 JU3」.これは仮符号で、JAXAは公募で名称案を募集していました。名称のルールが厳しく、既にある名前と重複しないように調べてから応募する必要もあり、いい名前が思い浮かばず、応募を諦めました…(募集していた7,8月、体調が悪くてそれどころじゃなかったのもある)。締め切り後、名称が決まるのは早くて11月ごろと聞いていたのですが、10月始めにもう決まっちゃいました!

JAXA:小惑星探査機「はやぶさ2」の目指す小惑星1999 JU3の名称決定について

「Ryugu」(りゅうぐう:竜宮)


 に決まりました。浦島太郎の昔話の竜宮城ですね。選考理由を見てみると、
 「浦島太郎」の物語で、浦島太郎が玉手箱を持ち帰るということが、「はやぶさ2」が小惑星のサンプルが入ったカプセルを持ち帰ることと重なること。
 小惑星1999 JU3は水を含む岩石があると期待されており、水を想起させる名称案であること

 初代「はやぶさ」の持ち帰ったカプセルを「玉手箱」と表現していたのを見た記憶があります(川口先生だったっけ?)。小惑星のサンプルの入った「玉手箱」。そして、水にちなんだ名前というのがとてもいいです。よく考えたなぁ。

sorae.jp:小惑星探査機「はやぶさ2」の目的地、名称は「Ryugu」に
 「Ryugu」での応募は30件。ですが、「Ryugujo」5件、「Ryuuguu」5件、「Ryuguu」1件、「Ryugujyo」1件、「Ryugujou」1件、「Ryugu-zyo」1件と似た名前も。月周回衛星「かぐや(SELENE)」の愛称募集の時も、「かぐやひめ」の案も結構あったというのを思い出しました。

 「Ryugu」から貰ってきた(…というよりもインパクタ撃ちこんで強引に取ってきた…?)玉手箱の中から、どんな発見があるか。楽しみです。まずは12月の地球スイングバイ、そして無事「Ryugu」に到着して観測を始められますように。

 ちなみに、表記はアルファベット表記だけなんでしょうか。「イトカワ」みたいにカタカナ表記はOKなのかな?
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by halca-kaukana057 | 2015-10-05 23:20 | 宇宙・天文

[コミック版]天地明察 8

 感想を書こう書こうと思ってなかなか書けず…ようやく書きます。

天地明察 8
冲方丁:原作/槇えびし:漫画/講談社・アフタヌーンKC/2015

 宣明暦から授時暦への改暦へ、勝負を挑んだ渋川春海(安井算哲)。日食、月食の予報をどちらが当てるか外すか。最後の食の予報を外してしまい、授時暦への改暦はなくなってしまう。絶望の淵に突き落とされる春海。道策との勝負碁にも負け、道策の天才的な後の才能・力を認める一方で、自分は天文も暦も碁も中途半端だとますます落ち込んでしまう。星や日の観測にも意味を見出せなくなった時、えんが春海のもとにやって来る。塾に来るように、関孝和が春海に出題していたことを教えに。塾でその問題を見た春海は、かつて自分が関に出題した「病題」と同じ、問題そのものが間違っている問題だと気付く。何故そんな問題を今自分に出題したのか…春海は関に会う決心をする…。

 8巻、最後の前の最大の山場…
 ついに関孝和登場です!!
 その前に、改暦・授時暦側の春海の敗北、絶望…前巻7巻では妻・ことを亡くしてしまい、追い討ちをかけるように改暦失敗。このあたりは原作小説を読んだ時もとても辛かった。碁でも道策は目指す新しい碁をつくりあげるべく研鑽し、勝負碁でも勝ち続けている。一方のは春海は…。

 渋川春海のすごいところは、本業は碁打ち、算術や天文、天文観測、暦に関してはアマチュアなのに、どれもプロ以上の知識や技術を持ち、それらを組み合わせて改暦に挑むところ。いい意味でジェネラリストで、その強みを存分に発揮する。あと、多くの人々から信頼され、精進すること、研鑽を続けることを怠らないところも。でも、それは裏返すと弱点にもなる。広く手を出してもどれも中途半端。何も為せずに終わってしまう危険性もある。春海はその葛藤をずっと続けてきたが、多くの人々が春海のことを認め、信頼し、改暦による新しい時代のはじまりの希望を春海に託し、春海もそれで自信をつけてきた。それが、改暦失敗で何もかも崩れてしまった。春海の失望の様が、漫画だとさらに強く伝わってきます。

 そして、関孝和登場!どんなキャラデザで描かれるかな?と楽しみにしていました。イメージ通りです。初めて顔を合わせる2人。春海に怒りをぶつける関。春海を「盗人」と怒鳴る関ですが、何の「盗人」だったっけ…と原作小説を再読しました。原作小説では、改暦のために春海たちがたくさんの算術家たちが見出した術理を駆使して計算する…という内容が説明されているのですが、漫画では少しだけしか書かれていなかったので「あれ?」と思ったのでした。あと、春海の内面よりも、関の怒りのほうに注目してしまう。小説だと関に怒鳴られている春海の心の中も細かく描写できますが、漫画だと関の怒りの強さを表現するために春海の内面の描写は少なくなっている。これは小説と漫画の表現の違いで仕方がない。

 漫画で読んで、小説を再読して、関孝和という人は本当にすごい人だな…と思う。道策と同じように天才なんだけれども、道策とはまた違う雰囲気。関はひとりで授時暦を研究し、考察した。同じように授時暦を研究していた春海たちとは違う視点で。ただ、関はひとりだった。算術、数理に関しても天才過ぎて、孤独。碁打ちの家系に生まれ碁打ちであるべきなのに、算術や天文に興味を示し、本業よりも改暦に人生を捧げることになった春海の孤独。
この人は孤独だっただろう…
天才故に理解もされず その鋭さ故に収まる場を持たず
流浪する思いで一人で生きてきたのだろう
(80~81ページ)

 春海のことを理解していたからこそ、改暦に失敗した怒りは大きなものだった。あの怒りには悔しさも含んでいたのだろう。そして、関による授時暦の研究・考察も「託された」春海。受け取った春海の思いと覚悟、言葉、表情に引き込まれました。やっぱり、春海にしかできない。春海はやっぱりすごい。

 再び改暦へ歩みだした春海。「士気凛然、勇気百倍」絶望から一気に這い上がった春海のこの言葉、大好きです。そしてえんさんへの求婚。えんさん、本当に美人で聡明で、強くて、しっかりしていて…素敵な女性です。ここで、「安井」姓から「保井」に改姓します。道策が相変わらずですw道策、本当にいいキャラですw

 えんさんと婚礼を挙げ、一緒に星空を見上げながら、天文を熱っぽく語る春海…かつて同じようにことさんにも語っていた。ことさんも、えんさんも、春海が天文について熱弁するのを微笑んで聞いている…哀しい別れもあったけど、春海はいい奥さんに恵まれたなぁ。ことさんとも、えんさんとも、いい夫婦です。
 また、春海も齢をとった。顔が老いてゆく描写もいいです。

 また活き活きと天文を学び、目指すところが見えた春海。関とも親しくなり、その新たな目指す暦について語り合うシーンが好きです。建部さん…!春海の口から「精進せよ精進せよ」の言葉が…涙腺攻撃まともにくらいました…。

 さぁ、物語はクライマックス。次の9巻が最終巻です。冬発売の予定。終わっちゃうのが寂しいですが、待っています。春海が最後に見るものを、見たいです。

・7巻感想:[コミック版]天地明察 7
・6巻感想:[コミック版]天地明察 6
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by halca-kaukana057 | 2015-10-02 23:50 | 本・読書

二夜連続、秋の月を堪能する

 昨日は中秋の名月、今日は満月。今年最も月が地球に近い位置で満月になる、いわゆる「スーパームーン」と呼ばれているものです。正式な天文用語でもなく、趣もない言葉なのであまり使いたくありません、が…、今日のニュースでは、地球の周りを周る月の軌道と、月の見かけの大きさについて解説しているのをよく見ました。こういうのをきっかけに、天体の動きに興味を持つ人が増えたらなぁ、と思います。
 日本では見られませんでしたが、今夜の満月は皆既月食でもあったそう。世界中でお月見ですね。

 昨日の十五夜、中秋の名月。時々雲に隠れるのが、いい雰囲気です。月を見る時は快晴よりも、少し雲があったほうがいい。
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 満月の今日は薄雲でぼんやり。肉眼でもクレーターがうっすらとわかる程度。
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 何の画像だかよくわかりませんね…。

 ちなみに、今夜のNHKFM・ベストオブクラシックは、フィンランドのピアニスト・アンティ・シーララ(Antti Siirala)の来日リサイタルから。シューマン「ダヴィッド同盟舞曲集」、ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番、アンコールのショパン:ノクターンop.9-2、どれもやさしく繊細な美音で、月夜にぴったりだなぁと思っていました。シーララ、いいなぁ。

 明日の満月の翌日の月、十六夜もいい。十五夜から約1か月後の、旧暦九月十三日の月「十三夜」(栗名月、十五夜は「芋名月」)、今年は10月25日です。この日も晴れてお月見できますように。
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by halca-kaukana057 | 2015-09-28 22:57 | 宇宙・天文

星座と名月を切手で 「星の物語」第2集&特印

 切手、特印は好きですが、そのきっかけになったのが星座シリーズだったように思う。星座切手新シリーズ「星の物語」切手の第2集が出ました。
日本郵便:特殊切手「星の物語シリーズ 第2集」の発行

 今回はてんびん座、さそり座、いて座。プラス、満月です。シートにはウサギも描いてある。中秋の名月を意識していますね。今年は27日が中秋の名月です。翌日が満月。
 中秋の名月は秋。それなのに、この3つの星座は夏の星座。さそり座なんて夏の星座の代表選手です。いて座も夏の天の川の一番濃い部分として有名。今の時期、てんびん座はもう季節はずれ。何故だろう?考えてみたのですが、中秋の名月は旧暦の8月15日の月のこと。旧暦が8月だから夏の星座なのか…いや、旧暦でも今の時期に見える星座はやぎ座やみずがめ座、うお座だろう。謎です。

 一方の月。プレスリリースの画像だと印刷のようですが、実際はホログラム。見方によっては青っぽく、地球のようにも見える。きれいです。その月面をよく見ると、小さな何かが。以前の星座切手シリーズでも話題になった、隠しホログラムイラストです。小さいので、虫眼鏡などを使って見てみてね。
 切手シート台紙の文字にも、隠し文字があります。
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 この画像を参考に探してみてね。

 特印も勿論貰ってきました。
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シンプルだけど、いい特印です。ちなみに、押印機のほうは今回はパスしました。申し込みをする頃、体調不良で動けなかった&体調不良だと精神的にも元気が出ない、あまり図案に惹かれず、いいやと思ってしまいました。

【第1集の記事】
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その1
星座切手新シリーズ「星の物語」第1集&特印 その2・機械印編
星座切手シリーズの秘密

 第3集は来年1月22日発行予定です。今度の図案、星座は何かな。楽しみです。
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by halca-kaukana057 | 2015-09-25 22:15 | 宇宙・天文

夜明けの星見

 昨日は体調が悪く、早めに就寝。そのせいか、今朝4時ごろに目が覚めました。そういえば、今の時期は金星が明けの空に見えているんだっけ…。窓の外を見てみました。

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明けの明星がひときわ明るく輝いていました。とても明るい。画像は撮れませんでしたが、東の空低くもうひとつ明るい星が。木星です。金星は今かに座の足元あたりにいます。画像の右上の明るい星は、こいぬ座の一等星プロキオン。こいぬ座は冬の星座。ということは…


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オリオン座!この堂々とした姿を見られる季節が近づいてきました。夏なら未明に、秋なら早朝に見られます。いつ見ても本当に立派な星座です。画像右上には、おうし座の一等星アルデバランとVの字に並んだヒヤデス星団。画像左下の明るい星はおおいぬ座の一等星シリウスです。先ほどのこいぬ座のプロキオン、シリウス、オリオン座のベテルギウスの冬の大三角形ももう見られます。

 そういえば、もうひとつ。今の時期は明け方に国際宇宙ステーション(ISS)の可視パスがあったはず。JAXAのサイトで調べてみたら、4時半過ぎにありました。久々に油井亀美也宇宙飛行士のいるISSを見よう!
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 今日の可視パスは仰角が低かったですが、晴れた明け方の空にはっきりと見えました。油井さーん!と手を振りましたよ(早朝、誰も起きてないので振り放題w)。画像はダメ元で撮影。辛うじて写っていました。根性ですw
 ISSには日本の補給船「こうのとり(HTV)」5号機が係留していますが、29日にISSから離脱、30日早朝に大気圏再突入します。29日早朝の可視パスで、ISSと「こうのとり」のランデヴーが見られるかも。

 空はだんだんと明るくなり、星も見えなくなってきたのでもう一度布団へ。澄んだ秋の早朝の星空観望、楽しいです。夜も、ここ数日は快晴。夏の星座たちは西に傾き、秋の星座たちが主役の季節。27日は中秋の名月。いい季節です。
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by halca-kaukana057 | 2015-09-16 21:34 | 宇宙・天文


好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)

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