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真正面からぶつかり合え! ドラマ版「ふたつのスピカ」その後

 ドラマ版「ふたつのスピカ」、観続けています。普段、連続ドラマを観続けるのは苦手で、必ず途中で挫折してしまう。連続ドラマをこんなにしっかりと観ているのは何年ぶりだろう…。

 このドラマを観ていて、最初は殺伐とした雰囲気だと感じる。宇宙学校での訓練などのシーンの空気がピリピリしていて、耐えられなくなってくる。先ほど放送された5話の冒頭なんて、観ていて本当に苦しかった。それでも、そのまま見続けているとカタルシスというか、気持ちがスッキリとするシーンが必ずあってホッとする。例えば今日の5話なら、アスミと佐野先生のシーン、それから花火大会の前にアスミたち5人が叫ぶシーン。厳しい訓練、宇宙飛行士コースであっても実際に宇宙に行けるのは限られた者のみ、宇宙に行きたければ"仲間"を蹴落とせ…。そんな現実に、真正面からぶつかっていく。さらにそのために、"仲間"ともぶつかり合う。喜びも、苦しみも、悔しさも。本音をぶつけ合って、より強い絆で現実に立ち向かう。なんと言うか…青春だな、うん。こんな青春を送っている人々は、日本にいるのだろうか。理想像かもしれない。でも、観ていてスッキリするのです。

 原作漫画とは全く異なる雰囲気ですが、こんな「スピカ」もいいかもしれないと思い始めた。迷いや辛い過去も抱えつつも、夢に向かって邁進するアスミたちが表現されているのは同じ。表面は違うけれども、根底にあるものは同じなのかもしれない。だから、連続ドラマが苦手でも見続けていられるのかもしれない。

 とにかくマリカが熱くて熱くて驚きです。ここぞというところで本音をズバッと言う。クールだけれども、中身は熱い。その熱さを時々出しては回りも、私をも驚かせる。まさかマリカがこんなキャラになるとは。悪くはないです。

 さて、次回6話。秋の変化についてもやるんですか…。ドラマのこの雰囲気だとやらないのかなと思ったけど、やるんだ…。これは覚悟して観ないと。30日放送予定の最終回・第7話がどうなるか、予想つかないな…。
 それと、秋が弾いていたピアノの曲は、原作ではショパンの「ノクターン」(何番かは不明)から、ドビュッシー「月の光」に変更されてた。「月の光」の方が宇宙っぽいもんな。一度弾いてみたい曲ではありますが、拍子がややこしいんだ。いつか弾けたら…いいな。

・以前の記事:夢への持久力 ドラマ版「ふたつのスピカ」

*ドラマについての情報は、NHKドラマスタッフブログでも:NHK ドラマスタッフブログ:ふたつのスピカ
NHKドラマ8:ふたつのスピカ
by halca-kaukana057 | 2009-07-16 22:08 | 興味を持ったものいろいろ

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
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