人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「カレワラ」をてにいれた!

 タイトルは勿論ドラクエ他RPG風にお読みくださいw

 先日、岩波少年文庫で「カレワラ物語 フィンランドの神々」が出版されたのですが、小泉保先生による完訳岩波文庫版も、ついに復刊されました!

「カレワラ」をてにいれた!_f0079085_2145273.jpg

 上下巻の2冊。ずっと読みたいと思っていた。嬉しい。復刊してくださってありがとうございます、岩波書店さん。

「カレワラ」をてにいれた!_f0079085_2147126.jpg

 現在、第7刷。2009年2月に復刊されたばっかりです。

 まだ届いたばっかりなのでちゃんと読んでいないのですが、上巻の一番最初、第1章序詩の文章の美しさに惚れました。何か壮大な物語が始まることを感じさせる文章で、ワクワクする。文章から、フィンランドの豊かな自然と、語られる伝説と、人々の暮らしの様がイメージできる。これから読むのが楽しみです。アニメ「牧場の少女カトリ」のカトリの気分だ。小泉先生の訳は口語になっているから読みやすいが、カトリが読んだであろうフィンランド語による原典版は文語で、もっと読みにくかっただろう。しかもカトリは学校には通えず、独学で「カレワラ」を読んだ。あらためてカトリは凄いと感じた。

 巻末には各章の解説と、「カレワラ」についての解説もあります。これまで「カレワラ」には色々と疑問を抱いてきたが、この完訳でヒントが見つかるといいな。


カレワラ 上 フィンランド叙事詩
エリアス・リョンロット:編/小泉 保:訳/岩波書店・岩波文庫(赤)/1976








カレワラ 下 フィンランド叙事詩
エリアス・リョンロット:編/小泉 保:訳/岩波書店・岩波文庫(赤)/1976
by halca-kaukana057 | 2009-03-02 22:05 | フィンランド・Suomi/北欧

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31