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心落ち着く雨の日に ブラームス ヴァイオリン・ソナタ「雨の歌」

 今日は雨の一日でした。桜が咲き始めたのに、水星が見頃なのに雨なのは残念ですが、雨は嫌いではありません。寧ろ好きです。晴れの日が続くと、「そろそろ雨が降らないかな」と思ってしまいます。晴れの日ばかりが続くとテンションが上がりっぱなしで、疲れてしまうのです。なので、雨の日はとても気持ちが落ち着きます。

 そんな雨の日にはこの曲を。

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番~第3番
イツァーク・パールマン(Vn)/ウラディミール・アシュケナージ(P)/EMIミュージック・ジャパン




 ブラームスのヴァイオリン・ソナタより第1番ト長調 op.78「雨の歌」。「雨の歌」なんてタイトルについているので、余計に雨の日に聴きたくなってしまう。何故「雨の歌」と付いたかと言うと、第3楽章にブラームス自身の歌曲「雨の歌」op.59-3のメロディーの一部が使われていることかららしい。歌曲「雨の歌」はこんな歌。


この動画の3曲目。歌は多分フィッシャー=ディースカウ。確かに使われてます。

◇日本語訳歌詞はこちらを→ヨハネス・ブラームス:雨の歌

 ピアノのしっとりとした音と、緩やかに歌うヴァイオリンが心を落ち着かせてくれます。心が落ち着く雨の日に、ゆったりと聴いていたい。先日の「北国の春 庭の花編」で取り上げた庭の花々にこの曲は合うなと感じた。この曲の音色は、春の雨の日によく似合う。秋の雨のように冷たくはない。温かく、穏やか。明るすぎず、華やか過ぎない。一方、第3楽章は哀しみとのびのびとした歌が溢れる旋律。でも、感情的と言うわけでもなく、そっと胸の中にしまっておいているような。この抑え目なところが、ブラームスのよさだと感じます。天に昇るような終わり方も好きだ。

 そういえば、以前もブラームスと雨を関連付けて記事を書いたなぁ。
秋雨ブラームス(2008.10.27)
私のブラームスのイメージは雨なのか?交響曲、管弦楽曲、ピアノ曲となるとまたイメージは異なってくる。ブラームスって、ジャンルによって様々な面を見せる作曲家なのかもしれない。
by halca-kaukana057 | 2009-04-21 22:04 | 音楽

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by 遼 (はるか)
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