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宇宙で「暮らす」3ヶ月

 延期続きだった若田光一宇宙飛行士搭乗のスペースシャトル・ディスカバリー号(STS-119)がようやく打ち上げられました。まずは一安心。打ち上げ成功おめでとうございます!

 今朝4時起きで、NASA TVの打ち上げ中継を観ていました。以下NASA TVからの画像。
宇宙で「暮らす」3ヶ月_f0079085_20412976.jpg

 しかし、打ち上げの時間は仕事中でした…orzほんの少しだけ観れたけど。




(c)NASA/JAXA クリックすると画像ページに移動します。

 後でテレビやNASA TVの「フライトデイ・ハイライト」などで動画を観たのですが、夕暮れのとてもきれいな打ち上げでした。これから、飛行3日目のISSとのドッキングに向けて作業が続きます。

 さて、今回の若田さんのミッションですが、約3ヶ月にわたるISS長期滞在。「宇宙に行く」時代から「宇宙で暮らす」時代へのターニング・ポイントです。2週間程度のシャトル飛行では分からないことは、沢山あります。それを実験したり、ISSの建設作業を行うのが若田さんのミッション。自分用も兼ねて、簡単にまとめてみよう。
JAXA 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:STS-119 ミッション内容
JAXA 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター:ISS長期滞在中の実験
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト:科学&宇宙 若田飛行士の多様な実験ミッション

1.S6トラスをISSに取り付ける(飛行4日目)

 国際宇宙ステーションには、4枚1組の太陽電池パネルが4組付いています。現在は、3組まで付いています。その4組目の太陽電池パネルとパネルを支える柱(トラス)を、若田さんがロボットアームで取り付けます。若田さんのロボットアームの腕前は、NASA3本指に入ると言われるほど。前回の飛行(2000年10月)でも、トラブルがあっても巧みにアームを操作して、NASAから絶賛された腕前。期待です。

2.船外活動の支援
 ロボットアームを使って、船外活動でISS建設作業をする飛行士たちをサポートします。この時、若田さんが使うロボットアームは、カナダ製の高性能ロボットアーム「デクスター」。1年前、土井隆雄さんのフライトの時に取り付けたロボットアームです。「デクスター」があれば、船外活動で行うような細かい作業も、ロボットアームで出来てしまいます。細かい動きをするだけに、操作も大変そう。若田さんの腕の見せ所です。

3.宇宙長期滞在による人体への影響の実験
 無重力空間で長期間暮らしていると、骨や筋肉が弱ってきます。重力が無いので身体を支える必要がなくなるからだと言われています。では、どうしたらその進行を抑えられるのか。骨粗しょう症の治療薬を飲んで、骨量減少の度合いを調べます。宇宙長期滞在で、この薬を飲むのは初めて。これまでのデータと比較して、骨粗しょう症などの治療に役立てるという話。期待です。
 また、宇宙空間では、太陽からの宇宙放射線をストレートに受けてしまいます。そこで、どのくらい被ばくしているのか、センサーを携帯して調べます。

4.おもしろ宇宙実験
 以前も書いた話題ですが、公募で寄せられた「宇宙でこんなことをしたらどうなるの?」という素朴な疑問に、若田さんが挑戦します。宇宙で目薬はさせるのか、ラジオ体操をしたらどうなるのか、衣服はたためるのか、腕相撲をしたらどうなるのか。どれも楽しそうな内容。結果が楽しみです。
JAXA:おもしろ宇宙実験

5.「きぼう」船外実験装置の取り付け
 STS-119の次のシャトルミッションであるSTS-127で、「きぼう」の船外実験装置である「船外実験プラットフォーム」と、「船外パレット」を「きぼう」に取り付けます。これで、「きぼう」が完成します。6月ごろの予定です。


 以上簡単にまとめました。みっちりとミッションが詰まっていますが、約3ヶ月間にわたる宇宙での暮らしはどうなるのか楽しみです。いつものISS目視もますます楽しみになってきました。天気と軌道の条件がよければ、どんどん観て、画像もバシバシ撮れたらいいな。撮れたら随時アップします。
by halca-kaukana057 | 2009-03-16 22:03 | 宇宙・天文

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