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お久しぶりISS

 ずっとISS・国際宇宙ステーションの可視パスを見て、撮影するのもご無沙汰になっていました。冬の空をほとんど観れず、撮影もできなかったのが残念です(曇ってるんだけど)。

 今日のISSの可視パスは好条件。お天気もいい。明日からまた崩れるとのことなので、見ます。
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 北西の空から昇ってきたISS.ちょっと暗めです。肉眼ではもっと明るく見えたのですが、空が明るいせいか…。画像右上にこぐま座があります。先っぽは北極星です。

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 北の空を通過中。ISSは明るかったです。ISSの軌跡の上にある台形の星は、りゅう座の頭の部分。画像右の明るい星はこと座のベガ。夏の星座のこと座ですが、北寄りなので、今からでも十分見えます。
 この後、ISSはすーっと消えて見えなくなりました。この瞬間がちょっと切ないです。
 ISSは、数日前までシグナス補給船7号機がドッキングしていましたが、離れました。その代わり?、ドラゴン補給船11号機が、日本時間今日未明キャプチャ・結合しました。あのISSにはドラゴン宇宙船もいたんですね。


 記事にするのを忘れていた(機会を逃がした)先月末に見たISS。
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 しし座の頭の部分、獅子の大鎌とISS.星座もISSもはっきり明るく煌びやかに撮影できました。
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by halca-kaukana057 | 2017-06-06 22:23 | 宇宙・天文

師走の一息のISS&月&金星観望

 12月。これから当地は雪の多い季節へ。星見できる日も少なくなります。
 今日はお天気もよく、日没後も快晴。現在、日没後には国際宇宙ステーション(ISS)が見えます。今日しか見るチャンスは無いだろうと、カメラもセットして見ました。
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左から右へ進むISS。ISSの軌跡の上の明るい星は、こと座のベガ。こと座は横倒しです。平行四辺形とVの字の星の並びを辿ってみてね。先日、国際天文学連合(IAU)は「ベガ」など227個の星の名前を正式名称として決めました。「ベガ」はこれまでは通称だったんです(これまでは、「こと座α星(Alpha Lyrae)」)。これからは天文学上の正式名称も「ベガ」です。

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地球の影に入り、消え行くISS。うっすらと、すーっと消えてゆく軌跡。この瞬間を撮影できると嬉しいです。

 12月9日、このISSに向かって、日本の補給船「こうのとり(HTV)」6号機が打ち上げられます。
 まだISSを見るチャンスはあるので、晴れたらJAXAのサイトなどで時間と方角を調べて見てみてね。

 今、日没の頃の西の空は、金星と月が見ごろです。
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 金星はひときわ明るく輝く星なのですぐにわかります。JAXAの金星探査機「あかつき」が金星周回軌道再投入に成功してもうすぐ1年。12月7日のことです。この金星の周りを「あかつき」は今日も周って、金星の謎を解こうと画像を撮り続けていると思うと、金星に向かって応援したくなります。1年前、再投入に成功して本当によかった…!!

 忙しい毎日、師走の一日に一息つく星見でした。
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by halca-kaukana057 | 2016-12-03 21:53 | 宇宙・天文

秋の夜空、夏の星座とISS

 昨日今日は国際宇宙ステーション(ISS)のいい条件の可視パスがありました。昨日は気がついたら過ぎてた。今日は逃がすまいと時刻と方角をチェックして臨みました。

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西の空から昇ってきたISS.18時前、まだ西の空がうっすらと明るい時間です。でも、随分日が短くなりました。上の明るい星はこと座のベガです。

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南の空を通過するISS.画像右上には、四辺形が目印のいるか座、そのまま矢の形をしたや座もあります。そして画像右にはわし座のアルタイルも。この時間だと夏の星座がまだ見えています。

 昨日、アメリカのオービタルATK社の無人補給船「シグナス」がアンタレスロケットで打ち上げられました。アンタレスロケットは、2014年に爆発事故を起こし、原因究明とロケットの改良を行ってきました。見事復活です。シグナス補給船は、日本の「こうのとり」と同じようにロボットアームでキャプチャしてからISSのハッチに結合させます。そのキャプチャは大西卓哉飛行士が担当します。

 その前には、今日打ち上げられたソユーズ宇宙船がISSに到着します。この新しいクルーと大西さんたちのクルーは交代。今月30日、大西さんたちは帰還の予定です。これから、ISSはソユーズにシグナスに忙しいです。
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by halca-kaukana057 | 2016-10-19 22:36 | 宇宙・天文

ISS観望の時期がやってきました

 大西卓哉宇宙飛行士滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)。日没後の空に見える時期がやって来ました。ISSを見るのは久しぶり。見えるとはわかっていてもお天気がよくなければどうにもならない。今日も雨に曇り…と思ったら、日没後はきれいに晴れてくれました。

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 30秒間の撮影です。背景の星座は、へびつかい座のあたり。あまり目立つ星がなく…。それでも、秋の冷たい空気の夜空に輝く星はとてもきれいでした。
 ISSの色はその時によってオレンジ色っぽく見えることがあるのですが、今日は白でした。多分雨で空気が澄んでいたからかな?空の高いところへ向かうにつれ、ISSはどんどん明るさを増し、見えなくなってしまいました。大西さんに手を振りましたよ!

 大西さんですが、ISSで順調に日々のミッションをこなしています。交代要員を乗せるソユーズ宇宙船が不具合で打ち上げが遅れ、大西さんの帰還も遅れる模様。まだいつになるか発表はありません。そんな状況でも、毎日のミッションをコツコツとこなすISSのクルーの皆さん。宇宙飛行士のメンタルの保ち方に凄いなと思うばかりです。
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by halca-kaukana057 | 2016-09-29 21:28 | 宇宙・天文

今日のISS & 火星・土星・アンタレスの三角はどうなった?

 今夜は晴天。ちょうど国際宇宙ステーション(ISS)もいい可視パスがありました。大西卓哉宇宙飛行士が滞在中のISS.滞在中は何度でも見ます。
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西の空、低いところから上昇してきました。上昇して、途中で地球の影の部分に入り、見えなくなりました。すーっと消えていく様子を撮影できました。画像右側の星の並びは北斗七星です。この北斗七星の柄を南に伸ばしていくと、うしかい座のアルクトゥールスにぶつかります。うしかい座は春の星座。真夏の今、9時ごろでもうしかい座は西の空の見えていたんだなぁと思いながら、ISSを見て、大西さんに手を振りました。
 
10月1日に日本の補給船「こうのとり(HTV)」6号機が打ち上げられる予定でしたが、「こうのとり」の配管の不具合のため、延期になりました。安全第一。
JAXA:H-IIBロケット6号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」6号機(HTV6)の打上げ延期について

 南の空には、半月が明るく輝いています。2016年限定夏の三角形:火星・土星・アンタレスの並びはどうなった?最近見てませんでした。
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 こうなりました。以前は細長い三角形だったのですが、正三角形(横倒しの二等辺三角形?)に近づいています。久々に確認できてよかったです。

 さて、ペルセウス座流星群の季節もやって来ました。もう流れ始めているようです。月があるので、月が沈む深夜から未明にかけての観測が条件がよいとのこと。その前の時間でも、月明かりを視界に入れないようにして観測もできます。夏の夜、流れ星がたくさんながれますように。

◇毎年恒例報告企画、やってます:国立天文台:夏の夜、流れ星を数えよう 2016 ~ペルセウス座流星群を眺めて、みんなで報告しよう
アストロアーツ:【特集】ペルセウス座流星群 2016
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by halca-kaukana057 | 2016-08-11 22:54 | 宇宙・天文

大西さんのいるISSを見よう

 国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の大西卓哉宇宙飛行士。大西さんがお仕事をしているISSが今見ごろです。
JAXA:「きぼう」を見よう
 ISSがいつどの方角に見えるかはここで調べてね。明日29日だと19時半ごろ、日本列島上空を縦断します。

 一昨日と今日、私も観測しました。当地は雲の多いお天気。でも、雲間から明るく見えました。一昨日は雲に隠れたり出てきたり、見えたり見えなくなったり。今日は雲の薄いところをすーっと飛んでいきました。大西さんに手を振りましたよ!

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 今日撮影したISS.上から下に飛んでいっています。が、この通り撮影失敗。見切れました。ISS撮影は久々なので、勘が鈍ってしまった。まだまだ観られるチャンスはあるので、何度でも挑戦します。
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by halca-kaukana057 | 2016-07-28 22:53 | 宇宙・天文

大西さんのISS長期滞在スタート

 打ち上げの日に書かなかったのは、今回はISSまで2日かけるコースで、ISSに到着してから書こうと思ったからです。

JAXA:国際宇宙ステーション第48/49次長期滞在クルー 大西卓哉宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(47S/MS-01)の打上げについて
 当初は6月中の打ち上げでしたが、新型のソユーズMS宇宙船のチェックのため、7月7日七夕の打ち上げになりました。七夕に宇宙へ向かうなんて、とても素敵です。

マイナビニュース:"連邦のMS"の性能とは? - 大西飛行士が乗る「ソユーズMS」宇宙船のすべて
 その新型ソユーズMSがこれまでのソユーズとどう違うのか、解説があります。

 まず、打ち上げから。7月7日午前10時36分、滞りなく打ち上げられました。
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 リフトオフ!
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 打ち上げ後、機体の状況のCGが打ち上げ中継で流れていました。H2A/H2BやESAのアリアンロケットなどではお馴染みのCGですが、ソユーズでは初めて観ました。ロシアも変わってきています。
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 船内の様子。奥に座っているのが大西さんです。手前に座っているのはソユーズのコマンダー・ロシアのアナトリー・イヴァニシン飛行士。ソユーズといえば恒例の「つっつき棒」も使っていますが、左手にはタッチパネルの液晶端末が。ソユーズ、本当に変わりました。
 ソユーズといえば恒例のものがもうひとつ。無重力になったのを見てわかるぬいぐるみ(重力センサー)。今回は、大西さんのお嬢さん愛用のクマのぬいぐるみが託されたとのこと。しかも、そのクマというのは「リラックマ」という…。リラックマ、ついに宇宙へ行く!?リラックマがふわりと浮く瞬間を観たい!と思ったのですが、画像のどこを探してもぬいぐるみは見当たりません。あれ?どこ?ない?後から聞いた話によると、紐が短くてカメラに写らなかったとのこと。残念。クルーだけのお楽しみということで…。リラックマは大西さんの個室に飾られるそうなので、そのうち何かの機会に写るといいな。

 そして、今日、ソユーズはISSに到着しました。
JAXA:大西卓哉宇宙飛行士の国際宇宙ステーション長期滞在開始について
Expedition 48 49 Crew Welcomed to the Space Station

 ISS入室と、その後の会見の模様です。大西さん、元気そうです。
NHK:大西さん 国際宇宙ステーションに入る
 宇宙食を「機内食」と言っている大西さん。元ANAのパイロットらしい言葉です。

 大西さんのISS滞在は4ヶ月間。これまで、日本人飛行士の長期滞在は半年程度が続いていたので、今回はちょっと短いです。が、ミッションは濃密です。注目ミッションのひとつが、マウスの実験。
三菱電機 from ME:DSPACE 大西宇宙飛行士に続け!40日間宇宙マウスの旅
 マウスの実験は、スペースシャトル時代からありましたが、生きて帰すのがとても難しい実験でした。今回は、マウスに優しく快適で、観察のしやすい機器を開発。通常の0Gと人工重力で1Gにした6匹ずつで飼育実験し、比べる。実験は将来的に、0Gだと急速に老化する遺伝子を突き止めるものへ。今回は機器がうまく動き、マウスも生きて帰ってこられるか。マウスたちはドラゴン補給船で7月18日打ち上げ予定。マウスにもエールを。

 この他にも、たんぱく質の結晶化実験など、様々な実験があります。大西さんのISSでの日々は、訓練中から更新されてきたGoogle+で発信されます。アカウントなしでも読めるので是非。
Google+:大西卓哉(JAXA宇宙飛行士)

 では、無事のミッションの完遂をお祈り申し上げます!ISSも沢山見たいな。
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by halca-kaukana057 | 2016-07-09 22:30 | 宇宙・天文

若田光一 日本人のリーダーシップ ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験Ⅱ

 来月7日、大西卓哉宇宙飛行士が国際宇宙ステーションへ向けて出発します。日本人宇宙飛行士がISSで長期滞在し、仕事をするのが珍しくなくなってきた現在。そのJAXAの新たなる目標は、「日本人からISSのコマンダー(船長)を出す」こと。2013年11月から2014年5月までISSに滞在し、後半の3ヶ月間、日本人で始めてのISSの船長となった若田光一宇宙飛行士に密着取材、のちにNHKスペシャルとして放送されたものの新書版です。

若田光一 日本人のリーダーシップ~ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験II
小原健右・大鐘良一/光文社・光文社新書/2016

 著者の2人は、5期生の選抜試験を取材した「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」のコンビ。今度は若田さんのコマンダーとしての訓練、若田さんが何故コマンダーになれたのか…について取材しています。前回の新書と同じく、NHKスペシャルとして放送されたものよりずっと内容が濃い、放送されなかったものもかなりあります。ただ、ISSでの火災訓練の箇所は、映像で観たほうがわかりやすい、文章だとイメージし難いなとは思いました。

 若田さんは、コマンダーとして仕事する上で「和の心」をモットーに掲げていました。日本人らしいリーダーシップ、協調性や思いやり、コミュニケーションを大事にする船長になりたい、と。ISSのコマンダーは、いわば「中間管理職」。ISSのクルーたちと、地上の管制との架け橋となる。何かあった時はクルーを、ISSを守らなくてはならない。そのコマンダーは、予想以上に過酷な、厳しい立場に立たされる役職だったのです。
 ISSでの火災を想定した緊急対処訓練の箇所は、Nスペで観た時も、パニックで冷静さを欠いている若田さんに、コマンダーになるのは大変なことなんだと感じました。普段は笑顔で、朗らかで思いやりを忘れない若田さんも、こんなに混乱して窮地に立たされ、失敗し険しい表情をすることもあるのか、と。本だとその訓練の過程が細かく、じっくりと読めます(でも映像が無いのでイメージし難い)。一緒にフライトをするアメリカ・ロシアのクルーたちも、若田さんに負けないレベルのエリート宇宙飛行士たち。これまで、コマンダーが軍出身者が多かった理由も書かれています。若田さんは技術者出身。だからこその強みはあります。が、危機的状況でコマンダーとしてどう行動したらよいか、軍出身者は元から違うというのにはなるほどと思いました。勿論、訓練を重ね、コマンダーとして成長し、力をつけていくことは出来ます。

 この訓練の様子を読んでいると、5期生(油井・大西・金井飛行士が選抜された)の選抜試験のことを思い出します。ありとあらゆる場面で緊急事態を想定した指令を出し、その際の受験者達の反応や行動、どう対処するかを見る。選抜され宇宙飛行士候補者になることがゴールではなく、そこが本当のスタートラインなのですが、やはり選抜の時点から素質は見抜かれていくのだなと感じました。…ちょっと怖いです。

 若田さんがコマンダーになることができた理由のひとつが、先輩宇宙飛行士たちやNASAの技術者たちからの厚い信頼。過去に一緒にフライトをした先輩宇宙飛行士や、訓練で一緒になった技術者たちは、若田さんの人柄に好意を抱き、一緒に宇宙飛行をしたい、この人がコマンダーなら一緒に働きたい、と若田さんを推し、コマンダーへの第一歩となるNASAの宇宙飛行士室「ISS部門長」の役職に1年半ついていた。ISSに送り込む宇宙飛行士にいつどんな訓練をさせるのか、各国の宇宙機関と連携して調整すること、人事にも携わる。宇宙飛行士たちをどう訓練し、育成させるのか。全体を見渡す力が養われる、若田さんご自身も「大変な仕事だった」と振り返る。このISS部門長に関しては、Nスペではカットされてしまったという。この本でも、もう少しページを割いてもよかったと思う。

 若田さんは協調型のコマンダーを目指していたが、時にはキッパリと命令するトップダウン型のコマンダーであることも必要、とある。また、クルーのために地上の管制に強く訴えることもある。クルーが一番よく仕事が出来るように取り計らう。補給船の打ち上げの遅れで、クルーのボーナス食がISSに届くのが大幅に遅れた際、地上に何度も掛け合い、ソユーズ宇宙船に載せてもらったというエピソードは、若田さんの思いやりと、キッパリとした態度の両方があってこそのものだった。また、2014年2月に起きた、ロシアと欧米諸国のウクライナのクリミアをめぐる対立の際も、若田さんはアメリカとロシアのクルーの間のわだかまりを解くよう尽力した。一緒にご飯を食べ、話し合いながら、ISSという国際協調の方向性を確認できた、と。この時、私は若田さんが、日本人がコマンダーで本当によかったと思っていた。若田さんの和の心が、ISSに和をもたらした。

 この他にも、子どもの頃の若田さんのエピソードなども語られます。やはり、宇宙飛行士は「成長するもの」なのだなと実感します。また、油井亀美也宇宙飛行士のフライトや、スペースX社についても語られています。あと少しで打ち上げられる大西さんは、ISSでどんな仕事をするのか、楽しみに応援したいです。

【関連過去記事】
ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験
宇宙飛行士という仕事 選抜試験からミッションの全容まで
宇宙飛行士の育て方

・若田さんのフライト中のブログ記事:タグ:Exp.38/39
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by halca-kaukana057 | 2016-06-28 21:54 | 本・読書

久々のISS&今日の火星・土星

 国際宇宙ステーション(ISS)の可視パスの時期がやって来ました。今日は快晴。コースも日本縦断コース。期待できます。

 南西の空から昇ってきたISS。しし座の獅子の大鎌、木星の間を通り抜けます。
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 この後、天頂に近いところを通っていきました。とても明るい、ぴっかぴかでした。

 北東の空へ。
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 北東の空には、こと座とその一等星・ベガ(織姫星)が既に見え始めています。夏の大三角の星ですが、今の時期からもう見え始めています。

 今日は長い可視パスでした。このISSに、来月、いよいよ大西卓也宇宙飛行士が向かいます。
NHK:大西卓哉さんが最終試験に合格 宇宙長期滞在へ
 名物(?)ソユーズの最終試験にも合格しました。まもなくです。

 南東の空には、火星、土星、さそり座のアンタレスが見えています。2016年限定の夏の小三角、と天文ファンの間では呼ばれているようです。
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 今日はこんな位置関係です。火星、土星は毎日位置が変わるので、この三角形は毎日形が変わります。
・先日の記事と見比べると:接近中の火星と土星&満月(5月22日)
 満月があるので他の星が見えないのですが、三角が伸びているような。これからでも、31日の最接近後も観察可能です。
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by halca-kaukana057 | 2016-05-28 22:34 | 宇宙・天文

宇宙飛行士という仕事 選抜試験からミッションの全容まで

 昨年末から今年初めにかけて、宇宙飛行士に関する新書が2冊出ました。どちらも、宇宙飛行士を「仕事」として捉え、その「仕事」に迫っている。そのうちの1冊。


宇宙飛行士という仕事 - 選抜試験からミッションの全容まで
柳川孝二/中央公論新社・中公新書/2015

 筆者の柳川さんは、旧宇宙開発事業団(NASDA)で国際宇宙ステーション計画の立ち上げに関わり、JAXAになってからは有人宇宙利用ミッション本部・有人宇宙技術部部長に。2008年の宇宙飛行士候補者選抜試験も担当。日本の宇宙飛行士たちをそばでずっと見守り続け、日本の有人宇宙飛行を支えた方。


 このブログで、私は宇宙へ行くこと、宇宙飛行士という仕事が、地上のものの延長線上にあるという認識が広まればいいとずっと思っている。地上での暮らし・生活や仕事を伸ばしていくと、宇宙・国際宇宙ステーションでの暮らしや仕事にたどり着く。そして、その延長線が徐々に短くなっていけばいい、と。日本人宇宙飛行士の活躍で、その延長線は短くなってきていると感じている。でも、宇宙飛行士は具体的に何をしているのか、どんな訓練をしているのか、日本人飛行士の活躍の裏に何があるのか。よくわからないことも多い。

 この本はそんな、宇宙飛行士とは、宇宙飛行士の訓練や仕事について、歴史を踏まえて書かれた本。全体を大まかに見るのに適している本だと思います。
 宇宙飛行士と言っても、黎明期のガガーリンやマーキュリー・セブン、アポロ計画、スペースシャトル時代、国際宇宙ステーション建設期、そして現在の長期滞在ではタイプが異なる。日本人飛行士でも世代、何期生かで異なる。日本人飛行士の歴史、軌跡についても書かれていますが、訓練も何もかも手探り状態だった第1期生(毛利さん、向井さん、土井さん)の初期の訓練や飛行についてもう少し詳しく書いて欲しかったと思うところ。

 この本でメインに語られるのは、現在のISS長期滞在宇宙飛行士の仕事。選抜試験についても、あのNHKが取材した2008年の第5期生の時のことを詳細に書いています。先述のとおり、柳川さんは2008年の選抜試験の担当者。NHKの取材とはまた違う担当者ならではのエピソードも出てきて、選抜試験で何を見ているのかがよりわかります。
 訓練についても、ひとつひとつ細かく書いています。ISS長期滞在で、JAXAが目標としたのは、日本人飛行士からISSの船長(コマンダー)を出すこと。その候補を若田光一宇宙飛行士に決め(本人も希望するかどうかを尋ねた上で)、NASAやロシアと交渉、若田さんも船長になるための訓練やキャリアを積んでいく。ISSに搭乗するための交渉の舞台裏は面白い。日本はISSで何をするのか、何を提供するのか。「きぼう」日本実験棟や輸送船「こうのとり」(HTV)が強みとなっていく。そして若田さんを船長にするために、どう推していくのか。自己主張をはっきりしないと、欧米の人は取り合ってくれない。毅然とした交渉にドキドキする。若田さんはISS運用ブランチチーフに就任。これが船長になるのに重要な仕事だった。訓練だけでなく、管理職…地上での「コマンダー」を経験することが、ISSでの船長(コマンダー)へ近づく一歩。巻末にも若田さんのインタビューがあり、ISS運用ブランチチーフの経験は船長になる上で役立った、と言っている。コマンダーにアサインされてから、コマンダーの訓練を始めるのは遅い、とも。若田さんは、さらに日本人コマンダーを輩出するために行動を開始しているという。このような交渉も、努力なのかなぁと思う。

 来月、大西卓哉宇宙飛行士がISSへ向かう。第5期生2人目の初飛行。大西さんはインタビューで、地球の写真を撮って「きれい」というのはやり尽くした。どんな生活をしているのか、失敗したことも、着飾らず、ISSで何をしているのか紹介したい、と言っている。宇宙飛行士の視点、どこを向いているのかが変わってきていると確実に思う。大西さんのそんなISSからのレポート、ミッションが楽しみです。
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー:DHBR Featureインタビュー:日本の期待を背負うプレッシャーも、楽しさもある —JAXA宇宙飛行士・大西卓哉


 もう1冊はこの本。若田さんの船長の仕事について、さらに深く掘り下げます。

若田光一 日本人のリーダーシップ~ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験II~ (光文社新書)

小原健右・大鐘良一 / 光文社


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by halca-kaukana057 | 2016-05-21 22:39 | 本・読書


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