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ハッブルを直しに行こう

 日本時間今朝3時1分、STS-125・スペースシャトル・アトランティス号が無事打ち上げられました。


(c)NASA
◇他の打ち上げ画像はこちら→NASA:STS-125 Flight Day 1 Gallery

 今回のミッションは、ハッブル宇宙望遠鏡の修理。国際宇宙ステーションには寄らない、久々のシャトル単独ミッションです。元々、昨年10月に予定されていたのですが、ハッブルの故障等のため延期。その故障の修理に合わせた機器も積んで、仕切り直しです。予定時刻どおりの、きれいな打ち上げでした(夜中に起きてNASA TVの中継を観てました)。おめでとうございます。アトランティスは14日深夜(日本時間)に、ハッブルとランデブー。ロボットアームでハッブルをつかみ、その後船外活動で機器を交換などの作業をします。

 ところで、もし、アトランティスに何かトラブルが起き、大気圏再突入・帰還が出来なくなったら…。ISSにドッキングするミッションであればISSに退避出来ますが、今回のミッションではそれが出来ない。ISSは高度約400km、ハッブルは高度約600km。ハッブルからISSに行くためには軌道を変更する必要がありますが、そのための燃料の余裕はありません。そこで、現在ケネディ宇宙センターには、エンデバー号がいつでも打ち上げできる状態に。そしてもしエンデバーの助けが必要になって、打ち上げられた後はこうなるらしい。

sorae.jp:アトランティス救助ミッションの詳細
Technobahn:宇宙開発史上最悪の事故を防げ! シャトル救出ミッション「STS-400」

 エンデバーとアトランティスをロボットアームでつないでブリッジを作り、船外活動用宇宙服を着て綱渡りのようにエンデバーに退避する。実際に使われないことを祈りますが、凄い絵だ。と言うことは、アトランティスには7名のクルー全員分の船外活動用宇宙服を積んでいるのか。しかも、船外活動をするためには、酸素マスクをして船内の気圧を1気圧から0.7気圧に下げて12時間、宇宙服を着て宇宙服内の気圧を0.3気圧まで下げて…とかなりの時間がかかる。これを全員でやるってことか(何回かに分けるのかな)。船外へ出るためのエアロックは、そんなに広くない。これは大変だ。

 いつもISSへ向かうミッションは大体何日後にISSとランデブーして、作業についてもイメージできるのですが、ハッブルへ向かうとなるとまた勝手が違う。いつもとは異なるミッションの様子も楽しみなのですが、無事ミッション遂行できることを祈ります。

 ちなみに、ハッブルとランデブーするアトランティス目視は、軌道の関係で日本からは見難いそうです。残念。今は若田さんが滞在中のISSが見頃。天気が良ければ、是非チャレンジを(薄曇でも大丈夫!)。私の地域は悪天候で、期待できません…。
JAXA:国際宇宙ステーションを見よう


【追記 090513】
 昨日の天気予報では曇りだったのですが、きれいに晴れました。絶好の条件でISSを観ることが出来ました!高度も高く、とても明るかったです。こんなにいい条件のISSを観れたのは久々だ。画像も撮影したのですが、日没直後で明るかったのに露出時間を長く設定してしまったため、見事な失敗写真になってしまいました…orz 撮影のいい勉強にはなりました(でも悔しい)。
by halca-kaukana057 | 2009-05-12 21:57 | 宇宙・天文

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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