人気ブログランキング |

シベリウス後期作品の魅力

 昨日の「N響アワー」はシベリウス2本立て。9月になり、シベリウスを聴くのにいい季節になりました。もちろん、春に聴いても真夏に聴いても、真冬に聴いてもそれぞれの味わいがあるのですが、シベリウスの音楽に合う季節はやっぱり秋かなぁと思うのです。

 まず、交響曲第6番。指揮はフィンランドの若手ピアニストであり指揮者であり、作曲家でもあるオッリ・ムストネン。以前、「フィンランディア」も指揮し放送されてました。実は、ムストネンに対して、私はあまりいいイメージを持っていませんでした。フィンランドのピアニストということで、以前ムストネンのベートーヴェンを聴いてみたのですが…私のイメージするベートーヴェンとはかけ離れていて、それ以来苦手意識が。昨日の放送を観る前も、ピアノはいまいち自分には合わかなったけれども、指揮はどうだろう?と考えていました。

 で、聴いてみて…良かったです。テンポは少々速めだけど、6番の魅力…澄みきった透明感や爽やかさ、ほの暗さを堪能できました。シベリウスの6番はやっぱり美しい。ムストネンに対するイメージも、少し変わりました。以前購入した「ピアノ マスターワークス」にムストネンがピアノ演奏しているショパンとグリーグの協奏曲が入っていた。まだなんとなくしか聴いていないので、今度はじっくりと聴いてみよう。


 2曲目は交響詩「タピオラ」。指揮はN響ではおなじみのヘルベルト・ブロムシュテット。番組の最後で長寿作曲家の話があったが、ブロムシュテットも長寿指揮者(しかもとても元気でいらっしゃる)です。「タピオラ」は6番とはまた違う雰囲気だけど、好きです。静かで暗い、人間の世界とはかけ離れた深い森。以前、どこかで「シベリウスの作品には人間は出てこない」と読んだことがあるのですが、まさにそう。でも、近づきがたいわけではない。交響曲4番以降のシベリウス後期作品には、そんな味わいがあるなと感じました。「カレリア組曲」や「フィンランディア」、交響曲第2番などの情熱的な前期作品も好きですが、シベリウスと言ったらやっぱり後期作品と私は感じます。

秋のフィンランドを想いつつ、シベリウス作品を堪能したいと思う夜でした。
by halca-kaukana057 | 2009-09-14 22:07 | 音楽

好奇心のまま「面白い!」と思ったことに突っ込むブログ。興味の対象が無駄に広いのは仕様です。


by 遼 (はるか)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31