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ベルばらKids 3

 漫画「ベルサイユのばら」のキャラクタを3頭身にして、ギャグ4コマにしてしまった「ベルばらKids」。知らない間に3・4巻が出ていました。チェックを怠ったか…。まずは3巻から。

ベルばらKids 3
池田 理代子/朝日新聞出版/2008


 2巻を読んだ後、原作「ベルサイユのばら」を読みました。とても面白かったです。凛々しくカッコイイオスカル、そのオスカルを支えるアンドレ、美しいマリー・アントワネット。フランスの歴史や文化も一緒に学べるところがさらにいい。ただ、その歴史は栄光の歴史ばかりではない。王宮と民衆のかけ離れた暮らし。その現実を把握できず、破綻へと向かうアントワネットとルイ16世。さらに革命は進み、その渦に巻き込まれるオスカルとアンドレ…。華々しくも哀しく、煌びやかなのに暗い。ドラマティックな物語に引き込まれました。

 その原作を読んだ後に「Kids」を読むと、原作の哀しさや暗さが一気に吹き飛んでしまう。こんな楽しい、愉快な「ベルばら」もあり。何てったって3頭身のキャラクタたちが可愛いし、コミカル。原作を踏まえて、さらに現代の話題や「Kids」独自の設定(ルイ16世は相撲好きのオタクだとか、ジェローデルは猫好きだとか)もあって楽しい。原作があるからこそ、こんなパラレルワールドな「Kids」もアリなんだな、と思える。

 3巻もギャグ全開です。ルイ16世は相撲まっしぐらだし、アントワネットも天然ボケ(?)を炸裂させている。ル・ルーに想いを寄せる超意外な人物も登場。もうやりたい放題ですwル・ルーなら誰とでもお友達になれそうだなぁ。3巻では「黒い騎士」ベルナール・シャトレも意外な顔を見せます。ミステリアスな「黒い騎士」にもこんな可愛い面があったら…と想像するととても愉快。41ページ「孤高のフェルゼン」では、フェルゼンのピアノ・オスカルのヴァイオリン、アンドレのフルートの三重奏が実現。さらに「サンタがいっぱい」でアントワネットのハープも加えてのコンサートも。こんなコンサートに行けたら、楽しいだろうなぁ。

 4コマ漫画の後のコラムも、原作のおさらいになったり、フランスの歴史・文化の勉強にもなるのでじっくり読める。笑いつつ、学びつつ、じっくり読める「ベルばらKids」。本当に楽しいわ。

 4巻も近日中にレビューします。

◇公式サイト:ベルばらKidsぷらざ
by halca-kaukana057 | 2009-04-04 21:57 | 本・読書

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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