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キャンディでロケット打ち上げ!?

 数日前から、Twitterで宇宙クラスタの間で「キャンディロケット」がどうのこうの…というツイートをちらほらと見かけていました。何のことだ?と疑問に思いつつも、スルーしていたのですが、昨日、これらの記事を読んで驚きました。

マイナビニュース:UHA味覚糖、「ぷっちょ」を燃料としたロケットを開発 - 3月7日に打ち上げへ
ねとらぼ:UHA味覚糖が「ぷっちょ」を燃料にしたロケットを打ち上げるプロジェクトを発表 エンジンはもちろん世界初

Candy Rocket Project │ 世界初!キャンディでハイブリッドロケットを飛ばせ!
 ↑公式サイト

週アスPLUS:世界初! ソフトキャンディ『ぷっちょ』を燃料にしたロケット打ち上げ計画
 ↑プロジェクトを立ち上げたひとりでエンジンを設計した秋田大学・秋田宇宙開発研究所の和田豊所長による解説もあります。

 キャンディがロケットの燃料になる…!?一体どういうことだ!?そもそもどういうきっかけでそんな発想をして、いざやってみようとなったのか、その経緯を詳しく知りたい。漫画で読めたら面白いだろうなぁ。是非漫画化してくださいw

 まず、このロケットは「ハイブリッドロケット」。ロケットは大きく分けて2種類あります。固体燃料ロケットと液体燃料ロケット。固体燃料ロケットは、燃料が固体。M-Vやイプシロンロケットに代表されます。液体燃料ロケットは液体酸素・液体水素が燃料。H2Aロケットや海外の多くのロケットが液体燃料ロケットです。H2Aロケットに小さな白いロケット(SRB-A)が付いていますが、これは固体燃料ロケット。液体燃料ロケットでも、固体燃料ロケットを補助ロケットに使うことも多いです。
 固体燃料ロケットは一度点火すると燃焼を止めることができない。しかし、一気にパワーを出せるメリットがあります。そのため、液体燃料ロケットを打ち上げる際にパワーを増強させるために補助ロケットとして使われています。液体燃料ロケットは燃焼をコントロールできますが、エンジンの構造は複雑。小さな研究機関で作るのは難しい。今、大学などでロケット研究、実際に打ち上げる大会も開かれていますが、そのロケットは固体燃料です。

 そんな固体燃料と液体燃料のいいところを組み合わせたのはハイブリットロケット。燃料は固体、酸化剤は液体。日本ではカムイロケットが有名で、試験を続けています。固体燃料にはポリエチレンやポリプロピレンを使っていますが、それを今回はキャンディ「ぷっちょ」でやってみようというもの。「ぷっちょ」がロケットの燃料になるのか!しかも、キャンディのショ糖はカロリーが高いのでエネルギーも大きく、ロケットの固体燃料に向いているんだとか。驚きです。

 そして、今日の打ち上げ。
NHK:燃料はキャンデー ロケット打ち上げ実験
 打ち上げ動画あります。ピンクの煙は噴煙ではなく演出用ですw
47 News:キャンディー燃料にしたロケット 和歌山で打ち上げ
47 News:ロケット無事に打ち上がる
 打ち上げ動画あります

 見事打ち上げ成功しました!!午前と午後の2回打ち上げ、どちらも成功です。ぷっちょ公式ツイッターアカウントや、和田先生のアカウントなどで打ち上げの模様がツイートされていたのを追っていました。打ち上げ前には、子どもたちがぷっちょをロケットに詰めることも。打ち上げ後には甘い香りがしたそう。高度は250m近く。使ったぷっちょは20個。そのぐらいでいいのか。手元のぷっちょを見ながら、驚くばかりです。

 実験としても、子どもたちに向けた実験教育イベントとしても、今後のハイブリットロケット大型化・実用化の研究開発面でも、とても面白いです。ロケットの燃料も今回はキャンディを使いましたが、元々は身近にあるものを使って燃焼させ、そのパワーで打ち上げているという原理を学ぶきっかけになる。公式サイトのプロジェクトを立ち上げた先生方のお話がとても面白い。何でも、最初は小さなこと、ちょっとしたことから始まる。子どもたちだけじゃなく、寧ろ大人へのメッセージのように感じます。

 ちなみに、今回はUHA味覚糖の「ぷっちょ」でしたが、一方の森永「ハイチュウ」。ハイチュウも宇宙に関係あるんです。宇宙日本食に認定されています。
森永製菓:チューイング菓子「ハイチュウ」と温度変化に強い「ベイク」が『宇宙日本食』に認証!
 今後、国際宇宙ステーションで、おやつにハイチュウが食べられるというわけです。ソフトキャンディの宇宙進出が面白いですw
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by halca-kaukana057 | 2015-03-07 22:46 | 宇宙・天文

「はやぶさ2」の地球スイングバイまでのイオンエンジン運転の謎

 順調に飛行中の小惑星探査機「はやぶさ2」から便りが届きました(正確にはJAXAから)。

JAXA:小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)小惑星1999 JU3に向けた航行段階(巡航フェーズ)へ移行
ファン!ファン!JAXA!:“L+90” 初期機能確認終了。小惑星に向けて、いざ巡航フェーズへ。

 昨年12月3日の打ち上げ後、イオンエンジンやリアクションホイール他姿勢制御系、様々な機器が正常に動くかどうかの確認(初期機能確認)を行っていた「はやぶさ2」。その確認が無事完了し、本格的に小惑星1999 JU3に向けた飛行(巡航フェーズ)が始まりました!おめでとうございます!!

 國中均プロマネからのメッセージが…
全ての関係者の皆さまに感謝申し上げるとともに、運用に携わるメンバー全員、改めて気を引き締めて臨んでまいります。その気持ちを次の言葉に込めたいと思います。
 『武運を信じ、いざ深宇宙動力航行に挑まん。両舷前進強速。進路、地球スイングバイ回廊。』

 プロジェクトマネージャーというより某宇宙戦艦(某でも何でもないw)の艦長じゃないですかw確かに初代「はやぶさ」では、イオンエンジンの運転時間が増えるごとにヤマトのシールを運用室の窓に貼っていたし…wこのコメントを読んで、「ヤマト2199」の挿入歌「銀河航路」を聴きたくなった、聴いた、気がついたら歌ってたのは言うまでもありませんw

 ここで、このプレスリリースに「あれ?」と思う箇所が。
地球スイングバイまでの間に、イオンエンジン2台による運転を期間中2回に分けて合計約600時間(約25日)行い、探査機航行速度の増速(60m/秒)を計画しています。その第1回目として、3月3日からイオンエンジンの連続運転時間を徐々に増やし、3月中に約400時間の運転を行います。なお、第2回目の連続運転は、6月上旬頃に予定しています。

 イオンエンジンは2台でいいんだ。でも、地球スイングバイまでに連続運転するのは合計600時間、約25日?それを2回に分けて。たった2回?それでいいの?あとは慣性航行ということか。ずっとイオンエンジンを運転してなくてもいいの?意外でした。その答えは、「ファン!ファン!JAXA」のほうに書いてありました。
「スイングバイまでの連続運転は2回でいいの?」と拍子抜けに感じるかもしれません。
JAXAの中でもそう思う人、多いです。
でも、いいんです。
H-IIAロケット26号機の打ち上げ・探査機分離がとても正確だったので、「はやぶさ2」にとっては負担の軽い運用計画が立てられています。

 JAXAの人でも疑問に思う人も多いのか。JAXAとは言え、部署や担当している宇宙機が違えば専門外、わからないことも多いだろう。

 H2Aの打ち上げでは、毎回予測値と実測値を発表しています。
 まずこちらが26号機の予測値。
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参考2 :H-ⅡAロケット26号機の打上げに係る飛行安全計画、地上安全計画の25号機との比較概要より※PDFです※

 実際に打ち上げての数値・実測値はこちら。打ち上げ後のプレスリリースです。
JAXA:H-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の打上げ結果について

 ほぼ同じです。26号機に限らず、その前もH2Aの打ち上げはとても安定しています。この安定した正確さが、「はやぶさ2」の順調な航行に活きている。ロケットは打ち上げて軌道に載せたら終わり、のように思ってきましたが、ロケットの打ち上げの正確さ、精巧さがその後の衛星・探査機の運用にも大きく関係してくるのだなと実感しました。
 特に、26号機は第2段ロケットを一旦エンジン停止して、ロケットと「はやぶさ2」を繋げたまま地球を慣性飛行で1周、その後再点火するという難しい打ち上げでした。これも、ロケットと分離した「はやぶさ2」がすぐに地上と交信できるようにする、「はやぶさ2」の安全のための配慮でした。また、小惑星1999 JU3への軌道の関係で、打ち上げウィンドウはその日たった1秒だけ。そんな難しい打ち上げも見事クリアし、「はやぶさ2」を宇宙に送り届けたH2A26号機にも、あらためて拍手を送りたいです。特に第2段ロケット、本当によくがんばりました!!

 これからの飛行も、順調でありますように。地球スイングバイは今年12月。そこで一旦地球に近づいたら、軌道を変え加速して小惑星1999 JU3に向かいます。12月は7日に金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入再挑戦もあります。どちらも応援しています!

 しかし、早く小惑星1999 JU3の愛称が決まらないものか…呼びにくくて仕方ない…。
 先日記事を書いた「「はやぶさ2」の大挑戦」(山根一眞:著)では、昭和初期に東京天文台(現在の国立天文台)で小惑星を研究していた平山清次(ひらやま・きよつぐ)氏から「キヨツグ」(「ヒラヤマ」は既にある)と命名してはどうだろうか、とある。いい案、いい名前だと思います。
・感想:小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦
 ↑さらっと書いてしまいましたが、もっと中身のぎゅっと詰まった本です。再読して、ああここについても書けばよかったと思う箇所多数…。
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by halca-kaukana057 | 2015-03-03 22:19 | 宇宙・天文

はやぶさ2の真実 どうなる日本の宇宙開発

 昨年12月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」は順調に飛行を続けています。イオンエンジンも4基異常が無いことが確認されました。
 昨年11月12月あたりに怒涛の勢いで「はやぶさ2」関連本が次々と出版されました。ようやく読み始めています。まずはこの本から。「はやぶさ」「はやぶさ2」に人一倍強い思い入れを抱いて取材してきた松浦晋也さんの本。


はやぶさ2の真実 どうなる日本の宇宙探査
松浦晋也/講談社・講談社現代新書/2014

 「はやぶさ」と、「はやぶさ」「はやぶさ2」に繋がるこれまでの日本の宇宙科学衛星・宇宙機での探査を振り返りながら、「はやぶさ2」とはどんな探査機か、初代「はやぶさ」とどこが違うのか、どこが強化されたのか。小惑星「1999 JU3」でどんな機器を使って探査を行うのか。わかりやすく書いています。「はやぶさ2」は初代「はやぶさ」とどう違うの?そもそも初代「はやぶさ」ってどんな探査機だったっけ?という素朴な疑問にもわかりやすく応えてくれる本です。

 でも、この本のメインは、「はやぶさ2」がたどって来た紆余曲折、打ち上げまでの苦難の道のりのこと。「はやぶさ2」ほど、政治や予算、社会や世相に翻弄された宇宙機は無いと思います。予算が打ち切られそうになったこと。予算はついても全く足りないこと。打ち上げるロケットを海外で見つけて来いということも。「1999 JU3」に打ち上げるためのリミットが近づく。それまでに機体を完成させられるのか。読みながら、そう言えばそうだった…と思い出すことばかりでした。

 思えば、私も「はやぶさ2」の予算が打ち切られそうになった時に、文部科学省・宇宙開発委員会宛にメールを出しました。
「はやぶさ」&「はやぶさ2」を応援します![2007年11月8日]
 この時は、「はやぶさ」は帰還の道の途中。「はやぶさ」が切り拓いている小惑星探査をここで止めないように。次に続けて欲しい。そんな想いでメールを出しました。その後、予算は出たものの十分な予算ではなく…。宇宙開発は科学や工学の世界だけのものではない。政治にも経済にも、社会全体に関わってくると痛感しました。

 その後、「はやぶさ」の帰還フィーバーで、「はやぶさ2」に対する見方は随分と変わりました。「はやぶさ2」だけでなく、宇宙開発や宇宙科学、研究に対する見方も随分変わったと感じています。5年前、金星探査機「あかつき」が燃料バルブのトラブルで金星周回軌道投入に失敗した時も、「はやぶさ」のように諦めないでまた挑戦すればいい、という見方に、世の中変わったな…と感じました。「はやぶさ」の満身創痍の冒険と、最後まで諦めなかったプロジェクトチームの情熱と信念、「はやぶさ」本体は大気圏再突入でまばゆい光を放ちながら消えていった…。地球に無事帰還したカプセルには、見事小惑星「イトカワ」の微粒子が入っていた、ミッションを完遂できた、というドラマティックな展開が、人々を惹き付けた。それをJAXAも工夫して伝え、宇宙ファンたちも様々な方法を使って草の根で表現した。「はやぶさ」フィーバーが「はやぶさ2」への追い風になった。

 そして、2014年12月3日、「はやぶさ2」は、海外のロケットでは無く、H2Aロケットで種子島から打ち上げられた。打ち上げ前に機体公開された時、本当に「はやぶさ2」が実現するんだ…ととても感慨深かったのを思い出す。あんな茨の道を歩んできた「はやぶさ2」の機体が完成したことに。そして、天候不良による延期はあったものの、その日1秒しかない打ち上げウィンドウで、オンタイムで打ち上げられ、無事宇宙の旅へ船出した。今、「はやぶさ2」が何の異常も無く飛行していることに安心している。このまま、順調な飛行を続け、「1999 JU3」でもひとつひとつ探査をこなし、無事に2020年カプセルを地球に帰還させて欲しい。トラブルによるドラマティックな展開は初代「はやぶさ」、そして「はやぶさ2」の打ち上げまでの紆余曲折で十分だ。「1999 JU3」の観たことも無い画像や、タッチダウンにはドキドキしたい。興奮しながら見守りたい。

 「はやぶさ2」は順調な飛行を続けて欲しい。でも、忘れてはいけない。「はやぶさ2」が、政治や予算に翻弄され、実現できるかできないかの瀬戸際に何度も何度も立たされていたことを。もし中止になったら、初代「はやぶさ」や、それ以前の宇宙機による積み重ねが途絶えてしまう。今後、日本が小惑星探査、深宇宙探査をやることはなくなってしまうだろう。私たちの生活には何の関係の無いような遠い宇宙の小さな星を探査することが、生命や太陽系の起源を探ることになる。やっぱり関係が無いわけじゃない。そのための手段を、私たちは持っている。絶やさないために、「はやぶさ2」の二の舞を繰り返さないために、記憶に留めておくだけでなく、活かされる記憶として記録されなければならないと思う。この本は、その記録です。

 さて、まだまだある「はやぶさ2」関連本…読みます。
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by halca-kaukana057 | 2015-02-02 23:32 | 本・読書

第1段ロケットを回収せよ 「ファルコン9」ロケットの挑戦

 アメリカの民間宇宙開発企業の中でも際立って躍進し続けているスペースX社。「ファルコン9」ロケットで「ドラゴン」宇宙船を打ち上げ、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を輸送しています。非常に安定した運用を続けています。今は無人機の「ドラゴン」ですが、有人化を進めています。

 その、「ファルコン9」ロケットが「ドラゴン」宇宙船をISSへ向かわせるために昨日打ち上げられたのですが、今回はひとつ、大きな挑戦をすることになりました。

sorae.jp:ファルコン9ロケット、次回の打ち上げで浮桟橋への「着陸」に挑む
2014年10月27日の記事
sorae.jp:スペースX社、ファルコン9に装備されたフィンと、回収用の艀を公開
 2014年11月27日の記事

 ロケット打ち上げ後、第1段を切り離した後、普通はそのまま落下させます。しかし、スペースX社は第1段ロケットを特定の位置に着陸させ、回収して再利用することを計画しています。これまでも、スラスターを使って姿勢制御し、狙った海上の地点に着水させていました。今回は、スラスターに加え、フィンもつけて、より高精度の姿勢制御と減速をして、海上に用意した艀(はしけ/浮桟橋/プラットフォーム)に着陸させます。最初話を聞いた時、まずそんなことを思いつくのがすごい、そんな発想しないよ、と思いました。第1段ロケットがスラスターとフィンで姿勢制御して、減速して降下してくる。どんな光景なんだろう?今回は実験。あくまでメインのミッションは「ファルコン9」で「ドラゴン」宇宙船を打ち上げて、ISSに物資を届けること。でも、気になります。

 さて、どうなったかと言いますと。
ファルコン9ロケット、ドラゴン補給船の打ち上げに成功 回収試験は失敗
 ロケット打ち上げ、第1段ロケットを第2段と切り離し、順調に下降。初めて搭載したフィンも問題なく稼動。しかし、フィンを動かすための作動液を途中で使い切ってしまい、減速しきれずプラットフォームに強く衝突。第1段ロケットは壊れてしまいました。

 失敗ではありますが、凄い、惜しい!着陸させることは出来なかったけど、プラットフォームへピンポイントで降下させることは出来た。初めての挑戦。前代未聞の挑戦で、これは凄いと思います。スペースX社では、今後も実験を続けるそう。第1段ロケットがすっとプラットフォームの上に着陸するのを観られる日が近いことを願っています。
 思えば、「ファルコン」ロケットは、最初は打ち上げ直前でメインエンジンが停止したり、色々ありました。それが今は安定して打ち上げ、新たな挑戦もしている。すさまじい勢いです。
 本来のミッションの「ドラゴン」宇宙船打ち上げは無事成功。順調に飛行を続けています。

 今年は、5月に油井亀美也宇宙飛行士が初フライト、ISSでの長期滞在があります。こちらも楽しみです。アサインが決まって、そういえば今年だったと年明けに気がつきました。
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by halca-kaukana057 | 2015-01-11 23:05 | 宇宙・天文

今年のISS見納め

 久しぶりに国際宇宙ステーション(ISS)を観ました。この季節は雪、雪、雲、雲…。今日は晴れてくれました!

 まだ空は明るい。冬至を過ぎて、少しずつ日没が遅くなる。
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 西の方角から見え始めたISSは、空の高いところを通って南東方向へ。画像の右下の星はベガです、多分。

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 今日は半月が見えていました。その近くを通り過ぎるISS.半月の明るさにも負けません。素晴らしい競演です。暮れゆく空の色もきれい。いい可視パスでした。

 私の地域では、仰角でも天候でも、今日が今年のISS見納めになります。ISSのクルーの皆さん、どうぞよいお年をお迎えください!と手を振っていました。年明け、またISSを見られます。
 地域によっては明日も好条件で見られます。JAXAのサイトでチェックしてくださいね。
JAXA:きぼうを見よう
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by halca-kaukana057 | 2014-12-28 23:45 | 宇宙・天文

ロケットの世界は奥が深い デルタ4ヘビー+「オリオン」宇宙船試験機打ち上げ

 先日日本では小惑星探査機「はやぶさ2」が打ち上げ成功しましたが、今度はアメリカ・NASAでも新型の宇宙機の打ち上げ。スペースシャトルの後を継ぐ「オリオン(オライオン)」宇宙船です。スペースシャトルが退役し、アメリカではNASAや民間宇宙開発企業が有人宇宙船開発をしています。現在、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運んでいる、スペースX社の「ドラゴン」宇宙船は現在は無人の補給機ですが、近い将来有人宇宙船としてISSへ宇宙飛行士を乗せて打ち上げられることになっています。NASAは「オリオン(オライオン)」宇宙船を開発。今日、その試験機が打ち上げられました。現在、地球を周回中です。

sorae.jp:NASA新型宇宙船オリオン、打ち上げを24時間延期 5日夜に再挑戦
 昨日打ち上げの予定が、進入禁止海域に船舶が侵入したり、強風だったり、ロケットのバルブの不具合があったりで今日に延期されました。昨日、NHKで打ち上げ生中継するつもりが出来ず、今日は生中継出来そうだよ!と思ったら、してくれなかった。後から報じてました…。

 今回、「オリオン(オライオン)」を打ち上げるのは、デルタ4ヘビーロケット。こんなロケットです。
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 「オリオン(オライオン)」が載っている真ん中のロケットも、両側のロケットも、液体燃料ロケットです。H2Aは横に小さな固体燃料ロケット、SRB-Aが付いていますが、デルタ4ヘビーは全て液体燃料ロケット。両側のロケットは、「液体ロケットブースター(LRB)」と呼ぶそうです。

 でも、日本もかつて、LRB付きのロケットをつくろうとしました…。
JAXA:標準型以降のH-IIAロケット開発の在り方
 2002年、まだ「JAXA」ではなく、統合前の「NASDA(宇宙開発事業団)」の時代の資料です。H2Aロケットを増強するために、LRBを横に1本つけたH2Aロケットが。当時、変な形のロケットだなぁ、本当にこんなロケット打ち上げるの?なんて思っていました。後に、この増強型は消え、今のH2Bロケットになりました。このLRBには、H2Aロケットのメインエンジン・LE-7Aが2個付いている。つまり、現在のH2Bロケットと同じパワーがあります。合わせて3つ。かなりのパワーがあります。しかも、このLRBを両側に2本つけたバージョンも考えられていました。とんでもないパワーのあるロケットで、一体何を打ち上げるつもりだったんだろう…?

 話がずれました。このデルタ4ヘビーロケットの打ち上げを初めて見たのですが、驚きました。
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 !!? 燃えてる!?大爆発してる!?
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 ちゃんと打ち上がります。液体燃料のみなので、ゆっくりゆっくりと上昇します。のっしのっしとゾウ…いや、もっと大きな恐竜みたい。パワーもあり、大迫力。
Orion Soars on First Flight Test

 ↑NASA公式の打ち上げ動画でその迫力をどうぞ!

 「オリオン(オライオン)」宇宙船は、日付が変わって夜中1時31分、地球に帰還の予定です。うまくいきますように。

 ちなみに、ツイッターではデルタ4ヘビーがある食べ物に見えると話題になっていました…
Togetter:【悲報】打ち上げを待つデルタロケットがちくわにしか見えない件
 確かに見えるw打ち上げの大炎上はまさに焼きちくわw

 世界には様々なロケットがあります。それぞれ個性的で、面白いです。
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by halca-kaukana057 | 2014-12-05 22:29 | 宇宙・天文

ついにこの日が…「はやぶさ2」打ち上げ H2Aロケット26号機にも注目

 天候の条件がなかなか揃わず、延期が続いていた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げ。ようやく種子島も打ち上げの条件を満たす、穏やかなお天気になりました。既に報じられている通り、打ち上げ成功しました!

JAXA:H-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の打上げ結果について

 以前も書きましたが、目標天体の小惑星「1999 JU3」に辿り着くために、「はやぶさ2」の打ち上げはその日1秒しかチャンスが無い。1秒でも遅れたら延期。これまで、H2A/H2Bロケットは予定していた時刻に予定通り打ち上げる「オンタイム打ち上げ」を連続で成功させてきました(天候による延期は除く)。今回は、「オンタイム打ち上げ」じゃないと打ち上げられない。しかも、打ち上げた後、普通は数十分程度で軌道に乗り、ロケットと切り離してしまうのですが、今回はロケットの第2段エンジンをつけたまま、エンジンは一度停止して地球を約1周。その後、エンジンに再点火、加速して、「はやぶさ2」を切り離す。切り離しまでに1時間47分もかかる、あまりない方法での打ち上げです。これまで、H2Aでは再点火は試験的にはやったことはあるのですが本番は勿論初めて。「はやぶさ2」も勿論ですが、H2Aロケットにとっても難易度の高い打ち上げです。

・以前の関連記事:「はやぶさ2」打ち上げのH2Aはいつもと違う

 JAXAでも解説しています。
ファン!ファン!JAXA:“いつもとは一味ちがう” H-IIAロケット26号機に反映された「基幹ロケット高度化技術」
 第2段ロケットが長時間の飛行に耐えられるように、2段目には工夫がしてあります。燃料である液体水素が太陽光で蒸発しないように、太陽光を反射しやすい白色に塗装。この塗装に断熱材が含まれています。普段は断熱材のオレンジ色のまま。

ファン!ファン!JAXA:「はやぶさ2」は、なぜ地球を約1周した後でロケットから分離されるんですか?
 以前の記事で疑問に思っていたこと。ロケットから分離した後、すぐに「はやぶさ2」と地上局が通信出来るように、というのが答えでした。一気に加速して、軌道に載せ、分離することも出来るが、地上局とすぐに通信できない。「はやぶさ2」は、打ち上げの時点から探査機の電源はオンになっています。ロケットから分離したらすぐ交信して、運用を始める。なるほど。そうだったのか!

 打ち上げを生中継で観ていたのですが、カウントダウンはあっという間でした。
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 フェアリングのすぐ下(ロゴマークのある黒い部分の上)が第2段ロケット。いつもはオレンジ色だけど、今回は白い。

 気がつけばもう10分前、5分前、3分前、1分前…!!そしてリフトオフ!飛んだ、「はやぶさ2」が本当に飛ぶんだ。ぐんぐん上昇するロケットを見て、うるっと来てしまいました。今回は、いつも以上にそれぞれの工程(シーケンス)にドキドキしていました。SRB-A分離、フェアリング分離、第1段燃焼停止(MECO)、第1段分離、そして第2段と一緒に地球1周…長いなぁ、大丈夫かな、と思っていました。この頃、JAXAの衛星・宇宙機アカウントが次々に「宇宙へようこそ!」とツイートしていたのですが、地球を1周する間、地球とこれから向かう遠い宇宙を見ているであろう「はやぶさ2」、再点火の時を待ち「はやぶさ2」を送り出す第2段ロケット、見守る地上局、そして歓迎する先輩人工衛星・探査機たち…そんなことを考えていたら、涙腺が…。

 そして、15時1分、第2段ロケット再点火成功!燃焼して、秒速11km以上、「第二宇宙速度」まで加速します。秒速8km「第一宇宙速度」は、地球を周回する軌道に載るための速度。「第二宇宙速度」は、地球の重力を振り切り、太陽系を公転する軌道に入るための速度です。そして、第2段エンジン停止。15時10分過ぎ、第2段ロケットを分離。「はやぶさ2」は、長い長い宇宙の航海に旅立ちました。おめでとう!!行ってらっしゃい、ご安全に!

 H2Aロケット26号機も、難易度の高い打ち上げでしたが、見事にクリアしました。おめでとうございます!第2段は本当よくがんばりました。お疲れ様!!H2Aもまた進歩しました。成功率も、オンタイム率も上がります。H2Aは商業打ち上げの受注もしています。今後、受注が増えるといいなぁ!

 「はやぶさ2」だけでなく、3機の相乗り小型探査機たちも無事分離。これまでは地球の周りを周る衛星でしたが、今度は太陽系を公転する。小さな小さな探査機たち。がんばってほしいです。

 
 現在、「はやぶさ2」は太陽電池パネルも開き、順調に飛行中とのこと。これから数日間、機体の状態をチェックしていきます。まだ油断はできません(いつだってできませんが)。
JAXA:小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の探査機状態および軌道計算結果について

 これから「はやぶさ2」は、来年末に地球の引力を利用して軌道変更・加速を行う地球スイングバイをして、小惑星「1999 JU3」に向かう軌道に入ります。小惑星に到着するのは、4年後の2018年。長いですね。でも、応援し続けますよ!!
 思えば、計画中止になりかけたり、予算が打ち切られそうになったり…「はやぶさ2」の打ち上げまでの道程は、平坦なものではありませんでした。本当によく実現したなぁ。よかった、よかった。分離の時も、やっぱり涙腺緩んでました。

 打ち上げは、各社撮影がんばってます。
朝日新聞:小惑星探査機「はやぶさ2」、打ち上げ成功 正常に分離
 毎回恒例空撮の朝日。空撮も勿論きれいですが、アップでの迫力あるタワークリア、ロケットを見守り見送る人々の眼差し、表情、歓声…いいですね。いい動画です。
NHK:はやぶさ2 打ち上げ成功
 NHKも空撮しています!結構きれいです。これはもっと長い空撮動画を観たいです。是非とも公開してください!

 一方私は…
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 宇宙ファン有志がつくった「はやぶさ2大漁旗」で応援です。「はやぶさ」と言えばリポビタンD。シールにして、リポDに貼りました。打ち上げ後、このリポDではなく…カフェインゼロのリポビタンfeelを飲みました。午後にリポDは体質的に受け付けないので…。
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 コンビニで数日前に見つけた、種子島産安納芋プリン。打ち上げ後に食べようと思っていました。食べました。美味しかった!PCにも大漁旗シールを貼っています。

 大漁旗やそのほか「はやぶさ2」応援グッズはこちらのを使わせていただきました。

宇宙と原子力の科学技術ファンサイト Space&Nuclear:小惑星探査機「はやぶさ2」 応援!「はやぶさ2」

 何故大漁旗?サンプルを沢山、大漁できるように、との願いが込められているそうです。相模原でのパブリックビューイングでは小旗を配布して、皆で振って打ち上げを見守ったとのこと。ファンが草の根運動をし、後押しする「はやぶさ2」。私も大漁を願っています。
 無事の航海を。そして、6年後、サンプルがたっぷり入ったカプセルが帰還するのを待っています!
(「はやぶさ2」本体は宇宙空間を飛び続けます。「はやぶさ」も当初はその予定でしたが、燃料漏れなどのトラブルにより、カプセルを放出後、そのまま大気圏再突入することになってしまったのです)

 最後に。「はやぶさ2」が描けません。うまくデフォルメも出来ず、精巧に描くのも無理。頭を悩ませています…。
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by halca-kaukana057 | 2014-12-03 22:05 | 宇宙・天文

種子島のお天気よくなれ! 「はやぶさ2」打ち上げ再延期

 昨日「打倒氷結層!」と氷結を飲んで、明日の打ち上げ成功を願っていたのですが…。

JAXA:H-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の打上げ延期について
 再延期です。今後は強風。打ち上げ時刻に前線が打ち上げ地点に近づき、ロケット打ち上げのための制限風速を超える強風が予測されるため、ということです。強風…条件が揃わないなぁ…。
 今度の打ち上げ日時は、12月3日(水)13時22分04秒

sorae.jp:「はやぶさ2」打ち上げ再延期 12月3日13時22分04秒に
 今日もsorae.jpさんの記事が詳しいです。12月3日は、曇りだけれども雷や強風、大雨のおそれはない模様。昨日の記事で書いた通り、「はやぶさ2」の打ち上げは目標天体の小惑星「1999 JU3」の軌道の関係で、1秒でも遅れたら翌日以降に延期しないと軌道計算が合わなくなる。本当にシビアです。

 お天気、自然はどうしようもないけれど、願ってしまう。種子島のお天気、安定してください!
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by halca-kaukana057 | 2014-11-30 22:01 | 宇宙・天文

「はやぶさ2」打ち上げ日時再設定 打倒氷結層!

 何日かかかるかなと思ったら、あっさり決まって報せが。
JAXA:H-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の打上げ日について

 12月1日(月)13時22分43秒です。ただ、天候によっては再延期の可能性もあります。

 ちょっと詳しい話をしましょう。
sorae.jp:「はやぶさ2」、打ち上げ日時再設定 12月1日13時22分43秒に
 この記事が詳しいです。

 「はやぶさ2」が向かう小惑星「1999 JU3」(1999とJU3の間にスペースを入れるのが正確な表記)。打ち上げ日時は、この小惑星「1999 JU3」の軌道と、地球の軌道、「はやぶさ2」を打ち上げるH2Aロケットの推力、「はやぶさ2」に搭載されているイオンエンジンの能力などを合わせて計算されています(とても複雑な計算なんだろうなぁ…)。それらを計算して、出した打ち上げ可能期間のことを「ウィンドウ」と呼びます。「窓が開く」とも。「はやぶさ2」は、12月9日まで確保されています。ただ、何らかの理由で打ち上げ予定時刻から1秒でも遅れることになったら、打ち上げ延期。翌日以降に再設定し直します。というのも、「はやぶさ2」は打ち上げた後、まっすぐ小惑星「1999 JU3」に行けるわけではありません。まず、地球と一緒に1年公転して飛行。2015年末、地球スイングバイを行い、地球の引力を利用して、小惑星「1999 JU3」へ向かう軌道に乗り換えると同時に機体も加速。この地球スイングバイのタイミングと、スイングバイの際の軌道が大事。ずれると小惑星へ行けません。そのタイミングに合い、かつ、「はやぶさ2」のイオンエンジンや機体に負担がかかり過ぎないように、打ち上げ日時を設定しています。

 この12月を逃してしまうと、次のチャンスは半年後ですが、「はやぶさ2」のイオンエンジンを長時間稼動させないとならなくなる。機体にも負担がかかりますし、地上のプロジェクトチーム、特にイオンエンジン担当の先生や技術者たちに負担が。来年12月もチャンスがありますが、同じようにイオンエンジンの稼働時間は長くなる。今がちょうどいい「ウィンドウ」なんです。

 月よりも向こう、深宇宙へ向かうことがどんなに大変かあらためて感じます。でも、「はやぶさ」で挑戦したこと、「はやぶさ2」で新たに挑戦することで、また小惑星探査の新たな道が出来る。「はやぶさ2」の旅路の6年間が、どんな新たな道をつくるのか、楽しみです。

 というわけで、明後日12月1日、種子島が打ち上げ日和のいいお天気になること、「はやぶさ2」打ち上げ成功を願って!打倒、氷結層!!
f0079085_2212662.jpg

 何故氷結なのか。昨日の記事を参照ください。
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by halca-kaukana057 | 2014-11-29 22:03 | 宇宙・天文

「はやぶさ2」打ち上げ延期…「氷結層」とは何ぞや?

 午後、携帯を見たらこの報せが…

JAXA:H-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の打上げ延期について

 数日前から、30日は天気が悪いんじゃないか、と宇宙ファンの間では心配されていたのですが、やはりお天気がよくなりませんでした…。残念ですが、安全第一。

 今回の延期の理由は、「氷結層を含む雲」が、打ち上げ予定時刻に射点上空に規定以上の量があることが予測されるため。「氷結層を含む雲」。詳しくは上記JAXAのサイトの図をご覧ください。引用します。
f0079085_2226352.jpg

(C)JAXA

 雲があって、その雲の中の気温が0~マイナス20度になると、水蒸気が凍って微小な氷晶とあられができます。この0~マイナス20度の雲の領域を氷結層と言います。氷晶は上昇気流でロケットが飛ぶ高空に移動、プラスの電気を帯電します。一方あられは雲の下のほうへ向かい、マイナスの電気を帯電します。ロケットは雷を誘発しやすく、雷が発生、ロケットに当たると、ロケットの電子機器はダメージを受け、壊れてしまうとロケットもろとも壊れてしまいます。中の探査機の無事も確保できません。

 2010年5月に打ち上げられた金星探査機「あかつき」、ソーラーセイル実証機「IKAROS(イカロス)」を搭載したH2Aロケット17号機も、この氷結層のおかげで打ち上げ6分前に延期になりました。今回は早めに判断したようです。

 この雲さえいなくなれば、打ち上げられる。以前、H2Aロケット(準天頂衛星「みちびき」搭載の18号機)打ち上げ密着ドキュメントをNHKBSプレミアムで放送していたのを観たのですが、JAXAにも気象予報士さんがいて、打ち上げ前、念入りに気象状況をチェックし、管制室に報告していました。今も、種子島にいるJAXAの気象予報士さんは観測データを分析して、打ち上げ関係者の方々と一緒に次の打ち上げ日時を考えていると思います。がんばって欲しいです!

 ロケットには「はやぶさ2」と相乗り探査機(いつもは「相乗り衛星」ですが、今回は一緒に地球周回軌道を離れるので「相乗り探査機」です!超小型の探査機、凄い!!)もしっかり収められ、ロケットも準備万端。あとは日時が決まればまたカウントダウンが始まります。お天気が良くなる、氷結層がいなくなることを願うばかりです。

 ちなみに、Twitterの宇宙クラスタの間では、氷結層にちなんで、「氷結」を飲んで「打倒氷結層!」なんてやってますw明日氷結買ってきます!
 ちなみに、「氷結」他、コーヒー缶などに使われているダイヤカットの缶。これは宇宙技術のスピンオフ。ロケットの強度を増すために考えられた構造です。強度を増すために、潰した構造の方が強度が増す…面白い。この研究をしたのが、「ミウラ折り」で有名な三浦公亮先生。地図をワンタッチで開閉できる「ミウラ折り」。これは、人工衛星の太陽電池パネルを、打ち上げの時は折りたたんでロケットのフェアリングに収納、ロケットから分離、軌道に載ったら、一発でスムーズに開閉できる。折り紙から生まれた宇宙技術です。
JAXA:宇宙輸送ミッション本部:ロケットのキホン:ロケット技術のスピンオフ
at home こだわりアカデミー:教授対談シリーズ:潰れて強度が増す「ミウラ折り」の不思議 三浦公亮氏

 三浦公亮先生といえば、電波天文衛星「はるか」のアンテナの開発も忘れてはいけません。「はやぶさ2」が打ち上がる予定だった11月30日は、「はるか」が運用停止した日。2005年、「はやぶさ」がイトカワにタッチダウンして盛り上がっていた頃でした。
ISAS 宇宙科学研究所:電波天文衛星「はるか」(MUSES-B)
 この「はるか」プロマネの平林先生のメッセージは何度読んでも泣けます…。「氷結」と一緒にVSOPブランデーも飲もうかな(地上の電波望遠鏡と宇宙に打ち上げた電波天文衛星を組み合わせて、より解像度の高い観測を目指すプロジェクト「スペースVLBI」の略が「VSOP」。「ヴィソップ」と読みますが、酒好きな天文学者の先生たちが酒の席で決めちゃったという話…w)

 話が大きくずれましたが、新しい打ち上げ日時の発表を待ちます。
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by halca-kaukana057 | 2014-11-28 22:51 | 宇宙・天文


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